JPH09105440A - 免震装置 - Google Patents

免震装置

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JPH09105440A
JPH09105440A JP8216604A JP21660496A JPH09105440A JP H09105440 A JPH09105440 A JP H09105440A JP 8216604 A JP8216604 A JP 8216604A JP 21660496 A JP21660496 A JP 21660496A JP H09105440 A JPH09105440 A JP H09105440A
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司 岸園
Ikuo Shimoda
郁夫 下田
Henrii Robinson Uiriamu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定な免震特性を得ることができ、加えて弾
性体の弾性材料層及び柱状鉛の疲労、損壊を回避するこ
とができ、耐久性及び免震効果並びに製造性に特に優れ
た免震装置を提供する。 【解決手段】 弾性材料層及び剛性材料層が交互に積層
されてなる弾性体3と、弾性体3の内周面9で規定され
る中空部12に配された柱状鉛4とを具備した免震装置
5であって、中空部12に配された柱状鉛4の体積Vp
と、柱状鉛4が未挿入であって、弾性体3に荷重が加え
られた状態での中空部12の容積Veとの比Vp/Ve
が1.02〜1.12である免震装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの構造物間に
配されて両構造物間の相対的な水平振動のエネルギを吸
収し、構造物への振動加速度を低減するための装置、特
に地震エネルギを減衰して地震入力加速度を低減し、建
築物、橋梁等の構造物の損壊を防止する免震装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】振動エネルギ吸収体と
しては、例えば、特公昭61−17984号公報に記載
のものが知られており、この振動エネルギ吸収体は、二
つの構造物間に固定されていて剪断力を加えることによ
って塑性変形する鉛部材を有している。このような振動
エネルギ吸収体の鉛部材は、疲労等を生じることなしに
その塑性変形において振動エネルギを好ましく吸収する
が、変形後も、通常のばねと異なり吸収したエネルギを
構造物に戻さず、その変形した状態を維持し、構造物の
元の位置への復帰を行わせ難いものである。
【0003】弾性材料層を構成するゴム等からなる弾性
板と剛性材料層を構成する金属板とを交互に積層し、こ
れらを互いに加硫接着等して相互に固着してなる免震装
置としての弾性体は、地震入力加速度を低減し、構造物
を地震の破壊力から一応保護するが、振動エネルギ吸収
能力が低く、これを単独で免震装置として用いた場合に
は、上記の鉛部材と比較して、地震動を受けた構造物の
地震後の振動が鎮るまでに長時間を要する等の地震工学
及び振動工学の観点から実用上種々の問題がある。
【0004】そこで、鉛部材の塑性変形における振動エ
ネルギ吸収能と、弾性体の地震入力加速度の低減能及び
復元能とを合せ持つべく、弾性体と、この弾性体を貫通
して配された柱状鉛とを具備した免震装置も前記公報に
提案されている。
【0005】図1及び図2に示す免震装置5は、弾性材
料層を構成するゴム等からなる弾性板1と剛性材料層を
構成する環状の剛性板2とを交互に積層して相互に固定
してなる環状の弾性体3と、弾性体3の円筒状の内周面
9で規定される中空部12に配された円柱状鉛4と、円
柱状鉛4の下面及び上面にそれぞれ当接して弾性体3の
下面及び上面のそれぞれにボルト等により取り付けられ
たフランジプレート18及び19とを具備し、例えば、
フランジプレート18側が基礎等の一方の構造物に固定
されて、フランジプレート19側に建築物等の他方の構
造物が載置されて、フランジプレート19を介して建築
物等から鉛直荷重Xを受けるように、用いられる。
【0006】このような免震装置5において、中空部1
2に配された円柱状鉛4が弾性体3に隙間なく拘束され
ていないと、地震による横方向力(水平方向力)Fが生
じた場合、弾性体3の内周面9と、これに接する円柱状
鉛4の円筒状の外周面との間に隙間が生じて、図3に示
す横方向力(水平方向力)Fと横変位(水平方向変位)
δとの関係において、履歴曲線21で示すような弾性体
3による効果が主となり、円柱状鉛4による効果をほと
んど得ることができず、所望の免震効果を得ることが困
難となる。一方、弾性体3により必要以上に円柱状鉛4
を拘束すると、地震による横方向力Fでの円柱状鉛4の
