JP2006229420A - 割当チャネル選択方法及び基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】 干渉を受ける可能性が低いチャネルを割り当てる。
【解決手段】 受信レベル測定部241は、キャリア及びスロット毎に端末30からの電波の受信レベルを測定する。測定された受信レベルは、キャリア及びスロットの識別子に対応してメモリ262に記憶される。制御装置260は、検索チャネルを順次設定し、設定された検索チャネルと、上下1キャリアの隣接チャネルと、上下2キャリア離れた次隣接チャネルとの5チャネルについて、各チャネルの受信レベルをメモリ262から読み込む。制御装置260は、各受信レベルに基づいて、検索チャネルとふたつの隣接チャネルの受信レベルのそれぞれが予め定められた閾値以下の該チャネル、又は、検索チャネルと隣接チャネルと次隣接チャネルとの各受信レベルをキャリア順に並べたときに、受信レベルが検索チャネルで極小となる該チャネルを無線端末30に割り当てる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、割当チャネル選択方法及び基地局に係り、特に、時分割多重接続及び周波数多重接続を用いる無線通信システムにおける割当チャネル選択方法及び基地局に関する。
時分割多重接続技術を用いて複数のチャネルを所定のスロットに時分割多重して情報の送受信を行う無線通信システムとして、例えば社団法人電波産業会の「第二世代コードレス電話システムRCR STD−28」で規定されているパーソナル・ハンディホン・システム(Personal Handyphone System:以下PHSと称する)がある(例えば、非特許文献1参照)。
無線通信システムは、端末が移動して使用され、かつ、端末−基地局間の電波伝播路の状態が周囲の電波利用状況により刻々と変化するシステムである。そのため、端末が通信を行う際に基地局は割り当てるチャネルを選択する必要がある。PHSにおいても上記規格で、「通信用キャリアにおいては、送信に先だって2秒以内にキャリアセンスを行い、当該受信スロット区間(1スロット長の区間をいう。)が連続する4フレーム以上にわたり使用可能(空き)であることを確認してからのみ、当該対等スロットを送信し使用すること」と規定されている(例えば、非特許文献1の3.2.15章(2)項を参照)。
尚、上記規格は、通信用キャリア(搬送波)として使用可能なチャネル(当該キャリアの当該スロットをいう)の条件が決められたものであり、使用可能な通信用キャリアの中で、どのチャネルを使用するかの判断は、各キャリアの仕様や装置メーカの機器機能に任されており、様々な割当チャネルの選択方法の提案がなされている。
従来の技術では、短時間に干渉が少ないチャネルを選択できるように、常に通話チャネルのキャリアセンスを行い、割り当てる候補を選択しておく。そして、割当の際には候補キャリアの内最も干渉が少ないキャリアを4フレームの区間キャリアセンスし、空きか否かを判断していた。
「第二世代コードレス電話システムRCR STD−28」、社団法人電波産業会発行、平成16年5月
しかしながら、従来の方法では、選択したキャリアがキャリアセンスを実施した連続4フレームに関しては空きであることを確認することができたが、その他の時間帯で空きであるかは判らなかった。この為、移動局や自動車等の反射物が移動すると、干渉波のレベルが大きく変化し通話品質を劣化させる場合があった。
本発明は以上の点に鑑み、干渉を受ける可能性が低いキャリアを割り当てる割当チャネル選択方法及び基地局を提供することを目的とする。また、本発明は、既存のシステムのハードウェアを極力変更させることなく、ソフトウェアを追加又は更新することで干渉を受ける可能性が低いキャリアを割り当てることを目的とする。
また、本発明は、使用中のチャネルから少なくとも2キャリア離れたチャネルを割り当てることを目的とする。本発明は、割り当て候補となるチャネルの前後のキャリアを含めた各受信レベルに基づき、各チャネルが使用中か否か判断することで、使用中のチャネルから少なくとも2キャリア離れたチャネルを割り当てることを目的とする。さらに、本発明は、割り当て候補となるチャネルの上下のキャリアを含めた各受信レベルに基づき、優先度を設定し、割り当てるキャリアを細かく制御することを目的とする。
上記課題を解決する為に、例えば、
無線端末と無線基地局との無線通信に使用されるチャネルを割り当てる無線チャネル制御方法であって、
無線端末と無線で情報を送受信するためのアンテナと、
前記アンテナを介して受信レベルを測定する受信レベル測定部と、
前記受信レベルを記憶するメモリを有し、無線端末との無線通信に使用されるチャネルの割り当てを制御する制御装置と
を備えた基地局において、
基地局の制御装置は、受信系無線装置で受信した無線信号の受信レベルを無線端末に通話チャネルを割り当てるのに先だって測定し、メモリに記憶するステップと、
制御装置はメモリに記憶した受信レベルをタイムスロット毎に周波数の順番に並べるステップと、
制御装置は候補となるキャリアの上下2キャリアを含む5キャリアの受信レベルを判断材料としてチャネルを割り当てる優先順位を決定するステップと、
制御装置は、前記優先順位の高いキャリアを割り当てるように設定するステップと
を含む。
また、本発明の特徴を、いくつか以下に例示する。
(1)時分割多重アクセス方式を利用する無線通信基地局において、通信を開始する前に干渉有無を確認(以下、キャリアセンス)して通信を行う割当候補チャネルを決定する場合に、割当候補チャネルと割当候補チャネル番号の±1チャネル(以下、隣接チャネル)と、割当候補チャネル番号の±2チャネル(以下、次隣接チャネル)の最大5チャネル分の受信レベル情報から判断して割当チャネルを決定する。
