JP2006233923A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006233923A JP2006233923A JP2005052554A JP2005052554A JP2006233923A JP 2006233923 A JP2006233923 A JP 2006233923A JP 2005052554 A JP2005052554 A JP 2005052554A JP 2005052554 A JP2005052554 A JP 2005052554A JP 2006233923 A JP2006233923 A JP 2006233923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- fuel
- injection
- fuel injection
- nozzle hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】 静的噴射量が150cm3/min以下の燃料噴射弁において、弁部材30が弁座23に着座した状態で、弁部材30の噴孔側先端面32と、弁ボディ20の内壁面22と、噴孔プレーと24の入口側端面26とにより区画された燃料室200の容積は0.35mm3以下に設定されている。噴孔プレート24の入口側端面26と弁部材30の噴孔側先端面32との距離をL、弁部材30が弁座23に着座するシート径をDとすると、L≧0.1mm、D≦2.7mmの範囲に設定されている。
【選択図】 図1
Description
このように雰囲気温度の上昇や雰囲気圧力の低下により所定の噴射タイミング以外に燃料が噴出すると、所望の空燃比に対して燃料リッチの状態になってしまう。
また、静的噴射量が150cm3/min以下の非常に要求噴射量が少ない燃料噴射弁においては、所定の噴射タイミング以外に噴出する噴射量の割合が所定の噴射量に対して高くなり、エンジン回転数が不安定になってしまうという問題が発生する。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で燃料噴射量を高精度に制御する燃料噴射弁を提供することを目的とする。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁を図2に示す。本実施形態における燃料噴射弁10は、例えば排気量150cc以下の小型2輪自動車用空冷式エンジンに適用されており、ガソリンエンジンの燃焼室に接続する吸気管に設置され、吸気管が形成する吸気通路を流れる吸気に燃料を噴射する。なお、燃料噴射弁10は、ガソリンエンジンの燃焼室に直接燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジンに適用してもよく、またディーゼルエンジンに適用してもよい。燃料噴射弁10の静的噴射量は、燃料圧力300kPa、n−ヘプタン使用時において150cm3/min以下になるように設定されている。また、以下の説明において、可動コア40、固定コア42およびコイル54は特許請求の範囲に記載した電磁駆動部を構成している。
図2に示すように、可動コア40は弁部材30の弁ボディ20と反対側に溶接等により固定されている。可動コア40の側壁を貫通して可動コア40の内外を連通する燃料孔41が形成されている。スプリング46は、弁部材30が弁座23に着座する方向に可動コア40および弁部材30を付勢している。
アジャスティングパイプ44は固定コア42内に圧入され、スプリング46の一端を係止している。アジャスティングパイプ44の圧入量を調整することによりスプリング46の付勢力を調整する。
絶縁材で形成された樹脂ハウジング60は筒状部材12およびコイル54の外周を覆っている。樹脂ハウジング60にインサート成形されたターミナル62はコイル54と電気的に接続しており、コイル54に駆動電流を供給する。
図3から分かるように、燃料室200の容積が0.35mm3を越えると、燃料室200からの燃料の噴出量が急激に増加する。これは、燃料室200の容積が0.35mm3を越えると、燃料温度の上昇による燃料の沸騰、あるいは雰囲気圧力の低下に伴う燃料の吸い出しによる噴出力が燃料室200の燃料の表面張力よりも大きくなり、燃料室200からの燃料噴出量が増加すると考えられる。そして、燃料室200の容積が増加するにしたがい、噴孔25から噴出する噴出量は増加する。
そこで、第1実施形態では、燃料室200の容積を0.35mm3以下にすることにより、所定の噴射タイミング以外に燃料室200から噴出する燃料量を極力低減している。
本発明の第2実施形態を図5に、第3実施形態を図6に、第4実施形態を図7に示す。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。第2、第3、第4実施形態において、静的噴射量は150cm3/min以下に設定され、燃料室200の容積は0.35mm3以下に設定されている。また、噴孔プレート24の入口側端面26と弁部材の噴孔側先端面との距離をL、弁部材が弁座に着座するシート径をDとすると、L≧0.1mm、D≦2.7mmの範囲に設定されている。
図6に示す第3実施形態では、弁部材90の先端部は球状であり、噴孔側先端面92は球面状に形成されている。
図7に示す第4実施形態では、弁部材100のの先端部は球状であり、噴孔側先端面102は球状先端部を平坦に削除した平面である。
以上説明した上記複数の実施形態では、静的噴射量を150cm3/min以下、燃料室200の容積を0.35mm3以下、距離Lを0.1mm以上、シート径Dを2.7mm以下の範囲に設定した。これに対し、静的噴射量を150cm3/min以下、燃料室200の容積を0.35mm3以下に設定しているのであれば、加工上可能な範囲で、距離Lを0.1mm未満、シート径Dを2.7mmより大きくしてもよい。
また、上記各実施形態では、本発明を、排気量150cc以下の小型2輪自動車用空冷式エンジンにおける吸気管噴射用の燃料噴射弁に適用した例を説明したが、これに限られるものではなく、種々の用途の燃料噴射弁に適用可能である。
Claims (3)
- 弁座を有する弁ボディと、
前記弁座の下流側に設けられた噴孔と、
前記弁座に着座することにより前記噴孔からの燃料噴射を遮断し、前記弁座から離座することにより前記噴孔からの燃料噴射を許容する弁部材と、
前記弁部材を往復駆動する電磁駆動部と、
を備え、静的噴射量が150cm3/min以下の燃料噴射弁において、
