JP2019139275A - 共連れ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正規の入場許可者の容易な動作で来客等をセキュリティエリア内へスムーズに入場させることが可能な構成を提供する。【解決手段】共連れ検出処理では、セキュリティエリアAR0内に入場する人の動きを外側カメラ13及び内側カメラ14の撮像画像を利用して監視し、この監視結果に基づいて、ICカードリーダ12により認証を受けていない人がセキュリティエリアAR0内に入場することで共連れを検出する。その一方で、共連れ検出処理では、ICカードリーダ12により認証を受けた入場許可者P1の動きが所定の動作状態であると判定されている間、状態判定処理により招き入れ状態に切り替えられることで、共連れを検出しない。【選択図】図5

Description

本発明は、共連れ検出装置に関するものである。
現在、オフィスやマンション等のセキュリティを確保するためカードリーダ等を使った入退室管理システムが普及している。これらのシステムでは正規の入場許可者が認証を受け入場する際に、入場する権限がない第三者がその後をついていき不正に入場する共連れを検出するため、認証した人数と実際に通過した人数との比較結果が一致しない場合に警報を出す仕組みが実用化されている。
その一方で、正規の入場許可者であっても来客等の認証手段を持たない人物を連れている場合には、その来客等の入場が共連れとして検出されることから、この問題を解決するため、例えば、下記特許文献1に開示される共連れ検出システムが知られている。このシステムは、テンキー付き認証装置により入力された入館許可人数と画像処理装置により実際にカウントされた入館者実人数とを比較し、入館許可人数よりも入館者実人数の方が多いと判断した場合に共連れ発生の警報メッセージを流すように構成されている。この構成では、正規の入場許可者が認証を受ける際にテンキーで来客者の人数を入力することで、共連れ発生の警報を回避することができる。
特開2006−120086号公報
しかしながら、上述のような構成では、来客等を連れた正規の入場許可者が管理対象のセキュリティエリア内に入場するごとにその来客等の人数を正確に入力する必要がある。このため、正規の入場許可者にとって手間になり、来客等のセキュリティエリア内へのスムーズな入場を阻害してしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、正規の入場許可者の容易な動作で来客等をセキュリティエリア内へスムーズに入場させることが可能な構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の共連れ検出装置(10)は、
セキュリティエリア(AR0)内への入場を許可された入場許可者(P1)が認証を行う認証部(12)と、
前記セキュリティエリア内に入場する人の動きを監視する監視部(11,13,14)と、
前記監視部の監視結果に基づいて、前記認証部により認証を受けていない人が前記セキュリティエリア内に入場する共連れを検出する検出部(11)と、
前記監視部の監視結果に基づいて、前記認証部により認証を受けた前記入場許可者の動きが所定の動作状態であるか否かについて判定する判定部(11)と、
を備え、
前記検出部は、前記入場許可者の動きが前記所定の動作状態であると前記判定部により判定されている間では、前記共連れを検出しないことを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、検出部は、セキュリティエリア内に入場する人の動きを監視する監視部の監視結果に基づいて、認証部により認証を受けていない人がセキュリティエリア内に入場することで共連れを検出する。その一方で、検出部は、認証部により認証を受けた入場許可者の動きが所定の動作状態であると判定部により判定されている間では、共連れを検出しない。
これにより、来客等を連れた正規の入場許可者が所定の動作状態をとることで、共連れとして検出されることなくその来客等をセキュリティエリア内に入場させることができる。特に、入場許可者は、予め決められた所定の動作状態をとるだけでよく、手間な入力操作等も不要になるので、入場許可者の容易な動作で来客等をセキュリティエリア内へスムーズに入場させることができる。
請求項2の発明では、所定の動作状態は、入場許可者が所定の判定エリア内に入った状態であるため、入場許可者は、所定の判定エリア内に入るだけで来客等をセキュリティエリア内に入場させることができ、入場許可者の容易かつ自然な動作で来客等をスムーズに入場させることができる。
