JP2006225226A - 球状シリカ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】細孔直径1μm以上の大きな細孔を有し、比表面積が大きく、さらには、かさ比重の大きな球状シリカ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】細孔直径1〜50μmの細孔を有し、窒素吸脱着法による平均細孔直径が5〜100nmで、比表面積が400〜1300m/gであり、かつ、かさ比重が0.65〜1.5g/mlである平均粒子径5〜500μmの球状シリカ。コロイダルシリカ又はケイ酸アルカリを含む水性液体を有機液体中に分散させてW/O型エマルジョンを形成し、前記W/O型エマルジョン中の水性液体を凍結させた後、加温して水性液体を融解させながら又は融解させた直後に、固形化剤を添加して球状シリカを生成させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、細孔直径1μm以上の大きな細孔を有し、比表面積が大きく、さらには、かさ比重の大きな球状シリカ及びその製造方法に関する。
従来より、球状シリカを得る方法として種々の方法が検討されている。この代表的な方法として、例えば、シリカゾルをスプレドライヤで球状化して乾燥する方法(特許文献1)や、W/O型エマルジョンを作製し、該エマルジョン中のケイ酸アルカリ水溶液の液滴内にシリカ粒子を沈殿させることにより、球状シリカを得る方法(特許文献2)が挙げられる。しかし、いずれの方法においても、細孔直径1μm以上の大きな細孔を有し、比表面積が大きく、さらには、かさ比重の大きな球状シリカは得られていない。
特開昭61−171533号公報(特許請求の範囲) 特公昭57−55454号公報(特許請求の範囲)
本発明は、細孔直径1μm以上の大きな細孔を有し、比表面積が大きく、さらには、かさ比重の大きな球状シリカ及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、細孔直径1〜50μmの細孔を有し、窒素吸脱着法による平均細孔直径が5〜100nmで、比表面積が400〜1300m/gであり、かつ、かさ比重が0.65〜1.5g/mlである平均粒子径5〜500μmの球状シリカを提供する。
また、本発明は、コロイダルシリカ又はケイ酸アルカリを含む水性液体(以下、本水性液体という)を有機液体中に分散させてW/O型エマルジョンを形成する工程、前記W/O型エマルジョン中の本水性液体を凍結させる工程、前記W/O型エマルジョンを加温して前記凍結された水性液体を徐々に融解させながら又は融解させた直後に、前記水性液体の固形化剤を添加することにより、該水性液体から球状シリカを生成させる工程、を経る球状シリカの製造方法も提供する。
本発明により、細孔直径1μm以上の大きな細孔を有し、比表面積が大きく、さらには、かさ比重の大きな球状シリカを得ることができる。
本発明における球状シリカは、細孔径1〜50μmの細孔を有する。これにより、得られる球状シリカの比表面積を大きくできるので好ましい。なお、本願明細書では、細孔径1μm以上の細孔については、SEM観察により確認することができる。
本発明における球状シリカは、窒素吸脱着法による平均細孔直径が5〜100nmで、比表面積が400〜1300m/gであり、かつ、かさ比重が0.65〜1.5g/mlである。これにより、高い吸着能を有し、強度を高くできるので好ましい。平均細孔直径5nm未満であると、吸着された物質が脱離しにくくなるので好ましくなく、平均細孔直径100nm超であると、物質が吸着しにくくなるので好ましくない。また、比表面積が400m/g未満であると、平均細孔直径が大きくなり、物質が吸着しにくくなるので好ましくなく、比表面積1300m/g超であると、平均細孔直径が小さくなり、吸着された物質が脱離しにくくなるので好ましくない。また、かさ比重0.65g/ml未満であると、得られるシリカ粒子の強度が低下するおそれがあるので好ましくなく、かさ比重1.5g/ml超であると、多孔質のシリカが得られなくなるので好ましくない。本発明の球状シリカは、平均細孔直径10〜50nmであることが好ましく、比表面積600〜1000m/gであることが好ましく、かさ比重は0.7〜1.2g/mlであることが好ましい。なお、本発明において、平均細孔直径及び比表面積は、窒素吸脱着法により測定することが好ましく、また、かさ比重はJIS Z8807の規定に則り、測定する。
