JP2006226414A - ハードニング特性を有する積層ゴム支承 - Google Patents

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郁夫 下田
Osamu Kochiyama
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Abstract

【課題】 定量的に未だ把握できていない従来のハードニング特性に換え、設計的要素として、つまり定量的な値としてハードニング特性を設計者が計画的に利用できるハードニング特性を有する積層ゴム支承を提供すること。
【解決手段】 積層ゴム支承1は、複数の剛性層2と複数のゴム弾性層3とを交互に積層してなると共にV方向に伸びた孔4を有した積層ゴム体5と、孔4に配されたゴム弾性筒体6と、ゴム弾性筒体6の円筒状の内周面7に接触している円筒状の外周面8を有すると共に一端9がゴム弾性筒体6のV方向の一端部10側に他端11がゴム弾性筒体6のV方向の他端部12側に夫々位置してゴム弾性筒体6の内部13に配された剛性部材14とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物、橋梁等の構造物を免震支承する積層ゴム支承、特に、ハードニング特性を有する積層ゴム支承に関する。
特開平06−229142号公報 実公平04−21982号公報 特開平11−172622号公報
複数の剛性層とゴム弾性層とを交互に積層してなる積層ゴム体を有した積層ゴム支承は、建物等の構造物を支持すると共に地震から構造物を保護するために用いられる。
大型の積層ゴム支承になると積層ゴム体の安定性の指針である2次形状係数(積層ゴム体の平面面積/積層ゴム体の積層方向の高さ)が大きくなる傾向にある。2次形状係数が大きいと、積層ゴム体が水平変形した際に曲げの影響はほとんど生じなく純せん断変形をする。そのため積層ゴム体のハードニング現象も比較的顕著に現れる。
ハードニング現象は構造物の地震時応答変位を効果的に抑制するストッパ的役割をする反面、構造物への入力を大きくし構造物の安全性を損なう虞があるため、ハードニング現象を防止する技術が各種報告されている(例えば特許文献1参照)。
ハードニング現象は、積層ゴム体が水平方向に大変形した際、積層ゴム体内のゴム弾性層に生じるせん断応力及び引張り応力により、ゴム弾性層の機械的性質における線形範囲を超えた範囲での使用となる結果、変形量に比較し急激に抵抗力が上昇するために生じ、特にせん断方向における積層ゴム体の外周端部付近で斯かる現象が顕著に生じる。
ハードニング現象は、定性的には先の2次形状係数の大きなもので生じ易く、2次形状係数の小さなものは水平変形の際、曲げの要素が加わるためハードニング現象は生じ難いとされるが、未だ定量的に設計要素に取り組めるほど明確には把握されていない。
ハードニング現象により過大な抵抗力を生じる積層ゴム体の外周端部ではゴム弾性層ばかりでなく、ゴム弾性層と剛性層との接着界面にも同様な応力が作用しているため、その応力に対抗する強力な接着力が要求される。接着界面ではせん断方向の応力だけでなく、引張り方向の力も作用し過酷な条件となる。
積層ゴムを構造物の支承として用いる設計思想として二つの考え方がある。一つは免震設計いわゆる固有周期の長周期化を図り地震力を低減する方法、もう一つは地震力に対し抵抗し変位を抑え、橋で言えば落橋を防止する方法がある。免震設計は近年着目され大型構造物に一般的に採用されているが中小規模で耐力に余裕のある構造物(橋)では地震力分散といった耐力設計で安全性が図られている。この場合積層ゴムの変形を抑えることがコスト的に有利であるとされる。その一つの方法として計画的にハードニングを生じる積層ゴム支承が望まれる。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、定量的に未だ把握できていない従来のハードニング特性に換え、設計的要素として、つまり定量的な値としてハードニング特性を設計者が計画的に利用できるハードニング特性を有する積層ゴム支承を提供することにある。
本発明による積層ゴム支承は、複数の剛性層とゴム弾性層とを交互に積層してなると共に積層方向に伸びた孔を有した積層ゴム体と、この積層ゴム体の孔に配されたゴム弾性筒体と、このゴム弾性筒体の円筒状の内周面に接触している円筒状の外周面を有すると共に一端がゴム弾性筒体の積層方向の一端部側に他端がゴム弾性筒体の積層方向の他端部側に夫々位置してゴム弾性筒体に囲繞された剛性部材とを具備している。
