JP2006230486A - パチンコ遊技機の遊技盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの入賞部品に対し3本の命釘を設けて釘調整を遊技者に認識させないように適切に行えるようにする。
【解決手段】球44が3本の命釘36乃至38により一般入賞部品23に対し蛇行しつつ斜め上方から入賞させる場合、隙間48から一般入賞部品23の方向に緩やかに落下し、落下速度の緩やかな球44が最も上に位置する1本の命釘38の左側における外側面に接触し得る位置に、1本の命釘38が設けられており、1本の命釘38を左側または右側に釘調整することができ、下側における2本の命釘36;37における個々の左側または右側への移動量を少なくすることができ、2本の命釘36;37における個々の左側または右側への移動量が少なくなると、遊技者が遊技機枠の前側から前面パネルを通して一般入賞部品23の周りを見た場合、2本の命釘36;37がどのように釘調整されたのかを遊技者が容易に見分けることができなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機の1つの入賞部品に対し3本の命釘を設けて釘調整を遊技者に認識させないように適切に行える遊技盤に関する。
パチンコ遊技機の遊技盤には、1つの入賞部品に対し2本の遊技釘を相対峙してなる一対の命釘が球を入賞部品に斜め上方から入賞可能に配置されたものが知られている。しかしながら、パチンコ遊技店のような遊技店がその日の営業の形態から、命釘を釘調整した場合、遊技者が釘調整された命釘の形態を遊技機枠の前側から見ることによって、遊技者が釘調整の結果を容易に把握することができるという欠点があった。
株式会社 白夜書房発行、パチンコ必勝ガイド、2004 10・16号 第3;4頁
発明が解決しようとする問題点は、入賞部品に対する命釘の釘調整が遊技者から容易に見分けられるという点である。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤は、遊技領域に入賞部品と入賞部品への入賞率を左右する命釘とを備えたパチンコ遊技機の遊技盤において、3本の命釘が、1つの入賞部品の上部に対し、球を上記1つの入賞部品に蛇行しつつ斜め上方から入賞させるように、配置されたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤は、3本の命釘が、1つの入賞部品の上部に対し、球を上記1つの入賞部品に蛇行しつつ斜め上方から入賞させるように、配置されたことによって、球が入賞部品の上方から入賞部品の方向に緩やかに落下し、当該落下速度の緩やかな球が最も上に位置する1本の命釘の左側における外側面に接触し得る位置に、最も上に位置する1本の命釘が設けられていれば、最も上に位置する1本の命釘を左側または右側に釘調整することができ、下側の2本の命釘における個々の左側または右側への移動量を少なくすることができ、このように下側の2本の命釘における個々の左側または右側への移動量が少なくなると、遊技者が遊技機枠の前側から入賞部品の周りを見た場合、下側の2本の命釘がどのように釘調整されたのかを遊技者が容易に見分けることができなくなるという利点がある。
図1乃至図4は、発明を実施するための最良の形態である。図1のa図は、遊技盤15における1つの一般入賞部品23に対する3本の命釘36;37;38の配置構成の正面を示す。図1のb図は、命釘36乃至38に相当する命釘40が遊技盤15に打ち込まれた断面を示す。図2は、遊技盤15における1つの一般入賞部品23に対する命釘38を右側に移動して釘調整された形態の正面を示す。図3は、遊技盤15における1つの一般入賞部品23に対する命釘38を左側に移動して釘調整された形態の正面を示す。図4は、パチンコ遊技機の正面を示す。この明細書において、「前」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図4の状態に遊技機枠1および遊技盤15を置いて、図4の紙面の前側から見た場合に特定される方向である。「後」と「裏」とは同じ方向である。