請求項3の発明では、所定の動作状態は、入場許可者が所定の判定エリア内に所定の判定時間留まっている状態である。これにより、来客等を伴わない入場許可者が所定の判定エリア内を単に通過しただけでは、判定部により所定の動作状態と判定されることもないので、不要に共連れが検出されない状態になることを抑制することができる。
請求項4の発明では、所定の判定エリアは、認証部の認証結果に応じて施解錠される扉を基準に設定される。これにより、例えば、入場許可者が開状態の扉をおさえて来客等を招き入れるような自然な動作で、来客等をスムーズに入場させることができる。
請求項5の発明では、所定の動作状態は、入場許可者がセキュリティエリア内に招き入れる人の人数に応じて異なるように設定される。これにより、入場許可者の容易な動作で来客等をスムーズに入場させることができるだけでなく、その来客等の人数を装置側に指定することができる。このため、来客等を連れた正規の入場許可者が所定の動作状態をとる際に、来客等と異なる第三者が来客等とともに不正にセキュリティエリア内に入場する共連れが発生するような場合でも、この共連れを正確に検出することができる。
本発明の第1実施形態に係る共連れ検出装置を備える入退管理システムを概念的に説明する説明図である。 図1の共連れ検出装置及び入退管理システムの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態においてコントローラにてなされる共連れ検出処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態においてコントローラにてなされる状態判定処理の流れを例示するフローチャートである。 入場許可者が来客を招き入れる状態を説明する説明図である。 入場許可者とともに第三者が不正に入場する共連れが発生した状態を説明する説明図である。 第1実施形態の第1変形例に係る所定の判定エリアが設定される範囲を説明する説明図である。 第1実施形態の第2変形例に係る所定の判定エリアが設定される範囲を説明する説明図である。 第2実施形態に係る共連れ検出装置を概念的に説明する説明図である。 招き入れジェスチャの一例を説明する説明図である。 第2実施形態においてコントローラにてなされる状態判定処理の流れを例示するフローチャートである。 招き入れる人数を指示可能な招き入れジェスチャを説明する説明図である。 第2実施形態の変形例においてコントローラにてなされる共連れ検出処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る共連れ検出装置を備える入退管理システムを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る共連れ検出装置10を備える入退管理システム1は、例えば、特定の部屋内(室内)をセキュリティエリアAR0として、部屋の出入口2(入退口)の通行を管理するシステムとして構成されている。この入退管理システム1は、管理対象となる部屋(セキュリティエリアAR0)ごとに、図1及び図2に示すように、出入口2に設けられる扉(ドア)3の施解錠を行う電気錠4と、警報部5と、コントローラ11と、ICカードリーダ12と、外側カメラ13及び内側カメラ14とを備える構成をなしている。また、入退管理システム1は、各コントローラ11から取得した情報を利用して入退を管理する管理サーバ(図示略)を備えている。
この入退管理システム1の管理対象となる部屋(セキュリティエリアAR0)は、出入口2が扉3により開閉されるように構成されている。本実施形態では、扉3は、内扉式に構成されており、扉3と隣接する位置には電気錠4が設けられている。電気錠4は、例えば、通電することにより電気錠内部の電磁石が動作されて扉3の施解錠を行う電磁式電気錠などが用いられ、コントローラ11から解錠信号が出力されたときに解錠動作がなされ、コントローラ11から施錠信号が出力されているときには施錠状態が維持されるようになっている。なお、電気的な制御によって扉3を施錠及び解錠し得る構成であれば公知の様々な電気錠を用いることができる。また、警報部5は、公知のブザーやランプ等により構成されており、コントローラ11により制御されて、共連れが検出された場合に所定の警報を発するように構成されている。
コントローラ11は、制御回路11aや、外部装置と通信を行うための通信部11b、ROM、RAM等の半導体メモリ11cなどを備えており、全体として情報処理装置として構成されている。制御回路11aは、例えばマイクロコンピュータ等で構成されており、メモリ11cに記憶された制御プログラムに従いコントローラ11全体を制御している。