(2)干渉波受信レベルが時間軸上で変化し難い、使用中チャネルの次隣接チャネルを選択する。
(3)割当対象となる検索チャネルに割当優先順位を付与し、優先順位の高い割当チャネルを決定する。
(4)同一の優先順位が複数のチャネルで存在していた場合には、同一優先順位のチャネルの中で、最低受信レベルの割当チャネルを決定する。
(5)割当優先順位の最低順位を割当対象となる検索チャネルに対する隣接チャネルと次隣接チャネルを判断から除外、即ち、割当対象となる検索チャネルのレベル検索のみとする。
本発明の第1の解決手段によると、
複数の周波数のキャリアを用い、各キャリアの複数のスロットに各チャネルを時分割多重して、無線端末と基地局で情報を送受信する無線通信システムにおいて、
キャリア及びスロット毎に、基地局が端末から受信したキャリア及びスロットで定められるチャネルの受信レベルを測定して、測定された受信レベルをキャリア及びスロットの識別子に対応してテーブルに記憶するステップと、
キャリア及びスロットの識別子を選択することで検索チャネルを順次設定するステップと、
設定された検索チャネルと、スロットが該検索チャネルと同一で、かつ、キャリアが該検索チャネルのキャリアの上下に隣接するふたつの隣接チャネル及びさらに上下に隣接するふたつの次隣接チャネルとの5つのチャネルについて、各チャネルのキャリア及びスロットの識別子に対応した受信レベルを前記テーブルから読み込むステップと、
読み込まれた検索チャネルの受信レベルとふたつの隣接チャネルの受信レベルとが、予め定められた閾値以下の該検索チャネル、及び、読み込まれた検索チャネルとふたつの隣接チャネルとふたつの次隣接チャネルとの各受信レベルをキャリア順に並べたときに、受信レベルが検索チャネルで極小となる該検索チャネルを割当候補チャネルとして選択し、割当候補チャネルのいずれかを無線端末に割り当てるステップと
を含む割当チャネル選択方法が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
複数の周波数のキャリアを用い、各キャリアの複数のスロットに各チャネルを時分割多重して、無線端末と基地局で情報を送受信する無線通信システムにおける基地局であって、
前記無線端末と無線で通信するためのアンテナと、
キャリア及びスロット毎に、前記アンテナを介して端末から受信したキャリア及びスロットで定められるチャネルの受信レベルを測定する受信レベル測定部と、
キャリア及びスロットの識別子に対応して、前記受信レベル測定部により測定された受信レベルが記憶されるテーブルを有し、チャネルを無線端末に割り当てる制御装置と
を備え、
前記制御装置は、
キャリア及びスロットの識別子を選択することで検索チャネルを順次設定し、
設定された検索チャネルと、スロットが該検索チャネルと同一で、かつ、キャリアが該検索チャネルのキャリアの上下に隣接するふたつの隣接チャネル及びさらに上下に隣接するふたつの次隣接チャネルとの5つのチャネルについて、各チャネルのキャリア及びスロットの識別子に対応した受信レベルを前記テーブルから読み込み、
読み込まれた検索チャネルの受信レベルとふたつの隣接チャネルの受信レベルとが、予め定められた閾値以下の該検索チャネル、及び、読み込まれた検索チャネルとふたつの隣接チャネルとふたつの次隣接チャネルとの各受信レベルをキャリア順に並べたときに、受信レベルが検索チャネルで極小となる該検索チャネルを割当候補チャネルとして選択し、割当候補チャネルのいずれかを無線端末に割り当てる前記基地局が提供される。
本発明によれば、短時間で干渉を受ける可能性が低いキャリアを割り当てることができる。本発明によると、既存のシステムのハードウェアを極力変更させることなく、ソフトウェアを追加又は更新するのみで干渉を受ける可能性が低いキャリアを割り当てることができる。
また、本発明によると、使用中のチャネルから少なくとも2キャリア離れたチャネルを割り当てることができる。本発明によると、割り当て候補となるチャネルの前後のキャリアを含めた各受信レベルに基づき、各チャネルが使用中か否か判断することで、使用中のチャネルから少なくとも2キャリア離れたチャネルを割り当てることができる。さらに、本発明によると、割り当て候補となるチャネルの前後のキャリアを含めた各受信レベルに基づき、優先度を設定し、割り当てるキャリアを細かく制御することができる。
基地局において、最適な空きチャネルの選択方法として、使用が可能なチャネルの受信レベル(又は干渉波レベル)を測定し、該当するキャリアだけではなく、例えばその前後2キャリアを含めて判断し、割り当てるキャリアを細かく制御する。以下、図面を用いて本発明に係る無線チャネル選択の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、無線通信システムの構成を示すシステム構成図である。
無線通信システム1は、複数の端末(PS:Personal Station)30と、それぞれが端末30への電波到達エリアであるゾーン10を有する複数の基地局(CS:Cell Station)20と、複数の基地局20と接続される通信網40とを備える。無線通信システム1は、端末30同士、若しくは、端末30と通信網40に接続された図示していない他の電話間の情報送受信を行うものである。
同図では、基地局20−1のゾーン10−1は、別の基地局20−2のゾーン10−2と重なりあい、一方が使用するチャネルが他方に干渉していることを示している。基地局20は、端末30にチャネルを割り当てる際、使用可能な無線資源の受信レベルを測定し、干渉が少ないチャネル(測定された干渉波レベルの小さいチャネル)を、基地局20と端末30との通信に使用する通話用のチャネルとして選択する。