図4を参照し、パチンコ遊技機について説明する。パチンコ遊技機の遊技機枠1は、固定枠2の前側に可動枠3を左側のヒンジ4を中心として固定枠2の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、横方向に片開き可能に備え、可動枠3の前側に前扉5および球皿構造体6を左側のヒンジ7を中心として可動枠3の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能に備える。固定枠2は、パチンコ遊技店の島とも呼ばれる図外の遊技機設置構造体に取り付けるための外枠とも呼ばれる。可動枠3は、遊技盤15を取り付ける前枠とも呼ばれる。可動枠3の右側部には、施錠装置8が設けられる。閉じられた球皿構造体6で覆われる可動枠3の前面には、球発射機構9が設けられる。前扉5は、パネル枠とも呼ばれ、前後方向に貫通する窓10と、窓10を裏側から覆う前面パネル11とを備える。前面パネル11は、ガラスまたは合成樹脂などの光を透過する性質の有る材料からなる板状である。球皿構造体6は、球皿部12および球発射操作機構13を前面から前側に突出した形態に備える。
そして、可動枠3が図外のロック機構で固定枠2に開閉不能に支持され、前扉5および球皿構造体6が閉じられて図外のロック機構で可動枠3に開閉不能に支持された状態において、遊技店の店員が図外のキープレート(鍵)を遊技機枠1の前側から施錠装置8の鍵穴14に挿入して当該キープレートを例えば左側に90度回転操作すると、可動枠3と前扉5とのロック機構による支持形態が解除される。その状態において、遊技盤15の前面が前側に向けられ、遊技盤15が可動枠3の前側から可動枠3の内部に装着される。そして、前扉5が閉じられてロック機構で可動枠3に開閉不能に支持されることによって、遊技盤15の前面が遊技機枠1の前側から前面パネル11を通して見える形態となる。その後、店員がキープレートを施錠装置8の鍵穴14から前側に抜き取る。
遊技盤15は、板状の前面における内ガイドレール16と外ガイドレール17とで囲まれた内側の遊技領域18に、センター飾り19、サイド飾り20、風車21、普通始動部品22、一般入賞部品23、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25、普通図柄表示器26、特別図柄表示器27、遊技釘28、球戻り防止弁29、球反発体30、アウト口31などの前部品を備えた構成である。内ガイドレール16の左側部と外ガイドレール17の左側部との間の隙間は、球発射通路32である。普通始動部品22は、遊技領域18から球が入ると、普通図柄表示器26による普通図柄変動遊技を行わせる部品であって、遊技領域18から入った球を遊技盤15の裏側に排出することなく遊技領域18に排出する通過形であり、賞球として定められた個数の球を遊技者に払い出さない部品である。一般入賞部品23、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25は、遊技領域18から入った球を遊技盤15の裏側に排出する取込形の入賞部品である。一般入賞部品23は、遊技領域18から球が入賞すると、賞球として定められた個数の球を遊技者に払い出す入賞部品である。
特別始動入賞部品24は、遊技領域18から球が入賞すると、特別図柄表示器27による特別図柄変動遊技を行わせる入賞部品であって、賞球として定められた個数の球を遊技者に払い出す。特別始動入賞部品24は、普通図柄表示器26による普通図柄変動遊技の結果として、普通図柄表示器26が当たりを停止して表示することによって、一対の羽根33が左右に開閉する電動チューリップになっている。普通図柄表示器26は、可変入賞部品25における開閉体34よりも左右側部の前面に設けられ、LEDからなる2個の表示灯を備え、例えば、普通図柄変動遊技の結果が当たりの場合は右側における1個の表示が緑色に点灯し、普通図柄変動遊技の結果が当たりの場合は左側における1個の表示が赤色に点灯することによって、遊技者に普通図柄変動遊技の結果の当たりと外れとを知らせる。
