JP2006232321A - 物品挿入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品が折れ曲がらないで袋内にスムーズに挿入できるようにする。
【解決手段】化粧袋4の開封フラップの上に位置する下部ガイド58と、下部ガイドに対向していて係止爪49で化粧袋の開口が開いた状態に保持して扁平品の挿入をガイドする上部ガイド46とを備えている。扁平品2の挿入方向両側に一対のサイドガイド59を配設し、扁平品2の両側縁部を溝部で案内する。搬送バケット11に載置した扁平品2の後ろ側にプッシャ65を配置する。プッシャ65は後押え部とスペーサが後側縁部に沿って位置しプッシャ本体は後側縁部より下方に延びていて扁平品を押し出す。プッシャで押された扁平品はサイドガイド59で両側を規制されて上下部ガイド46,58で形成する通過口を介して開口から袋内に押し込まれる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、化粧袋等の各種の袋内にレトルトパウチ食品等の物品を挿入するための物品挿入装置に関する。
従来、封筒等の扁平な袋内にアルミ袋やプラスチック袋等で殺菌密封されたレトルトパウチ食品やその他の扁平な物品を自動的に挿入する物品挿入装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載された装置は、テレホンカードなどの扁平な物品を封筒等の袋類内部に挿入するための物品挿入装置である。この挿入装置は、袋類セット治具で支持された袋類に対して吸盤で両方の面を吸着して開口を開いた状態に保持し、開口内に物品を案内する上下2枚の平板状の舌片を侵入させておく。そしてプッシャで押された物品が2枚の舌片の間を挿入路として開口から袋類の内部に挿入されるようにしている。
特開平6−127507号公報
しかしながら、上述した物品挿入装置では、物品がテレホンカード等の薄板状の物品でなくレトルトパウチ食品等の所定厚みのある柔軟で扁平な物品である場合、上下2枚の舌片が平板状であるために袋類の円弧状の開口に対して中央部にしか舌片を挿入できない。そのため、挿入時に物品の両側端部は舌片によるガイドがなく袋類の開口両端に引っかかり易く、端部がめくれて折り目がついたり見栄えが悪いという欠点がある。
さらには、袋類セット治具に設けた左右の物品の案内部は物品の両側上方を規制しておらず、舌片もないために物品の両縁部が挿入時に袋類の開口に引っかかって挿入できないおそれもあった。
本発明は、このような実情に鑑みて、物品の縁部が袋の開口等で折れ曲がらないで物品を挿入できるようガイドする物品挿入装置を提供することを目的とする。
本発明による物品挿入装置は、物品をプッシャによって開口を通して袋内に挿入する物品挿入装置において、袋の搬送方向に対して中央側から外側に向かって後記第二ガイド側に傾斜するガイド側部を備えていると共に袋の開口の開封フラップの上に位置する第一ガイドと、該第一ガイドに対向して配設されていて中央側から外側に向かって第一ガイド側に傾斜するガイド側部を備えている共に袋の開口から離れるに従って第一ガイドとの間隔が増大するように傾斜して形成されていて物品の挿入をガイドする第二ガイドと、物品の袋内への挿入方向両側に配設されていて物品の両側縁部を案内する溝部を有している一対のサイドガイドとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、袋の開口が開いた状態でプッシャによって物品を押すと一対のサイドガイドによって両側を規制された物品が案内され、しかも物品の両側縁部はサイドガイドの溝部に侵入した状態で押されるために両側縁部が折れ曲がることなく進行し、第一ガイドと第二ガイドはそれぞれ両側のガイド側部が対向する方向に傾斜しているため、物品の両側縁部が引っかかることなく案内されて開口を通して確実に袋内に挿入される。また、第一ガイドは袋の開口内に進入しておらず、第二ガイドの傾斜面と協働して開口より広い通過口から徐々に狭くなるように形成でき、物品が所定厚みを有していても開口に引っかかって縁部が折れることなくスムーズに袋内に挿入される。しかも袋の搬送によって自動的に開封フラップが第一ガイドの裏側に滑り込む。