本発明に係る積層ゴム支承によれば、地震等により積層ゴム体が水平方向に変形すると、積層ゴム体の孔の水平方向の径が水平方向に変形していない場合の径に実質的に維持されたままゴム弾性筒体の水平方向の変形に追従して剛性部材が傾いて剛性部材の水平方向の径が増大する結果、積層ゴム体の孔に配されたゴム弾性筒体の肉厚が水平方向において圧縮されるために、積層ゴム体の一定以上の水平方向の変形でゴム弾性筒体にハードニング現象が生じ、而して、ゴム弾性筒体及び剛性部材の材質、径、長さ等を予め決定することにより、定量的な値としてハードニング特性を設計者が計画的に利用でき、積層ゴム体の外周端部のゴム弾性層並びに接着界面へ過大な応力負担をさせず、且つ当該応力集中による積層ゴム体の破断、破壊を引き起こす虞がない、ハードニング特性を有する積層ゴム支承を提供することができる。
ゴム弾性層は、天然ゴム系材料からなっていても高減衰系ゴム材料からなっていてもよく、好ましい例では、積層方向の最外側に位置した一対の厚肉剛性層と、この一対の厚肉剛性層間に配された薄肉剛性層とを具備しており、孔は、一対の厚肉剛性層及び薄肉剛性層を通って伸びており、剛性部材の一端は、孔の積層方向の一端部を規定する一方の厚肉剛性層の内周面で囲繞されるゴム弾性筒体の積層方向の一端部側に位置しており、剛性部材の他端は、孔の積層方向の他端部を規定する他方の厚肉剛性層の内周面で囲繞されるゴム弾性筒体の積層方向の他端部側に位置している。
本発明に係る積層ゴム支承では、積層ゴム体の積層方向の一方の端面を直接に例えば基礎に固着し、積層ゴム体の積層方向の他方の端面を直接に例えば支持する建物に固着してもよいが、これに代えて、積層ゴム体の積層方向の一方の端面に一方の板面で接触した一方の取り付け板と、積層ゴム体の積層方向の他方の端面に一方の板面で接触した他方の取り付け板とを更に具備して積層ゴム支承を構成し、斯かる取り付け板を介して基礎及び建物に積層ゴム支承を固着してもよく、この場合、孔の一端を一方の取り付け板の一方の板面により閉塞し、孔の他端を一方の取り付け板の一方の板面に対面する他方の取り付け板の一方の板面により閉塞するようにするとよい。
取り付け板を用いる場合、ゴム弾性筒体の積層方向の一方の端面は、一方の取り付け板の一方の板面に接触し、ゴム弾性筒体の積層方向の他方の端面は、他方の取り付け板の一方の板面に接触しているとよく、また、一方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体にねじ部材を介して固着され、他方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体に他のねじ部材を介して固着されていても、これに代えて又はこれと共に、一方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体に、一方の取り付け板及び積層ゴム体の夫々に嵌め込まれたダウエルピンを介してその板面方向に関して固着され、他方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体に、他方の取り付け板及び積層ゴム体の夫々に嵌め込まれた他のダウエルピンを介してその板面方向に関して固着されていてもよい。
好ましい例では、剛性部材は、一方の取り付け板の一方の板面と他方の取り付け板の一方の板面との間の距離よりも短い長さを有しており、また剛性部材は、一方の取り付け板の一方の板面と他方の取り付け板の一方の板面との間の距離から、支承する荷重を積層ゴム支承に加えた時に積層ゴム支承に生じると想定できる初期沈み込み量と支承する荷重を積層ゴム支承に加えた後にゴム弾性層のクリープに基づいて将来生じると想定できる積層ゴム支承の経時後沈み込み量とを差し引いた値よりも短い長さを有している。
本発明に係る積層ゴム支承は、一方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の一端とに接触してこれら一方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の一端との間に配された一方の弾性体と、他方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の他端とに接触してこれら他方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の他端との間に配された他方の弾性体とを更に具備していてもよく、この場合、各弾性体は、その外周面でゴム弾性筒体の内周面に接触して当該ゴム弾性筒体に囲繞されているとよい。
