JP2006241682A - 出入管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 出入り口の通過を許可するための通過許可情報を入力する通過許可情報入力部1と、ドア等の開閉手段の開閉状況を検知する開閉検知部2と、開閉手段を通過する物体の立体画像を上方から撮影する立体画像取り込み部3と、記憶部4と、これらに接続した処理部5とを備え、記憶部4は立体画像取り込み部3から取り込んだ画像における物体の頭部を特定する予め設定した基準点からの頭部特定距離と、基準点あるいは頭部を基準にして胴部を特定する胴部特定距離と、頭部及び胴部の基準大きさと、通過許可情報に対応付けた通過許可人数とを記憶し、処理部5は画像から通過人数を特定し、その通過人数が通過許可人数を超えたときに異常信号を出力する機能を有する。
【選択図】 図1
Description
一方、正しいIDを読み取らせることができなかった場合には、施錠状態が保たれるなど、通行ができないようにしている。
この装置では、例えば、通行許可されている者が、正規のIDを読み込ませて一定時間ドアが開いている間に、正規の通行者と共に、IDカードを持たない不法侵入者が侵入してしまうことが考えられる。
また、1回のIDの読み取りで、1名ずつの通過しか許可しないようにした場合には、例えば、部外者との打ち合わせなどで、複数の部外者を通過させたい場合に、予め、それぞれの部外者にも、通行許可証などのIDカードを渡しておかなければならない。
そして、上記記憶部は、上記立体画像取り込み部から取り込んだ画像における物体の頭部を特定する予め設定した基準点からの頭部特定距離と、上記基準点あるいは上記頭部を基準にして胴部を特定する胴部特定距離と、頭部および胴部の基準大きさと、通過許可情報に対応付けた通過許可人数とを記憶し、上記処理部は、上記通過許可情報入力部から入力された情報に基づいて記憶部が記憶している通過許可人数を特定する機能と、上記開閉検知部から開閉手段の開状態信号が入力されたときに、上記立体画像取り込み部から入力された画像を処理対象画像として特定する機能と、この処理対象画像内の全ての物体を特定する機能と、上記各物体の頂点を特定する機能と、特定した頂点と上記記憶部が記憶している頭部特定距離とに基づいて頭部を特定する機能と、上記頂点あるいは上記頭部と上記記憶部が記憶している胴部特定距離とに基づいて胴部を特定する機能と、特定した頭部と記憶部が記憶している頭部の基準大きさとを対比するとともに、特定した頭部が上記基準大きさ以内か否かを判定する機能と、上記特定した胴部と記憶部が記憶している胴部の基準大きさとを対比するとともに、特定した胴部が上記基準大きさ以内か否かを判定する機能と、上記頭部または胴部の少なくとも一方が上記基準大きさを超えたとき、異常信号を出力する機能と、上記特定した頭部とそれに対応する胴部のいずれもが上記基準の大きさ以内のとき、その一組の頭部および胴部をもって通過人一人と計数する機能と、上記計数した合計通過人数と上記記憶部が記憶している通過許可人数とを対比し、合計通過人数が上記通過許可人数より多いとき、異常信号を出力する機能とを備えた点に特徴を有する。
また、ひとつの通過許可情報に複数の通過許可人を対応づけることにより、複数の通過を速やかに許可することできるようになる。
第2の発明によれば、1回の開状態ごとに、通過人数の集計ができる。
この出入管理装置の全体構成は、図1に示すように通過許可情報入力部1と、ドアなどの開閉状態を検知する開閉検知部2と、立体画像取り込み部3と、記憶部4と、これらに接続した処理部5とを備えている。
上記通過許可情報入力部1は、入り口の通過を許可された通行人が携帯しているIDカードからIDを読み取るカードリーダーなどである。そして、IDカードのIDが、この発明の通過許可情報に当たるが、IDの読み取り方法は、光学的な方法や無線通信などどのようなものでもかまわない。また、上記通過許可情報としては、カードIDや社員IDなどのほか、指紋や声紋、虹彩などの生態情報でもよい。ただし、ここでは、カードIDを通行許可情報とする。
また、上記各図5、図6、図7、図8のグラフ7は、画像6の一ラインl1部分の高さを縦軸に表したものである。なお、上記ラインl1部分の高さデータを表しているのは、一例であり、実際に高さを検出するラインは、物体の位置によって変更可能であるし、画像を構成するライン数も、何本でもかまわない。
また、通過許可人数Xとは、対応するひとつのIDで、同時に通過を許可される人数のことである。例えば、ID001には、人数1(人)が対応しているので、ID001が入力されたときに通過許可されるのは一人だけである。つまり、ID001が入力されたときには、IDカードを携帯している本人のみの通過しか許可されない。
なお、この例では、出入り口には電気錠が設置され、この電気錠の開施錠は、上記処理部5が制御するようにしている。
まず、この発明の通過許可情報であるIDを備えたIDカードを携帯した通過人が通過許可情報入力部1に自身のカードを掲げ、IDを読み取らせる。
すなわち、図3のステップS1で、処理部5は、上記通過許可情報入力部1を介して、IDを読み取る。ステップS2で、記憶部4が記憶している通過許可者のIDと、上記読み取ったIDとの照合を行う。
ステップS5では、処理部5が、扉が開いたかどうか判断し、扉が開いていない場合には、ステップS1へ戻り、扉が開いていると判断した場合には、ステップS6へ進み、立体画像取り込み部3の撮影を開始させる。
物体を検出しなかった場合、誰もいないのに扉が開いていることになるので、ステップS20へ進み、処理部5は異常信号を出力する。処理部5が出力する異常信号を、警報装置に対して出力し、警報を発生させることもできる。