また、プッシャは物品の後側縁部に沿う縁部押え部と後側縁部を押圧するプッシャ本体とを有していて、後側縁部を押して物品を袋内に挿入させるようにしてもよい。
プッシャのプッシャ本体によって物品の後側縁部を押す際に、後側縁部が縁部押え部によって折れたりするのを抑制するため、後側縁部を押して物品をスムーズに移動できる。
また、第二ガイドは開いた状態の袋の開口を係止させる係止部を備えていて、袋を吸着保持して開口させる吸着部材と、該吸着部材で開口させた袋に対して第二ガイドの係止部を開口に係止させる接離手段とを更に備えていることが好ましい。
袋の開口を開かせる際に、吸着部材によって袋の一方の面を吸着して開くと他方の面は第一ガイドで押えられているために開口の両面が円弧状に開き、この状態で接離手段によって第二ガイドの係止部を開口に係止させることで、吸着部材の作動に関わらず開口を開いた状態に保持できると共に、第二ガイドにおける開口手前のガイド部等の他の部分は挿入方向に対して開口の反対側で第一ガイドと共に開口より大きな通過口を形成できるため、物品の挿入が容易である。
また、物品の前側縁部を第二ガイドの形状に沿って変形させる変形ガイド部材を備えていてもよい。
変形ガイド部材によって物品の前側縁部を第二ガイドの形状に沿って変形させておくことで、物品を袋内に挿入する際に物品の前側縁部が第二ガイドに沿ってスムーズに開口内に誘導される。
本発明によれば、物品の縁部が開口に引っかかったり折れ曲がったりすることなくスムーズに袋内に収納できる。また、第二ガイドによって開口を開かせて保持すると共に開口につながる物品の通過口を広く形成でき、物品が所定厚みを有していても開口に引っかかって縁部が折れることなく挿入が確実である。
以下、本発明の実施の形態による物品挿入装置を図1乃至図11により説明する。図1は扁平品及び化粧袋の搬送ラインと物品挿入位置を示す物品挿入装置の概略説明図、図2は扁平品の袋均し機構を示す正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は円弧ガイドと押圧ローラの拡大図、図5は扁平品挿入機構の側面図、図6は図5の要部平面図、図7は図5のB方向矢視図、図8はサイドガイドを示す側面図、図9は開口に対するサイドガイドと上部ガイド部と下部ガイド部の配置構成を示す正面図、図10はプッシャ挿入機構を示す側面図、図11は図10のC方向矢視図である。
図1において、本実施形態による物品挿入装置1は扁平品2の搬送ライン3と化粧袋4の搬送ライン5とを平行に配設しており、搬送ライン3、5は扁平品2と化粧袋4の配設ピッチ毎に間欠的に搬送されるものとする。搬送ライン3、5の扁平品挿入位置において、扁平品2を対向する位置にある化粧袋4内に挿入させる物品挿入機構6を備えている。搬送ライン3において物品挿入機構6の手前の工程には扁平品2の均し機構7が設けられている。
ここで、扁平品2は例えばレトルトパウチ食品等の柔軟で扁平な物品であり、アルミ製の袋に密封されていて食品等の内容物を封止した平面視略四角形で所定厚みの本体部2aとその周囲の熱圧着されたシート状の縁部2bとで構成されている。縁部2bは四角形をなす本体部2aの各辺に沿って前側縁部2ba、後側縁部2bb,両側縁部2bc、2bcとで構成される。また化粧袋4は扁平品2より若干縦横寸法の大きい略四角形をなす例えば紙製の袋であり、上面と下面からなっていて下面には開口4aに開封フラップ4bが形成されている。
そして、扁平品2は搬送ライン3上の各搬送バケットに順次載置されて搬送される。また、化粧袋4は積層されたマガジン8から搬送ライン5上に順次繰り出される。扁平品2は搬送ライン3上の物品挿入機構6のひとつ手前の位置で均し機構7によって扁平に均され、次の挿入位置で物品挿入機構6によって開口から化粧袋4内に挿入される。
次に上述した物品挿入装置1における扁平品2の均し機構7について図2乃至図4により説明する。
図2及び図3において、扁平品2の搬送ライン3にコンベアベルト10が設けられ、コンベアベルト10上には扁平品2を載置するための複数の搬送バケット11が連続して配列されている。各搬送バケット11は扁平品2の三辺をなす三方を囲うように衝立11aが設けられて構成されている。搬送バケット11の残りの1辺は開放された開放部12であり、この開放部12から扁平品2が化粧袋4に向けて押し出されることになる。