このコントローラ11は、ICカードリーダ12からの情報や外側カメラ13及び内側カメラ14による撮像画像を取得可能に構成され、ICカードリーダ12からの情報や外側カメラ13及び内側カメラ14による撮像画像に応じて各種情報処理を行うように機能している。また、コントローラ11は、電気錠4を制御し得る構成をなしており、所定の解錠条件が成立しているときには電気錠4に対して解錠信号を出力し、この信号に応じて電気錠4で解錠動作がなされるようになっている。また、所定の施錠条件が成立しているときには、電気錠4に対して施錠信号を出力し、この信号に応じて電気錠4で施錠動作がなされるようになっている。
ICカードリーダ12は、セキュリティエリアAR0外となる扉3近傍の壁面に配置されており、非接触通信方式でICカードを読み取る公知のICカードリーダとして構成されている。このICカードリーダ12は、固有情報(例えば、固有ID)が記録されたICカードがかざされたときに、当該ICカードと非接触通信を行い、ICカードに記録された固有情報を読み取るように機能する。このため、ICカードリーダ12は、セキュリティエリアAR0内への入場を許可された入場許可者P1が認証を行う認証手段として構成される。なお、ICカードリーダ12は、「認証部」の一例に相当し得る。
外側カメラ13は、セキュリティエリアAR0外となる扉3近傍の天井又は壁面に配置されており、ICカードリーダ12にICカードをかざす入場許可者P1や出入口2を通過する人の動きを撮像可能にその撮像範囲が設定されている。また、内側カメラ14は、セキュリティエリアAR0内となる扉3近傍の天井又は壁面に配置されており、出入口2を通過する人の動きを撮像可能にその撮像範囲が設定されている。
このため、外側カメラ13による撮像画像及び内側カメラ14による撮像画像を取得したコントローラ11は、出入口2を通過する人だけでなくICカードリーダ12にて認証された入場許可者P1の移動の軌跡やジェスチャ等の動作状態を監視することができる。すなわち、外側カメラ13及び内側カメラ14による撮像範囲が監視範囲となり、セキュリティエリアAR0内の出入口2近傍が監視範囲の一部となる。なお、コントローラ11と外側カメラ13及び内側カメラ14とは、「監視部」の一例に相当し得る。
そして、本実施形態に係る共連れ検出装置10は、図2に示すように、上述したコントローラ11、ICカードリーダ12、外側カメラ13及び内側カメラ14を備えるように構成されている。この共連れ検出装置10は、コントローラ11にて行われる共連れ検出処理により、認証を受けていない人がセキュリティエリアAR0内に入場する共連れを検出するように機能する。
特に、共連れ検出処理では、認証を受けていない人であっても入場許可者P1が招き入れた来客等であれば共連れとして検出しないようにするため、通常の警戒状態と、入場許可者P1と異なる人がセキュリティエリアAR0内に入場する場合でも共連れとして検出しない招き入れ状態とが切り替え可能となっている。この招き入れ状態と警戒状態との切り替えは、共連れ検出処理と並行してコントローラ11にて行われる状態判定処理により、入場許可者P1の動きに応じてなされる。
具体的には、入場許可者P1が所定の判定エリア(以下、判定エリアAR1ともいう)内に所定の判定時間(例えば、2〜3秒)留まっている状態である場合に、入場許可者P1の動きが所定の動作状態であるとして、招き入れ状態に切り替えられる。本実施形態では、判定エリアAR1は、図1及び後述する図5に例示するように、扉3を基準に当該扉3をおさえて来客等を招き入れる際の入場許可者P1がいる可能性がある範囲に設定されている。このため、入場許可者P1が判定エリアAR1内に所定の判定時間以上留まっていることで招き入れ状態に切り替えられ、入場許可者P1が判定エリアAR1にいないか判定エリアAR1から出ると警戒状態に切り替えられる。なお、共連れ検出処理を実行するコントローラ11は、「検出部」の一例に相当し得る。
以下、共連れ検出装置10のコントローラ11にて行われる共連れ検出処理及び状態判定処理について具体的に説明する。
まず、共連れ検出処理について、図3に示すフローチャートを参照して詳述する。
ICカードリーダ12にICカードがかざされて認証されることで、コントローラ11により電気錠4に対して解錠信号が出力されて扉3を開けることが可能な状態になる。
