JP2006239050A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄表示装置に表示する演出画像を遊技球の行方によって決定する。
【解決手段】入賞抽選の抽選結果に応じた演出抽選が行われ、この演出抽選によって複数種類の演出画像の中からいずれかの演出画像が選択される。選択された演出画像が三択用の演出画像の場合、液晶ディスプレイに三択用の演出画像が表示されてから所定時間内に第1又は第2球出口から遊技球が排出されたか否かが監視される。この時、所定時間内に第1球出口から遊技球が排出された場合には朝の演出画像が、また、所定時間内に第2球出口から遊技球が排出された場合には昼の演出画像が、所定時間内にどちらの球出口からも遊技球が排出されない場合には、夜の演出画像が表示される。よって遊技者はワープ通路内の遊技球の動きと、演出画像に興味が惹かれるので、遊技者の興趣を高めることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
最近のパチンコ機やスロットマシンには、液晶ディスプレイなどの画像表示装置が組み込まれ、遊技の進行状況に応じて画像による様々な演出が行われるようになっている。例えばパチンコ機では、遊技盤面内の特定の入賞口(始動入賞口)に遊技球が入ると、乱数を利用した電子抽選による入賞抽選が行われるとともに、画像表示装置に数字やマークなどの識別図柄が変動表示され、入賞抽選によって大当りが決定されているときには、独特の演出表示が行われた後に識別図柄の変動表示が停止して、「777」などの大当り図柄が停止表示される。
このように大当り図柄が停止表示されると、遊技盤面に組み込まれた開閉板(アタッカ)が開放して通常では塞がれている大入賞口が現れ、遊技盤面を流下する遊技球の大半が入賞しやすい状態となる。アタッカは、大入賞口に遊技球が10個入賞するか30秒経過するまで開放した後に閉止する(第1ラウンドの終了)。ただし、アタッカが開放している間に、大入賞口の内部に設けられた継続入賞口に遊技球が1個でも入っていたときには、閉止されたアタッカが再び開放され第2ラウンドへと移行する。第2ラウンド以降もアタッカは同様に開閉制御され、例えば15ラウンドまで繰り返すことができる。
また、画像表示装置は、単に識別図柄の変動表示を行うだけでなく、遊技者の興趣を高めるための演出表示にも利用される。抽選結果に応じた演出抽選が行われることにより、
図柄表示装置に演出表示される演出画像が複数種類の中から決定される。また、これらの演出画像には、入賞抽選によって当たりとなる可能性を示す「信頼度」が関連付けられているものがある。
例えば、画像表示装置で行われる演出表示の中には、変動表示中に「77X」などのようなリーチ目を表示したり、あるいは背景でキャラクタを移動表示させたり、これらキャラクタを用いてストーリーを展開させるものがあり、当りを期待させることで、遊技者の興趣を高めるための工夫がなされている。
また、特許文献1に記載の遊技機も、図柄表示装置に表示させる表示態様を変更することで遊技者の興趣を高めている。この特許文献1では、第1領域(始動入賞口)と第2領域が遊技盤上の異なる位置に設けられており、遊技球が第1領域を通過することに起因して、ハズレまたは当たりの抽選を行うとともに、図柄表示装置では画像の変動表示を行う。また、遊技球が第2領域を通過することに起因して、図柄表示装置に表示される表示態様、複数の図柄の形状、有効停止ラインの位置又は数、リーチの出現回数等を変更している。
特開2004−89228号公報
しかしながら、特許文献1では、第2領域を遊技球が通過すると、遊技者が望まない場合でも表示態様や有効停止ラインの位置などが変更されてしまう。また、表示態様や有効停止ラインの位置などが頻繁に変更すると、遊技に集中できない。さらに、表示される画像に予め信頼度が関連付けられている場合には、遊技者は表示態様が変更する度に、表示された画像の信頼度を確認しながら遊技を行う必要があるので、遊技が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、表示する演出画像を遊技球の行方に応じて決定する遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、遊技の過程で行われる入賞抽選の抽選結果に応じた演出抽選により、画像の表示態様が異なる複数種類の演出画像のいずれかを選択して画像表示装置に演出表示を行う遊技機において、遊技領域に設けられ、球入口とこの球入口より下方に設けられた複数の球出口とを連通する誘導通路と、前記誘導通路の内部に設けられ、前記球入口から進入した前記遊技球を複数の前記球出口のいずれかに振り分ける振分手段と、複数の前記球出口の各々に設けられ、前記球出口から排出される前記遊技球を検出する球検出手段と、前記演出抽選によって特定の演出画像が選択され、この特定の演出画像の演出表示が開始されてから所定時間内に前記球検出手段によって前記遊技球が検出された場合には、この遊技球を検出した前記球検出手段に応じて設定された演出画像を前記特定の演出画像の後に演出表示する演出制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記振分け手段は、前記球入口から進入した前記遊技球を前記誘導通路内で一時的に転動させてから振り分ける構造物でもよい。また、前記振分け手段は、可動によって前記遊技球を振り分ける可動部材であってもよい。また、前記誘導通路は、前記遊技球の動きを視認可能に形成されることが好ましい。
また、前記入賞抽選は、前記遊技領域に設けられた特定の入賞口に前記遊技球が入賞することを契機として行われており、前記特定の入賞口の上方には、前記遊技球を一時的に滞在させるステージが設けられており、前記球出口は前記遊技球を前記ステージ上に排出することが好ましい。
以上のように本発明によると、遊技領域に設けられ、球入口とこの球入口より下方に設けられた複数の球出口とを連通する誘導通路と、誘導通路の内部に設けられ、球入口から進入した遊技球を複数の球出口のいずれかに振り分ける振分手段と、複数の球出口の各々に設けられ、球出口から排出される遊技球を検出する球検出手段と、演出抽選によって特定の演出画像が選択され、この特定の演出画像の演出表示が開始されてから所定時間内に球検出手段によって遊技球が検出された場合には、この遊技球を検出した球検出手段に応じて設定された演出画像を特定の演出画像の後に演出表示する演出制御手段とを備え、球入口から進入した遊技球が複数の球出口のいずれかから排出されるまでが視認可能に形成されているので、誘導通路に進入した遊技球の行方と、この遊技球の行方によって決定される演出画像に遊技者の興味を惹きつけ、遊技の興趣を高めることができる。
また、振分手段は、球入口から進入した遊技球を誘導通路内で一時的に転動させてから振り分ける構造物であるので、遊技球の動作が単調となることを防止できるとともに、遊技球がどの球出口に振り分けられるかが容易に判別できないので、遊技者の興趣を高めることができる。
また、振分手段は、可動によって遊技球を振り分ける可動部材なので、可動部材の動作に合わせて遊技球を球入口から進入させることで、遊技者の意図する演出画像を表示させることができ、遊技者の技量を遊技に反映することができる。
また、特定の入賞口の上方に設けられたステージ上に誘導通路の球出口から遊技球が排出されるので、ステージ上を転動する遊技球が特定の入賞口に入賞しやすくなり、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
本発明を用いた遊技機の一形態であるパチンコ機を図1に示す。よく知られるように、パチンコ機10には遊技盤11が組み込まれ、その前面はガラス扉12で開閉自在に覆われている。遊技盤11には、ガイドレール14によって仕切られた遊技領域15が設けられている。この遊技領域15には、始動入賞口16、通常入賞口17、スルーチャッカ18、アウト口19などが設けられる他、開閉扉状のアタッカ20が組み込まれている。アタッカ20の内側には、大入賞口21が設けられており、図に示すように、アタッカ20が開き位置にあるときには、遊技領域15を流下する遊技球はアタッカ20の内面にガイドされ、大入賞口21に簡単に入賞するようになる。また、遊技領域15には、図示を省略した釘、風車などが設けられている。これらの構造物は公知なので説明は省略する。
始動入賞口16は一対の可動翼片を有し、遊技領域15を流下する遊技球がスルーチャッカ18を通過したことが検知されると、始動入賞口16の翼片が例えば0.2秒間程度開放され、その瞬間には始動入賞口16に遊技球が入賞しやすくなる。始動入賞口16に遊技球が入賞すると入賞抽選が行われ、当り/ハズレの決定が行われる。そして、入賞抽選の結果、当りが決定されると当りの演出抽選が行われ、当り演出用の複数種類の演出画像のいずれかが選択される。同様に、ハズレが決定されたときにはハズレの演出抽選が行われ、ハズレ演出用の複数種類の演出画像のいずれかが選択される。
