JP2006232287A - 掛止用袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボトルの首部等に掛止したときに袋本体が掛止部とともに反り上がって袋体全体が湾曲するようなことがなく、また袋本体が掛止部から垂れ下がった状態となることがなく、特に袋本体に収納されている被収納物を、湾曲や変形等を生じさせることなく正面側から真っ直ぐな状態で現出させることができる掛止用袋体を提供する。
【解決手段】 被収納物を収納する収納部2を具備した袋本体に、被掛止物に掛止可能な掛止部3が連設されて構成された掛止用袋体において、袋本体は、収納部2内に収納される被収納物が存在しない部分において折り曲げ可能であるとともに、その折り曲げられた状態を維持するための折曲状態維持手段が具備され、且つ掛止部3が被掛止物に掛止された状態において、収納部2内に被収納物が収納されて折り曲げられた袋本体の少なくとも一端側が、袋本体と掛止部3との連設部分よりも上部に位置するように構成した。
【選択図】 図8

Description

本発明は掛止用袋体、さらに詳しくは、飲料等を収容するボトルの首部に掛止されるボトルネッカーと称される袋体、その他の被掛止物に掛止される掛止用袋体に関する。
従来、被掛止物に掛止される掛止用袋体としては種々のものが開発されている。たとえばボトルの首部に掛止されるボトルネッカーと称される袋体も、このような掛止用袋体の1つである。このようなボトルネッカー等の掛止用袋体に共通する構造は、ボトルの首部に掛止する掛止部と、収納物を収納する袋本体とで構成されていることであり、たとえば下記特許文献1及び2のような特許出願が従来存在する。
特開平9−86543号公報 特開2001−315803号公報
特許文献1や特許文献2に記載された袋体は、掛止部に掛止用の孔を形成し、その掛止用孔をボトルの首部に挿入して使用されるものである。もともと袋体の構造としては、掛止部と袋本体とが一直線状に形成されているので、掛止用孔をボトルの首部に挿入して袋体をボトルに装着した場合、掛止部が横向きになるので、それに伴って袋本体が反り上がり、或いは掛止部から袋本体が垂れ下がった状態となり、その結果袋体の全体が湾曲し、外観体裁が損なわれることとなる。
この特許文献1や特許文献2に開示されたような袋体は、もともとシャンプー等を収容するボトルに装着され、袋体には詰め替え用の液剤を収容して陳列することを主眼として開発されたものが多い。そして、このような袋体は、ボトルに掛止されて店頭等に陳列された状態で、内容物である液剤を外観上透視されるようにして展示効果を発揮するものではないので、袋体の全体が湾曲して外観体裁が損なわれる状態になるのもある程度はやむを得ないという認識が一般消費者にもあり、また袋本体は液剤の重量によってボトルと略平行になるように垂れ下がるので、外観体裁を極端に損なっているという認識もされていないとうのが実情である。
しかし、近年では、ペットボトル等の飲料用ボトルに掛止する袋体であって、景品やサンプル等の小物物品を袋部に収容した袋体も市販されている。このような袋体では、被収納物を透視させた状態でボトルに掛止されて店頭等に陳列されるので、その被収納物がどのようなものであるかによって、景品やサンプル等の付加価値の高まりに著しい差異が生ずる場合もあり、本来の商品であるボトル内の収容物の消費者に対する購買意欲を左右することにもなる場合がある。
従って、このような被収納物を収納する袋体の場合には、上述のように袋本体が反り上がり、或いは掛止部から袋本体が垂れ下がる等により袋体の全体が湾曲して外観体裁が損なわれることは、被収納物の展示効果にも大きく影響し、ひいては商品であるボトル内の収容物の購買意欲、売れ行きにも影響を及ぼす場合がある。
たとえば下記特許文献3に開示された袋体は、この種のサンプル包装体として出願されているもので、掛止部において宣伝広告を表示する部分が反りたった状態となり、その掛止部に表示されている文字等のラベル表示により、一応の宣伝広告効果は発揮している。しかし、掛止部に対して袋本体が垂れ下がる等により袋体の全体が湾曲するという問題は解消されていない。むしろ掛止部の上部が反り立っていることで袋体の全体は波をうつような状態となって外観体裁を著しく損なうこととなっており、袋本体内に収容される被収納物の展示効果は著しく損なわれている。