この認証に応じて共連れ検出処理が開始され、図3のステップS101に示す入場許可者設定処理がなされる。この処理では、外側カメラ13にて撮像される画像に基づいて、ICカードリーダ12にICカードをかざした人が、入場許可者P1として以降の動きを監視可能に設定される。次に、ステップS103の監視処理にて、外側カメラ13及び内側カメラ14による撮像画像に基づいて、上記監視範囲内を移動する人の動きが監視可能な状態になる。続いて、この監視結果に基づいて、出入口2を通過したセキュリティエリアAR0内への入場が検出されるまで、ステップS105の判定処理にてNoとの判定がなされて、上述した監視状態が維持される(S103)。
そして、出入口2を通過したセキュリティエリアAR0内への入場が検出されると(S105でYes)、ステップS107の判定処理にて、この入場が入場許可者P1によるものか否かについて判定される。ここで、上記認証を受けた入場許可者P1が扉3を開けて出入口2を通過してセキュリティエリアAR0内へ入場していると(S107でYes)、ステップS109の判定処理にて、上記監視範囲内に入場許可者P1と異なる人がさらにいるか否かについて判定され、入場許可者P1以外に監視範囲内に誰もいない状態であれば(S109でNo)、本共連れ検出処理を終了する。また、上記監視範囲内に入場許可者P1と異なる人がいると、ステップS109にてYesと判定されて、上記監視処理(S103)が継続される。
また、入場許可者P1と異なり、認証を受けていない人が出入口2を通過してセキュリティエリアAR0内へ入場していると(S107でNo)、ステップS111の判定処理にて、招き入れ状態に切り替えられているか否かについて判定される。ここで、招き入れ状態に切り替えられておらず警戒状態であると(S111でNo)、認証を受けていない人がセキュリティエリアAR0内に入場する共連れが検出される(S113)。
そして、ステップS115の警報処理がなされ、警報部5が共連れの検出を示す所定の警報を発する。これにより、共連れが発生したことが周囲に報知される。なお、上記警報処理では、管理サーバ等の外部装置に共連れの検出を通知してもよい。
一方、認証を受けていない人が出入口2を通過してセキュリティエリアAR0内へ入場しており(S107でNo)、後述するように招き入れ状態に切り替えられていると(S111でYes)、上記警報処理がなされることなくステップS109以降の処理がなされる。
次に、共連れ検出処理と並行して行われる状態判定処理について、図4に示すフローチャートを参照して詳述する。
上述のように入場許可者P1が設定されることで状態判定処理が開始されると、通常の状態として警戒状態に設定される(図4のS201)。続いて、ステップS203の判定処理にて、入場許可者P1が判定エリアAR1内にいるか否かについて判定される。ここで、入場許可者P1がICカードリーダ12にICカードを読み取らせた直後であり、外側カメラ13及び内側カメラ14による撮像画像に基づいて入場許可者P1が判定エリアAR1内にいないと判定される場合には(S203でNo)、ステップS205の判定処理にて入場許可者P1が上記監視範囲外に移動するまでNoと判定されて、上記ステップS203からの処理が繰り返される。
そして、図5に示すように、入場許可者P1が、ICカードをICカードリーダ12にかざすことで解錠された扉3を開けて判定エリアAR1内に入ると、上記ステップS203にてYesと判定される。これにより、タイマが開始されて、入場許可者P1が判定エリアAR1内に入ってからの経過時間がカウント(計時)される(S207)。そして、入場許可者P1が判定エリアAR1内に留まっており、上記経過時間が所定の判定時間を超えていない場合には、ステップS209の判定処理にてYes、ステップS211の判定処理にてNoとの判定が繰り返されて、上記経過時間がカウントされる状態が継続される。
そして、入場許可者P1が来客P2を招き入れるため、図5に例示するように、扉3をおさえることで判定エリアAR1内に上記所定の判定時間を超えて留まると、入場許可者P1の動きが来客等を招き入れるための所定の動作状態であるとして、ステップS211にてYesと判定されて、招き入れ状態に移行する(S213)。この招き入れ状態は、入場許可者P1が判定エリアAR1内に留まっている間、ステップS215の判定処理にてYesと判定されることで継続される。なお、上記ステップS203,S209,S211の判定処理を行うコントローラ11は、入場許可者P1の動きが所定の動作状態であるか否かについて判定する「判定部」の一例に相当し得る。
