JP2006240476A - 巻込防止用エアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪による物体の巻き込みを確実に抑止可能な巻込防止用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】キャブのドアの下方にある乗降用ステップ３の下面にエアバッグ４を、車両側方へ向けて展開し得るように組み付け、乗降用ステップ３の車両側方寄り縁部に、展開途中のエアバッグ４を下向きに導いて車輪６前方至近へ展開させるガイド７を一体的に設け、展開完了後、エアバッグ４に車両側方へ向かう分力Ｆが働くようにする。
【選択図】図１
【解決手段】キャブのドアの下方にある乗降用ステップ３の下面にエアバッグ４を、車両側方へ向けて展開し得るように組み付け、乗降用ステップ３の車両側方寄り縁部に、展開途中のエアバッグ４を下向きに導いて車輪６前方至近へ展開させるガイド７を一体的に設け、展開完了後、エアバッグ４に車両側方へ向かう分力Ｆが働くようにする。
【選択図】図１
Description
本発明は、巻込防止用エアバッグ装置に関するものである。
トラックやトレーラなどのように車側下部がボディパネルで覆われていない車両では、当該車両の後側の車輪に歩行者や二輪車及び搭乗者が巻き込まれないようにするために、板状、すのこ状、網状、あるいは棒状のサイドガードを前後の車輪の間に設けて巻込防止装置としている。
また、車体前部の左右に低圧展開状態のエアバッグを配置し、衝突時にインフレータが送出するガス圧でエアバッグを追加的に膨張させるようにしたエアバッグ装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
特開２００１−１７１４５１号公報
特許文献１のものは、エアバッグを車体から路面に向けて膨張させる構造であるため、車両側方から物体が突入してきた際には、当該エアバッグの先端（下端）寄り部分が車両中心側へ入り込んでしまって、車輪が物体を巻き込むことが懸念される。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、車輪による物体の巻き込みを確実に抑止可能な巻込防止用エアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、車輪の前方至近にエアバッグを車両側方へ向けて展開し得るように配置し、展開途中のエアバッグを下向きに導くガイドを設けている。
本発明においては、ガイドが車両側方へのエアバッグの展開を抑えようとし、当該エアバッグに車両側方へ展開しようとする分力が働くようになる。
本発明の巻込防止用エアバッグ装置によれば、車輪の前方に展開するエアバッグに車両側方へ向かう分力が働くので、車両側方から突入してくる物体をエアバッグによって弾き飛ばし、車輪による物体の巻き込みを確実に抑止することができる、という優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。
図１及び図２は本発明の巻込防止用エアバッグ装置の実施の形態の一例であり、キャブ１のドア２の下方にある乗降用ステップ３の下面にエアバッグ４を、このエアバッグ４が二点鎖線で示すように車両側方へ向けて展開し得るようにボルト５により組み付け、前記乗降用ステップ３の車両側方寄り縁部に、展開途中のエアバッグ４を下向きに導いて車輪６前方至近へ実線で示すように垂下させる（屈折させる）フランジ状のガイド７を一体的に設けている。
エアバッグ４に展開用ガス圧を付与するインフレータ（図示せず）は、キャブ１の所定部位に装着してあり、キャブ１前面下部のバンパ８内部には、物体が突入してきたときの衝撃を検出するための衝撃感知センサ（図示せず）が取り付けてある。
衝撃感知センサは、キャブ１内部に設置された制御装置（図示せず）に接続してあり、物体の突入に伴って衝撃検出センサが信号を発信すると、前記制御装置がインフレータを起動させるようになっている。
つまり、インフレータが起動すると、エアバッグ４は乗降用ステップ３から車両側方へ向けて展開しようとするものの、乗降用ステップ３に連なっているガイド７がエアバッグ４の車両側方への展開を抑えようとする。
これにより、エアバッグ４には、ガイド７に抗して車両側方へ展開しようとする分力Ｆが働くようになり、車両側方から突入してきた物体を分力Ｆで弾き飛ばし、車輪６による物体の巻き込みを確実に抑止することができる。
なお、本発明の巻込防止用エアバッグ装置は、上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の巻込防止用エアバッグ装置は、様々な車種に適用することができる。
３ 乗降用ステップ
４ エアバッグ
６ 車輪
７ ガイド
４ エアバッグ
６ 車輪
７ ガイド
Claims (3)
- 車輪の前方至近にエアバッグを車両側方へ向けて展開し得るように配置し、展開途中のエアバッグを下向きに導くガイドを設けたことを特徴とする巻込防止用エアバッグ装置。
- エアバッグを乗降用ステップに組み付けた請求項１に記載の巻込防止用エアバッグ装置。
- ガイドを乗降用ステップに設けた請求項１または請求項２のいずれかに記載の巻込防止用エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005058618A JP2006240476A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | 巻込防止用エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005058618A JP2006240476A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | 巻込防止用エアバッグ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006240476A true JP2006240476A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37047304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005058618A Pending JP2006240476A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | 巻込防止用エアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006240476A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102011121724A1 (de) * | 2011-12-20 | 2013-06-20 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) | Gassack für eine Personenschutzeinrichtung |
| KR20160114870A (ko) * | 2015-03-25 | 2016-10-06 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 외장 에어백장치 |
| CN117477385A (zh) * | 2023-12-27 | 2024-01-30 | 滨州市华亿电器设备有限公司 | 一种配电柜漏电检测装置 |
-
2005
- 2005-03-03 JP JP2005058618A patent/JP2006240476A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE102011121724A1 (de) * | 2011-12-20 | 2013-06-20 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) | Gassack für eine Personenschutzeinrichtung |
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| CN117477385A (zh) * | 2023-12-27 | 2024-01-30 | 滨州市华亿电器设备有限公司 | 一种配电柜漏电检测装置 |
| CN117477385B (zh) * | 2023-12-27 | 2024-03-22 | 滨州市华亿电器设备有限公司 | 一种配电柜漏电检测装置 |
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