JP2006231442A - コイルの切削加工装置及び切削加工方法 - Google Patents

コイルの切削加工装置及び切削加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】工数を低減し、作業効率を向上することができるコイルの切削加工装置及び切削加工方法を提供する。
【解決手段】線材8に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工装置21において、線材8の加工面側に設けた切削刃22と、この切削刃22の切削力によって線材8に生じた切削反力を受けつつ、線材8を長手方向に送り出し可能に保持する線材保持部24とを備える。これにより、例えばドラム17から線材8を送り出しながら切削刃22で切削加工することを可能とし、また例えば線材8に対し線材保持部24及び切削刃22を一体的に移動させながら切削刃22で切削加工することを可能とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば線材を矩形らせん状に巻線形成するコイルの製造に係わり、詳細には、線材に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工装置及び切削加工方法に関する。
従来、帯状金属板(以降、線材と称す)を矩形らせん状に巻線形成する巻線形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この巻線形成装置は、揺動支持台に揺動可能に設けられたベースと、このベースと共に揺動可能に設けられた揺動ビームと、ベースに設けられ線材を供給するドラムと、線材の供給を制御するブレーキと、このブレーキを駆動するテンションシリンダと、線材の巻きくせをとるレベラと、揺動ビーム上を走行可能に設けられ、線材を折り曲げるための巻型及び曲げ装置を備えた曲げ台車と、揺動ビーム上を走行可能に設けられ、折り曲げた線材を保持する保持クランプを備えた保持台車と、巻線形成したコイルを載置するテーブルとを備えている。そして、揺動ビームの揺動及び曲げ台車の走行により曲げ装置で保持した線材を引き出しながら、これと同時に曲げ装置で折り曲げる作業を順次繰り返すことにより、線材を矩形らせん状に巻線形成し、さらに曲げ台車の巻型13の位置に連動してテーブルが回転することにより、巻線形成したコイルを的確に積み重ねるようになっている。
特開昭57−196855号公報
しかしながら、上記従来技術には以下のような課題が存在する。
線材に冷却用の長溝及び長穴を有するコイルにおいては、その寸法精度上、上記従来の巻線形成装置により製造することが困難であった。詳細には、例えばドラムに巻かれた線材に予め長溝等を加工したものを用意した場合、ドラム巻線中の線材の伸びまたは後から形成される曲げ部での線材の伸び及び歪み等により、寸法誤差が累積されて、長溝等の所要寸法精度を確保することが困難であった。そこで、線材に長溝等を有するコイルの製造方法は、例えば、(1)線材を所定長さに切断→(2)線材に長溝等を形成するための切削加工→(3)線材をコの字形状にするため線材両端の曲げ加工→(4)コの字形状の線材をロー付の工程で行われていた。そのため、線材の切断及びロー付け等の工数が増加するとともに、作業効率が低下していた。
本発明の目的は、工数を低減し、作業効率を向上することができるコイルの切削加工装置及び切削加工方法を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、線材に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工装置において、前記線材の加工面側に設けた切削刃と、この切削刃の切削力によって前記線材に生じた切削反力を受けつつ、前記線材を長手方向に送り出し可能に保持する線材保持手段とを備える。
本発明においては、線材保持手段は、切削刃の切削力によって線材に生じた切削反力を受けつつ、かつ線材を長手方向に送り出し可能に保持する。これにより、ドラム等から線材を送り出しながら切削刃で長溝又は長穴を切削加工することができる。あるいは、線材に対し線材保持手段及び切削刃を一体的に移動させながら切削刃で長溝又は長穴を切削加工することができ、ドラム等から送り出した線材を順次連続的に切削加工することができる。したがって、例えば所定長さの線材に長溝等を切削加工し折り曲げ、それら線材をロー付け等で結合するような製造方法に比べ、工数を低減し、作業効率を向上することができる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記線材保持手段は、前記切削刃に対向して配置され前記線材の背面に当接可能に設けた背面側当接部と、この背面側当接部に対向して配置され前記線材の加工面に当接可能に設けた加工面側当接部と、これら背面側当接部及び加工面側当接部で前記線材を挟持する力を付与する第1の挟持力付与手段と、互いに対向配置され前記線材の両側面にそれぞれ当接可能に設けた側面側当接部と、これら側面側当接部で前記線材を挟持する力を付与する第2の挟持力付与手段とを備える。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記背面側当接部、前記加工面側当接部、及び前記側面側当接部は、それぞれ転動部材又は摺動部材で構成する。
