JP2006223738A - ベッドテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベッドテーブルにおいて、ベッド脇に配置されて使用されているときに動かず、また、ベッドから取り外された後の保管が容易であるベッドテーブルを提供する。
【解決手段】 キャスタ3を備えた基台5と、前記基台5に立設された支柱7と、前記支柱7の上部に設けられたテーブル板9と、前記支柱9をベッドBに取り付けるための取り付け手段13とを有するベッドテーブル1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベッドテーブルに係り、特に、ベッドに併設されて使用されるものに関する。
図33は、従来のベッドテーブル500の概略構成を示す斜視図である。
従来のベッドテーブル500は、キャスタ502を備えた基台504と、テーブル板506とを備えており、前記基台504とテーブル板506とは、支柱508を介して連結されていると共に、側面視において「コ」字状に形成されている。前記キャスタ502には、ロック機構が設けられている(たとえば特許文献1参照)。
前記ベッドテーブル500は、前記基台504の一端部側がベッドの下にもぐり込むように、また、前記テーブル板506がベッドの上方に位置するように、前記キャスタ502がロックされた状態で、前記ベッドの脇に配置され、ベッドの使用者(たとえば入院患者)が食事等をする際にテーブルとして使用される。
また、前記従来のベッドテーブルとは異なる他のベッドテーブルとして、ベッドの長手方向の側縁に設けられたガイド板と、このガイド板の上側で前記ガイド板にスライド可能に取り付けられた支持脚と、前記支持脚の上側に取り付けられたテーブル板とを備えたベッドテーブルが知られている(たとえば特許文献2参照)。
特開2002−136370号公報 特開2000−23758号公報
ところで、前記特許文献1に記載のベッドテーブル500は、前述したように、テーブル板506がベッド上方に位置するようにして使用されるが、この使用時におけるベッドテーブル500の固定は、前記キャスタ502が回転しないようにロックすることのみによってなされているので、前記ベッドの使用者がテーブル板506に手をついて起き上がろうとしたとき等に、容易に動いてしまうという問題がある。
前記ベッドの使用者が入院患者であり身体の非健常者である場合、健常者に比べて前記テーブル板506に手をつくおそれが多くなるので、前記問題は一層顕著になる。
また、前記特許文献2に記載のベッドテーブルは、ベッドに支持されているので、ベッドの使用者がテーブル板に手をついてもベッドテーブルが容易に動くおそれは無い。
しかし、前記特許文献2に記載のベッドテーブルでは、テーブルが不要になりベッドから取り外したときに、この取り外したテーブルの保管のための場所をわざわざ確保しなければならないという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、ベッドテーブルにおいて、ベッド脇に配置されて使用されているときに動かず、また、ベッドから取り外された後の保管が容易であるベッドテーブルを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、キャスタを備えた基台と、前記基台に立設された支柱と、前記支柱の上部に設けられたテーブル板と、前記支柱をベッドに取り付けるための取り付け手段とを有するベッドテーブルである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のベッドテーブルにおいて、前記ベッドの長手方向で前記ベッドテーブルの位置を調整自在な位置調整手段を有するベッドテーブルである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のベッドテーブルにおいて、前記テーブル板は、直交する長軸と短軸を持つと共に、長軸の一端部側で、前記支柱に対して回動位置決め自在に設けられているベッドテーブルである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のベッドテーブルにおいて、前記支柱は、前記基台の一端部から立設しており、前記取り付け手段を構成している取り付け手段構成部材、前記位置調整手段を構成している位置調整手段構成部材は、前記支柱に係合していると共に、前記ベッドテーブルが前記ベッドに取り付けられていない状態では、前記支柱に対して上下方向に移動可能に構成されており、前記取り付け手段構成部材、前記位置調整手段構成部材の重量によって、前記テーブル板の回動位置決め状態が解除されると共に、前記基台の前記一端部と他端部を互いに結ぶ方向と前記テーブル板の長手方向とが互いにほぼ一致するように、前記テーブル板が前記支柱に対して保持されるように構成されているベッドテーブルである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のベッドテーブルにおいて、前記テーブル板が折りたたみ可能に構成され、または、前記基台が伸縮自在に構成され、または、前記支柱が伸縮自在に構成されているベッドテーブルである。
本発明によれば、ベッドテーブルにおいて、ベッド脇に配置されて使用されているときに動かず、また、ベッドから取り外された後の保管が容易であるという効果を奏する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るベッドテーブル1の概略構成を示す斜視図であり、図2は、ベッドテーブル1をベッドBに取り付けた状態を示す斜視図である。
ベッドテーブル1は、キャスタ3を備えた基台5を有し、前記基台5には支柱7が立設され、前記支柱7上部にはテーブル板9が設けられており、側面視において「コ」字状に形成されている。
また、前記ベッドテーブル1には、前記支柱7をベッドBに取り付けるための取り付け手段11と、前記ベッドテーブル1を前記ベッドBに取り付けた後に、前記ベッドBの長手方向で前記ベッドテーブル1の位置を調整自在な位置調整手段13が設けられている。
ベッドテーブル1は、前記基台5の一端部側がベッドBの下にもぐり込むように、また、前記テーブル板9がベッドBの上方に位置するようにして、ベッドBの脇に配置され、前記取り付け手段11でベッドBに取り付けられ使用される。
