JPWO2017164039A1 - 通信端末、通信方法、および通信用プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

通信端末、通信方法、および通信用プログラムが記憶された記憶媒体 Download PDF

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Abstract

[課題]無線通信ネットワーク間に電波干渉が発生した場合であっても、安定した通信品質を維持することができる通信端末、通信方法、および通信用プログラムを提供する。[解決手段]電波環境認識部11が、電波環境を認識する。また、電波干渉検知部12が、属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知する。そして、干渉回避部13が、電波干渉検知部12が電波干渉を検知した場合に、電波環境認識部11が認識した電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理を実行する。

Description

本発明は、電波環境に応じて通信を行うことができる通信端末、通信方法、および通信用プログラムに関する。
無線免許保持者によって地理的または時間的に利用されていない周波数(例えば、搬送周波数。以下、単に周波数ともいう)がホワイトスペースと呼ばれている。周波数の利用効率をより高めるために、そのようなホワイトスペースを一時的に利用するコグニティブ無線の研究が進められている。
コグニティブ無線では、周波数を動的に割り当てる技術が必要とされる。周波数を動的に割り当てるために、例えば、周辺にいる既存の無線通信システム(プライマリユーザという)による周波数の利用状況に関する情報を利用することが提案されている。また、位置および時間毎に利用可能な空き周波数を算出する機能を保有するデータベースを用いる方法が提案されている。さらに、無線通信端末が備えるスペクトルセンシング機能を用いて、無線通信端末(セカンダリユーザ)に動的に周波数を割り当てる周波数選択手法が提案されている。なお、受信した信号の周波数および送信した信号の周波数を「チャネル」ともいう。
コグニティブ無線による通信機能を有する通信端末は、プライマリユーザによって送信された信号をスペクトルセンシングによって検知したり、または、自身の通信が他の通信システムの通信による干渉を受けていることを検知したりすると、干渉を回避するためにチャネルの切り替えを行う。
また、モバイルアドホックネットワークにおいて、多数の通信端末を効率良く管理する手法としてクラスタリング技術がある。そのようなクラスタリング技術において、適応的クラスタリング手法では、通信端末の移動に応じてクラスタの再構成が行われる。そして、属する通信端末数が一定数以下であるクラスタが複数あれば、それらのクラスタを合体させる手法がある。
そのような手法では、各クラスタがそれぞれ利用するチャネルを選択可能であり、少なくとも2つの地理的に近接するクラスタが同一のチャネルを利用している場合に、クラスタを合体させて管理を1台のクラスタヘッド(管理端末)に統合する。そのようにすることで、クラスタ間の干渉を回避することが可能になる。このように、複数のクラスタ(例えば、無線通信ネットワーク)を合体させて通信端末の管理を統合させることを、「ネットワーク統合」ともいう。
特許文献1には、電波干渉の発生を監視して、他の無線通信ネットワークが一のチャネルを利用していた場合に、ネットワーク統合を行ったり、利用するチャネルを他のチャネルに変更したりする方法が記載されている。
特許文献2には、各無線基地局が測定した受信電界強度に基づいて、各無線基地局に利用可能なチャネルを割り当てる方法が記載されている。
特開平10−51376号公報 特開平10−13924号公報
しかし、前述したような技術では、無線通信ネットワークの規模に対してチャネルが不足している状況で、電波干渉を完全に回避することが考慮されていない。図10は、複数の無線通信ネットワークと各無線通信ネットワークが利用しているチャネルとを示す説明図である。
図10に示す例では、図10において、1chと示されているチャネルと、2chと示されているチャネルとの2つのチャネルを利用可能な3つの無線通信ネットワークが示されている。そして、各無線通信ネットワークは、地理的に互いに重複している過密な環境にあるとする。そのような環境では、図10に示すように、各無線通信ネットワークがそれぞれチャネルを変更しても電波干渉を回避できない。
特許文献1に記載されている方法および特許文献2に記載されている方法も、電波干渉が生じる一のチャネルの利用を避けるための技術であり、同様な問題が生じる。
図11は、ネットワーク統合の例を示す説明図である。図11に示すように、前述したようなネットワーク統合技術は、1つに統合された無線通信ネットワークが1つのチャネル(シングルチャネル)を利用して、無線通信ネットワークを管理する管理端末の負荷集中を避けるための技術である。したがって、電波干渉を完全に回避することが可能なチャネルが他にあっても、そのチャネルは利用されず、当該無線通信ネットワークの通信端末の各々に割り当てられるリソースが減少してしまう。
そこで、本発明は、無線通信ネットワーク間に電波干渉が発生した場合であっても、安定した通信品質を維持することができる通信端末、通信方法、および通信用プログラムを提供することを目的とする。
本発明による通信端末は、電波環境を認識する電波環境認識手段と、属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知する電波干渉検知手段と、電波干渉検知手段が電波干渉を検知した場合に、電波環境認識手段が認識した電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理を実行する干渉回避手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による通信方法は、電波環境を認識し、属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知し、認識した電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理を実行することを特徴とする。
本発明による通信用プログラムは、コンピュータに、電波環境を認識する電波環境認識処理と、属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知する電波干渉検知処理と、電波干渉検知処理で電波干渉を検知した場合に、電波環境認識処理で認識した電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、無線通信ネットワーク間に電波干渉が発生した場合であっても、安定した通信品質を維持することができる。
本発明の第1の実施形態の通信端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の通信端末の動作を示すフローチャートである。 干渉回避方法判断部によるステップS105の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の通信端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の通信端末の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の干渉回避方法判断部によるステップS306の処理を示すフローチャートである。 各無線通信ネットワークの動作環境例を示す説明図である。 各パターンの干渉回避処理に応じた各無線通信ネットワークの通信品質の推定結果の例を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の通信端末の構成例を示すブロック図である。 複数の無線通信ネットワークと各無線通信ネットワークが利用しているチャネルとを示す説明図である。 ネットワーク統合の例を示す説明図である。
実施形態1.
