JP2006238593A - 送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力部の静止安定性を高く維持しながらも、装置のコンパクト化を図ることができる、送り装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 送り装置41は、ベース43と、相互に交差するように配置され且つ出力端部55を共有する少なくとも一対の超音波振動子51を有する出力部45と、出力部に対して被駆動部42への当接方向の予圧を付与する予圧付与機構47と、ベース43に固定され、出力部をベースに対して回動可能且つ一体的に支持し、その回動中心軸がベースと交差する方向に延びている、回動支持機構49とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波振動子を用いた送り装置に関するものである。
従来、超音波振動子を用いた送り装置としては、特開2000−152671号公報に例示されるように、交差態様で配置された一対の超音波振動子を一つの出力端部で接続するタイプや、特公平3−81119号公報に例示されるように、複数の超音波振動子を行列状に配置するタイプが存在している。図7に前者のタイプの送り装置を、図8に後者のタイプの送り装置を模式的に示す。
まず、図7において、送り装置1は、出力部3と、スライドガイド機構5と、予圧付与機構7とを備えている。出力部3は、交差するように配置された一対の超音波振動子9を有する。一対の超音波振動子9は、一つの出力端部11によって接続されている。スライドガイド機構5は、出力部3をベース13に対してスライド自在に支持しており、通常、特定方向の直線移動だけを許容するローラーガイドなどによって構成されている。予圧付与機構7は、コイルばねなどによって構成されており、出力部3を被駆動部15に向けて付勢して出力端部11が適当な押し付け力で被駆動部15に当接するようにしている。
図8に示される送り装置21は、出力部23と、板ばね25と、予圧付与機構7とを備えている。出力部23は、各出力端部31が被駆動部15に向けて行列状に整列された複数の超音波振動子19を有している。板ばね25は、出力部23をベース13に対して可動自在に支持している。
特開2000−152671号公報 特公平3−81119号公報
しかしながら、まず、上述した図7に示したタイプの従来の送り装置では、出力部3とベース13との間に占有スペースが大きいスライドガイド機構5が介在しており、送り装置1全体が大型化する問題があった。
一方、図8に示したタイプの従来の送り装置では、板ばね25を採用することによってスライドガイド機構5を使用せずに構成することが可能である。そして、複数の出力端部31が被駆動部15に当接していたため、スライドガイド機構5に依拠することなく出力部23の姿勢を保持することが可能であった。しかしながら、このような板ばね25を用いることによりスライドガイド機構5を使用せずに構成する態様は、図7に示した送り装置では適用することが困難である。すなわち、図7に示した送り装置では、被駆動部15に当接する出力端部11が一つだけであったため、板ばね25に依拠して出力部3を支持することはできない。よって、出力部3が傾きやすく適正な姿勢を保持しきれず、出力部の静止安定性が悪化するという新たな問題を発生させる。特に、送り装置は、半導体製造プロセスなどにおいてナノオーダーの微動送りを要求されることが多いため、出力部3の傾きに関する剛性が厳格に要求されるところである。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、出力部の静止安定性を高く維持しながらも、装置のコンパクト化を図ることができる、送り装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る送り装置は、ベースと、相互に交差するように配置され且つ出力端部を共有する少なくとも一対の超音波振動子を有する出力部と、前記出力部に対して被駆動部への当接方向の予圧を付与する予圧付与機構と、前記ベースに固定され、前記出力部を該ベースに対して回動可能且つ一体的に支持し、その回動中心軸が該ベースまたはその延長面と交差する方向に延びている、回動支持機構とを備えることを特徴とする。
好適には、前記回動支持機構は、回動軸部あるいはヒンジ部を有する。また、前記出力部からは被駆動部に接近するようにアーム部が延出されており、前記回動中心軸は、該アーム部に設けられていてもよい。