図2は、無線通信システムに備えられる基地局20の構成を示すブロック図である。
基地局20は、端末30と無線で情報を送受信するアンテナ200と、送信及び/又は受信する情報を結合及び/又は分離する結合器210と、無線の信号を電気信号に変換する等、端末30と送受信する信号の処理を行う送信系無線装置220及び受信系無線装置230と、公衆網40と端末30間で送受信する信号の処理(例えば、変調や復調)を行う信号制御装置240と、公衆網40と通信するためのインタフェースである有線回線制御装置250と、基地局20全体の制御を行う制御装置260とを有する。又、これらは制御線270でそれぞれ接続される。
信号制御装置240は、端末30から受信するフレーム(無線信号)の受信レベルを測定する受信レベル測定部241を備える。尚、受信レベル測定部241は、受信系無線装置230に備える構成としても良い。また、受信レベル測定部241は、各スロット及び各キャリアを順次サーチして受信レベルを測定し、測定された受信レベルを、例えばメモリ262又は自装置内のメモリ262に記憶する。
制御装置260は、制御用マイコン(プロセッサ)261と、基地局20のデータを記憶するメモリ262と、以下で詳述する本実施の形態に係るチャネル割り当て等、無線チャネル制御を行うためのプログラム263とを備える。このプログラム263は、受信レベル測定部241により測定された、複数キャリアの受信レベルのデータに基づき、端末30に割り当てるチャネルを制御する。具体的には、時間軸上で受信レベルの変動が小さく、他の基地局20で使用中のキャリアから2キャリア以上離れたキャリアを割り当て、より安定した通話品質を保てるように制御する。チャネルの割り当てについての詳細は後述する。
ここで、本発明の無線チャネル選択方式の詳細を説明する前に、無線通信システム1において発生する干渉波の状態変化について説明する。図3、図9及び図10は、無線通信システム1における干渉波の時間の遷移による状態変化を説明する説明図(1)〜(3)である。
図3に示す図は、基地局20と端末30との位置関係を説明する説明図である。ここでは、以下のような場合の例について説明する。
端末30−1は基地局20−1から遠い位置にあり、端末30−3は基地局20−1から近い位置にある。端末30−2は、端末30−1と端末30−3との間にある。また、端末30−1は、キャリアf(図3:150−1)を使用して、基地局20−1とは別の基地局20−2と通信中である。端末30−2は、キャリアfの隣接キャリアであるキャリアf+1(図3:150−2)を使用して、基地局20−2と通信中である。さらに、端末30−3は、キャリアfから2キャリア離れたキャリアであるf+2(図3:150−3)を使用して、基地局20−2と通信中である。基地局20−1は、キャリアf(図3:150−4)を含む、使用が許可されている全てのキャリアで干渉波(受信レベル)を測定し、未使用であるチャネルを選択するためにキャリアセンスを実施する。
図9は、無線通信システムにおける時間の遷移による干渉波の状態変化を説明する説明図(2)である。ある時刻t0(380)において、基地局20−1が、図3で示すようにキャリアf(150−1)で通信中の端末30−1と、キャリアf+1(150−2)で通信中の端末30−2と、キャリアf+2(150−3)で通信中の端末30−3との、3台の端末30から受信するキャリアf(150−4)の受信レベルが、それぞれX(dBμV)(図9:310)で同一であった場合を仮定する。
図9(a)は、基地局20−1が、基地局20−2とキャリアf(150−1)で通信する端末30−1から発せられる電波を受信した時の、周波数に対する受信レベルを示した図である。ここでは、基地局20−1が使用するキャリアと同じ周波数のキャリアf(150−4)の受信レベルが、X(dBμV)である場合を仮定している。
図9(b)は、基地局20−1が、基地局20−2とキャリアf+1(150−2)で通信する端末30−2から発せられる電波を受信した時の、周波数に対する受信レベルを示した図である。ここでは、キャリアf(150−4)の受信レベルがX(dBμV)である場合を仮定している。
図9(c)は、基地局20−1が、基地局20−2とキャリアf+2(150−3)で通信する端末30−3から発せられる電波を受信した時の、周波数に対する受信レベルを示した図である。ここでは、キャリアf(150−4)の受信レベルがX(dBμV)である場合を仮定している。
図10は、無線通信システムにおける時間の遷移による干渉波の状態変化を説明する説明図(3)である。3台の端末30がそれぞれ、図3に示すルート320を1台ずつ移動した場合に、基地局20−1が各端末30から受信する受信レベルの変化の一例を示す。図10には、キャリアf(150−4)の受信レベルの時間変化を示す。基地局20−1が、各端末30から受信するキャリアf(150−4)の受信レベルがX(dBμV)(310)であった時刻をt0(330)とする。このt0は、図9の時刻t0に対応する。
図10(a)に、キャリアf(150−1)で基地局20−2と通信する端末30−1が、図3に示すルート320−1を移動した時の、基地局20−1が受信したキャリアf(150−4)の受信レベルの変化340−1を示す。また、図10(b)に、キャリアf+1(150−2)で基地局20−2と通信する端末30−2が、図3に示すルート320−2を移動した時の、基地局20−1が受信したキャリアf(150−4)の受信レベルの変化340−2を示す。図10(c)に、キャリアf+2(150−3)で基地局20−2と通信する端末30−3が、図3に示すルート320−3を移動したときの、基地局20−1が受信したキャリアf(150−4)の受信レベルの変化340−3を示す。
