JP2006224824A - 冷凍冷房装置 - Google Patents

冷凍冷房装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006224824A
JP2006224824A JP2005041311A JP2005041311A JP2006224824A JP 2006224824 A JP2006224824 A JP 2006224824A JP 2005041311 A JP2005041311 A JP 2005041311A JP 2005041311 A JP2005041311 A JP 2005041311A JP 2006224824 A JP2006224824 A JP 2006224824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
valve
refrigeration
refrigerant
evaporator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005041311A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Momozono
敦 桃園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005041311A priority Critical patent/JP2006224824A/ja
Publication of JP2006224824A publication Critical patent/JP2006224824A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 運転モードに応じた各バルブの最適な開閉タイミングを設定することで、冷房運転における快適性の低下を抑えることのできる冷凍冷房装置を実現する。
【解決手段】 圧縮機11、凝縮器13、減圧手段15、16、冷凍用蒸発器18、冷房用蒸発器17、冷凍用冷媒循環路32、冷房用冷媒循環路31、運転モードを選択する運転モード選択手段41、42、43、冷凍冷房同時モードが選択されたときに、冷凍用冷媒循環路32、冷房用冷媒循環路31を交互に周期的に開閉する循環路開閉手段6、7、8とを備える冷凍冷房装置において、循環路開閉手段6、7、8には冷凍用冷媒循環路32を開閉する冷凍用バルブ6と冷房用冷媒循環路31を開閉する冷房用バルブ7、FIRバルブ8とが設けられ、FIRバルブ8は冷房用バルブ7の下流側に設け、かつ冷房用バルブ7が閉弁された後に閉弁するように制御される。これにより、快適性の低下を抑えることのできる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、冷凍室内の冷凍と車室内の冷房とを同時に行なうことが可能な冷凍冷房装置に関するものであり、特に、冷房単独、冷房同時モードにおける不具合の改良に関する。
従来、この種の冷凍冷房装置として、例えば、特許文献1に示すように、圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器とからなる冷凍サイクル装置内に、冷凍室内の空気を冷却する冷凍用蒸発器と車室内の空気を冷却する冷房用蒸発器とを配設している装置が知られている。
具体的には、吐出された冷媒を凝縮器、減圧手段および冷凍用蒸発器に循環させて圧縮機に戻すための冷凍用冷媒循環路と、圧縮機より吐出された冷媒を凝縮器、減圧手段および冷房用蒸発器に循環させて圧縮機に戻すための冷房用冷媒循環路と、その冷凍用冷媒循環路を開閉する冷凍用バルブと、冷房用冷媒循環路を開閉する冷房用バルブ、FIRバルブと、さらに、運転モードのうち、冷凍冷房同時モード、冷凍単独モード、または冷房単独モードのいずれかを選択する運転モード選択手段とを備えている。
そして、運転モード選択手段にて冷凍冷房同時モードが選択されたときに、冷凍用冷媒循環路と冷房用冷媒循環路とが交互に周期的に開閉するように、上記バルブの開閉を制御している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−315753号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、冷房運転のときに、冷房用蒸発器の上流側に設けられた冷房用バルブと、冷房用蒸発器の下流側に設けられたFIRバルブとが同時にS1秒の開弁とS2秒の閉弁とを繰り返す断続開閉動作を行なうようにしているため、閉弁したときに、冷媒の流れが急に遮断されることで、その衝撃が冷房用バルブとFIRバルブとの間に伝達して振動および衝撃音を発生する問題がある。
また、運転モードが冷房単独モードのときは、冷房用冷媒循環路のみに冷媒が流通しているが、冷凍用冷媒循環路からの冷媒の回り込みで冷房用冷媒循環路側が冷媒過充填状態となることで高圧圧力が上昇する問題がある。
さらに、冷房用バルブ、FIRバルブの断続開閉動作のタイミングは、冷凍冷房同時モードのときに、冷房用蒸発器側の冷媒の熱容量に基づいて設定しているが、近年冷房用蒸発器が小型化されてくると冷媒容量が小さくなることで熱容量も小さくなっている。これにより、冷凍用冷媒循環路側に冷媒が流通し、冷房用冷媒循環路側の冷媒が流通を停止しているときに、冷房用蒸発器で熱交換された吹出空気の温度変動が大きくなってフィーリングの低下を招く恐れがある。
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、運転モードに応じた各バルブの最適な開閉タイミングを設定することで、冷房運転における快適性の低下を抑えることのできる冷凍冷房装置を提供することにある。
