JP2006239779A - 工具ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業者の動作を妨げず、腰ベルトのフックが外れにくい工具ホルダーを提供するものである。
【解決手段】 工具1を腰に吊下げ保持する工具ホルダーであって、腰ベルト2に添設状態に配されこの腰ベルト2の上端縁2Aに掛け止めるフック状のベルト掛止部3と、工具1を若しくは工具1を保持する工具保持部4の取付部5を着脱自在に通して吊り上げる吊下環部6とから成り、前記ベルト掛止部3の下部を前記吊下環部6の上部に前後方向に揺動回動自在に枢着したものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 工具1を腰に吊下げ保持する工具ホルダーであって、腰ベルト2に添設状態に配されこの腰ベルト2の上端縁2Aに掛け止めるフック状のベルト掛止部3と、工具1を若しくは工具1を保持する工具保持部4の取付部5を着脱自在に通して吊り上げる吊下環部6とから成り、前記ベルト掛止部3の下部を前記吊下環部6の上部に前後方向に揺動回動自在に枢着したものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、腰ベルトに付設する工具ホルダーに関するものである。
従来、作業者が工具を腰に携帯するために、フック付きの工具収納ケースやベルト取付板付きの連結環が用いられており、作業者は、工具収納ケースのフックを腰ベルトに掛けて工具を携帯したり、また、ベルト取付板が腰ベルトに挿通されたカラビナに工具を吊り上げて工具を携帯していた。
しかし、上述した従来のフック付きの工具収納ケースは、フックと工具収納ケースとが一体に固定されているため、フックを腰ベルトに掛けると工具収納ケースも腰にがっちりと固定されてしまい、作業者のしゃがみ込み動作の妨げとなったり、作業者のしゃがみ込み動作により工具収納ケースが上方に押し上げられることで、この工具収納ケースに固定されたフックが腰ベルトから外れてしまうおそれもあった。
また、ベルト取付板付きのカラビナは、ベルトに挿通されたベルト取付板にカラビナが突出した状態で止着固定されているため、作業の妨げとなると共に、溶接止着等の必要があるため量産性が低く、製造コストが掛かってしまう問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するもので、腰ベルトのフックが外れて脱落したり、作業者の動作を妨げたりすることがなく、更に低コストでの製造が可能な工具ホルダーを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
工具1を腰に吊下げ保持する工具ホルダーであって、腰ベルト2に添設状態に配されこの腰ベルト2の上端縁2Aに掛け止めるフック状のベルト掛止部3と、工具1を若しくは工具1を保持する工具保持部4の取付部5を着脱自在に通して吊り上げる吊下環部6とから成り、前記ベルト掛止部3の下部を前記吊下環部6の上部に前後方向に揺動回動自在に枢着したことを特徴とする工具ホルダーに係るものである。
また、前記掛止部3は板材の上部を折り返し折曲してフック状に構成し、前記吊下環部6は線材で環状に構成し、その環状の一部に開閉部を設けて開閉自在な線状環に構成したことを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダーに係るものである。
また、前記掛止部3の下部をカール折曲して抱き込み連結部7を設け、この抱き込み連結部7を、吊下環部6の上部に被嵌若しくはこの抱き込み連結部7を形成する際に前記吊下環部6の上部に被嵌して、掛止部3に対して吊下環部6を前後方向に揺動回動自在に連結したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の工具ホルダーに係るものである。
また、前記吊下環部6は線材を折曲して環状に形成し、この線材の端部同士が突き合う位置若しくは線材が重合する位置を線材の弾性変形によって離間させて挿通間隙8が開閉自在に構成され、この吊下環部6に前記工具1若しくは前記工具保持部4の取付部5を挿通して着脱自在に吊下げ得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工具ホルダーに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、ベルト掛止部の掛け外しにより容易に着脱可能で、吊下環部及びこの吊下環部により吊り上げられた工具若しくは工具を保持する工具保持部が作業者の動作を妨げることがなく、また、腰ベルトのフックが外れて脱落することがなく、しかも製造が容易で量産性に秀れる極めて実用的な工具ホルダーとなる。