前記テーブル板9は、本実施の形態では長方形状に形成されていると共に、厚さ方向が上下方向になるようにして、長手方向の一端部側で前記支柱7に係合し、前記支柱7に対して回動位置決め自在になっている。なお、テーブル板は長方形状に限定されるものではなく長円形状や楕円形状または略菱形形状であっても良く、直交する長軸と短軸をもつ形状のテーブル板を、その長軸の一端部側で支柱に係合されていればよい。
前記ベッドテーブル1についてより詳しく説明する。
前記基台5は、たとえば角パイプ等の四角い筒状の部材を溶接等することにより、平面視において「H」字状に形成されている。また、キャスタ3は、前記基台5の4つの端部のそれぞれに設けられていると共に、少なくとも2つのキャスタ3において車輪の回転をロックすることができるロック機構を備えている。
前記基台5の一端部(前記基台5の角パイプが交差している2つの部位のうちの一方の部位)には、たとえば角パイプ等の四角い筒状の部材で構成された所定の高さの下側支柱15(前記支柱7を構成している支柱)が、溶接等により一体的に立設されている。
前記下側支柱15には、たとえば角パイプ等の四角い筒状の部材で構成された所定の長さの上側支柱17(前記支柱7を構成している支柱)が、前記下側支柱15に対して上下方向に移動自在なように係合していることにより、前記支柱7は伸縮自在に構成されている。また、前記上側支柱17の上部には、前記テーブル板9が回動位置決め自在に設けられている。
なお、図1に示す状態では、下側支柱15のほうが上側支柱17よりも太く形成されていることにより、下側支柱15の内側に上側支柱17が入り込んで係合しているが、下側支柱15よりも上側支柱17を太く形成し、上側支柱17の内側に下側支柱15が入り込んで係合していてもよい。
また、前記下側支柱15の上側には、雄ネジ19が螺合しており、この雄ネジ19に設けられているツマミを回し前記雄ネジ19を締めることにより、前記上側支柱17を前記下側支柱15に固定できるようになっている。
図3は、取り付け手段11と位置調整手段13との概略構成を示す斜視図であり、図4は、取り付け手段11の固定部材21をベッドBに取り付けた状態を示す断面図であり、図5は、前記取り付け手段11と前記位置調整手段13を用いて、ベッドテーブル1をベッドBに取り付けた状態を示す正面図である。
前記取り付け手段11や前記位置調整手段13は、固定部材21と保持部材23とを備えている。
前記固定部材21は、長手方向に直角な平面による断面が「L」字状であり所定の長さを備えた部材(たとえば、所定の長さのアングル材)で構成されている。
前記固定部材21の長手方向の中間部であって一方の辺(「L」字の一方の辺)には、突起25が一体的に設けられている。この突起25は、前記固定部材21の内側(90°の角度が形成されている側)で、前記固定部材21の他方の辺から所定の距離だけ離れて前記他方の辺とほぼ平行に延伸している。
前記突起25は、ほぼ円柱状に形成されているが、基端部側(前記固定部材21側)の径のほうが先端部側の径よりも僅かに太くなっている。なお、前記突起25を円柱状に形成し先端部側に面取りを施した形状にしてもよい。
前記固定部材21の長手方向の両端部側であって前記他方の辺には、雌ネジ孔27が設けられており、この雌ネジ孔27には、ハンドル部を備えた雄ネジ29が螺合している。この雄ネジ29のハンドル部は、前記固定部材21の外側に位置しており、前記雄ネジ29の先端部(前記固定部材21の内側)には、板状の把持部材31が設けられている。
ベッドBの幅方向の側部には、たとえば角パイプ等の四角い筒状の部材で構成され前記ベッドBの長手方向に延伸している枠部材B2が設けられており、この枠部材B2の上面には、たとえば、所定の間隔をあけて円形状の貫通孔B4が複数設けられている(図2参照)。これらの各貫通孔B4は、前記ベッドBからふとんが落ちることを防止するための柵を設置するために設けられたものである。
前記各貫通孔B4のうちの1つの貫通孔に前記突起25を挿入し、前記各雄ネジ29を締め付けると、前記突起25と前記把持部材31とで前記枠部材B2が挟み込まれ、前記固定部材21が前記ベッドBに一体的に設置されるようになっている(図4参照)。
前記固定部材21の長手方向の中間部であって前記他方の辺には、前記固定部材21の長手方向に延びた細長い貫通孔(スリット)33が形成されている。このスリット33には、2つの受け部材(たとえばTナット)35が係合する。
前記各Tナット35の基端部の幅は、前記スリット33の幅よりも大きく、前記各Tナット35の先端部側の幅は、前記スリット33の幅よりも僅かに小さくなっている。
前記保持部材23は、帯板状の部材を、長手方向に対称形状になるように4箇所で曲げることにより形成されており、長手方向の中間部に「コ」字状の保持部34が形成されている。この保持部34の内形は、前記下側支柱15の外形とほぼ等しくなっている。また、前記保持部材23の長手方向の両端部側には貫通孔37が形成されている。
そして、前記下側支柱15の高さ方向の一部が前記保持部材23の保持部34に適宜入り込んだ状態で、前記保持部材23と前記ベッドテーブル1とを前記固定部材(ベッドBに固定されている固定部材)21の適宜の位置に設置すると共に、前記保持部材23の各貫通孔37のうちの一方の貫通孔に締結具の例である六角ボルト39を通し、基端部側が前記固定部材21の内側に位置し先端部側が前記スリット33に入り込んで係合している一方のTナット35Aに、前記六角ボルト39の先端部側を螺合させ、また、前記各貫通孔37のうちの他方の貫通孔に、締結具の例でありハンドルのついたボルト41を通し、基端部側が前記固定部材21の内側に位置し先端部側が前記スリット33に入り込んで係合している他方のナット35Bに、前記ハンドル付ボルト41の先端部側を螺合させることにより、前記ベッドテーブル1が前記固定部材21に支持されて取り付けられるようになっている。
ところで、前記説明では、固定部材21をベッドBに固定した後に、保持部材23やベッドテーブル1を取り付けているが、ベッドテーブル1の固定部材21や保持部材23を取り付けた後に、前記固定部材21をベッドBに固定するようにしてもよい。
このようにしてベッドテーブル1がベッドBに取り付けられた状態では、ベッドテーブル1のキャスタ3は床面に接触しているものとする。