本発明における球状シリカは、平均粒子径5〜500μmである。平均粒子径5μm未満であると、細孔径1μm以上の孔径を有しにくくなるので好ましくなく、平均粒子径500μm超であると、粒子形状を維持できなくなるおそれがあるので好ましくない。平均粒子径50〜300μmであることが好ましい。
本発明の球状シリカを製造するには、本水性液体を有機液体中に分散させてW/O型エマルジョンを形成する工程を経る。本水性液体を使用することにより、W/O型エマルジョンを形成した後に、固形化して球状シリカを生成できるので好ましい。本水性液体は、なかでも、取り扱い安いことからケイ酸アルカリを含む水性液体であることが特に好ましい。なお、ケイ酸アルカリにおいて、アルカリ金属としてはリチウム、ナトリウム、カリウムが挙げられ、なかでも入手の容易さや、安価であることからナトリウムが特に好ましい。ケイ酸アルカリとしては、SiO/MOのモル比(Mは、Na、K、Li)が2〜3.8であることが好ましく、モル比2〜3.5であることが特に好ましい。また、本水性液体としては、固形分濃度5〜45質量%であることが好ましく、固形分濃度15〜40質量%であることが特に好ましく、固形分濃度20〜35質量%であることが最も好ましい。
有機液体としては、炭素数9〜12の飽和炭化水素が好ましく、例えば、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカンが挙げられる。これら有機液体は、その化学的安定性が良好であることが好ましく、直鎖状炭化水素であってもよいし、側鎖を有する炭化水素であってもよい。また、これら有機液体は、操作性、火気への安全性、固形化した粒子と有機液体との分離性、球状シリカの形状特性、水への有機液体の溶解性などを総合的に考慮して選定されることが好ましい。
有機液体の引火点としては、20〜80℃のものが好ましい。引火点が20℃未満であると、引火点が低すぎるため、防火上、作業環境上の点から問題となり好ましくなく、引火点80℃超であると、得られる球状シリカへの炭化水素の付着が生じるおそれがあるため好ましくない。
また、有機液体は気圧0.1MPaの状態で沸点200℃以下であることが好ましい。これにより、固形化した後の球状シリカと有機液体とを固液分離する際、分離後の球状シリカに付着又は吸着している有機液体は、乾燥操作等により気化、分離することができるので好ましい。有機液体は気圧0.1MPaの状態で沸点180℃以下であることが特に好ましい。有機液体はノナン又はデカンが特に好ましい。
本発明では、W/O型エマルジョンを形成する際、有機液体又は本水性液体に界面活性剤を添加することが好ましい。界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤又はカチオン系界面活性剤も使用可能であるが、親水性、親油性の調整が容易である点でノニオン系界面活性剤が特に好ましい。ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等が挙げられる。
界面活性剤は、界面活性剤の種類、界面活性剤の親水性又は疎水性の程度を示す指標であるHLB(Hydrophile−lipophile balance)、目的とする球状シリカの粒径等の条件により異なるが、有機液体に対して500〜20000ppm含有させることが好ましい。含有量が500ppm未満であると、乳化される水性液体の液滴が大きくなり、エマルジョンが不安定になるおそれがあるので好ましくなく、含有量が20000ppm超であると、得られる球状シリカに付着する界面活性剤の量が多くなるおそれがあるので好ましくない。界面活性剤の含有量は1000〜10000ppmであることが特に好ましい。
本発明では、W/O型エマルジョンを形成する方法としては、従来より公知の方法を使用することができ、例えば、各種ミキサ、ホモジナイザ、ミル等を使用する方法や、微小孔を有する隔壁を使用する方法等が挙げられる。なかでも、狭い粒径分布を有する球状シリカを得ることができることから、微小孔を有する隔壁を使用する方法が特に好ましい。このW/O型エマルジョンを形成する方法により、平均粒子径6〜800μmのエマルジョン粒子が得られ、これにより、平均粒子径5〜500μmの球状シリカが得られるので好ましい。エマルジョン粒子が平均粒子径6μm未満であると、得られる球状シリカの平均粒子径が5μm未満となるので好ましくなく、エマルジョン粒子が平均粒子径800μm超であると、得られる球状シリカが平均粒子径500μm超となるので好ましくない。本願明細書では、エマルジョン粒子の平均粒子径は光学顕微鏡を使用して観測する方法が好ましく、球状シリカの平均粒子径はレーザ散乱法で測定する方法が好ましい。なお、本願明細書において、球状シリカの粒子の平均粒子径は体積基準のものである。