同課題を解決するための本発明に係る送り装置は、ベースと、相互に交差するように配置され且つ出力端部を共有する少なくとも一対の超音波振動子を有する出力部と、前記出力部に対して被駆動部への当接方向の予圧を付与する予圧付与機構と、両端側が相互に平行に固定された複数の板ばね又はそれぞれの両端にヒンジ部を持った複数の連結板部を有するリニア支持機構であって、前記ベースに固定され、前記出力部を該ベースに対して直線移動可能且つ一体的に支持するリニア支持機構とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、出力部の静止安定性を高く維持しながらも、装置のコンパクト化を図ることができる。
なお、本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施の形態によって更に詳しく説明する。
以下、本発明に係る送り装置を、被駆動部を直線的に駆動するリニアタイプ送り装置として実施した場合の実施の形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
図1に第1の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す。送り装置41は、ベース43と、出力部45と、予圧付与機構47と、回動支持機構49とを備えている。出力部45は、ベース43の上に配置されており、それぞれ圧電素子を含む一対のランジュバン型超音波振動子51と、交差保持ブラケット53とを備えている。一対の超音波振動子51は、交差保持ブラケット53によって平面的にみて各軸が相互に交差するような態様で支持されている。また、一対の超音波振動子51は出力端部55を共有しており、すなわち、一対の超音波振動子51の先端には単一の出力端部55が設けられている。本実施の形態では、例示構成として、超音波振動子51、交差保持ブラケット53及び出力端部55の組立体は、平面視、左右対称的な構成を有しており、ほぼ左右対称軸上に出力端部55の被駆動部42に対する当接点55aが位置している。
交差保持ブラケット53の後方、すなわち、交差保持ブラケット53における出力端部55との反対側には、回動支持機構49が設けられており、回動支持機構49のさらに後方には、予圧付与機構47が設けられている。予圧付与機構47は、コイルばね57と、ばね受け59とを備え、回動支持機構49は、回動軸部61と、支持板63とを備えている。
ばね受け59は、ベース43上に立設されている。そして、ばね受け59にはコイルばね57の後端が接続されている。コイルばね57の前端は、支持板63の一端寄りに接続されている。予圧付与機構47は、コイルばね57の弾性力によって出力部45に対して被駆動部42への当接方向の予圧を付与している。
回動軸部61は、ベース43上に立ち上がっており、支持板63の他端に設けられている。これによって、図中矢印に示されるように支持板63がベース43に対して回動できるように設けられる。より詳細には、回動軸部61はベース43に固定されており、その回動軸部61に対して、支持板63が回動自在に設けられている。支持板63の前面には出力部45が固定されており、これによって、出力部45は、ベース43に対して回動可能且つベース43と一体的に支持されている。また、かかる出力部45の動作の回動中心軸は、回動軸部61上に位置している。よって、回動中心軸は、出力端部55の当接点55aよりも駆動方向にずれた位置にあり、ベース43に対してはほぼ直交するように延びている。
次に、以上のように構成された送り装置41の動作について説明する。図1に示されるように出力部45のほぼ左右対称軸上にある当接点55aが被駆動部42に当接している状態から、予圧付与機構47を機能させ、出力部45に予圧を付与する。このとき、出力部45は、ベース43に対して回動自在であり、すなわち、被駆動部42に対して直交するような接近・離隔方向の変位成分を持った円弧状の動作が許容されている。このため、予圧付与機構47から付与された力によって、出力端部55の被駆動部42に対する押し付け力(よって押し付け反力も)が変化可能であって、すなわち、所望の予圧がかかることとなる。所望の予圧が付与されたならば、超音波振動子51に電流を印加することで各超音波振動子51から変位を出力させ、出力端部55において出力変位を合成して摩擦力として取り出し、被駆動部42を図示の駆動方向へと動作させる。
このような本実施の形態の送り装置41によれば、出力部45を一軸の回動態様で支持するとういうシンプルな構成とし、出力部45とベース43との間に従来のローラーガイドのような大掛かりなガイド機構を設けることを強いられないため、送り装置41全体をコンパクト化することができる。加えて、本実施の形態では、出力部を単一の板ばねで支持した態様とは異なり、出力部45の回動中心軸が常にほぼ一定の位置でぶれない態様で支持する。このため、被駆動部42への当接点55aが実質的に一箇所だけの構成、換言するならば、被駆動部42と出力端部55との当接を広範に亙って確保していない構成であっても、出力部45の姿勢を保持し送り装置41の停止時における出力部45の静止安定性を高く確保することができる。これは、特に、ナノオーダーの微動送りを要求される使用においては非常に有益である。
