JP2006243058A - 現像装置 - Google Patents

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栄二 行徳
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Abstract

【課題】 非磁性一成分現像剤を用いた現像装置において、環境安定性に優れて画像不良の生じることがないようにする。
【解決手段】 現像装置14aは、少なくとも一つの開口部が形成された仕切り壁15cによってトナーが収納されるトナー収納室15aとトナー収納室から開口部を介してトナーが供給されるトナー供給室15bとに分割された現像容器15と、トナー供給室に配置され感光体ドラム上の静電潜像をトナーで現像して可視像とする現像ローラ17と、トナー供給室に配置され現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラとを有している。仕切り壁は導電性部材で形成され、トナー供給ローラは半導体材で形成されて、仕切り壁及び現像剤供給体にバイアス電圧を印加して、仕切り壁に印加するバイアス電圧の絶対値を現像剤供給体に印加するバイアス電圧以上とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置で用いられる現像装置に関し、特に、トナーのみを現像剤とする非磁性一成分現像剤を用いた現像装置に関するものである。
一般に、非磁性一成分現像剤(トナー)を用いる現像装置においては、トナー供給ローラによって現像剤担持体(例えば、現像ローラ)に供給されたトナーを規制部材(層厚規制部材)によって層厚規制するとともにトナーを荷電させて、現像ローラ上にトナー薄層を形成し、トナー薄層を、感光体ドラム等の像担持体に近接又は接触させて、像担持体上の静電潜像を現像している。
上述のように、現像ローラの表面に層厚規制部材を圧接させて、現像ローラに担持されるトナー薄層を規制するようにすると、粒径の大きなトナーが現像ローラから離脱されて、粒径の小さなトナーが先に現像に使用されるようになってしまう。さらに、現像後現像ローラに残留するトナーを離脱させる際、粒径の大きなトナーが現像ローラから離脱されるようになって、次第に粒径の大きなトナーの割合が増加して画質が低下してしまう。
このため、現像容器を、トナーを収容するトナー収容部とトナーを現像ローラに供給するトナー供給部とに分割して(つまり、2室に分割して)、トナー収納部からトナー供給部にトナーを追加補給して、トナー供給部内において粒径の大きなトナーの割合が増加しないようにすることが行われている。
このような現像装置では、トナー収納部とトナー供給部との境界壁(仕切り壁)に1つの開口部を形成するとともに、この開口部の開閉を行う開閉部材を境界壁に取り付けて、トナー収容部からトナーをトナー供給部に導く際にのみ開閉部材によって開口部を開口して、トナー供給部内において粒径の大きなトナーの割合が増加しないようにしている。例えば、トナー収納部内にトナー送り部材を設けて、トナー送り部材の回転によってトナーを開口部に導いて、このトナー送り部材に接触しないようにして開閉部材を設けて、この開閉部材をトナーの押圧力によって開閉して開口部を開くようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2001−331028公報
ところで、非磁性一成分現像剤を用いる現像装置においては、低温・低湿環境下では現像ローラ上のトナーの帯電量及び搬送量が増大する傾向にあり、特に、トナー供給ローラを現像ローラに接触させて、トナー供給を行っている場合には、層厚規制部材によって一旦帯電されたトナーは、現像ニップを通過して適宜除電された後、トナー供給ローラによって現像ローラ表面から剥ぎ取られて、トナー供給部内に戻ることになるが、トナー帯電量が高いと、除電を行っても帯電量が十分に低下せず、トナーは帯電状態でトナー供給部に戻されてしまうことになる(なお、除電機能を有しないと、さらに高い帯電量のトナーがトナー供給部に戻されることになる)。
そして、連続的に現像装置を駆動すると、トナー帯電量が過上昇して現像に用いられる現像トナー量が低下するばかりでなく、現像装置内に過剰な電荷が蓄積されて、電流リークが発生して画像に影響を与える画像ノイズが生じて、画像不良を起こすことがある。
上述の特許文献1に記載された現像装置においては、単に境界壁を設けて、境界壁に設けられた開口部を開閉部材によって開閉し、トナー収納部からトナー供給部にトナーを供給しているだけであって、トナー供給部内における電荷の蓄積に対処できず、その結果、画像ノイズ等に起因する画像不良を防止することが難しいという課題がある。つまり、環境安定性に欠けるという課題がある。
上記の課題を解決するため、本発明は、環境安定性に優れて画像不良の生じることのない非磁性一成分現像剤を用いた現像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明は、少なくとも一つの開口部が形成された仕切り壁によって一成分現像剤が収納される現像剤収納室と該現像剤収納室から前記現像剤が供給される現像剤供給室とに分割された現像容器と、該現像剤供給室に配置され像担持体上の静電潜像を前記現像剤で現像して可視像とする現像剤担持体と、前記現像剤供給室に配置され前記現像剤担持体に前記現像剤担持体に供給する現像剤供給体とを有する現像装置において、前記仕切り壁を導電性部材で形成し、前記現像剤供給体を半導体材で形成して、前記仕切り壁及び前記現像剤供給体にバイアス電圧を印加して、前記仕切り壁に印加するバイアス電圧の絶対値を前記現像剤供給体に印加するバイアス電圧以上とするようにしたことを特徴とするものである。