塑性変形において、弾性体3の弾性材料層が過度に圧縮
され、これによっても弾性体3の弾性材料層の早期の劣
化を招来し、耐久性に問題が生じる。また、円柱状鉛4
を形成するために、弾性体3の中空部12に圧入する鉛
の量には限度があり、一定量以上の鉛を弾性体3の中空
部12に圧入することは困難であり、無理にこれを行う
と弾性体3自体が損壊してしまう虞がある。
【0007】そして、図1及び図2に示す免震装置5で
は、数度の地震により繰り返して横方向変位が生じる
と、円柱状鉛4の上下面の周縁部が丸み付けされて、当
該周縁部と弾性体3との間に環状間隙が生じる虞もあ
る。
【0008】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、弾性体の中空部に配された柱状鉛を所定に隙
間なしに拘束し得る結果、安定な免震特性を得ることが
でき、加えて弾性体の弾性材料層及び柱状鉛の疲労、損
壊を回避することができ、耐久性及び免震効果並びに製
造性に特に優れた免震装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、柱状鉛と、弾性材料層及び剛性材料層が交互に積層
されてなる弾性体と、少なくともこの弾性体の内周面で
規定されており、柱状鉛が密に配された中空部とを具備
した免震装置であって、中空部に配された柱状鉛の体積
Vpと、柱状鉛が未挿入であって、弾性体に荷重が加え
られた状態での中空部の容積Veとの比Vp/Veが
1.02〜1.12である免震装置によって達成され
る。
【0010】本発明は、中空部に配された柱状鉛の体積
Vpと、弾性体の内周面で規定される中空部の容積、具
体的には、柱状鉛を配する前、換言すれば柱状鉛を形成
するための鉛を圧入する前であって、弾性体に荷重を加
えた状態での中空部(以下、縮小中空部という)の容積
Veとが一定の関係にある免震装置では、耐久性及び免
震効果並びに製造性に特に優れているという知見に基づ
いてなされたものである。
【0011】すなわち本発明の免震装置では、中空部に
配された柱状鉛の体積Vpと、縮小中空部の容積Veと
の比Vp/Veが1.02〜1.12である。縮小中空
部の容積Veは、弾性体に加えられる鉛直方向荷重、換
言すれば免震装置が支持する構造物の重量によって増減
し、また縮小中空部の容積Veに対して1.00倍を越
える体積の柱状鉛が配された状態における中空部の容積
とも異なる。縮小中空部の容積Veに対して1.00倍
を十分越える体積の柱状鉛を中空部に配してなる免震装
置では、図4に示す例のように、中空部12を規定する
弾性体3の内周面9は、円柱状鉛4が弾性体3の弾性材
料層を構成するゴム等からなる弾性板1に食い込んで、
当該弾性板1の位置では環状の凹面31になり、剛性材
料層を構成する環状の剛性板2の位置では環状の凸面3
2になる。
【0012】ところで円柱状鉛4を縮小中空部の容積の
1.00倍(比Vp/Ve=1.00)よりも少なく配
した場合には、弾性体3の内周面9と、内周面9に対面
してこれに接する円柱状鉛4の外周面との間に隙間が生
じ易くなり、したがって免震装置5の作動中に、すなわ
ち免震装置5に繰り返し横方向力Fが加わっている間
に、容易に弾性体3の内周面9と円柱状鉛4の外周面と
の間に隙間が生じ、履歴曲線21で示すような不安定な
免震特性を示すことになる。これは、円柱状鉛4が弾性
体3に少なくとも剪断方向において隙間なく拘束され
ず、剪断変形以外の変形を生じ、円柱状鉛4が設計剪断
降伏応力(通常、純度99.9%以上の純粋度の鉛の場
合には、設計値として85kg/cm2 )を現出しない
ことにもよる、と推測される。
【0013】一方、円柱状鉛4を縮小中空部の容積の
1.12倍(比Vp/Ve=1.12)よりも多く配し
た場合には、円柱状鉛4が大きく弾性板1に食い込ん
で、図4の符号41で示すように、弾性体3の内周面9
が過度に凹面になり、この部位の近傍での弾性板1と剛
性板2との間の剪断応力が大きくなり過ぎることとな
る。このように過度に応力が生じた状態であると、弾性
板1の劣化を早め、耐久性が劣ることになる。また、免
震装置5の製造において、中空部12に円柱状鉛4を形
成するために、鉛を縮小中空部の容積の1.12倍より
多く圧入することは、その圧入力を極めて大きくしなけ
ればならない上に、圧入により弾性体3を損壊してしま
う虞があり、困難であることも判った。
【0014】なお、以下の実施例からも明らかであるよ
うに、小さな振動入力では、高い剛性を示し、大きな振
動入力では、低い剛性を示す機能、いわゆるトリガ機能
が特に要求され、かつ大振幅の地震動に特に好ましく対
応し得るためには、比Vp/Veが1.02以上である
ことがよい。また、比Vp/Veが1.02〜1.07
の範囲内であると、製造性に極めて優れる。
【0015】本発明ではまた、剛性材料層は、弾性体に