このように招き入れ状態に移行することで、上記共連れ検出処理では、図5に例示するように、来客P2が出入口2を通過してセキュリティエリアAR0内に入場しても、上記ステップS111にてYesと判定されることで、共連れが検出されず上記警報処理がなされることはない。その後、入場許可者P1が判定エリアAR1外に移動すると、ステップS215の判定処理にてNoと判定されることで、警戒状態に切り替えされる(S201)。
一方、来客等を伴わない入場許可者P1が、判定エリアAR1内に入らずにセキュリティエリアAR0内に入場する場合には(S203でNo)、招き入れ状態に移行せずに警戒状態が維持される。また、来客等を伴わない入場許可者P1が、単に判定エリアAR1を通過しただけであり判定エリアAR1内に入ってからの経過時間が上記所定の判定時間を超えない場合にも(S211でNo)、招き入れ状態に移行せずに警戒状態が維持される。このような場合には、図6に例示するように、入場許可者P1と無関係であり認証を受けていない第三者P3が入場許可者P1の後についてセキュリティエリアAR0内に入場すると、共連れが検出されて(S113)、上記警報処理がなされる(S115)。
以上説明したように、本実施形態に係る共連れ検出装置10において、共連れ検出処理では、セキュリティエリアAR0内に入場する人の動きを外側カメラ13及び内側カメラ14の撮像画像を利用して監視し、この監視結果に基づいて、ICカードリーダ12により認証を受けていない人(第三者P3)がセキュリティエリアAR0内に入場することで共連れを検出する。その一方で、共連れ検出処理では、ICカードリーダ12により認証を受けた入場許可者P1の動きが所定の動作状態であると判定されている間、状態判定処理により招き入れ状態に切り替えられることで、共連れを検出しない。
これにより、来客P2を連れた正規の入場許可者P1が所定の動作状態をとることで、共連れとして検出されることなくその来客P2をセキュリティエリアAR0内に入場させることができる。特に、入場許可者P1は、予め決められた所定の動作状態をとるだけでよく、手間な入力操作等も不要になるので、入場許可者P1の容易な動作で来客P2をセキュリティエリアAR0内へスムーズに入場させることができる。
さらに、上記所定の動作状態は、入場許可者P1が所定の判定エリアAR1内に入った状態を利用するため、入場許可者P1は、所定の判定エリアAR1内に入ることで来客P2をセキュリティエリアAR0内に入場させることができ、入場許可者P1の容易かつ自然な動作で来客等をスムーズに入場させることができる。
特に、上記所定の動作状態は、入場許可者P1が所定の判定エリアAR1内に所定の判定時間留まっている状態である。これにより、来客等を伴わない入場許可者P1が所定の判定エリアAR1内を単に通過しただけでは、上記ステップS211にてYesと判定されずに、所定の動作状態と判定されることもないので、不要に共連れが検出されない状態になることを抑制することができる。
さらに、所定の判定エリアAR1は、ICカードリーダ12の認証結果に応じて施解錠される扉3を基準に設定される。これにより、図5に例示するように、入場許可者P1が開状態の扉3をおさえて来客P2を招き入れるような自然な動作で、来客P2をスムーズに入場させることができる。
なお、所定の判定エリアAR1は、本実施形態の第1変形例として、図7に例示するように扉3が外扉式に構成される場合には、例えば、扉3をおさえて来客等を招き入れる際の入場許可者P1がいる可能性があるセキュリティエリアAR0外となる範囲に設定されてもよい。また、所定の判定エリアAR1は、本実施形態の第2変形例として、図8に例示するように扉3がスライド式に構成される場合には、例えば、セキュリティエリアAR0内の出入口2近傍の範囲に設定されてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る共連れ検出装置について、図面を参照して説明する。
本第2実施形態では、入場許可者P1のジェスチャを利用して招き入れ状態と警戒状態との切り替え判定を行う点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、状態判定処理において、入場許可者P1のジェスチャを利用して招き入れ状態と警戒状態との切り替え判定を行い、共連れ検出処理は、上記第1実施形態と同様な流れとなる。具体的には、図9に例示するように、外側カメラ13及び内側カメラ14による撮像範囲の少なくとも一部がジェスチャ認識エリアAR2として設定され、このジェスチャ認識エリアAR2内にて入場許可者P1が招き入れジェスチャを行うことで、入場許可者P1の動きが所定の動作状態であるとして、招き入れ状態に切り替えられる。ここで、招き入れジェスチャとしては、例えば、図10に例示するように、入場許可者P1が片手を上げる動作に設定することができる。
