JP2006221852A - 誘導結合型プラズマ発生装置 - Google Patents

誘導結合型プラズマ発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 真空窓の外側の2以上の高周波アンテナに流れる高周波電流の比率を適切に制御し、プラズマ密度の不均一性を改善できる誘導結合型プラズマ発生装置を提供する。
【解決手段】 この誘導結合型プラズマ発生装置は、プラズマ26を生成して基板21を処理するための真空容器11、真空容器壁部に設けられる真空窓12、真空窓の外側に配置される2以上のアンテナ部分から成る高周波アンテナ13、高周波アンテナに高周波を供給する高周波電源14、基板ホルダ22を備える。さらに2以上のアンテナ部分は直列に接続された結線構造を有し、少なくとも1つのアンテナ部分に対して並列にコンデンサ31A,31Bを接続する。コンデンサの容量値は、上記の2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率が最適に調整するように設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は誘導結合型プラズマ発生装置に関し、特に、電磁波エネルギを誘導結合によって供給して高密度プラズマを生成しかつ当該プラズマの均一性を改善し、化学的または物理的な作用に基づき対象物の表面処理を行うのに好適な誘導結合型プラズマ発生装置に関する。
プラズマを利用して表面処理を行うため、従来から、誘導結合型プラズマ発生装置が利用されている。この種のプラズマ発生装置の代表的な応用例としては、被処理基板の表面のエッチングを行う反応性イオンエッチング装置、被処理基板の表面に成膜を行う化学的気相成長(CVD)装置、被処理基板の表面に酸化、窒化等の処理を行う新たな機能を与える表面処理装置等が知られている。いずれの応用においても誘導結合型プラズマ発生装置の基本的構造は共通している。
誘導結合型プラズマ発生装置を装着したプラズマ処理装置は、基本的に、プラズマ処理を行うための真空容器の例えば上壁に誘電体製の真空窓を設け、この真空窓の大気側に、真空容器内にプラズマを生成するためのアンテナが配置された構造を有する。このアンテナには電源から整合器を経由して高周波電流が供給される。かかるプラズマ処理装置が例えば反応性イオンエッチング装置に適用されると仮定する。このような反応性イオンエッチング装置では、真空容器の内部を所定の真空状態になるように減圧排気し、その後にプロセスガスを所定流量で導入し、さらにアンテナを介して高周波電力を供給すると、真空容器内で放電が生じ、プラズマが生成される。生成されたプラズマによって上記プロセスガスでは種々の電離、解離等の反応が起き、真空容器内に配置された基板の表面に対してエッチングや薄膜形成等の処理が行われる。
上記構造を有するプラズマ処理装置において、上記アンテナには、例えば、螺旋状の高周波アンテナ、リング状の高周波アンテナが提案されている。いずれのアンテナも、アンテナに高周波電流が流れると、真空容器内に振動磁場が誘起され、プラズマが励起・生成される。
ドライエッチングやプラズマCVD等のプラズマ処理装置では、被処理基板の表面の全面に渡って均一な処理を行うことが要求される。そのためには被処理基板の表面の全面でプラズマ密度が均一になることが必要である。被処理基板としては直径が200〜300mmのシリコンウェハを想定すると、直径350〜400mmの範囲でプラズマ密度の不均一性を極小とすることが必要である。許容される不均一性の範囲は処理内容によって異なるが、一般的には±5%以内である。
プラズマ密度の分布については、上記螺旋状の高周波アンテナを用いた構成によれば、真空容器の中心部付近のプラズマ密度が周辺部のプラズマ密度よりも高くなる傾向がある(特許文献1の従来技術の説明の箇所)。またリング状の高周波アンテナを用いた構成によれば、プラズマ密度の分布は放電圧力に依存して変化する。数Pa程度以下の圧力では真空容器の中心部付近のプラズマ密度が高くなり、10Pa程度以上の圧力ではアンテナ付近のプラズマ密度が高くなる傾向がある。さらに、一般的に、ガス種、ガス圧力、高周波電力(放電電力)、真空窓に対する基板電極の位置等のプロセス条件を変化させると、被処理基板の表面のプラズマ密度の均一性は変化する。このため、或る特定のプロセス条件に対しては、アンテナの形状を最適化することが必要とされた。さらには、磁石による静磁界の利用、螺旋状高周波アンテナの一部分を真空窓から機械的に引き離すこと等によるプラズマ密度分布の改善が試みられている。
上記において、一般的に、アンテナ形状を最適化する手法では均一性に優れたプラズママ密度分布が得られるプロセス条件の範囲が狭いという不具合がある。またアンテナの最適形状の決定は試行錯誤的に行う必要がある等の欠点がある。またアンテナ形状を機械的に制御する手法はアンテナ可動構造のために大掛かりな機構が必要となる。
上記の問題を解決するため、さらに従来では、真空窓の外側に2以上の複数の高周波アンテナを設け、これらの高周波アンテナのそれぞれに流れる高周波電流を制御することにより、真空容器内の隣接するプラズマ領域への高周波電力結合を制御してプラズマ密度の分布の均一化を図るという装置構成が提案されている。
さらに装置の製作コストを下げかつ小型化を図るため、1台の高周波電源から並列に接続した複数の高周波アンテナに高周波を供給し、アンテナに直列に固定容量または可変容量のコンデンサを接続し、当該コンデンサの容量値を適宜に調整することにより2以上の高周波アンテナに流れる高周波電流の比率を調整するという装置構成も提案されている(特許文献2)。
米国特許第5401350号公報 特表2002−519861号公報
前述のごとく、アンテナに高周波電流が流れて真空容器内にプラズマを生成する場合、プラズマの密度が変化すると、プラズマと電磁的に結合するアンテナのインピーダンスが変化する。高周波電源からアンテナには高周波電力一定の条件で高周波電流が供給されているので、アンテナのインピーダンスが変化すると、アンテナに流れる高周波電流が変化する。
真空窓の外側に配置されるアンテナが内側と外側の2以上のアンテナである場合、これらのアンテナに流れる高周波電流により生成される誘導結合プラズマでは、それぞれのアンテナに流れる高周波電流の値が等しいとき、内側アンテナ直下のプラズマ密度がより大きくなる傾向がある。このため、従来、内側アンテナの高周波電流値を外側アンテナの高周波電流値よりも小さくして、プラズマの均一化を図ることが考えられている。
具体的に、従来では、1台の高周波電源から内側アンテナと外側アンテナに対して並列接続の構成に基づいて並列的に高周波電力を供給し、さらに内側アンテナと外側アンテナのそれぞれに対して直列に可変容量コンデンサを接続していた。この接続構成によれば、可変容量コンデンサを調整し、それにより内側アンテナと外側アンテナの各高周波電流値を独立に変化させる。その結果、内側アンテナと外側アンテナを流れる高周波電流の値の比率が変化し、各アンテナの直下に生成するプラズマの密度を変化させることができる。しかし、この構成においては、アンテナを流れる高周波電流値が変化することにより、誘導結合するプラズマの状態が変化し、それによって再びアンテナのインピーダンスが変化するといった不安定な循環が起きる。よって、従来の可変容量コンデンサを調整する方法は、プラズマ密度を均一化するには極めて困難な方法であった。さらに、内側アンテナと外側アンテナのそれぞれと結合されるプラズマは、プラズマ空間内で結合しているため、不安定の様態は複雑である。その結果、各アンテナを流れる電流の不均衡が増大したり、電流が振動したりする問題が生じていた。
本発明の目的は、上記の問題に鑑み、真空窓の外側に配置された内側アンテナおよび外側アンテナ等のごとき2以上のアンテナに対して1台の高周波電源から高周波電力を供給し、かつ高周波電流の経路を単一にすることによって電流の不安定な循環を抑制し、2以上のアンテナのそれぞれに流れる高周波電流の制御性を向上させ、かつ各アンテナの高周波電流値の変動を低減し、高周波電流の値の比率が安定した一定の状態に維持されるように適切に制御し、これにより被処理基板の表面のプラズマ密度の不均一性を改善することができる誘導結合型プラズマ発生装置を提供することにある。
本発明に係る誘導結合型プラズマ発生装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
第1の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項1に対応)は、プラズマを内部で生成して基板を処理するための真空容器と、この真空容器の壁部に設けられる誘電体製の真空窓と、この真空窓の外側に配置される2以上のアンテナ部分から成る高周波アンテナと、この高周波アンテナに高周波を供給する高周波電源と、真空容器内で被処理基板を保持する基板ホルダとを備えている。上記の構成において、2以上のアンテナ部分は直列に接続された結線構造を有し、これらの2以上のアンテナ部分の少なくとも1つのアンテナ部分に対して並列にコンデンサを接続している。このコンデンサの容量値は、上記の2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率が最適に調整するように設定されている。
上記の構成を有する誘導結合型プラズマ発生装置では、高周波アンテナに所要の電力を供給して得られる高周波電流によって、真空窓を通して真空容器内に高周波、振動磁場を誘起し、そのエネルギを用いてプラズマを生成させる。このプラズマの生成において、高周波電源に対して直列に接続された2以上のアンテナ部分のそれぞれに流れる高周波電流を、各アンテナに並列に接続されたバイパス用コンデンサの容量値を適切に調整することにより調整する。このため、可変容量のコンデンサの容量値を調整して内側アンテナおよび外側アンテナを流れる高周波電流をそれぞれ独立に変化させることができる。その結果、それぞれのアンテナの直下に生成されるプラズマの密度を、互いに独立に変化させることができ、全体的なプラズマ密度の均一性を向上させることができる。さらに供給する高周波の電力を変化させた場合にも、各アンテナに流れる高周波電流の値の変化は相対的にほとんど等しく、その結果、各アンテナを流れる高周波電流値の比率の変化も小さく、安定して一定値に保持される。このように各アンテナを流れる高周波電流値の比率の変化を抑制し最適に保持することにより、真空容器内の中心部と周縁部とでプラズマの密度の分布の不均一性を小さくすることが可能となる。
第2の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、2以上のアンテナ部分は、一部が開いたループ状の1つまたは複数の内側アンテナと、一部が開いたループ状の1つまたは複数の外側アンテナであることで特徴づけられる。
第3の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、上記の2以上のアンテナ部分は、一部が欠如した略円形の内側アンテナと、一部が欠如した略円形の外側アンテナであり、内側アンテナと外側アンテナは同心円の位置関係で配置されることを特徴とする。この構成では、好ましくは、内側アンテナは、真空容器の中心部に対応して配置され、外側アンテナは内側アンテナの周囲に配置される。なお内側アンテナと外側アンテナの位置関係を同心円的位置関係以外にすることもできる。
第4の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、内側アンテナと外側アンテナは共に矩形であることを特徴とする。
第5の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、内側アンテナに流れる電流の方向と外側アンテナに流れる電流の方向とが逆方向になるように、内側アンテナと外側アンテナは接続されることを特徴とする。
第6の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、内側アンテナに流れる電流の方向と前記外側アンテナに流れる電流の方向とが同じ方向になるように、内側アンテナと外側アンテナは接続されることを特徴とする。
第7の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項7に対応)は、上記の構成において、好ましくは、コンデンサは可変容量コンデンサであり、2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率を最適に調整するようにその容量値が設定されることを特徴とする。
第8の誘導結合型プラズマ発生装置(請求項8に対応)は、上記の構成において、好ましくは、コンデンサは、2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率を調整するように予めその容量値が決定された固定容量コンデンサであることを特徴とする。
本発明によれば、高周波アンテナを2以上の内外のアンテナ部分で構成し、かつ高周波電源に対して2以上のアンテナ部分を直列に接続し、かつ少なくとも1つのアンテナ部分に対して所望の容量値のコンデンサを並列に接続し、当該コンデンサの容量値を変えることにより高周波電流を変化させるようにしたため、2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率が変化せずほぼ一定値に維持されるように調整でき、さらに高周波電流の値の変動も小さく抑えられ、プラズマ状態の変動も小さく抑えられ、不安定な循環をなくし、誘導結合型プラズマ発生装置のプラズマ密度分布の不均一性を顕著に改善することができる。またプラズマ密度を均一化するための可変容量コンデンサの調整を非常に容易に行うことができる。さらに本発明によれば、従来方式では十分な均一性が得られなかったプロセス条件、または限定されたプロセス条件においてのみ実現可能であった表面処理、クリーニング、エッチング等のプロセスを、より優れたプラズマ均一性をもって実効することができ、工業的に有効である。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による誘導結合型プラズマ発生装置の基本的アンテナ構成を有する第1実施形態を示し、基板を処理する真空容器11を上側から見た図である。図2は真空容器11の内部構造を示す縦断面図である。
図1および図2に示したプラズマ生成装置の構造は、真空容器11の天井部11aに設置された真空窓12の大気側に誘導結合型の高周波アンテナ13を設置している。真空窓12は誘電体で形成されている。高周波アンテナ13に対しては、1台の高周波電源14から整合回路15を経由して高周波電力が供給されている。
図2に示すごとく、真空容器11の内部には、被処理基板21を配置するための基板ホルダ22が設けられる。真空容器11の内部には、ガス導入部23を通して所定のプロセスガスが導入される。また真空容器11の排気ポート24には排気装置25が接続されている。排気装置25は、真空容器11の内部を真空に保つため真空排気を行う。上記真空窓12は、真空容器11の天井部11aに設けられ、誘電体製の真空窓である。
上記高周波アンテナ13は、その使用目的、動作方法は基本的に従来の装置と同じであるが、高周波アンテナの構造に特徴を有している。
この高周波アンテナ13の構造によれば、図1に示すごとく、電流経路が2以上の部分(この実施形態では代表的に2つの部分13A,13Bに分割されて形成されており、かつ、それぞれの電流経路13A,13Bと並列に電流バイパス用の可変容量コンデンサ31A,31Bが接続されており、さらに単独の高周波電源14を用いて高周波アンテナ13に高周波電力を供給している。高周波アンテナ13の2つの電流経路部分13A,13Bをそれぞれ内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bと呼ぶことにする。高周波電源14に対して外側アンテナ13Bと内側アンテナ13Aは直列に接続されている。なお、高周波アンテナ13の電流経路の分割数は2に限定されず、2以上の任意の複数個に分割することが可能である。
図3に、高周波アンテナ13の平面図と、当該高周波アンテナ13に関連する高周波回路の部分のみを示す。図3に示した構造を有する高周波アンテナ13は第1実施形態を示している。図3等に示すごとく、高周波アンテナ13は、径の小さいの内側アンテナ13Aと、径の大きい外側アンテナ13Bによって構成されている。内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bは、それぞれ、その一部を切断した形状を有しており、完全な円形となっていない。従って、内側アンテナ13Aは両端13A−1,13A−2を有し、外側アンテナ13Bは両端13B−1,13B−2を有している。内側アンテナ13Aはこれらの両端の間に切欠き部(欠如部)13A−3を有し、外側アンテナ13Bはこれらの両端の間に切欠き部(欠如部)13B−3を有する。内側アンテナ13Aの切欠き部13A−3と外側アンテナ13Bの切欠き部13B−3の位置は、好ましくは、円周方向で実質的にほぼ同一位置である。内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bのいずれも真空窓12の大気側に設置されている。
上記高周波アンテナ13において、真空容器11内にプラズマを生成するため高周波電源14から与えられる高周波電力は、外側アンテナ13Bの一端部13B−1に供給される。外側アンテナ13Bのもう一方の端部13B−2は内側アンテナ13Aの一端部13A−1に接続されている。また、内側アンテナ13Aのもう一方の端部13A−2は接地部32に接地されている。
図1に示した高周波アンテナ13の構造および作用の特徴を図3を参照して説明する。図3に示すごとく、高周波回路の部分として、内側アンテナ13Aの両端13A−1,13A−2の間において内側アンテナ13Aに対して並列に内側アンテナ用の可変容量コンデンサ31Aが接続され、さらに外側アンテナ13Bの両端13B−1,13B−2の間において外側アンテナ13Bに並列に外側アンテナ用の可変容量コンデンサ31Bが接続されている。
高周波電源14によって発生された高周波電力は整合回路15を通して外側アンテナ13Bの一端部13B−1に供給される。外側アンテナ13Bの他の端部13B−2は内側アンテナ13Aの一端部13A−1に接続され、さらに内側アンテナ13Aの他端部13A−2は接地部32に接続されている。高周波電源14から接地部32に至る通電路において外側アンテナ13Bと内側アンテナ13Aは直列に接続されている。
高周波電力の周波数として通常用いられる数0.1〜30MHzの範囲の周波数においては、その波長は内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bの長さよりも充分に長い。また内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bとの間の浮遊容量は非常に小さく、接地電位にある真空容器11との間の浮遊容量も小さい。従って、高周波電流の位相は内側アンテナ13Aおよび外側アンテナ13Bにおいて同位相にあると考えてよいので、内側アンテナ13Aに流れる高周波電流A1と外側アンテナ13Bに流れる高周波電流A2とは互いに逆方向となる。
ここで、上記の2つの可変容量コンデンサ31A,31Bがない場合の高周波アンテナ13の動作について考察する。
高周波電源14から高周波アンテナ13に供給される高周波電力は、外側アンテナ13B、内側アンテナ13Aを経て接地部32に流れる。このアンテナ構造によれば、高周波アンテナ13と接地部32との間の浮遊容量は小さいため電流経路としては高周波アンテナのみを考えればよい。電流経路となる内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bは直列に接続されているので、高周波アンテナ13に流れる高周波電流の値は、アンテナのどの部分においてもほぼ同一である。従って真空容器11内に誘起される高周波振動磁界の強度も、内側アンテナ13Aの直下と外側アンテナ13Bの直下とで同一強度となる。このような高周波アンテナ13を用いて真空容器11内に誘導結合型プラズマを発生させると、プラズマの生成割合は内外の2つのアンテナ13A,13Bにおいて同一となる。
しかしながら、プラズマは高周波アンテナ13の存在領域から遠ざかる方向に拡散して消滅するという現象を生じるため、生成と消滅のバランスで決定されるプラズマ密度は均一にはならない。比較的低いガス圧力での放電でプラズマを生成した場合、プラズマ密度は真空容器11の中心軸付近が高く、周辺部に向かって低くなる分布を示す。この時の比較的低いガス圧力とは、プラズマ中の電子の平均自由行程が真空容器11の代表的な寸法の1/10程度以上になる圧力を意味する。
上記のようなプラズマ生成装置においてプラズマ密度の分布を改善するには、外側アンテナ13Bの直下でのプラズマ生成割合を、内側アンテナ13Aの直下でのプラズマ生成割合よりも大きくする必要がある。この目的を達成するため、本実施形態では、バイパス用可変容量コンデンサの作用を用いて内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bに流れる高周波電流の比率を制御し、外側アンテナ13Bに流れる高周波電流を内側アンテナ13Aに流れる高周波電流より大きくすることができるように構成されている。
図3において、外側アンテナ13Bに流れる高周波電流を内側アンテナ13Aに流れる高周波電流より大きくするには、内側アンテナ13Aに並列に接続された可変容量コンデンサ31Aの容量を大きくし、可変容量コンデンサ31Aに流れる高周波電流を大きくする。この時、内側アンテナ13Aに流れる高周波電流の値は可変容量コンデンサ31Aにバイパスされた分だけ小さくなり、内側アンテナ13Aの直下のプラズマ生成割合も低下する。その結果として、プラズマ密度分布は真空容器11の中心部に偏った分布形状からより均一性に優れた分布形状に変化する。
さらに詳述する。高周波アンテナ13に高周波電力が供給されて高周波電流が流れると、誘電体製の真空窓12を介して真空容器11内に振動磁場が誘起され、プラズマ26が生成される。高周波アンテナ13による供給電力で真空容器11内にプラズマ26が生成されると、それによってプラズマと結合する外側アンテナ13Bと内側アンテナ13Aのインピーダンスが変化する。高周波は、高周波電力一定の条件で高周波電源14から供給されるので、高周波アンテナ13のインピーダンスが変化することによって、高周波アンテナ13に流れる高周波電流は変化する。
次に、内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bに流れる高周波電流が等しい場合には、内側アンテナ13Aの直下の誘導結合プラズマのプラズマ密度がより大きくなる傾向がある。このため、内側アンテナ13Aを流れる電流値を外側アンテナ13Bを流れる電流値よりも小さくすることにより、プラズマ密度の均一化を図る。
本実施形態によれば、前述の構造としたので、代表的に可変容量コンデンサ31Aを調整して内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bのそれぞれに流れる高周波電流を変化させ、それぞれのアンテナ直下のプラズマ密度を変化させ、それぞれのアンテナインピーダンスが変化しても、それぞれのアンテナを流れる高周波電流値は相対的にはほとんど変化しない。従って、内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bにおける高周波電流の変動も従来の構造のものに比較して小さく抑えられ、結合するプラズマの状態の変動も小さく抑えられ、さらに、それによって再び高周波アンテナ13のインピーダンスが変化するという不安定な循環もほとんど起こらない。これにより、プラズマ密度を均一化するための可変容量コンデンサ31Aの調整が非常に容易になった。