おけるその各端面側にそれぞれ配された厚肉剛性板を具
備しており、柱状鉛の一端部は、一方の厚肉剛性板の内
周面によって規定された中空部の一端部に密に配されて
おり、柱状鉛の他端部は、他方の厚肉剛性板の内周面に
よって規定された中空部の他端部に密に配されている。
図2に示す免震装置5では、前述のとおり、数度の地震
が加わることにより、円柱状鉛4の上下面の周縁部と弾
性体3との間に環状の隙間が生じ、長期の使用によりこ
の環状隙間により免震特性が不安定となるが、本発明
は、上記のように、柱状鉛の両端部のそれぞれを、各厚
肉剛性板の内周面で規定される中空部の各端部に密に配
して、環状隙間の発生を防止し、免震特性の劣化を防止
しようとするものである。
【0016】本発明において、弾性材料層の素材として
は、天然ゴム、シリコンゴム、高減衰ゴム、ウレタンゴ
ム又はクロロプレンゴム等を挙げることができるが、好
ましくは天然ゴムである。弾性材料層の各層の厚みとし
ては、無負荷状態において1mm〜30mm程度のもの
が好ましいが、これに限定されない。また、剛性材料層
の素材としては、鋼板、炭素繊維、ガラス繊維若しくは
アラミド繊維等の繊維補強合成樹脂板又は繊維補強硬質
ゴム板等を挙げることができ、その厚みは、各厚肉剛性
板には10mm〜50mm程度、それ以外の各層には1
mm〜6mm程度のものが好ましいが、これに限定され
ず、更にその枚数においても特に限定されない。弾性体
及び柱状鉛は、円環状体及び円柱状体が好ましいが、他
の形状のもの、例えば楕円若しくは方形体及び楕円若し
くは方形体のものであってもよい。柱状鉛は、一つでも
よいが、これに代えて、一つの弾性体に複数の中空部を
形成し、この複数の中空部にそれぞれ柱状鉛を配して免
震装置を構成してもよい。なお、これら複数の中空部の
各柱状鉛を比Vp/Veに関して同一の上記条件下で配
する必要はなく、それぞれ異なる条件下で配してもよ
く、また、各柱状鉛が比Vp/Veに関して上記条件を
満足しているのが好ましいが、複数個の柱状鉛の内の一
部の柱状鉛を、比Vp/Veに関して上記条件を満足し
ないようにして配してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明及び本発明の実施の
形態を、好ましい実施例に基づいて更に説明する。
【0018】
【実施例】図5に示す本例の免震装置5は、環状の弾性
板1からなる弾性材料層並びに環状の薄肉剛性鋼板2及
び厚肉剛性鋼板15、16からなる剛性材料層とが交互
に積層されてなる環状の弾性体3と、少なくとも弾性体
3の内周面9で規定される中空部12に密に配された円
柱状鉛4と、鋼板15及び16にぞれぞれボルト17を
介して連結されたフランジプレート18及び19と、円
柱状鉛4の下面及び上面においてフランジプレート18
及び19と鋼板15及び16とを互いに剪断方向(F方
向)に固定する剪断キー20とを具備しており、円柱状
鉛4が密に配された中空部12は、内周面9に加えて、
下方の剪断キー20の上面21と上方の剪断キー20の
下面22とによって規定されている。免震装置5におい
て、鋼板15及び16は、弾性体3の上下端面側の弾性
材料層に埋め込まれて配されており、円柱状鉛4の下端
部23は、鋼板15の内周面によって規定される中空部
12の下端部に密に配されており、円柱状鉛4の上端部
24は、鋼板16の内周面によって規定される中空部1
2の上端部に密に配されている。本免震装置5は、フラ
ンジプレート18側が基礎10に、フランジプレート1
9側が構造物11にそれぞれ連結されて用いられる。本
例においては、弾性材料層を形成するために、厚さ5m
mの天然ゴム製の環状の弾性板1を25枚使用し、剛性
材料層を形成するために、厚さ2.3mmの環状の鋼板
2を22枚と、厚さ31mmの環状の鋼板15及び16
とを使用した。
【0019】本発明の免震装置5を製造する場合には、
まず、環状の弾性板1と鋼板2とを交互に積層して、そ
の下面及び上面に環状の鋼板15及び16を配置し、型
内における加圧下での加硫接着等によりこれらを相互に
固定してなる環状の弾性体3を準備し、その後、円柱状
鉛4を中空部12に形成すべく、弾性体3の中空部12
に鉛を圧入する。鉛の圧入は、円柱状鉛4が弾性体3に
より中空部12において隙間なしに拘束されるように、
鉛を中空部12に油圧ラム等により押し込んで行う。鉛
の圧入後、剪断キー20並びにフランジプレート18及
び19を取り付ける。なお、型内における加圧下での加
硫接着による弾性体3の形成において、鋼板2、15及
び16の外周面を覆って、円筒状被覆層25が形成され
るようにするとよい。本例の被覆層の厚みは、10mm
であった。また上記形成において、弾性板1の内周側の
一部が流動して、鋼板2、15及び16の内周面を覆っ
て、円筒状被覆層25と同様であるがそれよりも極めて