以下、本実施形態における状態判定処理について、図11に示すフローチャートを参照して詳述する。
上述のように入場許可者P1が設定されることで状態判定処理が開始されると、通常の状態として警戒状態に設定される(図11のS301)。続いて、ステップS303の判定処理にて、入場許可者P1がジェスチャ認識エリアAR2内にいるか否かについて判定され、外側カメラ13及び内側カメラ14による撮像画像に基づいて入場許可者P1がジェスチャ認識エリアAR2内にいないと判定される場合には(S303でNo)、ステップS305の判定処理にて入場許可者P1が上記監視範囲外に移動するまでNoと判定されて、上記ステップS303からの処理が繰り返される。
そして、ICカードをICカードリーダ12にかざすことで解錠された扉3を開けた入場許可者P1が、ジェスチャ認識エリアAR2に入ると、上記ステップS303にてYesと判定される。続いて、ステップS307の判定処理にて、入場許可者P1が招き入れジェスチャを行っているか否かについて判定され、上記撮像画像に基づいて入場許可者P1が招き入れジェスチャを行っていると判定されるまでNoと判定されて、上記ステップS303からの処理がなされる。
そして、ジェスチャ認識エリアAR2に入った入場許可者P1が招き入れジェスチャを行うと、ステップS307にてYesと判定されて、招き入れ状態に移行する(S309)。この招き入れ状態は、入場許可者P1がジェスチャ認識エリアAR2内に留まっている間(S311でYes)、招き入れジェスチャを行い続けてステップS313の判定処理にてYesと判定されることで継続される。
このように招き入れ状態に移行することで、上記共連れ検出処理では、来客P2が出入口2を通過してセキュリティエリアAR0内に入場しても、上記ステップS111にてYesと判定されることで、共連れが検出されず上記警報処理がなされることはない。その後、入場許可者P1がジェスチャ認識エリアAR2外に移動するか(S311でNo)、招き入れジェスチャをやめると(S313でNo)、警戒状態に切り替えされる(S301)。
一方、来客等を伴わない入場許可者P1が、ジェスチャ認識エリアAR2内に入らずにセキュリティエリアAR0内に入場する場合には(S303でNo)、招き入れ状態に移行せずに警戒状態が維持される。また、来客等を伴わない入場許可者P1が、単にジェスチャ認識エリアAR2を通過しただけであり招き入れジェスチャを行わない場合にも(S307でNo)、招き入れ状態に移行せずに警戒状態が維持される。このような場合には、入場許可者P1と無関係であり認証を受けていない第三者P3が入場許可者P1の後についてセキュリティエリアAR0内に入場すると、共連れが検出されて(S113)、上記警報処理がなされる(S115)。
以上説明したように、本実施形態に係る共連れ検出装置10において、共連れ検出処理では、ICカードリーダ12により認証を受けた入場許可者P1の動きが招き入れジェスチャ(所定の動作状態)であると判定されている間、状態判定処理により招き入れ状態に切り替えられることで、共連れを検出しない。
このようにしても、上記第1実施形態と同様に、来客P2を連れた正規の入場許可者P1が招き入れジェスチャをとることで、共連れとして検出されることなくその来客P2をセキュリティエリアAR0内に入場させることができる。特に、入場許可者P1は、予め決められた招き入れジェスチャをとるだけでよく、手間な入力操作等も不要になるので、入場許可者P1の容易な動作で来客P2をセキュリティエリアAR0内へスムーズに入場させることができる。
本実施形態の変形例として、招き入れジェスチャのような所定の動作状態は、入場許可者P1がセキュリティエリアAR0内に招き入れる人の人数に応じて異なるように設定されてもよい。例えば、招き入れる人数が1人であれば、入場許可者P1が上げた手の指を1つ立て(図12(A)参照)、招き入れる人数が2人であれば手の指を2つ立て(図12(B)参照)、招き入れる人数が3人であれば手の指を3つ立て(図12(C)参照)、招き入れる人数が4人であれば手の指を4つ立て(図12(D)参照)、招き入れる人数が5人であれば手の指を5つ立てる(図12(E)参照)。