次に、本発明では、前記W/O型エマルジョン中の本水性液体を凍結させる工程を経る。これにより、有機液体中の本水性液体は球状を保持したまま固化する。この状態では、エマルジョン中の本水性液体は、シリカが濃縮されたマトリックス中に氷の結晶が存在していると考えられ、これにより、細孔径1〜50μmの大きな細孔が形成できるので好ましい。本水性液体を凍結させるには、操作上の観点から使用する有機液体の融点以上であることが好ましく、W/O型エマルジョンを−80〜0℃で冷却することが好ましい。冷却する速度は、10℃/分以下であることが好ましい。これにより、エマルジョン粒子の球状を保ちながら凍結させることができるので好ましい。冷却するに際して、エマルジョン粒子が破壊されない程度であれば、撹拌を行ってもよい。
その後、W/O型エマルジョンを加温して凍結された本水性液体を徐々に融解させながら又は融解させた直後に、水性液体の固形化剤を添加することにより、本水性液体から球状シリカを生成させる工程を経る。なお、本願明細書において、融解させた直後とは、本水性液体が融解されても、なお、凍結時の構造を保っている状態をいう。これにより、エマルジョン中において、凍結した本水性液体の液滴は球状を維持したまま、徐々にゲル化され、凍結した水分の部分のみが空洞となり、平均細孔直径1〜50μmの大きな細孔を有するシリカヒドロゲルが得られるので好ましい。また、得られた球状シリカヒドロゲルはエマルジョン中で沈殿するため回収できるので好ましい。固形化剤としては、塩酸、炭酸、硫酸、硝酸等の無機酸及びこれらのアンモニウム塩、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、オレイン酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸及びこれらのアンモニウム塩が使用できる。本水性液体がコロイダルシリカを含む水性液体である場合は、この他に、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム等の無機塩を使用することができる。なかでも、固形化剤としては、操作が簡便であることから、炭酸が最も好ましい。炭酸は、100%濃度の純炭酸ガスをそのまま使用してもよいし、空気や不活性ガスで希釈した炭酸ガスを使用してもよい。固形化剤の使用する量は、ケイ酸アルカリを含む水性液体の場合は、本水性液体中のアルカリ1molに対して0.8〜100規定の量が好ましく、コロイダルシリカを含む水性液体の場合は、固形分質量に対して0.01〜5倍の質量の量が好ましい。また、固形化に要する時間は、4〜30分が好ましく、温度5〜30℃が好ましい。
ケイ酸アルカリを含む水性液体の場合は、W/O型エマルジョンを酸等の固形化剤でゲル化することにより、ケイ酸アルカリを含む水性液体の液滴は、球状を保持したままゲル化され、球状のシリカヒドロゲルが得られるので好ましい。ゲル化終了後は、反応系を静置して、有機液体の相とシリカヒドロゲルを含む水相に2相分離させてシリカヒドロゲルを分離することが好ましい。有機液体として、例えば、飽和炭化水素を使用した場合は、上層に有機液体の相が、下層にシリカヒドロゲルを含む水相が分離するので、両者を公知の手段により分離することが好ましい。シリカヒドロゲルを含む水相は有機液体から分離して水スラリとして得ることができる。この得られた水スラリに、硫酸等の酸を添加して、pH1〜5に調整して、水スラリ中のシリカヒドロゲルのゲル化を完結させ、60〜150℃、好ましくは80〜120℃で水蒸気蒸留して水スラリ中に残留しているわずかの飽和炭化水素を除去した後、さらに、水スラリをpH7〜9程度に調整して加温することによりシリカヒドロゲルの熟成を行うことができるので好ましい。この熟成により得られたシリカヒドロゲルに微細な細孔が形成できるので好ましい。この後、水スラリをろ過することにより球状のシリカヒドロゲルを得ることができる。
