JP2007156435A - 現像ローラ及びその製造方法、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】該現像ローラは、イソシアネートと特定のアルコール群との反応物からなるウレタン樹脂を表面層中に含み、かつ表面のエチレングリコールに対する接触角が60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角が30.0度以上38.0度以下である。
【選択図】なし
Description
(a)イソシアネート
(b)下記式(1)で示されるユニットを含む第1のアルコール;
(c)下記式(2)で示されるユニットを含む第2のアルコール;
(d)下記式(3)で示されるユニットを含む第3のアルコール;
(e)下記式(2)で示されるユニット及び下記式(3)で示されるユニットを含む第4のアルコール
とを反応させて得られたウレタン樹脂からなり、かつエチレングリコールに対する接触角が60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角が30.0度以上38.0度以下である層を具備している現像ローラは、必ずしも当該染み出し成分の付着を防止し得ないものの、表面に付着した当該染み出し成分に起因する画像不良の発生、具体的には前記したバンディング等を大幅に改善できることを見出した。本発明はこのような新規な知見に基づきなされたものである。
本発明の一態様によれば、軸体と、
該軸体の周囲を被覆している弾性層とを具備している現像ローラであって、
下記(a)と、下記(b)から(d)又は下記(b)及び(e)を含むアルコール群との反応物からなるウレタン樹脂を表面層中に含み、かつ表面のエチレングリコールに対する接触角が60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角が30.0度以上38.0度以下であることを特徴とする現像ローラ:
(a)イソシアネート
(b)下記式(1)で示されるユニットを含む第1のアルコール;
(c)下記式(2)で示されるユニットを含む第2のアルコール;
(d)下記式(3)で示されるユニットを含む第3のアルコール;
(e)下記式(2)で示されるユニット及び下記式(3)で示されるユニットを含む第4のアルコール:
また本発明の他の態様によれば、上記の現像ローラの製造方法であって、
軸体又は弾性層の周囲を、上記(a)と、上記(b)から(d)又は上記(b)及び(e)とを含む組成物で被覆し、次いで該(a)と、(b)から(d)又は(b)及び(e)とを反応させて、エチレングリコールに対する接触角が60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角が30.0度以上38.0度以下の表面を有する表面層を形成する工程を有することを特徴とする現像ローラの製造方法が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、高品位な電子写真画像を安定して提供する画像形成装置を得ることができる。
本発明に係る現像ローラの実施形態の一例の断面構造を図1に示す。図1に係る現像ローラ100は、良導電性シャフト(軸体)1の外周に、弾性層2を表面層として有する。弾性層2は、エチレングリコールに対する接触角が60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角が30.0度以上38.0度以下である表面を有している。また、弾性層2は、下記(a)と、下記(b)〜(d)又は下記(b)及び(e)との反応物であるウレタン樹脂を含んでいる。
(a)イソシアネート
(b)下記式(1)で示されるユニットを含む第1のアルコール;
(c)下記式(2)で示されるユニットを含む第2のアルコール;
(d)下記式(3)で示されるユニットを含む第3のアルコール;
(e)下記式(2)で示されるユニット及び下記式(3)で示されるユニットを含む第4のアルコール:
トリレンジイソシアネート(TDI);ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI);ナフタレンジイソシアネート(NDI);トリジンジイソシアネート(TODI);ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI);イソホロンジイソシアネート(IPDI);フェニレンジイソシアネート(PPDI);キシリレンジイソシアネート(XDI);テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI);シクロヘキサンジイソシアネートなど。