また、各Tナット35のうちの一方のナット(六角ボルト39が螺合するほうのナット)35Aの先端部の高さ(段差部の高さ)H1は、前記スリット33が形成されている辺の肉厚W1よりもごく僅かに大きくなっており、一方、各Tナット35のうちの他方のナット(ハンドル付ボルト41が螺合するほうのナット)35Bの先端部の高さ(段差部の高さ)H3は、前記スリット33が形成されている辺の肉厚W1よりもごく僅かに小さくなっている。
そして、六角ボルト39を締め付けたままにしておいて、前記ハンドル付のボルト41を僅かに緩めれば、前記ベッドテーブル1はスライドして、前記スリット33の長さに応じた距離だけ前記ベッドBが長手方向に移動でき、前記ハンドル付のボルト41を締め付ければ、前記ベッドテーブル1が前記ベッドBに固定されるようになっている。
なお、前記ハンドル付ボルト41を締め付けた場合には、前記下側支柱15(ベッドテーブル1)が前記固定部材21(ベッドB)に一体的に固定されるが、必ずしもこのように構成されていなくてもよい。
たとえば、前記保持部材23の保持部34の大きさを前記下側支柱15の外形よりもごく僅かに大きく形成しておいて、前記ハンドル付ボルト41を締め付けたときに、前記保持部材23が前記固定部材21に一体的に固定される一方で、前記下側支柱15が、前記固定部材21や前記保持部材23に対して上下方向にのみ移動できるように構成してもよい。
このように、ハンドル付ボルト41を締め付けたときでも、前記下側支柱15が上下方向に移動できれば、ベッドテーブル1をベッドBに設置し前記ハンドル付ボルト41を締め付けてある状態で、ベッドB(枠部材B2)の高さを容易に調整することができる。
また、前記固定部材21が突起25とハンドル付雄ネジ29で前記ベッドBに固定されているので、前記固定部材21(ベッドテーブル1)の前記ベッドBへの着脱が容易になっている。特に、前記固定部材21(ベッドテーブル1)を前記ベッドBから容易に取り外すことができるので、デイリー作業である診察やリネンサービスがしやすく、または、緊急の手術等のためベッド使用者(患者)をベッドBから搬出する際、すばやく搬出することができる。
なお、前記ベッドテーブル1のスライド量が、前記ベッドBの枠部材B2に設けられた各貫通孔B4の間隔よりも僅かに大きくなるように、前記スリット33の長さを形成すれば、ベッドBの長手方向の任意の位置に前記ベッドテーブル1を取り付けることが可能になる。
ところで、図6(取り付け手段11、位置調整手段13の変形例を示す図)に示すように、スリット33を斜めに形成し、位置調整手段13でベッドテーブル1の位置を調整したときに、テーブル板9の高さが変化するようにしてもよい。この場合、下側支柱15の下部の部位43に伸縮自在な機構を設け、テーブル板9が上下動しても、基台5は水平方向に移動し、キャスタ3を常に床に接触させることが望ましい。
次に、テーブル板9の回動位置決めについて詳しく説明する。
前記テーブル板9は、図1に示すように、ベアリング(図示せず)等を用いて、前述したように上側支柱17に回動自在に支持されている。
前記上側支柱17の上部側の周上には、図7(テーブル板9の回動位置決め部の概略構成を示す図)に示すように、溝45が、たとえば90°(前記テーブル板9の回動中心軸を中心にして90°)の間隔をあけて設けられており、前記テーブル板9の下部に設けられた操作ハンドル47を操作することによって、係合部材49が前記溝45に出入りし、前記溝45に前記係合部材49が入り込んだときには、前記テーブル板9が前記上側支柱17に固定され、前記溝45から前記係合部材49が抜け出たときには、前記テーブル板9が前記上側支柱17に対して回動するようになっている。なお、溝45の代わりに孔を設けてあってもよい。
さらに詳しく説明すると、前記操作ハンドル47は、「L」字状に形成されており、テーブル板9の下側に設けられていると共に、屈曲している中間部で前記テーブル板9に回動自在に支持されている。前記操作ハンドル47の操作部側はほぼ水平方向に延伸しており、前記操作ハンドル47の非操作部側は、ほぼ下方に延伸している。
また、水平方向に延伸している前記操作部側の中間部と前記テーブル板9との間には、付勢手段の例である圧縮バネ51が設けられており、前記操作部が下方向(テーブル板9から離れる方向)に向かうように付勢されている。
前記操作部とは反対側の非操作部側には、非操作部の延伸方向に沿ってスリット53が形成されている。
前記係合部材49は、前記テーブル板9の下部に一体的に設けられた筒状の部材55に係合し、水平方向に移動自在になっている。そして、前記筒状部材55の中心方向に移動したときに、前記係合部材49の先端部側が前記上側支柱17の溝45に入り込み、一方、前記筒状部材55の中心から離れる側に移動したときに、前記係合部材49の先端部側が前記上側支柱17の溝45から抜け出るようになっている。
また、前記係合部材49の基端部側には、ピン57が設けられこのピン57が、前記操作ハンドル47のスリット53に係合している。
そして、常態においては前記圧縮バネ51の付勢力により、前記係合部材49の先端部側が前記上側支柱17の溝45に入り込み、一方、前記操作ハンドル47の操作部が下方向に回動されたときに、前記係合部材49の先端部側が前記上側支柱17の溝45から抜け出るようになっている。
ベッドテーブル1によれば、ベッドB脇に設置されたときに取り付け手段11でベッドBに取り付けることができるので、設置後ベッドB使用者の手等が触れても動かず、また、基台5にキャスタ3が設けられているので、ベッドBから取り外された後、前記ベッドBから保管場所まで容易に移動することができ、ベッドテーブル1の保管が容易になる。
すなわち、キャスタ3をロックすることによってベッドB脇に配置する場合とは異なり、前記取り付け手段11でベッドBに取り付けられているので、人手による大きな力がベッドテーブル1に加わっても(たとえば起き上がろうとしてベッドBの使用者がベッドテーブル1に手をかけても)、ベッドテーブル1がベッドBに対してずれることはなく、ベッドBの使用者が安心して食事等をすることができる。
また、不要なときには、ベッドBから取り外してキャスタ3で転がしながら、邪魔にならないような保管場所まで簡単に移動することができると共に、ベッドBから取り外されたときには、取り付け手段11を備えていない普通のベッドテーブルとして使用することもできる。
また、市販のベッドテーブルに前記取り付け手段11を付加することにより、前記各効果を奏するベッドテーブル1を容易に得ることができる。