なお、球状シリカゲルが得られた場合、アルカリ金属塩(例えば、ケイ酸ナトリウムを使用して、固形化剤が炭酸であれば炭酸ナトリウムが発生する)を副生するので、この塩が球状シリカゲル中に残留することを防止するため、得られたシリカヒドロゲルは十分水洗することが好ましい。水洗されたシリカヒドロゲルは、再度、水を添加してスラリとして、ろ過、水洗を繰り返すことが特に好ましい。水洗については、水に代えてメタノール、エタノール等の水溶性アルコールを使用してもよい。なお、水洗の際、適宜、必要に応じて水スラリをpH1〜5程度に調整して再度熟成する操作を行ってもよい。得られた球状のシリカヒドロゲルを10〜150℃で、1〜30時間乾燥することにより、多孔質の球状シリカゲルが得られるので好ましい。
さらに、得られたシリカゲルは、400〜1200℃、好ましくは700〜1100℃で焼成を行ってもよい。これにより、ゲルの結合力を上げることができ、より強固な球状シリカゲルを得ることができるので好ましい。
また、得られたシリカゲルを焼成する際に、適宜必要に応じて、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属又は、これらの塩を溶解、分散させた溶液を、浸漬又はスプレによりシリカゲルに添加してもよい。これにより、得られる球状シリカゲルを無孔質化させたり、膨張係数等の物性を調整することができるので好ましい。
本発明では、本水性液体を有機液体中に分散させてW/O型エマルジョンを形成する工程が、流路中を流速0.001〜2m/sで、かつ、層流状態で流れる有機液体中に、微小孔を有する隔壁を通して本水性液体を押し出してW/O型エマルジョンを形成する方法で行うことが好ましい。この方法により、微小孔より圧入された本水性液体は、界面張力に起因して、微小孔の出口において、その孔径よりも大きく成長することができ、その後、本水性液体は、有機液体の流れにより切り離され、有機液体中でエマルジョン粒子となるため、常に粒径が均一なエマルジョン粒子が得られるので好ましい。
有機液体の流速は0.001〜2m/sであることが好ましい。これにより、流路中を流れる有機液体のレイノルズ数は2100以下とすることができ、有機液体の流れは層流状態となり、有機液体の流れが安定し、微小孔を通して供給される本水性液体が、常に一定の粒子径を有するエマルジョン粒子となるため、粒子径が均一な球状シリカが得られるので好ましい。レイノルズ数が2100超であると、有機液体の流れが乱流となるために、従来と同様に本水性液体の粒子径が不揃いなエマルジョン粒子となり、その結果、球状シリカの粒子径も不揃いになるので好ましくない。有機液体のレイノルズ数は500以下であることが好ましい。有機液体の流速は0.01〜1m/sであることが特に好ましい。なお、本発明において、有機液体の流路の形状については、特に限定されない。例えば、流路の断面が円形である場合のレイノルズ数は式1で計算され、流路の内径Dは流路の断面における最小径を使用する。ここで、Dは流路の内径(m)、uは平均流速(m/s)、ρは流体密度(kg/m)で、μは流体粘度(Pa・s)である。
レイノルズ数(−)=D・u・ρ/μ・・・式1。
また、流路の断面が、三角や長方形等で、円形でない場合のレイノルズ数は式2で計算される。ここで、rは流路動水半径(m)=流路の断面積(m)/流路断面の流体に接する周長(m)であり、u、ρ、μは式1と同様である。
レイノルズ数(−)=4×r・u・ρ/μ・・・式2。
以下、本発明の実施の形態について図面を使用して説明する。図中、1、2はアクリル樹脂製板で、3はステンレス鋼板、4はステンレス鋼板よりなる隔壁、5〜7はフッ素樹脂製板部品である。図1において、本水性液体はノズル7から導入され、微小孔8を通して、ノズル5から導入されてノズル6から排出されるように層流状態で流れる有機液体中に圧入される。なお、微小孔8より圧入される本水性液体は、界面張力に起因して、微小孔8の出口においてその孔径よりも大きく成長する。その後、本水性液体は、有機液体の流れにより切り離され、有機液体中でW/O型エマルジョン粒子となる。
本発明において、隔壁を構成する材料としては、本水性液体及び有機液体に対する耐性を有するものを使用することが好ましく、金属又は樹脂からなるものが好ましい。隔壁の材料が金属である場合は、本水性液体及び有機液体に対する耐性や加工性、耐磨耗性及び耐撓み性等の機械的強度に優れることから好ましく、具体的には、ニッケル、ニッケル合金、ステンレス鋼等の金属であることが好ましい。なかでも、比較的安価で入手しやすく、優れた耐性や加工性を有する点からステンレス鋼であることが特に好ましい。また、隔壁の材料が樹脂である場合は、加工性、寸法安定性に優れることから好ましく、具体的には、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリアミドイミド、芳香族ポリエステル及びフッ素樹脂からなる群より選ばれるいずれかであることが好ましい。