天然ゴム(NR);ブチルゴム(IIR);ニトリルゴム(NBR);ポリイソプレンゴム(IR);ポリブタジエンゴム(BR);シリコーンゴム;スチレン−ブタジエンゴム(SBR);エチレン−プロピレンゴム(EPM);エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM);クロロプレンゴム(CR);アクリルゴム(ACM);及びこれらの混合物等。
・ケッチェンブラックEC,アセチレンブラック等の導電性カーボン;
・超耐摩耗性ファーネス(Super Abrasion Furnace (SAF)),準超耐摩耗性ファーネス(Intermediate SAF(ISAF)),高耐摩耗性ファーネス(High Abrasion Furnace(HAF)),良押出性ファーネス(Fast Extrusion Furnace(FEF)),一般用途ファーネス(General Purpose Furnace (GPF)),Semi Reinforcing Furnace(SRF)),微粒熱分解(Fine Thermal(FT)),中熱分解(Medium Thermal(MT))等のゴム用カーボン;
・酸化処理等を施したカラー(インク)用カーボン;
・銅、銀、ゲルマニウム等の金属及び金属酸化物等。
この中でも、少量で導電性を制御しやすいことからカーボンブラック(導電性カーボン、ゴム用カーボン、カラー(インク)用カーボンなど)が好ましい。
過塩素酸ナトリウム、過塩素酸リチウム、過塩素酸カルシウム、塩化リチウム等の無機イオン導電性物質;変性脂肪族ジメチルアンモニウムエトサルフェート、ステアリルアンモニウムアセテート等の有機イオン導電性物質など。
図1に示した現像ローラの表面粗さとしては、Rzjis(日本工業規格(JIS) B0601:2001による)で、1〜15μm、特には3〜10μmの範囲内とすることが、電子写真感光体を安定して帯電させるうえで好ましい。
EPDM、NBR、SBR、CR、シリコーンゴム等のゴム粒子;PMMA、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂粒子;ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド系の熱可塑性エラストマー(TPE)等のエラストマー粒子;ウレタン樹脂;フッ素樹脂;シリコーン樹脂;フェノール樹脂;ナフタレン樹脂;フラン樹脂;キシレン樹脂;ジビニルベンゼン重合体;スチレン−ジビニルベンゼン共重合体;ポリアクリロニトリル樹脂等の樹脂粒子。
また上記のものを単独又は組み合わせて用いることができる。
図1に示した現像ローラにおける良導電性シャフト1としては、良好な導電性を有するものであればいずれのものも使用し得るが、通常はアルミニウムや鉄、SUSなどで形成された外径4〜10mmの金属製円筒体が用いられる。
図2に係る現像ローラ200は、軸体1と、軸体1の周囲を被覆する弾性層201と、弾性層201の周囲を被覆している、表面層をなす樹脂層203とからなっている。樹脂層203は、現像ローラ100の弾性層2に対応する。よって、樹脂層203の詳細については、前記の弾性層2についての記載を援用する。ただし、樹脂層203は、トナーの均一帯電性のより一層の向上の観点から、非発泡の、中実(ソリッド)な層であることが好ましい。
更に、樹脂層203の厚みは、0.5μm〜200μm、特には1.0μm〜100μmの範囲とすることがより好ましい。
更に、弾性層201の硬度はASKER−C硬度で25〜60度とすることが好ましい。
更にまた、弾性層201の厚みは通常0.3mm〜10mm、特には1.0mm〜5.0mmの範囲とすることが好ましい。
ポリウレタン;天然ゴム(NR);ブチルゴム(IIR);ニトリルゴム(NBR);ポリイソプレンゴム(IR);ポリブタジエンゴム(BR);シリコーンゴム;スチレン−ブタジエンゴム(SBR);エチレン−プロピレンゴム(EPM);エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM);クロロプレンゴム(CR);アクリルゴム(ACM)、及びこれらの混合物等。
これらの中では、シリコーンゴム又はEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)が好ましい。
1)軸体を予め配した成型金型のキャビティ内に前記した弾性層を形成するための組成物を注入して加熱硬化する工程を含む方法;
2)予め弾性層を形成するための組成物を用いてスラブやブロックを形成する工程と、該スラブ又はブロックから切削等の加工により、チューブ状等の所定の形状、寸法に切り出し、これに軸体を圧入する工程とを有する方法。
本発明に係る現像装置は、上記のような本発明に係る現像ローラと、現像剤供給ローラとを少なくとも有する。