特別図柄表示器27は、センター飾り19における保護パネル35の裏側に設けられ、電気的に表示形態の変えられる画像を表示画面に表示する、液晶表示器、CRT表示器、プラズマディスプレイなどのような面状の画像表示器により構成される。可変入賞部品25は、アタッカまたは大入賞口と呼ばれ、特別図柄変動遊技の結果として特別図柄表示器27が当たりを停止して表示した場合、開閉体34が所定回数または所定時間だけ開閉する大当たり遊技を行い、開閉体34の開放中に、遊技領域18から球が入賞すると、賞球として定められた個数の球を遊技者に払い出す入賞部品である。開閉体34が閉じると、遊技領域18から球が可変入賞部品25に入賞しない。遊技釘28は、センター飾り19、サイド飾り20、風車21、普通始動部品22、一般入賞部品23、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25、普通図柄表示器26、特別図柄表示器27、球戻り防止弁29、球反発体30、アウト口31などの部品から露出した遊技領域18に、多数、点在配置されるように、遊技盤15の遊技領域18における前面から内部に打ち込まれて、遊技盤15に設けられる。
そして、前述したように遊技盤15が可動枠3に装着され、前扉5が閉じられて可動枠3に開閉不能に支持された場合、内ガイドレール16、外ガイドレール17、遊技領域18、センター飾り19、サイド飾り20、風車21、普通始動部品22、一般入賞部品23、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25、普通図柄表示器26、特別図柄表示器27、遊技釘28、球戻り防止弁29、球反発体30、アウト口31、球発射通路32が、遊技機枠1の前側から前面パネル11を通して見える。その状態において、遊技者が球皿部12に球を入れて球発射操作機構13を操作すると、球発射機構9が球発射操作機構13による操作量に応じた電気的な発射力と1分間を百未満の等間隔に分けた周期とによって球皿部12から供給された球を1個ずつ遊技領域18に向けて発射する。この球発射機構9から発射された球は、球発射通路32から球戻り防止弁29を押し開けて遊技領域18に到達する。遊技領域18に到達した球は、遊技領域18を上から下に流れる過程において、センター飾り19、サイド飾り20、風車21、普通始動部品22、一般入賞部品23、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25、遊技釘28、球反発体30などに衝突して流れる方向を変えながら、普通始動部品22、一般入賞部品23、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25などに入る。一般入賞部品23、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25のいずれにも入らないで遊技領域18の下部に到達した球は、アウト口31から遊技盤15の裏側に排出される。
図1を参照し、遊技盤15に設けられた左下側の一般入賞部品23に対する3本の命釘36乃至38を例として、詳述する。3本の命釘36乃至38は、球を一般入賞部品23に蛇行しつつ斜め上方から入賞させるように配置される。このように配置された3本の命釘36乃至38を直線で結ぶと仮定すると、3本の命釘36乃至38を結んだ直線が一般入賞部品23の上部に三角形を描き、この描かれた三角形の各頂点に3本の命釘36乃至38が1本ずつ位置する。図1のb図を参照し、図1のa図に示す命釘36乃至38に相当する命釘40の構造について説明する。命釘40は図4の遊技釘28と同じ構造である。図1のb図において、命釘40は、直線的な丸棒状の胴体41の上端に、胴体41よりも直径の大きな頭42を有し、胴体41の下端部が遊技盤15の遊技領域18における前面から内部に打ち込まれており、遊技領域18を流下する球44が命釘40の胴体41の外側面に衝突し、遊技領域18を流下する球44が命釘40の頭42には衝突しないように、命釘40が遊技盤15に設けられる。そして、図1のa図における命釘36乃至38は、図1のb図における頭42の図示を省略し、図1のb図における命釘40の胴体41を図示した。図1のb図における直線Pは、命釘40の中心を示す。