また、隔壁が金属よりなる場合については、適宜、必要に応じて、撥水処理を施すことが好ましい。これにより、本水性液体が液滴として切り離されやすくなるため安定した粒度分布のエマルジョン粒子を作成することができるので好ましい。撥水処理する方法としては、具体的には疎水性樹脂又はシランカップリング剤を溶剤に溶解した撥水処理剤を使用して表面をコーティングすることが好ましい。疎水性樹脂としてはポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂やフッ素樹脂が好ましい。コーティング方法としては、任意の方法により行うことができるが、薄く均一にコーティングできることからディップコート法によることが特に好ましい。また、撥水処理した際の膜厚は0.001〜5μmであることが好ましい。膜厚が0.001μm未満であると、撥水処理された膜の耐久性や機械的強度が不足するため剥がれやすくなるおそれがあるので好ましくなく、膜厚が5μm超であると、撥水処理の際に隔壁4の微小孔が閉塞されるおそれがあるので好ましくない。
隔壁の厚さは10〜500μmであることが好ましい。隔壁が厚さ10μm未満であると、強度が弱いために折れ曲がったり、シートの平坦性が損なわれることにより、隔壁表面近傍での有機液体の流れの均一性が損なわれ、均一なエマルジョン粒子を形成できなくなるおそれがあるため好ましくない。また、隔壁が厚さ500μm超であると、加工しずらくなるため時間がかかる他、コストが上がったり、加工精度の悪化につながるおそれがあるため好ましくない。隔壁は厚さ30〜200μmであることが特に好ましい。
隔壁に微小孔を形成する方法としては、従来より公知の方法により行うことができ、レーザ加工、エッチング加工、エレクトロフォーミング加工、プレス加工等の方法が適用できるが、加工精度が優れている点からエキシマレーザやUV−YAGレーザ等によるレーザ加工法が特に好ましい。
隔壁の微小孔は、断面の形状が円形のものが好ましいが、円形以外の形状のものでも構わない。内側に凸でない、長方形、楕円及び三角形からなる群より選ばれるいずれかの形状であると、加工が比較的容易であり、また、粒子径の均一な球状シリカを安定して製造できることから好ましい。ただし、いずれの形状の孔においても有機液体の流路幅より小さい径の孔であることが必要である。
ここで、微小孔の断面が円形状以外の形状である場合、孔の出口で液滴となった時点で液滴は曲率分布をもち、比較的早期に自発的に切り離されて有機液体中でエマルジョン粒子になるものと推定される。そのため、円形状の孔を使用した場合と比べ、比較的エマルジョン粒子径が小さいものが得られやすい傾向がある。また、微小孔の断面が円形状以外の形状である場合は、断面の形状に内接する円の直径に対して、断面形状に外接する円の直径の比が20以下であることが好ましい。直径の比が20超であると、有機液体中でエマルジョン粒子径が生成する際、長径方向に液滴が分割されるおそれがあり、エマルジョン粒子が不均一になるおそれがあるので好ましくない。直径の比は10以下であることが特に好ましい。また、断面形状に内接する円の直径が1μm以上で、かつ、断面形状に外接する円の直径が80μm以下であることが最も好ましい。
また、微小孔の断面の動水半径rの4倍値は10〜2000μmであることが好ましく、20〜1000μmであることが特に好ましい。微小孔の断面の動水半径rの4倍値が10μm未満であると、無機化合物を含む水性液体の供給量が小さくなり、生産性の点で好ましくなく、動水半径rの4倍値が2000μm超であると、目的とする粒子径を逸脱するエマルジョン粒子が生成しやすくなるので好ましくない。ここで、微小孔の断面の動水半径rは式2と同様に、断面の動水半径r(m)=微小孔の断面積(m)/微小孔断面の流体に接する周長(m)で表される。したがって、微小孔の断面が円形の形状の場合、動水半径r=円の内径D/4となるから、動水半径rの4倍値は円の内径Dに相当する。