また、請求項2に記載の発明によれば、掛止部のフックや吊下環部の線状環の形成が容易でコスト高とならず、しかもフックや線状環の強度の高い工具ホルダーとなる。
また、請求項3に記載の発明によれば、抱き込み連結部の形成が容易でコスト高とならず強度が向上すると共に、掛止部に対する吊下環部の前後方向への揺動回動を滑らかに行うことができ、加えて、前記吊下環部の上部に被嵌しながら抱き込み連結部を形成する方法によれば、製造が一層効率化できる工具ホルダーとなる。
また、請求項4に記載の発明によれば、吊下環部への工具若しくは工具保持部の掛脱を簡易且つ迅速に行える工具ホルダーとなる。
ベルト2の上端縁2Aにフック状のベルト掛止部3を掛け止めし、このベルト掛止部3に連結されている吊下環部6に工具1若しくは工具1を保持する工具保持部4を吊り上げると、少なくともこの吊下環部6はベルト掛止部3に対して前後方向に揺動回動自在に連結されているため、工具1は腰に対して前後方向に振動可能に吊り下げられる。
従って、作業者のしゃがみ込み動作により、吊下環部6により吊り上げた工具1若しくは工具1を保持する工具保持部4が作業者の動作を妨げたり、腰ベルト2に掛け止めしたベルト掛止部3が外れて脱落したりしない。
即ち、フック掛けにより腰ベルト2に掛け止めして、このフックと一体に腰にがっちりと固定してしまうような従来の工具収納ケースは、例えばしゃがみ込み動作等の際に、腰にがっちりと固定された工具収納ケースが作業者の大腿部に当たって作業者の動作を妨げてしまったり、また、例えばこの工具収納ケースが、しゃがみ込み動作の際に作業者の大腿部に当たって上方に押し上げられると、この工具収納ケースに固定されたフックも同様に上方に押し上げられて、腰ベルト2からフックが外れて脱落し易い。即ち、従来の工具収納ケースは、フックにより簡単に腰ベルト2に掛け止めできる反面、フックにより腰にがっちりと固定されたものであるために作業者のしゃがみ込み動作を妨げたり、またそのしゃがみ込み動作の際に、工具収納ケースが上方に押されてフックが簡単に腰ベルト2から外れて脱落してしまう場合が危惧される。また、ベルトに挿通されたベルト取付板にカラビナが突出した状態で溶接固定されているような従来のベルト取付板付きのカラビナは、突出したカラビナが作業の邪魔になる場合が危惧される。この点本発明は、フック状のベルト掛止部3の下部を、吊下環部6の上部に前後方向に揺動回動自在に枢着したから、ベルト掛止部3に吊下げられた吊下環部6が突出して作業の邪魔になることがなったり、しゃがみ込み動作の際に作業者の大腿部の動きに合わせて前後方向に揺動回動して作業者のしゃがみ込み動作を妨げることがなくなると共に、工具1若しくは工具1を保持する工具保持部4が、しゃがみ込み動作の際に作業者の大腿部に当たって上方に押し上げられても、この工具1若しくは工具1を保持する工具保持部4を吊り上げる吊下環部6がベルト掛止部3に対して前後方向に揺動回動することにより、ベルト掛止部3を上方に押し上げることが抑制され、従って、腰ベルト2に掛け止めしたベルト掛止部3が外れて脱落してしまうことがない。
即ち、容易に着脱し得るコスト安な簡易なフックを採用したベルト掛止部3であっても、このベルト掛止部3に対して前後方向に揺動回動する吊下環部6により、効果的に腰ベルト2からの脱落を防止し得る。
また、更にベルト掛止部3を板材で形成し、吊下環部6を線材で構成すれば、大きく突出部分は一切なくし邪魔となるようなこともない。
また、更に例えば、前記掛止部3は板材の上部を折り返し折曲してフック状に構成し、前記吊下環部6は線材で環状に構成し、その環状の一部に開閉部を設けて開閉自在な線状環に構成した場合、ベルト掛止部3のフックや吊下環部6の線状環の形成が一層容易でコスト高とならず、しかもフックや線状環の強度が高い。