上記、目的を達成するために、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮する圧縮機(11)と、この圧縮機(11)より流入した冷媒を凝縮させる凝縮器(13)と、この凝縮器(13)より流入した冷媒を減圧させる減圧手段(15、16)と、この減圧手段(16)より流入した冷媒を蒸発させて冷凍室内の空気を冷却する冷凍用蒸発器(18)と、減圧手段(15)より流入した冷媒を蒸発させて車室内の空気を冷却する冷房用蒸発器(17)と、圧縮機(11)より吐出された冷媒を、凝縮器(13)、減圧手段(16)および冷凍用蒸発器(18)に循環させて圧縮機(11)に戻すための冷凍用冷媒循環路(32)と、圧縮機(11)より吐出された冷媒を、凝縮器(13)、減圧手段(15)および冷房用蒸発器(17)に循環させて圧縮機(11)に戻すための冷房用冷媒循環路(31)と、運転モードのうち、冷凍冷房同時モード、冷凍単独モード、冷房単独モードもしくは除霜モードのいずれかを選択する運転モード選択手段(41、42、43)と、この運転モード選択手段(41、42、43)にて冷凍冷房同時モードが選択されたときに、冷凍用冷媒循環路(32)および冷房用冷媒循環路(31)を交互に周期的に開閉する循環路開閉手段(6、7、8)とを備える冷凍冷房装置において、
循環路開閉手段(6、7、8)には、冷凍用冷媒循環路(32)を開閉する冷凍用バルブ(6)と、冷房用冷媒循環路(31)を開閉する冷房用バルブ(7)およびFIRバルブ(8)とが設けられ、このFIRバルブ(8)は、冷房用バルブ(7)の下流側に設けられ、かつ冷房用バルブ(7)が閉弁された後に閉弁するように制御されることを特徴としている。
この発明によれば、冷房用バルブ(7)とFIRバルブ(8)との閉弁のタイミングを、下流側のFIRバルブ(8)側を遅らせることで、同時閉弁による冷房用バルブ(7)とFIRバルブ(8)との間での振動、衝撃音の低減が図れる。これにより、冷房運転における快適性の低下を抑えることができる。
請求項2に記載の発明では、FIRバルブ(8)は、冷房用バルブ(7)が閉弁された所定時間後に閉弁するように制御されることを特徴としている。この発明によれば、具体的には所定時間FIRバルブ(8)側を遅らせることで、より確実に振動、衝撃音の低減が図れる。
請求項3に記載の発明では、FIRバルブ(8)は、冷房用蒸発器(17)で熱交換された吹出空気の吹出温度に基づいて、所定時間が設定されることを特徴としている。この発明によれば、例えば、吹出温度が高いときは冷媒循環量が多いため所定時間を多くとり、吹出温度が低いときは所定時間を少なくすることで、冷媒循環量に応じた振動、衝撃音の低減が図れる。
請求項4に記載の発明では、FIRバルブ(8)は、冷房用蒸発器(17)の出口圧力と圧縮機(11)の吸入圧力との圧力差に基づいて、冷房用バルブ(7)が閉弁された後に閉弁されることを特徴としている。この発明によれば、例えば、圧力差が所定値以下となったときに閉弁させるようにすることで、より確実に振動、衝撃音の低減が図れる。
請求項5に記載の発明では、冷凍用バルブ(6)は、運転モード選択手段(41、42、43)にて冷房単独モードが選択されたときに、冷房用冷媒循環路(31)内の高圧圧力に基づいて制御されることを特徴としている。この発明によれば、このときは冷凍用冷媒循環路側からの冷媒の回り込みにより冷房用冷媒循環路(31)側が冷媒過充填状態となる。圧力が高いときは冷凍用バルブ(6)を閉弁して冷凍用冷媒循環路(32)側に過剰の冷媒を封じ込めば高圧の上昇を低減できる。
請求項6に記載の発明では、冷凍用冷媒循環路(32)は、冷凍用バルブ(6)と減圧手段(16)との間に液相冷媒を蓄えるように構成したことを特徴としている。この発明によれば、より具体的には、冷凍用冷媒循環路(32)側に過剰な冷媒を封じ込むことができる。
請求項7に記載の発明では、冷房用冷媒循環路(31)は、冷房用バルブ(7)の下流側に液相冷媒を蓄える液溜め部(20)を配設するように構成したことを特徴としている。この発明によれば、冷凍冷房同時モードのときに、冷凍用冷媒循環路(32)側に冷媒が流通し、冷房用冷媒循環路(31)側の冷媒が流通を停止しているときに、液溜め部(20)に蓄えられた余剰冷媒を蒸発させることができる。これにより、吹出空気の温度変動を低減できる。従って、快適性の低下を招くことはない。
請求項8に記載の発明では、冷房用バルブ(7)は、弁口径が大であることを特徴としている。この発明によれば、液溜め部(20)に液相冷媒が素早く供給される。これにより、冷房用冷媒循環路(31)側の冷媒が流通を停止しているときに、液溜め部(20)に蓄えられた余剰冷媒を蒸発させることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態における冷凍冷房装置を図1ないし図4に基づいて説明する。図1は車両用冷凍冷房装置の全体構成を示す模式図で、図2は車両用冷凍冷房装置の制御系の構成を示すブロック図である。
本実施形態の車両用冷凍冷房装置1は、冷凍車等の車両に搭載された内燃機関(図示せず)により駆動される冷凍サイクル装置2と、後述する凝縮器13への送風を行なう凝縮器ファン3と、後述する冷房用蒸発器17への送風を行なう冷房用蒸発器ファン4と、後述する冷凍用蒸発器18への送風を行なう冷凍用蒸発器ファン5とを備えている。
冷凍サイクル装置2は、各種の冷凍機器と、これらの冷凍機器に選択的に冷媒を循環させる複数個の冷媒循環路と、これらの冷媒循環路を選択的に切り替える循環路切替手段とを備えている。本実施形態では、冷凍サイクル装置2を構成する冷凍機器として、圧縮機11、オイルセパレータ12、凝縮器13、受液器14、冷房用膨張弁15、冷凍用膨張弁16、冷房用蒸発器17および冷凍用蒸発器18等が設けられている。