この場合には、入場許可者P1による招き入れジェスチャが認識された際に、その撮像画像から招き入れる人の数が招き入れ人数Nとして特定されてメモリ11cに記憶される。そして、共連れ検出処理では、図13に例示するように、認証を受けていない人が出入口2を通過してセキュリティエリアAR0内へ入場しており(図13のS107でNo)、招き入れ状態に切り替えられていると(S111でYes)、上述のように設定された招き入れ人数Nが通行者ごとに減算される(S117)。そして、招き入れ人数Nが0になるまで(S119でYes)、招き入れ状態が維持され、招き入れ人数Nが0になると(S119でNo)、警戒状態に切り替えられる(S121)。このため、入場許可者P1による指定数を超えた人数が出入口2を通過すると、共連れが検出されて(S113)、上記警報処理がなされる(S115)。なお、ステップS119の判定処理では、招き入れ人数Nが0未満になると、直ちに共連れが検出されることで(S113)、上記警報処理がなされてもよい(S115)。
このように、入場許可者P1がセキュリティエリアAR0内に招き入れる人の人数に応じて異なるように招き入れジェスチャを設定することで、入場許可者P1の容易な動作で来客等をスムーズに入場させることができるだけでなく、その来客等の人数をコントローラ11に対して指定することができる。このため、来客等を連れた正規の入場許可者P1が所定の動作状態をとる際に、来客等と異なる第三者が来客等とともに不正にセキュリティエリアAR0内に入場する共連れが発生するような場合でも、この共連れを正確に検出することができる。
なお、招き入れジェスチャは、入場許可者P1が片手を上げる動作として設定されることに限らず、例えば、入場許可者P1が特定の範囲を指差す動作などに設定されてもよい。また、ジェスチャ認識エリアAR2は、セキュリティエリアAR0内に設定されてもよいし、セキュリティエリアAR0外に設定されてもよい。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態及び変形例等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)入場許可者P1がセキュリティエリアAR0内への入場時に認証を行う認証部は、ICカードリーダ12により構成されることに限らず、例えば、認証用のデータが記録された情報コードを光学的に読み取る読取装置により構成されてもよい。
(2)入場許可者P1等の動きを監視する監視部は、外側カメラ13及び内側カメラ14により構成されることに限らず、例えば、レーザレーダや3D距離センサ等により構成されてもよい。
1…入退管理システム
10…共連れ検出装置
11…コントローラ(監視部,検出部,判定部)
12…ICカードリーダ(認証部)
13…カメラ(監視部)
14…カメラ(監視部)
AR0…セキュリティエリア
AR1…判定エリア
AR2…ジェスチャ認識エリア
P1…入場許可者
P2…来客
P3…第三者

Claims (5)

  1. セキュリティエリア内への入場を許可された入場許可者が認証を行う認証部と、
    前記セキュリティエリア内に入場する人の動きを監視する監視部と、
    前記監視部の監視結果に基づいて、前記認証部により認証を受けていない人が前記セキュリティエリア内に入場する共連れを検出する検出部と、
    前記監視部の監視結果に基づいて、前記認証部により認証を受けた前記入場許可者の動きが所定の動作状態であるか否かについて判定する判定部と、
    を備え、
    前記検出部は、前記入場許可者の動きが前記所定の動作状態であると前記判定部により判定されている間では、前記共連れを検出しないことを特徴とする共連れ検出装置。
  2. 前記所定の動作状態は、前記入場許可者が所定の判定エリア内に入った状態であることを特徴とする請求項1に記載の共連れ検出装置。
  3. 前記所定の動作状態は、前記入場許可者が前記所定の判定エリア内に所定の判定時間留まっている状態であることを特徴とする請求項2に記載の共連れ検出装置。
  4. 前記所定の判定エリアは、前記認証部の認証結果に応じて施解錠される扉を基準に設定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の共連れ検出装置。
  5. 前記所定の動作状態は、前記入場許可者が前記セキュリティエリア内に招き入れる人の人数に応じて異なるように設定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の共連れ検出装置。
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