次に、図2に基づいて、本発明の第2の実施の形態について説明する。図2は第2の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。本実施の形態は、図1の実施の形態において回動支持機構を改変したものである。送り装置141における回動支持機構149は、一端にヒンジ部161が設けられた支持板163を備えている。
支持板163は、ヒンジ部161よりも紙面右側部分がベース43に対して固定されており、ヒンジ部161よりも紙面左側部分がベース43に対して回動可能に支持されている。そして、支持板163の前面に出力部45が固定されており、これによって、出力部45は、ベース43に対して回動可能且つベース43と一体的に支持されている。また、かかる出力部45の動作の回動中心軸は、ヒンジ部161上に位置している。
このような実施の形態においても、出力部45とベース43との間に従来のローラーガイドのような大掛かりなガイド機構を設けることを強いられないため、送り装置141全体をコンパクト化することができる。加えて、出力部45の回動中心軸が常にほぼ一定の位置でぶれない態様であるため、出力部45の姿勢を保持し静止安定性を高く確保することができる。また、ヒンジ部161という、ローラーや軸などの摺動部分や嵌め合い部分を持たない構成を採用するため、ガタツキをより確実に抑制することができ、ナノオーダーの微動送りとして使用する場合はより有益である。
続いて、図3に基づいて、本発明の第3の実施の形態について説明する。図3は第3の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。本実施の形態は、図1及び図2の実施の形態において回動支持機構を改変したものである。送り装置241における回動支持機構249は、支持板263と、支柱部264とを備えている。
支持板263の前面には出力部45が固定されている。また、支持板263の後面の一端側には予圧付与機構47が固定されており、支持板263の後面の他端側には支柱部264が固定されている。支柱部264はその基部がベース43に固定されていると共に、その基部と出力部45との間にヒンジ部261を有する。このような構成によって、出力部45は、ベース43に対して回動可能且つベース43と一体的に支持されている。また、かかる出力部45の動作の回動中心軸は、ヒンジ部261上に位置している。
このような実施の形態においても、出力部45とベース43との間に従来のローラーガイドのような大掛かりなガイド機構を設けることを強いられないため、送り装置241全体をコンパクト化することができる。加えて、出力部45の回動中心軸が常にほぼ一定の位置でぶれない態様であるため、出力部45の姿勢を保持し静止安定性を高く確保することができる。また、ヒンジ部261という、ローラーや軸などの摺動部分や嵌め合い部分を持たない構成を採用するため、ガタツキをより確実に抑制することができ、ナノオーダーの微動送りとして使用する場合はより有益である。さらに、ヒンジ部261は、支持板263とは別の支柱部264に形成されているため、ヒンジ部261を含む可動部分の剛性を高めるような構成も容易に実施することができる。
次に、図4に基づいて、本発明の第4の実施の形態について説明する。図4は第4の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。本実施の形態は、図1乃至3の実施の形態において回動支持機構を改変したものである。送り装置341における回動支持機構349は、出力部45から被駆動部42に接近するように支持板(アーム部)363が延出している。支持板363は、一端が交差保持ブラケット53に固定されており、他端がベース43に固定されている。また、支持板363はその他端寄りにヒンジ部361が設けられている。よって、ヒンジ部361より一端側はベース43に対して回動可能であって、他端側はベース43に対して固定されている。これによって、出力部45は、ベース43に対して回動可能且つベース43と一体的に支持されている。また、かかる出力部45の動作の回動中心軸は、ヒンジ部361上に位置している。
このような実施の形態においても、出力部45とベース43との間に従来のローラーガイドのような大掛かりなガイド機構を設けることを強いられないため、送り装置341全体をコンパクト化することができる。加えて、出力部45の回動中心軸が常にほぼ一定の位置でぶれない態様であるため、出力部45の姿勢を保持し静止安定性を高く確保することができる。