剛性部材の積層方向の一端及び他端は、平坦面でもよいが、好ましくは、R面取り面若しくはC面取り面又は略半球面、略半楕円球面若しくは略半放物面となっている。
剛性部材は、不撓性であって剛性の中実体、例えば鋼棒からなっていてもこれに代えて不撓性であって剛性の中空体、例えば、鋼管からなっていてもよく、更には、積層方向に直交する水平方向に関しては不撓性であって剛性であるが、積層方向に関しては弾性的に伸縮自在になっていてもよい。
ゴム弾性筒体は、ゴム弾性層と同様に天然ゴム系材料からなっていても高減衰系ゴム材料からなっていてもよく、また積層ゴム体のゴム弾性層と一体に加硫成型されていてもよく、更には、積層ゴム体の孔に単に嵌め込まれていてもよく、また斯かる嵌め込み後に積層ゴム体のゴム弾性層に加硫接着により一体化されてもよい。
ゴム弾性筒体は、その肉部に積層方向に伸びた複数個の空所を有していてもよく、この複数個の空所は、ゴム弾性筒体の円筒状の内周面とゴム弾性筒体の積層方向の両端面とで開口するスリット並びにゴム弾性筒体の積層方向の両端面で開口する貫通孔のうちの少なくとも一方を含んでいてもよい。
弾性体を具備した本発明による積層ゴム支承を製造する場合、剛性部材を内包した状態で積層ゴム体とゴム弾性筒体と弾性体とを一体に加硫成型して一体化された積層ゴム支承を得るようにしても、積層ゴム体とゴム弾性筒体とを一体に加硫成型した後に積層ゴム体と一体化したゴム弾性筒体の内部に剛性部材と弾性体とを挿入して一体化された積層ゴム支承を得るようにしても、積層ゴム体を加硫成型する一方、剛性部材を内包した状態でゴム弾性筒体と弾性体とを一体に加硫成型し、加硫成型された積層ゴム体の孔へ加硫成型されて一体化された剛性部材を内包したゴム弾性筒体と弾性体とを挿入して一体化された積層ゴム支承を得るようにしても、そして、積層ゴム体と剛性部材とゴム弾性筒体と弾性体とを夫々別に作成した後に積層ゴム体の孔へゴム弾性筒体を挿入し、ゴム弾性筒体の内部に剛性部材と弾性体とを夫々挿入して一体化された積層ゴム支承を得るようにしてもよく、更には、これ以外の方法で一体化された積層ゴム支承を得るようにしてもよい。
本発明においては、積層ゴム体の孔は、一個に限らないのであって、複数個であってもよく、ゴム弾性筒体及び剛性部材を具備した組合せ体(ハードニング特性発生手段)を複数個の孔の夫々に設ける場合、各孔に設けたハードニング特性発生手段は、ゴム弾性筒体及び剛性部材等の形状、寸法、材質が相互に全て同じであってその特性が同一であっても、異なっていてもよく、全体として最適なハードニング特性が得られるようにするとよい。
本発明によれば、積層ゴム体のゴム弾性層のせん断応力や引張応力を使用するハードニング特性発生手段でなく、積層ゴム体の孔に配設した剛性部材によるゴム弾性筒体の圧縮を使用したハードニング特性付加手段であるため、大変形時に積層ゴム体の外周部分に過大な応力を生じさせない状態で、履歴性能としてのハードニング特性を得ることが可能となり、大変形時における積層ゴム体の外周部分の過大な応力による接着部損傷に起因する積層ゴム体の破断、更にはゴム弾性層の亀裂発生などによる破断を防止でき、安全性と再現性の高いハードニング特性発生手段による変位抑制手段を具備した積層ゴム支承を提供できる。
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1及び図2において、本例の積層ゴム支承1は、複数の剛性層2と複数のゴム弾性層3とを交互に積層してなると共に積層方向であるV方向に伸びた孔4を有した積層ゴム体5と、積層ゴム体5の孔4に配されたゴム弾性筒体6と、ゴム弾性筒体6の円筒状の内周面7に接触している円筒状の外周面8を有すると共に一端9がゴム弾性筒体6のV方向の一端部10側に他端11がゴム弾性筒体6のV方向の他端部12側に夫々位置してゴム弾性筒体6の内部13に配された剛性部材14と、積層ゴム体5のV方向の一方の端面15に一方の板面16で接触した取り付け板17と、積層ゴム体5のV方向の他方の端面18に一方の板面19で接触した取り付け板20と、取り付け板17の板面16と剛性部材14のV方向の一端9とに接触してこれら取り付け板17の板面16と剛性部材14の一端9との間に配された円板状の弾性体21と、取り付け板20の板面19と剛性部材14のV方向の他端11とに接触してこれら取り付け板20の板面19と剛性部材14の他端11との間に配された円板状の弾性体22とを具備している。