そして、圧縮機11は、車両に1個のみ搭載され、内燃機関に回転駆動されて冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサである。この圧縮機11と内燃機関との間には、内燃機関から圧縮機11への回転動力の伝達を断続する電磁クラッチ21が連結されている。オイルセパレータ12は、圧縮機11内を潤滑する潤滑油(オイル)と冷媒とを分離するもので、オイルはキャピラチチューブ22およびオイル流路23を通って圧縮機11に戻るようになっている。
凝縮器13は、オイルセパレータ12で分離されて逆止弁24を通過した冷媒を、凝縮器ファン3によって送り込まれる空気と熱交換させることにより凝縮させるコンデンサである。受液器14は、凝縮器13より流入した冷媒を気液分離して液冷媒のみ下流側に送るレシーバである。冷房用、冷凍用膨張弁15、16は、本発明の減圧手段に相当するもので、受液器14より流入した液冷媒を減圧膨張させるエキスパンションバルブである。
冷房用蒸発器17は、エアコンダクト(図示せず)内に配設され、冷房用膨張弁15より流入した冷媒を、冷房用蒸発器ファン4によって送り込まれる空気と熱交換することにより蒸発させてエアコンダクト内を通過する空気を冷却するエバポレータである。
そして、冷房用蒸発器17より流出した冷媒は、逆止弁25を通って圧縮機11に戻される。なお、エアコンダクトは、車両の乗員室(キャビン、運転室とも言う)の前方側に設置され、最下流部には乗員の頭胸部に向けて冷風を吹き出すための吹出口が設けられている。
冷凍用蒸発器18は、外部と断熱された冷凍庫(図示せず)内に形成される冷凍室の上部側に設置され、冷凍用膨張弁16より流入した冷媒を、冷凍用蒸発器ファン5によって送り込まれる空気と熱交換することにより蒸発させて冷凍室内を循環する空気を冷却するエバポレータである。そして、冷凍用蒸発器18より流出した冷媒は、逆止弁26を通って圧縮機11に戻される。
本実施形態では、冷媒循環路として、車両の乗員室内を冷房するための冷房用冷媒循環路31と、車両の冷凍室内を冷凍するための冷凍用冷媒循環路32と、冷凍用蒸発器18に着霜した霜を除去するための除霜用冷媒循環路33とが設けられている。ここで、冷房用冷媒循環路31は、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒を、逆止弁24、凝縮器13、受液器14、冷房用膨張弁15、冷房用蒸発器17および逆止弁25を循環させて圧縮機11の吸入口に戻すための冷房用冷媒回路である。
また、冷凍用冷媒循環路32は、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒を、逆止弁24、凝縮器13、受液器14、冷凍用膨張弁16、冷凍用蒸発器18および逆止弁26を循環させて圧縮機11の吸入口に戻すための冷凍用冷媒回路である。
そして、除霜用冷媒循環路33は、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒を、逆止弁24、凝縮器13、受液器14および冷凍用膨張弁16から迂回させ、且つ冷凍用蒸発器18、逆止弁26を循環させて圧縮機11の吸入口に戻すための除霜用冷媒回路である。
本実施形態では、上記の冷媒循環路を切り替える循環路切替手段として、冷凍用バルブ6、冷房用バルブ7、FIRバルブ8および除霜用バルブ9が設けられている。ここで、冷凍用バルブ6は、本発明の循環路開閉手段に相当するもので、冷凍用冷媒循環路32のうち冷凍用膨張弁16よりも上流側に設置され、通電されると開弁し、通電が停止されると閉弁する冷凍用電磁式開閉弁(冷凍用電磁弁)である。
また、冷房用バルブ7は、本発明の循環路開閉手段に相当するもので、冷房用冷媒循環路31のうち冷房用膨張弁15よりも上流側に設置され、通電されると開弁し、通電が停止されると閉弁する第1冷房用電磁式開閉弁(第1冷房用電磁弁)である。
そして、FIRバルブ8は、本発明の循環路開閉手段に相当するもので、冷房用冷媒循環路31のうち冷房用蒸発器17よりも下流側に設置され、通電されると開弁し、通電が停止されると閉弁する第2冷房用電磁式開閉弁(第2冷房用電磁弁)である。
このFIRバルブ8は、断続的に開閉弁することで冷凍用冷媒循環路32に冷媒を流れ易くして冷凍冷房同時運転を行ない易いようにするFIR制御を行なうための部品である。また、除霜用バルブ9は、本発明の循環路開閉手段に相当するもので、除霜用冷媒循環路33のうちオイルセパレータ12よりも下流側の分岐点と冷凍用蒸発器18よりも上流側の合流点とを結ぶ冷媒配管の途中に設置され、通電されると開弁し、通電が停止されると閉弁する除霜用電磁式開閉弁(除霜用電磁弁)である。
以上の各冷凍機器のうち、電気系機器は、冷房用アナログ回路10aおよび冷凍用アナログ回路10bによって通電(ON)または通電の停止(OFF)が決定される。なお、冷房用アナログ回路10aは、本発明の通電制御回路に相当するもので、冷房スイッチ41等からの操作信号と、冷凍用アナログ回路10bからの通信信号に応じて、冷房用バルブ7、凝縮器ファン3のモータ34、冷房用蒸発器ファン4のモータ35および圧縮機11の電磁クラッチ21の通電状態を制御する。
冷凍用アナログ回路10bは、本発明の通電制御回路に相当するもので、冷凍スイッチ42および除霜スイッチ43からの操作信号と、冷房用アナログ回路10aからの通信信号に応じて、冷凍用バルブ6、FIRバルブ8、除霜用バルブ9および冷凍用蒸発器ファン5のモータ36の通電状態を制御する。
