JP2004288149A - スタンド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 仰向けに寝た状態でも、ノートパソコン等の被保持体の使い勝手が良く、しかも簡単な構成で被保持体を支持することができる、スタンド装置を提供すること。
【解決手段】 棒状体が折れ曲がって形成されると共に、この折れ曲がりにより、設置部位に設置された状態でユーザが寝そべった状態で入り込むことが可能な間隔部11が設けられるフレーム部材20と、フレーム部材20に取り付けられると共に、被保持体としてのノートパソコン80に接触する当接部材30と、フレーム部材20の側面部に対して昇降自在に取り付けられると共に、ノートパソコン80の背面又は前面を押さえ付ける圧接部43を有する固定手段40と、を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ノートパソコン等を保持させるためのスタンド装置に関する。
パーソナルコンピュータの中でも、ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノートパソコンという。)は、持ち運びし易く、一般に軽量であり、また、設置スペースをさほど必要としないというメリットがある。かかるノートパソコンは、通常は机やテーブルの上に載置して使用しているが、人によっては、ベッドの上や床の上に置き、寝そべった状態で使用することがある。特に、体の不自由な人等が、ノートパソコンを使用する場合、寝そべった状態で使用されることが多い。
ところで、寝そべった状態でノートパソコンを使用する場合、その姿勢がうつ伏せとなることが多い。その場合、画面を見るために顔だけが前方側を向いた状態となり、首が曲がると共に背中も反り返るように曲がる。このため、長時間うつ伏せ状態でノートパソコンを使用し続けると、首や背中が徐々に辛くなり、長時間使用が困難である。
このような問題を解決するために、仰向けの状態でノートパソコンを使用する器具が存在する。この種の器具としては、特許文献1および特許文献2記載のものがある。このうち、特許文献1記載のものでは、スタンドにテーブルを支持させ、該テーブルにノートパソコンを保持させる。この場合、ノートパソコンに設けられているフック受溝またはタップを介して、テーブルにノートパソコンを固定している。また、特許文献2記載のものでは、別途のテーブルに、所定肉厚の一対のスタンドを設置する。一対のスタンドには、中心軸線が傾斜しているU字溝が形成されていて、このU字溝にノートパソコンを差し込んで保持さている。
特開2000−311031号公報(段落番号0006、図1〜図4参照) 実用新案登録第3086366号公報(要約、図1〜図3参照)
ところで、上述の特許文献1記載の構成では、ノートパソコンの側面にフック受溝やタップを形成する必要がある。このフック受溝やタップは、ノートパソコンのメーカが設置することになるが、ノートパソコンのメーカは仰向けの状態でノートパソコンを使用する人のために、わざわざフック受溝やタップを設けることはしない。このため、特許文献1記載のスタンド装置を採用するのは現実的ではない。また、特許文献1記載の構成では、スタンドを支持する台座部が存在しており、硬いと思われる台座部の上部に人が寝そべる状態となる。そのため、使用者は、台座部の部分が凸となって体に当たり、その寝心地の良さは期待できない。
また、特許文献2記載の構成では、別途スタンドを載置するためのテーブルを準備しなければならない。このため、結果的には大掛かりな構成となっている。また、特許文献2記載の構成では、ユーザが寝そべるベッド等の上部にテーブルを位置させるので、ユーザはベッド等とテーブルとの間の、狭い空間に寝そべる状態となる。このため、ユーザはすぐに起き上がることも困難となる等の問題も生じる。
さらに、上述の特許文献1および2のいずれの構成においても、マウスをどの部位に置いて使用するのか、定かではない。例えば、ベッドの上部のシーツ等は平らでなく、マウスは使用できない。また、特許文献1記載の構成では、ノートパソコンを保持するテーブルでマウスを動かすことは、テーブルが狭く困難である。また、特許文献2記載の構成では、テーブルでマウスを動かそうとしても、肘を折り曲げ、さらに手首を折り曲げた状態でマウスを使用しなければならず、その使い勝手が非常に悪い。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、仰向けに寝た状態でも、ノートパソコン等の被保持体の使い勝手が良く、しかも簡単な構成で被保持体を支持することができる、スタンド装置を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のスタンド装置は、棒状体が折れ曲がって形成されると共に、この折れ曲がりにより、設置部位に設置された状態でユーザが寝そべった状態で入り込むことが可能な間隔部が設けられるフレーム部材と、フレーム部材に取り付けられると共に、被保持体の前面又は背面の一部に接触する当接部材と、フレーム部材の側面部分に対して昇降自在に取り付けられると共に、被保持体の背面又は前面を押さえ付ける圧接部を有する固定手段と、を有するものである。
このような構成では、被保持体は、固定手段を介してフレーム部材に保持される。この場合、フレーム部材に対して固定手段を昇降させることにより、適宜の位置で、被保持体を保持させることができる。また、被保持体は、フレーム部材に対しては、当接部材を介在させた状態で、保持される。このように被保持体を保持させた状態で、ユーザがフレーム部材により形成される間隔部に入り込んで仰向けに寝そべると、ユーザは仰向けに寝そべったまま、ノートパソコン等の被保持体を操作することができる。