本発明において、本水性液体を供給する微小孔8は、生産性の観点から、複数個設けることが好ましい。微小孔は、単位面積0.01mあたり、100個以上が好ましく、1000個以上であることが特に好ましい。
また、その際の微小孔8の配列については特に限定されるものではないが、生産性及び加工性の観点から、隔壁4の幅方向(有機液体流路の幅方向)及び長さ方向(有機液体流路の流れ方向)のそれぞれに一定のピッチで複数個の微小孔を設置した並列配列や、並列配列した微小孔のうち、幅方向に隣接する2つの微小孔と、長さ方向に隣接する2つの微小孔とを選び、これらの孔の中心を結んで形成される長方形の対角線の中心にもう1個の微小孔を設置した千鳥配列であることが好ましい。なかでも、千鳥配列にすると、微小孔を密に配列でき、開孔率を高くできるため、生産性向上の観点から特に好ましい。
また、隔壁4の開孔率は1〜35%であることが好ましい。開孔率1%未満であると、得られる球状シリカの生産性が低くなり、コスト的に高くなるので好ましくない。また、開孔率35%超であると、各微小孔から本水性液体を圧入して形成された本水性液体の液滴が合一し、その結果、得られるエマルジョン粒子の粒子径が不均一になるおそれがあるため好ましくない。開孔率は2〜25%であることが特に好ましい。
なお、一定面積の複数個の微小孔を一定の配列により設置する場合の開孔率は式3により算出する。このとき、Sは微小孔の断面積(m)であり、Pは幅方向のピッチ(m)であり、Pは長さ方向のピッチ(m)である。
開孔率(%)=100×S/(P×P)・・・式3。
また、式3において、円形の微小孔を並列配列で設置した場合の開孔率は、式4で算出できる。ここで、Dは微小孔径(m)であり、P、Pは式3と同様である。
開孔率(%)=78.5×D/(P×P)・・・式4。
また、式3において、円形の微小孔を千鳥配列で設置した場合、上記で定めた2本の対角線がなす角度が90゜の場合(角千鳥配列)の開孔率は式5で算出でき、また、60°の場合(60°千鳥配列)の開孔率は式6で算出できる。ここで、Dは式4と同様であり、Pはピッチ(m)である。なお、式6におけるPは幅方向、長さ方向のピッチのうち短い方(単位:m)を指す。
開孔率(%)=157×D/P・・・式5。
開孔率(%)=91×D/P・・・式6。
また、微小孔8は、微小孔の断面形状に外接する円の直径の1/2以上の間隔を設けて隔壁4上に設置することが好ましく、さらには、微小孔の断面形状に外接する円の直径以上の間隔を設けて設置することが特に好ましい。外接する円の直径の1/2より短い間隔で設置すると、生成されるエマルジョンの液滴が合一しやすくなり、その結果、エマルジョンの粒子径が不均一になるおそれがあるため好ましくない。
さらに、目標とする粒子径の球状シリカを効率的に得る観点から、本発明では、微小孔の断面の動水半径rの4倍値に対する球状シリカの平均粒子径の比を0.1〜5とすることが好ましい。動水半径rの4倍値に対する球状シリカの平均粒子径の比が0.1未満であると、得られる球状シリカの生産性が低下し、球状シリカの平均粒子径が目標値より大きくなるおそれがあるので好ましくなく、比が5超であると、得られる球状シリカの粒子径を制御しにくくなるおそれがあるので好ましくない。動水半径rの4倍値に対する球状シリカの平均粒子径の比は0.3〜3であることが特に好ましい。
なお、本発明の球状シリカの製造装置は、図1のように、隔壁4が水平面に対して平行になるように設置してもよい。しかし、有機液体の密度が本水性液体の密度より小さい場合には、有機液体の流路が水平面に対して30°以上の角度を有するように設置し、かつ、有機液体を下方から上方に流すと、粒子径が均一な球状シリカが得られやすくなり好ましい。隔壁4は水平面に対して垂直になるように設置することが特に好ましい。一方、有機液体の密度が本水性液体の密度より大きい場合には、逆に、有機液体を上方から下方に流せば、上記のような粒子径を均一化することができるので好ましい。
隔壁4が水平面に対して30°以上の角度を有するように設置した場合、高さ方向の所定水平面においては、本水性液体側及び有機液体側それぞれにおいて液深に起因する圧力が印加される。特定水平面において、本水性液体、有機液体の液深がほぼ同等と仮定すると、本水性液体と有機液体との密度差に起因し、(本水性液体密度−有機液体密度)×液深に相当する圧力が加わる。そのため、有機液体の密度が本水性液体の密度より小さい場合は有機液体を下方から上方へ、反対の場合は上方から下方へ流せば、有機液体の流路を水平面に対して平行に形成した場合と比較して、全流路における本水性液状体側と有機液体側の圧力差の変化を相対的に狭くできるので好ましい。これにより、隔壁4の上の各微小孔からの水性液体の供給量を安定化することができ、得られるエマルジョン粒子の粒径を均一化できる、したがって、得られる球状シリカの粒径を均一化することができるので好ましい。