図10(c)に示すように、キャリアf+2(150−3)で通信する端末30−3から受信したキャリアf(150−4)の受信レベルには、殆ど変化が現れない。一方、図10(a)及び図10(b)に示すように、キャリアfで通信する端末30−1及びキャリアf+1で通信する端末30−2からの干渉波(受信レベル)は、時間の経過によりレベルが大きくなる場合があり、通話品質に悪影響を及ぼし易い。
これは、使用中のキャリアから2キャリア以上離れたキャリアは、使用中の端末30が移動しても、干渉波のレベルが変化しにくく、安定した通話品質を確保できることを意味する。本実施の形態に係る割当チャネル選択方式は、基地局20に、使用中のキャリアから2キャリア以上離れたキャリアを選択できるように制御する機能を備えたものである。
図4は、基地局20に備えたプログラム263による、受信レベル測定部241より読み出したデータの処理の説明図である。基地局20に備えたプログラム263は常に未使用である無線資源の受信レベル情報を、受信レベル測定部241から入力して、メモリ262に記憶する。なお、プログラム263は、例えば、制御用マイコン(プロセッサ)261に読み込まれて実行されることができる。基地局20に備えたプログラム263は、端末30より通話チャネルを接続するための要求を受信した際、メモリ262に記憶した受信レベルを基に割当チャネルの選択処理を行う。前述の通り、本実施の形態の割当チャネル選択方式は、使用中のチャネルから2キャリア以上離れたチャネルを選択する為に複数の受信レベル情報を基に詳細に制御するものである。
図4(a)は、メモリ262に記憶される第1のテーブルの構成図である。第1のテーブル410は、キャリア及びスロットの識別子に対応して、受信レベルが記憶される。図4(a)に示す第1のテーブル410は、基地局20のプログラム263が、受信レベル測定部241から入力したデータを、物理スロット毎に及び周波数順に並べてメモリ262に記憶したところを示している。他の基地局20で使用中のスロットか否かは、上述の図3等で説明したように1つのチャネルを見ただけでは判断できない。そこで、プログラム263は、各物理スロットの各キャリア毎に前後2キャリアずつを含めた5キャリアの受信レベルをテーブル化し、メモリ262の第2のテーブル420に記憶する。
図4(b)及び(c)に、第2のテーブル420の構成図を示す。例えば、ひとつのチャネルを中心として、前後2キャリアずつを含めた5キャリアの受信レベルL(N−2)〜L(N+2)をひとつのエントリに記憶する。また、第2のテーブル420は、優先度が記憶される。これら受信レベル及び優先度は、キャリア及びスロットの識別子毎に記憶することができる。
例えば、図4(a)及び(b)の破線で囲まれたキャリアについて説明すると、SLOT1のキャリア63を中心として、キャリア61〜65の各受信レベルが、第2のテーブル420のひとつのエントリに記憶される。この例では、L(N)が検索チャネルの受信レベル423を示し、L(N−1)及びL(N+1)が隣接チャネルの受信レベル422及び424、L(N−2)及びL(N+2)が次隣接チャネルの受信レベル421及び425を示す。同様にして、スロット毎に、各キャリアを中心とした5キャリアの受信レベルが記憶される。
この5キャリアのデータを基に、プログラム263は割り当てる優先順位を例えば1から8でランクづけし、その優先度ランク情報を前述の第2のテーブル420に記憶する。優先度が記憶された第2のテーブル420の例を図4(c)に示す。
図5は、優先順位を決定する条件を示した表である。この表は、基地局20に備えたプログラム263が、メモリ262に蓄積した複数の受信レベル情報を基に、使用可能な無線資源全てで割り当てる優先順位を決定する条件の例を示す。尚、図面中及び以下の説明における各記号は、L(N):判断するチャネルの受信レベル(dBμV)、L(N−1):判断するチャネルのキャリアを−1したチャネルの受信レベル(dBμV)、L(N−2):判断するチャネルのキャリアを−2したチャネルの受信レベル(dBμV)、L(N+1):判断するチャネルのキャリアを+1加えたチャネルの受信レベル(dBμV)、L(N+2):判断するチャネルのキャリアを+2加えたチャネルの受信レベル(dBμV)、L:空きチャネルと認識する受信レベルの閾値(dBμV)であり、例えば8dBμVを示す。なお、閾値は予め設定されることができる。また、8dBμV以外にも適宜の値を用いてもよい。プログラム263は、優先度の高いもの(図中P1)から順に、条件に合致するチャネルの有無をメモリ262に蓄えられた図4に示す第2のテーブル420を参照して検索する。
図5を参照して、各優先度について説明する。なお、優先度は、以下に示す例以外にもさらに詳細な優先度を設定してもよいし、簡素化した優先度を設定してもよい。さらに、条件を適宜変更してもよい。
最も優先度が高いチャネルは、判断するキャリアも隣接キャリアも未使用であるチャネルである。未使用と判断する閾値はL及びL以下の当該キャリアの受信レベルに6dBμV加えた値以内のキャリアである。これらは、使用中の端末30は干渉が影響する範囲には存在せず、唯フロアノイズのみが存在していると判断する。
優先度1と優先度2と優先度3は、L(N)が予め定められた閾値L(第1の閾値)以下であり、隣接チャネルも未使用であることが条件である。具体的には、以下の例の通りである。
(1)隣接チャネルの受信レベルL(N±1)がL以下を優先度1とする。
L(N)≦LかつL(N±1)≦L
(2)L(N±1)の一方がL以下で、他方がL+6(第2の閾値)以下を優先度2とする。
L(N)≦L、かつ、L(N+1)≦L、かつ、L(N−1)≦L+6、又は、