そのため、ユーザは、寝ながら被保持体を使用するに際して、うつ伏せになる必要が無い。それによって、長時間寝たままの状態でも、首や背中が痛くならずに済み、被保持体を長時間使用することが可能となる。つまり、仰向けに寝た状態でも、被保持体の使い勝手が良くなる。また、構成をコンパクト化することができ、どのような場所でも使用することができる。さらに、ユーザが寝そべった状態から起き上がるに際して移動させやすく、起き上がり等に際して邪魔になるのを防ぐことができる。さらに、使用に際して、テーブル等の別部材を使用する必要が無い。また、台座部等の部分が、寝そべっているユーザの背中に当たることがなく、台座部等の凸となる部分がユーザの背中等にぶつかって寝心地を阻害することがない。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、被保持体はノートパソコンであると共に、フレーム部材は、設置部位に設置される一対の脚フレーム部と、ノートパソコンのうち、キーボードの手前側と奥側に亘る方向を保持すると共に、脚フレーム部に対して傾斜角度が鋭角を為す状態で立設されている一対の側方フレーム部と、ノートパソコンのうち、キーボードの奥側に沿う状態で該ノートパソコンを保持すると共に、一対の側方フレーム部の間を連結する上方フレーム部と、を具備し、脚フレーム部、および脚フレーム部と側方フレーム部との間の部位は、間隔部でユーザが寝そべるために拡幅されていると共に、側方フレーム部および上方フレーム部のうち、脚フレーム部が鋭角を為す側とは反対側において、ノートパソコンを保持するものである。
このように構成した場合には、フレーム部材のうち、側方フレーム部と上方フレーム部とによって、ノートパソコンが保持される。かかる保持は、脚フレーム部に対して側方フレーム部が鋭角を為す側とは反対側において為され、ノートパソコンのキーボードが存在する面側に、側方フレーム部と上方フレーム部とが存在する状態で保持される。それによって、脚フレーム部に対して側方フレーム部が鋭角を為す側で、ノートパソコンが保持される場合と比較して、ノートパソコンを安定的に保持することが可能となる。また、側方フレーム部と比較して、脚フレーム部、および脚フレーム部と側方フレーム部との間の部位が拡幅されている。そのため、間隔部が拡幅され、ユーザはこの間隔部で良好に寝そべることができる。また、側方フレーム部および上方フレーム部は、脚フレーム部よりも狭く設けられ、ノートパソコンを良好に保持することが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、フレーム部材には、ノートパソコンを操作するマウスを載置するマウステーブルが取り付けられるものである。このようにすると、ユーザは仰向けに寝そべった状態でも、マウス操作を行うことができる。それによって、ユーザは、仰向けに寝そべった状態で、キーボード操作のみならず、マウス操作をも行うことができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、脚フレーム部には、中空であって脚フレーム部材よりも長さ寸法が大きな伸長用脚が取り付けられると共に、この伸長用脚には、該伸長用脚の長手に沿うガイドスリットが形成されていて、該ガイドスリットの一端側は開放していると共に他端側は閉塞していて、このガイドスリットを介して脚フレーム部が差し込まれ、フレーム部材を伸長用脚で安定的に支持するものである。
このように構成した場合には、ガイドスリットを介して、伸長用脚の中空部分に脚フレーム部が差し込まれる。それにより、フレーム部材は、伸長用脚によって安定的に支持される。特に、ガイドスリットの差し込みの奥側の端部に、脚フレーム部のうち、側方フレーム部に向かう湾曲部分が当接する状態で差し込まれると、伸長用脚は、該湾曲部分を境界として、伸長用脚の長手方向の両方向に向かって伸長する。それによって、ノートパソコンの保持を安定化させることが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、圧接部は、ネジ溝が形成されているネジ部を有すると共に、ノートパソコンに押し当てられる圧接板を具備し、固定手段は、ネジ部を圧接部とは別体的に設けられているネジ孔へ捻じ込むことにより、ノートパソコンに圧接板を押し当てる万力部材であり、フレーム部材には、ノートパソコンを巻回状態で保持する保持バンドが取り付けられるものである。
このように構成した場合には、固定手段として、万力部材を用いているので、ノートパソコンを固定する際に、ネジ孔へネジ部を捻じ込むだけで、該ノートパソコンに圧接板が押し当てられるので、ノートパソコンの保持を簡単に行える。また、保持バンドをノートパソコンに対して巻回させることができる。このようにすれば、ノートパソコンを、フレーム部材に対して一層安定的に保持させることができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、棒状体を金属製の中実部材とすると共に、傾斜角度を45度〜75度とするものである。このようにした場合には、棒状体を金属製の中実部材としているため、大きな強度を備える構成となる。したがって、スタンド装置を長期に亘って使用しても、形状変形を来たさずに使用することができる。また、傾斜角度を45度〜75度としたことにより、被保持体を側方フレーム部および上方フレーム部で良好に受け止めることができる。