また、生成するエマルジョン粒子の粒径は、上記で定めた微小孔の設置条件のみならず、本水性液体の流れ方向の流速に対する有機液体の流れ方向の流速の比によっても影響を受ける。ここで、図1において、本水性液体の流れ方向の流速は微小孔8部分で測定すればよい。この流速の比は1〜500であることが好ましい。流速の比が1未満であると、有機液体の流れにより液滴が切り離されにくくなり、エマルジョン粒子が不均一になるおそれがあるため好ましくなく、流速の比が500超であると、有機液体を過剰に消費するおそれがあるため経済的観点から好ましくない。流速の比は10〜300であることが特に好ましい。
[例1]
(1)(溶液の調整)
SiO/NaOモル比が3.09のケイ酸ナトリウム水溶液(固形分濃度28.88質量%、密度1320kg/m)を調整した。有機液体はイソノナン(C20、密度730kg/m)を使用し、あらかじめノニオン系界面活性剤としてソルビタンモノオレイン酸エステルを7000ppm溶解したものを調製した。
(2)(乳化装置作製)
乳化装置は図1の断面図を示すとおりである。まず、厚さ20mm、縦130mm、横50mm角のアクリル製板1に、内径3.2mmの貫通孔を2個形成し、外径3.2mmのゴムチューブ配管(ノートン社製、商品名:ダイゴンチューブR−3603)を、それぞれ、接続してノズル5、6とし、ノズル5より液の供給が、また、ノズル6より液の排出ができるようにした。もう1枚の厚さ20mm、縦130mm、横50mm角のアクリル製板2に、長さ70mm、幅3mmの溝及び内径3mmの貫通孔を形成し、ジョイント部品を介して内径1mmのテフロン(登録商標)チューブ配管を接続し、ノズル7とし、ノズル7より液が供給できるようにした。厚さ400μm、縦120mm、横50mm角のステンレス板を準備し、中心部に長さ70mm、幅3mmのスリットを設けたスリット鋼板3を作製した。次いで、厚さ50μm、縦120mm、横50mm角のステンレス鋼板4のその中央部に、UV−YAGレーザにて内径70μmの、断面の形状が円形の貫通孔を、幅方向に300μmピッチで8個、長さ方向に300μmピッチで166個の並列配列として合計1328個を穿孔した後、溶媒可溶型フッ素樹脂(旭硝子製、商品名:サイトップ)を溶媒(旭硝子製、商品名:CT−Solv100)に溶解した溶液を使用して、乾燥後の厚さが0.1μmになるようにディップコート法により被覆して隔壁4を作製した。幅方向、長さ方向のそれぞれの最外部に設けた貫通孔の中心を結ぶ線で囲まれた範囲において、式4より計算した隔壁4の開孔率は6.1%であった。
アクリル製板1、ステンレス鋼板3、隔壁4、及びアクリル製板2を、順に積層し、クランプにて固定した。このとき、隔壁4に作製した貫通孔の幅方向及び長手方向を、それぞれ、ステンレス鋼板3に作製したスリットの幅及び長さ方向に合わせ、貫通孔のエリアがスリットの中心部に位置するよう設置し、また、アクリル製板1に作成したノズル5の穴とノズル6の穴がステンレス鋼板3に作製したスリット上に位置するよう設置した。作製した乳化装置は、あらかじめ水を供給して液が漏洩しないことを確認した。
(3)(乳化)
(2)で作製した乳化装置を鉛直に置いて使用し、ノズル5より(1)で調整した界面活性剤を溶解したイソノナンを、ノズル7より(1)で調整したケイ酸ナトリウム水溶液を供給することで、ケイ酸ナトリウム水溶液が界面活性剤を溶解したイソノナン中に分散するW/O型エマルジョンを連続的に作製した。このとき、界面活性剤を溶解したイソノナンの供給量は1350mL/hであった。製造は常温で行った。
このとき、イソノナンの流れのレイノルズ数は、流路の動水半径:176.5μm、流速:0.31m/s、粘度:7.5×10−4Pa・sから計算したところ約213であり、層流状態であった。また、ケイ酸ナトリウム水溶液の供給量は16.9mL/hであり、微小孔8における流れ方向の流速は0.55×10−3m/sであった。