複数の剛性層2は、鉛直方向でもあるV方向の最外側に位置していると共に厚肉の鋼板等からなる一対の厚肉剛性層31及び32と、一対の厚肉剛性層31及び32間に配されていると共に厚肉剛性層31及び32よりも薄肉の鋼板等からなる複数の薄肉剛性層33とを具備している。
一対の厚肉剛性層31及び32間において複数の剛性層2と交互に配されていると共に天然ゴム系材料からなる複数のゴム弾性層3は、加硫接着により一対の厚肉剛性層31及び32並びに複数の薄肉剛性層33に固着されている。
円柱状の孔4は、円環状の複数の剛性層2と円環状のゴム弾性層3との内周面、即ち積層ゴム体5の内周面34で規定されていると共に一対の厚肉剛性層31及び32並びに複数の薄肉剛性層33を通って伸びており、孔4の一端は、取り付け板17の板面16により閉塞されており、孔4の他端は、取り付け板17の板面16に対面する取り付け板20の板面19により閉塞されている。孔4を規定する円環状のゴム弾性層3の内周面は、ゴム弾性層3とゴム弾性筒体6と加硫成形により一体的に形成される場合には仮想内周面となる。
積層ゴム体5は、剛性層2、ゴム弾性層3及び孔4に加えて、円環状の複数の剛性層2の外周面を覆うと共にゴム弾性層3の外周面に加硫成形により一体形成された円筒状の被覆部35を有している。
天然ゴム系材料からなっている円筒状のゴム弾性筒体6は、V方向のその一方の円環状の端面36で取り付け板17の板面16に接触していると共にV方向のその他方の環状の端面37で取り付け板20の板面19に接触している。ゴム弾性筒体6は、その円筒状の外周面38で、孔4を規定する積層ゴム体5の円筒状の内周面34に加硫接着されて積層ゴム体5に一体化されている。
ゴム弾性筒体6に囲繞されていると共に金属製の中実体からなる剛性部材14は、略半球面となっているその一端9が孔4の一端部を規定する厚肉剛性層31の内周面41で囲繞されるゴム弾性筒体6の一端部10側に位置しており、略半球面となっているその他端11が孔4の他端部を規定する厚肉剛性層32の内周面42で囲繞されるゴム弾性筒体6の他端部12側に位置している。
剛性部材14は、取り付け板17の板面16と取り付け板20の板面19との間の距離Dよりも短い長さL(図3参照)、より具体的には、取り付け板17の板面16と取り付け板20の板面19との間の距離Dから、支承するV方向の荷重を積層ゴム支承1に加えた時に積層ゴム支承1に生じると想定できるV方向の初期沈み込み量と支承するV方向の荷重を積層ゴム支承1に加えた後にゴム弾性層3のクリープに基づいて将来生じると想定できる積層ゴム支承1のV方向の経時後沈み込み量とを差し引いた値よりも短い長さLを有しており、これによりV方向の荷重を剛性部材14には作用させないようにしている。
鋼板等からなる取り付け板17は、その板面16で積層ゴム体5の端面15に接触すると共に積層ゴム体5の厚肉剛性層31にねじ部材45を介して固着されており、取り付け板17と同様に鋼板等からなる取り付け板20は、その板面19で積層ゴム体5の端面18に接触すると共に積層ゴム体5の厚肉剛性層32にねじ部材46を介して固着されている。
天然ゴム系材料からなっている弾性体21及び22の夫々は、その外周面47でゴム弾性筒体6の内周面7に接触していると共にゴム弾性筒体6に囲繞されて当該ゴム弾性筒体6の内部13に配されている。
以上の積層ゴム支承1は、取り付け板20がアンカーボルト51等を介して基礎52に、取り付け板17がボルト53等を介して建物54に固着されて建物54と基礎52との間に配され、建物54のV方向の荷重を支持すると共に図3に示すように地震による基礎52の水平方向、即ちH方向の振動を積層ゴム体5のH方向のせん断変形により建物54に伝達させないように用いられる。
積層ゴム支承1において、ゴム弾性筒体6の外周面38の直径をd1とし、剛性部材14の直径をd0とすると、H方向にせん断変形しない際のゴム弾性筒体6のH方向の肉厚Δ0は(d1−d0)/2となる一方、地震により積層ゴム体5がH方向にせん断変形されて図4に示すようにゴム弾性筒体6が同じくH方向にせん断変形されて剛性部材14がV方向に対して(90°−θ°)傾くと、ゴム弾性筒体6がH方向のせん断変形であるためにゴム弾性筒体6のH方向の径が元の直径d1を維持したものとなると共に剛性部材14がV方向の傾きのために剛性部材14のH方向の径dHが(d0/sinθ)となる結果、ゴム弾性筒体6のH方向の肉厚Δ1は〔d1−(d0/sinθ)〕/2となる。Δ1<Δ0であるから、積層ゴム体5がH方向にせん断変形されることによりゴム弾性筒体6の肉部は圧縮されることになって、ゴム弾性筒体6の肉部の圧縮が一定以上になると、ゴム弾性筒体6の肉部の圧縮硬化(ハードニング)により積層ゴム支承1のH方向のせん断変形が制限されることになる。