L(N)≦L、かつ、L(N−1)≦L、かつ、L(N+1)≦L+6
(3)L(N±1)の両方がL+6以下を優先度3とする。
L(N)≦LかつL(N±1)≦L+6
なお、図5中のd.c.は、don‘t careを表し、当該チャネルは考慮しないことを示す。また、第2の閾値は、L+6以外にも第1の閾値より大きな適宜の値を用いてもよい。
次に優先度が高いチャネルは、判断するチャネルが未使用(L(N)がL以下)で、隣接キャリアを他の端末30が使用していないチャネルである。すなわち、使用中のチャネルから少なくとも2キャリア離れたチャネルである。隣接キャリアを他の端末30が使用していないかの判断方法は、使用中のチャネル(例えば、L(N−2))の隣接チャネル(例えば、L(N−1))と、その次隣接チャネル(例えば、L(N))との間には、6dBμV程度以上のレベル差が存在することである。判断するチャネルのレベルL(N)がL以下で、隣接チャネルのレベルL(N±1)の一方又は双方がL(N)+6(第3の閾値)以上であり、判断するチャネルの受信レベルL(N)及び前後2キャリアの受信レベルを棒グラフにした場合、判断するチャネルが棒グラフ上で谷となっていることが条件となる。棒グラフ上で谷になっていることは、例えば、各受信レベルの値をキャリア順に並べたときに、判断するチャネルで極小となっていること、又は最小となっていることなどにより判断できる。なお、第3の閾値は、L(N)+6以外にも、L(N)より大きな適宜の値を用いてもよい。
隣接チャネルのレベルL(N±1)及び次隣接チャネルのレベルL(N±2)の程度により優先度4と優先度5と優先度6に細分化する。具体的には、以下の例の通りである。
(4)周波数軸上の片方向の2キャリア離れたチャネルを他の端末30が使用中で他方向は未使用であり、隣接チャネルのレベルL(N+1)またはL(N−1)の一方が閾値L以下を優先度4とする。
L(N)≦L、かつ、L(N+1)≦L、かつ、L(N)+6≦L(N−1)<L(N−2)、又は、
L(N)≦L、かつ、L(N−1)≦L、かつ、L(N)+6≦L(N+1)<L(N+2)
(5)周波数軸上の片方向の2キャリア離れたチャネルを他の端末30が使用中で他方向は未使用であり、かつ、隣接チャネルのレベルL(N+1)またはL(N−1)の一方が閾値L(N)+6以下の場合を優先度5とする。
L(N)≦L、かつ、L(N+1)≦L(N)+6、かつ、L(N)+6≦L(N−1)<L(N−2)、又は、
L(N)≦L、かつ、L(N−1)≦L(N)+6、かつ、L(N)+6≦L(N+1)<L(N+2)
(6)周波数上の両方向の2キャリア離れたチャネルを他の端末30が使用中の場合を優先度6とする。
L(N)≦L、かつ、L(N)+6≦L(N−1)<L(N−2)<50、かつ、L(N)+6≦L(N+1)<L(N+2)<50
前述の優先度6までが、判断するチャネルには少なくとも干渉を受けていない条件であるが、例えば、狭い範囲に多くの端末30が存在しかつトラヒックが高い場合には、優先度6までに該当するチャネルが存在しないことがある。この場合の為に優先度7と優先度8を以下の例のように定義する。
(7)判断するキャリアは多少干渉を受けているが、より大きな干渉となる電波を出している端末30または基地局20が2キャリア以上離れたチャネルであり、2キャリア離れたチャネルの干渉レベルが、50dBμV(第4の閾値)以下であるチャネルを優先度7とする。なお、第4の閾値は、50dBμV以外にも適宜の値を用いることができる。
L(N)+6≦L(N−1)<L(N−2)≦50、かつ、L(N)+6≦L(N+1)<L(N+2)≦50
(8)判断するキャリアは多少干渉を受けているが、より大きな干渉となる電波を出している端末30または基地局20が2キャリア以上離れたチャネルであり、2キャリア離れたチャネルの一方の干渉レベルが、50dBμVを超えるチャネルを優先度8とする。
L(N)+6≦L(N−1)<L(N−2)、かつ、L(N)+6≦L(N+1)<L(N+2)、かつ、50<L(N−2)又は50<(N+2)
尚、プログラム263は優先度の高い方から検索し、合致するチャネルが見つかった場合、その優先度以降の(優先度の低い方への)検索は行わずに割当候補チャネルとして決定する。また、決定された割当候補チャネルに対応して、優先度を第2のテーブル420に記憶する。
図6及び図7は、プログラム263が割当チャネルを選択するフロー図(1)及び(2)である。図6と図7を参照して、基地局20のプログラム263が割当チャネルを選択する処理のフローを説明する。
端末30から通話チャネルを接続する(又はチャネルを割り当てる)ための要求を、基地局20が受信した場合、プログラム263は割当チャネル選択処理を起動する(S501)。まず、プログラム263は、定期的に受信レベル測定部241から各キャリア及びスロット毎の受信レベルを読み取り、キャリア及びスロットの識別子に対応してメモリ262の第1のテーブル410に格納しておく。なお、キャリア及びスロットの識別子は、数字の他、文字・記号等を用いてもよい。また、キャリア及びスロットの識別子以外にも、チャネルを識別するための識別情報に対応して受信レベルを格納するようにしてもよい。
プログラム263は、使用可能である無線資源のチャネルの受信レベル情報を、例えば図4(a)に示すように、物理スロット毎に周波数順にソートする(S502)。なお、既にソートされて記憶されている場合等には、ステップS502の処理を省略してもよい。次に、プログラム263は、検索チャネルを初期化する(S503)。例えば、プログラム263は、検索チャネルを予め設定されたキャリア及びスロットのチャネルとする。プログラム263は、各スロット及びチャネルの優先度・最高優先度の情報・最高優先度の個数(以下、最高優先度数)の情報を初期化しメモリ262に格納する(S504)。例えば、各スロット及びチャネルの優先度は、メモリ262の第2のテーブル420にスロット及びチャネルに対応して格納される。プログラム263は、未検索チャネルがあればステップS506へ移り、一方、未検索チャネルがなければ図7のステップS601へ移る(S505)。