本発明によると、仰向けに寝た状態でも、ノートパソコン等の被保持体の使い勝手が良くなる。しかも簡単な構成で被保持体を支持することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1から図3に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスタンド装置10を説明するための斜視図であり、図2は、スタンド装置10の主要機能を説明するための拡大斜視図である。また、図3は、スタンド装置10の使用状態を示す斜視図である。
スタンド装置10は、フレーム部材20と、被保持体としてのノートパソコンがと右折する当接部材30と、万力部材40と、を主要な構成要素としている。ここで、本実施の形態に係るスタンド装置10の材料は、当接部材30は、ゴムを材質としていると共に、それ以外の部材(フレーム部材20、万力部材40等)は、主として金属(例えば鉄)を材質として形成されている。しかしながら、材質はこれらに限られない。例えば、当接部材30はゴムではなく、例えばシリコン樹脂等の各種の樹脂等、ノートパソコン80(図3参照)の表面に損傷を与えない材質を使用可能である。また、フレーム部材20は、金属材質以外にも、例えば木や竹等の非金属を材質としても良い。
フレーム部材20は、金属の丸棒状体の折り曲げ形状を為している。フレーム部材20は、図1に示すように、脚フレーム部21と、この脚フレーム部21から上方に延伸する側方フレーム部22と、最も上方に位置する上方フレーム部23とを有している。脚フレーム部21および側方フレーム部22は、夫々一対ずつ設けられていて、スタンド装置10の中心軸線を挟んで互いに対称である。また、側方フレーム部22は、図1に示すように、脚フレーム部21に対しての傾斜角度αが90度未満となるように設定されている。
なお、一対の脚フレーム部21の一方側(図1においては、下方(手前)側に位置する脚フレーム21)を脚フレーム部21aとし、他方側(図1においては、上方(奥)側に位置する脚フレーム21)を脚フレーム部材21bとする。両者をまとめて呼ぶ場合、単に脚フレーム部21とする。同様に、側方フレーム部22の一方側を側方フレーム部22aとし、他方側を側方フレーム部22bとする。また、両者をまとめて呼ぶ場合、単に側方フレーム部22とする。また、脚フレーム部21a,21b、および側方フレーム部22a,22bで囲まれ、ユーザが入り込んで寝そべることが可能な空間を、間隔部11とする。
また、図1、図2に示すように、側方フレーム部22a,22bには、夫々万力部材40が取り付けられる。万力部材40は、固定手段として機能し、ノートパソコン80(図3参照)を挟持する部材である。この万力部材40は、ワイヤクリップ部41と、万力ステー部42と、圧接部43と、万力側当接部材44と、を有している。このうち、ワイヤクリップ部41は、側方フレーム部22に対して昇降自在であり、かつナット41eの締結によって側方フレーム部22に対する高さ位置を固定することが可能である。
ワイヤクリップ部41は、その外観が略U字を為すU字ボルト41aを有し、このU字ボルト41aの湾曲内部に、側方フレーム部22が位置可能である。また、ワイヤクリップ部41は、座金部41bを有していて、この座金部41bに形成されている孔部41cに、U字ボルト41aが挿通される。さらに、U字ボルト41aの先端側には、ネジ溝41dが形成されていて、このネジ溝41dにナット41eが螺合される。
また、座金部41bには、U字ボルト41aを挟み込む状態で、上下に配置される一対の挟持部41fが一体的に設けられている。各挟持部41fには、2つの突起部の間に外観が略U字形状のU字溝41gが存在していて、このU字溝41fに側方フレーム部22が挿通する。そして、座金部41bの孔部41cにU字ボルト41aを挿通させた後に、ネジ溝41dにナット41eを捻じ込めば、該U字ボルト41aの湾曲部分と、一対のU字溝41gの湾曲部分との間で、側方フレーム部22を安定的に挟持可能となる。
また、U字ボルト41aの2つのネジ溝41dの間隔およびU字溝41gの幅は、共に側方フレーム部22の直径よりわずかに大きく形成され、側方フレーム部22のどの位置にもU字ボルト41aと座金部41bは取り付け可能となっている。このようにして、ワイヤクリップ部41は、側方フレーム部22に対し、所望の高さ位置に係止可能となる。
また、万力ステー部42は、ワイヤクリップ部41から離間する方向に延伸している。この万力ステー部42は、本実施の形態では、その外観が略L字を為すように形成されている。なお、万力ステー部42のうち、ワイヤクリップ部41側の側辺には、万力側当接部材44が取り付けられている。万力側当接部材44は、後述する当接部材と同様に、ノートパソコン80の側縁に当接する部分である。
また、万力ステー部42のうち、ワイヤクリップ部41から離間する幅広の他端側には、ネジ孔42aが設けられている。ネジ孔42aには、圧接部43のネジ部43aが螺合されている。圧接部43には、ネジ部43aと、把手部43bと、圧接板43cとが設けられている。このうち、ネジ部43aは、所定の直径を有する棒状部分の外周面に、ネジ溝43dが形成されている部分である。また、把手部43bは、ネジ部43aのうち、側方フレーム部22から離間する他端側に設けられていて、ユーザが手で握り易いように、ネジ部43aに対して略直交した状態に設けられている。
また、圧接板43cは、ネジ部43aのうち、側方フレーム部22に向かう一端側に設けられている。圧接板43cの外観は、側方フレーム部22に向かう側が略円盤面となっていて、後述するように、ノートパソコン80の裏面に良好に当接可能である。