開放部12における搬送バケット11の側面には円弧ガイド13が設けられている。円弧ガイド13は図2に示すように長穴14とボルト15の頭部によって高さ調整可能に固定されている。この円弧ガイド13は後述する押圧ローラ28と協働して扁平品2の縁部2bのうち前側縁部2baを円弧状に変形させるものである(図4参照)。
また、搬送バケット11の上方に設けられた均し機構7は、物品挿入装置1のフレームの梁部15に水平なプレート16が設けられ、プレート16上には上下動シリンダ17が固定されており、軸部17aがプレート16を貫通して下方に延びて下端にブラケット22が連結されている。プレート16を貫通して円筒状のスライドガイド19が固定され、スライドガイド19内にはスライド軸20が上下動可能に挿通されている。スライド軸20の上端は上下動プレート18で連結され、下端は水平移動シリンダ21を取付けたブラケット22に連結されている。
水平移動シリンダ21には押圧ローラ28が連結されている。図3に示すように均し部材24は軸部24aがスプリング25を介してブラケット22に接続されており、上下動シリンダ17を降下させてブラケット22がスプリング25を介して軸部24a及び均し部材24に荷重を伝達させる。そのため、スプリング25によって扁平品2を押す荷重が過大にならないように制御する。また、プレート16上にはストッパ27が設けられており、上下動シリンダ17によって均し部材24を降下させて扁平品2を扁平に均す際にストッパ27に上下動プレート17が当接することで過大な荷重が扁平品2にかからないように制御している。
また、ブラケット22には扁平品2の前側縁部2baを円弧ガイド13と共に挟む押圧ローラ28が取付けられている。この押圧ローラ28も軸部28aがスプリング29と水平移動シリンダ21を介してブラケット22に連結されており、スプリング29によって扁平品2の前側縁部2baを押す荷重が過大にならないように制御する(図4参照)。
次に扁平品挿入機構6について図5乃至図9により説明する。
図5において、化粧袋4の搬送ライン5には、扁平品2の搬送ライン3と平行にコンベアベルト32が設けられており、このコンベアベルト32上に扁平品2を載置する搬送バケット11と同様な3枚構成の衝立33aを設けた搬送バケット33が設けられている。両方の搬送バケット11、33は開放部12、34が互いに向かい合わせになるように構成されている。搬送バケット33内にマガジン8から取り出された化粧袋4が載置され、開口4aが開放部34側に位置する。
扁平品挿入機構6において、図7に示すように、フレームの梁部36に設けたプレート50に上下動シリンダ37が取付けられ、上下動シリンダ37のシリンダ軸37aはプレート50を貫通し、その下端に支持プレート38が取付けられている。支持プレート38には一対の昇降シリンダ39、39が固定され、各昇降シリンダ39のシリンダ軸39aに連結されていて一体に昇降するL字プレート40には下端に吸着パッド41を取付けた吸着部材42が固定されている。各吸着パッド41は化粧袋4の開口4a近傍の上面両側を吸着して開口4aを円弧状に開くことで搬送バケット11上に載置された扁平品2を挿入可能な状態にする。
また図5において、支持プレート38には鉤形の押え具44が取付けられ、押え具44の先端部44aは略L字に屈曲している。この先端部44aは上下動シリンダ37によって支持プレート38が降下した際に化粧袋4の後端を押えることになる。更に支持プレート38の下面には接離シリンダ(接離手段)45が取付けられ、その水平方向を向くシリンダ軸45aには上部ガイド46(第二ガイド)が取付けられている。
図5乃至図7において、上部ガイド46はシリンダ軸45aに固定された垂下板47と、垂下板47の下端から搬送ライン3の斜め上方に向けて突出して両端のガイド側部が下方に傾斜している傾斜ガイド部48と、垂下板47に対して傾斜ガイド48の延長線に沿って反対側に突出する係止爪49(係止部)とを概略で備えている。傾斜ガイド部48は図7に示すように右側端部が下方に垂下するガイド壁48aが形成されている。係止爪49は開いた状態の化粧袋4の開口4aを係止し、傾斜ガイド部48は扁平品2の化粧袋4内への侵入をガイドする。なお、傾斜ガイド部48の両側に設けた下方に向かって傾斜するガイド側部は化粧袋4の開口4aの円弧形状に沿った曲面であることが望ましい。
