JP2006231421A - ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム、ならびに移動ロボット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 センサ制御手段400は、複数のロボットRから受信した現在位置情報に基づいて2つのロボットR間の距離を算出するロボット間距離算出手段402と、ロボット間距離が第1の所定値α以下かを判定するロボット間距離判定手段404と、第1の所定値α以下である場合に、超音波センサ81の検出限度間距離が第2の所定値β以下かを判定する検出限度間距離判定手段408と、第2の所定値β以下であると判定された2つのロボットRに対して、優先順位を判定する優先順位判定手段410と、優先順位判定手段410で判定された優先順位が低いロボットRに対して、ロボットRの超音波センサ81の出力強度を低下させる命令を生成する強度低下命令生成手段430を有する。
【選択図】 図7
Description
特に、種々のタスクを実行するロボットは、内部にコンピュータやバッテリが詰まっているので内部空間に余裕がなく、センサ自体は従来からある小型軽量の比較的単純で安価なものを利用したいという要望がある。
また、本発明に係る移動ロボットによれば、外界センサの出力強度が低下していることを報知することができるので、この表示手段を見た人は、この移動ロボットが人などの障害物を通常よりも検出しにくくなっていることを認識できる。
図1は、本発明に係るロボット制御装置を備えたロボット制御システムのシステム構成図である。
はじめに、本発明の実施形態におけるロボット制御装置が組み込まれたロボット制御システムついて説明する。
ここで、図1には、来訪者を会議室などの所定の場所に案内するという内容のタスク(案内タスク)を実行中のロボットRAと、荷物をある人に渡すという内容のタスク(運搬タスク)を実行中のロボットRBと、新たなタスクが割り当てられるのを待つという内容のタスク(待機タスク)を実行中のロボットRCとが、例示されている。
具体的には、基地局1は、ロボット制御装置3から出力されたタスク実行命令をロボットRに送信すると共に、ロボットRから送信されたロボットRの状態に関するデータ(ステータス情報)やロボットRがタスク実行命令を受信したことを示す信号(受信報告信号)を受信して、ロボット制御装置3に出力するものである。
基地局1は、ロボットRとロボット制御装置3との間のデータ交換を確実に行えるようにするために、タスク実行エリアE内に少なくとも一つ設けられている。
なお、タスク実行エリアEが建物の数フロアに亘って設定されている場合には、フロア毎に設けられていることが好ましく、一つの基地局1では総てのタスク実行エリアEをカバーできない場合には、複数の基地局1がタスク実行エリアE内に設けられていることが好ましい。
端末5は、ロボットRに実行させるタスクの登録や、ロボット制御装置3において設定されるタスクスケジュールの変更や、ロボットRの動作命令の入力などを行うものである。
本実施形態のロボット(移動ロボット)Rは、自律移動型の2足歩行ロボットである。
このロボットRは、主として、ロボット制御装置3から送信されたタスク実行命令に基づいて、タスクを実行するものである。
カメラC,Cは、映像をデジタルデータとして取り込むことができるものであり、例えばカラーCCD(Charge-Coupled Device)カメラが使用される。カメラC,Cは、左右に平行に並んで配置され、撮影した画像は画像処理部10に出力される。このカメラC,Cと、スピーカS及びマイクMC,MCとは、いずれも頭部R1の内部に配設されている。
画像処理部10は、カメラC,Cが撮影した画像を処理して、撮影された画像からロボットRの周囲の状況を把握するため、周囲の障害物や人物の認識を行う部分である。この画像処理部10は、ステレオ処理部11a、移動体抽出部11b、及び顔認識部11cを含んで構成される。
ステレオ処理部11aは、左右のカメラC,Cが撮影した2枚の画像の一方を基準としてパターンマッチングを行い、左右の画像中の対応する各画素の視差を計算して視差画像を生成し、生成した視差画像及び元の画像を移動体抽出部11bに出力する。なお、この視差は、ロボットRから撮影された物体までの距離を表すものである。