図1のa図において、図4に示す風車21と3本の命釘36乃至38との間には、第1連釘群45、第2連釘群46、第3連釘群47が、遊技領域18から遊技盤15に打ち込まれて、配置される。第1連釘群45、第2連釘群46、第3連釘群47は、左下側の一般入賞部品23から図4に示す可変入賞部品25の方向に球を誘導するものであって、遊技釘28と同じ種類の遊技釘が多数本隣接して配置された形態である。第1連釘群45、第2連釘群46、第3連釘群47を構成する遊技釘どうしの間隔は、球44を上方から下方に通過させない寸法である。第1連釘群45と第2連釘群46との間には球44を上方から下方に通過させるための隙間48が形成され、第2連釘群46と第3連釘群47との間には球44を上方から下方に通過させるための隙間49が形成される。隙間48;49の左右方向の間隔は、1個の球44が通過可能であるが、2個の球44が左右に並んだ並列状態で通過できない寸法である。
よって、遊技領域18の上方から第1連釘群45の上に落下した球44は、第1連釘群45の上を第2連釘群46の方向に流れた後、隙間48から下方に落下するか、または、第1連釘群45から隙間48を飛び越えて第2連釘群46の上に到達する。第1連釘群45から第2連釘群46に到達した球44、または、遊技領域18の上方から第2連釘群46の上に落下した球44は、第2連釘群46の上を第3連釘群47の方向に流れた後、隙間49から下方に落下するか、または、第2連釘群46から隙間49を飛び越えて第3連釘群47の上に到達する。第1連釘群45における隙間48の側に最も位置する遊技釘の下部には、複数本の障害釘50が遊技領域18から遊技盤15に打ち込まれて、配置される。障害釘50は、遊技釘28と同じ種類の遊技釘が複数本縦方向に隣接して配置された形態である。障害釘50を構成する遊技釘どうしの間隔は、球44を上方から下方に通過させない寸法である。よって、障害釘50は隙間48から落下した球を下側の一般入賞部品23の方向に誘導する。
命釘36は、遊技領域18から遊技盤15に打ち込まれて、左下側の一般入賞部品23における入賞口51の右側縁部の真上に配置される。命釘36と入賞口51の右側縁部との間には、隔壁釘52が、遊技領域18から遊技盤15に打ち込まれて、配置される。命釘36と隔壁釘52との間の隙間、隔壁釘52と入賞口51の右側縁部との間の隙間は、球44を側方に通過させない寸法である。隔壁釘52は、遊技釘28と同じ種類の遊技釘により構成される。命釘37は、命釘36よりも左上方に位置し、遊技領域18から遊技盤15に打ち込まれて、左下側の一般入賞部品23における入賞口51の左側縁部の上方に配置される。命釘37と入賞口51の左側縁部との間には、多数本の隔壁釘53が、遊技領域18から遊技盤15に打ち込まれて、配置される。
隔壁釘53は、遊技釘28と同じ種類の遊技釘により構成される。多数本の隔壁釘53の配置形態は、上方から下方に行くに従って徐々に右側から左側へと外側に突出した後に左側から右側へと内側に突出した、弧状を形成する。命釘37と隔壁釘53との間の隙間、隔壁釘53と入賞口51の左側縁部との間の隙間、隔壁釘53どうしの間の隙間は、球44を側方に通過させない寸法である。隔壁釘52と隔壁釘53との間の隙間、命釘36と隔壁釘53との間の隙間は、1個の球44が通過可能であるが、2個の球44が左右に並んだ並列状態で通過できない寸法である。命釘37と障害釘50との間の隙間は、1個の球44は通過するが、2個の球44は命釘37の中心と下側の障害釘50の中心とを結ぶ線と平行に並んだ並列状態で通過できない寸法であって、寸法L1よりも大きな寸法である。