特許第3268270号公報
また、下記特許文献4や特許文献5に開示された袋体は、掛止部に切欠を形成し、切り欠き後の孔をボトルの首部等に挿入するとともに、切り欠き後に残存している切欠片(タグ片)がボトルのキャップ部に当接するように構成されており、切欠片(タグ片)がボトルのキャップ部に当接することで、掛止部を袋部に対して少し折れ曲がった状態とし、袋体全体が湾曲状態となるのがある程度抑制されている。
特開2001−58642号公報 特開2004−347965号公報
しかし、特許文献4や特許文献5は、もともと外観体裁の維持を目的として出願されたものではないので、上述のように切欠片(タグ片)がボトルのキャップ部に当接する反作用の力を利用して袋本体の反り上がりを抑制しているにすぎず、袋体全体が湾曲状態となることや、袋本体が掛止部から垂れ下がった状態となるのを防止するには至っていない。従って、外観体裁が損なわれるのを根本的に解決するものではなく、袋本体内に収容される被収納物の展示効果が良好であるとは決していえないものである。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ボトルの首部等に掛止したときに袋本体が掛止部とともに反り上がって袋体全体が湾曲するようなことがなく、また袋本体が掛止部から垂れ下がった状態となることがなく、外観体裁が良好な状態で装着することができ、特に袋本体に収納されている被収納物を、湾曲や変形等を生じさせることなく正面側から真っ直ぐな状態で現出させることができ、その被収納物の展示効果を従来に比べて著しく向上させることができる掛止用袋体を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の発明は、
被収納物を収納する収納部2を具備した袋本体1に、被掛止物に掛止可能な掛止部3が連設されて構成された掛止用袋体において、前記袋本体1は、前記収納部2内に収納される被収納物が存在しない部分において折り曲げ可能であるとともに、その折り曲げられた状態を維持するための折曲状態維持手段が具備され、且つ前記掛止部3が前記被掛止物に掛止された状態において、前記収納部2内に被収納物が収納されて折り曲げられた袋本体1の少なくとも一端側が、前記袋本体1と掛止部3との連設部分よりも上部に位置するように構成されていることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の掛止用袋体において、掛止部3が被掛止物に掛止される際に、袋本体1が掛止部3に対して略T字状に交差した状態となるように、該袋本体1と掛止部3とが構成されていることを特徴とする。さらに請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の掛止用袋体において、袋本体1が折り曲げられた状態を維持するための折曲状態維持手段が、折り曲げられた袋本体1の対面する位置を接着するための接着剤であることを特徴とする。さらに請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の掛止用袋体において、袋本体1と掛止部3との連設部分が、区画シール部7であることを特徴とする。
さらに請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の掛止用袋体において、袋本体1が、収納部2と、該収納部2から延長されて該収納部2と掛止部3との間に設けられた延長部5とで構成されていることを特徴とする。さらに請求項6記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の掛止用袋体において、袋本体1が、収納部2と、該収納部2から延長されて該収納部2と掛止部3との間に設けられた延長部5と、該延長部5とは前記掛止部3を隔てて反対側に形成された接着片10とで構成され、袋本体1を折り曲げた際に、前記接着片10が前記収納部2に接着されるように構成されていることを特徴とする。さらに請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の掛止用袋体において、袋本体1を折り曲げた際に、収納部2と延長部5とが接着可能となるように構成されていることを特徴とする。