本発明の第1の実施形態の通信端末100について説明する。本発明の第1の実施形態の通信端末100は、一の無線通信ネットワークを介した通信と、当該一の無線通信ネットワークと統合可能な他の無線通信ネットワークを介した通信とが可能な機能を有する。
図1は、本発明の第1の実施形態の通信端末100の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態の通信端末100は、電波環境認識部110、干渉検知部120、チャネル選択部130、通信ネットワーク統合部140、および干渉回避方法判断部150を含む。
電波環境認識部110および干渉検知部120は、アンテナ(図示せず)を介して電波に基づく信号を受信する。
そして、電波環境認識部110は、受信した信号の強度や、当該信号が信号処理部(図示せず)によって復調および復号されたデータに基づいて、他の通信端末の数や位置、移動速度、チャネル占有率、通信量等の電波環境に応じた情報を取得する電波環境認識処理を行う。そして、電波環境認識部110は、取得した電波環境に応じた情報をチャネル選択部130および通信ネットワーク統合部140に入力する。
なお、電波環境認識部110は、例えば、スペクトルセンシングや、通信端末間の情報共有、データベースへのアクセス等による他の方法で、電波環境に応じた情報を取得するように構成されていてもよい。
干渉検知部120は、受信した信号が、通信を行っている一の無線通信ネットワークではない、他の無線通信ネットワークを介して通信を行っている通信端末が送信した信号である干渉信号であるか否かを判断する干渉検知処理を行う。そして、干渉検知部120は、当該信号が干渉信号であると判断した場合に、干渉回避方法判断部150にその旨を通知して、干渉回避処理の実行を促す。
なお、干渉検知部120が、受信した信号が干渉信号であるか否かを判断する基準は、受信信号強度に対する復調や復号の可否や、当該信号を復調および復号したデータによって示されている当該信号の発信元の通信端末を識別するID(IDentifier)等であってもよいし、他の判断基準であってもよい。
チャネル選択部130は、電波環境認識部110が入力した電波環境に応じた情報に基づいて、利用可能なチャネルを特定し、干渉回避方法判断部150に特定結果を通知する。また、チャネル選択部130は、干渉回避方法判断部150の要求に応じて、通信に用いるチャネルを選択する。
なお、利用可能なチャネルとは、例えば、他の無線通信ネットワークによって利用されているが、通信端末100が属している無線通信ネットワークが新たに利用しても、それぞれの通信に干渉による影響を与えないチャネルや、通信手段(図示せず)が利用可能な全てのチャネルのうち利用した場合に他の無線通信ネットワークとの干渉が最も少ないと推定されるチャネル、他の無線通信ネットワークによるチャネル占有率が所定の値よりも小さいチャネル等である。
通信ネットワーク統合部140は、電波環境認識部110が入力した電波環境に応じた情報に基づいて、統合可能な他の無線通信ネットワークを特定し、干渉回避方法判断部150に特定結果を通知する。また、通信ネットワーク統合部140は、干渉回避方法判断部150の要求に応じて、最も適切だと判断した無線通信ネットワークに統合を要求する。さらに、通信ネットワーク統合部140は、他の無線通信ネットワークから統合を要求された場合に、無線通信ネットワークを統合するか否かを判断し、判断結果を当該他の無線通信ネットワークに通知する。
なお、統合可能な無線通信ネットワークとは、自無線通信ネットワークと統合した場合に、1台の管理端末で管理可能な通信端末の台数を超えない通信端末が属している他の無線通信ネットワークをいう。また、統合可能な無線通信ネットワークとは、マルチホップを行う無線通信ネットワークである場合に、自無線通信ネットワークと統合したときに、ホップ数が所定の制限数を超えないように構成可能な他の無線通信ネットワークをいう。
干渉回避方法判断部150は、干渉検知部120の要求に応じて、チャネル選択部130が入力した情報と通信ネットワーク統合部140が入力した情報とに基づいて、チャネル選択とネットワーク統合とのどちらを実行するかを決定する。そして、干渉回避方法判断部150は、決定結果に応じて、その旨をチャネル選択部130または通信ネットワーク統合部140に通知する。
なお、干渉回避方法判断部150は、利用可能なチャネルがあればチャネル選択を実行すると決定してもよいが、周辺の他の無線通信ネットワークによる電波環境に応じて、利用可能なチャネルがあってもネットワーク統合を行うように判断をするように構成されていてもよい。
次に、本発明の第1の実施形態の通信端末100の動作について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態の通信端末100の動作を示すフローチャートである。図2に示すように、通信端末100は、電波環境認識処理(ステップS101)と、干渉検知処理(ステップS102)とを並行して行う。具体的には、電波環境認識部110が、電波環境認識処理(ステップS101)を行い、干渉検知部120が、干渉検知処理(ステップS102)を行う。