命釘38は、命釘36の中心を通る垂線Y1と命釘37の中心を通る垂線Y2との間に位置し、第2連釘群46における隙間48の側に最も位置する遊技釘の下部に位置して設けられる。命釘38と障害釘50との間の隙間は、1個の球44は通過するが、2個の球44は命釘38の中心と障害釘50の中心とを結ぶ線と平行に並んだ並列状態で通過できない寸法であって、寸法L1よりも大きな寸法である。
命釘36の中心と命釘37の中心との間の寸法をL1とし、命釘37の中心と命釘38の中心との間の寸法をL2とする。寸法L1と寸法L2とは、同一寸法に設定されており、1個の球44は命釘36と命釘37との間の隙間および命釘37と命釘38との間の隙間を通過するが、2個の球44は命釘36の中心と命釘37の中心とを結ぶ線または命釘37の中心と命釘38の中心とを結ぶ線と平行に並んだ並列状態で通過できない寸法であて、例えば、寸法L1;L2から1本の命釘36の直径を引き算した寸法が、1個の球44の直径より0.8mm大きいというように、1個の球44の直径よりわずかに大きな寸法である。よって、遊技領域18の上方から隙間48、命釘37と命釘38の間の隙間、命釘36と命釘37の間の隙間を順に通過した球44は、隔壁釘52と隔壁釘53との間の隙間を通過して左下側の一般入賞部品23の入賞口51に取り込まれる。
図1のa図に示す一般入賞部品23に対し3本の命釘36乃至38の設けられた遊技盤15を、図4の遊技機枠1に装着し、図4の球発射操作機構13を操作し、球を遊技領域18に発射した、実射実験を行ったところ、図1のa図の矢印aで示す経路、つまり、球44が、隙間48から、命釘38と障害釘50との間の隙間、命釘37と命釘38との間の隙間、命釘36と命釘37との間の隙間、隔壁釘52と隔壁釘53との間の隙間を順に通過して下側の一般入賞部品23の入賞口51に取り込まれる割合が2割であり、図1のa図の矢印bで示す経路、つまり、球44が、隙間48から、命釘38と障害釘50との間の隙間、命釘37と障害釘50との間の隙間を順に通過して下側の一般入賞部品23に取り込まれることなく下方に流れる割合が6割であり、図1のa図の矢印cで示す経路、つまり、球44が、隙間48から、命釘38と障害釘50との間の隙間、命釘37と命釘38との間の隙間を順に通過して一般入賞部品23に取り込まれることなく図4に示す可変入賞部品25の方向に流れる割合が2割であった。
図2を参照し、上記実射実験において、命釘36;37を釘調整せず、命釘37の中心を通る垂線Y2と命釘38の中心を通る垂線Y3との間の横方向の距離X1を大きくするように釘調整した場合について説明する。図2は、命釘38の上部を、仮想線で示す位置から実線で示す位置へと右側に移動するように、人がハンマーのような調整工具で命釘38の上部を左側から右側に叩いて釘調整した場合である。図2における命釘38を仮想線で示す位置は、命釘38が図1のa図に示す位置に設けられた形態を示す。つまり、図2は、図1のa図に示す命釘38の上部が右側に釘調整された場合を、実線で示す。命釘38が、図2の仮想線で示す位置から実線で示す位置に釘調整された状態における実射実験では、釘調整する前と比較し、球44が矢印eで示す経路よりも矢印dで示す経路に流れやすく、球44が命釘37;38の間を通りやすくなった。
よって、命釘37;38との間の横方向の距離X1を大きくするように、命釘38が釘調整された場合、第1連釘群45と第2連釘群46との間の隙間48を上方から下方に落下する球44が命釘37;38の間の隙間を通過する図1のa図における矢印aで示す経路または矢印cで示す経路の方向に流れやくなり、第1連釘群45と第2連釘群46との間の隙間48を上方から下方に落下する球44が命釘37と障害釘50との間の隙間を通過する図1のa図における矢印bで示す経路の方向に流れにくくなった。この結果、図2に示す遊技盤15の方が、図1のa図に示す遊技盤15よりも、一般入賞部品23に球44の取り込まれる入賞率および可変入賞部品25に球44の取り込まれる入賞率が向上するという利点がある。
