JP2006227512A - トナー供給ロールおよびその製法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸体1と、この軸体1の外周面に沿って形成されたスポンジ弾性層2とを有するトナー供給ロールであって、上記スポンジ弾性層2の外周面に、軸方向に延びる帯状のスキン層Sが形成され、スポンジ弾性層2の外周面が、スキン層Sの部分もスキン層S以外の部分も同一外径に形成されている。
【選択図】図1
Description
(1)軸体の外周面にスポンジ弾性層を成形した後、スポンジ弾性層の外周面に、軸方向に延びる複数の凹溝を、周方向に所定のピッチで、切削加工により形成することにより、隣り合う凹溝と凹溝の間に上記凸条を発現させる。
(2)スポンジ弾性層を成形するための成形用金型として、上記凸条に対応する複数の条溝が型面(内周面)に形成された特殊な成形用金型を用いる。
直径5mmのSUM22製中実円柱状の軸体を準備した。
ポリエーテルポリオール(三井化学社製、EP−828、OH価=28)を90重量部、ポリマーポリオール(三井化学社製、POP−31−28、OH価=28)を10重量部、ジエタノールアミンを2重量部、シリコン整泡剤(日本ユニカー社製、L−5309)を3重量部、水を2重量部、第三級アミン触媒(花王社製、カオライザーNo.31)を0.5重量部、第三級アミン触媒(東ソー社製、トヨキャットHX−35)を0.1重量部、DBTDLを0.1重量部、およびイソシアネート(住友バイエルウレタン社製、スミジュールVT−80、NCO%=45)を30.5重量部を配合してスポンジ弾性層の形成材料を調製した。
成形用金型の型面全体にフッ素樹脂(ダイキン社製、タフコート)をディッピングによりコーティングした。ついで、スキン層を形成させる部分にコーティングされた上記フッ素樹脂を除去し、スキン層を形成させない部分にコーティングされた上記フッ素樹脂を残した。そのフッ素樹脂の除去方法として、その除去部分の幅方向(周方向)に圧接する圧接片が、円盤体の外周縁に、除去する帯状の本数の数だけ設けられたものを、上記成形用金型の型面の軸方向の一端から他端まで直線状に移動させることにより、その圧接片が圧接する部分のフッ素樹脂を帯状に除去する方法を採用した。この各帯状の除去幅は1.0mm、その除去ピッチは1.5mmとした。上記除去幅は、上記円盤体の圧接片の圧接幅に基づき、除去ピッチは、上記円盤体の圧接片のピッチに基づくものである。
上記成形用金型に軸体を同軸的にセットし、成形空間内に上記スポンジ弾性層の形成材料を充填した後、その成形金型をオーブン内に入れ、発泡硬化させ(60℃×30分間)ることにより、軸体の外周面にスポンジ弾性層(厚み5.5mm、外径16mm)を形成した。このスポンジ弾性層の外周面には、複数の帯状のスキン層が、ロールの中心軸と平行に、周方向に所定のピッチで形成されていた。各帯状のスキン層の厚みは30μm、各帯状のスキン層の幅は1.0mm、スキン層の周方向のピッチは1.5mmであった。このようにして、トナー供給ロール得た。なお、上記スキン層の厚み,幅は、電子顕微鏡で見てそれぞれ10個所ずつ測定し、その平均値をとり、ピッチは、全ピッチの平均値とした。
上記実施例1において、成形用金型の型面にコーティングしたフッ素樹脂を除去することなく、スポンジ弾性層を形成し、トナー供給ロール得た。このスポンジ弾性層の外周面には、スキン層が形成されていなかった。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
上記実施例1において、成形用金型の型面にフッ素樹脂をコーティングすることなく、スポンジ弾性層を形成し、トナー供給ロール得た。このスポンジ弾性層の外周面には、全体にスキン層が形成されていた。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
上記比較例1で得られたトナー供給ロールの外周面に、軸と平行に複数の凹溝(幅500μm、深さ500μm)を、周方向に所定のピッチ(2mm)で、切削加工により形成することにより、隣り合う凹溝と凹溝の間に凸条を発現させた。それ以外は、上記比較例1と同様にした。
このようにして得られた実施例1〜3および比較例1〜3の各トナー供給ロールの外径および振れをレーザー寸法測定機(キーエンス社製、LS−5000型)を用いて測定した。その結果、振れが0.2mm以下のものを○、0.2mmを越えるものを×と評価し、下記の表1に併せて表記した。
また、上記各トナー供給ロールをトナーカートリッジに組み込み、そのトナーカートリッジを、カラーレーザープリンター(ヒューレットパッカード社製、カラーレーザージェット4500)にセットし、画像出しを行った。そして、トナー供給性能について評価を行った。この評価は、上記画像出しの画像について、画像濃度レベルを目視により行った。その結果、画像濃度レベルが充分であるのものはトナー供給性能に優れるとして○、画像濃度レベルが低いのものはトナー供給性能に劣るとして×と評価し、下記の表1に併せて表記した。
また、上記画像出しの画像について、濃淡むらの有無を目視により評価し、トナー掻き取り性能の評価を行った。その結果、濃淡むらが確認できないものはトナー掻き取り性能に優れるとして○、濃淡むらが軽微なものはトナー掻き取り性能が少し劣るとして△、濃淡むらが明確に確認できるものはトナー掻き取り性能に劣るとして×と評価し、下記の表1に併せて表記した。
2 スポンジ弾性層
S スキン層
Claims (6)
- 軸体と、この軸体の外周面に沿って形成されたスポンジ弾性層とを有するトナー供給ロールであって、上記スポンジ弾性層の外周面に、軸方向に延びる帯状のスキン層が形成され、スポンジ弾性層の外周面が、スキン層の部分もスキン層以外の部分も同一外径に形成されていることを特徴とするトナー供給ロール。
- 上記帯状のスキン層が、複数形成され、周方向に所定のピッチで形成されている請求項1記載のトナー供給ロール。
- 上記帯状のスキン層が、ロールの中心軸に対して所定の角度傾斜している請求項1または2記載のトナー供給ロール。
- 成形用金型を用いて軸体の外周面に沿ってスポンジ弾性層を形成するトナー供給ロールの製法であって、上記スポンジ弾性層の形成に先立って、上記成形用金型の型面を、スキン層が形成される部分とされない部分とに分けて表面処理することを特徴とするトナー供給ロールの製法。
- 上記成形用金型の型面に対する表面処理が、樹脂をコーティングする部分としない部分とに分ける方法であり、樹脂がコーティングされた部分ではスキン層が形成されず、樹脂がコーティングされていない部分ではスキン層が形成されるようにした請求項4記載のトナー供給ロールの製法。
- 上記成形用金型の型面に対する表面処理が、粗面に形成する部分としない部分とに分ける方法であり、粗面に形成された部分ではスキン層が形成されず、粗面に形成されていない部分ではスキン層が形成されるようにした請求項4記載のトナー供給ロールの製法。
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JP2000056556A (ja) * | 1998-06-05 | 2000-02-25 | Tokai Rubber Ind Ltd | トナ―供給ロ―ル |
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JP2004034537A (ja) * | 2002-07-04 | 2004-02-05 | Canon Chemicals Inc | トナー搬送ローラ成形型およびその製造方法 |
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2005
- 2005-02-21 JP JP2005044230A patent/JP2006227512A/ja active Pending
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