プログラム263は、例えば、上述の図4と図5とについて説明したように、判断するチャネル(検索チャネル)とその前後2キャリアの5キャリアの受信レベル情報より、当該チャネルの優先度を決定し、記憶する(S506)。
図8は、ステップS506の詳細フローチャートである。
まず、プログラム263は、設定された検索チャネルと、ふたつの隣接チャネルと、ふたつの次隣接チャネルとの5チャネルについて、各チャネルのキャリア及びスロットの識別子に対応した受信レベルを第1のテーブル410から読み込む(S701)。ここで、隣接チャネルは、例えば、スロットが検索チャネルと同一で、かつ、キャリアが検索チャネルのキャリアの上下に隣接するチャネルをいう。また、次隣接チャネルは、スロットが検索チャネル及び隣接チャネルと同一で、かつ、キャリアが隣接チャネルにさらに上下に隣接するチャネルをいう。
次に、プログラム263は、読み込まれた各受信レベルに基づいて、優先度を設定する(S703)。例えば、プログラム263は、図5に示す条件に従い優先度を設定する。プログラム263は、設定された優先度を、キャリア及びスロットに対応して第2のテーブル420に記憶し(S705)、ステップS507へ移る。なお、キャリア及びスロット以外にも、検索チャネルを識別するための識別子に対応して優先度を設定するようにしてもよい。
図6に戻り、プログラム263は、判定された当該キャリア(検索チャネル)の優先度を、現在までに検索したチャネルでの最高優先度と比較する(S507)。なお、最高優先度は、メモリ262から読み込むことができる。当該チャネルの優先度の方が最高優先度よりも高い場合には、最高優先度を当該チャネルの優先度に設定してメモリ262に記憶することで(S508)新規の優先度に更新し、最高優先度数を例えば1に初期化してメモリ262に設定する(S509)。
一方、ステップS507の比較で、当該チャネルの優先度が現在までに検索したチャネルでの最高優先度と同一であれば(S507)、最高優先度数に1を加算してメモリ262に設定する(S510)。また、ステップS507の比較で当該チャネルの優先度が最高優先度より低い場合には(S507)、当該チャネルは使用しないため最高優先度の情報は変化無しとしてステップS511へ移る。プログラム263は、ステップS507の比較結果に係らず、検索チャネルを更新する(S511)。例えば、検索チャネルのキャリアをひとつ隣のキャリアにする。プログラム263は、全てのチャネルの検索が完了するまで、ステップS506からS511の処理を繰り返す(S505)。
全てのチャネルの検索が完了すると(S505:No)、プログラム263は、メモリ262に設定された最高優先度の情報を読み出し、有効な優先度である優先度8以内のチャネル(割当候補チャネル)の有無を判定する(S601)。例えば、プログラム263は、読み出した最高優先度が8以下であれば、優先度8以下のチャネルが有ると判断できる。プログラム263は、優先度8以内のチャネルが存在しない場合には(S601)、端末30に対して通話チャネルの割当を拒否するメッセージを送信し(S602)、処理を終了する(S603)。一方、ステップS601の判定で、優先度8以内のチャネルが存在した場合には(S601)、プログラム263は、メモリ262に設定された最高優先度数を読み出し、最高優先度のチャネルが複数存在したかを判定する(S604)。
プログラム263は、1チャネルのみ存在する場合(最高優先度数=1の場合)は、メモリ262の第2のテーブル420を参照して最高優先度と同じ優先度を有する当該チャネルを割当候補チャネルに決定して、ステップS606へ移る。一方、プログラム263は、複数チャネル存在する場合(最高優先度数=1でない場合)は、メモリ262の第2のテーブル420の情報を基に、最高優先度と同じ優先度を有するエントリの中から受信レベルL(N)の値が最も低いチャネルを選択する(S605)。L(N)の値も同一の場合(又はその差が予め定められた値以下の場合)には、その中からさらにL(N−1)+L(N+1)の値が最も低いチャネルを選択する(S605)。基地局20は、端末30に対して、選択したチャネルの割当処理を実施し(S606)、処理を終了する(S607)。
上述の割当チャネル選択処理により、基地局20は通話中に受信レベルが大きくなりにくく、安定した通話品質を確保することができるチャネルを端末30に割り当てることができる。
なお、上述の説明では、検索チャネルと、上下それぞれ2チャネルとの5チャネルの受信レベルを読み込み、各受信レベルに基づいて優先度を決定しているが、例えば、検索チャネルが、割り当て可能なキャリアの端にあることにより隣接キャリア及び/又は次隣接キャリアが1方向にしかない場合もある。この場合、5チャネルの受信レベルを読み込む必要はなく、例えば、読み込み可能なチャネル数の受信レベルを読み込み、それらの受信レベルに基づいて判断してもよい。
例えば、無線通信に関する産業に利用可能である。特に、時分割多重接続及び周波数多重接続を用いる無線通信システムに関連する産業に利用可能である。