移動体の抽出をするために、移動体抽出部11bは、過去の数フレーム(コマ)の画像を記憶しており、最も新しいフレーム(画像)と、過去のフレーム(画像)を比較して、パターンマッチングを行い、各画素の移動量を計算し、移動量画像を生成する。そして、移動体抽出部11bは、視差画像と、移動量画像とから、カメラC,Cから所定の距離範囲内で、移動量の多い画素がある場合に、その位置に人物がいると推定し、その所定距離範囲のみの視差画像として、移動体を抽出し、顔認識部11cへ移動体の画像を出力する。
音声処理部20は、音声合成部21aと、音声認識部21bとを有している。
音声合成部21aは、主制御部40が決定し、出力してきた発話行動の指令に基づき、文字情報から音声データを生成し、スピーカSに音声を出力する部分である。音声データの生成には、予め記憶している文字情報と音声データとの対応関係を利用する。
音声認識部21bは、マイクMC,MCから音声データが入力され、予め記憶している音声データと文字情報との対応関係に基づき、音声データから文字情報を生成し、主制御部40に出力するものである。
主制御部40は、後記するロボット制御装置3に出力する信号を生成すると共に、ロボット制御装置3から出力されたタスク実行命令に基づいて、ロボットRの各部(画像処理部10、音声処理部20、自律移動制御部50、無線通信部60、及び障害物検知部80)を制御するものである。
さらに、主制御部40は、タスク実行命令において規定されるタスクを実行するために、ロボットRの各部(画像処理部10、音声処理部20、自律移動制御部50、無線通信部60、及び障害物検知部80)を制御する制御信号を生成し、生成した制御信号を、必要に応じてロボットRの各部に出力する。
ここで、ステータス情報とは、後記するロボット制御装置3において、任意の2つのロボットRが接近しつつあるかどうかを判断する際に用いられるものである。
本実施形態の場合、このステータス情報には、ロボットRの現在位置を示す座標データ(現在位置情報)と、ロボットRに搭載されたバッテリ70の残量を示すバッテリ残量情報と、ロボットRが現在実行中のタスクの内容を示すタスクIDとその進行状況とを示すデータ(タスク情報)と、ロボットRに割り当てられた固有の識別番号(識別情報)を示すデータ(ロボットID)とが含まれている。
自律移動制御部50は、頭部制御部51a、腕部制御部51b、脚部制御部51cを有している。
頭部制御部51aは、主制御部40から入力される制御信号の指示に従い頭部R1を駆動し、腕部制御部51bは、主制御部40から入力される制御信号の指示に従い腕部R2を駆動し、脚部制御部51cは、主制御部40から入力される制御信号の指示に従い脚部R3を駆動する。
無線通信部60は、ロボット制御装置3とデータの送受信を行う通信装置である。無線通信部60は、公衆回線通信装置61a及び無線通信装置61bを有している。
公衆回線通信装置61aは、携帯電話回線やPHS(Personal Handyphone System)回線などの公衆回線を利用した無線通信手段である。一方、無線通信装置61bは、IEEE802.11b規格に準拠する無線LANなどの、近距離無線通信による無線通信手段である。
無線通信部60は、ロボット制御装置3からの接続要求に従い、公衆回線通信装置61a又は無線通信装置61bを選択してロボット制御装置3とデータ通信を行う。
ジャイロセンサSR1及びGPS受信器SR2は、ロボットRの現在位置を示す座標データを定期的に生成し、生成した座標データを主制御部40に出力する。この座標データは、ロボットRの行動を決定するのに利用されると共に、前記したステータス情報の生成に用いられる。
超音波センサ81aは、ロボットRの前方の障害物を検知するためのものであり、その検知領域γ1は、図4の(a)、(b)に示されている。
超音波センサ81bは、ロボットRの右方の障害物を検知するためのものであり、その検知領域γ2は、図4の(a)に示されている。
超音波センサ81cは、ロボットRの後方の障害物を検知するためのものであり、その検知領域γ3は、図4の(a)、(b)に示されている。
超音波センサ81dは、ロボットRの左方の障害物を検知するためのものであり、その検知領域γ4は、図4の(a)に示されている。
