JP5188015B2 - 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明はかかる知見に基づいて達成したものである。本発明は、軸体と、該軸体上に設けられた導電性弾性層と、該導電性弾性層の外周に設けられた、表面層となる導電性樹脂層とを有し、該表面層が、上記式(A)で示される構造を有する化合物を含有し、かつ、該式(A)で示される構造を有する化合物として、ポリエチレングリコールの安息香酸エステルを含有することを特徴とする現像ローラに関するものである。
参考用の現像ローラは、その断面構造の一例を図1に示すように、良導電性シャフト1の外周に導電性弾性層2を有する構成とすることができ、この導電性弾性層2に式(A)〜(C)のいずれかで示される構造を有する化合物を含有することができる。このとき、導電性弾性層2は単層でも多層でもかまわないが、例えば、少なくとも表面層となる導電性弾性層に、式(A)〜(C)のいずれかで示される構造を有する化合物を含有することができる。導電性弾性層が多層で構成される場合の表面層以外の導電性弾性層には、式(A)〜(C)のいずれかで示される構造を有する化合物を含有しても良く、含有しなくても構わない。
式(A)〜(C)で示される構造を有する化合物は、それぞれ、
(A)主鎖構造がポリエチレングリコールからなり、直鎖構造でも分岐構造をもってもよいが、分子末端にある水酸基はエーテル結合、エステル結合などの官能基化された有機構造になっている化合物、
(B)主鎖構造がポリプロピレングリコールからなり、直鎖構造でも分岐構造をもってもよいが、分子末端にある水酸基はエーテル結合、エステル結合などの官能基化された有機構造になっている化合物、
(C)主鎖構造がエチレングリコールとプロピレングリコールランダム共重合体またはブロック共重合体からなり、直鎖構造でも分岐構造をもってもよいが、分子末端にある水酸基はエーテル結合、エステル結合などの官能基化された有機構造になっている化合物、
である。
本発明は、上記のような本発明の現像ローラと、現像剤供給ローラとを少なくとも有することを特徴とする現像装置である。
本発明は、静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体を一次帯電するための帯電装置と、一次帯電された像担持体に静電潜像を形成するための露光装置と、該静電潜像を現像剤により現像して現像剤画像を形成するための現像装置と、該現像剤画像を転写材に転写するための転写装置とを有する画像形成装置において、該現像装置として、上記のような本発明の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置である。
外径8mmの芯金(軸体)を内径16mmの円筒状金型内に同心となるように設置し、導電性弾性層を形成する材料として液状導電性シリコーンゴム(東レダウコーニングシリコーン社製、ASKER−C硬度40度、体積抵抗率1×107Ω・cm品)を注型後、130℃のオーブンに入れ20分加熱成型し、脱型後、200℃のオーブンで4時間2次加硫を行い、厚み4mmの導電性弾性層を形成した。
(商品名:ニッポランN5033 日本ポリウレタン社製)
イソシアネート 18質量部
(商品名:B830 三井武田ケミカル社製)
上記原料混合液にメチルエチルケトンを加え固形分25〜30質量%になるように調整したものを導電性樹脂層形成用の原料液とした。この原料液の固形分に対してカーボンブラック(商品名:MA77、三菱化学社製)20質量部、アクリル粒子(商品名:MX−1000、綜研化学社製)30質量部、No.1の安息香酸エステル0.8質量部を添加し、この塗料液をボールミルで攪拌分散し、得られた塗料を先に成型した導電性弾性層上にディッピングにより膜厚15μmとなるように塗布し、80℃のオーブンで15分乾燥後、140℃のオーブンで4時間硬化し、表面層として導電性樹脂層を有する現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を、No.2の安息香酸エステル1.0質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を、No.3の安息香酸エステル10質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を、No.4の安息香酸エステル30質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を、No.5の安息香酸エステル35質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を、No.2の安息香酸エステル30質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を、No.4の安息香酸エステル1.0質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を使用しなかったこと以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
実施例1において使用したNo.1の安息香酸エステル0.8質量部を、No.6の安息香酸エステル10質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラを得た。
次に、本発明に用いることのできる現像剤供給ローラの作製例を以下に示す。ポリオール(商品名:FA908、三洋化成工業社製)90質量部、ポリオール(商品名:POP34−28、三洋化成工業社製)10質量部、TOYOCAT−ET(東ソー株式会社製商品名、第3級アミン触媒)0.1質量部、TOYOCAT−L33(東ソー株式会社製商品名、第3級アミン触媒)0.5質量部、水(発泡剤)2.5質量部、シリコーンとポリエーテル共重合体としてSH190(東レダウコーニングシリコーン社製商品名)1質量部を予め混合した。その後、この混合物にポリイソシアネートとしてコロネート1021(日本ポリウレタン工業株式会社製商品名、NCO%=45)を24質量部加えて、混合攪拌し、次いで、上記成形型にて発泡成形することにより外径5mm芯金の周りに、厚さ4.5mmのポリウレタンスポンジからなる発泡弾性層を一体的に形成せしめてなる現像剤供給ローラを作製した。
(現像ローラ、現像剤供給ローラ当接部バンディング評価)
上記現像ローラと現像剤供給ローラを電子写真プロセスカートリッジに装着し、このカートリッジを高温高湿環境下(40℃/95RH)に30日放置した。その後、カラーレーザープリンタ(商品名:LBP5500、キヤノン社製)で実際に画だしをし、画像評価を行った。用いた現像剤は個数平均粒径7.0μmのマゼンダ現像剤を使用した。現像剤の個数平均粒径は、レーザー回折型粒度分布計のコールターLS−130型粒度分布計(コールター製商品名)を用いて測定し、個数分布から算出した値である。
◎:バンディングが全く認められない
○:バンディングが極軽微認められるが、実用上全く問題ない。
×:実画像上問題になるバンディングが認められる。
上記現像ローラと現像剤供給ローラを電子写真プロセスカートリッジに装着し、このカートリッジを高温高湿環境下(40℃/95RH)に30日放置した。その後、カラーレーザープリンタ(商品名:LBP5500、キヤノン社製)で実際にベタ画像を出力し、画像評価を行った。用いた現像剤は個数平均粒径7.0μmのマゼンダ現像剤を使用した。反射濃度計RD918(マクベス社製商品名)を使用し、ベタ部の濃度を9点測定し、その平均値を画像濃度とした。通常、初期におけるベタ濃度は1.3以上が高品位な画像としては好ましく、さらに1.35以上になることがより好ましい。
2:導電性弾性層
3:導電性樹脂層
21:感光ドラム
22:帯電部材
23:レーザー光
24:現像装置
25:現像ローラ
26:現像剤供給ローラ
27:現像ブレード
28:現像剤
29:転写ローラ
30:クリーニングブレード
31:廃現像剤容器
32:定着装置
33:紙
34:現像容器
Claims (5)
- 該導電性樹脂層がウレタン樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載の現像ローラ。
- 請求項1または2に記載の現像ローラと、現像剤供給ローラとを少なくとも有することを特徴とする現像装置。
- 前記現像剤供給ローラが、芯金と、該芯金の周りに形成された発泡弾性層とを備え、該発泡弾性層が、シリコーンとポリエーテルの共重合体を含有することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
- 静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体を一次帯電するための帯電装置と、一次帯電された像担持体に静電潜像を形成するための露光装置と、該静電潜像を現像剤により現像して現像剤画像を形成するための現像装置と、該現像剤画像を転写材に転写するための転写装置とを有する画像形成装置において、該現像装置として、請求項3または4に記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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