また図7において、梁部36に設けた固定プレート50を貫通する一対のスライドガイド51にはそれぞれスライド軸52が上下動可能に挿通されており、スライド軸52の下端は支持プレート38に連結され、上端は連結プレート53で連結されている。固定プレート50にはストッパ55が設けられており、連結プレート53がストッパ55に当接することで上下動シリンダ37による吸着部材42、上部ガイド46、押え具44の上下動範囲を制限する。
そのため、上下動シリンダ37の作動によって支持プレート38と共に吸着部材42、上部ガイド46、押え具44は、連結プレート53がストッパ55に当接する位置まで降下し、この位置で押え具44は化粧袋4の後端を押えて固定し、吸着部材42の吸着パッド41は化粧袋4に当接して吸着可能となる。このとき、接離シリンダ45で上部ガイド46を搬送バケット11側に繰り出しておく。次に昇降シリンダ39で吸着部材42を上昇させることで、化粧袋4の開口4aを開かせ、更に接離シリンダ45で上部ガイド46を引っ込ませることで、係止爪49を開口4aに係止させることになる。
また、図5乃至図7において、搬送ブラケット11、33間には扁平品2を化粧袋4に挿入するための下部ガイド58とサイドガイド59とが設けられている。
図6及び図7において、下部ガイド58は扁平品2の挿入方向に略直交する方向に延びる板状の部材からなり、幅と長さが大きく扁平品2の挿入をガイドするガイド本体58aと、その両側に延びるガイド側部58b、58cとで形成されている。ガイド本体58aに対して搬送ライン5の上流側に位置するガイド側部58bはガイド本体58aに対して上方に傾斜して形成されている。これによって、搬送される化粧袋4の開封フラップ4aを下部ガイド58の下側に導き、吸着手段42で化粧袋4の上面を吸着して開口4aを開かせる際に、下面が浮き上がるのを抑制する。
また、化粧袋4が扁平品2の挿入領域から送り出す方向に位置する送出側のガイド側部58cもガイド本体58aに対して上方に傾斜して形成されている。ガイド側部58b、58cの傾斜によって、開口時に化粧袋4の開封フラップ4bの両側を上方に傾斜できて化粧袋4が広く開口する。
なお、ガイド側部58cは傾斜ガイド部48のガイド壁48aと干渉しないように搬送バケット33側部分を斜めに切り欠いた形状を有している。
次にサイドガイド59は扁平品2の挿入時に扁平品2の両側部をガイドするものであり、図6に示す平面視で左右一対対向して配設されている。各サイドガイド59は図5及び図8及び図9に示すように上部サイドガイド60と下部サイドガイド61とで構成されている。下部サイドガイド61は下部ガイド58のガイド側部58b、58cの搬送ブラケット11側に位置しており、扁平品2の縁部2bc、2bcを載置させて摺動するための摺動面62aを有する基部62と側壁63とで断面視L字状をなす段差形状を有している。
一対の上部サイドガイド60は一方が下部サイドガイド61から下部ガイド58の上方に延びて形成され、他方も同一形状であるが、上部ガイド46の傾斜ガイド部48のガイド壁48aとの干渉を防ぐために下部ガイド58の一部にのみ重なるよう短く形成されている。上部サイドガイド60も断面視略L字状をなしていて、端面60aは下部サイドガイド61の摺動面62aに対向して扁平品2の縁部2bを摺動させる溝部64を形成している(図6,9参照)。
そして、サイドガイド59の溝部64を形成する摺動面62aと端面60aは扁平品2の挿入方向入り口側で互いに離間距離を増大させるように外側に湾曲する湾曲面をそれぞれ構成している。そのため、扁平品2の挿入時に両側縁部2bc、2bcは湾曲面をなす摺動面62aと端面60aによって確実に溝部64、64内に誘導される。また、図6に示す平面視で、両サイドガイド59は搬送バケット11側から搬送バケット33側に向けて漸次その間隔が狭くなるように略八の字状に配設されている。
次に搬送バケット11に載置された扁平品2を化粧袋4の開口4aに向けて押し出すためのプッシャ65について図6,図10及び図11により説明する。
搬送バケット11に載置された扁平品2の後方には、側面視略L字形状のプッシャ65が配設されている。プッシャ65は側面視略L字状の後押え部66とスペーサ67とが板状に形成され、その後方に後押え部66及びスペーサ67と扁平品2より下方まで延びるプッシャ本体68が設けられている。