超音波センサ81a〜81dが障害物を検知した場合には、検知した超音波センサの識別番号を含む障害物検知連絡信号を制御部83に出力する。超音波センサ81a〜81dが発生する超音波は透明な物質でも反射するので、障害物検知部80は、画像処理部10では検知できないガラスなどの透明な障害物も検知することができる。
また、制御部83は、後記するロボット制御装置3からの強度低下命令に基づいて、超音波センサ81a〜81dの出力する超音波の強度を低下させるように制御する。この場合、制御部83は、表示ランプ82を点灯または点滅させるように制御する。これにより、ロボットRが超音波センサ81a〜81dの出力する超音波の強度を低下させていることを、報知することができる。
図1におけるロボット制御装置3は、主として、ロボットRに実行させるタスクの実行計画(タスクスケジュール)を、ロボットR毎に設定すると共に、接近中のロボットR間の距離に基づいて、ロボットRの超音波センサ81a〜81dの制御を行うものである。
図5に示すように、ロボット制御装置3は、入出力手段100と、記憶手段200と、制御手段300とを主要部として含んで構成される。
入出力手段100は、基地局1やネットワーク4を介して、ロボットRや端末5との間でデータ交換を行うためのインタフェースである。
本実施形態の場合、ロボットRから送信されるステータス情報及び受信報告信号、端末5から送信されるタスクの登録や更新を要求する信号(タスク要請信号)、後記するタスク実行命令生成手段340で生成されるタスク実行命令、そして後記するセンサ制御手段400で生成される強度低下命令および速度低下命令が、この入出力手段100を介して、やり取りされる。
入出力手段100は、外部から入力されるステータス情報とタスク要請信号と受信報告信号とをデータベース管理手段310に出力する。
記憶手段200は、ロボットRの制御に必要な情報を記憶するものであり、この記憶手段200には、地図情報データベース210と、タスク情報データベース220と、タスクスケジュールデータベース230と、ロボット情報データベース240と、が少なくとも記憶されている。
地図情報データベース210は、ロボットRがタスクを実行する領域(タスク実行エリアE)の地図情報(グローバルマップ)を格納するデータベースである。
この地図情報データベース210では、タスク実行エリアE内に存在するもの、例えば、通路、階段、エレベータ、部屋などの情報が、タスク実行エリアE内における位置を示す座標データと関連づけて登録されている。
なお、本実施形態の場合、地図情報データベース210に記憶される地図情報の更新は、オペレータが操作する端末5からデータを入力することで、データベース管理手段310が行うように設定されている。
タスク情報データベース(タスク情報記憶手段)220は、ロボットRに実行させるタスクに関する情報(タスクデータ)を記憶するデータベースである。
このタスク情報データベースには、情報項目として、タスク毎に割り当てられた固有の識別子であるタスクID、タスクを優先的に実行すべき度合いを示す優先度、タスクの重要度、タスクを実行させるロボットの識別子であるロボットID、案内や運搬などのタスクの内容、タスク実行エリアE内におけるタスクを開始する位置(開始位置)、タスク実行エリアE内におけるタスクを終了する位置(終了位置)、タスクの実行に要する時間(所要時間)、そして、タスクの進行状況として、タスクの開始予定時刻(開始時刻)、タスクの終了予定時刻(終了時刻)、タスクの状態(完了、実行中、未処理)などが、含まれている。
タスクスケジュールデータベース230は、ロボットRに実行させるタスクの実行順位、タスク情報データベース220に登録されたタスクを特定するためのタスクID、タスクの優先度、タスクの内容、そしてタスクの状態を情報項目として記憶するデータベースである。
このタスクスケジュールデータベース230では、これら情報項目が、タスク実行エリアE内に配置されたロボットR毎に整理されており、どの様なタスクが、どのような順番で各ロボットRに割り当てられているのかを把握できるようになっている。
ロボット情報データベース(ロボット情報記憶手段)240は、ロボットRの状態に関するデータ(ステータス情報)を格納するデータベースである。