さらに、ベッドテーブル1によれば、位置調整手段13によって、ベッドBの長手方向で前記ベッドテーブル1の位置を調整自在になっているので、ベッドBの使用者の身長や使用態様等に応じた好みの位置にベッドテーブル1をセットすることができ、ベッドテーブル1の使いかってがよくなっている。
また、取り付け手段11を用いてベッドテーブル1をベッドに取り付ける際にも、ベッドBに対するベッドテーブル1の位置をある程度調整することができるが、前記位置調整手段13を用いれば、ベッドBに対するベッドテーブル1の位置を容易に微調整することができ、ベッドテーブル1の使いかってが一層よくなる。
また、ベッドテーブル1によれば、長方形状に形成されているテーブル板9の長手方向の一端部(基端部)側が支柱7に係合し、前記支柱7に対して回動位置決め自在になっているので、ベッドBの使用者の使用形態に応じてテーブル板9の回動位置を設定することができ、ベッドテーブル1の使いかってがよくなっている。
たとえば、図2に示すように、ベッドB上で上半身を起こしたままベッドBの使用者が食事等をするときには、前記テーブル板9(PS1)の長手方向が前記ベッドBの幅方向とほぼ一致するように、テーブル板9を回動位置決めしておけばよい。
また、ベッドBの使用者PがベッドB脇に腰掛けて食事等をするときには、前記テーブル板9の長手方向が前記ベッドBの長手方向(前後方向)とほぼ一致し、しかも、前記テーブル板9の他端部(先端部)が、ベッドBの前側を向くように回動位置決めしておけば(PS3)、ベッドB脇に腰掛けて食事等をしている使用者Pの脚部に、ベッドテーブル1の基台5や支柱7が存在しておらず、また、前記使用者の足元Fがすっきりする。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に係るベッドテーブル61の概略構成を示す斜視図である。
第2の実施形態に係るベッドテーブル61は、テーブル板9の回動位置決め機構、テーブル板9が折りたたみ可能に構成され、また、基台5が伸縮自在に構成されている点が、第1の実施形態に係るベッドテーブル1と異なり、その他の点は、第1の実施形態に係るベッドテーブル1とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
前記取り付け手段11、前記位置調整手段13を構成している取り付け手段構成部材(固定部材21A)、位置調整手段構成部材(保持部材23)は、前記支柱7に係合していると共に、前記ベッドテーブル61が前記ベッドBに取り付けられていない状態(非取り付けの状態)では、前記支柱7に対して上下方向に移動可能に構成されている。
そして、前記取り付け手段構成部材、前記位置調整手段構成部材の重量によって、前記テーブル板9の回動位置決め状態が解除されると共に、前記基台5の前記一端部と他端部を互いに結ぶ方向と前記テーブル板9の長手方向とが互いにほぼ一致するように(図2のPS1や図8に示すように)、前記テーブル板9が前記支柱7に対して保持されるように構成されている。
ところで、前記支柱7には、ガスシリンダを用いた高さ調節機構63が設けられており、テーブル板9の下方近傍に設けられた操作ハンドル65を操作することにより、テーブル板9の高さを調節することができるようになっている。
まず、前記取り付け手段11等を構成する固定部材21Aについて説明する。
前記固定部材21Aは、保持部材23を支持するためのスリット33が設けられている部位の形態が前記第1の実施形態と異なる。すなわち、固定部材21Aの長手方向の中間部において、断面が「L」字状の部材が上方に曲げられており、この曲げられている部位にスリット33が設けられている(図8参照)。なお、固定部材21Aが、前記第1の実施形態の固定部材21と同様な形態に構成されていてもよい。
また、第1の実施形態と同様に、前記固定部材21Aをベッドからはずし前記保持部材23のボルト41を緩めた状態では、前記固定部材21Aと前記保持部材23とは、断面が矩形状である支柱7に係合した状態で上下方向に移動できるようになっている。
ここで、テーブル板9の回動位置決め機構についてより詳しく説明する。
図9は、図8におけるIX部の断面(回動位置決め機構の断面図)であり、図10は、図9におけるXA−XB矢視を示す図であり、図11は、回動位置決め機構の概略構成を示す斜視図である。
図9に示すように、支柱7の下方内部には、底板67が一体的に設けられており、また、ガスシリンダ69を支持しているガスシリンダ支持部材71が、上下方向に延びた軸を中心にして前記底板67の上部で前記底板67に回動自在に支持されている。このようにガスシリンダ69、ガスシリンダ支持部材71が支持されていることにより、テーブル板9が回動するようになっている。
前記ガスシリンダ支持部材71は、上部で前記ガスシリンダ69を支持していると共に、前記ガスシリンダ支持部材71の上下方向の中間部には、円板状の部材73がこの厚さ方向が上下方向になるようにして、一体的に設けられている。
前記円板状部材73には、4つの貫通孔75が周方向で90°ずつ間隔をあけて設けられている。
ただし、前記4つの貫通孔75のうちの1つの貫通孔(たとえば、前記ガスシリンダ支持部材71の回動中心から見て前記キャスタ3を備えた基台5の突出方向に位置している貫通孔)75Bと前記ガスシリンダ支持部材71の回動中心との間の距離bは、前記4つの貫通孔75のうちの他の3つの貫通孔75Aと前記ガスシリンダ支持部材71の回動中心との間の距離aと異なっており、たとえば、距離bのほうが距離aよりも大きくなっている。
前記支柱7の下方内部であって前記円板状部材73の下側には、板状の第1の部材76がほぼ上下方向にのみ移動自在に設けられている。前記第1の部材76と前記底板67との間には、付勢手段の例である圧縮バネ77が設けられており、前記第1の部材76は上方向に付勢されている。
前記第1の部材76には、操作部が設けられており、この操作部は前記支柱7に設けられた貫通孔を通って前記支柱7の外部に突出している。また、前記第1の部材76の上面の所定の位置には、前記円板状部材73の他の3つの貫通孔75Aのうちのいずれか1つの貫通孔に入り込む突起79が1つ設けられている。
そして、前記第1の部材76の突起79が、前記他の3つの貫通孔75Aのうちのいずれか1つの貫通孔に入り込むことによって前記テーブル板9の回動が規制され、前記テーブル板9が位置決めされるようになっている。
前記支柱7の下方内部であって前記円板状部材73や前記第1の部材76の上側には、帯板状の部材を折り曲げて構成された第2の部材81が、前記第1の部材76と共に(たとえば前記第1の部材76に一体的に)ほぼ上下方向にのみ移動自在に設けられている。