搬送バケット11に扁平品2が載置された状態で、後押え部66は下端部が前方に屈曲された屈曲部66aを有している。屈曲部66a及びスペーサ67は扁平品2の後側側縁2bb上面に沿って位置しており、プッシャ本体68で扁平品2の後側側縁2bbを押動した際に側縁2bbが上方に折れ曲がるのを防止する。
また、図6に示すようにプッシャ本体68はスペーサ67の後方で搬送バケット11の衝立11aより広い間隔で一対配設されている。
プッシャ65は図10に示すように後押え部66の上端部が上下動シリンダ70によって上下方向に進退可能に連結され、更に上下動シリンダ70は梁部36に取付けた挿入用シリンダ71によって水平方向に進退可能に連結されている。そのため、扁平品2を化粧袋4内に押し込む際には、上下動シリンダ70によってプッシャ65を降下させて搬送バケット11の背面側の衝立11aの内側に後押え部66を配置させ、外側にプッシャ本体68を配置させる。この状態で、挿入用シリンダ71を作動することでプッシャ本体68によって扁平品2の背面を押して搬送バケット33内の化粧袋4の開口4aに向けて押し出す。その後、プッシャ65を上昇させ、初期位置に横移動させる。ため、プッシャ65は上下動シリンダ70と挿入用シリンダ71によってボックスモーションを行う。
なお、図5において、物品挿入位置における搬送バケット33内に化粧袋4が配置されているか否かを判別するセンサ73を設けても良い。
本実施の形態による物品挿入装置1は上述の構成を有しており、次に物品挿入方法を説明する。
先ず、図1において、扁平品2は搬送ライン3上の各搬送バケット11に例えば人手で順次載置されて搬送される。化粧袋4はマガジン8から搬送ライン5上に順次繰り出される。扁平品2と化粧袋4はそれぞれ搬送ライン3,5によって平行に同一方向に間欠搬送される。
搬送ライン3において、図2及び図3に示す均し機構7の位置まで搬送された扁平品2は一時停止し、搬送バケット11の開放部12から突出する前側縁部2baが、円弧ガイド13上に載せられる。これに同期して上下動シリンダ17が作動してブラケット22を連結プレート18がストッパ27に当接するまで降下させる。すると、ブラケット22を介して押圧ローラ28が前部縁部2baを挟んで円弧ガイド13にスプリング29によって弾性的に当接する。これと同時に均し部材24がスプリング25を介して扁平品2に弾性的に当接する。
そして押圧ローラ28を移動用シリンダ21によって搬送バケット11の搬送方向に所定距離移動させることで、固定保持された円弧ガイド13との関係で前側縁部2baを中央部が上方に凸をなす円弧状に変形させる(図4参照)。これと同時に均し部材24によって扁平品2の本体部2aを均一厚みの扁平形状に変形させる。そして、上下動シリンダ17を上昇作動させることで押圧ローラ28と均し部材24が扁平品2から離間し、更に移動用シリンダ21によって押圧ローラ28は初期位置に戻される。
次いで、前側縁部2baを円弧状に変形させた扁平品2が物品挿入機構6の位置に到達すると、搬送ライン3及び5が一次停止させられる。物品挿入機構6の位置で対向する搬送バケット11、33にはそれぞれ扁平品2と化粧袋4が載置されている。この状態で、化粧袋4の開封フラップ4bは傾斜しているガイド側部58bにガイドされて下部ガイド58の本体部58aの下側に位置させられている(図6参照)。
次に図5において、接離シリンダ45を作動させて上部ガイド46を化粧袋4の開口4aに対して搬送バケット11側に繰り出すと共に、上下動シリンダ37と昇降シリンダ39を降下作動させる。なお、昇降シリンダ39は上下動シリンダ37の降下作動前に降下作動させておいてもよい。
これによって支持プレート38と共に吸着部材42、押え具44、上部ガイド46が一体に降下する。すると、押え具44によって化粧袋4の後端を押圧して固定し、一対の吸着部材42、42は化粧袋4の上面両端部に当接する。また、上部ガイド46は開口4aの前方に離間した位置に到達する。
そして図7において、一対の吸着部材42、42の吸着パッド41、41をそれぞれ吸引させて化粧袋4の上面を吸着させる。その後、支持プレート38に支持されている各昇降シリンダ39だけを作動して一対の吸着部材42を上昇させると、各吸着パッド41で吸着された化粧袋4の上面が持ち上げられる。しかも化粧袋4の上面は吸着部材42、42間で平面形状をなし、その両側で下面に向けて傾斜するため、開口4aは上下両面がそれぞれ円弧状に開口させられる。なお、押え具44と上部ガイド46は降下した位置のままに保持される。