ポリウレタン、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、エピクロルヒドリンゴムなどのゴム原料;又はこれらゴム原料の製造原料である単量体等(これら単量体等をもゴム原料と表すことがある)を用いて得られる発泡弾性体等。
当該ポリイソシアネートの例は、以下の物を含む。
2,4−トリレンジイソシアネート;2,6−トリレンジイソシアネート;オルトトルイジンジイソシアネート;ナフチレンジイソシアネート;キシリレンジイソシアネート;4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート;カルボジイミド変成MDI;ポリメチレンポリフェニルイソシアネート;ポリメリックポリイソシアネート等。
またこれらは、単独で、又は併用される。
1)芯金を予め配した成型金型のキャビティ内に注入し、加熱して反応硬化又は固化させる。これにより一体的に発泡弾性層を形成し製造する。
2)予め、上記ポリウレタン原料組成物を用いて発泡弾性体のスラブやブロックを形成する。当該スラブ又はブロックの切削加工等により、チューブ状等の所定の形状、寸法に切り出す。これに芯金を圧入して芯金上に発泡弾性層を被覆して製造する。
またこれらの方法を適宜組み合わせた方法なども挙げることができる。所望の場合には、さらに、切削や研磨処理などによって所定の外径に調整してもよい。
本発明に係る画像形成装置は、静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体を一次帯電するための帯電装置と、一次帯電された像担持体に静電潜像を形成するための露光装置を有する。さらに、該静電潜像を現像剤により現像して現像剤画像を形成するための現像装置と、該現像剤画像を転写材に転写するための転写装置とを有する。そして、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る現像ローラを有している現像装置を有している。
像担持体としての感光ドラム21が矢印A方向に回転し、感光ドラム21を帯電処理するための帯電装置としての帯電部材22によって一様に帯電される。感光ドラム21に静電潜像を書き込む露光装置からのレーザー光23により、その表面に静電潜像が形成される。画像形成装置本体に対し着脱可能なプロセスカートリッジに保持される現像装置24によって静電潜像が現像剤28を付与されることにより現像され、現像剤画像として可視化される。
<アルコール(1)>
下記原料を準備した。
・ポリテトラメチレンエーテルグリコール 100質量部
(商品名:PTG1000SN;保土谷化学株式会社製)
・イソシアネート 18.7質量部
(商品名:ミリオネートMT;;日本ポリウレタン工業株式会社製)
これらの原料をメチルエチルケトン(MEK)に段階的に混合して、窒素雰囲気下80℃にて3時間反応させて、2官能のポリエーテルジオールプレポリマー(式1に示されるユニットを有するポリエーテルジオール(BO))を得た。得られたポリエーテルジオールプレポリマーは、重量平均分子量Mw=10000、水酸基価18.2(mgKOH/g)であった。これをアルコール(1)として用いた。
・ポリテトラメチレングリコール 100質量部
(商品名:PTG650SN;保土谷化学株式会社製)
・トリメチロールプロパン 3質量部
(三菱ガス化学社製)
・イソホロンジイソシアネート(IPDI) 30質量部
(Aldrich社製)
これらの原料をメチルエチルケトン(MEK)に段階的に混合して、窒素雰囲気下80℃にて3時間反応させて、ポリエーテルジオールプレポリマー(式1に示されるユニットを有するポリエーテルジオール(BO))を得た。得られたポリエーテルジオールプレポリマーは、重量平均分子量Mw=6800、水酸基価43(mgKOH/g)であった。これをアルコール(2)として用いた。
LB385(三洋化成工業社製;1官能の、式2に示されるユニットを有するポリエーテルアルコール(PO))をアルコール(3)として用いた。
G100(三井武田ケミカル社製;3官能の、式2に示されるユニットを有するポリエーテルトリオール(PO))をアルコール(4)として用いた。
poly(ethylene glycol) methyl ether(PEME)(アルドリッチ(Aldrich)社製;1官能の、式3に示されるユニットを有するポリエーテルアルコール(EO))をアルコール(5)として用いた。
HB260(三洋化成工業社製;1官能の、式2、式3に示されるユニットを同時に有するポリエーテルアルコール(PO−EO))をアルコール(6)として用いた。