上述のように、本発明は、袋本体が、収納部内に収納される被収納物が存在しない部分において折り曲げ可能であるとともに、その折り曲げられた状態を維持するための折曲状態維持手段が具備され、且つ掛止部が前記被掛止物に掛止された状態において、収納部内に被収納物が収納されて折り曲げられた袋本体の少なくとも一端側が、袋本体と掛止部との連設部分よりも上部に位置するように構成されているものであるため、掛止部を被掛止物に掛止させるべく横向きにした状態においても、袋本体は、それに伴って湾曲するようなことがなく、或いは掛止部から垂れ下がるようなことがなく、その結果、従来に比べて掛止される袋体の外観体裁が著しく良好となり、特に袋本体に収納されている被収納物を、湾曲や変形等を生じさせることなく正面側から真っ直ぐな状態で現出させることができ、その被収納物の展示効果を従来に比べて著しく向上させることができるという効果がある。
特に、掛止部が被掛止物に掛止される際に、袋本体が掛止部に対して略T字状に交差した状態となるように、袋本体と掛止部とが構成されている場合には、袋本体に収納されている被収納物を正面側から真っ直ぐな状態で現出させることがより確実になされ、被収納物の展示効果が一層良好になる。
さらに、袋本体が、収納部と、該収納部から延長されて該収納部と掛止部との間に設けられた延長部とで構成されている場合には、被収納物は収納部のみに収納され、延長部の
存在によって、被収納物が収納された収納部と掛止部とが離間した状態となるので、袋本体の反り上がりをより確実に防止することができるという効果がある。
さらに、袋本体が、収納部、延長部のみならず、該延長部とは掛止部を隔てて反対側に形成された接着片を具備して構成されている場合には、袋本体を折り曲げた際に、接着片を収納部に接着することで、上記のような略T字状に交差した状態となるように維持することが容易になる効果がある。
この場合、接着片を収納部に接着するとともに、収納部と延長部とを接着するように構成した場合には、掛止部の両側2箇所に袋本体の接着部分が存在することになるので、掛止部に対して袋本体を交差した状態となるように維持することが一層確実になされるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
(実施形態1)
本実施形態の掛止用袋体は、図1乃至図3に示すように、被収納物を収納する収納部2を備えた袋本体1と、ボトル等の被掛止物に掛止可能な掛止部3と構成されている。袋本体1は全体が透明な合成樹脂製フィルムからなり、上部に開口部4を有する上記のような収納部2と、該収納部2を構成するフィルムからなる一片2a及び他片2bのうち、一片2aを上部に延長して構成される延長部5とで構成されている。
延長部5を構成しているフィルムはさらに上部に延長され且つ頂部6で下向きに折り曲げられて所定位置でフィルム相互間が熱シールされることによって区画シール部7が形成され、区画シール部7の上部におけるフィルム間に合成紙からなる補強片8が封入されて、区画シール部7より上部の全体が掛止部3として形成されている。この掛止部3の略中央には円形の掛止用孔9が穿設されている。
また前記掛止部3を構成しているフィルムは、前記区画シール部7から下方に延長されて、
後述するように掛止部3を収納部2側に折り曲げる際に、収納部2側に接着される接着片10として形成されている。そして、この接着片10を接着するための接着剤13が、前記収納部2の他片2bの中央よりわずかに下側に設けられ、その接着剤13の外側に離型材14が設けられている。また前記接着片10が存在する位置と略対面する延長片5の位置にも、