無線通信システムの構成を示すシステム構成図である。 無線通信システムに備える基地局の構成を示すブロック図である。 無線通信システムにおける干渉波の時間の遷移による状態変化を説明する説明図(1)である。 基地局に備えたプログラムが、受信レベル測定部から入力したデータの処理の説明図である。 割当チャネルを選択する際の優先順位を決定する条件を示した表である。 割当チャネル選択制御プログラムの動作を示す動作フロー図(その1)である。 割当チャネル選択制御プログラムの動作を示す動作フロー図(その2)である。 ステップS506の詳細フロー図。 無線通信システムにおける干渉波の時間の遷移による状態変化を説明する説明図(2)である。 無線通信システムにおける干渉波の時間の遷移による状態変化を説明する説明図(3)である。
符号の説明
1 無線通信システム
10 ゾーン
20 基地局(CS)
30 端末(PS)
40 公衆網
150 無線信号
200 アンテナ
210 結合器
220 送信系無線装置
230 受信系無線装置
240 信号制御装置
241 受信レベル測定部
250 有線回線制御装置
260 制御装置
261 制御用マイコン(プロセッサ)
262 メモリ
263 プログラム
270 制御線
320 端末の移動経路
410 第1のテーブル
420 第2のテーブル
421、425 次隣接チャネル
422、424 隣接チャネル
423 検索チャネル

Claims (8)

  1. 複数の周波数のキャリアを用い、各キャリアの複数のスロットに各チャネルを時分割多重して、無線端末と基地局で情報を送受信する無線通信システムにおいて、
    キャリア及びスロット毎に、基地局が端末から受信したキャリア及びスロットで定められるチャネルの受信レベルを測定して、測定された受信レベルをキャリア及びスロットの識別子に対応してテーブルに記憶するステップと、
    キャリア及びスロットの識別子を選択することで検索チャネルを順次設定するステップと、
    設定された検索チャネルと、スロットが該検索チャネルと同一で、かつ、キャリアが該検索チャネルのキャリアの上下に隣接するふたつの隣接チャネル及びさらに上下に隣接するふたつの次隣接チャネルとの5つのチャネルについて、各チャネルのキャリア及びスロットの識別子に対応した受信レベルを前記テーブルから読み込むステップと、
    読み込まれた検索チャネルの受信レベルとふたつの隣接チャネルの受信レベルとが、予め定められた閾値以下の該検索チャネル、及び、読み込まれた検索チャネルとふたつの隣接チャネルとふたつの次隣接チャネルとの各受信レベルをキャリア順に並べたときに、受信レベルが検索チャネルで極小となる該検索チャネルを割当候補チャネルとして選択し、割当候補チャネルのいずれかを無線端末に割り当てるステップと
    を含む割当チャネル選択方法。
  2. 読み込まれた各受信レベルに基づいて、検索チャネルの受信レベルとふたつの隣接チャネルの受信レベルとが、予め定められた閾値以下の該検索チャネルを高い優先度とし、及び、検索チャネルとふたつの隣接チャネルとふたつの次隣接チャネルとの各受信レベルをキャリア順に並べたときに、検索チャネルで受信レベルが極小となる該検索チャネルを低い優先度とし、これら以外の検索チャネルをさらに低い優先度として、優先度を設定するステップと、
    設定された優先度を、検索チャネルのキャリア及びスロット識別子に対応して第2のテーブルに記憶するステップと、
    前記順次設定するステップと、前記読み込むステップと、前記優先度を設定するステップと、前記第2のテーブルに記憶するステップとを、全ての又は予め定められた数のキャリア及びスロットに対して実行するステップと
    をさらに含み、
    前記割り当てるステップは、
    第2のテーブルを参照して、優先度が最も高い検索チャネルを無線端末に割り当てる請求項1に記載の割当チャネル選択方法。
  3. 前記割り当てるステップは、
    優先度が最も高い検索チャネルが複数ある場合に、該当する各検索チャネルのうち、受信レベルが最も低いチャネルを無線端末に割り当てること
    を含む請求項2に記載の割当チャネル選択方法。
  4. 前記割り当てるステップは、
    優先度が最も高い検索チャネルが複数あり、かつ、該検索チャネルの受信レベルが等しい又はほぼ等しい場合に、該当する各検索チャネルのうち、ふたつの隣接チャネルの受信レベルの和が最も低い検索チャネルを無線端末に割り当てること
    を含む請求項2に記載の割当チャネル選択方法。
  5. 前記優先度を設定するステップにおいて、
    前記高い優先度は、
    検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの双方の受信レベルが第1の閾値以下の該検索チャネルを第1の優先度とし、
    第1の優先度に該当せず、検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、隣接チャネルの一方の受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの他方の受信レベルが、第1の閾値より大きい第2の閾値以下の該検索チャネルを第2の優先度とし、
    第1及び第2の優先度に該当せず、検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの双方の受信レベルが、第2の閾値以下の該検索チャネルを第3の優先度
    として優先度が設定され、
    第1の優先度、第2の優先度、第3の優先度の順で優先度が高い請求項2に記載の割当チャネル選択方法。
  6. 前記優先度を設定するステップにおいて、
    前記低い優先度は、
    検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの一方の受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの他方の受信レベルが、検索チャネルの受信レベルより大きな第3の閾値以上であって、該隣接チャネルにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満である該検索チャネルを第4の優先度とし、