また、図1、図3に示すように、側方フレーム部22と、上方フレーム部23とには、夫々ノートパソコン80に直接接触する、当接部材30が取り付けられている。なお、本実施の形態では、当接部材30は、側方フレーム部22に1つずつ、上方フレーム部23に2つの計4つ設けられている。以下の説明では、上方フレーム部23に位置している当接部材30を当接部材30aとし、側方フレーム部22に位置している当接部材30を当接部材30bとし、両者をまとめて呼ぶ場合、単に当接部材30とする。
また、当接部材30bは、圧接板43cと対向する状態で、側方フレーム部22に取り付けられる。それにより、圧接板43cと当接部材30bとで、ノートパソコン80の下端側が支持される。また、以下の説明においては、当接部材30を長手方向に貫く孔部を、貫通孔31とする。さらに、本実施の形態では、当接部材30は略円筒状に形成されているが、当接部材30は略円筒状に限られず、略角筒状等、種々の形状を採用可能である。
以上のような構成を有するスタンド装置10を使用する方法について、以下に説明する。まず、当接部材30および万力部材40を、フレーム部材20の適宜の位置に夫々取り付ける。この場合、当接部材30の貫通孔31にフレーム部材20の端部を差し込み、当接部材30をフレーム部材20に対して順次移動させてゆく。それによって、当接部材30が、フレーム部材20の適宜の部位に夫々位置する。また、U字ボルト41aの内部に側方フレーム部22を位置させて、該U字ボルト41aの端部側を座金部41bの孔部41cに差し込む。この場合、挟持部41fのU字溝41gに側方フレーム部22を位置させる状態で、孔部41cにU字ボルト41aの端部側(ネジ溝41d側)を差し込む。
次に、ネジ溝41dにナット41eを締結方向に回転させて捻じ込み、ワイヤクリップ部41に所定の締結力を付与させる。すると、万力部材40は、側方フレーム部22の所定高さ位置に係止される。なお、万力ステー部42が側方フレーム部22を挟んで設置部位とは反対側の部位に配置されるように、ナット41eを締結する。
この後に、万力側当接部材44にノートパソコン80の側面部を位置させる。また、当接部材30aにノートパソコン80のキーボード面81の奥側を当接させると共に、当接部材30bにキーボード面81の手前側を当接させる。次に、圧接板43cが側方フレーム部22に向かうように把手部43bを回転させる。それにより、圧接板43cがノートパソコン80の裏面に圧接されると共に、当接部材30a,30bに、夫々キーボード面81の奥側および手前側が圧接される。それによって、ノートパソコン80がフレーム部材20に対して取付固定される。その後、ユーザが間隔部11に仰向けの状態で寝そべると、ユーザは仰向けに寝そべったまま、ノートパソコン80の画面を閲覧し、またキーボード81a等を操作することができる。
このような構成のスタンド装置10によれば、万力部材40の高さ位置を調整することにより、ノートパソコン80を、適宜の高さ位置でフレーム部材20に対して保持させることができる。そして、かかる保持状態で、ユーザが間隔部11に入り込んで仰向けに寝そべると、ユーザは、寝そべった状態で、ノートパソコン80を操作することができる。そのため、ユーザはうつ伏せになる必要が無く、長時間寝たままの状態でも、首や背中が痛くならずに済み、ノートパソコン80を長時間使用することが可能となる。つまり、仰向けに寝た状態でも、ノートパソコン80の使い勝手が良くなる。
また、スタンド装置10は、別途テーブルを必要とせず、主としてフレーム部材20を構成要素とするため、その構成をコンパクト化することができ、どのような場所でも使用することができる。さらに、スタンド装置10は、ユーザが寝そべった状態から起き上がるに際して移動させやすく、起き上がり等に際して邪魔になるのを防ぐことができる。また、台座部等がないため、該台座部等の部分が、寝そべっているユーザの背中に当たることがない。そのため、台座部等の凸となる部分がユーザの背中等にぶつかって寝心地を阻害することがない。
また、当接部材30が介在する状態で、ノートパソコン80をフレーム部材20に保持させるので、ノートパソコン80に傷が生じるのを防ぐことができる。さらに、万力部材40を使用して、ノートパソコン80を保持するので、操作が簡単であり、安定的にノートパソコン80を保持させることができる。
さらに、フレーム部材20の背面側において、ノートパソコン80が保持される。そのため、ノートパソコン80を安定的に受け止めることができる。すなわち、フレーム部材20の背面側でノートパソコン80を保持する場合、該ノートパソコン80が自重によりフレーム部材20側に向かおうとする。そのため、ノートパソコン80をフレーム部材20にもたれ掛けさせることができ、安定的な保持を行うことができる。
また、ノートパソコン80の倒れをフレーム部材20が受け止める構成となるので、ノートパソコン80がユーザの顔面に倒れてくる、という危険を確実に防止できる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係るスタンド装置10Aについて、図4から図6に基づいて説明する。なお、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材については、同一符号を付して説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るスタンド装置10Aの全体構成を示す斜視図であり、ノートパソコン80を取り付ける前の状態を示す。また、図5は、スタンド装置10Aのうち、伸長用脚50の一端側の構成を示す斜視図である。また、図6は、同じくスタンド装置10Aの全体構成を示す斜視図であり、ノートパソコン80を取り付けた後の状態を示す。