本発明では、前記仕切り壁側から前記現像剤供給体側に向かって電界が形成されるように前記仕切り壁及び前記現像剤供給体にバイアス電圧を印加するようにしている。
本発明では、前記仕切り壁には第1及び第2の開口部が形成されており、前記第2の開口部を介して前記現像剤収納室から前記現像剤供給室に前記現像剤が供給され、前記現像剤供給室内の現像剤量に応じて前記第1の開口部を開閉する開閉部材を有し、該開閉部材は前記現像剤供給室から前記現像剤収納室へのみ現像剤の通過を許すようにする。
以上のように、本発明の現像装置は、仕切り壁は導電性部材を形成し、前記現像剤供給体を半導体材で形成して、前記仕切り壁に印加するバイアス電圧の絶対値を前記現像剤供給体に印加するバイアス電圧以上としたので、仕切り壁に現像剤の過剰電荷が放出され、しかも仕切り壁と現像剤供給体との間の電界の作用によって現像剤供給室側に良好に現像剤が供給されることになって、低温・低湿下のような環境においても、良好に現像剤の供給が行え、その結果、環境安定性に優れて、画像不良が生じることがないという効果がある。
本発明では、境界壁に形成された第2の開口部を介して現像剤収納室から現像剤供給室に現像剤を供給して、開閉部材が現像剤供給室内の現像剤量に応じて第1の開口部を開閉するようにして、開閉部材によって現像剤供給室から現像剤収納室へのみ現像剤の通過を許すようにしたので、現像剤供給内におけるトナー過充填が防止されることになって、現像剤供給室内でトナーが滞留することがなく、画像かぶり等の画質不良を回避できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明による現像装置の実施例1を備えたカラー画像形成装置の一例を概略的に示す図であり、図示の画像形成装置10は、像担持体(感光体ドラム)11、レーザスキャニングユニット12、帯電ローラ13、及びロータリ型現像ユニット14を有しており、現像ユニット14は各色現像装置14a〜14dを備えている。
例えば、現像ユニット14は、ブラック(BK)現像装置14a、マゼンタ(M)現像装置14b、シアン(C)現像装置14c、及びイエロー(Y)現像装置14dを備えており、各色現像装置14a〜14dは現像容器15、トナー供給ローラ(現像剤供給体)16、及び現像ローラ(現像剤担持体)17を有している。そして、トナー供給ローラ16と現像ローラ17とは接触している。現像ユニット14には駆動部(図示せず)がクラッチを介して接続され、これによって現像ユニット14は回転駆動されて、各色現像装置14a〜14dの現像ローラ17を順次感光体ドラム11に対向した現像位置とさせ、感光体ドラム11上の静電潜像を現像して、感光体ドラム11上にトナー像を形成する。
感光体ドラム11の周囲にはクリーニングローラ18及びクリーニングブレード19が配置され、感光体ドラム11に当接して中間転写ベルト20が配置され、中間転写ベルト20を挟んで感光体ドラム11と1次転写ローラ21が対向している。この中間転写ベルト20は駆動ローラ22及び従動ローラ23に張架され、中間転写ベルト20は実線矢印で示す方向に回転駆動される。また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ローラ22と対向して2次転写ローラ24が配設されている。
感光体ドラム11上のトナー像は一次転写ローラ21によって中間転写ベルト20上に転写される(1次転写)。給紙カセット25から給紙経路26を介して記録用紙(以下単に用紙と呼ぶ)が、駆動ローラ22と2次転写ローラ24とのニップ部である2次転写位置に搬送され、2次転写位置で中間転写ベルト20上のトナー像が用紙に転写される(2次転写)。その後、用紙は定着装置27に搬送されて、ここで用紙上のトナー像が定着され、用紙は排紙経路28を通って排紙トレイ29に排紙される。
図2は、BK現像装置14aを詳細に示す断面図であり(なお、現像装置14b〜14dも現像装置14aと同様に構成されている)。前述したように、現像容器15はトナーが収納されるトナー収納室15aと供給ローラ16及び現像ローラ17が配置されるトナー供給室(ローラ収納室)15bとに分割され、トナー収納室15a及びローラ収納室15bは境界壁15cによって仕切られている。そして、境界壁15cには第1及び第2の開口部15d及び15eが形成され、第1の開口部15dは第2の開口部15eよりも図中上側に位置付けられている。
現像ローラ17は現像位置で感光体ドラム11と対面し、トナー収納部15a内には非磁性一成分現像剤(トナー)が収納され、トナー収納部15a内のトナーは攪拌部材30によって攪拌されつつ、第2の開口部15eからローラ収納室15bにトナーが供給され、トナー供給ローラ16によってトナーが現像ローラ17に供給される。
現像ローラ17上のトナー層は層厚規制部材31によって層厚規制されるとともに摩擦帯電されて、現像ローラ17によって感光体ドラム11上の静電潜像が現像される。なお、現像ローラ17と現像容器15との間にはシール部材32が配設され、このシール部材32によってトナー漏れを防止するとともに、現像ローラ17に残ったトナーを除電している。
現像装置14aにトナーを補給する際には、現像ユニット14を回転駆動して現像装置14aをトナー補給位置に位置付ける。そして、図1に示すように、補給パイプ33が現像装置14a(つまり、トナー収納部15a)に挿入されて、トナーコンテナ34からトナーがトナー収納部15aに補給される。図2に示すように、現像容器15には連結部35が形成され、この連結部35を介して補給パイプ33がトナー収納部15aに連結される。