ステップS8で、物体を検出した場合、以下のステップで、上記物体が人かどうかを判定する。
例えば、上記立体画像取り込み部3が取り込んだ画像内に物体があった場合、処理部5に取り込まれた画像は、図5の画像6のようになる。この画像6は、扉付近の天井側に設けた立体画像取り込み部3から、下方を撮影したもので、出入り口を通過しようとする人を頭上から撮影した画像である。
このような画像から、上記高さh0を基準として、下方へ距離d1下がった高さh1が頭部であり、この高さh1からさらに距離d2下がった高さを胴部の位置と判断するようにしている。
すなわち、上記高さh0が、この発明の基準位置であり、この基準位置からの距離d1が、この発明の頭部特定距離であり、さらに、頭部位置である高さh1からの距離d2が、胴部特定距離である。これらの各距離を記憶部4が記憶している。なお、この実施形態では、立体画像取り込み部3の取り付け位置を基準位置としているが、この基準位置は、どこでもかまわない。例えば、画像内で特定した物体の頂点を基準位置として、その頂点からの距離によって頭部や胴部を特定するようにしてもかまわない。
ステップS10で、上記特定した頭部が、記憶部4が記憶している基準大きさA(図4参照)以内かどうかを判断する。すなわち、図6のように、頭部として特定した高さh1における物体の大きさと頭部の基準大きさAとを対比して、その大小を判定する。その結果、上記ステップS9で特定した頭部が、基準大きさAより大きい場合には、人の頭ではないと判断し、ステップS20へ進み、異常信号を出力する。
ステップS12で、胴部が基準大きさB以内の場合には、ステップS13へ進み、人であると判断し、通過人数xに一人を加算する。
新たな頭部を特定した場合には、ステップS10へ戻る。そして、ステップS14で、その画像6内に、別の頭部がないと判断したら、ステップS15へ進む。ステップS15では、上記記憶部4が記憶している通過許可人数「X」と、上記ステップS13で加算した通過人数xとを対比する。上記通過許可人数「X」は、上記ステップS1で読み取ったIDに対応する許可人数である。
ステップS15で、合計通過人数xが通過許可人数「X」以内の場合には、ステップS16へ進む。ステップS16で、扉の閉状態を検出した場合には、ステップS17へ進み、通過人数xをリセットする。処理部5は、ステップS18で、撮影を終了させ、ステップS19で施錠する。以上で、1回の扉の開状態での、不正進入を検出する処理が終了する。
もしも、ステップS16で、扉が開状態であると検出した場合には、ステップS21へ進み、新たなIDの入力があるかどうか判断する。もしも、新たなIDの入力がなかった場合には、ステップS7へ進み、新たな画像を取り込んで、ステップS7以下の処理を繰り返す。
また、この発明の装置では、記憶部4に、予め通過許可人数を登録しておけば、IDなど、ひとつの通過許可情報を利用して、複数人の通過を許可することもできる。従って、複数人の通過を速やかに許可することができる。
2 開閉検知部
3 立体画像取り込み部
4 記憶部
5 処理部
6 画像
d1 頭部特定距離
d2 胴部特定距離
A 頭部の基準大きさ
B 胴部の基準大きさ
Claims (2)
- 出入り口の通過を許可するための通過許可情報を入力する通過許可情報入力部と、ドア等の開閉手段の開閉状況を検知する開閉検知部と、上記開閉手段を通過する物体の立体画像をその物体の上方から撮影する立体画像取り込み部と、記憶部と、これら通過許可情報入力部、開閉検知部、立体画像取り込み部および記憶部に接続した処理部とを備え、上記記憶部は、上記立体画像取り込み部から取り込んだ画像における物体の頭部を特定する予め設定した基準点からの頭部特定距離と、上記基準点あるいは上記頭部を基準にして胴部を特定する胴部特定距離と、頭部および胴部の基準大きさと、通過許可情報に対応付けた通過許可人数とを記憶し、上記処理部は、上記通過許可情報入力部から入力された情報に基づいて記憶部が記憶している通過許可人数を特定する機能と、上記開閉検知部から開閉手段の開状態信号が入力されたときに、上記立体画像取り込み部から入力された画像を処理対象画像として特定する機能と、この処理対象画像内の全ての物体を特定する機能と、上記各物体の頂点を特定する機能と、特定した頂点と上記記憶部が記憶している頭部特定距離とに基づいて頭部を特定する機能と、上記頂点あるいは上記頭部と上記記憶部が記憶している胴部特定距離とに基づいて胴部を特定する機能と、特定した頭部と記憶部が記憶している頭部の基準大きさとを対比するとともに、特定した頭部が上記基準大きさ以内か否かを判定する機能と、上記特定した胴部と記憶部が記憶している胴部の基準大きさとを対比するとともに、特定した胴部が上記基準大きさ以内か否かを判定する機能と、上記頭部または胴部の少なくとも一方が上記基準大きさを超えたとき、異常信号を出力する機能と、上記特定した頭部とそれに対応する胴部のいずれもが上記基準の大きさ以内のとき、その一組の頭部および胴部をもって通過人一人と計数する機能と、上記計数した合計通過人数と上記記憶部が記憶している通過許可人数とを対比し、合計通過人数が上記通過許可人数より多いとき、異常信号を出力する機能とを備えた出入管理装置。
- 上記処理部は、開閉検知部から開閉手段の開状態信号が入力したとき、上記立体画像取り込み部の画像取り込み機能を開始させる一方、上記開閉検知部から開閉手段の閉状態信号が入力したとき、あるいは、通過許可情報入力部から新たな通過許可情報が入力されたとき、計数した合計通過人数をクリアすることを特徴とする請求項1に記載の出入管理装置。
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