図4、図6に示すように、本実施の形態でも、スタンド装置10Aは、フレーム部材20を具備している。フレーム部材20は、例えば中実の金属製のパイプを折り曲げて形成される部材である。このフレーム部材20は、上述の脚フレーム部21、側方フレーム部22、および上方フレーム部23の他に、立設フレーム部24、拡幅フレーム部25を有している。すなわち、フレーム部材20は、後述する伸長用脚50が取り付けられる脚フレーム部21と、この脚フレーム部21に対して所定角度傾斜した状態で延伸している、立設フレーム部24、拡幅フレーム部25、側方フレーム部22および上方フレーム部23とから構成されている。
なお、脚フレーム部21、立設フレーム部24、拡幅フレーム部25、および側方フレーム部22は、夫々一対ずつ設けられている。また、以下の説明では、左右の部材のいずれか一方を呼ぶときは、a,bを付して区別する。また、上方フレーム部23は、側方フレーム部22の上端側を結ぶように、1つだけ設けられている。脚フレーム部21、立設フレーム部24、拡幅フレーム部25、側方フレーム部22および上方フレーム部23は、金属製の1つの丸棒材から形成されており、その直径は全て同一である。
一対の脚フレーム部21の間は、ユーザが寝そべるのに、適切な間隔を保持して設置されている。この脚フレーム部21には、伸長用脚50が取り付けられる。伸長用脚50は、例えば樹脂を材質とすると共に、図5に示すように、脚フレーム部21の直径に対応した中空孔51を有する中空部材である。この伸長用脚50は、その両端が開放している。また、伸長用脚50の一端部50aには、他端部50bに向かう、所定長さのガイドスリット52が設けられている。ガイドスリット52は、脚フレーム部21を差し込めるよう、その一端側が外部に対して開放している。
また、伸長用脚50の両端側には、キャップ部材53が取り付けられる。キャップ部材53は、脚フレーム部21を中空孔51に差し込んだ状態で、該中空孔51を閉塞する部材である。このキャップ部材53が伸長用脚50に取り付けられると、中空孔51から脚フレーム部21が外れ難くなる。
また、立設フレーム部24は、脚フレーム部21から上方に向かい、該脚フレーム部21と同程度の幅を維持しながら延伸している。また、拡幅フレーム部25は、立設フレーム部24と側方フレーム部22の間に位置している。この拡幅フレーム部25は、ユーザが寝そべり易い広い幅の一対の立設フレーム部24と、ノートパソコン80の保持に適した狭い幅の一対の側方フレーム部22とを連結する部分である。そのため、拡幅フレーム部25は、スタンド装置10Aの正面から見ると、設置面に対して鉛直とはならず、該設置面に対して傾斜している。すなわち、立設フレーム部24を正面から見ると(矢示A方向から見ると)、接地面に対して略90度為した状態となっているが、拡幅フレーム部25は、正面から見た場合、接地面に対して所定の角度(例えば、15〜75度の角度範囲等)を為して傾斜して設けられている。
なお、側方フレーム部22、および上方フレーム部23の構成は、上述の第1の実施の形態と同様であり、その説明を省略する。また、万力部材40Aは、上述の第1の実施の形態と同様の構成となっているが、当該万力部材40Aのフレーム部材20に対する固定を緩めたり締め付けたりするために回転させるハンドル45を具備している。この点が、上述の第1の実施の形態の万力部材40と異なるが、その他の点については、上述の第1の実施の形態と略同一のため、その説明を省略する。
また、本実施の形態では、当接部材30は、上述の第1の実施の形態で説明したものとは異なり、ノートパソコン80への当接状況に応じて、3種類程設けられている。かかる3種類の当接部材30を、以下の説明では、第1の当接部材32、第2の当接部材33および第3の当接部材34と区別して説明する。しかしながら、当接部材30の種類は3種類に限られず、例えば2種類、又は4種類以上存在していても良い。
第1の当接部材32は、図4、図6に示すように、長手方向の長さが、他の当接部材33,34よりも長く設けられている。すなわち、第1の当接部材32は、ノートパソコン80に対し、他の当接部材33,34よりも距離が長い状態で接触する。しかしながら、第1の当接部材32は、他の当接部材33,34と比較して、その肉厚が最も薄肉となるように設けられている。
また、第2の当接部材33は、長手方向の長さが、第1の当接部材32より短く設けられると共に、その肉厚が3種類の当接部材32〜34の中では、最も大きく設けられている。すなわち、第2の当接部材33の外径は、3種類の当接部材32〜34の中で最大である。第2の当接部材33には、その長手方向に沿って、該第2の当接部材33の全体を貫くように、スリット33aが形成されている。スリット33aは、フレーム部材20の直径よりも幅が狭く設けられている。このスリット33aにフレーム部材20をあてがって、第2の当接部材33をフレーム部材20に向けて押し込むと、第2の当接部材33が弾性変形し、該第2の当接部材33がフレーム部材20に取り付けられる。
なお、第2の当接部材33にスリット33aを設けない構成を採用しても良い。このように構成しても、当接部材32〜34が具備する挿通孔31にフレーム部材20の端部を差し込んで順次移動させることにより、該第2の当接部材33をフレーム部材20の所望の部位に位置させることが可能である。また、第1の当接部材32および第3の当接部材34に対しても、スリット33aと同様のスリットを設けるようにしても良い。