次に接離シリンダ45を収縮作動させて上部ガイド46を開口4a側に移動させることで、上部ガイド46の係止爪49が開口4a内に進入して開口4aを開いた状態に係止保持する。この状態で上部ガイド46の傾斜ガイド部48は両側のガイド側部が下方に傾斜すると共にその搬送ライン3側部分が化粧袋4の開口より高く且つ搬送ライン5側部分が化粧袋4の開口より低い位置にある傾斜角度を以て保持されている(図5参照)。そのため、傾斜ガイド部48は扁平品2の挿入ガイドになる。
この状態で、図6、図10に示すように、上下動シリンダ70を作動させてプッシャ65を初期位置から降下させ、搬送バケット11の背面側の衝立11aの内側に後押え部66を、外側にプッシャ本体68を位置させる。これによって、搬送バケット11に載置された扁平品2の後端側にプッシャ65が位置する。次に挿入用シリンダ71を作動させてプッシャ65を水平移動させると、扁平品2の後端側両端に位置する一対のプッシャ本体68,68が後側縁部2bbを押動する。プッシャ本体68は搬送バケット11の衝立11aより広い間隔で配置されているため、搬送バケット11に干渉しない。
プッシャ65の後押え部66及びスペーサ67は後側縁部2bbの上側に位置するため、プッシャ本体68,68に押された縁部2bbは後押え部66の屈曲部66a及びスペーサ67によって上側に折れ曲がることを規制されており、そのために後側縁部2bbは折れることなく水平状態に維持されながら押し出される。
なお、扁平品2は一対のプッシャ本体68、68で押す領域以外は搬送バケット11の底面に支持されているから、後側の縁部2bbがプッシャ本体68に押されて下方に折れることは阻止される。
プッシャ65で搬送バケット11から押し出された扁平品2は、前側縁部2baが円弧に湾曲した状態でサイドガイド59,59の円弧状に湾曲した各摺動面62a及び端面60aでガイドされて進み、両側縁部2bc、2bcは各サイドガイド59,59の溝部64、64内に誘導される。次いで扁平品2は搬送バケット11から下部ガイド58のガイド本体部58a上に移動し、更に上部ガイド46の円弧状をなす傾斜ガイド部48に同一方向に円弧状に変形された前側縁部2baがガイドされて開口4aから化粧袋3内に挿入される。
このとき、両側のサイドガイド59,59は化粧袋4の開口4aに向けて漸次幅が狭くなるようにハの字形状に構成されているために扁平品2は確実に開口4aに誘導される。しかも、化粧袋4の開口4aは上面が上部ガイド46の係止爪49により下面が下部ガイド58により、それぞれ略円弧状に保持された通過口を形成するため、本体部2aに所定厚みのある扁平品2であっても両側縁部2bc、2bcが開口4aに引っかかることなくスムーズに化粧袋4内に収容される。
挿入終了後に、物品挿入機構6は接離シリンダ45を作動させて上部ガイド46を開口4aから離間させると共に吸着パッド41、41の吸引を解除し、更に昇降シリンダ39を上昇作動させる。その後に、接離シリンダ45を作動させて上部ガイド46を初期位置に戻す。また、プッシャ65についても上下動シリンダ70及び挿入用シリンダ71を逆方向に作動させて初期位置に戻す。
そして、搬送ライン3、5は間欠搬送を再開する。図1に示すように搬送ライン5上の搬送バケット33内に載置された扁平品2入りの化粧袋4は次の搬送位置で傾斜状態に保持されて扁平品2を確実に化粧袋4内に押し込む。更に次工程では開封フラップ4bを折り曲げ、その後に封止シールを貼ることで挿入と包装が終了する。
このような動作を繰り返すことで化粧袋4内への扁平品2の挿入と折り込み、封止を順次行う。
上述のように本実施形態による物品挿入装置1によれば、サイドガイド59,59とその溝部64,64によって両側縁部2bc、2bcがガイドされるから、扁平品2の縁部2bが開口4aに引っかかったり折れ曲がることなくスムーズに挿入できる。
また、化粧袋4の開口4aを上部ガイド46と係止爪49によって広く設定してガイドでき、扁平品2の厚みが大きくても開口4aに引っかかったり縁部2bが折れ曲がることなくスムーズに挿入できる。更に、円弧ガイド13と押圧ローラ28によって扁平品2の前側縁部2baを円弧状に変形しておくため、一層スムーズに開口4aに挿入できる。