図3を参照し、上記実射実験において、命釘36;37を釘調整せず、命釘37の中心を通る垂線Y2と命釘38の中心を通る垂線Y3との間の横方向の距離X1を小さくするように釘調整した場合について説明する。図3は、命釘38の上部を、仮想線で示す位置から実線で示す位置へと左側に移動するように、人がハンマーのような調整工具で命釘38の上部を右側から左側に叩いて釘調整した場合である。図3における命釘38を仮想線で示す位置は、命釘38が図1のa図に示す位置に設けられた形態を示す。つまり、図3は、図1のa図に示す命釘38の上部が左側に移動するように、命釘38が左側に釘調整された場合を、実線で示す。命釘38が、図3の仮想線で示す位置から実線で示す位置へと左側に移動するように釘調整された状態における実射実験では、釘調整する前と比較し、球44が矢印dで示す経路よりも矢印eで示す経路に流れやすく、球44が命釘37;38の間を通りづらくなった。
よって、命釘37;38との間の横方向の距離X1を小さくするように、命釘38が釘調整された場合、第1連釘群45と第2連釘群46との間の隙間48を上方から下方に落下する球44が命釘37;38の間の隙間を通過する図1のa図における矢印aで示す経路または矢印cで示す経路の方向に流れづらくなり、第1連釘群45と第2連釘群46との間の隙間48を上方から下方に落下する球44が命釘37と障害釘50との間の隙間を通過する図1のa図における矢印bで示す経路の方向に流れやすくなった。この結果、図3に示す遊技盤15の方が、図1のa図に示す遊技盤15よりも、一般入賞部品23に球44の取り込まれる入賞率および可変入賞部品25に球44の取り込まれる入賞率が低下するという利点がある。
最良の形態によれば、球44が一般入賞部品23の上部から3本の命釘36乃至38相互の間の隙間を通過することによって蛇行して一般入賞部品23に斜め上方から入賞するように、3本の命釘36乃至38が1つの一般入賞部品23に対して設けられているので、一般入賞部品23に対し相対峙する一対の命釘36;37の釘調整が甘くても、一対の命釘36;37よりも上方に存在する命釘38を適切に釘調整すれば、一般入賞部品23に球44の取り込まれる入賞率および可変入賞部品25に球44の取り込まれる入賞率を適切に釘調整することができる。距離X1が大きくなればなるほど、一般入賞部品23に球が入賞しやすくなるが、距離X1は、5乃至5.6mmの範囲に設定されるのが、一般入賞部品23に球44の取り込まれる入賞率に対する釘調整の観点から最良である。
その理由は、命釘38が設けられることなく、2本の命釘36;37が1つの一般入賞部品23に対し斜め上方から入賞するように相対峙するように分けられて設けられただけの場合、球44が図1のa図に示す第1連釘群45と第2連釘群46との間の隙間48から一般入賞部品23の方向である矢印aで示す経路に流れる割合と矢印bで示す経路に流れる割合とを変えるためには、1本の命釘37を左側または右側に釘調整しなければならない。このように1本の命釘37を釘調整した場合、命釘37の左側または右側への移動量が多くなる。このように命釘37の左側または右側への移動量が多くなると、遊技者が図4に示す遊技機枠1の前側から前面パネル11を通して一般入賞部品23の周りを見た場合、命釘37がどのように釘調整されたのかを遊技者が容易に見分けることができる。
これに対し、図1のa図に示すように、3本の命釘36乃至38が1つの一般入賞部品23に対し球44を蛇行させつつ斜め上方から入賞させるように設けられることによって、球44が図1のa図に示す第1連釘群45と第2連釘群46との間の隙間48から一般入賞部品23の方向に緩やかに落下し、当該落下速度の緩やかな球44が最も上に位置する1本の命釘38の左側における外側面に接触し得る位置に、1本の命釘38が設けられていれば、1本の命釘38を左側または右側に釘調整することができ、下側における2本の命釘36;37における個々の左側または右側への移動量を少なくすることができる。このように2本の命釘36;37における個々の左側または右側への移動量が少なくなると、遊技者が図4に示す遊技機枠1の前側から前面パネル11を通して一般入賞部品23の周りを見た場合、2本の命釘36;37がどのように釘調整されたのかを遊技者が容易に見分けることができなくなるからである。