通信端末100は、ステップS101の電波環境認識処理で電波環境に応じた情報を取得する。そして、通信端末100は、取得した電波環境に応じた情報に基づいて、利用可能なチャネルと統合可能な他の無線通信ネットワークとを特定する(ステップS103)。
具体的には、電波環境認識部110が、ステップS101の電波環境認識処理で電波環境に応じた情報を取得する。そして、電波環境認識部110は、ステップS101の電波環境認識処理で取得した電波環境に応じた情報をチャネル選択部130および通信ネットワーク統合部140に入力する。そして、チャネル選択部130が、ステップS103の処理で、電波環境認識部110が入力した電波環境に応じた情報に基づいて、利用可能なチャネルを特定し、干渉回避方法判断部150に特定結果を通知する。また、通信ネットワーク統合部140は、ステップS103の処理で、電波環境認識部110が入力した電波環境に応じた情報に基づいて、統合可能な他の無線通信ネットワークを特定し、干渉回避方法判断部150に特定結果を通知する。
また、干渉検知部120が、ステップS102の干渉検知処理で、受信した信号が干渉信号であると判断した場合に(ステップS104のY)、干渉回避方法判断部150にその旨を通知して、干渉回避処理の実行を促す。干渉回避方法判断部150は、干渉検知部120による通知に応じて、チャネル選択部130が入力した情報と通信ネットワーク統合部140が入力した情報とに基づいて、チャネル選択とネットワーク統合とのどちらを実行するかを決定する(ステップS105)。ステップS105の処理については後述する。
そして、チャネル選択部130または通信ネットワーク統合部140は、干渉回避方法判断部150の要求に応じて(ステップS106のY)、チャネル選択またはネットワーク統合を実行する(ステップS107)。
次に、前述した干渉回避方法判断部150によるステップS105の処理についてより詳細に説明する。図3は、干渉回避方法判断部150によるステップS105の処理を示すフローチャートである。
干渉回避方法判断部150は、ステップS105の処理において、まず、チャネル選択部130が入力した情報と通信ネットワーク統合部140が入力した情報とを取得する(ステップS201)。
そして、干渉回避方法判断部150は、ステップS201の処理で取得した、チャネル選択部130が入力した情報に基づいて、利用可能なチャネルがあるか否かを判断する(ステップS202)。干渉回避方法判断部150は、ステップS202の処理で利用可能なチャネルがあると判断した場合に(ステップS202のY)、チャネル選択を実行すると決定してチャネル選択部130にチャネル選択の実行を要求する(ステップS203)。そして、チャネル選択部130が、前述したステップS107の処理でチャネル選択を実行して、干渉を回避する。
また、干渉回避方法判断部150は、ステップS202の処理で利用可能なチャネルがないと判断した場合に(ステップS202のN)、他の無線通信ネットワークからネットワーク統合リクエストを受信したか否かを確認する(ステップS204)。
干渉回避方法判断部150は、ステップS204の処理で、他の無線通信ネットワークからネットワーク統合リクエストを受信したことを確認した場合に(ステップS204のY)、当該ネットワーク統合リクエストの送信元の無線通信ネットワークに要求を受け入れる旨を通知する(ステップS205)。そして、干渉回避方法判断部150は、通信ネットワーク統合部140に、当該ネットワーク統合リクエストの送信元の無線通信ネットワークとの統合処理の実行を要求する(ステップS206)。そして、通信ネットワーク統合部140が、前述したステップS107の処理で当該ネットワーク統合リクエストの送信元の無線通信ネットワークとの統合処理を実行して、干渉を回避する。
干渉回避方法判断部150は、ステップS204の処理で、他の無線通信ネットワークからネットワーク統合リクエストを受信していないことを確認した場合に(ステップS204のN)、統合可能な無線通信ネットワークがあるか否かを確認する(ステップS207)。
干渉回避方法判断部150は、ステップS207の処理で、統合可能な無線通信ネットワークがあることを確認した場合に(ステップS207のY)、ステップS208の処理に移行し、そうでない場合に(ステップS207のN)、ステップS105の処理を終了する。
干渉回避方法判断部150は、ステップS208の処理で、統合可能な無線通信ネットワークに無線通信ネットワークの統合を要求するネットワーク統合リクエストを送信する(ステップS208)。
そして、干渉回避方法判断部150は、ステップS208の処理で送信したネットワーク統合リクエストに対する応答を受信した場合に(ステップS209のY)、通信ネットワーク統合部140に、当該応答の送信元の無線通信ネットワークとの統合処理の実行を要求する(ステップS210)。
なお、干渉回避方法判断部150は、例えば、ステップS208の処理でネットワーク統合リクエストを送信してから所定の時間が経過しても応答を受信しない場合に、ネットワーク統合リクエストを再送する。