ロボット情報データベース240には、前記した現在位置情報、障害物検知領域情報、タスク情報、バッテリ残量情報、そしてロボットRの駆動系異常の有無などに関する情報(データ)などが情報項目として含まれており、これら情報項目はロボットID(識別情報)に関連付けて整理されている。なお、現在位置情報は過去所定時間に亘って時刻別に所定数格納されている。
このロボット情報データベース240に記憶される各情報項目の内容の更新は、ロボットRから送信されたステータス情報に基づいて、後記する制御手段300のデータベース管理手段310により行われる。
制御手段300は、図5に示すように、データベース管理手段310と、優先度データ生成手段320と、タスク管理手段330と、タスク実行命令生成手段340と、センサ制御手段400とを含んで構成される。
データベース管理手段310は、記憶手段200に記憶された各データベース210〜240へのデータの登録や、各データベース210〜240に登録されたデータの更新などを行うものである。
例えば、データベース管理手段310は、ロボットRの状態を示すステータス情報が、入出力手段100を介して入力されると、ステータス情報に含まれるロボットIDに基づいて、ロボット情報データベース240を参照し、ロボットIDにより特定されるロボットRに関する情報項目の内容(データ)を、ステータス情報から取得した情報項目の内容(データ)に更新する。
また、データベース管理手段310は、ステータス情報に含まれるタスク情報が、ロボットRがタスクの実行を完了していることを示している場合は、ロボットRに割り当てられた次のタスクを当該ロボットRに実行させるために、タスクの実行をロボットRに命令するタスク実行命令の生成をタスク実行命令生成手段340に要求する信号(実行命令要求信号)を生成し、生成した実行命令要求信号をタスク実行命令生成手段340に出力する。
優先度データ生成手段320は、ロボットRに実行させるタスクの優先度を決定するものである。
具体的には、この優先度データ生成手段320は、データベース管理手段310から、タスク更新信号が入力された場合、タスク情報データベース220に登録されているタスクであって、未処理(未実行)のタスクの優先度を決定する。
そして、タスク情報データベース220に登録されたタスクの中で、未実行のタスクについてのスケジューリングを行うことを要求する信号(スケジュール要求信号)を生成し、タスク管理手段330に出力する。
本実施形態では、このタスクの重要度を示す値は、1.0から5.0の間で、0.5刻みで設定されており、重要度の最も小さいタスクは1.0で、重要度が最も大きいタスクは5.0で、それぞれ示されている。
「n(Tsp)」の値は、ロボットRがタスクの開始位置の近くに位置するほど、大きくなるように設定されており、本実施形態では、「Tsp」が所定の閾値以下となる場合にのみ、「n(Tsp)」が所定の正の値をとるように設定されており、「Tsp」が所定の閾値よりも大きい場合には、「n(Tsp)」の値は「0」となるように設定されている。
本実施形態の場合、「f(Terr)」は、0〜1までの値となるように設定されており、その値は、タスク開始時刻が近づくに従って急激に増加して「0」から「1」に近づき、基準時刻(タスク開始時刻よりもタスクの実行に要する時間分だけ前の時刻)からタスク終了時刻までの間は最大値である「1」となり、タスク終了時刻が経過すると、徐々に減少して「0」となるように設定されている。
f(Terr) = 1 ・・・・(3)
f(Terr) = (1+cos((π/Ttime)(Terr/Cobli)))/2 ・・・・(4)
タスク管理手段330は、ロボットRに実行させるタスクの実行計画(タスクスケジュール)をロボットR毎に設定するものである。
タスク管理手段330は、タスク毎に決定された優先度に基づいて、各タスクを実行するロボットRを決定すると共に、ロボットRに割り当てられたタスクの実行順序を、ロボットR毎に設定するものである。
すなわち、タスク管理手段330は、各ロボットRに実行させるタスクの実行計画(タスクスケジュール)を設定するものである。