また、第3の当接部材34は、長手方向の長さが、3種類の当接部材32〜34の中で、最も短く設けられる。これと共に、第3の当接部材34の肉厚は、第1の当接部材32よりも大きいが、第2の当接部材33より小さく、その外観が略リング状となっている。
また、フレーム部材20には、保持バンド60が取り付けられる。保持バンド60は、一方の保持バンド61と、他方の保持バンド62とから構成されている。これら一方の保持バンド61と、他方の保持バンド62とは、夫々一方側の側方フレーム22aまたは拡幅フレーム部25a、他方側の側方フレーム部22bまたは拡幅フレーム部25bに巻回された状態で取り付けられている。
また、一方の保持バンド61および他方の保持バンド62は、夫々バンド部分63a,63bと、このバンド部分63a,63bの一端部に取り付けられている留め具64a,64bとから構成されている。このうち、一方の留め具64aは、単にバンド部分63aを巻回状態でフレーム部材20に取り付けるためのものである。また、他方の留め具64bは、バンド部分63bを巻回状態でフレーム部材20に取り付けると共に、バンド部分63aを差し込んで、該バンド部分63aを締結状態とすることを可能としている。それによって、ノートパソコン80は、保持バンド60によってフレーム部材20に対して締結固定される。
また、本実施の形態では、フレーム部材20に対してマウステーブル70が取り付けられる。マウステーブル70は、図4、図6に示すように、マウス(不図示)を載置するテーブル部71と、このテーブル部71の側方に位置しているワイヤクリップ部72と、を有している。ワイヤクリップ部72は、上述の第1の実施の形態で説明した万力部材40のワイヤクリップ部41と同様の構成であり、その詳細について説明を省略する。また、第2の実施の形態の万力部材40Aと同様の構成としても良い。また、テーブル部71は、マウスを摺動可能なように、例えば金属製の平板状部材から構成されている。そのため、テーブル部71においては、トラックボール式のマウスのみならず、光学式のマウスも使用可能である。
なお、本実施の形態のスタンド装置10Aの寸法について説明すると、スタンド装置10Aの全体の高さ寸法は約56cm、脚フレーム部21の長さ寸法は40cm、側方フレーム部22の長さ寸法は60cm、上方フレーム部23の長さ寸法は20cmである。また、一対の脚フレーム部21a,21bの間の長さ寸法は40cmである。また、伸長用脚50の長さ寸法は、キャップ部材53を取り付けた状態で約45cmである。さらに、脚フレーム部21と立設フレーム部24との間の傾斜角度角度αは、約60度である。しかしながら、これらの寸法値、および傾斜角度αは、これに限られない。具体的には、ユーザが良好に使用することを考慮すれば、スタンド装置10Aの全体の高さ寸法は50cm〜70cm、脚フレーム部21の長さ寸法は40cm〜50cm、側方フレーム部22の長さ寸法は20cm〜30cm、上方フレーム部23の長さ寸法は20cm〜30cm、一対の脚フレーム部21の間の長さ寸法は40cm〜70cm、脚フレーム部21と立設フレーム部24との間の傾斜角度αは45度〜75度であれば、好適である。
以上のような構成を有するスタンド装置10Aを使用する方法について、以下に説明する。なお、このスタンド装置10Aを使用する方法の説明においても、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様の部分については、その説明を省略する。
ユーザは、上述の第1の実施の形態の場合と同様にして、ノートパソコン80を保持させる。この場合、ノートパソコン80の種類に応じて、該ノートパソコン80を接触させるための当接部材32〜34を取捨選択する。また、圧接板43cをノートパソコン80の裏面に圧接させた後に、保持バンド60を、ノートパソコン80の大きさに応じて、締結させる。それによって、ノートパソコン80は、一層安定的に、フレーム部材20に保持される状態となる。
また、使用に先立って、脚フレーム部21に伸長用脚50が取り付けられる。伸長用脚50の取り付けに際しては、脚フレーム部21の先端部分をガイドスリット52を通過させ、その後に中空孔51に差し込まれる。この場合、脚フレーム部21と立設フレーム部24との境界部分(湾曲部分)が、ガイドスリット52の差し込み側の端部にぶつかる位置まで、脚フレーム部21は差し込まれる。また、脚フレーム部21の差し込みが終了した後に、伸長用脚50の夫々の端部に、キャップ部材53を被せる。それによって、脚フレーム部21が伸長用脚50から抜けるのが防止される。また、中空孔51の内部にゴミ等が侵入するのが阻止される。
なお、図5に示すように、伸長用脚50のうち、脚フレーム部21と立設フレーム部24との境界部分よりも背面側の部位を後方延伸部54とし、脚フレーム部21と立設フレーム部24との境界部分よりも正面側の部位を前方延伸部55とする。
また、マウステーブル70の高さ位置を適宜の高さ位置に調整した後に、ナット(図示省略)を締結させる。それによって、マウステーブル70が、フレーム部材20の所望の高さ位置に取り付けられる。なお、マウステーブル70は、ノートパソコン80と干渉しない部位であれば、フレーム部材20のうち、どのような部位に取り付けられても良い。図4、図6には、立設フレーム部24にマウステーブル70が取り付けられている状態が示されている。この状態では、仰向けに寝るユーザが手を伸ばし易い部位に、マウステーブル70が位置していて、ユーザが使用する際の利便性に配慮している。
その後、ユーザは間隔部11に仰向けの状態で寝そべる。この場合、ユーザは仰向けに寝そべったまま、ノートパソコン80の画面を閲覧し、またキーボード81a等を操作することができる。また、マウステーブル70にて、マウスを操作可能となる。