また、プッシャ65によって後側の縁部2bbが折れ曲がることを防止し、プッシャ本体68が搬送バケット11の底面より下方に延びているため、厚みの薄い縁部2bであっても曲がり折れを防いで確実に押し出しできる。
また、上部ガイド46の係止爪49によって開口4aを係止させるため、吸着パッド41の不良が生じても開口4aを確実に開いた状態に保持できる。
なお、上部ガイド46に係止爪49は必ずしも設けなくてもよく、この場合には吸着部材42で吸着状態で化粧袋4を開口させて保持する。また、均し機構7において、円弧ガイド13及び押圧ローラ28からなる変形ガイド部材、均し部材24は必ずしも設けなくてもよい。変形ガイド部材によって扁平品2の前側縁部2baを円弧状にしなくても上下部ガイド46、58によってスムーズに開口4aへ扁平品2を導くことができる。
また、本発明は扁平な化粧袋4やパウチ食品等の扁平品2に限定されることなく、各種の袋内に各種の物品を挿入する物品挿入装置として採用できる。
本発明の実施の形態による扁平品及び化粧袋の搬送ラインと物品挿入位置を示す物品挿入装置の概略説明図である。 扁平品の袋均し機構を示す正面図である。 図2のA−A線断面図である。 円弧ガイドと押圧ローラの拡大図である。 物品挿入機構の側面図である。 図5の要部平面図である。 図5のB方向矢視図である。 サイドガイドを示す側面図である。 開口に対するサイドガイドと上部ガイド部と下部ガイド部の構成を示す要部正面図である。 プッシャ挿入機構を示す側面図である。 図10のC方向矢視図である。
符号の説明
1 物品挿入装置
2 扁平品(物品)
2b 縁部
4 化粧袋(袋)
4a 開口
4b 開封フラップ
13 円弧ガイド(変形ガイド部材)
24 均し部材
28 押圧ローラ(変形ガイド部材)
41 吸着パッド
42 吸着部材
45 接離シリンダ(接離手段)
46 上部ガイド(第二ガイド)
49 係止爪(係止部)
58 下部ガイド(第一ガイド)
58b ガイド側部
59 サイドガイド
64 溝部
65 プッシャ
66 後押え部(端縁押え部)
68 プッシャ本体

Claims (4)

  1. 物品をプッシャによって開口を通して袋内に挿入する物品挿入装置において、
    前記袋の搬送方向に対して中央側から外側に向かって後記第二ガイド側に傾斜するガイド側部を備えていると共に前記袋の開口の開封フラップの上に位置する第一ガイドと、
    該第一ガイドに対向して配設されていて中央側から外側に向かって前記第一ガイド側に傾斜するガイド側部を備えている共に前記袋の開口から離れるに従って前記第一ガイドとの間隔が増大するように傾斜して形成されていて物品の挿入をガイドする第二ガイドと、
    前記物品の袋内への挿入方向両側に配設されていて前記物品の両側縁部を案内する溝部を有している一対のサイドガイドとを
    備えたことを特徴とする物品挿入装置。
  2. 前記プッシャは物品の後側縁部に沿う縁部押え部と前記後側縁部を押圧するプッシャ本体とを有していて、前記後側縁部を押して物品を前記袋内に挿入させるようにした請求項1に記載の物品挿入装置。
  3. 前記第二ガイドは開いた状態の袋の開口を係止させる係止部を備えていて、
    前記袋を吸着保持して開口させる吸着部材と、
    該吸着部材で開口させた袋に対して前記第二ガイドの係止部を開口に係止させる接離手段とを
    更に備えている請求項1または2に記載の物品挿入装置。
  4. 前記物品の前側縁部を前記第二ガイドの形状に沿って変形させる変形ガイド部材を備えている請求項1乃至3のいずれかに記載の物品挿入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010018280A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Gunze Ltd 丁合搬送装置
JP2018012523A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 大和製罐株式会社 袋詰装置

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