トナー供給ローラ16及び現像ローラ17が、図2に実線矢印で示す方向に回転するとした場合、第1の開口部15dは第2の開口部15eよりもトナー供給ローラ16の回転方向下流側に形成され、第1の開口部15dはトナー供給ローラ16の上端よりも上側に位置している。そして、第2の開口部15eは回転軸30aよりも下側に位置付けられている。
第1の開口部15dには、トナー収納部15a側に過充填防止弁15fが配設される。具体的には、トナー収納室15a側において過充填防止弁15fの一端側が境界壁15cに固定され、過充填防止弁15fの他端は自由端とされる。過充填防止弁15fは、例えば、PETフィルムであり、前述のようにして、第2の開口部15eからローラ収納室15bにトナーが供給(充填)されることになるが、ローラ収納室15b内のトナー量が多くなると、トナー粉圧によって、過充填防止弁15fがトナーによって押し開けられて(つまり、第1の開口部15dが開いて)、余分なトナーがローラ収納室15b側からトナー収納室15aに戻される。
これによって、ローラ収納室15b内におけるトナー過充填が防止されることになって、トナー過充填によるトナー循環の不良が解消される。つまり、ローラ収納室内でトナーが滞留することがなく、その結果、供給ローラ16の回転負荷が大きくなることがなくなって、現像ローラにトナーを安定して供給することができる。
ところで、前述したように、低温・低湿環境下では現像ローラ上のトナーの帯電量及び搬送量が増大し、その結果、連続的に現像装置を駆動するとトナー帯電量が過上昇して現像に用いられる現像トナー量が低下するばかりでなく、現像装置内に過剰な電荷が蓄積されて、電流リークが発生して画像に影響を与える画像ノイズが生じて、画像不良を起こしてしまう。
ここでは、このような不具合を防止するため、境界壁15cを導電性部材で形成するとともに、現像ローラ17の軸心、トナー供給ローラ16の軸心、及び境界壁15cにそれぞれ第1乃至第3の電圧印加部41乃至43を接続して、後述するようにして、現像ローラ17の軸心、トナー供給ローラ16の軸心、及び境界壁15cに電圧を印加した(以下の説明では、現像ローラ17の軸心、トナー供給ローラ16の軸心、及び境界壁15cに印加される電圧を、それぞれ現像ローラバイアス(第1のバイアス)、供給ローラバイアス(第2のバイアス)、及び仕切り壁バイアス(第3のバイアス)と呼ぶことにする)。なお、トナー供給ローラ16は半導電性部材(例えば、発泡性部材)で構成されている。
ここで、現像ローラバイアスとして、Vdc=+190V、Vpp=1500V、周波数=2.5kHz、及びデューティー比=30%のバイアスを印加し、供給ローラバイアスとして、Vr=+190V、Vpp=1500V、周波数=2.5kHz、及びデューティー比=30%のバイアスを印加し、仕切り壁バイアスとして、Vw=Vr=+190V、Vpp=1500V、周波数=2.5kHz、及びデューティー比=30%のバイアスを印加して、非磁性の正帯電トナーを用い、ブラック(B)/ホワイト(W)比=5%のチャートで4000枚の耐印刷評価を行い、リーク発生数とベタ画像濃度について評価した。なお、耐印刷評価は、温度=10℃、湿度=15%Rhの低温・低湿環境下で行った。
耐印刷評価に当たっては、感光体ドラム11の周速を150mm/sec、現像ローラ17の周速を225mm/sec、トナー供給ローラ16の周速を160mm/secとした。また、現像ローラ17は直径φ=16mmの弾性ゴムローラであり、φ=14mmのSUS芯金に肉厚1mmのベースゴム(シリコン)を積層し、コート材(ウレタン)でコーティングした。トナー供給ローラ16はφ=14mmの発泡ウレタンローラであり、φ=6mmのSUS芯金に肉厚4mmの発泡ウレタンを表面層とする。なお、トナー供給ローラ16の抵抗値は1.0E+6Ωである。
さらに、供給押し込み量((現像ローラ17とトナー供給ローラ16の半径の和)−軸間距離)=0.9mmとして、感光体としてアモルファスシリコン感光体を用いた。なお、感光体の電位は、Vo=+290V、VL=+20Vである。また、層厚規制部材(規制ブレード)31には、規制ブレードバイアスとして、Vb1=+290V、Vpp=1500V、周波数=2.5kHz、及びデューティー比=30%のバイアスを印加した(DS(感光体ドラム11と現像ローラ17とのギャップ(間隔))=0.15mmとし、境界壁15cの材質をSUS430とした。そして、境界壁15cとトナー供給ローラ16とのギャップ(間隔)を1.0mmとした。また、現像ローラバイアス、規制ブレードバイアス、供給ローラバイアス、及び仕切り壁バイアスは同期した状態となっている)。
上述の条件で、耐印刷評価を行った結果を図3に示す。耐印刷評価の際には、B/W=5%のチャートを目視によって確認して、リーク発生枚数をカウントするとともに、ベタ画像濃度については全面ベタ画像によって評価を行った(ベタ画像濃度については、○印が均一な全面ベタ画像である(良好)を示し、△印がややムラはあるものの実際の使用上問題のないレベルを示し、×印は追従不良が生じて実際の使用上問題のあるレベルを示している)。
図3(a)に示すように、トナー供給ローラ16に発泡ウレタンローラを用いて、仕切り壁バイアスと供給ローラバイアスとを同電位とすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価も、図3(b)に示すように、4000枚の印字まで実用上問題のないレベルであった。