また、図3に示す例では、ステップS202のN,S204のN,S207の順に処理が行われ、チャネル選択、他の無線通信ネットワークからの要求に応じた統合、および他の無線通信ネットワークへの統合要求の順序で優先されるように構成されているが、他の順序であってもよい。具体的には、チャネル選択に優先して、他の無線通信ネットワークからの要求に応じた統合および他の無線通信ネットワークへの統合要求のうち少なくとも一方または両方が行われるように構成されていてもよい。また、他の無線通信ネットワークからの要求に応じた統合に優先して、他の無線通信ネットワークへの統合要求が行われるように構成されていてもよい。
本実施形態によれば、他の無線通信ネットワークとの干渉が生じた場合に、干渉検知部120が、干渉が生じていることを検知する。そして、電波環境認識部110が認識した電波環境や他の無線通信ネットワークの状況に応じて、干渉回避方法判断部150が、干渉回避処理として、チャネル選択またはネットワーク統合のいずれかを実行すると決定する。そして、決定結果に応じて、チャネル選択部130がチャネルを選択したり、通信ネットワーク統合部140が無線通信ネットワークを統合したりして、干渉回避処理が行われる。したがって、継続して、高い通信品質を得ることができる。なお、通信品質は、例えば、通信端末1台あたりのスループットや、通信の途絶時間、他の無線通信ネットワークとの公平性等を含むサービス品質(QoS(Quality of Service))や、ユーザの体感品質(QoE(Quality of Experience))である。
また、本実施形態によれば、例えば、他の無線通信ネットワークによる占有率の値が所定の値よりも少ないチャネル、したがって、自身が属する無線通信ネットワークが通信リソースを多く利用できるチャネルがあれば、チャネル選択部130が、そのチャネルを選択する。また、そのようなチャネルがなければ、通信ネットワーク統合部140が、適切な他の無線通信ネットワークとの統合処理を実行して、通信リソースの管理を統一し、他の無線通信ネットワークと通信リソースを共有することで、干渉を回避することができる。
よって、各無線通信ネットワークの利用状況に応じて干渉の回避方法が適切に決定されるので、高い通信品質と安定性とを得ることができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態の通信端末200について、図面を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態の通信端末200の構成例を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態の通信端末200は、通信品質推定部260を含む点で、図1に示す本発明の第1の実施形態の通信端末100と異なる。
干渉検知部120は、図1に示す本発明の第1の実施形態における干渉検知部120と同様なため、図1と同じ符号を付して説明を省略する。
電波環境認識部210は、取得した電波環境に応じた情報をチャネル選択部230、通信ネットワーク統合部240、および通信品質推定部260に入力する点で、図1に示す第1の実施形態における電波環境認識部110と異なる。
チャネル選択部230は、第1の実施形態におけるチャネル選択部130の動作に加えて、通信品質推定部260に、利用可能と判断したチャネルを通知する。
通信ネットワーク統合部240は、第1の実施形態における通信ネットワーク統合部140の動作に加えて、通信品質推定部260に、統合可能と判断した無線通信ネットワークを通知する。
通信品質推定部260は、電波環境認識部210とチャネル選択部130と通信ネットワーク統合部240とから得られた情報に基づいて、自身と周辺の無線通信ネットワークとがそれぞれ利用可能なチャネルを利用した場合の通信品質の推定、および統合可能な無線通信ネットワークと統合した場合に得られる通信品質の推定を複数のパターンで行う通信品質の推定処理を行う。そして、通信品質推定部260は、ユーザによって指定された条件に合致する推定結果に応じたパターンを干渉回避方法判断部250に通知する。
ここで、通信品質は、各チャネルで利用可能なリソース量(帯域幅や、フレーム数、タイムスロット数等)や、同一のチャネルを継続して利用可能な時間長、無線通信ネットワークに属する通信端末が利用するアプリケーションソフトウェア等に基づいて公知技術を用いて推定され、その推定方法は限定されない。
ユーザによって指定される条件とは、例えば、無線通信ネットワークを介してリアルタイムで映像データを送信した場合に当該映像データに基づく映像が円滑に再生されるために必要な最低限の伝送レートが2Mbps(bits per second)であるときに、無線通信ネットワークに属する通信端末1台あたりの伝送レートを2Mbps以上とすること等である。
また、無線通信システムの指揮系統を司る通信ネットワークの場合、最も安定度が高いこと、具体的には、例えば、常に高音質、高画質かつ通信の途絶が起こらないことが、ユーザによって最優先の条件に指定され得る。その他、移動が多い無線通信ネットワークの場合に、伝送レートは低くても干渉回避行動が必要ない時間長がユーザによって条件として指定され得る。