図5は、異なる形態に係る遊技盤15における3本の命釘36乃至38が1つの一般入賞部品23に対し球44を蛇行させつつ斜め上方から入賞させるように設けられた配置構成の正面を示す。図5では、命釘36乃至38の相互間の間隔L1;L2は同じ寸法であるが、命釘38の中心が命釘36の中心を通る垂線Y1に位置する。第2連釘群46は、命釘38の右側から斜め下方に連続するように設けられる。隙間48は、命釘38と第1連釘群45との間に設けられる。障害釘50が1本であり、隔壁釘53は2本である。図1のa図における隔壁釘52は取り除かれている。異なる形態の場合も、最良の形態のように、距離X1(図2参照)が大きくなればなるほど、球が一般入賞部品23に入賞しやすくなるが、距離X1は、5乃至5.6mmの範囲に設定されるのが、一般入賞部品23に球44の取り込まれる入賞率に対する釘調整の観点から最良である。
図6は、最良の形態および異なる形態に対する対比例である。図6のa図およびb図は、遊技盤15における3本の命釘36乃至38が1つの一般入賞部品23に対し球44を蛇行させつつ斜め上方から入賞させるように設けられた配置構成の正面を示す。図6のc図は、遊技盤15における4本の命釘36乃至39が1つの一般入賞部品23に対し球44を蛇行させつつ斜め上方から入賞させるように設けられた配置構成の正面を示す。図6のa図では、命釘38の中心が命釘37の中心を通る垂線Y2に位置するので、球が一般入賞部品23に入り難くなる。図6のb図では、命釘38の中心が命釘36の中心を通る垂線Y1よりも右側に位置し、命釘37の真横に位置するので、球が一般入賞部品23に入り過ぎる。図6のc図では、命釘38の中心が命釘37の中心を通る垂線Y2に位置し、命釘39が命釘37の中心を通る垂線Y2よりも左側に位置するものの、命釘36;37による対形態と命釘37;38による対形態とからなる2つの対形態が上下に分かれて設けられているだけで、命釘37;39とが1つの対形態を構成していないので、一般入賞部品23に球の取り込まれる入賞率が安定しない。
図4において、3本の命釘36乃至38が1つの入賞部品に対し球44(図1参照)を蛇行させつつ斜め上方から入賞させるように設けられた配置構成は、特別始動入賞部品24より左側に位置した一般入賞部品23を例として説明したが、最良の形態における左を右と読み替えることによって、特別始動入賞部品24より右側に位置した一般入賞部品23についても適用できる。また、一般入賞部品23を入賞部品と読み替えることによって、3本の命釘36乃至38が1つの入賞部品に対し球44を蛇行させつつ斜め上方から入賞させるように設けられた配置構成は、図4における普通始動部品22、特別始動入賞部品24、可変入賞部品25など、一般入賞部品23以外の遊技領域18の上部から球を取り入れるための部品に対しても適用できる。
a図は遊技盤の一般入賞部品に対する3本の命釘の配置構成を示す正面図、b図は3本の命釘に相当する1本の命釘が遊技盤に打ち込まれた形態を示す断面図(最良の形態)。 遊技盤の一般入賞部品に対する1本の命釘を右側に移動して釘調整された形態を示す正面図(最良の形態)。 遊技盤の一般入賞部品に対する1本の命釘を左側に移動して釘調整された形態を示す正面図(最良の形態)。 パチンコ遊技機を示す正面図(最良の形態)。 遊技盤の一般入賞部品に対する3本の命釘の配置構成を示す正面図(異なる形態)。 遊技盤の一般入賞部品に対する3本の命釘の配置構成を示す正面図(対比例)
符号の説明
15 遊技盤
18 遊技領域
23 一般入賞部品(入賞部品)
36 命釘
37 命釘
38 命釘

Claims (1)

  1. 遊技領域に入賞部品と入賞部品への入賞率を左右する命釘とを備えたパチンコ遊技機の遊技盤において、3本の命釘が、1つの入賞部品の上部に対し、球を上記1つの入賞部品に蛇行しつつ斜め上方から入賞させるように、配置されたことを特徴とするパチンコ遊技機の遊技盤。
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