なお、乗員室内を冷房する冷房運転を行なうように指令する冷房スイッチ41、冷凍室内を冷凍する冷凍運転を行なうように指令する冷凍スイッチ42、および冷凍用蒸発器18を除霜する除霜運転を行なうように指令する除霜スイッチ43は、本発明のモード選択手段に相当するもので、車両の乗員室内前面のコントロールパネル(図示せず)に設置されている。
そして、本実施形態では、詳しくは後述する図3に示すように、冷房スイッチ41、冷凍スイッチ42および除霜スイッチ43の開閉状態に応じて、各バルブの運転状態(開閉弁状態)や各冷却ファンの運転状態(オン、オフ状態)を制御することにより、運転モードが、冷凍単独モード、冷房単独モード、冷凍冷房同時モード、冷凍単独除霜モードおよび除霜冷房同時モードに切り替わる。
なお、図3および図4において開はバルブの開弁(ON)を示し、閉はバルブの閉弁(OFF)を示す。そして、S1秒開S2秒閉とは、冷房用バルブ7のS1秒(例えば4.0秒間)の開弁とS2秒(例えば9.5秒間)の閉弁とを繰り返す動作を示す。また、S3秒開S4秒閉とは、FIRバルブ8のS3秒(例えば6.0秒間)の開弁とS2秒(例えば7.5秒間)の閉弁とを繰り返す動作を示す。
そして、T1秒開T2秒閉とは、冷房用バルブ7のT1秒(例えば9.5秒間)の開弁とT2秒(例えば4.0秒間)の閉弁とを繰り返す動作を示す。また、T3秒開T4秒閉とは、FIRバルブ8のT3秒(例えば11.5秒間)の開弁とT4秒(例えば2.0秒間)の閉弁とを繰り返す動作を示す。さらに、T1秒閉T2秒開とは、除霜用バルブ9のT1秒(例えば9.5秒間)の閉弁とT2秒(例えば4.0秒間)の開弁とを繰り返す動作を示している。
ところで、冷房用バルブ7とFIRバルブ8とが同時に通電されるときは、図4に示すように、冷房用バルブ7が閉弁(OFF)した後、所定時間後ΔS(例えば2.0秒間)に閉弁(OFF)するようにしている。つまり、冷房用バルブ7とFIRバルブ8とが同時に開弁(ON)したときは、冷房用バルブ7が閉弁(OFF)した後、所定時間後ΔS(例えば2.0秒間)に閉弁(OFF)するものである。
次に、以上の構成による車両用冷凍冷房装置1の作動を、図3に示す運転モードに基づいて簡単に説明する。
(冷凍単独モード)
冷凍スイッチ42がONされ、冷房スイッチ41および除霜スイッチ43がOFFされた場合には、圧縮機11の電磁クラッチ21がONされ、さらに、図3に示したように、凝縮器ファン3のモータ34および冷凍用蒸発器ファン5のモータ36がONされ、冷房用蒸発器ファン4のモータ35がOFFされる。また、冷凍用バルブ6およびFIRバルブ8が開弁され、冷房用バルブ7および除霜用バルブ9が閉弁される。これにより、運転モードが冷凍単独モードに切り替えられる。
この冷凍単独モードの場合には、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が、オイルセパレータ12→逆止弁24→凝縮器13→受液器14→冷凍用バルブ6→冷凍用膨張弁16→冷凍用蒸発器18→逆止弁26を通って、吸入口から圧縮機11内に吸入される。
従って、冷凍用冷媒循環路32が開かれて、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が冷凍用蒸発器18内に供給されることにより、冷凍用蒸発器ファン5によって冷凍用蒸発器18に吹き付けられる冷凍室内の空気が冷却される。これにより、車両の冷凍室内の温度が冷凍温度(例えば−30℃〜−20℃)まで低下する。
(冷房単独モード)
冷房スイッチ41がONされ、冷凍スイッチ42および除霜スイッチ43がOFFされた場合には、圧縮機11の電磁クラッチ21がONされ、さらに、図3に示したように、凝縮器ファン3のモータ34および冷房用蒸発器ファン4のモータ35がONされ、冷凍用蒸発器ファン5のモータ36がOFFされる。また、冷房用バルブ7およびFIRバルブ8が開弁され、冷凍用バルブ6および除霜用バルブ9が閉弁される。これにより、運転モードが冷房単独モードに切り替えられる。
この冷房単独モードの場合には、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が、オイルセパレータ12→逆止弁24→凝縮器13→受液器14→冷房用バルブ7→冷房用膨張弁15→冷房用蒸発器17→FIRバルブ8→逆止弁25を通って、吸入口から圧縮機11内に吸入される。
従って、冷房用冷媒循環路31が開かれて、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が冷房用蒸発器17内に供給されることにより、エアコンダクト内を通過する空気が冷却され、冷房用蒸発器ファン4によって吹出口から吹き出される冷風によって車両の乗員室内の空気が冷却される。
これにより、車両の乗員室内の温度が冷房温度(例えば20℃〜30℃)となり、乗員室内の温度環境が乗員の所望するものとなる。なお、このときに、冷房スイッチ41をOFFして冷房単独運転を停止するときには、FIRバルブ8は、冷房用バルブ7が閉弁(OFF)した後、所定時間ΔS後に閉弁(OFF)される。
(冷凍冷房同時モード)
冷房スイッチ41および冷凍スイッチ42がONされ、除霜スイッチ43がOFFされた場合には、圧縮機11の電磁クラッチ21がONされ、さらに、図3に示したように、凝縮器ファン3のモータ34、冷房用蒸発器ファン4のモータ35および冷凍用蒸発器ファン5のモータ36がONされる。
また、冷凍用バルブ6が開弁され、除霜用バルブ9が閉弁される。そして、冷房用バルブ7の運転状態がS1秒間開弁とS2秒間閉弁とに周期的に制御されるとともに、FIRバルブ8の運転状態がS3秒間開弁とS4秒間閉弁とに周期的に制御される。これにより、運転モードが冷凍冷房同時モードに切り替えられる。
この冷凍冷房同時モードの場合には、冷房用バルブ7およびFIRバルブ8がS1(例えば4秒間)開弁している間は、冷房用冷媒循環路31が開かれて、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が冷房用蒸発器17内に供給される。