前記第2の部材81には、操作部が設けられており、この操作部は前記支柱7に設けられた貫通孔を通って前記支柱7の外部に突出している。また、前記第2の部材81の下面の所定の位置には、前記円板状部材73の1の貫通孔75Bに入り込む突起83が1つ設けられている。
そして、前記円板状部材73の1つの貫通孔75Bに前記第2の部材81の突起83が入り込んでおらず、前記円板状部材73の1つの貫通孔75Bと前記第2の部材81の突起83とが上下方向で対向しており、前記円板状部材73の1つの貫通孔75Aに前記第1の部材76の突起79が入り込んでいる状態(テーブル板9と基台5の突出方向が一致している状態;図2に示すようにテーブル板9がPS1の回動位置にある状態)で、前記固定部材21Aと前記保持部材23(前記ベッドテーブル61がベッドBから取り外されて前記支柱7に対して上下方向に移動自在になっている前記固定部材21Aと前記保持部材23)が重量で下方向に移動し前記第1の部材76の操作部と前記第2の部材81の操作部とに接触すると、前記固定部材21Aと前記保持部材23との重量で前記第1の部材76と前記第2の部材81とが下方向に押し下げられるようになっている。
そして、前記第1の部材76の突起79が前記円板状部材73の貫通孔75Aから抜け出ると共に、前記第2の部材81の突起83が前記円板状部材73の貫通孔75Bに入り込み、前記テーブル板9が、このテーブル板9の延伸方向と基台5の突出方向とが互いに一致している状態で、位置決めされるようになっている。
次に、前記テーブル板9の折りたたみについて詳しく説明する。
図12、図14は、テーブル板9の折りたたみ機構の概略構成を示す図である。
テーブル板9は、基端部側部材85と先端部側部材87との2つに分かれている。前記基端部側部材85と先端部側部材87とは、下側に設けられた蝶番89等の回動支持部材で互いに連結されていることにより、支柱7によって水平に支持されている基端部側部材85に対して、前記先端部側部材87が、水平な方向に延伸している状態(図12(a)参照)と、折れ曲がって下方向に延伸している状態(図12(c)参照)との間で回動するようになっている。
より詳しく説明すると、前記基端部側部材85の下部には、四角い筒状の部材91がテーブル板9の延伸方向に延びて一体的に設けられている。この四角い筒状の部材91の内側には、四角柱状の部材93が水平方向に移動して出入り自在に設けられている。
また、前記四角い筒状の部材91の側面には、水平方向に延びた長い貫通孔(スリット)95が設けられており、前記四角柱状の部材93の基端部側には、突起97が設けられており、この突起97が前記スリット95を貫通していることにより、たとえば、前記四角柱状の部材93が前記四角い筒状の部材91から抜け落ちてしまうことを防止している。
そして、前記四角柱状の部材93が前記四角い筒状の部材91から突出している状態では、前記先端部側部材87が水平方向に延伸している状態(食事等で使用される状態)で支持され(図12(a)参照)、一方、前記四角柱状の部材93が前記四角い筒状の部材91に入り込んだ状態では、前記先端部側部材87がこの重量で下方向に折れ曲がるようになっている(図12(b)、(c))参照)。
テーブル板9を折りたたむことによって、図15(ベッドテーブル61の基台5を水平方向で重ねた状態を示す図)に示すように、基台5を水平方向で重ねてベッドテーブル61を収納できるようになる。
なお、前記突起97の代わりに、前記ハンドル付ボルト41(図1参照)と同様なボルトを設けてもよい。
すなわち、前記ハンドル付ボルト41と同様なボルトを前記四角柱状の部材93に螺合させておいて、前記ボルトを緩めたときは、前記四角い筒状の部材91に対して前記四角柱状の部材93が移動でき、前記ボルトを締め付けたときは、前記四角い筒状の部材91に前記四角柱状の部材93が固定されるようにしてもよい。
次に、基台5の伸縮について詳しく説明する。
図13、図14は、基台5の伸縮機構の概略構成を示す図である。
基台5は、この中央部で、基端部側部材(支柱7が設けられている部材)99と先端部側部材101との2つに分かれている。
そして、前記先端部側部材101を構成している角パイプ(前記基端部側部材99と係合する部位を構成している角パイプ)の内径は、前記基端部側部材99を構成している角パイプ(前記先端部側部材101と係合する部位を構成している角パイプ)の外径よりも僅かに大きく形成されており、前記基端部側の角パイプが前記先端部側角パイプの内側に入り込むスライドすることによって、前記基台5が伸縮するようになっている。
前記先端部側部材(前記基端部側部材99と係合する部位を構成している角パイプ)101の側面には、水平方向に延びた長い貫通孔(スリット)103が設けられており、前記基端部側部材(前記先端部側部材101と係合する部位を構成している角パイプ)99には、突起105が設けられており、この突起105が前記スリット103を貫通していることにより、前記先端部側部材101が前記基端部側部材99から抜けてしまうことを防止している。
ベッドテーブル61によれば、前記取り付け手段13や前記位置調整手段13を構成している部材21A、23の重量によって、前記テーブル板9の回動位置決め状態が解除されると共に、前記基台5の前記一端部と他端部を互いに結ぶ方向と前記テーブル板9の長手方向とが互いにほぼ一致するように、前記テーブル板9が前記支柱7に対して保持されるように構成されているので、前記ベッドテーブル61をベッドBから取り外し前記ベッドテーブル61を保管場所に保管する状態では、前記基台5と前記テーブル板9とが同じ方向に延伸していることになり、ベッドテーブル61の幅を小さくすることができ保管スペースを小さくすることができる。
また、ベッドテーブル61によれば、前記テーブル板9が折りたたみ可能に構成され、または、前記基台5が伸縮自在に構成され、または、前記支柱7が伸縮自在に構成されているので、前記ベッドテーブル61を保管するときの保管スペースを小さくすることができる。
なお、前記突起105の代わりに、前記ハンドル付ボルト41(図1参照)と同様なボルトを設けてもよい。
すなわち、前記ハンドル付ボルト41と同様なボルトを前記基端部側部材99に螺合させておいて、前記ボルトを緩めたときは、前記基端部側部材99に対して前記先端部側部材101が移動でき、前記ボルトを締め付けたときは、前記基端部側部材99に前記先端部側部材101が固定されるようにしてもよい。