続いて、仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+100(V)に変更して、他の条件は実施例1と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図4に示す。図4(a)に示すように、トナー供給ローラ16に発泡ウレタンローラを用いて、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも100V高くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価は、図4(b)に示すように、4000枚の印字まで良好であった。
さらに、仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+300(V)に変更して、他の条件は実施例1と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図5に示す。図5(a)に示すように、トナー供給ローラ16に発泡ウレタンローラを用いて、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも300V高くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価は、図5(b)に示すように、4000枚の印字まで良好であった。
加えて、仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+500(V)に変更して、他の条件は実施例1と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図6に示す。図6(a)に示すように、トナー供給ローラ16に発泡ウレタンローラを用いて、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも500V高くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価は、図6(b)に示すように、4000枚の印字まで良好であった。
(比較例1)
比較のため、仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr−200(V)に変更して、他の条件は実施例1と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図7に示す。図7(a)に示すように、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも200V低くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであるものの、ベタ画像濃度評価は、図7(b)に示すように、3000枚の印字となると、実用上問題のあるレベルとなってしまった。
このようにして、トナー供給ローラ16に抵抗値1.0E+6Ωの発泡ウレタンローラを用い、トナーと同極性側において仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも高くすると、リーク発生枚数をゼロにできるばかりでなく、ベタ画像濃度評価を良好にすることができる。つまり、画像不良が生じることがない。
続いて、トナー供給ローラ16の抵抗値を5.0E+8Ωに変更して、他の条件は実施例1と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図8に示す。図8(a)に示すように、トナー供給ローラ16の抵抗値を5.0E+8Ωに変更しても、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価は、図8(b)に示すように、4000枚の印字まで良好であった。
加えて、仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+100(V)に変更して、他の条件は実施例5と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図9に示す。図9(a)に示すように、トナー供給ローラ16に発泡ウレタンローラを用いて、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも100V高くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価は、図9(b)に示すように、4000枚の印字まで良好であった。
仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+300(V)に変更して、他の条件は実施例5と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図10に示す。図10(a)に示すように、トナー供給ローラ16に発泡ウレタンローラを用いて、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも300V高くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価は、図10(b)に示すように、4000枚の印字まで良好であった。
仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+500(V)に変更して、他の条件は実施例5と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図11に示す。図11(a)に示すように、トナー供給ローラ16に発泡ウレタンローラを用いて、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも500V高くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであり、ベタ画像濃度評価は、図11(b)に示すように、4000枚の印字まで良好であった。