また、冷房用バルブ7およびFIRバルブ8がS2(例えば9.5秒間)閉弁している間は、冷凍用冷媒循環路32が開かれて、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が冷凍用蒸発器18内に供給される。従って、車両の冷凍室内の冷凍運転(冷凍室内を例えば−20℃に冷凍)と乗員室内の冷房運転(乗員室内を例えば25℃に冷房)とを同時に行なうことができる。
なお、このときには、FIRバルブ8は、冷房用バルブ7が閉弁(OFF)した後、所定時間ΔS後に閉弁(OFF)され、次に開弁(ON)するときは、冷房用バルブ7と同時に開弁(ON)される。
(冷凍単独除霜モード)
冷凍スイッチ42および除霜スイッチ43がONされ、冷房スイッチ41がOFFされた場合には、圧縮機11の電磁クラッチ21がONされ、さらに、図3に示したように、凝縮器ファン3のモータ34、冷房用蒸発器ファン4のモータ35および冷凍用蒸発器ファン5のモータ36が全てOFFされる。また、冷凍用バルブ6、FIRバルブ8および除霜用バルブ9が開弁され、冷房用バルブ7が閉弁される。これにより、運転モードが冷凍単独除霜モードに切り替えられる。
この冷凍単独除霜モードの場合には、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が、オイルセパレータ12→除霜用バルブ9→冷凍用蒸発器18→逆止弁26を通って、吸入口から圧縮機11内に吸入される。従って、圧縮機11の吐出口より吐出された高温の冷媒が、除霜用冷媒循環路33を通って直接冷凍用蒸発器18内に供給されるので、冷凍用蒸発器18の表面に付着していた霜が取り除かれる。
(除霜冷房同時モード)
冷房スイッチ41および除霜スイッチ43がONされた場合には、圧縮機11の電磁クラッチ21がONされ、さらに、図3に示したように、凝縮器ファン3のモータ34および冷房用蒸発器ファン4のモータ35がONされ、冷凍用蒸発器ファン5のモータ36がOFFされる。また、冷凍用バルブ6が開弁(または閉弁でも良い)される。
そして、冷房用バルブ7の運転状態がT1秒間開弁とT2秒間閉弁とに周期的に制御されるとともに、FIRバルブ8の運転状態がT3秒間開弁とT4秒間閉弁とに周期的に制御される。逆に、除霜用バルブ9の運転状態がT1秒間閉弁とT2秒間開弁とに周期的に制御される。これにより、運転モードが除霜冷房同時モードに切り替えられる。
この除霜冷房同時モードの場合には、冷房用バルブ7がT1(例えば9.5秒間)開弁している間は、冷房用冷媒循環路31が開かれて、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒が冷房用蒸発器17内に供給される。また、冷房用バルブ7がT2(例えば4秒間)閉弁している間は、除霜用冷媒循環路33が開かれて、圧縮機11の吐出口より吐出された高温の冷媒が冷凍用蒸発器18内に直接供給される。
これにより、冷凍用蒸発器18を除霜する除霜運転中であっても、冷房用バルブ7およびFIRバルブ8と除霜用バルブ9とを交互に周期的に切り替えることで、冷房用蒸発器17内および冷凍用蒸発器18内に冷媒を安定して供給することができる。従って、冷凍用蒸発器18の除霜中に、車両の乗員室内を安定して冷却(冷房)できるので、乗員室内の温度が上昇せず、乗員室内の快適性を向上することができる。
なお、運転モードが冷凍冷房同時モードの場合に、冷凍サイクル装置2の冷房運転から冷凍運転に切り替わる際には、冷房用バルブ7を閉弁しても、冷房用蒸発器17よりも上流側の分岐点と下流側の合流点の間の冷媒圧力が、冷凍用蒸発器18の出口の冷媒圧力(蒸発圧力)まで低下しないと、冷凍用蒸発器18に受液器14から冷媒が流れ込まない。
従って、FIRバルブ8を冷房用蒸発器17よりも下流側に設置して、冷房運転から冷凍運転に切り替わった際にFIRバルブ8を閉弁することで、分岐点から冷房用蒸発器17を経て合流点までの冷媒流路長を短くしている。これにより、FIRバルブ8と合流点との間の冷媒を圧縮機11で吸引することで、冷房用蒸発器17側の冷媒流路の冷媒圧力が短時間に冷凍用蒸発器18の蒸発圧力まで低下するので、冷凍サイクル2の冷房運転から冷凍運転に速やかに切り替えることができる。
また、冷房用バルブ7を冷房用蒸発器17よりも上流側に設置し、さらに、FIRバルブ8を冷房用蒸発器17よりも下流側に設置しているので、運転モードが冷房単独モード、冷凍冷房同時モードまたは除霜冷房同時モードの時に、冷凍サイクル装置2を運転した後に冷凍サイクル装置2を停止してから長時間(例えば夜間の運転停止中)が経過して、冷房用蒸発器17付近の冷媒流路より圧縮機11の温度が低くなっても、FIRバルブ8が閉弁(OFF)されているので、冷房用蒸発器17中およびその後に残留した冷媒が圧縮機11側に移動することを阻止できる。
これにより、圧縮機11内において液冷媒での寝込みを抑制できるので、冷凍サイクル装置2の運転開始時(圧縮機11の再起動時)の液圧縮を防止することができる。
以上の第1実施形態による車両用冷凍冷房装置1によれば、冷房用バルブ7およびFIRバルブ8が開弁(ON)する運転モードのうち、冷房単独モード、冷凍冷房同時モードおよび除霜冷房同時モードの場合には、冷房用バルブ7とFIRバルブ8との閉弁のタイミングを、下流側に配設されたFIRバルブ8側を所定時間ΔS遅らせるようにした。
これにより、同時閉弁したときに、冷媒の流れが急に遮断されることで、その衝撃が冷房用バルブとFIRバルブとの間に伝達して発生する振動、衝撃音の低減が図れる。これにより、冷房運転における快適性の低下を抑えることができる。