    第4の優先度に該当せず、検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの一方の受信レベルが第3の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの他方の受信レベルが、第3の閾値以上であって、該隣接チャネルにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満である該検索チャネルを第5の優先度とし、
    第4及び第5の優先度に該当せず、検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの双方の受信レベルのそれぞれが、第3の閾値以上であって、該隣接チャネルのそれぞれにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満であり、かつ、該次隣接チャネルの受信レベルはそれぞれ予め定められた第4の閾値未満である該検索チャネルを第6の優先度
    として優先度が設定され、
    第4の優先度、第5の優先度、第6の優先度の順で優先度が高い請求項2に記載の割当チャネル選択方法。
  7. 前記優先度を設定するステップにおいて、
    前記低い優先度は、
    検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの一方の受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの他方の受信レベルが、検索チャネルの受信レベルより大きな第3の閾値以上であって、該隣接チャネルにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満である該検索チャネルを第4の優先度とし、
    第4の優先度に該当せず、検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの一方の受信レベルが第3の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの他方の受信レベルが、第3の閾値以上であって、該隣接チャネルにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満である該検索チャネルを第5の優先度とし、
    第4及び第5の優先度に該当せず、検索チャネルの受信レベルが第1の閾値以下であり、かつ、隣接チャネルの双方の受信レベルのそれぞれが、第3の閾値以上であって、該隣接チャネルのそれぞれにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満であり、かつ、該次隣接チャネルの受信レベルはそれぞれ予め定められた第4の閾値未満である該検索チャネルを第6の優先度とし、
    第4乃至第6の優先度に該当せず、隣接チャネルの双方が、それぞれ第3の閾値以上であって、該隣接チャネルのそれぞれにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満であり、かつ、該次隣接チャネルの受信レベルはそれぞれ第4の閾値以下である該検索チャネルを第7の優先度とし、
    第4乃至第7の優先度に該当せず、隣接チャネルの双方が、それぞれ第3の閾値以上であって、該隣接チャネルのそれぞれにさらに隣接する次隣接チャネルの受信レベル未満であり、かつ、該次隣接チャネルの受信レベルのいずれか一方が第4の閾値より大きい該検索チャネルを第8の優先度
    として優先度が設定され、
    第4の優先度乃至第8の優先度の順で優先度が高い請求項2に記載の割当チャネル選択方法。
  8. 複数の周波数のキャリアを用い、各キャリアの複数のスロットに各チャネルを時分割多重して、無線端末と基地局で情報を送受信する無線通信システムにおける基地局であって、
    前記無線端末と無線で通信するためのアンテナと、
    キャリア及びスロット毎に、前記アンテナを介して端末から受信したキャリア及びスロットで定められるチャネルの受信レベルを測定する受信レベル測定部と、
    キャリア及びスロットの識別子に対応して、前記受信レベル測定部により測定された受信レベルが記憶されるテーブルを有し、チャネルを無線端末に割り当てる制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    キャリア及びスロットの識別子を選択することで検索チャネルを順次設定し、
    設定された検索チャネルと、スロットが該検索チャネルと同一で、かつ、キャリアが該検索チャネルのキャリアの上下に隣接するふたつの隣接チャネル及びさらに上下に隣接するふたつの次隣接チャネルとの5つのチャネルについて、各チャネルのキャリア及びスロットの識別子に対応した受信レベルを前記テーブルから読み込み、
    読み込まれた検索チャネルの受信レベルとふたつの隣接チャネルの受信レベルとが、予め定められた閾値以下の該検索チャネル、及び、読み込まれた検索チャネルとふたつの隣接チャネルとふたつの次隣接チャネルとの各受信レベルをキャリア順に並べたときに、受信レベルが検索チャネルで極小となる該検索チャネルを割当候補チャネルとして選択し、割当候補チャネルのいずれかを無線端末に割り当てる前記基地局。

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