(比較例2)
比較のため、仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr−200(V)に変更して、他の条件は実施例5と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図12に示す。図12(a)に示すように、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも200V低くすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであるものの、ベタ画像濃度評価は、図12(b)に示すように、3000枚の印字となると、実用上問題のあるレベルとなってしまった。
このようにして、トナー供給ローラ16に抵抗値5.0E+8Ωの発泡ウレタンローラを用い、トナーと同極性側において仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも高くすると、リーク発生枚数をゼロにできるばかりでなく、ベタ画像濃度評価を良好にすることができる。つまり、画像不良が生じることがない。
(比較例3)
比較のため、トナー供給ローラ16の抵抗値を2.0E+13Ωに変更して、他の条件は実施例1と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図13に示す。図13(a)に示すように、トナー供給ローラ16の抵抗値を2.0E+13Ωに変更すると、つまり、トナー供給ローラ16を不導体とすると、4000枚の印字においてもリーク発生枚数はゼロであるもののも、ベタ画像濃度評価は、図13(b)に示すように、3000枚の印字で実用上問題のあるレベルとなってしまった。
(比較例4)
仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+100(V)に変更して、他の条件は比較例3と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図14に示す。図14(a)に示すように、トナー供給ローラ16の抵抗値を2.0E+13Ωに変更すると、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも100V高くした際、4000枚の印字においては、リーク発生枚数はゼロであるものの、ベタ画像濃度評価は、図14(b)に示すように、3000枚の印字で実用上問題のあるレベルとなってしまった。
(比較例5)
仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+300(V)に変更して、他の条件は比較例3と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図15に示す。図15(a)に示すように、トナー供給ローラ16の抵抗値を2.0E+13Ωに変更すると、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも300V高くした際、4000枚の印字においては、リーク発生枚数はゼロであるものの、ベタ画像濃度評価は、図15(b)に示すように、4000枚の印字で実用上問題のあるレベルとなってしまった。
(比較例6)
仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr+500(V)に変更して、他の条件は比較例3と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図16に示す。図16(a)に示すように、トナー供給ローラ16の抵抗値を2.0E+13Ωに変更すると、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも500V高くした際、4000枚の印字においては、リーク発生枚数はゼロであるものの、ベタ画像濃度評価は、図16(b)に示すように、4000枚の印字で実用上問題のあるレベルとなってしまった。
(比較例7)
仕切り壁バイアス中の電位Vwを、Vw=Vr−200(V)に変更して、他の条件は比較例3と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図17に示す。図17(a)に示すように、トナー供給ローラ16の抵抗値を2.0E+13Ωに変更すると、仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも200V低くした際には、4000枚の印字においては、リーク発生枚数はゼロであるものの、ベタ画像濃度評価は、図17(b)に示すように、3000枚の印字で実用上問題のあるレベルとなってしまった。
(比較例8)
さらに、仕切り壁(境界壁)の材質をABSに変更して、仕切り壁バイアスを印加しない状態で、他の条件は実施例1と同様にして、耐印刷評価を行った。その評価結果を図18に示す。図18(a)に示すように、仕切り壁の材質をABS(不導体)にすると、印字1乃至1000枚でリークが発生してしまう。ベタ画像濃度評価については、図18(b)に示すように、4000枚の印字まで実用上問題のないレベルである。
このように、トナー供給ローラ16に抵抗値2.0E+13Ωのローラを用いると、トナーと同極性側において仕切り壁バイアスの電位Vwを供給ローラバイアスの電位Vrよりも高くしても、ベタ画像濃度評価を実用上問題のないレベルとすることが難しいことが分かる。なお、上述の例では、正帯電トナーを用いたが、負帯電トナーを用いる場合においては、境界壁に印加するバイアス電圧をトナー供給ローラに印加するバイアス電圧未満とすればよい。つまり、正帯電トナー及び負帯電トナーに拘らず、境界壁に印加するバイアス電圧の絶対値をトナー供給ローラに印加するバイアス電圧以上とすればよいことになる。