また、例えば、前記掛止部3の下部をカール折曲して抱き込み連結部7を設け、この抱き込み連結部7を、吊下環部6の上部に被嵌若しくはこの抱き込み連結部7を形成する際に前記吊下環部6の上部に被嵌して、掛止部3に対して吊下環部6を、前後方向に揺動回動自在に連結した場合、抱き込み連結部7の形成が容易でコスト高とならず強度が向上すると共に、ベルト掛止部3に対する吊下環部6の前後方向への揺動回動を滑らかに行うことができ、加えて、前記吊下環部6の上部に被嵌しながら抱き込み連結部7を形成する方法によれば製造が一層効率化する。
また、例えば、前記吊下環部6は線材を折曲して環状に形成し、この線材の端部同士が突き合う位置若しくは線材が重合する位置を線材の弾性変形によって離間させて挿通間隙8が開閉自在に構成され、この吊下環部6に前記工具1若しくは前記工具保持部4の取付部5を挿通して着脱自在に吊下げ得るように構成した場合、線材の弾性変形により開閉部の離間を極めて容易に行い得るため、吊下環部6への工具1若しくは工具保持部4の掛脱が簡易且つ迅速になる。
本発明の実施例を図1〜図6に基づき説明する。
本実施例は、図1に示すように、フック状のベルト掛止部3の下部に抱き込み連結部7が設けられ、この抱き込み連結部7に吊下環部6の上部が被嵌されてなる工具ホルダーである。
以下にベルト掛止部3について具体的に説明する。
ベルト掛止部3は、折曲可能で且つ強度の高い板材により構成されている。
具体的には、本実施例は板材として薄板状の金属板材を採用し、この金属板材の上部は、折り返し折曲によりフック状に形成している。
また、本実施例の前記金属板材の下部は、カール折曲により図3に図示したような側面視O字状の抱き込み連結部7を形成している。
即ち、本実施例の金属板材の下部に形成された抱き込み連結部7は、一枚の金属板材を側面視O字状となるようにカール折曲することにより、滑らかな筒状となるように形成されている。このように、一枚の金属板材の折曲により形成される本実施例のベルト掛止部3は、製造が容易で量産性に秀れている。
尚、折り返し折曲により形成したフック状の端部、即ち抱き込み連結部7とは反対側の端部は、図3に図示したように、腰ベルト2を導入し易くするように、抱き込み連結部7側に近づいた後、再び該抱き込み連結部7から徐々に離れて行くように湾曲させた導入ガイドを形成している。
次に吊下環部6について具体的に説明する。
吊下環部6は、折曲可能で且つ強度及び弾性の高い線材により構成されている。
具体的には、本実施例は線材として金属線材を採用し、更に具体的には金属線材として、図3に図示したような断面視O字状のものを採用している。
また、本実施例はこの金属線材を略四角環状に形成している。尚、金属線材による線状環は、本実施例の略四角環だけではなく、目的に合わせて適宜な形状の線状環として良い。
また、本実施例の吊下環部6は、図1に図示したように略四角環状に形成された前記金属線材の両端部同士を重合させるように形成しており、この線材の両端部同士の重合する部分を開閉部としている。
具体的には、本実施例の吊下環部6の開閉部は、重合する線材を夫々指でつまんで、この重合する線材同士を該線材の弾性変形によって離間させることにより、図2に図示したように工具1若しくは前記工具保持部4の取付部5を挿通し得る挿通間隙8を形成している。このように、一本の金属線材の折曲により形成される本実施例の吊下環部6は、製造が容易で量産性に秀れている。
尚、本実施例の吊下環部6の開閉部は、図6に図示したような金属線材の端部同士の突き合う部分を弾性変形によって離間させることによりなる開閉部としても良いが、両端部同士を重合させることにより吊下環部6に吊げられた工具1等の脱落を確実に防止できる本実施例の開閉部がより好ましい。
次に本実施例のベルト掛止部3と吊下環部6との枢着方法について具体的に説明する。
上述した本実施例のベルト掛止部3と吊下環部6とは、図3に図示したように、ベルト掛止部3の下部に設けた抱き込み連結部7に吊下環部6の上部を枢着し、掛止部3に対して吊下環部6を前後方向に揺動回動自在に連結している。
具体的には、本実施例はベルト掛止部3の下部をカール折曲して抱き込み連結部7を形成する際に、このベルト掛止部3の下部にあらかじめ吊下環部6の上部を載置しておくことで、抱き込み連結部7の形成の際に、吊下環部6の上部に対する抱き込み連結部7の被嵌が行われ、よって、ベルト掛止部3の下部と吊下環部6の上部とが枢着されるようにしている。このようにベルト掛止部3の下部のカール折曲と、吊下環部6の上部の被嵌とを同時に行う方法は、あらかじめ抱き込み連結部7を形成した後に、この抱き込み連結部7に吊下環部6を被嵌する方法と比し容易且つ効率的な製造方法であり、量産性に秀れる。