干渉回避方法判断部250は、干渉検知部120による実行要求に応じて、通信品質推定部260が通知したパターンに基づいて、チャネル選択とネットワーク統合とをどのように実行するかを判断する。そして、干渉回避方法判断部250は、チャネル選択を実行すると判断した場合に、チャネル選択部230に変更先のチャネルの通知と実行要求とを行う。また、干渉回避方法判断部250は、ネットワーク統合を実行すると判断した場合に、通信ネットワーク統合部240に統合先の無線通信ネットワークの通知と実行要求とを行う。
次に、本発明の第2の実施形態の通信端末200の動作について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態の通信端末200の動作を示すフローチャートである。
通信端末200が行う図5に示すステップS301〜S304の処理は、第1の実施形態における通信端末100が実行するステップS101〜S104の処理と同様なため説明を省略する。
なお、本実施形態では、電波環境認識部210が、ステップS303の処理で、利用可能なチャネルと統合可能な他の無線通信ネットワークとを特定した後、ステップS305の処理で、通信品質推定部260が、前述した通信品質の推定処理を行う(ステップS305)。
そして、干渉検知部120が、ステップS302の干渉検知処理で、受信した信号が干渉信号であると判断した場合に(ステップS304のY)、干渉回避方法判断部250にその旨を通知して、干渉回避処理の実行を促す。干渉回避方法判断部250は、干渉検知部120による通知に応じて、チャネル選択部230が入力した情報と通信ネットワーク統合部240が入力した情報とに基づいて、チャネル選択とネットワーク統合とのどちらを実行するかを決定する(ステップS306)。なお、ステップS306の処理については後述する。
そして、チャネル選択部230または通信ネットワーク統合部240は、干渉回避方法判断部250の要求に応じて(ステップS307のY)、チャネル選択またはネットワーク統合を実行する(ステップS308)。
次に、前述した干渉回避方法判断部250によるステップS306の処理についてより詳細に説明する。図6は、第2の実施形態の干渉回避方法判断部250によるステップS306の処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態の通信端末200は、ステップS306の処理で、周辺で他の無線通信ネットワークも同様な干渉回避処理を行うことを考慮した処理を行う。
具体的には、第2の実施形態の通信端末200において、まず、干渉回避方法判断部250が、通信品質推定部260から周辺の無線通信ネットワークに関する情報を取得し(S401)、干渉回避処理を行う可能性がある無線通信ネットワークが他に存在するかを確認する(ステップS402)。
干渉回避方法判断部250が、干渉回避処理を行う可能性がある無線通信ネットワークが他に存在しないと判断した場合に(ステップS402のN)、図3に示す第1の実施形態におけるステップS202の処理に移行して、ステップS202〜S210の処理に相当する処理を行う(ステップS403)。
干渉回避方法判断部250が、干渉回避処理を行う無線通信ネットワークが他に存在すると判断した場合に(ステップS402のY)、通信品質推定部260が、当該他の無線通信ネットワークごとに、干渉回避処理を行ったときの通信品質を推定する通信品質の推定処理を行う。そして、通信品質推定部260は、通信品質の推定処理の結果を干渉回避方法判断部250に通知する。干渉回避方法判断部250は、通知された、通信品質の推定処理の結果を取得する(ステップS404)。
図7は、各無線通信ネットワークの動作環境例を示す説明図である。本例では、各無線通信ネットワークがそれぞれ利用可能なチャネルは、第1チャネル(1chともいう)、第2チャネル(2chともいう)および第3チャネル(3chともいう)であるとする。図7には、無線通信ネットワークA(単にAともいう)では1chが利用されて通信が行われていることが示されている。また、図7には、無線通信ネットワークB(単にBともいう)では1chが利用されて通信が行われていることが示されている。さらに、図7には、無線通信ネットワークC(単にCともいう)では2chが利用されて通信が行われていることが示されている。
図7には、無線通信ネットワークD(単にDともいう)では2chが利用されて通信が行われていることが示されている。また、図7には、無線通信ネットワークE(単にEともいう)では3chが利用されて通信が行われていることが示されている。
そして、本例では、無線通信ネットワークAと無線通信ネットワークBとが、1chで互いに干渉している。また、本例では、無線通信ネットワークCと無線通信ネットワークDとが、2chで互いに干渉している。本例では、無線通信ネットワークEが、3chを独占的に利用している。
そのような状況において、通信品質推定部260は、無線通信ネットワークA〜Eごとに、干渉回避処理を行ったときの、所定期間における通信品質を推定する通信品質の推定処理を行う。なお、所定期間における通信品質は、例えば、所定期間のスループットの値で示される。
ここで、各無線通信ネットワークA〜Eによって、図8に示す4つのパターンの干渉回避処理が行われた場合について説明する。
(1)Aが3chに変更してCとDとが無線通信ネットワークを統合
(2)Bが3chに変更してCとDとが無線通信ネットワークを統合