なお、本実施形態では、冷房用バルブ7とFIRバルブ8との閉弁のタイミングを所定時間ΔS(例えば、2.0秒間)遅らせるように制御させたが、これに限らず、冷房用バルブ7とFIRバルブ8との閉弁のタイミングを、冷房用蒸発器17で熱交換された吹出空気の吹出温度に基づいて、所定時間を設定し、FIRバルブ8側がこの所定時間遅らせるように制御させても良い。
例えば、冷房用バルブ7が閉弁した直後の吹出温度が30℃と高いときは所定時間を約5.0秒とし、吹出温度が10℃と低いときは所定時間を約2.0秒とすると良い。これによれば、FIRバルブ8に流通する冷媒循環量に応じた振動、衝撃音の低減が図れる。
また、冷房用バルブ7とFIRバルブ8との閉弁のタイミングを、冷房用バルブ7が閉弁した直後に、冷房用蒸発器17の出口圧力と圧縮機11の吸入圧力との圧力差に基づいて、圧力差が所定値(例えば、0.05Mpa)以下となったときにFIRバルブ8側を閉弁するように制御しても良い。より確実に振動、衝撃音の低減が図れる。
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、冷房モードにおいて、冷房用バルブ7と連動して動作するFIRバルブ8の閉弁のタイミングを、上流側に配設する冷房用バルブ7よりも遅れるように閉弁して、冷房用バルブ7とFIRバルブ8との間に発生する閉弁時における振動、衝撃音の低減を図ったが、これらの他に、冷房単独モードの場合には、冷凍用冷媒循環路32からの冷媒の回り込みで冷房用冷媒循環路31側が冷媒過充填状態となることで高圧圧力が上昇する場合がある。
そこで、本実施形態では、冷房用冷媒循環路31側の高圧圧力に基づいて冷凍用バルブ7を制御するように構成している。具体的には、図5に示すように、ステップ210にて、運転モードが冷房単独モードであるか否かを判定している。ここで、冷房単独モードであれば、ステップ220にて、高圧圧力が所定値以上か否かを監視し、所定値以上であれば、ステップ230にて、冷凍用バルブ6を開弁(ON)するように制御している。
これにより、冷凍用冷媒循環路32側に過剰の冷媒を封じ込めば、冷房用冷媒循環路31側高圧の上昇を低減できる。なお、この場合には、図6に示すように、冷凍用バルブ6と冷凍用膨張弁16との間に設けられる冷媒配管を長くするように設定すると、この間で過剰の冷媒を多量に封じ込めこめることができる。
また、第3実施形態で後述する液相冷媒を蓄える液溜め部20を冷凍用バルブ6と冷凍用膨張弁16との間に配設しても良い。これによれば、より確実に多量の冷媒を封じ込めることができる。
(第3実施形態)
以上の実施形態では、冷凍冷房同時モードにおいて、冷房用バルブ7をS1秒(例えば4.0秒間)の開弁とS2秒(例えば9.5秒間)の閉弁とを繰り返す制御し、FIRバルブ8をS3秒(例えば6.0秒間)の開弁とS2秒(例えば7.5秒間)の閉弁とを繰り返す制御をしている。
この断続開閉におけるタイミングは、冷房用蒸発器17側の冷媒の熱容量に基づいて設定しているが、近年冷房用蒸発器17が小型化されてくると冷媒容量が小さくなることで熱容量も小さくなっている。そこで、本実施形態では、具体的には、図7および図8に示すように、冷房用バルブ7と冷房用膨張弁15との間に液相冷媒を蓄える液溜め部20を配設している。
なお、この液溜め部20は、図8に示すように、冷媒配管の中途にタンク部を形成したものであって、液溜め部20で溜めた冷媒が冷房用膨張弁15に流入できるように、できるだけ冷房用膨張弁15の近傍に設けると良い。
以上の構成によれば、冷房用バルブ7が閉弁したときに冷凍用冷媒循環路32側に冷媒が流通して、冷房用冷媒循環路31側の冷媒が流通を停止しているが、残存冷媒の蒸発により冷房用蒸発器17で熱交換された吹出空気の温度変動を低減できる。
従って、快適性の低下を招くことはない。なお、冷房用バルブ7の開弁時間が短いため冷房用バルブ7の弁口径小さいと液溜め部20に冷媒が溜まるまで時間を要することで弁口径の大きい冷房用バルブ7を用いることが望ましい。
(他の実施形態)
以上の実施形態では、本発明を、冷凍車等の車両の乗員室内の冷房と冷凍室内の冷凍と冷凍用蒸発器18の除霜とを行なうことが可能な車両用冷凍冷房装置1に適用したが、本発明を、鉄道車両、航空機や船舶等の客室または乗員室内の冷房と冷凍室内の冷凍と冷凍用蒸発器の除霜とを行なうことが可能な冷凍冷房装置に適用しても良い。
また、以上の実施形態では、冷凍用バルブ6および冷房用バルブ7として電磁式開閉弁を使用したが、その電磁式開閉弁の代わりに、冷房用冷媒循環路31と冷凍用冷媒循環路32との分岐点に三方弁等の多方向弁を設置しても良い。
また、冷凍用バルブ6および除霜用バルブ9として電磁式開閉弁を使用したが、その電磁式開閉弁の代わりに、冷凍用冷媒循環路32と除霜用冷媒循環路33との合流点に三方弁等の多方向弁を設置しても良い。さらに、FIRバルブ8として電磁式開閉弁を使用したが、その電磁式開閉弁の代わりに、冷房用冷媒循環路31と冷凍用冷媒循環路32との合流点に三方弁等の多方向弁を設置しても良い。
また、以上の実施形態では、モード選択手段として冷房スイッチ41、冷凍スイッチ42、除霜スイッチ43および一定時間毎に除霜信号を出力するタイマー回路を用いたが、冷凍室内の温度や乗員室内の温度に応じて自動的に冷凍冷房同時モードまたは除霜冷房同時モードに運転モードが切り替えられるシステムを利用しても良い。
また、以上の実施形態では、除霜用冷媒循環路として、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒を、冷凍用蒸発器18を経て圧縮機11に戻すようにした除霜用冷媒循環路33を使用したが、除霜用冷媒循環路として、圧縮機11の吐出口より吐出された冷媒を、凝縮器13、冷凍用蒸発器18を経て圧縮機11に戻すようにする除霜用冷媒循環路を使用しても良い。