このような構成のスタンド装置10Aによると、拡幅フレーム部25が設けられているので、一対の側方フレーム部22a,22bの間よりも、一対の脚フレーム部21a,21bの間の幅が広くなっている。このため、間隔部11が拡幅され、ユーザはこの間隔部11で良好に寝そべることができる。また、側方フレーム部22a,22bの間の間隔は、脚フレーム部21a,21bの間の間隔よりも狭く設けられ、ノートパソコン80を良好に保持することが可能となる。
さらに、フレーム部材20には、マウステーブル70が取り付けられている。このため、ユーザは仰向けに寝そべった状態でも、マウスを操作することができる。それによって、ユーザは、仰向けに寝そべった状態で、キーボード操作のみならず、マウスの操作をも行うことができ、ノートパソコン80の使い勝手が向上する。
また、脚フレーム部21には、伸長用脚50が取り付けられている。しかも、脚フレーム部21を伸長用脚50に取り付ける際に、ガイドスリット52から、脚フレーム部21と立設フレーム部24との境界部分(湾曲部分)が延伸する。このため、その境界部分が後方延伸部54と前方延伸部55との間に位置することとなり、フレーム部材20は、伸長用脚50によって安定的に支持される。
特に、ガイドスリット52の差し込みの奥側の端部に、脚フレーム部21のうち、立設フレーム部24に向かう湾曲部分が当接する状態で差し込まれると、伸長用脚50は、該湾曲部分を境界として、前方延伸部55と、後方延伸部54が存在する状態となる。そのため、フレーム部材20が正面側に倒れるのが防止されるのみならず、該フレーム部材20が背面側に倒れるのも防止される。それによって、フレーム部材20は、一層安定的にノートパソコン80を保持することが可能となる。なお、キャップ部材53は、伸長用脚50の長さを長くすることとなり、倒れ防止という点でも効果を増強させる働きがある。
さらに、フレーム部材20には、ノートパソコン80を巻回状態で保持する保持バンド60が取り付けられている。このため、保持バンド60をノートパソコン80に対して巻回させることができ、ノートパソコン80を、フレーム部材20に対して一層安定的に保持させることができる。
また、フレーム部材20は、丸棒の中実部材から構成されているので、大きな強度を有している。そのため、スタンド装置10Aを長期に亘って使用しても、形状変形を来たさずに使用することができる。また、パイプよりも重くなるので、安定性が向上する。しかしながら、中実部材を用いずに中空状のパイプを用いるようにしても良い。また、ワイヤクリップ部41,72でフレーム部材20を挟み込んでも、該フレーム部材20に変形を来たさない。
以上、本発明の第1及び第2の実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の第2の実施の形態では、伸長用脚50に対するフレーム部材20の角度は、固定的である。しかしながら、伸長用脚50に対するフレーム部材20の角度を、可変とする構成を採用しても良い。また、上述の各実施の形態では、フレーム部材20はその寸法が変化せず、固定的である。しかしながら、例えばフレーム部材20の一部分に、長さを無段階で調整可能な、伸縮自在のフリーロック機構を設けるように構成しても良い。このようにすれば、ユーザがスタンド装置10Aを好みのサイズに調整して使用することができる。
また、上述の各実施の形態では、脚フレーム部21に対する側方フレーム部22等の角度が、固定的に設けられている。しかしながら、この角度を可変としても良い。例えば、脚フレーム部21に対して立設フレーム部24を、軸を中心として回動自在に設ける。これと共に、つっかえ棒の一端側を立設フレーム部24に対して回動自在に取り付ける。そして、このつっかえ棒の他端側にピン部材を設け、このピン部材を脚フレーム部21に形成された複数の孔部から選択的に差し込むようにする。このように構成すれば、ピン部材を差し込む孔部を選択することで、脚フレーム部21に対する側方フレーム部22等の角度を段階的に調整することができる。
また、例えば側方フレーム部22と上方フレーム部23との間につっかえ棒を設けるようにしても良い。この場合、例えば、上方フレーム部23につっかえ棒の一端側を軸を中心として回動自在に取り付けると共に、つっかえ棒の他端側のピン部材を、側方フレーム部22に形成した孔部に差し込むように構成することができる。このようにすれば、フレーム部材20は、コンパクトに折り畳むことが可能となる。
また、フレーム部材20は、複数のコーナ部分と、フレーム部分とから構成され、コーナ部分に対してフレーム部分が差し込み式となるように構成しても良い。さらに、上述の各実施の形態では、フレーム部材20の背面側でノートパソコン80の保持を行う構成について説明したが、フレーム部材20の正面側でノートパソコン80の保持を行う構成を採用しても良い。この場合には、万力部材40,40Aおよび保持バンド60の個数を増やす等して、ノートパソコン80の保持を、一層確実に行うようにするのが好ましい。
また、保持バンド60の留め具64に、着脱式の着脱フックを設けるようにしても良い。着脱フックは、鍵部を有し例えば留め具64aに存在するフック体と、孔部を有し留め具64bに存在するフック係合体とを備えていて、鍵部が孔部の例えば縁部に係止される。また、フック体を指で撓ませる等すれば、孔部の縁部に対する鍵部の係止が解除され、孔部からフック体を引き抜ける。このように構成すると、フック体はフック係合体に対して着脱自在となる。また、フレーム部材20と留め具64a,64bとの間のバンド部分63a,63bの長さを自在に設定可能とすれば、一度ノートパソコン80の締結を行い、適切な長さに調整されたバンド部分63a,63bの状態を維持しながら、次回の締結を行うことができる。また、保持バンド60は、面ファスナーを利用して形成するようにしても良い。
さらに、フレーム部材20の、例えば上方フレーム部23に、ディスプレイの姿勢維持を図るためのディスプレイ保持部材の一端側を取り付けると共に、ディスプレイ保持部材の他端側をディスプレイに係止させるようにしても良い。このようにすれば、使用に際してディスプレイに揺れが生じる場合に、該ディスプレイの揺れを防ぐことができる。
ディスプレイの姿勢維持としては、保持バンド60を利用してノートパソコン80をフレーム部材20に固く保持させた後、ノートパソコン80の裏側に位置している保持バンド60に、一端側を引っ掛け、他端側をディスプレイの上端側に引っ掛けるように、引っ掛け部材を利用するようにしても良い。さらに、その引っ掛け部材を保持バンド60の一部分として形成するようにしても良い。
本発明のスタンド装置は、仰向けに寝ながらノートパソコンを使用するに際して最適なものとなる。また、本発明のスタンド装置は、ノートパソコン以外にも、電子楽器を演奏する場合等、日用品、福祉器具の分野等あらゆる分野において利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るスタンド装置の構成を示す斜視図である。 図1のスタンド装置のうち、万力部材の構成を示す斜視図である。 図1のスタンド装置に対して、ノートパソコンを取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスタンド装置の構成を示す斜視図である。 図4のスタンド装置のうち、伸長用脚の一端側の構成を示す斜視図である。 図4のスタンド装置に対して、ノートパソコンを取り付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10,10A…スタンド装置
11…間隔部
20…フレーム部材
21…脚フレーム部
22…側方フレーム部
23…上方フレーム部
24…立設フレーム部
25…拡幅フレーム部
30…当接部材
32…第1の当接部材
33…第2の当接部材
34…第3の当接部材
40,40A…万力部材(固定手段)
43…圧接部
43a…ネジ部
43c…圧接板
50…伸長用脚
52…ガイドスリット
60,61,62…保持バンド
70…マウステーブル
80…ノートパソコン

Claims (6)

  1. 棒状体が折れ曲がって形成されると共に、この折れ曲がりにより、設置部位に設置された状態でユーザが寝そべった状態で入り込むことが可能な間隔部が設けられるフレーム部材と、
    上記フレーム部材に取り付けられると共に、被保持体の前面又は背面の一部に接触する当接部材と、
    上記フレーム部材の側面部分に対して昇降自在に取り付けられると共に、上記被保持体の背面又は前面を押さえ付ける圧接部を有する固定手段と、
    を有することを特徴とするスタンド装置。
  2. 前記被保持体はノートパソコンであると共に、前記フレーム部材は、
    設置部位に設置される一対の脚フレーム部と、
    上記ノートパソコンのうち、キーボードの手前側と奥側に亘る方向を保持すると共に、上記脚フレーム部に対して傾斜角度が鋭角を為す状態で立設されている一対の側方フレーム部と、
    前記ノートパソコンのうち、キーボードの奥側に沿う状態で該ノートパソコンを保持すると共に、上記一対の側方フレーム部の間を連結する上方フレーム部と、
    を具備し、上記脚フレーム部、および上記脚フレーム部と上記側方フレーム部との間の部位は、前記間隔部でユーザが寝そべるために拡幅されていると共に、上記側方フレーム部および上記上方フレーム部のうち、上記脚フレーム部が上記鋭角を為す側とは反対側において、上記ノートパソコンを保持することを特徴とする請求項1記載のスタンド装置。
  3. 前記フレーム部材には、ノートパソコンを操作するマウスを載置するマウステーブルが取り付けられることを特徴とする請求項1記載のスタンド装置。
  4. 前記脚フレーム部には、中空であって前記脚フレーム部材よりも長さ寸法が大きな伸長用脚が取り付けられると共に、この伸長用脚には、該伸長用脚の長手に沿うガイドスリットが形成されていて、該ガイドスリットの一端側は開放していると共に他端側は閉塞していて、このガイドスリットを介して前記脚フレーム部が差し込まれ、前記フレーム部材を上記伸長用脚で安定的に支持することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスタンド装置。
  5. 前記圧接部は、ネジ溝が形成されているネジ部を有すると共に、前記ノートパソコンに押し当てられる圧接板を具備し、
    前記固定手段は、上記ネジ部を前記圧接部とは別体的に設けられるネジ孔へ捻じ込むことにより、前記ノートパソコンに上記圧接板を押し当てる万力部材であり、
    前記フレーム部材には、前記ノートパソコンを巻回状態で保持する保持バンドが取り付けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスタンド装置。
  6. 前記棒状体を金属製の中実部材とすると共に、前記傾斜角度を45度〜75度とすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスタンド装置。
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