JP2006230292A - 卵の着色方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 良好な食感を保持しつつ、低温煙を用いてゆで卵を燻煙処理する工程を含む、ゆで卵の着色方法を提供することである。
【解決手段】 本発明の方法は、0°C〜18°Cの温度の煙を用いてゆで卵を燻煙処理する工程を含むことを特徴とするものである。本発明の方法に用いられる燻煙処理装置(10)は、ゆで卵が置かれるスモーク庫(12)と、燻煙を発生させる燻煙発生部(22)とを備えており、スモーク庫の底部と燻煙発生部とが、途中に冷却手段(26)が介在された管(24)を介して連通している。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の方法は、0°C〜18°Cの温度の煙を用いてゆで卵を燻煙処理する工程を含むことを特徴とするものである。本発明の方法に用いられる燻煙処理装置(10)は、ゆで卵が置かれるスモーク庫(12)と、燻煙を発生させる燻煙発生部(22)とを備えており、スモーク庫の底部と燻煙発生部とが、途中に冷却手段(26)が介在された管(24)を介して連通している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、卵の着色方法に関する。より詳細には、本発明は、低温煙を用いてゆで卵を燻煙処理する工程を含む卵の着色方法に関する。
食品を煙で燻すことによって、細菌の繁殖を抑え、食品に香りや風味をつける燻煙処理が知られているが、このような燻煙処理を卵に施した“燻煙卵”が人気を博している。このような燻煙卵は、ゆで卵特有の臭みが取り除かれる、卵の殻が着色されているため見栄えが良い等の種々の特徴を有している。
しかしながら、従来の燻煙卵では、卵の殻に着色されるものの、高温で燻煙処理を行うため、卵が“硬ゆで”になって食感が悪くなるという課題がある。また、従来の燻煙処理では、卵の殻にタールが付着して煙臭さがとれず、卵の殻の表面もベタついて取り扱いにくいという課題もある。
本発明は、このような状況に鑑みて案出されたものであって、良好な食感を保持しつつ、低温煙を用いてゆで卵を燻煙処理する工程を含む、ゆで卵の着色方法を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の卵の着色方法は、0°C〜18°Cの温度の煙を用いて卵を燻煙処理する工程を含むことを特徴とするものである。
本発明の方法によれば、良好な食感を保持しつつ、ゆて卵の殻に着色することができる。従って、例えば、着色した半熟卵を製造することができる。本発明の方法により着色することにより、視覚的に見栄えが良い、ゆで卵特有の臭みが除去される、鮮度保持期間を延ばすことができるという効果が得られる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る卵の着色方法について詳細に説明する。まず、着色しようとする卵を準備する。卵は、予めゆでておく。
次いで、ゆでた卵を燻煙処理装置内に入れる。図1は、本発明の好ましい実施形態に係る方法において使用される燻煙処理装置の一例を示した模式図である。
図1に示される燻煙処理装置10は、スモーク庫12を備えており、スモーク庫12内には、卵を載せる金属トレイ14が配置されている(図1では、3段の金属トレイ14が示されているが、金属トレイ14の段数を3段以上にしてもよいし、3段以下にしてもよい)。金属トレイ14の両端には、一対の電極板16が配置されており、金属トレイ14の端部と電極板16との間には、絶縁体18が介在されている。
各金属トレイ14と電極板16には、電源手段20を介して、異なる極性の直流電圧が印加されている(従って、例えば、金属トレイ14にプラスの直流電圧が印加される場合には、電極板16にはマイナスの直流電圧が印加され、金属トレイ14にマイナスの直流電圧が印加される場合には、電極板16にはプラスの直流電圧が印加される)。
燻煙処理装置10は又、燻煙を発生させる燻煙発生部22を備えており、スモーク庫12の底部と燻煙発生部22とは、管24を介して連通している。燻煙発生部22内には、燃焼させる香木材22aが置かれている。管24の途中には、燻煙発生部22で発生した燻煙を冷却する冷却手段26が配置されている。冷却手段26は、公知の型式のものを用いてよい。
なお、図1において、参照符号28、30、32は、燻煙排出管、燻煙排出管の先端開口部を負圧にするための被覆管、ブロワファンをそれぞれ示している。
燻煙処理装置10を作動させると、燻煙発生部22で発生した燻煙が、冷却手段26によって所定の温度に冷却された後、スモーク庫12内に流入する。一方、金属トレイ14と電極板16に異なる極性の直流電圧を印加すると電界が形成され、スモーク庫12内に流入した燻煙が帯電して、ゆで卵の殻に付着し、これにより、ゆで卵の殻が着色される。
本発明者が種々の実験を行った結果、スモーク庫12内に流入する燻煙の温度が0°C〜18°Cである場合に、着色が良好に行われることを見い出した。
図2は、本発明の方法を実施して卵を着色した結果の一例を示した図である。図2において、横軸は燻煙処理を行った時間(分)、縦軸は卵への着色度(所望の着色度を100%とする)を示している。図2に示されるように、90分程度で所望の着色度が得られることが分かった。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、図1に示す燻煙処理装置10を用いて燻煙処理を行ったが、他の型式の燻煙処理装置を用いて本発明の方法を実施してもよい。
10 燻煙処理装置
12 スモーク庫
14 金属トレイ
16 電極板
18 絶縁体
20 電源手段
22 燻煙発生部
24 管
26 冷却手段
28 燻煙排出管
32 ブロワファン
12 スモーク庫
14 金属トレイ
16 電極板
18 絶縁体
20 電源手段
22 燻煙発生部
24 管
26 冷却手段
28 燻煙排出管
32 ブロワファン
Claims (1)
- 0°C〜18°Cの温度の煙を用いてゆで卵を燻煙処理する工程を含むことを特徴とする卵の着色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005049862A JP2006230292A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 卵の着色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005049862A JP2006230292A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 卵の着色方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006230292A true JP2006230292A (ja) | 2006-09-07 |
Family
ID=37038615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005049862A Pending JP2006230292A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 卵の着色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006230292A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101442725B1 (ko) | 2012-10-29 | 2014-09-23 | 우상하 | 훈제계란 제조방법 |
CN110049686A (zh) * | 2016-09-09 | 2019-07-23 | 科索沃创新有限公司 | 蛋调味方法 |
-
2005
- 2005-02-25 JP JP2005049862A patent/JP2006230292A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101442725B1 (ko) | 2012-10-29 | 2014-09-23 | 우상하 | 훈제계란 제조방법 |
CN110049686A (zh) * | 2016-09-09 | 2019-07-23 | 科索沃创新有限公司 | 蛋调味方法 |
JP2019528783A (ja) * | 2016-09-09 | 2019-10-17 | コッシーズ・イノベイションズ・プロプライエタリー・リミテッドKossies Innovations Pty Ltd | 卵の風味付け方法 |
EP3509436A4 (en) * | 2016-09-09 | 2020-01-22 | Kossies Innovations Pty Ltd | FLAVORING PROCESS OF UFS |
US10806155B2 (en) | 2016-09-09 | 2020-10-20 | Kossies Innovations Pty Ltd | Egg flavouring process |
JP7055422B2 (ja) | 2016-09-09 | 2022-04-18 | コッシーズ・イノベイションズ・プロプライエタリー・リミテッド | 卵の風味付け方法 |
CN110049686B (zh) * | 2016-09-09 | 2023-04-11 | 科索沃创新有限公司 | 蛋调味方法 |
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