また、本実施例の吊下環部6の上部には、抱き込み連結部7に被嵌された際に、吊下環部6の線材の軸方向への移動(ずれ)を防止するために、段差9が設けられている。
具体的には、本実施例の吊下環部6の上部における抱き込み連結部7の幅と略同等の幅の線材が凸状となるような段差9を左右に形成とすることにより、抱き込み連結部7の吊下環部6の線材の軸方向への移動(ずれ)を防止する構成としている。
尚、吊下環部6の上部に段差9を設けないものでも良いが、吊り上げられた工具1等の重みにより、抱きこみ連結部7に対して吊下環部6の上部の線材が軸方向へ横ズレして、抱きこみ連結部7における荷重の掛かり具合が不均一になり、抱きこみ連結部7が破損するといったことが危惧される本実施例のような形状の線状環の場合には段差9を設けることが望ましい。
本実施例の工具ホルダーの使用方法について説明する。
本実施例の工具ホルダーは、先ずベルト掛止部3を腰ベルト2の上端縁2Aに掛け止めて、ベルト掛止部3が腰ベルト2に添設状態となるようにする。具体的には、ベルト掛止部3を腰ベルト2の下端から内側にくぐらせて、図4,図5に図示したように、ベルト掛止部3の抱き込み連結部7とは反対側の端部が腰ベルト2の前面に配されるようにする。
尚、ベルト掛止部3は、腰ベルト2の下端から内側にくぐらせずに、腰ベルト2の上端縁2Aに掛け止めても良いが、脱落を確実に防止し得る本実施例の方が望ましい。
次に、この腰ベルト2に掛止されたベルト掛止部3の抱き込み連結部7により上部が枢着されて吊下げられた吊下環部6に、図4,図5に図示したように工具1や工具1を保持する工具保持部4の取付部5を通して吊り上げる。即ち、上述したとおり、吊下環部6に設けられた開閉部の重合する線材同士を指でつまんで弾性変形によって離間させて、工具1や工具保持部4の取付部5を挿通できる程度の挿通間隙8を形成して、この挿通間隙8からこの工具1や工具1を保持する工具保持部4の取付部5を通して吊り上げる。
本実施例は上述のように構成したから、ベルト掛止部3の掛け外しにより着脱が極めて容易に行えると共に、製造が容易で量産性に秀れる極めて実用的な工具ホルダーとなる。
また、本実施例は作業者のしゃがみ込み動作に伴い、工具1若しくは工具1を保持する工具保持部4を吊り上げた吊下環部6が、ベルト掛止部3に対して前後方向に揺動回動して作業者のしゃがみ込み動作等の妨げとなることがない極めて実用的な工具ホルダーとなる。
また、本実施例は工具1若しくは工具1を保持する工具保持部4が、しゃがみ込み動作の際に作業者の大腿部に当たって上方に押し上げられても、この工具1若しくは工具1を保持する工具保持部4を吊り上げる吊下環部6がベルト掛止部3に対して前後方向に揺動回動することで、ベルト掛止部3が上方に押し上げられることがなくなり、腰ベルトからベルト掛止部3が外れて脱落してしまうこともない極めて実用的な工具ホルダーとなる。
尚、ベルト掛止部3が上方に押し上げられても腰ベルトから外れてしまわないように、確実な掛止を達成し得る構造とすることも出来るが、このように腰ベルトから外れにくいベルト掛止部3は着脱しにくく、コストも掛かるため現実的ではない。この点本実施例の導入ガイドが設けられたベルト掛止部3は、低コストで製造でき、且つ腰ベルト2を容易に掛け止めし得る反面、上方に押し上げられることにより腰ベルト2から外れ易いものであるが、このような本実施例のベルト掛止部3であっても、このベルト掛止部3に対して前後方向に揺動回動する吊下環部6により、効果的に腰ベルト2からの脱落を防止することができる。
また、本実施例は、作業者が腰に吊り下がった吊下環部6を掴んでベルト掛止部3に対して前後方向に揺動回動させて、この吊下環部6における工具1の出し入れ若しくは工具保持部4からの工具1の出し入れを行うことができるため、従来のように、腰にがっちりと固定された収納ケースから工具1を取り出す場合のように手間取ることなく、スムーズに工具1等の出し入れを行うことができる工具ホルダーとなる。