ところで前記各実施系形態では、固定部材21、21Aやボルト等を用いてベッドテーブルの支柱7をベッドに固定する場合を例に掲げて説明したが、他の形態によって、ベッドテーブルをベッドに取り付けるようにしてもよい。
たとえば、レバーを回動等することによりワンタッチでベッドテーブルをベッドに着脱自在な構成のファスナーを使用して、ベッドテーブルをベッドに取り付けるようにしてもよいし、ハンドルを操作することにより、磁力の発生をオン・オフ自在なマグネットを使用して、ベッドテーブルをベッドに取り付けるようにしてもよいし、または、マジックテープ(登録商標)すなわち、フックとループとを備えた支持体からなるファスナーを使用して、ベッドテーブルをベッドに取り付けるようにしてもよい。また、支柱7の代わりに基台5等をベッドに取り付けるようにしてもよい。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係るベッドテーブル111は、取り付け手段11の具体的構成、テーブル板9の回動位置決め機構の具体的構成、テーブル板9の折りたたみ機構の具体的構成、基台5の伸縮機構の具体的構成が、第2の実施形態に係るベッドテーブル61と異なり、その他の点は、第2の実施形態に係るベッドテーブル61とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
まず、取り付け手段11について詳しく説明する。
図16は、取り付け手段11の構成を示す断面図であり、図17は図16におけるXVII矢視を示す図である。なお、図16は、図17におけるXVIA―XVIB断面に相当する。
図18は、図17におけるXVIII矢視を示す図であり、図19は、図17におけるXIX矢視を示す図である。
図20は、図18におけるXX部の断面の詳細を示す図であり、図21は、図18におけるXXI部の断面の詳細を示す図である。
取り付け手段11は、長手方向に垂直な平面による断面が「L」字状である固定部材113を備えている。この固定部材113は、「L」字の一方の辺に相当する部位が上下方向に伸展して支柱7に接触し、「L」字の他方の辺に相当する部位が下方に位置しベッドB側に水平に伸展して、支柱7とベッドBとの間に設置される。
前記固定部材113の前記「L」字の他方の辺に相当する部位であって長手方向の中間部には、ベッドBの孔B4に挿入される突起25が下方向に延伸して設けられている。
前記固定部材113の「L」字の一方の辺に相当する部位には、第1の実施形態に係る固定部材21のスリット33と同様なスリット33A、33Bが形成されている。
そして、第1の実施形態に係るベッドテーブル1と同様に、保持部材23、Tナット35A、35Bとほぼ同様なTナット115A、115B、ボルト39、41を用いて、固定部材113が支柱7に支持されるようになっている(図18参照)。固定部材113は、この固定部材113をベッドBに固定するためのボルト等を、前記ベッドテーブル1、61のように長手方向の両端部に設けていないので、固定部材113の長さを、前記第1の実施形態や第2の実施形態の固定部材21、21Aよりも短くすることができる。
また、前記各Tナット115A、115Bの端部は、たとえば円弧状に形成されていることによって角部がなくなっており、前記各Tナット115A、115Bが、露出していても見栄え等が悪化することを防いでいる。
次に、固定部材113をベッドBに固定する機構について詳しく説明する。
前記固定部材113の長手方向の中間部には、板状のリブ117A、117Bが設けられている。前記各リブ117A、117Bは、所定の間隔をあけて設けられている。
また、前記リブ117Aには、スリット119Aが上下方向に延びて設けられており、前記リブ117Bにも、同様なスリット119Bが設けられている(図16、図19参照)。
前記各リブ117A、117Bの内側には、ベッド固定バー121が上下方向に移動自在に設けられている。前記ベッド固定バー121の断面は「コ」字状に形成されており、前記ベッド固定バー121の両端部が、締結具の例であるボルト123、スペーサ125を用いて、前記各リブ117A、117Bに支持され(図21参照)、前記各スリット119A、119Bに沿って、前記ベッド固定バー121が移動自在になっている。
前記ベッド固定バー121の中間部は、前記固定部材113の「L」字の一方の辺に相当する部位と平行に(上下方向に)伸展しており、前記中間部には、ヒンジ押さえ127が水平方向に長く延びて設けられている。また、前記ヒンジ押さえ127の幅方向が上下方向になるように、前記ヒンジ押さえ127が前記ベッド固定バー121に設けられている。
前記ヒンジ押さえ127の断面(長手方向に対して垂直な平面による断面)は、上側の厚さよりも下側も厚さが薄い楔状に形成されている。
また、前記ヒンジ押さえ127は、たとえば、突起129を備えており、この突起129が前記ベッド固定バー121の中間部に設けられている孔に係合し、前記ベッド固定バー121(前記固定部材113の「L」字の一方の辺に相当する部位)に対して接近・離反する方向に、前記ヒンジ押さえ127が移動自在になっている。
前記ベッド固定バー121の中間部には、ベッド固定ノブ131が螺合している。そして、前記ノブ131を締め付けると、前記ヒンジ押さえ127が前記ベッド固定バー121の中間部から離反する方向に移動するようになっている。すなわち、前記ヒンジ押さえ127が前記固定部材113の「L」字の一方の辺に相当する部位に接近するようになっている。
また、前記各リブ117A、117Bの間には、棒状の支持部材135を介して板状のベッド固定ヒンジ133が上下方向に伸展して設けられている。前記ベッド固定ヒンジ133は、前記各リブ117A、117Bを互いに結ぶと共に水平な方向に延伸している軸を中心にして、前記各リブ117A、117B(固定部材113)に対して回動自在になっている。
前記ベッド固定ヒンジ133の幅は、前記各リブ117A、119Bの間の距離よりも僅かに短くなっており、前記ベッド固定ヒンジ133の長さ方向が上下方向になるように、前記ベッド固定ヒンジ133が前記固定部材113に支持されている。なお、前記ヒンジ押さえ127の長さは、前記ベッド固定ヒンジ133の幅とほぼ等しくなっている。