また、冷房用、冷凍用膨張弁15、16を1個の減圧手段で構成しても良い。さらに、減圧手段として、キャピラリチューブ、固定絞りや可変絞りを用いても良い。そして、圧縮機11をモータ等の駆動手段で駆動しても良い。また、冷凍サイクル装置2中にオイルセパレータ12は設けられていなくても良い。さらに、冷凍サイクル装置2に、冷蔵室内を冷蔵する冷蔵運転を行なう冷蔵用蒸発器を接続しても良い。
また、除霜スイッチ43の代わりに、冷凍用蒸発器18に霜が付着していることを検出する着霜状態検出手段を設けても良い。この着霜状態検出手段としては、例えば車両の冷凍室内の空気温度を検出する温度センサ、冷凍用蒸発器18の出口付近の冷媒温度を検出する冷媒温度センサ、冷凍用蒸発器18の出口付近の冷媒圧力を検出する冷媒圧力センサ、冷凍用蒸発器18のフィン温度を検出する温度センサ、あるいは冷凍室の壁面温度を検出する温度センサが考えられる。
本発明の第1実施形態における車両用冷凍冷房装置1の全体構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における車両用冷凍冷房装置1の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における運転モードと各バルブおよび各ファンとの運転状態を示す特性図である。 本発明の第1実施形態における冷房用バルブ7、FIRバルブ8の作動を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態における冷房用アナログ回路10bの制御プログラムの制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例における車両用冷凍冷房装置1の全体構成を示す模式図である。 本発明の第3実施形態における車両用冷凍冷房装置1の全体構成を示す模式図である。 本発明の第3実施形態における液溜め部20の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
6…冷凍用バルブ(循環路開閉手段)
7…冷房用バルブ(循環路開閉手段)
8…FIRバルブ(循環路開閉手段)
11…圧縮機
12…凝縮器
15…冷房用膨張弁(減圧手段)
16…冷凍用膨張弁(減圧手段)
17…冷房用蒸発器
18…冷凍用蒸発器
20…液溜め部
31…冷房用冷媒循環路
32…冷凍用冷媒循環路
41…冷房スイッチ(運転モード選択手段)
42…冷凍スイッチ(運転モード選択手段)
43…除霜スイッチ(運転モード選択手段)

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機(11)と、
    前記圧縮機(11)より流入した冷媒を凝縮させる凝縮器(13)と、
    前記凝縮器(13)より流入した冷媒を減圧させる減圧手段(15、16)と、
    前記減圧手段(16)より流入した冷媒を蒸発させて冷凍室内の空気を冷却する冷凍用蒸発器(18)と、
    前記減圧手段(15)より流入した冷媒を蒸発させて車室内の空気を冷却する冷房用蒸発器(17)と、
    前記圧縮機(11)より吐出された冷媒を、前記凝縮器(13)、前記減圧手段(16)および前記冷凍用蒸発器(18)に循環させて前記圧縮機(11)に戻すための冷凍用冷媒循環路(32)と、
    前記圧縮機(11)より吐出された冷媒を、前記凝縮器(13)、前記減圧手段(15)および前記冷房用蒸発器(17)に循環させて前記圧縮機(11)に戻すための冷房用冷媒循環路(31)と、
    運転モードのうち、冷凍冷房同時モード、冷凍単独モード、冷房単独モードもしくは除霜モードのいずれかを選択する運転モード選択手段(41、42、43)と、
    前記運転モード選択手段(41、42、43)にて冷凍冷房同時モードが選択されたときに、前記冷凍用冷媒循環路(32)および前記冷房用冷媒循環路(31)を交互に周期的に開閉する循環路開閉手段(6、7、8)とを備える冷凍冷房装置において、
    前記循環路開閉手段(6、7、8)には、前記冷凍用冷媒循環路(32)を開閉する冷凍用バルブ(6)と、前記冷房用冷媒循環路(31)を開閉する冷房用バルブ(7)およびFIRバルブ(8)とが設けられ、
    前記FIRバルブ(8)は、前記冷房用バルブ(7)の下流側に設けられ、かつ前記冷房用バルブ(7)が閉弁された後に閉弁するように制御されることを特徴とする冷凍冷房装置。
  2. 前記FIRバルブ(8)は、前記冷房用バルブ(7)が閉弁された所定時間後に閉弁するように制御されることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷房装置。
  3. 前記FIRバルブ(8)は、前記冷房用蒸発器(17)で熱交換された吹出空気の吹出温度に基づいて、前記所定時間が設定されることを特徴とする請求項2に記載の冷凍冷房装置。
  4. 前記FIRバルブ(8)は、前記冷房用蒸発器(17)の出口圧力と前記圧縮機(11)の吸入圧力との圧力差に基づいて、前記冷房用バルブ(7)が閉弁された後に閉弁されることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷房装置。
  5. 前記冷凍用バルブ(6)は、前記運転モード選択手段(41、42、43)にて冷房単独モードが選択されたときに、前記冷房用冷媒循環路(31)内の高圧圧力に基づいて制御されることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷房装置。
  6. 前記冷凍用冷媒循環路(32)は、前記冷凍用バルブ(6)と前記減圧手段(16)との間に液相冷媒を蓄えるように構成したことを特徴とする請求項5に記載の冷凍冷房装置。