薄い円筒状被覆層が形成されてもよい。
【0020】図5に示すような無負荷状態における弾性
体3の高さが240mmの免震装置5であって、鋼板
2、15及び16の外径を500mm、内径を90mm
とした免震装置5に対して、鉛直荷重57tonf(面
圧30kgf/cm2 )〜342tonf(面圧180
kgf/cm2 )を加えて、水平方向の変位と水平方向
力との関係を実験により求めた。これを図6〜図9に示
す。図6〜図9において、(a)は、免震装置5の全弾
性板1自体の横変位(水平方向変位)が10%の場合、
(b)及び(c)は、同じく50%及び100%の場合
である。図6に示す鉛直荷重57tonf(面圧30k
gf/cm2 )を加えた場合における比Vp/Veは
1.03、図7に示す鉛直荷重114tonf(面圧6
0kgf/cm2 )を加えた場合における比Vp/Ve
は1.00、図8に示す鉛直荷重228tonf(面圧
120kgf/cm2 )を加えた場合における比Vp/
Veは1.02及び図9に示す鉛直荷重342tonf
(面圧180kgf/cm2 )を加えた場合における比
Vp/Veは1.11であった。
【0021】図6、図8及び図9から明らかであるよう
に、比Vp/Veが1.02以上では、トリガ機能が特
に要求され、大振幅の地震に対して好ましく対応し得る
ことが判る。また、図7から明らかであるように、比V
p/Veが1.00〜1.02未満の場合には、トリガ
機能を好ましく得ることができないといえる。なお、比
Vp/Veが1.07以下であれば、製造において中空
部12への鉛の圧入が容易であり、それほど困難を伴わ
ないことが判明した。また、比Vp/Veが1.12以
上になるように、中空部12へ鉛を圧入しようとした
が、弾性体3の損壊なしに、これを行うことは困難であ
ることが判明した。
【0022】なお、免震装置5では、鋼板15及び16
とフランジプレート18及び19とを別体で形成した
が、フランジプレート18及び19に、厚肉剛性板を一
体に形成して、免震装置を具体化してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弾性体の
中空部に配された柱状鉛を所望に拘束し得る結果、安定
な免震特性を得ることができ、しかも、トリガ機能を有
して、大振幅の地震動に好ましく対応し得、加えて弾性
体の弾性材料層及び柱状鉛の劣化を回避することがで
き、耐久性及び免震効果並びに製造性に特に優れた免震
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る免震装置の斜視図である。
【図2】図1に示す免震装置の断面図である。
【図3】免震装置の動作説明図である。
【図4】図1に示す免震装置の一部拡大断面図である。
【図5】本発明の好ましい一実施例の断面図である。
【図6】図5に示す実施例の効果を示す図である。
【図7】図5に示す実施例の効果を示す図である。
【図8】図5に示す実施例の効果を示す図である。
【図9】図5に示す実施例の効果を示す図である。
【符号の説明】 1 弾性板 2 剛性鋼板 3 弾性体 4 円柱状鉛 5 免震装置 12 中空部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状鉛と、弾性材料層及び剛性材料層が
    交互に積層されてなる弾性体と、少なくともこの弾性体
    の内周面で規定されており、柱状鉛が密に配された中空
    部とを具備した免震装置であって、中空部に配された柱
    状鉛の体積Vpと、柱状鉛が未挿入であって、弾性体に
    荷重が加えられた状態での中空部の容積Veとの比Vp
    /Veが1.02〜1.12である免震装置。
  2. 【請求項2】 比Vp/Veが1.02〜1.07であ
    る請求項1に記載の免震装置。
  3. 【請求項3】 中空部を規定する弾性体の内周面は、柱
    状鉛が弾性体の弾性材料層に食い込んで、当該弾性材料
    層の位置で凹面になっている請求項1又は2に記載の免
    震装置。
  4. 【請求項4】 中空部を規定する弾性体の内周面は、柱
    状鉛が弾性体の弾性材料層に食い込んで、剛性材料層の
    位置で凸面になっている請求項1から3に記載の免震装
    置。
  5. 【請求項5】 剛性材料層は、弾性体におけるその各端
    面側にそれぞれ配された厚肉剛性板を具備しており、柱
    状鉛の一端部は、一方の厚肉剛性板の内周面によって規
    定された中空部の一端部に密に配されており、柱状鉛の
    他端部は、他方の厚肉剛性板の内周面によって規定され
    た中空部の他端部に密に配されている請求項1から4に
    記載の免震装置。
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