接着剤11を介して離型材12が設けられている。この接着剤11は、前述のように掛止部3を収納部2側に折り曲げる際に、収納部2の他片2bの上部に接着されることとなる。
そして、このような構成からなる掛止用袋を使用する場合には、先ず図4に示すように、接着片10を持ち上げて延長部5から離型材12を剥離するとともに、収納部2から離型材14を剥離する。これによって、同図に示すように、接着剤11、13が裸出された状態となる。
次に、図5に示すように収納部2内に被収納物15を収納し、その後に図6に示すように、掛止部3を収納部2側に折り曲げ、接着剤13を介して接着片10を収納部2の他片2b側に接着し、さらに接着剤11を介して延長部5の所定位置を収納部2の他片2b側に接着する。
この状態で、折り曲げられていた掛止部3を、図7に示すように持ち上げると、収納部2、延長部5、及び掛止部3の全体が略T字状の状態となる。すなわち延長部5が下向きに折り曲げられて接着剤11を介して収納部2に接着され、該延長部5とは掛止部3を隔てて反対側に位置する接着片10が、展開された状態で接着剤13を介して収納部2に接着されているので、掛止部3を持ち上げる際、その掛止部3は、延長部5と接着片10との間に位置する区画シール部7を中心として図7の矢印方向に回動するが、延長部5及び
収納部2からなる袋本体1の全体は、その掛止部3を回動することによって何ら湾曲等により変形することがなく、袋本体1の全体がほぼ直線状に維持されていることとなる。
従って、この状態で、図8に示すように掛止部3の掛止用孔9を、被掛止物であるボトル16の首部17に挿入したとき、収納部2或いは袋本体1の全体は、従来のように掛止部3から垂れ下がって湾曲したような状態となることがなく、同図に示すように略T字状の状態が維持されるので、袋体の外観体裁を損なうことがない。
この結果、掛止部3をボトル16の首部17に掛止した状態においても、収納部2内に収納された被収納物15は、正面側から真っ直ぐな状態で現出させることができ、被収納物15の展示効果を非常に良好なものとすることができ。ひいては商品であるボトル16内の飲料等の消費者に対する購買意欲を高めることにもなる。
(実施形態2)
本実施形態では、図9に示すように袋本体1における上部側の接着剤11及び離型材12が、収納部2の上部に設けられており、この点で、延長部5側に接着剤11及び離型材12が設けられていた実施形態1の場合と相違する。この接着剤11及び離型材12が設けられている位置を除けば、袋体としての構成は上記実施形態1の場合と共通するため、その説明は省略する。
本実施形態においては、実施形態1とは異なり、接着片10を持ち上げずに2箇所の離型材12、14を剥離して接着剤11、13を裸出させることができるが、収納部2内に被収納物15を収納した後に、掛止部3を収納部2側に折り曲げ、接着剤13を介して接着片10を収納部2の他片2b側に接着し、接着剤11を介して延長部5の所定位置を収納部2の他片2b側に接着する点は、実施形態と同じである。
すなわち、本実施形態と上記実施形態1とは、接着剤11が延長部5側に設けられているか収納部2側に設けられているかで相違するだけであり、掛止部3を収納部2側に折り曲げて2箇所の接着剤11、13を介して袋本体1における2箇所の位置を接着させた状態は、実施形態1と同様に図6に示すような状態となり、従って、その後に掛止部3を持ち上げてボトル16の首部17に掛止した状態も、図7及び図8に示すように実施形態1と同じになる。
(実施形態3)
本実施形態では、図10に示すように区画シール部7の下方にフィルムが延長されておらず、従って上記実施形態1、2のような接着片10が本実施形態の掛止用袋体には存在しない。2箇所の接着剤11、13が収納部2の上下に設けられている点は実施形態2と共通しているが、本実施形態では上部側の接着剤11は、より開口部4に近い収納部2の上部側に設けられ、下部側の接着剤13は、より収納部2の底部に近い側に設けられている。
図11に示すように、離型材12、14が剥離された後に収納部2内に被収納物15が収納される点は実施形態1及び2と同じであるが、本実施形態では、図12に示すように