  7. 前記冷房用冷媒循環路(31)は、前記冷房用バルブ(7)の下流側に液相冷媒を蓄える液溜め部(20)を配設するように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の冷凍冷房装置。
  8. 前記冷房用バルブ(7)は、弁口径が大であることを特徴とする請求項7に記載の冷凍冷房装置。
JP2005041311A 2005-02-17 2005-02-17 冷凍冷房装置 Withdrawn JP2006224824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005041311A JP2006224824A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 冷凍冷房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005041311A JP2006224824A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 冷凍冷房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006224824A true JP2006224824A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36986552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005041311A Withdrawn JP2006224824A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 冷凍冷房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006224824A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101461394B1 (ko) * 2014-05-23 2014-11-14 오텍캐리어냉장 유한회사 압력 조절 기능을 가지는 냉동탑차의 냉동-냉방 시스템
CN114719515A (zh) * 2021-01-04 2022-07-08 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱的控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101461394B1 (ko) * 2014-05-23 2014-11-14 오텍캐리어냉장 유한회사 압력 조절 기능을 가지는 냉동탑차의 냉동-냉방 시스템
CN114719515A (zh) * 2021-01-04 2022-07-08 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱的控制方法
CN114719515B (zh) * 2021-01-04 2024-03-12 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱的控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060236707A1 (en) Refrigerator controlling method
JP4665601B2 (ja) エジェクタを用いたサイクル
KR20060113366A (ko) 냉장고
JP2004257694A (ja) 蒸気圧縮式冷凍機
JP2005140374A (ja) 熱交換器
JP2006224824A (ja) 冷凍冷房装置
JP4333586B2 (ja) 冷凍サイクル装置およびその制御方法
JP2006317079A (ja) 冷凍冷蔵庫
EP3540338A1 (en) Refrigerant circuit system, control device and control method
JPH10315753A (ja) 冷凍冷房装置
KR101600935B1 (ko) 냉동차량에서의 냉동-냉방 시스템 제어 장치 및 방법
JP2004132635A (ja) 2つの保冷庫を有する車両用の冷凍装置、およびその制御方法
JP2010076587A (ja) 輸送車両のキャビン空調装置
JP5039504B2 (ja) 陸上輸送用冷凍装置及び陸上輸送用冷凍装置の運転制御方法
JP2008008505A (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
JPH11321293A (ja) 車両用冷房装置
JP2005180752A (ja) 輸送用冷凍機及びその運転制御方法
JP2006132800A (ja) 冷凍サイクル装置
JPH07139827A (ja) 冷房冷凍装置
KR100898052B1 (ko) 냉장고의 운전제어방법
JP2004092930A (ja) 製氷機
JP2003287331A (ja) 冷蔵庫
KR100379403B1 (ko) 2개의 증발기가 구비된 냉장고의 제상운전 방법
JP5054909B2 (ja) 蓄冷装置付き空調装置
KR101660948B1 (ko) 핫가스 제상 냉동 사이클 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070418

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090227