前記ベッド固定ヒンジ133の上側は、前記ヒンジ押さえ127に係合し、前記ベッド固定ヒンジ133の下側は、前記固定部材113に設けられている貫通孔を通過して、前記固定部材113の下側に突出している。
前記突出している前記固定部材113の下側には、パッド137が一体的に設けられている。このパッド137は、ベッドBに疵がつくこと等を防止するために樹脂等の部材で構成されている。
そして、前記ノブ131が緩められており、前記ヒンジ押さえ127や前記ベッド固定バー121が上方に位置し、図16に二点鎖線で示すように前記ベッド固定ヒンジ133の下側(前記パッド137)が前記ベッドBの枠部材B2から離れている状態では、前記突起25をベッドBの貫通孔B4から抜き取り、前記固定部材113を前記ベッドBから容易に取り外し、ベッドテーブル111を前記ベッドBから取り外すことができるようになっている。
一方、前記突起25を前記貫通孔B4に挿入した状態で、前記ベッド固定バー121を下側に移動すると、前記ヒンジ押さえ127で前記ベッド固定ヒンジ133が押されて回動し(図16の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に回動し)、前記突起25と前記パッド137とで前記ベッドBの枠部材B2を挟み込み、前記ベッドテーブル111が前記ベッドBに固定されるようになっている。
なお、楔状のヒンジ押さえ127によって固定されるので、図16に実線で示す位置にある前記ベッド固定ヒンジ133が、図16に二点鎖線で示す位置の方向に回動しにくくなっており、前記ベッドテーブル111が前記ベッドBから、容易にははずれないようになっている。
また、前記ベッドテーブル111が前記ベッドBに固定されている状態で、前記ベッド固定ノブ131を締め付ければ、前記ベッド固定ヒンジ133が一層回動しにくくなり、前記ベッドテーブル111が前記ベッドBから一層はずれにくくなる。
このように構成されているので、前記べッド固定バー121等の部材をスライドすることにより、ベッドテーブル111の取り付け・取り外しを容易に行うことができるようになっている。
次に、テーブル板9の折りたたみ機構の具体的構成について説明する。
図22は、テーブル板9の折りたたみ機構の概略構成を示す図であり、図23は、図22におけるXXIII矢視を示す図である。
図24は、図22におけるXXIV矢視を示す図であり、図25は、図22に示すXXV部の拡大図である。
第3の実施形態に係るベッドテーブル111のテーブル板9は、前記第2の実施形態に係るベッドテーブル61のテーブル板9とほぼ同様に、基端部側部材139と先端部側部材141とに分かれており、前記基端部側部材139と先端部側部材141とは、蝶番89で互いに連結されている。
ただし、前記先端部側部材141を下方向に折り曲げてある状態から回動させて水平方向に延伸させる際に、前記基端部側部材139と先端部側部材141との係合部で、誤って指等を挟んでしまうおそれを回避するために、前記基端部側部材139と先端部側部材141との係合部は、前記蝶番89の回動中心軸を中心にした円弧状(円柱側面の一部を用いた形状)に形成されている(図25(a)、(c)参照)。
また、前記基端部側部材139と先端部側部材141との係合部の上部側は、図25(b)(図25(a)のXXV部の拡大図)に示すように、前記先端部側部材141を水平にした場合でも、「V」字状に形成され、指等を挟まないようになっている。なお、前記「V」字状の部位を無くすことが望ましいが、無くすと前記基端部側部材139や先端部側部材141の係合部の先端部が尖ってしまうので、この尖ってしまうことを回避するために設けてある。
なお、図25(c)では、前記円弧状の部位で凹凸が交互に形成してあるが、図25(d)に示すように、たとえば、前記基端部側部材139のみに凸状の円弧状部位を形成し、前記先端部側部材141のみに凹状の円弧状部位を形成してもよい。
また、前記基端部側部材139の下方に取り付けられた筒状の部材140(図12に示す筒状の部材91に対応する部材)に対して、外観が四角柱状の部材142(図12に示す四角柱状の部材93に対応する部材)が、ローラ144(前記四角柱状の部材142に回動自在に設けられたローラ)で支持されつつ、水平方向に移動自在になっている。
前記筒状の部材140の内側上部には、板状の耳部146が一体的に形成されている。この板状の耳部146は、前記ローラ144が前記テーブル板9に直接接触し前記テーブル板9が磨耗することを防止するためのものである。
次に、テーブル板9の回動位置決め機構の具体的構成について説明する。
図26は、テーブル板9の回動位置決め機構の概略構成を示す断面図であり、図9に対応する図である。
図27は、図26におけるXXVIIA−XXVIIB断面を示す図であり、図28は、図26におけるXXVIIIA−XXVIIIB断面を示す図であり、図29は、図26におけるXXIXA−XXIXB断面を示す図である。
第3の実施形態に係るベッドテーブル111では、第1の部材143(図9に示す第1の部材76に相当する部材)が圧縮バネ145で支持され、第2の部材147(図9に示す第2の部材81に相当する部材)が圧縮バネ149で支持されている点と、前記第1の部材143が基端部側に存在している部位を回動中心にして、支柱7に対し回動するようになっている点、前記第2の部材147に設けられている突起151(図9に示す突起83に対応した突起;固定ピン)が、円板状の部材153(図9に示す円板状の部材73に対応する部材)の外周に設けられた切り欠き155(図29参照)に係合する点等を除いて、前記第2の実施形態に係るベッドテーブル61とほぼ同様に構成されており、ほぼ同様の効果を奏する。
上述したように形成されていることにより、たとえば、第1の部材143が平行移動ではなく回動するように設置されていることにより、また、貫通孔の代わりに円板状の部材153の外周に切り欠き155を設けて円板状の部材153の外径を小さくすることにより、第3の実施形態に係るベッドテーブル111では、回動位置決め機構の大きさを小型化することが容易になっている。
なお、平面視した場合、図28に示す部位157において、前記第1の部材143の一部と前記第2の部材147の一部とが互いに重なっており、前記第2の部材147で下方向に押された場合にも、前記第1の部材143が下方向に移動するようになっている。
次に、基台3の伸縮機構の具体的構成について説明する。