仕切り壁(境界壁)を導電性部材で形成し、トナー供給ローラを半導体材で形成して、仕切り壁に印加するバイアス電圧の絶対値をトナー供給ローラに印加するバイアス電圧以上としたから、仕切り壁にトナーの過剰電荷が放出され、しかも仕切り壁とトナー供給ローラとの間の電界の作用によってトナー供給室(ローラ収納室)側に良好にトナーが供給されることになって、低温・低湿下のような環境においても、良好にトナーの供給が行える結果、低温・低湿下で用いられる画像形成装置に特に適用できる。
本発明による現像装置の一例を用いた画像形成装置の一例を概略的に示す図である。 図1に示す現像装置を詳細に示す断面図である。 実施例1における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 実施例2における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 実施例3における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 実施例4における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例1における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 実施例5における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 実施例6における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 実施例7における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 実施例8における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例2における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例3における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例4における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例5における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例6における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例7における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。 比較例8における耐印刷評価結果を示す図であり、(a)はリーク発生数を示す図、(b)はベタ濃度評価結果を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 感光体ドラム
12 レーザスキャニングユニット
13 帯電ローラ
14 ロータリ型現像ユニット
15 現像容器
16 トナー供給ローラ
17 現像ローラ
18 クリーニングローラ
19 クリーニングブレード
20 中間転写ベルト
21 1次転写ローラ
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
24 2次転写ローラ
25 給紙カセット
26 給紙経路
27 定着装置
28 排紙経路
29 排紙トレイ
30 トナー攪拌部材
31 層厚規制部材
32 シール部材
33 補給パイプ
34 トナーコンテナ
35 連結部
15a トナー収納室
15b トナー供給室(ローラ収納室)
15c 境界壁
15d,15e 開口部
15f 過充填防止弁
41乃至43 電圧印加部

Claims (3)

  1. 少なくとも一つの開口部が形成された仕切り壁によって一成分現像剤が収納される現像剤収納室と該現像剤収納室から前記現像剤が供給される現像剤供給室とに分割された現像容器と、該現像剤供給室に配置され像担持体上の静電潜像を前記現像剤で現像して可視像とする現像剤担持体と、前記現像剤供給室に配置され前記現像剤担持体に前記現像剤担持体に供給する現像剤供給体とを有する現像装置において、
    前記仕切り壁は導電性部材で形成され、前記現像剤供給体は半導体材で形成されており、
    前記仕切り壁及び前記現像剤供給体にバイアス電圧を印加して、前記仕切り壁に印加するバイアス電圧の絶対値を前記現像剤供給体に印加するバイアス電圧以上とするようにしたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記仕切り壁側から前記現像剤供給体側に向かって電界が形成されるように前記仕切り壁及び前記現像剤供給体にバイアス電圧を印加するようにしたことを特徴とする現像装置。
  3. 前記仕切り壁には第1及び第2の開口部が形成されており、前記第2の開口部を介して前記現像剤収納室から前記現像剤供給室に前記現像剤が供給され、
    前記現像剤供給室内の現像剤量に応じて前記第1の開口部を開閉する開閉部材を有し、該開閉部材は前記現像剤供給室から前記現像剤収納室へのみ現像剤の通過を許すようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
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