(3)Cが3chに変更してAとBとが無線通信ネットワークを統合
(4)Dが3chに変更してAとBとが無線通信ネットワークを統合
図8は、各パターンの干渉回避処理に応じた各無線通信ネットワークの通信品質の推定結果の例を示す説明図である。図8に示す例において、Xbpsは、無線通信ネットワークi(iはA〜Eのいずれか)が一のチャネルを独占的に利用した場合の伝送レートである。また、Xijbpsは、無線通信ネットワークi(iはA〜Eのいずれか)と無線通信ネットワークj(jはA〜Eのいずれかのうちi以外)とが統合された場合の伝送レートである。
図8に示す例において、X’bpsは、無線通信ネットワークi(iはA〜Eのいずれか)が他の無線通信ネットワークと干渉しながら通信を行った場合の伝送レートである。したがって、X>X’である。なお、図8に示す例において、X’bpsは、無線通信ネットワークEが無線通信ネットワークAと干渉している場合の無線通信ネットワークEの伝送レートである。また、X’’bpsは、無線通信ネットワークEが無線通信ネットワークBと干渉している場合の無線通信ネットワークEの伝送レートである。さらに、X’’’bpsは、無線通信ネットワークEが無線通信ネットワークCと干渉している場合の無線通信ネットワークEの伝送レートである。X’’’’bpsは、無線通信ネットワークEが無線通信ネットワークDと干渉している場合の無線通信ネットワークEの伝送レートである。
(1)のパターンの場合に、Bは、1chを継続して独占することができるので継続して高い伝送レートで通信を行うことができる。AとEとは、互いに干渉するので伝送レートが低下する。CとDとは、通信リソースを共有する通信端末の台数が増えるので、1つの無線通信ネットワークが1つのチャネルを独占的に利用している場合に比べて、伝送レートが低下する。なお、Cの通信端末の台数をNとし、Dの通信端末の台数をNとすると、Cの伝送レートは、例えば、N/(N+N)で簡易的に表される。また、Dの伝送レートは、例えば、N/(N+N)で簡易的に表される。
(2)のパターンの場合に、Aは、1chを継続して独占することができるので継続して高い伝送レートで通信を行うことができる。BとEとは、互いに干渉するので伝送レートが低下する。なお、図7に示すように、BとEとの間の距離は、AとEとの間の距離よりも短いので、Bの伝送レートおよびEの伝送レートは、(1)の場合におけるAの伝送レート(X’bps)およびEの伝送レート(X’bps)よりも干渉の影響をより強く受けてより低下する。CとDとは、(1)の場合と同様である。
(3)のパターンの場合に、Dは、2chを継続して独占することができるので継続して高い伝送レートで通信を行うことができる。CとEとは、互いに干渉するので伝送レートが低下する。しかし、図7に示すように、Cは、Eから離間する方向に移動しているので、期間T1が経過して互いの間が互いに干渉しない距離まで離れた場合に、CとEとはそれぞれ3chを独占することができるようになる。したがって、CとEとは期間T1が経過後に、高い伝送レートで通信を行うことができるようになる。
(4)のパターンの場合に、Cは、2chを継続して独占することができるので継続して高い伝送レートで通信を行うことができる。DとEとは、互いに干渉するので伝送レートが低下している。しかし、図7に示すように、Dは、Eから離間する方向に移動しているので、期間T2が経過して互いの間が互いに干渉しない距離まで離れた場合に、DとEとはそれぞれ3chを独占することができるようになる。したがって、DとEとは期間T2が経過して互いの間が互いに干渉しない距離まで離れた場合に、高い伝送レートで通信を行うことができるようになる。なお、図7に示すように、DはCよりもEに当初は近いので、T2>T1である。
通信品質推定部260は、ステップS404の処理で、例えば、上述したようなパターンごとに、各無線通信ネットワークの伝送レートを通信品質の推定処理の結果として干渉回避方法判断部250に通知する。干渉回避方法判断部250は通知に応じて、いずれのパターンに応じた干渉回避処理を実行するのかを判断する。
ここで、(1)〜(4)のパターンを比較すると、期間T1,T2よりも十分に長い期間を考慮した場合に、つまり、期間T1,T2以降の期間を考慮した場合に、(1)および(2)のパターンよりも(3)および(4)のパターンの方が、干渉が生じている無線通信ネットワークの数が少ないので、好ましい。
そして、(3)のパターンと(4)のパターンとを比較すると、図7に示すように、CはDよりもEから当初離れているので、CとEとの干渉による影響は、DとEとの干渉による影響よりも小さいと考えられる。よって、本例では、各無線通信ネットワークA〜Eにおける各通信端末の干渉回避方法判断部は、(3)のパターンに応じた処理をそれぞれ実行すると判断したとする。
なお、通信リソースの割り当て次第では、例えば、Aを2chに変更させてCを1chに変更させた方が通信品質がより高くなる場合も考えられる。したがって、図7に示す環境における干渉回避方法は、前述して図8に例示した(1)〜(4)のパターンに限られない。
