JP2006233174A - ポリウレタンフォームおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(1)平均気泡直径が10〜100μmで、かつ直径400μm以上の気泡数が100cm2当たり30個以下であることを特徴とするポリウレタンフォーム。
(2)(a)ポリオールを主成分とする原料組成物と、イソシアネートを主成分とする原料組成物を少なくとも含む二種以上の原料組成物のうち、少なくとも一種の原料組成物中に飽和溶解量の90容量%以下の気体を溶解する工程、(b)前記、二種以上の原料組成物をミキシングヘッドに供給する工程、(c)混合された原料組成物をミキシングヘッドから外部に放出する工程を包含することを特徴とする、ポリウレタンフォームの製造方法。
【選択図】なし
Description
(1) テストウェーハ
酸化膜(SiO2)付き4インチシリコンウェーハ(膜厚:1μm)を使用した。
(2) 研磨方法
評価すべき研磨パッドを研磨機“LM−15E”(ラップマスターSFT(株)製)の定盤上に貼り付けた。その後、ダイヤモンドドレッサー“CMP−M”(旭ダイヤモンド工業(株)製)(直径142mm)を用い、押し付け圧力0.04MPa、研磨定盤回転数25rpm、ドレッサー回転数25rpmで研磨定盤と同方向に回転させ、純水を10ml/分で研磨パッド上に供給しながら5分間、研磨パッドのコンディショニングを行った。純水を100ml/分で研磨パッド上に供給しながら研磨パッド上を2分間洗浄した後に、表面の酸化膜の厚みを、あらかじめ“ラムダエース”VM−2000(大日本スクリーン製造(株)製)を使用して決められた198点につき測定したテストウェーハを研磨ヘッドに取り付け、取扱説明書に記載された使用濃度の研磨スラリー“SS−25”(キャボット・マイクロエレクトロニクス・ジャパン(株)製)を35ml/分で研磨パッド上に供給しながら、研磨圧力0.04MPa、研磨定盤回転数45rpm、研磨ヘッド回転数45rpmで研磨定盤と同方向に回転させ、所定時間研磨を行った。ウェーハ表面を乾燥させないようにし、直ちに純水をかけながらポリビニルアルコールスポンジでウェーハ表面を洗浄し、自然状態に放置して乾燥を行った後、マイクロスコープ”VH−6300”((株)キーエンス製)でスクラッチを検査した。線幅10μm以上のスクラッチをスクラッチ数としてカウントした。次に研磨後の酸化膜の厚みを“ラムダエース”VM−2000(大日本スクリーン製造(株)製)を使用して決められた198点につき測定して、下記(1)式により各々の点での研磨速度を算出した。
研磨速度=(研磨前の酸化膜の厚み−研磨後の酸化膜の厚み)/研磨時間 ・・・(1)
発泡剤として水0.15重量%を添加したポリオール系原料組成物を調製し、窒素背圧4kgf/cm2(0.4MPa)で加圧したローディングタンク“TA−200A−12”(ポリマーエンジニアリング(株)製)内で液温を40℃に調整した。ポリオール系原料組成物内に非溶解の窒素が析出するまで撹拌し窒素の飽和溶解量を測定したところ10.5容量%であった。一旦背圧を開放し溶解した窒素を析出させたのち、再びローディングタンク内を窒素背圧4kgf/cm2(0.4MPa)で加圧しながら、窒素溶解量が9.0容量%(飽和溶解量の86%)となるまで撹拌した。次にこのポリオール系原料組成物と、液温を40℃に調整したイソシアネート系原料組成物を、インデックス100の条件でRIM成形機により、吐出圧150kgf/cm2(14.7MPa)で衝突混合した後、70℃に保った縦30cm,横30cm,高さ1.5cmの金型内に注入速度450g/secで1000gの原料組成物を注入し、10分間放置することで、ポリウレタンフォームを作製した。その後、該ポリウレタンフォームをバンドナイフ式スライサーで厚み2mmにスライスし、ポリウレタンフォームシートを得た。該ポリウレタンフォームシートの平均気泡直径は35.0μm,直径400μm以上の気泡数は100cm2当たり19個,密度は0.75g/cm3,C型硬度は76度であった。
ポリオール系原料組成物に対する窒素溶解量を、7.7容量%(飽和溶解量の73%)としたこと以外は実施例1と同様にしてポリウレタンフォームおよびポリウレタンフォームシートを作製した。該ポリウレタンフォームシートの平均気泡直径は31.0μm,直径400μm以上の気泡数は100cm2当たり8個,密度は0.84g/cm3,C型硬度は82度であった。
ポリオール系原料組成物に対する窒素溶解量を、11.2容量%(飽和溶解量の107%)としたこと以外は実施例1と同様にしてポリウレタンフォームおよびポリウレタンフォームシートを作製した。該ポリウレタンフォームシートの平均気泡直径は35.8μm,直径400μm以上の気泡数は100cm2当たり48個,密度は0.74g/cm3,C型硬度は75度であった。
実施例1で得られたポリウレタンフォームシートをアゾビスイソブチロニトリル0.25重量部を添加したメチルメタクリレート100重量部に18時間浸漬し、その後膨潤したポリウレタンフォームシートを塩化ビニル製ガスケットを介してガラス板に挟み込んで70℃で24時間保持した。ガラス板を取り除いた後、真空乾燥を行った。得られた硬質発泡シートの両面をワイドベルトサンダーで厚み1.25mmまで研削した後、両面接着テープ“442JS”(住友スリーエム(株)製)を貼り付け、それをクッション層であるポリウレタン含浸不織布”Suba400”(ニッタ・ハース(株)製)に貼り合わせた。その後、表面に幅2mm,深さ0.6mm,ピッチ15mmの碁盤目上の溝を加工し、直径380mmの円に打ち抜いて二層の研磨パッドを作製し、研磨評価を行った。研磨速度は2480オングストローム/分であった。スクラッチは発生しなかった。
比較例1で得られたポリウレタンフォームシートを使用した以外は実施例3と同様にして研磨パッドを作製し、研磨評価を行った。研磨速度は2510オングストローム/分であった。スクラッチは6本発生した。
Claims (9)
- 平均気泡直径が10〜100μmで、かつ直径400μm以上の気泡数が100cm2当たり30個以下であることを特徴とするポリウレタンフォーム。
- 気泡が独立気泡であることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタンフォーム。
- 密度が0.2〜1.0g/cm3であることを特徴とする、請求項1または2に記載のポリウレタンフォーム。
- C型硬度が30〜90度であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレタンフォーム。
- 研磨用部材または研磨用部材の原材料として使用されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のポリウレタンフォーム。
- (a)ポリオールを主成分とする原料組成物と、イソシアネートを主成分とする原料組成物を少なくとも含む二種以上の原料組成物のうち、少なくとも一種の原料組成物中に飽和溶解量の90容量%以下の気体を溶解する工程、(b)前記、二種以上の原料組成物をミキシングヘッドに供給する工程、(c)混合された原料組成物をミキシングヘッドから外部に放出する工程を包含することを特徴とするポリウレタンフォームの製造方法。
- ポリオールを主成分とする原料組成物に対する飽和溶解量が、背圧4kgf/cm2(0.4MPa)で25容量%以下である気体を使用することを特徴とする、請求項6に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
- 気体が空気,窒素,アルゴンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項6または7に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
- 発泡剤に水を使用することを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載のポリウレタンフォームの製造方法。
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