遊技盤11の略中央には、センター役物25が設けられている。図2及び図3にも示すように、センター役物25は、盤面から突出して設けられた防護屋根26及びステージ27と、液晶ディスプレイ28(画像表示装置)、ワープ通路30(誘導通路)から構成されている。
液晶ディスプレイ28は、センター役物25に設けられた開口25aから視認可能に設けられており、液晶ディスプレイ28は識別図柄の変動/停止表示及び演出画像の表示を行う。液晶ディスプレイ28は、始動入賞口16に遊技球が入ったときに「1〜9」の数字で表される識別図柄の変動表示を開始する。識別図柄の変動表示の背景には、先の演出抽選によって選択された演出画像が同時に表示される。そして、演出画像の表示の終了を待って識別図柄の変動表示が停止し、ハズレであるときには次の入賞抽選の待機状態になるか、またはすでに始動入賞口16に遊技球が入っていることが記憶されているときには引き続き識別図柄及び演出画像の表示が開始される。
防護屋根26は、打ち出された遊技球34が液晶ディスプレイ28の上方から流下する際に、防護屋根26に沿って遊技球34を流下させることで、液晶ディスプレイ28に表示される識別図柄や演出画像の表示が妨げられることを防止する。また、防護屋根26の前面には、保留球表示部31が設けられている。液晶ディスプレイ28で識別図柄の変動表示を行っている間に、遊技球34が始動入賞口16に入った場合には、例えば4個の遊技球34を限度に入賞抽選が保留状態となり、保留球表示部31のLEDが点灯する。液晶ディスプレイ28によって識別図柄が停止表示されると、1個のLEDが消灯されるとともに、液晶ディスプレイ28には識別図柄の変動表示が開始される。また、防護屋根26の上面左側には、後述するワープ通路30に連通している球入口33が形成されている。防護屋根26に沿って流下する遊技球34の一部は、この球入口33からワープ通路30内に進入する。
液晶ディスプレイ28の前面には、盤面から突出してステージ27が設けられている。ステージ27は、始動入賞口16の上方が最も低くなっており、この部分にはステージ27上を転動する遊技球34を始動入賞口16に高確率で入賞させる溝35が形成されている。そして、ステージ27は、この溝から左右方向に向かうにつれて次第に上方に傾斜している。
図3にも示すように、ワープ通路30はセンター役物25の左側で、かつ防護屋根26とステージ27の間に設けられている。ワープ通路30は、透明な円筒形状のカバー部材40と、下方に湾曲している湾曲板41〜43(構造物)と、第1及び第2球出口45、46が形成された底板47から構成されている。
カバー部材40は、例えばアクリルや塩化ビニールなどの透明な材料が用いられており、防護屋根26に形成された球入口33は、カバー部材40の内部と連通している。湾曲板41〜43は、遊技球34を落下させる穴48が湾曲面49に設けられており、湾曲板41〜43はカバー部材40内で各穴49の位置が一致しないようにして、カバー部材40の長手方向に等間隔で配置されている。球入口33からワープ通路30内に進入した遊技球34は、湾曲板41〜43の湾曲面49によって一時的に湾曲板41〜43上で転動した後に穴48から落下する。
底板47には、湾曲板41〜43から落下してきた遊技球34をステージ27上に排出させる第1及び第2球出口45,46が形成されている。そして、第1球出口45には、第1球出口センサ55(球検出手段)が組み込まれており、第2球出口46には第2球出口センサ56(球検出手段)が組み込まれている。第1及び第2球出口センサ55,56は、小型の金属通過センサであって、高周波磁界のエネルギー変化によって第1又は第2球出口45,46から遊技球34が排出されたことを検出する。なお、本実施形態では、ワープ通路30に遊技球34を進入させる球入口を1個、ワープ通路30から遊技球34を排出する球出口を2個設けたが、これに限るものではなく、球入口及び球出口の場所と数は適宜に設定することが好ましい。
図4は、本発明のパチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。始動入賞口センサ60は始動入賞口16に遊技球34が入ったことを検知して、その検知信号をCPU61に入力する。CPU61は始動入賞口センサ60からの検知信号が入賞抽選に利用できるものであるか否かを保留球の個数をもとに判定する。なお、保留球の個数はワーキングメモリ62に記憶されており、入賞抽選処理が消化されるごとに保留球の記憶個数が1ずつデクリメントされる。保留球の記憶個数が「3」以下で、識別図柄の変動表示中であるときには、始動入賞口センサ60からの検知信号が入力されるごとに、ワーキングメモリ62の保留球の記憶個数が「1」ずつインクリメントされる。