したがって、積層ゴム支承1は、図5の(a)に示す積層ゴム体5自体の水平ばね力特性61と図5の(b)に示すゴム弾性筒体6自体の圧縮硬化をもった水平ばね力特性62とを合わせた図5の(c)に示す水平ばね力特性63をもった変位H−水平力F特性を示すことになる。
以上の積層ゴム支承1によれば、地震等により積層ゴム体5がH方向に変形すると、積層ゴム体5の孔4のH方向の径d1がH方向に変形していない場合の径d1に実質的に維持されたままゴム弾性筒体6のH方向の変形に追従して剛性部材14が傾いて剛性部材14のH方向の径d0が径dHとなって増大する結果、積層ゴム体5の孔4に配されたゴム弾性筒体6のH方向の肉厚が(Δ0−Δ1)だけ圧縮されるために、積層ゴム体5の一定以上のH方向の変形でゴム弾性筒体に硬化現象(ハードニング現象)が生じ、而して、ゴム弾性筒体6及び剛性部材14の材質、径、長さ等を予め決定することにより、定量的な値としてハードニング特性を設計者が利用でき、ゴム弾性層3並びにゴム弾性層3と剛性層2との接着界面へ過大な応力負担をさせず、且つ当該応力集中による積層ゴム体5の破断、破壊を引き起こす虞がないハードニング特性を有するものとできる。
また積層ゴム支承1によれば、取り付け板17の板面16と剛性部材14の一端9との間に弾性体21を介在させていると共に取り付け板20の板面19と剛性部材14の他端11との間に弾性体22を介在させているために、斯かる弾性体21及び22の弾性変形により、積層ゴム体5の初期弾性量、将来のクリープ変形量及び水平変形時に生じるV方向の沈み込み量を吸収できるようになっている結果、剛性部材14に過大なV方向の荷重を負担させることをなくすことができ、加えて、剛性部材14の一端9及び他端11が略半球面となっているので、積層ゴム体5のH方向の変形に応じ剛性部材14が傾斜した際、ゴム弾性筒体6及び弾性体22に損傷を与えることがない。
ゴム弾性筒体6としては、その肉部が上述のように中実であってもよいが、図6から図8に示すように貫通孔及び/又はスリットからなるV方向に伸びた複数個の空所70をその肉部に設けてH方向の圧縮時の剛性を所望のハードニング特性に調整することができるようにした上で、耐久的をも向上するようにしてもよい。即ち、図6に示すゴム弾性筒体6は、V方向の両端面36及び37並びに内周面7で開口すると共にV方向に伸びた複数個の矩形のスリット71からなる空所70を有しており、図7に示すゴム弾性筒体6は、V方向の両端面36及び37で開口すると共にV方向に伸びた複数個の円柱状の貫通孔72からなる空所70を有しており、図8に示すゴム弾性筒体6は、V方向の両端面36及び37並びに内周面7で開口すると共にV方向に伸びた複数個の矩形のスリット73と、V方向の両端面36及び37で開口すると共にV方向に伸びた複数個の矩形の貫通孔74とからなる空所70を有しており、スリット71、貫通孔72、スリット73及び貫通孔74の夫々は、円周方向において等角度間隔で設けられており、スリット73及び貫通孔74の夫々は、円周方向において交互に配されている。
上記の例では、剛性部材14は金属製の中実体からなってH方向に不撓性であってV方向に非伸縮性であるが、剛性部材14としては、H方向、即ち径方向に関しては不撓性であるが、V方向、即ち長さ方向に関しては弾性的に伸縮自在であってよく、斯かる長さ方向に関して弾性的に伸縮自在な剛性部材14は、例えば、有底の中空体と、この中空体にV方向に移動自在にとなるように入れ子式に嵌装された中実体又は有底の他の中空体と、一端が中空体の底部に、他端が中実体の一端面又は他の中空体の底部に接触して中空体内に配されたコイルばねとから構成することができる。
積層ゴム支承1では、取り付け板17を積層ゴム体5の端面15にねじ部材45を介して固着し、取り付け板20を積層ゴム体5の端面18にねじ部材46を介して固着したが、これに代えて又はこれと共に、板面16で積層ゴム体5の端面15に接触する取り付け板17を、厚肉剛性層31及び取り付け板17の夫々に嵌め込まれたダウエルピン(図示せず)を介して積層ゴム体5の端面15に板面方向であるH方向に関して固着し、同じく板面19で積層ゴム体5のV方向の端面18に接触する取り付け板20を、厚肉剛性層32及び取り付け板20に嵌め込まれた他のダウエルピン(図示せず)を介して積層ゴム体5の端面18に板面方向であるH方向に関して固着してもよい。