具体的には、タスク管理手段330は、タスク実行エリアE内に配置されたロボットRの各々に、どのタスクを割り当て、かつ割り当てたタスクをどの順番で行わせるのかを規定する組合せをすべて挙げる。そして、タスク管理手段330は、各組み合わせにおいて規定されるタスクのロボットRへの割当て及びタスクの実行順序に従ってすべてのタスクを実行した場合に必要とされる全体コストを組合せごとに求め、求めた全体コストが最小となる組み合わせを検索する。
この場合、ロボットRAとRBに対して行われるタスクの割り当てと実行順序の組み合わせは、実行順序を含めれば、両方のタスクを1台のロボットRA(RB)で行う場合(4通り)と、2台のロボットRA,RBで行う場合(2通り)の合計6通り存在することになる。
さらに、「w」は、動作コストと時間コストのどちらに重点を置くかを決める「重み値」であり、0≦w≦1の範囲内で任意に設定される値である。ここで、「w」値が大きいと、全体コスト(Ctotal)において、バッテリ消費量を重視する傾向が大きくなり、小さいと、すべてのタスク遂行するまでに要する時間(所要時間)を重視する傾向が大きくなる。
また、「Call complete」は、ロボットRAが「12」のタスクを開始する時刻と、ロボットRBが「14」のタスクを開始する時刻のうちの早いほうの時刻から、ロボットRAが「12」のタスクを終了する時刻と、ロボットRBが「14」のタスクを終了する時刻のうちの遅いほうの時刻までの時間である。
また、ロボットRBが「14」のタスクの次に、「12」のタスクを実行する場合、「Call」は、ロボットRBが「14」のタスクを開始してから「12」のタスクを終了するまでに消費するバッテリ量の値であり、「Call complete」は、ロボットRBが「14」のタを開始する時刻から、ロボットRBが「12」のタスクを終了する時刻までの時間である。
図5に示したタスク実行命令生成手段340は、ロボットRにタスクを実行させるためのタスク実行命令(データ)を生成するものである。
そして、タスク実行命令生成手段340は、ロボットIDにより特定されるロボットRに割り当てられた未実行のタスクが存在する場合、当該タスクをロボットRに実行させるためのタスク実行命令(データ)を、タスク情報データベース220の各情報項目のデータを参照して生成し、生成したタスク実行命令を、入出力手段100を介して、ロボットIDにより特定されるロボットRに向けて出力する。
センサ制御手段400は、複数のロボットRの間の距離に基づいて、ロボットRの超音波センサ81a〜81dの出力強度を低下させるための命令(強度低下命令)などを生成するものである。
このセンサ制御手段400は、図7に示すように、ロボット間距離算出手段402と、ロボット間距離判定手段404と、検出限度間距離算出手段406と、検出限度間距離判定手段408と、優先順位判定手段410と、速度算出手段420と、強度低下命令生成手段430とを含んで構成される。
はじめに、タスク情報が端末5(図1参照)において入力され、端末5にネットワーク4を介して接続されたロボット制御装置3に出力される。ロボット制御装置3は、端末5から入出力手段100(図5参照)を介して入力されたタスク情報を、データベース管理手段310によって、タスク情報データベース220に登録する。そして、端末5における入力が完了した後、各ロボットR(例えばRA,RB)は、それぞれ所定の位置(ホームポジション)で待機する。
次に、図9を参照(適宜図5および図7参照)して、2つのロボットR(RA,RB)が接近する際の、ロボット制御装置3において行われる処理について説明する。図9は、ロボット制御装置のセンサ制御手段の処理を示すフローチャートである。
2 ルーター
3 ロボット制御装置
4 ネットワーク
5 端末
80 障害物検知部
81a〜81d 超音波センサ(外界センサ)
82 表示ランプ(表示手段)
83 制御部
100 入出力手段
200 記憶手段
210 地図情報データベース
220 タスク情報データベース(タスク情報記憶手段)
230 タスクスケジュールデータベース
240 ロボット情報データベース(ロボット情報記憶手段)
300 制御手段
310 データベース管理手段
320 優先度データ生成手段
330 タスク管理手段
340 タスク実行命令生成手段
400 センサ制御手段
402 ロボット間距離算出手段
404 ロボット間距離判定手段
406 検出限度間距離算出手段
408 検出限度間距離判定手段
410 優先順位判定手段