大入賞口センサ63は、大入賞口17に入った遊技球34を検知してその検知信号をCPU61に入力し、また継続入賞口に遊技球が入ったか否かの情報をもCPU61に入力する。これらの情報は、CPU61によって適宜にワーキングメモリ62に書き込まれるとともに、それぞれ所定のタイミングでCPU61によって読み取られ、アタッカ制御装置65を介してアタッカ20の開閉制御のために用いられる。
通常入賞口センサ66は、通常入賞口21に遊技球が入ったときにCPU61に検知信号を入力する。CPU61はこの信号を受けて払出制御装置67を作動させ、これにより所定数の賞球が球受け皿28に払い出される。なお、始動入賞口センサ60及び大入賞口センサ63からの検知信号が入力されたときも、払出制御装置67が作動してそれぞれ所定数の賞球の払出し処理が行われる。
払出口センサ68は、賞球の払出し通路を通過する賞球を検知し、その検知信号をCPU61に入力する。CPU61は、始動入賞口センサ60、大入賞口センサ63、通常入賞口センサ66からの検知信号に応じて決まる賞球の払出し個数と、払出口センサ68からの賞球検知信号とを対照し、賞球が過不足なく払い出されているか否かを監視し、球詰まりなどによる賞球の未払いや不正行為による賞球の払出しが行われたときには、ランプ制御装置69や音声制御装置70に信号を送り、エラー表示を行うようにしている。
第1及び第2球出口センサ55、56は、ワープ通路30に進入した遊技球34が第1球出口45または第2球出口46からステージ27上に排出されたことを検出し、その検出信号をCPU61に入力する。このとき、遊技球34が第1球出口45から排出されると、第1球出口センサ55から第1検出信号が、遊技球34が第2球出口46から排出されると、第2球出口センサ56から第2検出信号がCPU61に入力される。
入賞抽選部70は、CPU61からのコマンドを受けて乱数を利用した電子抽選を行い、当り/ハズレの決定を行う。入賞抽選は、始動入賞口16に遊技球34が入ったことを契機に行われる。入賞抽選を行った結果はワーキングメモリ62に書き込まれ、保留球がある場合でもすでにそれぞれの保留球に対する当り/ハズレは決定され、ワーキングメモリ62に書き込まれている。
演出抽選部72は、入賞抽選が行われるごとに当り/ハズレの種類に応じて演出抽選を行い、演出画像メモリ73に予め用意された複数種類の演出画像のうち、いずれを演出表示に用いるかを選択する。演出画像メモリ73には、複数種類の演出画像がアドレスごとに格納され、演出抽選部72はそのアドレスを電子抽選によって選択する。そして、演出表示を実行するときには、演出抽選部72で指定されたアドレスを先頭にした演出画像データが図柄表示制御装置75に転送され、液晶ディスプレイ28によってその演出画像の表示が行われる。なお、こうして選択された演出画像のアドレスはワーキングメモリ62にも一時的に保存される。また、図柄表示制御装置75は、上記演出画像だけでなく、CPU61からのコマンドに応じて識別図柄の変動表示及び停止表示をも制御している。
また、演出画像メモリ73には、複数種類の変動パターンが用意されており、これら変動パターンのうち特定変動パターンに係る演出画像の中には、3つの画像が選択肢として表示される三択用の演出画像(特定の演出画像)と、この選択肢に対応する演出背景画像が予め用意されている。パチンコ機2では、三択用の演出画像の選択肢からいずれかの背景画像が選択された場合には、三択演出表示が行われた後にこの選択された背景画像に対応する演出画像及びアニメーション動画を表示する。この三択演出表示は、CPU61、演出抽選部72及び演出画像メモリ73、ワーキングメモリ62を複合的に利用した演出制御部77によって実行される。
例えば、図5に示すように、朝、昼、夜の背景画像が選択肢として表示される特定変動パターンが実行される場合を説明する。演出抽選によって三択用の演出画像80が選択されると、演出画像メモリ73から三択用の演出画像データが図柄表示装置75に転送されるとともに、この三択用の演出画像のアドレスがワーキングメモリ62に一時的に保存される。そして、図柄表示装置75は、図に示す三択用の演出画像80を液晶ディスプレイ28に表示する。この三択用の演出画像80は、変動表示している識別図柄81の下部に選択肢である朝、昼、夜の背景画像82〜84が表示されている。