また、微小孔8から供給されるケイ酸ナトリウム水溶液の微小孔8部分での流れ方向の流速に対する、イソノナンの流れ方向の流速の比は159であった。アクリル樹脂製板1の正面に設置した図示しない高速度カメラを使用して、乳化の様子を連続的に確認したところ、ケイ酸ナトリウム水溶液は微小孔8出口で液滴化されており、また光学顕微鏡を使用して乳化の様子を確認したところ、エマルジョン粒子は約130μmの実質的に均一な粒子径を有していた。
(4)(冷却)
容量1000mLの容器に(3)で作製したW/O型エマルジョンを入れ、撹拌しながらエマルジョンを−6.6℃にまで冷却したところ、エマルジョン中の液滴は球状を保持したまま白濁化して凍結した。
(5)(ゲル化)
(4)で冷却されたW/O型エマルジョンに、炭酸ガスを100mL/分の供給速度で供給しながら撹拌し、20分間かけて10℃までに昇温した後、さらに、温度を維持した状態で、凍結した水性液体を徐々に融解させながら、10分間炭酸ガスを供給して、ゲル化を行ったところ、シリカヒドロゲルが得られた。得られたシリカヒドロゲルの水スラリをイソノナンから分離した後、シリカヒドロゲルの水スラリに20質量%硫酸水溶液を加え、pH2に調整して、さらに、ゲル化させた後、1質量%水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH6.5に調整し、55℃にまで加温して1時間熟成した。その後、水スラリを室温まで放冷し、さらに、20質量%の硫酸水溶液を添加してpH1に調整し、3時間静置して熟成を完了させた。次いで、水スラリをろ過した後、得られたシリカヒドロゲルの水洗を行い、これを120℃で20時間乾燥することにより、球状シリカゲルを得た。
(6)(形状確認)
得られた球状シリカゲルは、光学顕微鏡及び走査顕微鏡写真よりほぼ真球状であることが確認された。また、球状シリカゲルには、細孔直径3〜5μmの細孔を有することが確認された。また、レーザ散乱装置(Honeywell社製、装置名:MICROTRAC HRA9320−X100)により、粒子径分布を実測したところ、体積平均粒子径は115μmであり、標準偏差は33.8μmであった。このときの、粒子径分布の標準偏差を個数平均粒子径で割った値は0.291であり、実質的に均一な粒子径の球状シリカゲルであることが確認された。また、窒素吸脱着法により、(Quantachrome社製、装置名:Autosorb−3)により測定したところ、平均細孔直径25nm、細孔容積0.623ml/g、比表面積999m/gであった。また、かさ比重は、0.85g/mlであった。
本発明の球状シリカは、液体クロマトグラフフィ用充填材、触媒担体、化粧品用フィラー、電気電子機器用フィラー等に最適である。
例1で使用した乳化装置の断面図を示す図
符号の説明
1、2:アクリル樹脂製板
3:ステンレス鋼板
4:隔壁
5、6、7:ノズル
8:貫通孔

Claims (7)

  1. 細孔直径1〜50μmの細孔を有し、窒素吸脱着法による平均細孔直径が5〜100nmで、比表面積が400〜1300m/gであり、かつ、かさ比重が0.65〜1.5g/mlである平均粒子径5〜500μmの球状シリカ。
  2. コロイダルシリカ又はケイ酸アルカリを含む水性液体を有機液体中に分散させてW/O型エマルジョンを形成する工程、前記W/O型エマルジョン中の前記水性液体を凍結させる工程、前記W/O型エマルジョンを加温して前記凍結された水性液体を徐々に融解させながら又は融解させた直後に、前記水性液体の固形化剤を添加することにより、該水性液体から球状シリカを生成させる工程、を経る球状シリカの製造方法。
  3. 前記コロイダルシリカ又はケイ酸アルカリを含む水性液体を有機液体中に分散させてW/O型エマルジョンを形成する工程が、流路中を流速0.001〜2m/sで、かつ、層流状態で流れる有機液体中に、微小孔を有する隔壁を通して前記水性液体を押し出してW/O型エマルジョンを形成する工程である請求項2に記載の球状シリカの製造方法。
  4. 前記微小孔を有する隔壁の断面の動水半径rの4倍値が10〜2000μmである請求項3に記載の球状シリカの製造方法。
  5. 前記コロイダルシリカ又はケイ酸アルカリがケイ酸アルカリである請求項2〜4のいずれかに記載の球状シリカの製造方法。
  6. 前記固形化剤が酸である請求項2〜5のいずれかに記載の球状シリカの製造方法。
  7. 前記酸が炭酸ガスである請求項6に記載の球状シリカの製造方法。
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