(4)上記目的を達成するために、本発明は、線材に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工方法において、線材保持手段で切削刃の切削力によって前記線材に生じた切削反力を受けつつ、前記線材を長手方向に送り出し可能に保持し、前記線材を長手方向に送り出しながら前記切削刃で切削加工する。
(5)上記目的を達成するために、本発明は、線材に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工方法において、線材保持手段で切削刃の切削力によって前記線材に生じた切削反力を受けつつ、前記線材を長手方向に送り出し可能に保持し、前記線材に対し前記線材保持手段及び前記切削刃を一体的に移動させながら前記切削刃で切削加工する。
本発明によれば、線材を送り出しながら切削加工することができ、作業効率を向上することができる。また本発明によれば、ドラム等から送り出す線材を順次連続的に切削加工することができ、作業効率を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を図1〜図4により説明する。
図1は、本実施形態による切削加工装置が適用された巻線形成装置の全体構造を表す斜視図であり、図2は、本実施形態による切削加工装置が適用された巻線形成装置の全体構造を表す側面図である。
これら図1及び図2において、巻線形成装置は、揺動支持台1と、この揺動支持台1上に鉛直軸芯O(後述の図6〜10参照)まわりに揺動可能に設けられたベース2と、このベース2に一端側(図1中左上側、図2中左側)が結合された長尺の揺動ビーム3と、この揺動ビーム3の他端側(図1中右下側、図2中右側)下部に設けられた複数の走行輪4と、これら走行輪4を回転駆動する駆動部5と、走行輪4が滑走する円弧状レール6と、揺動ビーム3の中央部下方側(図1及び図2中下側)に設置されたターンテーブル7と、このターンテーブル7上に設けられて鉛直軸芯P(後述の図6〜10参照)まわりに回動し、線材8を矩形らせん状に巻線形成したコイル9(詳細は後述)を載置するテーブル10とを備えている。そして、駆動部5によって駆動する走行輪4の前後走行により、ベース2及び揺動ビーム3が鉛直軸芯Oまわりに揺動するようになっている。
揺動ビーム3には、揺動ビーム3の長手方向(図1中左上・右下方向、図2中左右方向)に沿って走行(往復動)可能な曲げ台車11及び保持台車12が設けられている。曲げ台車11は、例えば、巻型13と、この巻型13のベース2側(図2中左側)に配設され、線材8を保持案内する線材ガイド14と、巻型13の走行輪4側(図2中右側)に配設され、線材8を保持した状態で巻型13に対し回動することにより線材8を巻型13に沿って折り曲げ可能な曲げ装置15とを備えている。保持台車12は、曲げ台車11の曲げ装置15によって折り曲げられた線材8を保持する保持クランプ16を備えている。
ベース2には、線材8が渦巻き状に巻かれたドラム17と、このドラム17からの線材8の送り出しを停止するともに、線材8を拘束緊張させるブレーキ18と、このブレーキ18を駆動するテンションシリンダ19と、線材8の巻きぐせをとるレベラ20と、線材8に長溝又は長穴を切削加工する切削加工装置21とが、走行輪4側に向かってその順序で設けられている。
図3は、上記切削加工装置21の全体構造を表す側面図であり、図4は、切削加工装置21を構成する線材保持部の詳細構造を表す上面図であり、図5は、図4中断面V−Vによる縦断面図である。
これら図3〜図5において、切削加工装置21は、線材8の加工面側(図3中上側)に配設された切削刃(カッタ)22と、この切削刃22を線材8の加工面に対し垂直方向(図3中上下方向)に移動可能とし、切削刃22を軸芯まわりに回転駆動する切削刃駆動部23と、切削刃22の切削力によって線材8に生じた切削反力を受けつつ、線材8を長手方向(図3中右方向)に送り出し可能に保持する線材保持部(線材保持手段)24と、切削刃22に対しドラム17側(図3中左側)に配設され、切削刃22の切削力によって線材8に生じた振動を抑制する線材防振部25と、切削加工装置22全体を線材8の長手方向に走行する走行部26とを備えている。