また、ヒンジ部361という、ローラーや軸などの摺動部分や嵌め合い部分を持たない構成を採用するため、ガタツキをより確実に抑制することができ、ナノオーダーの微動送りとして使用する場合はより有益である。さらに、本実施の形態では、上記図1乃至図3の構成よりも、ヒンジ部361が被駆動部42により接近し、すなわち、出力部45の回動中心軸が被駆動部42により接近している。このため、予圧付与機構47で付与された予圧を、出力端部55において、駆動方向と直交する成分がより大きくなる態様でとり出すことができ、効率の良い予圧付与が行える利点がある。
次に、図5に基づいて、本発明の第5の実施の形態について説明する。図5は第5の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。本実施の形態は、図1乃至図4の実施の形態において回動支持機構に代えてリニア支持機構を設けたものである。送り装置441におけるリニア支持機構449は、支持板463と、平行ばね機構465とを備える。
支持板463の前面には出力部45が固定されており、支持板463の後面の一端側には予圧付与機構47が固定されており、支持板463の後面の他端側には平行ばね機構465が固定されている。平行ばね機構465は、前後一対の板ばね467、469と、左右一対の平行保持ブロック471、473とを備えている。板ばね467、469は、間隔をおいて設置された平行保持ブロック471、473の前後面に、相互に平行な関係で固定されている。これによって、一対の板ばね467、469は、平行保持ブロック471、473に挟まれた部分で湾曲するが、平行保持ブロック471との連結部は、もう一方の平行保持ブロック473との連結部と平行関係を保ったまま移動する。また、支持板463と連結されていない側の平行保持ブロック473の下端はベース43に固定されている一方、支持板463と連結されている側の平行保持ブロック471及び板ばね467、469の下端はベース43から浮いた状態に保持される。このような構成によって、平行ばね機構465に固定された出力部45は、ベース43に対して直線移動可能に且つベース43に対して一体的に固定されている。
以上のような本実施の形態においても、出力部45とベース43との間に従来のローラーガイドのような大掛かりなガイド機構を設けることを強いられないため、送り装置441全体をコンパクト化することができる。加えて、出力部45は、ベース43に対して直線移動可能に支持されているため、出力部45の姿勢を保持し静止安定性を高く確保することができる。
さらに、図6に基づいて、本発明の第6の実施の形態について説明する。図6は第6の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。本実施の形態は、図5の実施の形態においてリニア支持機構を改変したものである。送り装置541におけるリニア支持機構549は、支持板563と、平行ヒンジ機構565とを備える。
支持板563の前面には出力部45が固定されており、支持板563の後面の一端側には予圧付与機構47が固定されており、支持板563の後面の他端側には平行ヒンジ機構565が固定されている。平行ヒンジ機構565は、左右一対のブロック部分571、573と、これらブロック部分571、573の間に設けられた前後一対の連結板部567、569とを備える。
各連結板部567、569の両端には、一対のヒンジ部575、577、579、581が設けられている。連結板部567、569及びブロック部分571、573は、前後二対のヒンジ部575、577、579、581によって、相互に回動可能な関係で連結されている。このような構成によって、連結板部567、569は相互に平行関係を保ったまま移動することとなり、その結果、出力部45と連結されている側のブロック部分571もまた、もう一方のブロック部分573と平行関係を保ったまま移動する。
また、支持板563と連結されていない側のブロック部分573の下端はベース43に固定されている一方、支持板563と連結されている側のブロック部分571、連結板部567、569及びヒンジ部575、577、579、581の下端はベース43から浮いた状態に保持される。このような構成によって、平行ヒンジ機構565に固定された出力部45は、ベース43に対して直線移動可能に且つベース43に対して一体的に固定されている。
以上のような本実施の形態においても、出力部45とベース43との間に従来のローラーガイドのような大掛かりなガイド機構を設けることを強いられないため、送り装置541全体をコンパクト化することができる。加えて、出力部45は、ベース43に対して直線移動可能に支持されているため、出力部45の姿勢を保持し静止安定性を高く確保することができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、本発明の送り装置は、被送り体を直線的に移動させる態様に限定されるものではなく、例えば、ロータ(被駆動部)を回転駆動させる態様として実施することもできる。