411 タスク優先度判定部
412 バッテリレベル判定部
413 識別番号判定部
420 速度算出手段
430 強度低下命令生成手段
R ロボット
Claims (18)
- 現在位置に関する現在位置情報を検出する位置情報検出手段と、周囲の障害物を検出する外界センサとを有して所定のタスクを実行する複数の移動ロボットを制御するロボット制御装置であって、
前記位置情報検出手段で検出された現在位置情報を、前記複数の移動ロボットから入力すると共に、所定の命令を前記複数の移動ロボットに出力する入出力手段と、
この入出力手段に入力する現在位置情報を前記移動ロボットの識別情報と共に記憶するロボット情報記憶手段と、
このロボット情報記憶手段に記憶された現在位置情報に基づいて、前記移動ロボットの外界センサを制御する命令を生成するセンサ制御手段とを備え、
前記センサ制御手段は、
前記ロボット情報記憶手段に記憶された現在位置情報に基づいて、任意の2つの移動ロボット間の距離を算出するロボット間距離算出手段と、
このロボット間距離算出手段で算出された距離が第1の所定値以下であるかどうかを判定するロボット間距離判定手段と、
このロボット間距離判定手段で距離が第1の所定値以下であると判定された2つの移動ロボットに対して、所定の基準に基づいて、優先順位を判定する優先順位判定手段と、
この優先順位判定手段で判定された優先順位が低い移動ロボットに対して、この移動ロボットの外界センサの出力強度を低下させる命令である強度低下命令を生成する強度低下命令生成手段と、
を有することを特徴とするロボット制御装置。 - 前記ロボット間距離判定手段で距離が前記第1の所定値以下であると判定された2つの移動ロボットのそれぞれの外界センサの検出限度距離の間の最短距離を算出する検出限度間距離算出手段と、
この検出限度間距離算出手段で算出された距離が第2の所定値以下であるかどうかを判定する検出限度間距離判定手段とをさらに備え、
前記優先順位判定手段は、前記検出限度間距離判定手段で距離が第2の所定値以下であると判定された2つの移動ロボットに対して、前記所定の基準に基づいて、優先順位を判定することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記タスクを優先的に実行すべき度合いを示す優先度と、前記タスクの進行状況とを移動ロボット別に記憶するタスク情報記憶手段をさらに備え、
前記所定の基準は、前記移動ロボットが実行中のタスクについての前記タスク情報記憶手段に記憶された優先度を含んで決定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボット制御装置。 - 前記入出力手段は、前記移動ロボットのバッテリ残量情報をさらに入力し、
前記ロボット情報記憶手段は、この入出力手段に入力するバッテリ残量情報をさらに記憶し、
前記所定の基準は、前記タスク情報記憶手段に記憶された優先度と、前記ロボット情報記憶手段に記憶されたバッテリ残量情報とを含んで決定されることを特徴とする請求項3に記載のロボット制御装置。 - 前記所定の基準は、前記タスク情報記憶手段に記憶された優先度と、前記ロボット情報記憶手段に記憶されたバッテリ残量情報および前記移動ロボットの識別情報とから決定されることを特徴とする請求項4に記載のロボット制御装置。
- 前記強度低下命令生成手段は、前記強度低下命令と共に、前記移動ロボットの移動速度を低下させる命令である速度低下命令を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のロボット制御装置。
- 前記センサ制御手段は、
前記ロボット情報記憶手段に記憶された時刻別の現在位置情報に基づいて、前記移動ロボットの速度を算出する速度算出手段をさらに備え、
前記強度低下命令生成手段は、
前記速度算出手段で算出された速度に基づいて、前記外界センサの出力強度を低下させる割合を変化させるような強度低下命令を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のロボット制御装置。 - 前記強度低下命令生成手段は、前記外界センサの出力強度または前記外界センサの検知距離を指定する強度低下命令を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のロボット制御装置。