線材防振部25は、例えば線材8の上下面両側に水平軸芯まわりに回転可能に設けた転動部材(ローラ)27A,27Bを備えている。そして、転動部材27A,27Bが線材8の上下面にそれぞれ当接し、例えば線材8を送り出す場合は回動することにより、線材8に生じた振動を抑制するようになっている。走行部26は、例えば、ベース2上に設置されたモータ(電動機)28と、このモータ28の回転動力を水平方向移動力に変換するためのスクリューねじ(図示せず)と、このスクリューねじに螺合され装置架台29に結合された螺合部材等(図示せず)を備えており、モータ28駆動により切削加工装置21を走行するようになっている。
本実施形態の要部である線材保持部24は、保持台30と、切削刃22の対向位置となる保持台30の中央部に配設されたスペーサ31と、このスペーサ31上に配置され、線材8の背面(図5中下面)が当接する摺動部材32と、線材8の幅方向(図5中左右方向)にスペーサ31及び摺動部材32を挟んで配置されたブロック体33A,33Bとを備えている。なお、スペーサ31の高さ寸法を変えることにより、線材8の高さ位置を調整可能としている。
ブロック体33Aの幅方向内側(図4及び図5中左側)には、鉛直軸芯まわりに回動可能な複数(本実施形態では5つ)の転動部材(ローラ)34Aが線材8の長手方向(図4中上下方向)に沿って一列に配設されており、また同様に、ブロック体33Bの幅方向内側(図4及び図5中右側)には、鉛直軸芯まわりに回動可能な複数(本実施形態では5つ)の転動部材(ローラ)34Bが線材8の長手方向に沿って一列に配設されている。これら転動部材34A,34Bは互いに対向配置されており、線材8の両側面(図5中左右側面)にそれぞれ当接するようになっている。
保持台30には、一方のブロック体33Aの幅方向外側(図5中右側)端部に当接する位置決め部材35が着脱可能に設けられている。この位置決め部材35の幅寸法を変えることにより、ブロック体33Aの幅方向位置、すなわち線材8の幅方向位置を調整可能としている。また保持台30には、他方のブロック体33Bの幅方向外側(図5中左側)端部にロッド36aの先端が当接可能なアクチュエータ36(例えば油圧式アクチュエータ等)が設けられている。そして、アクチュエータ36のロッド36aが伸長してブロック体33Bを押しつけることにより、線材8の両側面を転動部材34A,34Bで狭持する力(図5中矢印A,Bで図示)が働くようになっている。これにより、切削刃22の切削力によって線材8に生じた切削反力(背分力)を受けつつ、線材8を長手方向に送り出し可能としている。
ブロック体33Aの上側には、線材8の長手方向(図4中上下方向)を軸芯とする軸部37Aaを介し保持レバー37Aが軸支されている。保持レバー37Aの幅方向内側には摺動部材38Aが設けられ、保持レバー37Aの幅方向外側には、ブロック体33Aの上面にロッド39Aaの先端が当接可能なアクチュエータ39A(例えば油圧式アクチュエータ等)が設けられている。また同様に、ブロック体33Bの上側には、線材8の長手方向を軸芯とする軸部37Baを介し保持レバー37Bが軸支されている。保持レバー37Bの幅方向内側には摺動部材38Bが設けられ、保持レバー37Bの幅方向外側には、ブロック体33Bの上面にロッド39Baの先端が当接可能なアクチュエータ39B(例えば油圧式アクチュエータ等)が設けられている。なお、摺動部材38A,38Bは、切削刃22に干渉しないように配置されている。
そして、アクチュエータ39Aのロッド39Aa及びアクチュエータ39Bのロッド39Aaが伸長することにより、保持レバー37Aが軸部37Aaまわりに回動して摺動部材38Aが線材8を押しつける力(図5中矢印Cで図示)が働き、また保持レバー37Bが軸部37Baまわりに回動して摺動部材38Bが線材8を押しつける力(図5中矢印Dで図示)が働くようになっている。その結果、線材8の上下面を摺動部材38A,38B及び摺動部材32で狭持するようになっている。これにより、切削刃22の切削力によって線材8に生じた切削反力(垂直分力)を受けつつ、線材8を長手方向に送り出し可能としている。
なお、上記において、摺動部材32は、特許請求の範囲記載の切削刃に対向して配置され線材の背面に当接可能に設けた背面側当接部を構成し、摺動部材38A,38Bは、背面側当接部に対向して配置され線材の加工面に当接可能に設けた加工面側当接部を構成し、転動部材34A,34Bは、互いに対向配置され線材の両側面にそれぞれ当接可能に設けた側面側当接部を構成する。また、アクチュエータ39A,39Bは、背面側当接部及び加工面側当接部で線材を挟持する力を付与する第1の挟持力付与手段を構成し、アクチュエータ36は、側面側当接部で線材を挟持する力を付与する第2の挟持力付与手段を構成する。