したがって、各無線通信ネットワークA〜Eの通信端末の干渉回避方法判断部は、ステップS404の処理で通信品質推定部が通知した通信品質の推定結果に基づいて、予めユーザによってなされた設定に応じて、各パターンに応じた干渉回避処理を実行すると判断する。ここで、予めユーザによってなされた設定とは、例えば、無線通信ネットワークA〜Eの公平性を重視するという設定や、無線通信ネットワークA〜Eのうちいずれか特定の無線通信ネットワークの通信品質を他の無線通信ネットワークの通信品質に優先して高くするようにするという設定等である。
干渉回避方法判断部250は、ステップS404の処理で通信品質推定部260が通知した通信品質の推定結果に基づいて、自身がチャネル選択をするべきと判断した場合に(ステップS405のY)、チャネル選択部230に変更先のチャネルを通知し、チャネル選択の実行を要求する(ステップS406)。そして、チャネル選択部130が、前述したステップS308の処理でチャネル選択を実行して、干渉を回避する。
ここで、通信端末200の干渉回避方法判断部250が、変更先のチャネルをチャネル選択部230に通知する理由について説明する。チャネル選択部230は、干渉回避方法判断部250が通知した一のチャネルを他の無線通信ネットワークが利用した方が、各無線通信ネットワークの通信品質が全体としてより良いとステップS404の処理で推定された場合に、チャネル選択部230は、当該一のチャネルと異なる他のチャネルを選択する必要があるからである。
ステップS404の処理で通知された通信品質の推定結果に基づいて、干渉回避方法判断部250は、ネットワーク統合をするべきと判断した場合に(ステップS407のY)、まず、他の無線通信ネットワークからネットワーク統合リクエストを受信したか否かを確認する(ステップS408)。
干渉回避方法判断部250は、ステップS408の処理で、他の無線通信ネットワークからネットワーク統合リクエストを受信したことを確認した場合に(ステップS408のY)、当該ネットワーク統合リクエストの送信元の無線通信ネットワークに要求を受け入れる旨を通知する(ステップS409)。そして、干渉回避方法判断部250は、通信ネットワーク統合部240に、当該ネットワーク統合リクエストの送信元の無線通信ネットワークとの統合処理の実行を要求する(ステップS410)。そして、通信ネットワーク統合部240が、前述したステップS308の処理で当該ネットワーク統合リクエストの送信元の無線通信ネットワークとの統合処理を実行して、干渉を回避する。
干渉回避方法判断部150は、ステップS408の処理で、他の無線通信ネットワークからネットワーク統合リクエストを受信していないことを確認した場合に(ステップS408のN)、統合可能な無線通信ネットワークがあるか否かを確認する(ステップS411)。
干渉回避方法判断部150は、ステップS411の処理で、統合可能な無線通信ネットワークがあることを確認した場合に(ステップS411のY)、ステップS412の処理に移行し、そうでない場合に(ステップS411のN)、ステップS306の処理を終了する。
干渉回避方法判断部250は、ステップS412の処理で、統合可能な無線通信ネットワークに無線通信ネットワークの統合を要求するネットワーク統合リクエストを送信する(ステップS412)。
そして、干渉回避方法判断部250は、ステップS412の処理で送信したネットワーク統合リクエストに対する応答を受信した場合に(ステップS413のY)、通信ネットワーク統合部240に、当該応答の送信元の無線通信ネットワークとの統合処理の実行を要求する(ステップS414)。そして、通信ネットワーク統合部240が、前述したステップS308の処理で当該応答の送信元の無線通信ネットワークとの統合処理を実行して、干渉を回避する。
なお、干渉回避方法判断部250は、例えば、ステップS412の処理でネットワーク統合リクエストを送信してから所定の時間が経過しても応答を受信しない場合に、ネットワーク統合リクエストの再送を繰り返す。
ここで、通信端末200の干渉回避方法判断部250が、統合先の無線通信ネットワークを通信ネットワーク統合部240に通知する理由について説明する。通信ネットワーク統合部240は、干渉回避方法判断部250が通知した一の無線通信ネットワークが他の無線通信ネットワークと統合した方が、各無線通信ネットワークの通信品質が全体としてより良いとステップS404の処理で推定された場合に、通信ネットワーク統合部240は、当該一の無線通信ネットワークと異なる別の無線通信ネットワークを選択する必要があるからである。
本実施形態によれば、干渉回避方法判断部250が、他の無線通信ネットワークによる干渉回避処理を考慮して、干渉回避方法を判断する。
したがって、通信端末200が、他の無線通信ネットワークを含む通信システム全体にとって最適な干渉回避処理を行うことができる。よって、第1の実施形態の効果に加えて、他の無線通信ネットワークを含む通信システム全体が、継続して、高い通信品質が得ることができる。
具体的には、例えば、ユーザによってなされた、各無線通信ネットワークの公平性を重視した設定や、特定の無線通信ネットワークの通信品質を他の無線通信ネットワークの通信品質に優先して高くするような設定等に従って、干渉回避処理が行われる。よって、各無線通信ネットワークが、自律分散的でありながら、利用するユーザの目的や要望等に即した通信性能を得ることができる。
実施形態3.