上述した実施の形態では、回動軸部はベースに固定されており、その回動軸部に対して、支持板が回動自在に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、支持板がベースに回動自在に支持される態様であれば十分であり、例えば、支持板から回動軸部が一体的に突出し、その回動軸部がベースに回動自在に連結している態様でもよい。
上述した実施の形態では、回動中心軸は回動軸部上にあったが、発明はこれに限定されるものではなく、回動中心軸の位置は、当接点から駆動方向の何れかにずれていて、且つ、ベースと交差するように延びていれば、他の態様でもよい。
回動中心軸はベースに直交していることには限定されず、ベースまたはその延長面(固定面の仮想延長面)に交差する関係でさえあればよい。よって例えば、回動中心軸は、被駆動部と直交し且つベースと平行である関係を除けば、ベースに対して傾いて設けられていてもよい。また、図4に示したアーム部のような延長手段で回動中心軸がベースの外に位置するような態様でもよく、その場合にも回動中心軸がベースの延長面と交差していれば十分である。
予圧付与機構の出力部に対する予圧付与ポイントは、図1の如く当接点から駆動方向にずれているものに限らず、当接点と駆動方向で一致してもよい(出力部の左右対称軸線上にほぼ載っていてもよい)。
出力部は回動支持機構を介してではなく直接、予圧付与機構からの予圧を受ける態様であってもよい。
さらに、図4においてヒンジ部を回動軸部に代えて実施することもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。 第2の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。 第3の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。 第4の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。 第5の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。 第6の実施の形態に係る送り装置の平面及び側面を示す図である。 従来の送り装置の平面及び側面を示す図である。 従来の別の送り装置の平面及び側面を示す図である。
符号の説明
1、141、241、341、441、451 送り装置
42 被駆動部
43 ベース
45 出力部
47 予圧付与機構
49、149、249、349 回動支持機構
51 超音波振動子
55 出力端部
61 回動軸部
161、261、361 ヒンジ部
363 支持板(アーム部)
467、469 板ばね
567、569 連結板部
575、577、579、581 ヒンジ部

Claims (5)

  1. ベースと、
    相互に交差するように配置され且つ出力端部を共有する少なくとも一対の超音波振動子を有する出力部と、
    前記出力部に対して被駆動部への当接方向の予圧を付与する予圧付与機構と、
    前記ベースに固定され、前記出力部を該ベースに対して回動可能且つ一体的に支持し、その回動中心軸が該ベースまたはその延長面と交差する方向に延びている、回動支持機構と
    を備えることを特徴とする送り装置。
  2. 前記回動支持機構は、回動軸部を有することを特徴とする請求項1に記載の送り装置。
  3. 前記回動支持機構は、ヒンジ部を有することを特徴とする請求項1に記載の送り装置。
  4. 前記出力部からは被駆動部に接近するようにアーム部が延出されており、前記回動中心軸は、該アーム部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の送り装置。
  5. ベースと、
    相互に交差するように配置され且つ出力端部を共有する少なくとも一対の超音波振動子を有する出力部と、
    前記出力部に対して被駆動部への当接方向の予圧を付与する予圧付与機構と、
    両端側が相互に平行に固定された複数の板ばね又はそれぞれの両端にヒンジ部を持った複数の連結板部を有するリニア支持機構であって、前記ベースに固定され、前記出力部を該ベースに対して直線移動可能且つ一体的に支持するリニア支持機構と
    を備えることを特徴とする送り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010104198A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Taiheiyo Cement Corp 送り装置

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