斯かるダウエルピンを介して取り付け板17及び20を積層ゴム体5の端面15及び18にH方向に関して固着しても、積層ゴム支承1では、ゴム弾性筒体6のハードニング現象により積層ゴム体5のH方向の一定以上のせん断変形を阻止できる結果、ダウエルピンによる取り付け板17及び20の積層ゴム体5へのH方向に関する固着が解除されて積層ゴム体5が転倒するような事態を避けることができる。
図9及び図10に示す積層ゴム体5、ゴム弾性筒体6、剛性部材14並びに弾性体21及び22を具備した積層ゴム支承1を準備した。斯かる積層ゴム支承1において、平面正方形状の剛性層2及びゴム弾性層3の夫々の一辺aは100mm、剛性層2の厚肉剛性層31及び32のぞれぞれの厚みは18.5mm、五層の薄肉剛性層33の夫々の厚みは2.5mm、六層のゴム弾性層3の夫々の厚みは2.3mm、積層ゴム体5の高さ(距離Dに相当)は(18.5mm×2+2.5mm×5+2.3mm×6)=63.3mm、積層ゴム体5の孔4の径d1は30mm、剛性部材14の直径d0は24mmであってその長さLは53.3mm、H方向にせん断変形されない際のゴム弾性筒体6のH方向の肉厚Δ1は3mm、弾性体21及び22の夫々の厚みは5mmであった。ゴム弾性筒体6、剛性部材14、弾性体21及び22からなるハードニング手段を用いない積層ゴム体5のみと、斯かるハードニング手段を用いた積層ゴム体5とについて最大水平せん断変位(H方向の最大せん断変位)が±100%(±13.8mm)と±175%(±24.2mm)となる水平振動(H方向の等速振動)を積層ゴム体5に付加してその振動変位−応力試験を行ったところ図11及び図12の結果が得られた。最大水平せん断変位が±100%の場合の変位−応力試験を示す図11において、曲線81は、ハードニング手段を用いない積層ゴム体5のみの変位−応力特性であり、曲線82は、ハードニング手段を用いた積層ゴム体5の変位−応力特性であり、最大水平せん断変位が±175%の場合の振動変位−応力試験を示す図12において、曲線83は、ハードニング手段を用いない積層ゴム体5のみの変位−応力特性であり、曲線84は、ハードニング手段を用いた積層ゴム体5の変位−応力特性である。なお、本例のハードニング手段を用いた積層ゴム体5では、剛性部材14のために±175%の最大水平せん断変位を得ることができなかったことを曲線84から確認することができる。
図11及び図12に示す結果からも明らかであるように、積層ゴム支承1では、ハードニング手段により積層ゴム体5の水平せん断変形を制限できて積層ゴム体の破断、破壊を引き起こす虞を低減できる。
本発明の実施の形態の好ましい例の断面説明図である。 図1に示す例のII−II線矢視面断面説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 ゴム弾性筒体の他の例の斜視図である。 ゴム弾性筒体の更に他の例の斜視図である。 ゴム弾性筒体の更に他の例の斜視図である。 本発明の実施例の平面説明図である。 図9に示す実施例の断面説明図である。 図9に示す実施例の試験結果の変位−応力特性曲線図である。 図9に示す実施例の試験結果の変位−応力特性曲線図である。
符号の説明
1 積層ゴム支承
2 剛性層
3 ゴム弾性層
4 孔
5 積層ゴム体
6 ゴム弾性筒体
7 内周面
8 外周面
9 一端
10 一端部
11 他端
12 他端部
13 内部
14 剛性部材

Claims (14)

  1. 複数の剛性層とゴム弾性層とを交互に積層してなると共に積層方向に伸びた孔を有した積層ゴム体と、この積層ゴム体の孔に配されたゴム弾性筒体と、このゴム弾性筒体の円筒状の内周面に接触している円筒状の外周面を有すると共に一端がゴム弾性筒体の積層方向の一端部側に他端がゴム弾性筒体の積層方向の他端部側に夫々位置してゴム弾性筒体に囲繞された剛性部材とを具備している積層ゴム支承。
  2. 複数の剛性層は、積層方向の最外側に位置した一対の厚肉剛性層と、この一対の厚肉剛性層間に配された薄肉剛性層とを具備しており、孔は、一対の厚肉剛性層及び薄肉剛性層を通って伸びており、剛性部材の一端は、孔の積層方向の一端部を規定する一方の厚肉剛性層の内周面で囲繞されるゴム弾性筒体の積層方向の一端部側に位置しており、剛性部材の他端は、孔の積層方向の他端部を規定する他方の厚肉剛性層の内周面で囲繞されるゴム弾性筒体の積層方向の他端部側に位置している請求項1に記載の積層ゴム支承。