また、演出画像メモリ73には、画像82〜84に対応した朝、昼、夜の演出画像がそれぞれ格納されており、これら3つの演出画像は、三択用の演出画像80のアドレスに関連付けられて演出画像メモリ73に格納されている。さらに、朝の演出画像は第1検出信号に、昼の演出画像は第2検出信号に対応しており、夜の演出画像はいずれの検出信号にも対応していない。
CPU61は、液晶ディスプレイ28に三択用の演出画像80が表示されてから所定時間内に第1又は第2球出口センサ55,56から第1又は第2検出信号が入力されるか否かを監視する。この監視中に、図6(A)に示すように、ワープ通路30に進入した遊技球34が第1球出口45から排出されると、第1球出口センサ55からCPU61に第1検出信号が入力される。この第1検出信号の入力によって、CPU61は演出画像メモリ73から第1検出信号に対応している朝の演出画像データを図柄表示装置75に転送する。これにより、液晶ディスプレイ28には三択用の演出画像80の表示後に、図7(A)に示す朝の演出画像90が表示される。なお、所定時間としては、三択用の演出画像80の表示が完了するまでの間で適宜に設定することが好ましい。
同様にして、監視中に、図6(B)に示すように、ワープ通路30に進入した遊技球34が第2球出口46から排出されると、第2球出口センサ56からCPU61に第2検出信号が入力される。この第2検出信号の入力によって、CPU61は演出画像メモリ73から第2検出信号に対応している昼の演出画像データを図柄表示装置75に転送する。これにより、液晶ディスプレイ28には三択用の演出画像80が表示された後に、図7(B)に示す昼の演出画像91が表示される。
また、監視中に、CPU61に第1または第2検出信号が入力されなかった場合は、CPU61は演出画像メモリ73から夜の演出画像データを図柄表示装置75に転送する。これにより、三択用の演出画像80が表示された後には、図7(C)に示す夜の演出画像92が表示される。そして、このように、三択用の演出画像80が表示された後に、朝、昼、夜の演出画像90〜92のいずれかが表示され、演出完了とともに識別図柄81が停止表示される。なお、ワープ通路30に複数の遊技球34が進入した場合は、所定時間内に最初に検出された検出信号が有効化され、その後に検出された検出信号は無効化される。
次に、パチンコ機2によって三択演出表示を行う際の流れを図8のフローチャートに示す。遊技領域15に打ち出された遊技球34は、遊技領域15を流下する間に始動入賞口16、通常入賞口17、スルーチャッカ18のいずれかに入賞するか、アウト口20から回収される。このとき、遊技球34の一部は防護屋根26に沿って流下し、球入口33からワープ通路30に進入するものもある。ワープ通路30に進入した遊技球34は、滞留板41〜43で一時的に滞留しながら順次に下方に落下し、最終的には底板47に設けられた第1球出口45又は第2球出口46のいずれか一方からステージ27上に排出される。排出された遊技球34は、一時的にステージ上を転動した後、再び遊技領域15を流下する。
そして、遊技球34が始動入賞口16に入賞すると、当たりまたはハズレを決定する入賞抽選が行われる。この抽選結果が当たりの場合には当たりの演出抽選が、ハズレの場合はハズレの演出抽選が行われる。そして、この演出抽選で三択用の演出画像80に基づく特定変動パターンが選択されると、液晶ディスプレイ28には図5に示す三択用の演出画像80が表示される。この三択用の演出画像80には、変動表示する識別図柄81とともに朝、昼、夜の背景画像82〜84が表示されている。
このとき、ワープ通路30に進入した遊技球34が、三択用の演出画像80が表示されてから所定時間内に第1球出口45から排出されると、三択用の演出画像80の後に図7(A)に示す朝の演出画像90が演出表示される。また、所定時間内に第2球出口46から遊技球34が排出されると、三択用の演出画像80の後に図7(B)に示す昼の演出画像91が演出表示される。また、所定時間内に第1球出口45又は第2球出口46のいずれからも遊技球34が排出されない場合には、三択用の演出画像80の後に図7(C)に示す夜の演出画像92が演出表示される。そして、選択された朝、昼、夜の演出画像90〜92のいずれかの演出表示が完了すると、当たりまたはハズレの抽選結果に応じた識別図柄81が停止表示される。