外径8mmの芯金(軸体)を内径16mmの円筒状金型内に同心となるように設置し、弾性層を形成する材料として液状導電性シリコーンゴム(東レダウコーニングシリコーン社製、ASKER−C硬度45度、体積抵抗率1×107Ω・cm品)を注入した。注入後、金型を130℃のオーブンに入れ20分加熱し、脱型して、さらにこれを200℃のオーブンで4時間2次加硫を行い、厚み4mmの弾性層201を芯金の外周面に形成した。
次に、下記原料混合液を調製した。
アルコール(1) 100質量部
アルコール(3) 3.1質量部
アルコール(5) 2質量部
イソシアネート C2521 125質量部
(日本ポリウレタン工業社製 固形分65%)
この原料混合液にメチルエチルケトン(MEK)を加え固形分25〜30質量%になるように調整し、これを樹脂層形成用の原料液とした。この原料液の固形分100質量部に対してカーボンブラック MA230(三菱化学社製)20質量部、アクリル粒子MX−1000(綜研化学社製)15質量部を添加し、この塗料液をボールミルで攪拌分散し、塗料を調製した。得られた塗料を先に成型した弾性層上にディッピングにより塗布し、80℃のオーブンで15分乾燥後、140℃のオーブンで4時間硬化し、15μmの層厚を有する樹脂層203を形成し現像ローラを得た。
樹脂層成形用の原料液の調製に使用したアルコールとイソシアネートとの配合を下記表1に示した通りに変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを調製した。
次に、本発明に用いることのできる現像剤供給ローラの作製例を以下に示す。
下記のものを予め混合した。
FA908 90質量部
(三洋化成工業社製;商品名、ポリオール)
POP34−28 10質量部
(三洋化成工業社製;商品名、ポリオール)
TOYOCAT−ET 0.1質量部
(東ソー株式会社製;商品名、第3級アミン触媒)
TOYOCAT−L33 0.5質量部
(東ソー株式会社製;商品名、第3級アミン触媒)
水(発泡剤) 2.5質量部
SH190 1質量部
(東レダウコーニングシリコーン社製;商品名、シリコーンとポリエーテルの共重合体)
その後、この混合物にポリイソシアネートとしてコロネート1021(日本ポリウレタン工業株式会社製;商品名、NCO%=45)を24質量部加えて、混合攪拌した。次いで、上記実施例1にて使用したのと同様の成形型にて発泡成形することにより外径5mmの芯金の周りに、厚さ4.5mmのポリウレタンスポンジからなる発泡弾性層を一体的に形成し現像剤供給ローラを作製した。
協和界面化学(株)製の接触角計CA−S ROLL(商品名)を使用した。滴下液の注射針は協和界面科学(株)製の15ゲージのものを用いた。液滴の滴下方向の液径を約1.5mmとした。常温常湿環境(23℃/65%RH)にて、現像ローラ画像領域表面あたり10点滴下し、10秒後の接触角を測定した。10点の接触角うちの最大値、最小値の1点を除いた8点の接触角の平均値を四捨五入して求めた。滴下液するエチレングリコールとジヨードメタンはAldrich社製を使用した。
表面粗さRzjisの測定には、接触式表面粗さ計((株)小阪研究所製:サーフコーダ−SE−3300)を用いた。測定条件は、カットオフ値が0.8mm、測定長さが2.5mm、送りスピードが0.1mm/秒、倍率が5000倍の設定で行った。測定点数は現像領域の現像ローラ表面を任意で10点測定し、その平均値を求めた。各ローラのRzjisの結果は表2に示す。
Asker−C硬度の測定は、ゴム材硬度の測定法に従い、具体的には、基準規格アスカーC型SRIS(日本ゴム協会規格)0101に従って別途作製した試験片を用いて、アスカーゴム硬度計(高分子計器(株)製)により測定した。各ローラのAsker−C硬度の結果は表2に示す。
現像ローラの電気抵抗測定は、図4に示す電気抵抗測定機を用いて測定した。現像ローラ501の芯金両端部(図4中、矢印A)に500gづつ加重を施し、金属ドラム53に押し当て、ローラ回転数1rpsにて回転させながら、電源50より50Vの電圧を印加した。このとき電圧計52に示される、抵抗51(10kΩ)にかかる電圧を30秒間読み取り、その平均値よりローラ電気抵抗値を求めた。各ローラの電気抵抗測定の結果は表2に示す。
(現像ローラ、現像剤供給ローラ当接部バンディング評価)
上記現像ローラと現像剤供給ローラを電子写真プロセスカートリッジに装着し、このカートリッジを高温高湿環境下(40℃/95RH)に30日放置した。その後、カラーレーザープリンタ(商品名:LBP5500、キヤノン社製)で実際に画だしをし、画像評価を行った。現像剤は個数平均粒径7.0μmのマゼンダ現像剤を使用した。現像剤の個数平均粒径は、レーザー回折型粒度分布計(コールターLS−130型粒度分布計(コールター製;商品名))を用いて測定した個数分布から算出した。
得られた画像を目視で観察し、下記基準でハーフトーン画像におけるバンディングを評価した。
A:バンディングが認められない
B:実用上問題ない程度の極軽微なバンディングが認められる