  3. 積層ゴム体の積層方向の一方の端面に一方の板面で接触した一方の取り付け板と、積層ゴム体の積層方向の他方の端面に一方の板面で接触した他方の取り付け板とを更に具備しており、孔の積層方向の一端は、一方の取り付け板の一方の板面により閉塞されており、孔の積層方向の他端は、一方の取り付け板の一方の板面に対面する他方の取り付け板の一方の板面により閉塞されている請求項1又は2に記載の積層ゴム支承。
  4. ゴム弾性筒体の積層方向の一方の端面は、一方の取り付け板の一方の板面に接触しており、ゴム弾性筒体の積層方向の他方の端面は、他方の取り付け板の一方の板面に接触している請求項3に記載の積層ゴム支承。
  5. 一方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体にねじ部材を介して固着されており、他方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体に他のねじ部材を介して固着されている請求項3又は4に記載の積層ゴム支承。
  6. 一方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体にダウエルピンを介してその板面方向に関して固着されており、他方の取り付け板は、その一方の板面で積層ゴム体に他のダウエルピンを介してその板面方向に関して固着されている請求項3から5のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
  7. 剛性部材は、一方の取り付け板の一方の板面と他方の取り付け板の一方の板面との間の距離よりも短い長さを有している請求項3から6のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
  8. 剛性部材は、一方の取り付け板の一方の板面と他方の取り付け板の一方の板面との間の距離から、支承する荷重を積層ゴム支承に加えた時に積層ゴム支承に生じると想定できる初期沈み込み量と支承する荷重を積層ゴム支承に加えた後にゴム弾性層のクリープに基づいて将来生じると想定できる積層ゴム支承の経時後沈み込み量とを差し引いた値よりも短い長さを有している請求項3から7のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
  9. 一方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の一端とに接触してこれら一方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の一端との間に配された一方の弾性体と、他方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の他端とに接触してこれら他方の取り付け板の一方の板面と剛性部材の積層方向の他端との間に配された他方の弾性体とを更に具備している請求項3から8のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
  10. 各弾性体は、その外周面でゴム弾性筒体の内周面に接触して当該ゴム弾性筒体に囲繞されている請求項9に記載の積層ゴム支承。
  11. 剛性部材の積層方向の一端及び他端は、R面取り面若しくはC面取り面又は略半球面、略半楕円球面若しくは略半放物面となっている請求項1から10のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
  12. 剛性部材は、中実体又は中空体からなる請求項1から11のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
  13. 剛性部材は、積層方向に関して弾性的に伸縮自在になっている請求項1から12のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
  14. ゴム弾性筒体は、積層方向に伸びた複数個の空所を有しており、この複数個の空所は、ゴム弾性筒体の円筒状の内周面とゴム弾性筒体の積層方向の両端面とで開口するスリット並びにゴム弾性筒体の積層方向の両端面で開口する貫通孔のうちの少なくとも一方を含んでいる請求項1から13のいずれか一項に記載の積層ゴム支承。
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