従って、三択用の演出画像80が表示されると、遊技者はワープ通路30に進入した遊技球34の動きに注目するとともに、遊技球34が通過する場所によって三択用の演出画像80の後に表示される演出画像(朝、昼、夜のいずれか)が選択されるので、遊技者の興味を惹き付けることができる。さらに、第1及び第2球出口45,46から排出される遊技球34は、ステージ27上を転動する際に、溝35に嵌ると始動入賞口16に向かって流下するので、始動入賞口16に入賞する確率が高くなり、遊技者の遊技意欲を高めることもできる。また、所定時間以内に第1及び第2球出口45、46のいずれかから遊技球34が排出されたにもかかわらず「夕方の背景画像」となったら、大当たり表示へと発展する確率が高いプレミア演出となるようにして、更なる遊技意欲を高めるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ワープ通路30に滞留板41〜43を設け、ワープ通路30内に進入した遊技球34を第1または第2出口のいずれかに振り分けたが、これに代えて、ワープ通路に規則的な動作を行う可動部材を設けて、可動部材によって遊技球を第1又は第2出口に振り分けてもよい。
これにより、図9を用いてワープ通路に可動部材を用いた一例を説明する。なお、前述の実施形態を同一の構成部材には同一の符号と付してその説明は省略する。ワープ通路95は、センター役物25の左側で、かつ防護屋根26とステージ27の間に設けられている。ワープ通路95は、球入口96、誘導通路97、可動部材98(振分け手段)、第1球出口99、第2玉出口100などから構成されている。
球入口96は、センター役物25の左側に設けられており、センター役物25に沿って流下する遊技球34は、図示しない釘によって弾かれて球入口96から進入する。誘導通路97は、球入口96と第1及び第2球出口99、100とを連通している。この誘導通路97には、二股に分かれる分岐部102が設けられており、一方は第1球出口99と連通し、他方は第2球出口100と連通している。また、分岐部102には、可動部材98が設けられている。可動部材98の軸部103は、センター役物25の背面側で図示しないモータと接続されており、可動部材98はモータによって左右方向に規則的に回動を行う。この可動部材98が左側に回動している場合(図中実線)には、遊技球34は第1出口99側に振り分けられ、可動部材98が右側に回動している場合(図中点線)には、遊技球34は第2出口100側に振り分けられる。
第1及び第2球出口99、100の手前には、第1出口センサ105及び第2出口センサ106が組み込まれている。第1及び第2出口センサ105、106は、小型の金属通過センサであって、可動部材98によって振り分けられた遊技球34が第1または第2球出口99,100のどちらから排出されたのかを検出する。第1出口センサ99によって遊技球34が検出されると、第1検出信号がCPU30に出力され、第2球出口センサ106によって遊技球34が検出されると、第2検出信号がCPU30に出力される。
例えば、液晶ディスプレイ28に図5に示す三択用の演出画像80の表示が開始されてから所定時間内に、ワープ通路95に進入した遊技球34が可動部材97によって振り分けられ第1球出口99からステージ27上に排出されると、三択用の演出画像80の表示が完了した後で図7(A)に示す朝の演出画像90が表示される。また、所定時間内に第2球出口100から遊技球34が排出されると、三択用の演出画像80の表示が完了した後には、図7(B)に示す昼の演出画像91が表示される。所定時間内に第1及び第2球出口99、100から遊技球34が排出されない場合、つまり、第1及び第2出口センサ105、106で遊技球34が検出されない場合には、三択用の演出画像80の表示が完了した後には、図7(C)に示す夜の演出画像92が表示される。
このように、ワープ通路95に規則的に可動する可動部材98を設け、可動部材98によって振り分けられた遊技球34の排出される球出口に応じて、演出画像が選択されるようにしたので、可動部材98の規則的な動作に合わせて遊技球34をワープ通路95に意図的に進入させるというような遊技者の技量が反映され、遊技者の興趣を高めることができる。なお、可動部材98を規則的に動作させたが、不規則に動作させてもよい。
また、上記実施形態では、三択用の選択肢として、朝、昼、夜の演出画像90〜92を用いて説明を行ったが、これに限らず、背景、キャラクタ、ストーリー等を選択するようにしてもよい。また、三択用の演出画像は1種類だけでなく、複数種類の三択用の演出画像を用意してもよい。