C:バンディングが認められる
表3に示す実施例1〜9及び比較例1、2の結果の対比から明らかなように、実施例1〜9の現像ローラは、表面のエチレングリコールに対する接触角は60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角は30.0度以上38.0度以下であった。これらの現像ローラを用いた場合は、現像剤供給ローラと同じ位置で長期間当接してもハーフトーン画像においてバンディングの発生のない高品位の画像を得ることができた。
2 :弾性層
21 :感光ドラム
22 :帯電部材
23 :レーザー光
24 :現像装置
25 :現像ローラ
26 :現像剤供給ローラ
27 :現像ブレード
28 :現像剤
29 :転写ローラ
30 :クリーニングブレード
31 :廃現像剤容器
32 :定着装置
33 :紙
34 :現像容器
50 :電源
51 :抵抗
52 :電圧計
53 :金属ドラム
100:現像ローラ
200:現像ローラ
201:弾性層
203:樹脂層
Claims (12)
- 軸体と、
該軸体の周囲を被覆している弾性層とを具備している現像ローラであって、
下記(a)と、下記(b)から(d)又は下記(b)及び(e)を含むアルコール群との反応物からなるウレタン樹脂を表面層中に含み、
かつ表面のエチレングリコールに対する接触角が60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角が30.0度以上38.0度以下であることを特徴とする現像ローラ:
(a)イソシアネート
(b)下記式(1)で示されるユニットを含む第1のアルコール;
(c)下記式(2)で示されるユニットを含む第2のアルコール;
(d)下記式(3)で示されるユニットを含む第3のアルコール;
(e)下記式(2)で示されるユニット及び下記式(3)で示されるユニットを含む第4のアルコール:
- 前記アルコール群が、前記(b)を100質量部に対して、前記(c)を3質量部以上25質量部以下及び前記(d)を2質量部以上20質量部以下の割合で含む請求項1に記載の現像ローラ。
- 前記アルコール群が、前記(b)を100質量部に対して前記(e)を5質量部以上40質量部以下の割合で含む請求項1記載の現像ローラ。
- 前記(b)が水酸基を2個以上有する請求項1乃至3の何れかに記載の現像ローラ。
- 前記(c)が、水酸基を1個有する請求項1乃至4の何れかに記載の現像ローラ。
- 前記(d)が、水酸基を1個有する請求項1乃至5の何れかに記載の現像ローラ。
- 前記(e)が、水酸基を1個有する請求項1乃至6の何れかに記載の現像ローラ。
- 請求項1に記載の現像ローラの製造方法であって、
軸体又は弾性層の周囲を、下記(a)と、下記(b)から(d)又は下記(b)及び(e)とを含む組成物で被覆し、次いで該(a)と、(b)から(d)又は(b)及び(e)とを反応させて、エチレングリコールに対する接触角が60.0度以上90.0度以下であり、かつ、ジヨードメタンに対する接触角が30.0度以上38.0度以下の表面を有する表面層を形成する工程を有することを特徴とする現像ローラの製造方法:
(a)イソシアネート
(b)下記式(1)で示されるユニットを含む第1のアルコール;
(c)下記式(2)で示されるユニットを含む第2のアルコール;
(d)下記式(3)で示されるユニットを含む第3のアルコール;
(e)下記式(2)で示されるユニット及び下記式(3)で示されるユニットを含む第4のアルコール:
- 前記(b)が水酸基を2個以上、前記(c)が水酸基を1個、前記(d)が水酸基を1個及び前記(e)が水酸基を1個有するアルコールである請求項8記載の現像ローラの製造方法。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の現像ローラと、現像剤供給ローラとを少なくとも有することを特徴とする現像装置。
- 前記現像剤供給ローラが、芯金と、該芯金の周りに形成された発泡弾性層とを備え、該発泡弾性層が、シリコーンとポリエーテルの共重合体を含有する請求項10に記載の現像装置。
- 静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体を一次帯電するための帯電装置と、一次帯電された像担持体に静電潜像を形成するための露光装置と、該静電潜像を現像剤により現像して現像剤画像を形成するための現像装置と、該現像剤画像を転写材に転写するための転写装置とを有する画像形成装置において、該現像装置として、請求項10又は11に記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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