次に、本実施形態の動作及び作用効果を説明する。図6〜図10は、本実施形態の動作を説明するための巻線形成装置1の上面図である。
まず図6に示すように、ドラム17から送り出した線材8の所定位置(第1の曲げ位置近傍)を曲げ台車11の曲げ装置15が保持する。そして、揺動ビーム3が揺動しつつ曲げ台車11が走行輪4側(図中右下側)に走行することにより、ドラム17から線材8を引き出し、これと同時に、曲げ台車11の線材ガイド14が線材8を押さえつつ曲げ装置15が巻型13のまわりに回動することにより、線材8を折り曲げていく(図7参照)。その後、図8に示すように線材8が引き出され直角まで折り曲がると、保持台車12がベース2側(図中左上側)に走行して保持クランプ16が線材8を保持し、その後、曲げ台車11の曲げ装置15が線材8を離して曲げ台車11がベース2側に走行する(図9参照)。そして、線材8の所定位置(第2の曲げ位置近傍)を曲げ台車11の曲げ装置15が保持し、その後、保持台車12の保持クランプ16が線材8を離して保持台車12が走行輪4側に走行する(図10参照)。このような動作が繰り返されて線材8の所定位置を曲げ加工し、矩形らせん状に巻線形成していく。なお、テーブル10は、上述した曲げ台車11の巻型13の位置に連動して回転し、矩形らせん状に巻線形成したコイル9を的確に積み重ねて載置する。
また、上述の動作中において、切削加工装置21の線材保持部24は、線材8を長手方向に送り出し可能に保持している。すなわち、曲げ台車11が走行してドラム17から線材8を引き出す際にも支障をきたすことがない。また線材保持部24は、切削刃23の切削力によって線材8に生じた切削反力を受つつ、線材8を長手方向に送り出し可能に保持する。これにより、例えば線材8を引き出しながら、切削刃22で線材8に長溝(図示せず)又は長穴(図示せず)を切削加工することができるようになり、線材8の曲げ加工と切削加工とを同時に行うことができる。あるいは例えば図8に示すように線材8の曲げ加工が終了したときに(若しくは例えば図7に示すように線材8の曲げ加工中に線材8の送り出しを一旦停止したときに)、切削加工装置21がベース2上を移動しながら切削刃22で線材8に長溝(図示せず)又は長穴(図示せず)を切削加工することができるようになり、ドラム17から送り出した線材8を順次連続的に切削加工することができる。したがって、例えば所定長さの線材に長穴等を切削加工し折り曲げ、それら線材をロー付け等で結合するような製造方法に比べ、工数を低減し、作業効率を向上することができる。また、本実施形態では、線材保持部24で保持する範囲よりも長い寸法の長溝又は長穴を切削加工することができ、これによって切削加工装置21の小型化を図ることもできる。
なお、上記一実施形態においては、線材8の上面側一方を切削加工する場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば線材8の上下面のいずれか一方を切削加工するような構成としてもよい。詳細には、例えば切削加工装置は、線材8の上下面両側にそれぞれ配設した切削刃を備えるとともに、加工する上面及び下面の切り換えに合わせて線材保持部の配置を180度回転させるような構造としてもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態においては、線材保持部24は、背面側当接部としての摺動部材32、加工面側当接部としての転動部材38A,38B、及び側面側当接部としての転動部材34A,34Bを備えた構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、切削刃22の切削力によって線材8に生じた切削反力を受けつつ線材8を長手方向に送り出し可能な構成であれば、背面側当接部、加工面側当接部、及び側面側当接部はそれぞれ摺動部材又は転動部材のいずれにしてもよい。このような変形例を図11及び図12により説明する。
図11は、本変形例による線材保持部の詳細構造を表す上面図であり、図12は、図11中断面XII−XIIによる縦断面図である。なお、これら図11及び図12において、上記一実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本変形例による線材保持部24’では、保持レバー37Aの幅方向内側(図11及び図12中左側)に、上記摺動部材38Aに代えて、水平軸芯まわりに回動可能な複数(本変形例では5つ)の転動部材(ローラ)40Aが線材8の長手方向(図4中上下方向)に沿って一列に配設されており、また保持レバー37Bの幅方向内側(図11及び図12中右側)には、上記摺動部材38Bに代えて、水平軸芯まわりに回動可能な複数(本変形例では5つ)の転動部材(ローラ)40Bが線材8の長手方向に沿って一列に配設されている。