- 請求項1乃至請求項8に記載のロボット制御装置から前記強度低下命令を受ける移動ロボットであって、
前記外界センサの出力強度が低下している場合に、そのことを示す表示手段を備えることを特徴とする移動ロボット。 - 現在位置に関する現在位置情報を検出する位置情報検出手段と、周囲の障害物を検出する外界センサとを有して所定のタスクを実行する複数の移動ロボットを制御するロボット制御装置のロボット制御方法であって、
前記位置情報検出手段で検出された現在位置情報を、前記複数の移動ロボットから受信する受信ステップと、
受信した現在位置情報に基づいて、任意の2つの移動ロボット間の距離を算出するロボット間距離算出ステップと、
このロボット間距離算出ステップで算出された距離が第1の所定値以下であるかどうかを判定するロボット間距離判定ステップと、
このロボット間距離判定ステップで距離が第1の所定値以下であると判定された2つの移動ロボットに対して、所定の基準に基づいて、優先順位を判定する優先順位判定ステップと、
この優先順位判定ステップで判定された優先順位が低い移動ロボットに対して、この移動ロボットの外界センサの出力強度を低下させる命令である強度低下命令を生成する強度低下命令生成ステップと、
この強度低下命令生成ステップで生成された強度低下命令を、前記優先順位判定ステップで判定された優先順位が低い移動ロボットに送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とするロボット制御方法。 - 前記ロボット間距離判定ステップに続いて、
前記ロボット間距離判定ステップで距離が前記第1の所定値以下であると判定された2つの移動ロボットのそれぞれの外界センサの検出限度距離の間の最短距離を算出する検出限度間距離算出ステップと、
この検出限度間距離算出ステップで算出された距離が第2の所定値以下であるかどうかを判定する検出限度間距離判定ステップとをさらに含み、
前記優先順位判定ステップは、前記検出限度間距離判定ステップで距離が第2の所定値以下であると判定された2つの移動ロボットに対して、前記所定の基準に基づいて、優先順位を判定することを特徴とする請求項10に記載のロボット制御方法。 - 前記所定の基準は、前記所定のタスクを優先的に実行すべき度合いを示す優先度を含んで決定されることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のロボット制御方法。
- 前記所定の基準は、前記優先度と、前記移動ロボットのバッテリ残量を示すバッテリ残量情報とを含んで決定されることを特徴とする請求項12に記載のロボット制御方法。
- 前記所定の基準は、前記優先度と、前記バッテリ残量情報および前記移動ロボットの識別情報とから決定されることを特徴とする請求項13に記載のロボット制御方法。
- 前記強度低下命令生成ステップに続いて、前記移動ロボットの移動速度を低下させる命令である速度低下命令を生成する速度低下命令ステップをさらに含み、
前記送信ステップは、この速度低下命令を前記強度低下命令と共に、前記優先順位判定ステップで判定された優先順位が低い移動ロボットに送信することを特徴とする請求項10乃至請求項14のいずれか一項に記載のロボット制御方法。 - 前記受信ステップで受信された現在位置情報に基づいて、前記移動ロボットの速度を算出する速度算出ステップをさらに含み、
前記強度低下命令生成ステップは、前記速度算出ステップで算出された速度に基づいて、前記外界センサの出力強度を低下させる割合を変化させるような強度低下命令を生成することを特徴とする請求項10乃至請求項15のいずれか一項に記載のロボット制御方法。 - 前記強度低下命令生成ステップは、前記外界センサの出力強度または前記外界センサの検知距離を指定する強度低下命令を生成することを特徴とする請求項10乃至請求項16のいずれか一項に記載のロボット制御方法。
- 請求項10乃至請求項17のいずれか一項に記載のロボット制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするロボット制御プログラム。
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