図30は、基台3の伸縮機構の概略構成を示す平面図であり、図31は、基台3の伸縮機構の概略構成を示す正面図であり、図32は、基台3が縮んだ状態を示す正面図である。
第3の実施形態に係るベッドテーブル111の基台3は、前記第2の実施形態に係るベッドテーブル61の基台3とほぼ同様に、基端部側部材159(図13に示す基端部側部材99に対応する部材)と先端部側部材161(図13に示す先端部側部材101に対応する部材)とに分かれており、前記基端部側部材159に対して、前記先端部側部材161がスライド位置決め自在になっている。
より詳しく説明する。
前記先端部側部材161を構成している四角い筒状のベース部材163の長手方向の中間部から水平方向に延伸して、適数本(たとえば2本)の円柱状の棒状体165が一体的に設けられている。
また、前記ベース部材163の長手方向の中間部からは、前記各棒状体165を覆うように、四角い筒状のカバー部材167が延伸して一体的に設けられている。
前記基端部側部材159を構成している四角い筒状のベース部材163の長手方向の中間部から水平方向に延伸して、四角い筒状のホルダー支持部材169が一体的に設けられており、前記ホルダー支持部材169の内部の先端部側には、樹脂等で構成されたロッドホルダー171が一体的に設けられている。
前記ロッドホルダー171には、適数の貫通孔が設けられており、これらの貫通孔に前記各棒状体165が係合してスライドするようになっている。前記カバー部材167の内径は、前記ホルダー支持部材169の外径よりも僅かに大きく形成されており、前記ロッドホルダー171の各貫通孔に前記各棒状体165が係合している状態では、前記ホルダー支持部材169の先端部側を、前記ロッドホルダー171の先端部側の部位が覆うようになっている。
なお、第2の実施形態に係るベッドテーブル61と同様に、固定ノブ173を締め付けた場合には、前記基端部側部材159に対して、前記先端部側部材161が固定されるようになっている。
本発明の第1の実施形態に係るベッドテーブルの概略構成を示す斜視図である。 ベッドテーブルをベッドに取り付けた状態を示す斜視図である。 取り付け手段と位置調整手段との概略構成を示す斜視図である。 取り付け手段の固定部材をベッドに取り付けた状態を示す断面図である。 取り付け手段と位置調整手段を用いて、ベッドテーブルをベッドに取り付けた状態を示す正面図である。 取り付け手段、位置調整手段の変形例を示す図である。 テーブル板の回動位置決め部の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るベッドテーブルの概略構成を示す斜視図である。 図8におけるIX部の断面(回動位置決め機構の断面図)である。 図9におけるXA−XB矢視を示す図である。 回動位置決め機構の概略構成を示す斜視図である。 テーブル板の折りたたみ機構の概略構成を示す図である。 基台の伸縮機構の概略構成を示す図である。 テーブル板の折りたたみ機構、基台の伸縮機構の概略構成を示す図である。 ベッドテーブルの基台を水平方向で重ねた状態を示す図である。 取り付け手段の構成を示す断面図である。 図16におけるXVII矢視を示す図である。 図17におけるXVIII矢視を示す図である。 図17におけるXIX矢視を示す図である。 図18におけるXX部の断面の詳細を示す図である。 図18におけるXXI部の断面の詳細を示す図である。 テーブル板の折りたたみ機構の概略構成を示す図である。 図22におけるXXIII矢視を示す図である。 図22におけるXXIV矢視を示す図である。 図22に示すXXV部の拡大図である。 テーブル板の回動位置決め機構の概略構成を示す断面図であり、図9に対応する図である。 図26におけるXXVIIA−XXVIIB断面を示す図である。 図26におけるXXVIIIA−XXVIIIB断面を示す図である。 図26におけるXXIXA−XXIXB断面を示す図である。 図30は、基台3の伸縮機構の概略構成を示す平面図であり、 図31は、基台3の伸縮機構の概略構成を示す正面図であり、 基台が縮んだ状態を示す正面図である。 従来のベッドテーブルの概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1、61、111 ベッドテーブル
3 キャスタ
5 基台
7 支柱
9 テーブル板
11 取り付け手段
13 位置調整手段
21、113 固定部材
23 保持部材
B ベッド

Claims (5)

  1. キャスタを備えた基台と;
    前記基台に立設された支柱と;
    前記支柱の上部に設けられたテーブル板と;
    前記支柱をベッドに取り付けるための取り付け手段と;
    を有することを特徴とするベッドテーブル。
  2. 請求項1に記載のベッドテーブルにおいて、
    前記ベッドの長手方向で前記ベッドテーブルの位置を調整自在な位置調整手段を有することを特徴とするベッドテーブル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のベッドテーブルにおいて、
    前記テーブル板は、直交する長軸と短軸を持つと共に、長軸の一端部側で、前記支柱に対して回動位置決め自在に設けられていることを特徴とするベッドテーブル。
  4. 請求項3に記載のベッドテーブルにおいて、
    前記支柱は、前記基台の一端部から立設しており、
    前記取り付け手段を構成している取り付け手段構成部材、前記位置調整手段を構成している位置調整手段構成部材は、前記支柱に係合していると共に、前記ベッドテーブルが前記ベッドに取り付けられていない状態では、前記支柱に対して上下方向に移動可能に構成されており、
    前記取り付け手段構成部材、前記位置調整手段構成部材の重量によって、前記テーブル板の回動位置決め状態が解除されると共に、前記基台の前記一端部と他端部を互いに結ぶ方向と前記テーブル板の長手方向とが互いにほぼ一致するように、前記テーブル板が前記支柱に対して保持されるように構成されていることを特徴とするベッドテーブル。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のベッドテーブルにおいて、
    前記テーブル板が折りたたみ可能に構成され、または、前記基台が伸縮自在に構成され、または、前記支柱が伸縮自在に構成されていることを特徴とするベッドテーブル。
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