収納部2が延長片5側に折り曲げられて、接着剤11、13介して収納部2と延長片5とが接着される。従って、この点で、掛止部3が収納部2側に折り曲げられていた実施形態1、2の場合と相違している。この相違から、本実施形態では、袋本体1の全体における延長片5の長さの比率が、実施形態1、2の場合に比べて長く形成されている。
本実施形態では、接着剤11、13を介して袋本体1の2箇所が接着された後に、掛止部3を、図13に示すように延長片5を隔てて収納部2が存在している側と反対側に折り曲げる。この場合、図13では図示していないが、区画シール部7の直下に折曲線を形成することによって、折り曲げをより容易に行なうことができる。
そして、そのような状態で、図14に示すように掛止部3の掛止用孔9を、被掛止物であるボトル16の首部17に挿入することで、袋体はボトル16の首部17に掛止されることになる。
この場合において、掛止部3は、2箇所の接着剤11、13を介して延長片5に接着されている収納部2とは、該延長片5を隔てて反対側に折り曲げているので、掛止部3と、袋本体1を構成する延長片5や収納部2とは、一体となって湾曲するようなことがなく、
掛止部3をボトル16の首部17に掛止した状態において、袋本体1の全体が掛止部3から垂れ下がって湾曲したような状態となることがない。
特に、袋本体1の一端側である底部が、袋本体1と掛止部3との連設部分である区画シール部7よりも上部に位置するため、上記実施形態1、2のように袋体の全体が略T字状とまではいかないまでも、袋本体1は掛止部3に対して交差する状態に維持され、収納部2内に収納された被収納物は、湾曲せずに略真っ直ぐな状態に維持され、外観体裁を損なうことがないのである。
(実施形態4)
本実施形態では、図15に示すように、接着材11及び離型材12が収納部2の1箇所にのみ設けられ、この点で収納部の2箇所に設けられていた上記実施形態2や実施形態3の場合と相違している。袋体の構成自体は、実施形態2や実施形態3と共通しているので、その説明は省略する。
離型材12が剥離された後に、図16に示すように被収納物15が収納部2内に収納される点は、上記実施形態1乃至3と共通している。
本実施形態においては、図17に示すように掛止部3が収納部2側に折り曲げられ、この点で上記実施形態1、2と共通する。
さらに本実施形態では、図18に示すように掛止部3を持ち上げ、図19に示すように
掛止部3の掛止用孔9をボトル16の首部17に挿入する。これによって袋体はボトル16の首部17に掛止された状態となる。
この場合において、本実施形態では、1箇所の接着剤11のみによって延長部5と収納部2とが接着され、実施形態1や2のように展開された接着片10をも用いて2箇所で接着されているわけではないので、該実施形態1、2に比べると、掛止部3と袋本体1とが略T字状に交差した状態が安定して維持されているわけでは必ずしもない。
しかしながら、本実施形態においても、掛止部3を袋本体1側に折り曲げる際における延長部5における折曲部19、すなわち袋本体1の一端側が、図18及び図19に示すように、袋本体1と掛止部3との連設部分である区画シール部7よりも上方に位置しているため、掛止部3をボトル16の首部17に掛止させた状態においては、同図に示すように、袋体の全体が略T字状の状態となり、少なくとも袋本体1の全体が掛止部3から垂れ下がって湾曲したような状態となることはない。
従って、本実施形態においても、ボトル16の首部17に掛止された状態で、袋本体1は掛止部3に対して交差する状態に維持され、収納部2内に収納された被収納物は、湾曲せずに略真っ直ぐな状態に維持され、外観体裁を損なうことがないのである。
(実施形態5)
本実施形態では、図20に示すように、袋本体1を構成する収納部2の下部に収納用の開口部4が形成されており、この点で収納部2の上部に開口部4が形成されていた実施形態1乃至4の場合と相違する。本実施形態では、その下部の開口部4から収納部2の一片2aが他片2bよりも下方に延長されて封緘片18が形成されている。
本実施形態では、収納部2の他片2b側の略中央に接着剤11を介して離型材12が設けられ、さらに前記封緘片18に接着剤13を介して離型材14が設けられている。