また、本実施例は、ベルト掛止部3や抱き込み連結部7を、一枚の薄板状の金属板材を折曲することによって夫々フック状や筒状に形成しているため、形成が容易でコスト高とならず、例えば、複数の板材を繋ぎ合わせてフック状や筒状の部分を形成した場合に比して高い強度を保つことができる工具ホルダーとなる。
また、本実施例は、吊下環部6を、一本の金属線材を折曲することによって略四角環状に形成しているため、形成が容易でコスト高とならず、例えば、複数の線材を繋ぎ合わせて略四角環状の吊下環部6を形成する場合に比して高い強度を保つことができる工具ホルダーとなる。
また、本実施例は、上述したとおり、吊下環部6を、カール折曲により滑らかな筒状に形成された強度の高い抱き込み連結部7に枢着するから、吊下環部6に吊り上げられた工具1などの重量が重い場合であっても、ベルト掛止部3に対して吊下環部6を常に滑らかに前後方向へ揺動回動させることができると共に、ベルト掛止部3が吊下環部6を確実に吊下げ保持できる工具ホルダーとなる。
また、本実施例の吊下環部6は、開閉部として重合する線材同士の弾性変形を利用するから、開閉部の形成が容易でコスト高とならず、また、吊下環部6の開閉部は、重合する線材の夫々を指でつまんで、重合する線材同士を弾性変形によって離間させる簡単な手間で挿通間隙8を形成できるから、工具1や工具1を保持する工具保持部4の吊下げ及び掛脱を簡易且つ迅速に行うことができる工具ホルダーとなる。
また、本実施例は、略四角環状の吊下環部6の上部に段差9を設けたから、吊り上げられた工具1等の重みにより、抱きこみ連結部7に対して略四角環状の吊下環部6の上部の線材が軸方向へ横ズレして、抱きこみ連結部7における荷重の掛かり具合が不均一になり、抱きこみ連結部7が破損するといったことが生じにくい工具ホルダーとなる。
1 工具
2 腰ベルト
3 ベルト掛止部
4 工具保持部
5 取付部
6 吊下環部
7 抱き込み連結部
8 挿通間隙
2 腰ベルト
3 ベルト掛止部
4 工具保持部
5 取付部
6 吊下環部
7 抱き込み連結部
8 挿通間隙
Claims (4)
- 工具を腰に吊下げ保持する工具ホルダーであって、腰ベルトに添設状態に配されこの腰ベルトの上端縁に掛け止めるフック状のベルト掛止部と、工具を若しくは工具を保持する工具保持部の取付部を着脱自在に通して吊り上げる吊下環部とから成り、前記ベルト掛止部の下部を前記吊下環部の上部に前後方向に揺動回動自在に枢着したことを特徴とする工具ホルダー。
- 前記掛止部は板材の上部を折り返し折曲してフック状に構成し、前記吊下環部は線材で環状に構成し、その環状の一部に開閉部を設けて開閉自在な線状環に構成したことを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダー。
- 前記掛止部の下部をカール折曲して抱き込み連結部を設け、この抱き込み連結部を、吊下環部の上部に被嵌若しくはこの抱き込み連結部を形成する際に前記吊下環部の上部に被嵌して、掛止部に対して吊下環部を前後方向に揺動回動自在に連結したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の工具ホルダー。
- 前記吊下環部は線材を折曲して環状に形成し、この線材の端部同士が突き合う位置若しくは線材が重合する位置を線材の弾性変形によって離間させて挿通間隙が開閉自在に構成され、この吊下環部に前記工具若しくは前記工具保持部の取付部を挿通して着脱自在に吊下げ得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工具ホルダー。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008068387A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Jefcom Kk | リング体保持具 |
-
2005
- 2005-02-28 JP JP2005054249A patent/JP2006239779A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008068387A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Jefcom Kk | リング体保持具 |
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