また、遊技球34の検出によって選択される朝、昼、夜の演出画像90〜92の各々に当たりの可能性を示す信頼度を関連付けてもよい。これにより、三択用の演出画像80が表示された際に、遊技者はワープ通路30を通過する遊技球34の動きに対してさらに関心を持つので、興趣を高めることができる。
また、例えば、三択用の演出画像がキャラクタを選択するものであった場合、ワープ通路30から排出される遊技球34が検出され、この検出によって決定されたキャラクタの演出画像が表示された後、次に行われる液晶ディスプレイ28の変動表示では、このキャラクタに関連付けされた演出画像を用いて演出を行ってもよい。なお、演出表示させるキャラクタを変更する場合は、演出抽選で三択用の演出画像が選択された場合や、入賞抽選で当たりとなった場合などが好ましい。
また、上記実施形態では、球検出手段である第1及び第2球出口センサ55、56には、金属通過センサを用いたが、これに限らせず、機械式のセンサや電気式の光電センサなどを用いてもよい。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 センター役物を示す斜視図である。 センター役物を示す正面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 液晶ディスプレイに表示される三択用の演出画像の一例を示す説明図である。 ワープ通路の球出口から排出される遊技球を説明する説明図である。 遊技球の検出結果に応じて表示される演出画像の一例を説明する説明図である。 三択演出表示の流れを示すフローチャートである。 可動部材を備えたワープ通路を説明するセンター役物の正面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
15 遊技領域
16 始動入賞口(特定の入賞口)
25 センター役物
28 液晶ディスプレイ(画像表示装置)
30 ワープ通路(誘導通路)
33 球入口
40 カバー部材(誘導通路)
41〜43 湾曲板(振分け手段/構造物)
45 第1球出口
46 第2球出口
55 第1球出口センサ(球検出手段)
56 第2球出口センサ(球検出手段)
77 演出制御部(演出制御手段)
80 三択用の演出画像(特定の演出画像)
98 可動部材(振分け手段)

Claims (5)

  1. 遊技の過程で行われる入賞抽選の抽選結果に応じた演出抽選により、画像の表示態様が異なる複数種類の演出画像のいずれかを選択して画像表示装置に演出表示を行う遊技機において、
    遊技領域に設けられ、球入口とこの球入口より下方に設けられた複数の球出口とを連通する誘導通路と、
    前記誘導通路の内部に設けられ、前記球入口から進入した前記遊技球を複数の前記球出口のいずれかに振り分ける振分手段と、
    複数の前記球出口の各々に設けられ、前記球出口から排出される前記遊技球を検出する球検出手段と、
    前記演出抽選によって特定の演出画像が選択され、この特定の演出画像の演出表示が開始されてから所定時間内に前記球検出手段によって前記遊技球が検出された場合には、この遊技球を検出した前記球検出手段に応じて設定された演出画像を前記特定の演出画像の後に演出表示する演出制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記振分手段は、前記球入口から進入した前記遊技球を前記誘導通路内で一時的に転動させてから振り分ける構造物であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記振分手段は、可動によって前記遊技球を振り分ける可動部材であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記誘導通路は、前記遊技球の動きを視認可能に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の遊技機。
  5. 前記入賞抽選は、前記遊技領域に設けられた特定の入賞口に前記遊技球が入賞することを契機として行われており、
    前記特定の入賞口の上方には、前記遊技球を一時的に滞在させるステージが設けられており、
    前記球出口は前記遊技球を前記ステージ上に排出することを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の遊技機。

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