本実施形態においては、先ず図21に示すように被収納物15が収納部2内に収納された後に、離型材14を剥離して接着剤13を介して封緘片18を収納部2の他片2b側に接着し、次に、上部側の離型材12を剥離し、図22のように掛止部3を収納部2側に折り曲げ、その折り曲げられた収納部2を構成するフィルム相互間を、接着剤を介して接着する。
さらに、図23に示すように掛止部3を持ち上げ、その状態で図24に示すように掛止部3の掛止用孔9をボトル16の首部17に挿入する。これによって袋体はボトル16の首部17に掛止された状態となる。
本実施形態では、袋本体1の2箇所に接着剤11、13が設けられ、この点で上記実施形態1乃至3と共通するが、本実施形態においては、下方の接着剤13は封緘片18を収納部2側に接着して収納部2を封緘するための接着剤であり、実施形態1や2のように展開された接着片10をも用いて2箇所で接着されているわけではなく、接着剤13自体が袋体を略T字状に安定した状態に維持することに寄与しているわけではない。
しかし、本実施形態においても、掛止部3を袋本体1側に折り曲げる際における折曲部19、すなわち袋本体1の一端側が、図23及び図24に示すように、袋本体1と掛止部3との連設部分である区画シール部7よりも上方に位置しているため、掛止部3を持ち上げてボトル16の首部17に掛止させた状態においては、同図に示すように、袋体の全体が略T字状の状態となり、少なくとも袋本体1の全体が掛止部3から垂れ下がって湾曲したような状態となることはないのである。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態1乃至4では、開口部4が収納部2の上部に形成された袋本体1を用い、実施形態5では開口部4が収納部2の下部に形成された袋本体1を用いたが、袋本体1の形態はいずれのものを用いることも可能であり、またこれらに限定されるものではない。
また、該実施形態では、掛止用孔9が円形に形成されていたが、掛止用孔9の形状も該実施形態に限定されるものではない。さらに、上記実施形態では、掛止用孔9は1個のみ形成あれていたが、2個形成されていてもよい。この場合には、2本のボトルの首部にその2個の掛止用孔9をそれぞれ挿入することで、1つの掛止用袋体を2本のボトルに装着することができるという効果がある。
さらに掛止部3をボトルの首部等に掛止させる手段も該実施形態のような掛止用孔9に限定されるものではなく、孔以外の掛止手段を採用することも可能である。たとえば図25に掛止部3の上部に接着剤21を介して離型材22を設け、これをボトルの首部等に掛止させる手段としてもよい。この場合には、離型材22を剥離した後、図26に示すように、その接着剤21を介して被掛止物23に接着することによって、袋体を被掛止物23に装着することができる。
この場合においても、掛止部3と袋本体1の全体が同図に示すように略T字状の状態となり、収納部2内に収納された被収納物15は、正面側から真っ直ぐな状態で現出させることができ、被収納物15の展示効果を非常に良好なものとすることができる。
さらに、掛止部3内に具備されている補強片8の種類としては、該実施形態の合成紙以外に、たとえば厚手の紙に合成樹脂をコーティングしたものであってもよい。さらに、このような補強片8を設けることで、掛止部3に対して袋本体2が湾曲した状態となるのを好適に防止することができるという好ましい効果が得られるが、このような補強片8を設けることは本発明に必須の条件ではなく、掛止部3を構成するフィルムを単に折り曲げるだけで、そのフィルム間は空間の状態にしておくことも可能である。
さらに、上記実施形態では、袋体をボトルの首部に掛止し、いわゆるボトルネッカーとして使用する場合について説明したが、本発明の用途はボトルネッカーに限定されるものではない。すなわち上記図25、26のように、接着剤21を介して掛止部3を被掛止物に接着して掛止させることができるので、ボトルのように首部が存在しない被掛止物にも掛止させることができる。この場合の被掛止物としては、たとえばカップラーメンの容器のようなものが想定できる。また飲食物以外の商品を被掛止物とすることも可能であり、さらには、商品以外のもの、たとえば陳列棚のようなものを被掛止物とし、上記接着剤21を介して掛止部3を接着する等によって、袋体を陳列棚に掛止することもできる。この場合においても、被収納物を正面側から真っ直ぐな状態で現出させることができるので、被収納物の展示効果が良好であることは上記ボトルネッカーの場合と同様である。従って、この場合には、表示用のラベル等を被収納物とすることで、陳列棚の複数の箇所に所定の表示を行なうことができる。
一実施形態としての掛止用袋体の正面図。 同背面図。 図1のA−A線断面図。 離型材を剥離した状態の断面図。 被収納物を収納部内に収納した状態の断面図。 掛止部を折り曲げた状態の断面図。 掛止部を持ち上げた状態の断面図。 掛止部をボトルの首部に装着した状態の断面図。 他実施形態の掛止用袋体の断面図。 他実施形態の掛止用袋体の断面図。 被収納物を収納部内に収納した状態の断面図。 収納部を延長部側に折り曲げた状態の断面図。 掛止部を横向きに折り曲げた状態の断面図。 掛止部をボトルの首部に装着した状態の断面図。 他実施形態の掛止用袋体の断面図。 被収納物を収納部内に収納した状態の断面図。 掛止部を折り曲げた状態の断面図。 掛止部を持ち上げた状態の断面図。 掛止部をボトルの首部に装着した状態の断面図。 他実施形態の掛止用袋体の断面図。 被収納物を収納部内に収納した状態の断面図。 掛止部を折り曲げた状態の断面図。 掛止部を持ち上げた状態の断面図。 掛止部をボトルの首部に装着した状態の断面図。 他実施形態の掛止用袋体の断面図。 掛止部を被掛止物に装着した状態の断面図。
符号の説明
1…袋本体 2…収納部
3…掛止部 5…延長片
10…接着片 11、13…接着剤

Claims (7)

  1. 被収納物を収納する収納部(2)を具備した袋本体(1)に、被掛止物に掛止可能な掛止部(3)が連設されて構成された掛止用袋体において、前記袋本体(1)は、前記収納部(2)内に収納される被収納物が存在しない部分において折り曲げ可能であるとともに、その折り曲げられた状態を維持するための折曲状態維持手段が具備され、且つ前記掛止部(3)が前記被掛止物に掛止された状態において、前記収納部(2)内に被収納物が収納されて折り曲げられた袋本体(1)の少なくとも一端側が、前記袋本体(1)と掛止部(3)との連設部分よりも上部に位置するように構成されていることを特徴とする掛止用袋体。
  2. 掛止部(3)が被掛止物に掛止された状態において、袋本体(1)が掛止部(3)に対して略T字状に交差した状態となるように、該袋本体(1)と掛止部(3)とが構成されている請求項1記載の掛止用袋体。
  3. 袋本体(1)が折り曲げられた状態を維持するための折曲状態維持手段が、折り曲げられた袋本体(1)の対面する位置を接着するための接着剤である請求項1又は2記載の掛止用袋体。
  4. 袋本体(1)と掛止部(3)との連設部分が、区画シール部(7)である請求項1乃至3のいずれかに記載の掛止用袋体。
  5. 袋本体(1)が、収納部(2)と、該収納部(2)から延長されて該収納部(2)と掛止部(3)との間に設けられた延長部(5)とで構成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の掛止用袋体。
  6. 袋本体(1)が、収納部(2)と、該収納部(2)から延長されて該収納部(2)と掛止部(3)との間に設けられた延長部(5)と、該延長部(5)とは前記掛止部(3)を隔てて反対側に形成された接着片(10)とで構成され、袋本体(1)を折り曲げた際に、前記接着片(10)が前記収納部(2)に接着されるように構成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の掛止用袋体。
  7. 袋本体(1)を折り曲げた際に、収納部(2)と延長部(5)とが接着可能となるように構成されている請求項5又は6記載の掛止用袋体。
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