前記弁部材が前記弁座に着座した状態で、前記弁部材の噴孔側先端面と前記噴孔の入口との間に形成される燃料室の容積は0.35mm3以下であることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記噴孔側先端面と前記噴孔入口との距離は0.1mm以上であり、前記弁部材が前記弁座に着座するシート径は2.7mm以下であることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁。
- 前記噴孔を形成した噴孔プレートを備え、前記弁部材が前記弁座に着座した状態で、前記弁ボディの前記弁座を設けた内壁面と、前記噴孔側先端面と前記噴孔プレートの入口側端面とにより前記燃料室は区画されることを特徴とする請求項1または2記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005052554A JP2006233923A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 燃料噴射弁 |
CN 200610054996 CN1828040A (zh) | 2005-02-28 | 2006-02-27 | 燃油喷射阀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005052554A JP2006233923A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006233923A true JP2006233923A (ja) | 2006-09-07 |
Family
ID=36946570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005052554A Pending JP2006233923A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 燃料噴射弁 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006233923A (ja) |
CN (1) | CN1828040A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6451663B2 (ja) * | 2016-02-24 | 2019-01-16 | 株式会社デンソー | 燃料噴射装置 |
AT518418B1 (de) * | 2016-03-10 | 2017-10-15 | Dipl Ing Dr Techn Roland Kirchberger | Zweitakt-Verbrennungsmotor |
-
2005
- 2005-02-28 JP JP2005052554A patent/JP2006233923A/ja active Pending
-
2006
- 2006-02-27 CN CN 200610054996 patent/CN1828040A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1828040A (zh) | 2006-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7441746B2 (en) | Solenoid device and injection valve having the same | |
US10890152B2 (en) | Fuel injection device | |
JP5252314B2 (ja) | 高圧ポンプ | |
JP4315115B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2008031853A (ja) | 燃料噴射弁 | |
US20060208108A1 (en) | Fuel injection valve | |
JP4097056B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP4577654B2 (ja) | 電磁駆動装置およびこれを用いた燃料噴射弁 | |
JP2006233923A (ja) | 燃料噴射弁 | |
US7061144B2 (en) | Fuel injection valve having internal pipe | |
JP2006299855A (ja) | 流体制御弁 | |
JP3882892B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP3931329B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP4259466B2 (ja) | 電磁駆動装置およびそれを用いた燃料噴射弁 | |
JP2002048031A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP5093212B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JPWO2018155091A1 (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP5152052B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP2005307750A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP5196321B2 (ja) | 燃料供給装置、及び、高圧ポンプ | |
JP4123180B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2006249959A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2006348841A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2006242118A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2001263206A (ja) | 燃料噴射弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080702 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080826 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |