JP2006232626A - 光学素子の製造方法および光学素子の製造装置 - Google Patents

光学素子の製造方法および光学素子の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】転写型をさらに容易に離型できる光学素子の製造装置および製造方法を提供する。
【解決手段】ガラス基材2の少なくとも一方の面21に転写用の上型4を対向した状態で配置し、ガラス基材2と上型4との間に樹脂を注入して樹脂層3を形成する成形工程を有するハイブリッドレンズ1の製造方法において、上型4を離型する前に、上型4のみを加熱する熱処理工程を設ける。これにより、上型4と樹脂層3との境界(表層部)31と、樹脂層3とガラスレンズ基材2との境界(成形面)21との間に温度差をつけて、境界31の熱膨張量の差により上型4が剥離しやすいようにする。これにより、外部から加える離型力を低減でき、型に忠実な樹脂層3を成形できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガラス製のレンズ基材と樹脂を接合したハイブリッドレンズ等の光学素子の製造方法、およびその製造装置に関するものである。
レンズや反射鏡等の光学素子を備えた各種の光学機器において、高性能化、小型軽量化、低コスト化を図るために、非球面レンズを有する光学素子を用いることが増加している。例えば、液晶プロジェクタ用の投射レンズは、高拡大の画像を近距離で投影しようとすると、収差補正に必要なレンズが多数枚必要となると共に、最もスクリーン側の最後(出射側)のレンズは大口径となる。したがって、最もスクリーン側の大口径レンズを非球面化して結像性能の向上と、レンズ枚数の削減の効果を得ようとすることが多い。
しかしながら、大口径の非球面レンズを、ガラスレンズを精密研削・研磨して製造する方法はコストが高く、家電としてのプロジェクタを提供する場合には用いることができない。これに対して、球面ガラスレンズの上に非球面形状の樹脂層を重ねて形成する製造方法は、低コストで大口径の非球面レンズを製造できるので好ましい。ガラスレンズと樹脂層との組み合わせからなるレンズはハイブリッドレンズと呼ばれている。
ハイブリッドレンズの製造過程は、まず、球面ガラスレンズを母材として、そのガラスレンズと、その一方あるいは両方に非球面形状を転写する成形金型とを組合せる。次に、母材と成形金型との間に樹脂組成物を充填し、硬化する。紫外線硬化性樹脂の場合は、成形金型がガラスなどの透明な場合は、成形金型および母材の一方あるいは両方から、成形金型が金属などの紫外線を透過しないものである場合は母材側から紫外線を照射して硬化させる。この後に、成形金型を脱離することにより、表面が非球面形状になったハイブリッドレンズが製造される。
特開昭54−6006号公報
特許文献1には、金型を用いてハイブリッドレンズを製造する際に、恒温槽で60℃〜80℃程度の温度で全体を維持して重合を完結させた後、温度を急激に下げたり、離型剤を樹脂に混入させることにより金型と重合物層との離型を促進できることが開示されている。この方法は、金型と樹脂層(樹脂部)との熱膨張係数の差を利用して金型を樹脂部から離型する方法である。したがって、型がレンズ母材(基材)と同じくガラスの場合には適用できない。すなわち、紫外線硬化型の樹脂を用いる場合、硬化速度を向上したり、硬化状態のアンバランスを防止するためには、多方向から紫外線を照射することが好ましく、このためにガラスを型材として利用することが検討されており、その場合、型材とレンズ基材との熱膨張係数はほぼ等しいので、急冷して型材と樹脂層とを剥離しようとすると、レンズ基材と樹脂層も剥離する可能性が高くなる。さらに、両面ハイブリッドレンズの場合は、型材としてガラスを採用せざるを得ず、急冷により型材の離型を促すことは難しい。
一方、離型剤を多く塗布し、容易に離型できるようにすることも考えられるが、樹脂層の成分の重合収縮時に重合剥離が生じることがあり、この方法でも、レンズ基材と型材の両方に剥離が発生してしまい、型材を選択的に剥離することができない。
そこで、本発明では、型材(転写型)を離型する際に、基材と樹脂層との結合にダメージを与えずに容易に転写型を剥離できる光学素子の製造装置および製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、ガラス製のレンズ基材の少なくとも一方の面に転写型を対向した状態で配置し、レンズ基材と転写型との間に樹脂を注入後、樹脂を硬化して樹脂層を形成する成形工程と、転写型を離型するとき、および/またはその前に、転写型のみを加熱する熱処理工程とを有する光学素子の製造方法を提供する。すなわち、レンズ基材の一方の面の転写型を加熱し、レンズ基材の他の側は少なくとも加熱を行わないようにする。
本発明では、ガラス製のレンズ基材と樹脂層が成形された転写型を離型する際に、熱処理工程において、転写型のみを加熱し転写型と樹脂層の境界(界面)と、樹脂層とレンズ基材の境界との間に温度差を発生させて、転写型と樹脂層との境界では温度を上げることにより線膨張率差を利用して転写型と樹脂層とを選択的に剥離し、レンズ基材と樹脂層との境界では温度を上げないことにより線膨張率差が発生しないようにしている。したがって、転写型がガラスなどの材質であり、レンズ基材と転写型とで熱膨張係数に差がないようなケースでも、転写型と樹脂層を選択的に剥離でき、それにより、離型する際に加える機械的な力を低減できる。さらに、転写型が金属などの材質であり、レンズ基材あるいは樹脂層の熱膨張係数と差がある場合は、さらに転写型と樹脂層とを選択的に剥離させやすい。
従来の方法により熱膨張係数の差を用いて剥離する際に、急冷する前に加熱する温度は、高いほど剥離しやすくなるが、樹脂層の温度がガラス転移温度(Tg)以上になると、転写性が崩れる可能性が生じるので、通常はガラス転移温度以下に止められる。これに対し、本発明の製造方法であれば、転写型を急激に加熱して温度を高くすることにより、転写型と樹脂層との界面付近の温度が樹脂層のガラス転移温度(Tg)に達する前に剥離することができる。したがって、加熱を短時間に止めることにより、樹脂層の転写性を損なうことなく剥離できる。
転写型と樹脂層の境界と、樹脂層とガラス基材の境界との間に温度差を発生させる点では、転写型のみを急冷する方法もあるが、常温からの急冷は技術的に温度差を確保することが難しく、上述したように、急冷する前に加熱して転写型のみならず、樹脂層およびレンズ基材も含めて高温にする必要があり、ガラス転移温度との関係で急冷する際の温度差を確保することは難しい。これに対し、転写型のみを加温あるいは加熱する本発明においては、転写型と樹脂層の境界と、樹脂層とガラスレンズ基材の境界との間の温度差を十分に確保でき、樹脂層の性能を損なうこともない。
さらに、熱処理工程では、加熱される転写型が配置されるレンズ基材の面側とは反対の面側を放熱状態にすることが望ましい。本発明は、レンズ基材の両面に転写型を用いて樹脂層を形成する両面ハイブリッドの光学素子の製造方法も含み、この場合は、両面の転写型を急速に加熱してガラスレンズ基材との間に温度差を発生して選択的に剥離することも可能である。
しかしながら、両面を加熱すると、温度差の管理が難しくなる可能性がある。したがって、レンズ基材の一方の面を加熱し、他方の面を用いてレンズ基材を含めて温度管理を行うことが望ましい。レンズ基材の他方の面は、特に何もせず自然に放熱させても良い。空気を循環させて、放熱を促すようにしても良い。積極的に冷風などを当て放熱をさらに加速させることも可能であるが、レンズ基材と樹脂層の境界に大きな温度差を発生させないようにすることが重要である。また、加熱した転写型を取り除いた後に、薄い樹脂層が急冷される可能性があり、その際、レンズ基材側の温度が高いと、レンズ基材と樹脂層の境界に剥離が発生する可能性があるので、その点でも、レンズ基材の側の温度を常温程度に保つことは重要である。また、転写型を離型した後に樹脂層が急冷されるような事態も防ぐことが望ましい。
また、転写型と樹脂層の境界を選択的に剥離するためには、成形工程では、樹脂を注入する前に転写型の転写面に離型剤が塗布されることが望ましい。そして、本発明においては、温度差により選択的に剥離させやすくなる。このため、アルコール系溶液中の濃度が200ppmから1000ppmとなるようにシリコーン系離型剤を含有するシリコーン系離型剤溶液を用いることができる。このように、離型剤を過剰に塗布する必要がなく、離型剤の濃度を低減することで、転写型に塗られた離型剤が樹脂層の重合収縮時に重合剥離の要因となる可能性を低減できる。
したがって、本発明においては、転写型に、レンズ基材と同じ材質で、樹脂層を硬化させるための紫外線を照射し易い透明なガラスを用いることが可能となる。このため、樹脂層に対して様々な方向から紫外線を照射することができ、硬化速度を制御して、いっそう均一な樹脂層を成形することができるので、さらに光学的な性能の良い光学素子を製造できる。
さらに本発明では、ガラス製のレンズ基材の少なくとも一方の面に対向した状態で配置された転写型とレンズ基材との間に樹脂が注入、硬化されたワークの、転写型のみを加熱する手段と、ワークから転写型を離型する手段とを有する光学素子の製造装置を提供できる。
この製造装置の加熱する手段によって、上述したように転写型のみを部分的(局部的)に加熱することにより、温度差を用いて転写型と樹脂層の境界を選択的に剥離できる。転写型のみを選択的に加熱する手段としては、例えば、温風や熱波を転写型に向けて集中的に出力するヒータ、転写型に直にあるいは適当な熱伝達部材を用いて取り付けられたホットプレート、転写型に埋設された電熱線などを用いることができる。
加熱する手段では、さらに、加熱される転写型が配置されるレンズ基材の面とは反対の面側へ0℃から20℃の気体を送風して放熱する手段を設けることが望ましい。送風する空気の温度は、0℃を下回ると、樹脂とガラス製のレンズ基材との剥離が生じ易く、20℃を上回ると、放熱効果が低下し、樹脂から転写型を剥離し難くなる。
レンズ基材の他方の側は、加熱さえしなければ積極的に放熱しなくても良いが、レンズ基材の温度も管理して、レンズ基材と樹脂層との間の温度差を離型中およびその後もできるだけ生じないようにすることが望ましい。
加熱する手段は、温風により転写型を加熱することが望ましい。温風であれば、間接的に転写型を広範囲に渡って加熱することが容易であり、温度むらの発生を防止できる。
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1に、ハイブリッドレンズの一例を示してある。このハイブリッドレンズ1は、大口径の液晶プロジェクタ用の投写レンズシステムの一部であり、ガラス製で球面のレンズ基材2の片面に樹脂層3がモールドされて、非球面が形成されている。
図2(a)〜(c)および図3(a)〜(c)に、ハイブリッドレンズ1の製造工程を模式的に示してある。
(成形型の選定・前処理工程)
先ず、図2(a)において、成形用のレンズ基材と、モールド用の転写型を用意する。このハイブリッドレンズ1においては、ガラス製のレンズ基材2がレンズの一部となると共に、樹脂モールドする際の一方の型となる。したがって、この工程では、ガラス製のレンズ基材2と、その一方の非球面化する面(成型面)21に重ねる上型4とを用意する。ガラス製のレンズ基材2は、両面が研磨された球面の凸レンズあるいは凹レンズである。本例のレンズ基材2は、液晶プロジェクタ用の投射レンズの最もスクリーン側のレンズを構成する負のメニスカスレンズとなっており、その凸面を成型面21として、非球面化する。レンズ基材1のガラスの材質は屈折率と分散性を考慮して決定される。
本例の上型4は、ガラス製であり、非球面形状を転写する転写面41と、この転写面41に対向する外面42とを有する。転写面41は、鏡面研磨されており、外面42は平面(平坦面)となっている。また、ガラスレンズ基材2と上型4の外径はほぼ同じであり、両者とも円周面状の側面を有している。
さらに、上型4にガラス基材2をセットする前に、以下のような前処理を行う。先ず、ガラスレンズ基材2の樹脂層3を形成する成型面21を洗浄する。そして、成型面21に、樹脂層3の密着性を改良する目的で、シランカップリング剤を3〜10%程度含む液体を塗布し、100℃〜130℃で加熱焼成することでガラスレンズ基材2の面21の上にSi−O基を強固に結合する。シランカップリング剤の塗布は、成型面21に出来るだけ均一に塗布する必要があり、スピンコーターを用いたスピン塗布装置や、引き上げ速度を制御したディップ装置などを用いて行うことが好ましい。シランカップリング剤の構造は下記の化学構造式(I)で表され、一分子中に少なくとも2種類の反応性の異なる官能基を持っている。
Figure 2006232626
シランカップリング剤のアルコキシシリル基(Si−OR)が水または湿気により加水分解され、シラノール基になり、このシラノール基と無機質表面とが縮合反応により、Si−O−Si結合を形成する。一方の反応基X−は有機基と結合あるいは相溶化して樹脂層との強力な結合が形成される。ガラス基材面に塗布するシランカップリング剤の必要塗布量は以下の式(1)で求められるが、希釈溶媒の種類や濃度、塗布方法などの影響も考慮し、調整して使用した方が好ましい。
シランカップリング剤処理量(g)=ガラス基材の樹脂層との接着面の表面積(m)/シランカップリング剤の最小被覆面積(m/g) ・・・(1)
本例において具体的には、鏡面仕上げした外径100mm、曲率120mmのガラス基材レンズ2の樹脂層3との成型面(接着面)21に、シランカップリング剤として、5%のMTS溶液を塗布した後、120℃のオーブンに入れ、約20分間焼成して下地加工を行った。
一方、上型4の転写面41は洗浄を行うと共に離型剤を予め塗布した。転写面41に離型剤を塗布しておくことにより、成型後、上型4を容易に樹脂層から脱離することができる。本例において具体的には、離型剤としてシリコーン系離型剤(信越化学工業(株)製:商品名KM−9730)を200〜1000ppm含むアルコール系溶液として、エチルアルコールを用意し、それを転写面41に塗布した。尚、アルコール系溶液は、エチルアルコール以外にイソプロピロアルコール等を用いることも可能である。
(型の組立工程)
次に、図2(b)に示すように、ガラスレンズ基材2の成型面21を上にしてガラスレンズ基材2を水平に保持し、上型4の転写面41を下にしてガラスレンズ基材2の成型面21との間に所定の距離を設けて対向配置して保持する。そして、これらのガラスレンズ基材2と上型4の側面に跨って粘着テープ5を巻き付け、1周より余分に巻き付け、粘着テープ5が重なる領域を形成する。これによって、成型面21と転写面41と粘着テープ5とで囲まれたキャビティ6が形成され、ハイブリッドレンズの樹脂層を形成する成形型(転写型)7を組み立てることができる。
ガラスレンズ基材2と上型4とを対向配置し、これらの側面に粘着テープ5を貼着してガラスレンズ基材2と上型4の間の空隙を封止してハイブリッドレンズ成形型(転写型)7を組み立てる粘着テープ封止方法は、従来のスリーブや型枠を用いてガラスレンズ基材2と上型4を保持する方法よりも、厚みのあるキャビティを容易にかつ簡便に形成することができる。
具体的には、ガラスレンズ基材2と、転写面41に離型剤を塗布した外径100mmのガラス製上型4とを、中心の厚みを0.5mm、最大樹脂層厚5mmとなるように組合せて、ハイブリッドレンズ用の成形型7とした。
(注入工程)
次に、図2(c)に示すように、粘着テープ5同士が重なっている部分を剥がし、キャビティ6へ繋がる小さな開口部6aを形成し、この開口部6aから注射針などの細い注入管8を介して、紫外線硬化性の樹脂組成物9をキャビティ6へ注入し、剥がした部分の粘着テープ5を再び貼り付け、キャビティ6を封止する。この工程において注入される樹脂組成物9は以下のように調整される。
(モノマー調合工程)
ハイブリッドレンズ1の樹脂層(プラスチックレンズ)3には、ラジカル重合性モノマーとシランカップリング剤をある特定の割合で混合した樹脂組成物を用いることができる。本例で用いた樹脂組成物の組成液(注入液)9はラジカル重合性モノマーであり、以下の成分(A)〜(C)の重合性モノマー混合物から構成される。
成分(A):一般式(II)で示されるジ(メタ)アクリレート化合物
Figure 2006232626
成分(B):1分子中に(メタ)アクリロイルオキシ基を2個以上有するウレタンポリ(メタ)アクリレートあるいはエポキシポリ(メタ)アクリレート
成分(C):一般式(III)で示されるモノ(メタ)アクリレート化合物
Figure 2006232626
これらラジカル重合性モノマーにおいて、各成分(A)〜(C)の最適含有量は、成分(A)は30〜90重量%、成分(B)は5〜50重量%、成分(C)は5〜40重量%、さらにシランカップリング剤は0.05〜10重量%である。
成分(A)が30重量%未満では、レンズに十分な耐衝撃性が得られず、環境温度変化に対応する耐熱性が不十分であり、かつ吸水量の抑制もできない。一方、90重量%を超えると表面硬度の低下が著しく望ましくない。好ましくは50〜80重量%が良い。
また、成分(B)が5重量%未満では、十分な耐熱性を与えることができず、50重量%を超えると組成物の粘度が高くなり、注入時の作業性が低下する。好ましくは10〜30重量%が良い。
さらに、成分(C)が5重量%未満では、十分な面精度を得ることができず、40重量%を超えるとレンズの耐熱性が低下し望ましくない。好ましくは10〜30重量%が良い。
シランカップリング剤は、硬化成型時にガラス基材と樹脂層を接着する成分である。このため、シランカップリング剤の含有量が10重量%より多いと樹脂組成物中でゲル化する可能性があり、樹脂組成物のポットライフの低下の危険性が生じ、ゲル化による増粘によって注入時の作業性の低下も危惧される。好ましくは、3〜5重量%が良い。この点、本例のハイブリッドレンズ1の製造方法では、図2(a)の前処理工程において、予めガラス基材2の樹脂層3と接着する成形面21にシランカップリング剤を塗布することにより、樹脂組成物中のシランカップリング剤の濃度を低くしても、ガラスレンズ基材2と樹脂層3とが強力に接合される。したがって、増粘やポットライフの低下、上型の離型性の低下といった不具合の発生を未然に防止でき、量産性が高い。
さらに、本例のハイブリッドレンズ用の樹脂組成物9は、必要に応じて、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料等の添加剤が本発明の効果を損なわない範囲で配合されても良い。これらのラジカル重合性モノマー成分(A)〜(C)並びにシランカップリング剤を混合撹拌して、さらに必要に応じて各種添加剤を配合して、本例のハイブリッドレンズ1の樹脂層3を形成するための紫外線硬化性の樹脂組成物(注入液)9として調合される。本例において、さらに具体的には、上述した成分(A)〜(C)のラジカル重合性モノマーおよびシランカップリング剤は次の通りであり、これらを適宜混合した。9BGDM(ノナブチレングリコールジメタクリレート(三菱レイヨン(株)製:商品名アイキュアM−70))65重量%、UDA2(トリレンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレートとを反応させて得られたウレタンジアクリレート(三菱レイヨン(株)製:商品名ダイヤビームU−12))10重量%、TCDM(トリシクロ(5,2,1,02,6)デカン−8−イルメタクリレート(日立化成工業(株)製:商品名FA−513MS))22重量%、MTS(γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(GE東芝シリコーン(株)製:商品名オルガノシランTSL−8730))5重量%、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製:商品名IRGACURE 819)500ppm、t−ブチルパーオキシイソブチレート(日本油脂(株)製:商品名パーブチルIB)1200ppmを混合し、室温でよく攪拌した。その後、40mmHgに減圧して15分間脱気し、樹脂層3用の組成液(注入液)9を調製した。
(硬化工程(成型工程))
次に、図3(a)に示すように、透明なガラス製の上型4と、ガラスレンズ基材2との両側から、キャビティ6の中の紫外線硬化性の樹脂組成物9に対して紫外線を照射して、樹脂組成物9を硬化する。本例においては、100mWのUV照射装置(不図示)により、紫外線(UV)を200秒間照射する。UV照射装置は、高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等であり、これら紫外線照射源をガラスレンズ基材2とガラス製上型4の両側に配置したり、あるいは反射鏡などの適当な光学系を用いてガラス製上型4とガラスレンズ基材2の両方から内部のキャビティ6の紫外線硬化性の樹脂組成物9に紫外線を照射し、紫外線硬化性の樹脂組成物9に対して略一様な紫外線を照射して短時間にほぼ完全に硬化させ、樹脂層3を形成する。この樹脂層3が上型4とガラス基材2との間に形成されたものをワーク(ユニット)70とする。
紫外線の照射時間は50〜300秒の範囲が好ましく、室温でも120℃までの加熱雰囲気下で紫外線を照射しても良い。紫外線の照射強度は、片側50〜150mW程度が好ましく、本例のように両側から照射する場合は、照射強度は概ね等しくすることが好ましい。紫外線の照射量は、特に制限されないが、1〜500J/cm程度が好ましい。
(熱処理・離型工程)
次に、図3(b)に示すように、樹脂層3が硬化した後に、上型4のみを加熱して剥離を促進させる。この熱処理および剥離する工程は、図4に示した離型装置(光学素子の製造装置)50を用いて行うことができる。この離型装置50は、成形型7(ワーク70)のガラスレンズ基材2の周囲を支持する支持台53と、成形型7の上型4に対して、ガラスレンズ基材2の反対側(上方)から熱風を送風して加熱する加熱装置(温風発生装置)51と、ガラスレンズ基材2の上型4と反対側(下方)に冷却用の空気を送風して放熱を促す放熱装置52とを備えている。冷却用の空気の温度は、0℃から20℃が好ましい。0℃を下回ると、樹脂層3とガラスレンズ基材2との剥離が生じ易く、20℃を上回ると放熱効果が低下し、樹脂層3から上型4を剥離し難くなる。
この離型装置50では、上型4を集中的に加熱することにより、上型4と樹脂層3との間に温度差を発生させ、樹脂層3とガラスレンズ基材2との間には温度差をできるだけ発生させないようにして、上型4と樹脂層3との境界である表層部(境界)31に熱膨張量(線膨張量)の差を発生させて、表層部31が選択的に剥離しやすくなるようにしている。さらに、上型4と樹脂層3との間に、正確にくさび11を打ち込み、力Fを加えて樹脂層3から上型4を脱離(離型)する。上型4を加熱する時間は、樹脂層との間に温度差を発生させるため、樹脂層の温度を高くしないようにするためにも短いほうが好ましく、1枚の離型に要する温度保持の時間は約10分程度としている。
なお、加熱装置51は、温風式に限定されず、上型4に接触するホットプレートのような電熱ヒータであっても良く、さらには、上型4の内部に電熱ヒータを埋め込むことも可能である。また、放熱装置52は、ガラスレンズ基材2と樹脂層3との間に温度差を発生させることは好ましくなく、このため、ガラスレンズ基材2を極端に冷却するのではなく、温度上昇を防止する程度であることが望ましい。
(アニーリング工程)
次に、図3(c)に示すように、上型4から離型したハイブリッドレンズ1をアニールする。このアニーリング工程は、重合歪みの除去が目的であり、紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物(樹脂層)3のガラス転移点より低い温度雰囲気下で、好ましくはガラス転移温度より10℃以上低い温度雰囲気下で、30分〜2時間程度加熱処理を行うことで重合歪みを低減することができる。
得られたハイブリッドレンズ1には、必要に応じて、樹脂層3にハードコート処理、反射防止コート処理を行い、ガラスレンズ基材2に反射防止コート処理を行う。
(加熱温度と離型力に関する実験)
次に、上述した図3(b)において、上型4を加熱する温度により上型4をくさび11により離型するために必要な力Fの変動を測定した。この結果を図5に纏めて示してある。図5に示した温度Iは、熱処理工程(図3(b))において、加熱された上型4の温度を示し、温度IIは、ガラスレンズ基材2の温度を示している。また、離型力Fは、上型4の離型のためにくさび11を打ち込むのに要するトルクの大きさを、ユニットAで必要なトルクを100とした場合の相対値で示してある。
ユニットAは、熱処理工程において、上型4の温度Iが35.2℃で、ガラスレンズ基材2の温度IIが24.8℃で、この際の離型力が100であった。ユニットBは、上型4の温度Iが51.3℃でガラスレンズ基材2の温度IIが26.3℃で、この際の離型力が85であった。ユニットCは、上型4の温度Iが69.8℃で、ガラスレンズ基材2の温度IIが28.0℃で、この際の離型力が70であった。ユニットDは、上型4の温度Iが83.6℃で、ガラスレンズ基材2の温度IIが30.4℃で、この際の離型力が50であった。ユニットEは、上型4の温度Iが106.4℃で、ガラス基材2の温度IIが35.2℃で、この際の離型力が40であった。
なお、本例の樹脂層3を形成する注入液(樹脂組成液)9で、厚さ2mm、外径80mmの円盤状平板(樹脂板)を成型し、測定に必要なサイズに切り出して試験片として、熱分析装置システムTMA−60((株)島津製作所製)にて、ガラス転移温度を測定した。その樹脂層3のガラス転移温度(Tg)は84.6℃であった。また、ガラス製の上型4およびガラスレンズ基材2は、S−3(ショット(株)製)あるいはBK7などの光学ガラスが用いられ、その線膨張率は、約7×10−5(/℃)である。一方、本例の樹脂層3の線膨張率は約1.2×10−4(/℃)である。
図5に示すように、上型4のみを加熱すると、上型4の温度Iが高くなるのに対し、レンズ基材2の温度IIはそれほど上昇しない。したがって、上型4を加熱することにより、上型4と樹脂層3と境界(表層部)31の温度が上昇し、上型4と樹脂層3の線膨張率の差の約5×10−5(/℃)により熱膨張量が異なり、それが離型を促す力として働く一方、樹脂層3とレンズ基材2との境界(成形面、接着面)21においては温度が上昇しないので線膨張率の差による熱膨張量の差がほとんどなく、剥離は発生しない。このため、上型4の温度を上昇させるほど、くさび11に加える力(離型力)Fを小さくすることができ、上型4を剥離しやすくなる。
これに対し、成形型7を全体的に加熱すると、上型4と樹脂層3の境界(表層部)31に限らず、樹脂層3とガラス基材2と境界(成形面)21も同様に温度が上昇するので、境界21にも境界31と同じ力が働き、基材2からの樹脂ハガレを誘引する。
上型4を剥離しやすくさせるために、線膨張率差による熱膨張量の差を大きくするためは上型4の温度を高くすることが好ましい。本例の樹脂組成(注入液9)の場合は、上型4の温度Iが50℃以上になるように加熱することが好ましい。しかしながら、樹脂層の温度がガラス転移温度(Tg、本例では84.6℃)以上になると、転写性が崩れる可能性が生じる。このため、樹脂層3との境界31の温度がTgに達しない程度の温度に上型4を加熱することが望ましい。表層部31の温度がTgに達しても、短時間の加熱で、上型4が直ぐに剥離される環境であれば、転写性が崩れる恐れはそれほどなく、上型4の温度管理の精度はそれほど要求されない。この点も、本発明の製造方法のメリットの1つである。
さらに、本例の製造方法では、上型4に局部的に熱を加え、材料の差に基づく熱膨張量の差により表面剥離を起こさせながら離型力Fを低減させて上型4を剥離できる。したがって、剥離した面31は上型4の転写面41に忠実に離型される。さらに、樹脂層3の重合収縮時に重合剥離の要因となる可能性がある、上型4に塗布されたシリコーン系離型剤の濃度を削減することができる。例えば、従来は、アルコール系溶液中のシリコーン系離型剤の濃度が1000〜2000ppmであったのに対して、本例では1000ppm以下に、200〜1000ppm程度まで削減することができる。
なお、上記の実施例では、ガラス製の上型4を採用しているので、樹脂層3への光(紫外線)の照射は、ガラス基材2および上型4の両方から行うことができる。本発明はこれに限られるものではなく、例えば上型として金型を用い、透明なガラス基材側からのみの照射でも良い。しかしながら、樹脂層の厚いレンズや樹脂層の厚みの差が大きい(いわゆる偏肉性の強い)レンズを成型する場合にはS−3(ショット(株)製)やBK7などの光学ガラスを研削加工したガラス型を用いて、紫外線を樹脂層の上下両面から照射するようにして成型した方が光学歪み防止のためにも好ましい。本例の製造方法においては、レンズ基材と同じ材質の成形型(上型)を用いた場合にも、上型を容易に剥離できるので、ガラス製の上型を用いてハイブリッドレンズを製造するのに好適である。
また、本発明には、上記では、ガラス基材の片面に樹脂層(プラスチックレンズ)が成形されたハイブリッドレンズを説明しているが、これに限らず、ガラス基材の両面が樹脂層で成形されている両面ハイブリッドレンズも含まれる。
本発明に係る製造方法により得られたハイブリッドレンズ1は、例えば、レンズ、プリズム、回折格子などとして使われるが、非球面レンズとして適用した場合、優れた効果を得ることができる。すなわち、従来のハイブリッドレンズと比較してより高い収差補正能力が得られるため、レンズ構成枚数をより一層削減でき、小型で軽量な光学系を実現することが出来る。
さらに、上記のハイブリッドレンズを構成要素とする光学レンズ素子は、投影機用非球面レンズとして適用された場合に、最も優れた効果を発揮することができるが、その他にスチルカメラや、ビデオカメラ、それらの交換レンズ、眼鏡レンズ、望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、光ディスク/光磁気ディスク読取用ピックアップレンズ等の光学部品にも適用できる。
さらに、樹脂層3の組成液(注入液)9は、上記のものに限らず、次のようなラジカル性重合モノマー(上記の成分(A)〜(C))およびシランカップリング剤を用いることも可能である。成分(A)として、12BGDM(ドデカブチレングリコールジメタクリレート)、9EGDM(ノナエチレングリコールジメタクリレート)、成分(B)として、UDM1(イソホロンジイソシアネートと2−ヒドロキシプロピルメタクリレートとを反応させて得られたウレタンジメタクリレート)、EDM1(ビスフェノールAジグリシジルエーテルとメタクリル酸とを反応させたエポキシジメタクリレート)、成分(C)として、CHM(シクロヘキシルメタクリレート)、シランカップリング剤として、MDS(γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)等がある。
ハイブリッドレンズの一例を示す断面図。 ハイブリッドレンズの製造プロセスの模式図。 本発明に係るハイブリッドレンズの製造プロセスの模式図。 本発明に係る光学素子の製造装置の模式図。 本発明に係る光学素子離型工程での温度と離型力の関係を纏めた表。
符号の説明
1 ハイブリッドレンズ、2 ガラス基材、3 樹脂層
4 ガラス製の上型(転写型)、7 ハイブリッドレンズの成形型
11 くさび、21 成型面(境界)、31 表層部(境界)、41 転写面
50 熱処理装置、51 加熱装置、52 放熱装置
70 ワーク(ユニット)

Claims (7)

  1. ガラス製のレンズ基材の少なくとも一方の面に転写型を対向した状態で配置し、前記レンズ基材と前記転写型との間に樹脂を注入後、前記樹脂を硬化して樹脂層を形成する成形工程と、
    前記転写型を離型するとき、および/またはその前に、前記転写型のみを加熱する熱処理工程とを有する、光学素子の製造方法。
  2. 請求項1において、前記熱処理工程では、前記加熱される転写型が配置される前記レンズ基材の面側とは反対の面側を放熱状態にする、光学素子の製造方法。
  3. 請求項1または2において、前記成形工程では、前記樹脂を注入する前に前記転写型の転写面に、アルコール系溶液中の濃度が200ppmから1000ppmとなるようにシリコーン系離型剤を溶解したシリコーン系離型剤溶液を塗布する、光学素子の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記転写型はガラスである、光学素子の製造方法。
  5. ガラス製のレンズ基材の少なくとも一方の面に対向した状態で配置された転写型と前記レンズ基材との間に樹脂が注入、硬化されたワークの、前記転写型のみを加熱する手段と、
    前記ワークから前記転写型を離型する手段とを有する、光学素子の製造装置。
  6. 請求項5において、前記加熱する手段では、
    さらに、前記加熱される転写型が配置される前記レンズ基材の面とは反対の面側へ0℃から20℃の気体を送風して放熱する手段を有する、光学素子の製造装置。
  7. 請求項5または6において、前記加熱する手段は、温風により前記転写型を加熱する、光学素子の製造装置。
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