そして、これら転動部材40A,40Bは、切削刃22に干渉しないように配置されており、線材8の加工面にそれぞれ当接するようになっている。このような変形例においても、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態が適用された巻線形成装置の全体構造を表す斜視図である。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態が適用され巻線形成装置の全体構造を表す側面図である。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態の全体構造を表す側面図である。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態を構成する線材保持部の全体構造を表す上面図である。 図4中断面V−Vによる縦断面図である。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態が適用された巻線形成装置の動作を説明するための上面図であり、線材の折り曲げ準備の状態を示す。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態が適用された巻線形成装置の動作を説明するための上面図であり、線材の引き出し及び折り曲げ中の状態を示す。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態が適用された巻線形成装置の動作を説明するための上面図であり、線材の折り曲げ完了の状態を示す。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態が適用された巻線形成装置の動作を説明するための上面図であり、保持台車移動の状態を示す。 本発明のコイルの切削加工装置の一実施形態が適用された巻線形成装置の動作を説明するための上面図であり、線材の折り曲げ準備の状態を示す。 本発明のコイルの切削加工装置の一変形例を構成する線材保持部の全体構造を表す上面図である。 図11中断面XII−XIIによる縦断面図である。
符号の説明
8 線材
21 切削加工装置
22 切削刃
24 線材保持部(線材保持手段)
32 摺動部材(背面側当接部)
34A,34B 転動部材(側面側当接部)
36 アクチュエータ(第1の挟持力付与手段)
38A,38B 摺動部材(加工面側当接部)
39A,39B アクチュエータ(第2の挟持力付与手段)
40A,40B 転動部材(加工面側当接部)

Claims (5)

  1. 線材に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工装置において、
    前記線材の加工面側に設けた切削刃と、この切削刃の切削力によって前記線材に生じた切削反力を受けつつ、前記線材を長手方向に送り出し可能に保持する線材保持手段とを備えたことを特徴とするコイルの切削加工装置。
  2. 請求項1記載のコイルの切削加工装置において、前記線材保持手段は、前記切削刃に対向して配置され前記線材の背面に当接可能に設けた背面側当接部と、この背面側当接部に対向して配置され前記線材の加工面に当接可能に設けた加工面側当接部と、これら背面側当接部及び加工面側当接部で前記線材を挟持する力を付与する第1の挟持力付与手段と、互いに対向配置され前記線材の両側面にそれぞれ当接可能に設けた側面側当接部と、これら側面側当接部で前記線材を挟持する力を付与する第2の挟持力付与手段とを備えたことを特徴とするコイルの切削加工装置。
  3. 請求項2記載のコイルの切削加工装置において、前記背面側当接部、前記加工面側当接部、及び前記側面側当接部は、それぞれ転動部材又は摺動部材で構成することを特徴とするコイルの切削加工装置。
  4. 線材に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工方法において、
    線材保持手段で切削刃の切削力によって前記線材に生じた切削反力を受けつつ、前記線材を長手方向に送り出し可能に保持し、
    前記線材を長手方向に送り出しながら前記切削刃で切削加工することを特徴とするコイルの切削加工方法。
  5. 線材に長溝又は長穴を切削加工するコイルの切削加工方法において、
    線材保持手段で切削刃の切削力によって前記線材に生じた切削反力を受けつつ、前記線材を長手方向に送り出し可能に保持し、
    前記線材に対し前記線材保持手段及び前記切削刃を一体的に移動させながら前記切削刃で切削加工することを特徴とするコイルの切削加工方法。
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