本発明の第3の実施形態の通信端末10について説明する。図9は、本発明の第3の実施形態の通信端末10の構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、本発明の第2の実施形態の通信端末10は、電波環境認識部11、電波干渉検知部12、および干渉回避部13を含む。
電波環境認識部11は、例えば、図1に示す第1の実施形態における電波環境認識部110や、図4に示す第2の実施形態における電波環境認識部210に相当する。
電波干渉検知部12は、図1に示す第1の実施形態や、図4に示す第2の実施形態における干渉検知部120に相当する。
干渉回避部13は、図1に示す第1の実施形態におけるチャネル選択部130および通信ネットワーク統合部140や、図4に示す第2の実施形態におけるチャネル選択部230および通信ネットワーク統合部240に相当する。
電波環境認識部11は、電波環境を認識する。
また、電波干渉検知部12は、属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知する。
そして、干渉回避部13は、電波干渉検知部12が電波干渉を検知した場合に、電波環境認識部11が認識した電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理を実行する。
本実施形態によれば、電波干渉検知部12が、他の無線通信ネットワークとの干渉が生じたことを検知した場合に、干渉回避部13が、電波環境認識部11が認識した電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理を実行する。
したがって、継続して、高い通信品質を得ることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2016年3月25日に出願された日本出願特願2016−62047を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 通信端末
11、110、210 電波環境認識部
12 電波干渉検知部
13 干渉回避部
100、200 通信端末
120 干渉検知部
130、230 チャネル選択部
140、240 通信ネットワーク統合部
150、250 干渉回避方法判断部
260 通信品質推定部

Claims (7)

  1. 電波環境を認識する電波環境認識手段と、
    属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知する電波干渉検知手段と、
    前記電波干渉検知手段が前記電波干渉を検知した場合に、前記電波環境認識手段が認識した前記電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または前記属する無線通信ネットワークと前記他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理を実行する干渉回避手段とを備えた
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 前記電波環境認識手段は、前記干渉回避手段が前記干渉回避処理を実行した場合における、前記属する無線通信ネットワークと、受信手段が受信した信号の送信元の無線通信ネットワークとの通信品質を推定する通信品質推定手段を含み、
    前記通信品質推定手段による推定結果に応じて干渉回避処理の内容を決定する干渉回避処理決定手段を備えた
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記通信品質推定手段は、前記干渉回避手段および前記受信手段が受信した信号の送信元の無線通信ネットワークが前記干渉回避処理を実行した場合における、前記属する無線通信ネットワークと、前記受信手段が受信した信号の送信元の無線通信ネットワークとの通信品質を推定する
    請求項2に記載の通信端末。
  4. 変更して利用可能なチャネルを特定するチャネル特定手段と、
    前記属する無線通信ネットワークが統合可能な前記他の無線通信ネットワークを特定する統合先特定手段とを含む
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の通信端末。
  5. 前記干渉回避手段は、前記他の無線通信ネットワークの要求に応じて、前記他の無線通信ネットワークとを統合をする干渉回避処理を実行する
    請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の通信端末。
  6. 電波環境を認識し、
    属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知し、
    認識した前記電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または前記属する無線通信ネットワークと前記他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理を実行する
    ことを特徴とする通信方法。
  7. コンピュータに、
    電波環境を認識する電波環境認識処理と、
    属する無線通信ネットワークと他の無線通信ネットワークとの電波干渉を検知する電波干渉検知処理と、
    前記電波干渉検知処理で前記電波干渉を検知した場合に、前記電波環境認識処理で認識した前記電波環境に基づいて、利用するチャネルの変更、または前記属する無線通信ネットワークと前記他の無線通信ネットワークとの統合をする干渉回避処理とを実行させる
    ための通信用プログラムが記憶された記憶媒体。
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