既に述べたように真空容器11内でのプラズマの密度の分布はガス圧力によって変化する。しかし、可変容量コンデンサ31Aの容量を調整することによってプラズマ密度分布を最適形状に制御することができる。従って、同一の真空容器11を用いて異なるガス圧力のプロセスを連続的に行う場合にも、それぞれのプロセスに対して最適化されたプラズマ密度の分布を実現することができる。
本実施形態では、さらに、外側アンテナ13Bにもバイパス用可変容量コンデンサ31Bを設置し、その容量を調整することができるように構成されている。これにより、外側アンテナ13Bの電流を内側アンテナ13Aのそれよりも大きくすることができる。その結果、より広い放電圧力範囲においてプラズマ密度の分布を改善することができる。
なお内側アンテナ13Aのバイパス用可変容量コンデンサ31Aのみを設置した場合には、内側アンテナ13Aに流れる高周波電流の値は外側アンテナ13Bのそれよりも常に小さいと値となる。
なお、プロセスを行うガス圧力が固定されている、または変化範囲が小さい場合には、可変容量コンデンサ31A,31Bを半固定コンデンサまたは固定コンデンサに置き換えることができる。この構成によれば、装置調整を簡略化し、かつ装置コストを下げることができる。
またプロセスを行う際のガス圧力が比較的高い場合にも、ここに示した調整方法は有効である。この時の「比較的高いガス圧力」とは、プラズマ中の電子の平均自由行程が真空容器11の代表的な寸法よりも十分短くなる圧力を意味する。この比較的高い圧力でプラズマ生成をする場合には、拡散によるプラズマのロスは主として気相中のガス分子との衝突によって決定される。このため、高周波アンテナ13と真空容器11の壁部との距離がプラズマ密度の分布に及ぼす影響は小さくなり、プラズマ生成部分の生成レートのバランスによってのみ決定される。
次に、上記実施形態と同様の効果を得ることのできる高周波アンテナ13の他の実施形態を説明する。
図4は、本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態の図3に対応する図である。第2実施形態では、高周波アンテナ13において、内側アンテナ13Aのみにバイパス用可変コンデンサ31Aを設けた点に特徴がある。その他の構成は第1実施形態の構成と同じであり、図3中、上記実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。第2実施形態の構成によれば、比較的低いガス圧力を用いた場合のプラズマ密度分布の改善に有効である。
図5は、本発明の第3実施形態を示し、第1実施形態の図3に対応する図である。第3実施形態は第2実施形態の変形例である。第3実施形態では、電流(A1,A2)の方向が内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bとで同じ方向となるように結線されている。その他の構成は、第2実施形態の構成と同じである。第3実施形態の構成によれば、コンピュータシュミレーションに従えば、電流方向が同方向の場合の方が生成されるプラズマ密度が若干高くなる傾向があるが、プラズマ分布に関してはほぼ同等となる。第2実施形態の構造か、第3実施形態の構造かを選ぶことについては、アンテナの構造設計の容易性によって判断することが望ましい。
図6は本発明の第4実施形態を示し、図7は本発明の第5実施形態を示し、それぞれ上記の図3に対応する図である。第4および第5の実施形態は、共に、第2実施形態の変形例である。図6に示す第4実施形態、および図7に示す第5実施形態について、その特徴は、高周波電源14から供給される高周波電力の供給点が内側アンテナ13Aの端部13A−2である点である。
さらに第4実施形態の場合には、内側アンテナ13Aの端部13A−1が外側アンテナ13Bの端部13B−2に接続され、内側アンテナ13Aに流れる電流A1と外側アンテナ13Bに流れる電流A2が反対の方向を向いている。また第5実施形態の場合には、内側アンテナ13Aの端部13A−1が外側アンテナ13Bの端部13B−1に結線され、内側アンテナ13Aに流れる電流A1と外側アンテナ13Bに流れる電流A2が同じ方向を向いている。その他の構成については、第2実施形態で説明した構成と同じである。高周波アンテナ13において、内側アンテナ13Aと外側アンテナ13Bのうちのどちらの側のアンテナ部分から高周波電流を供給しても、電流経路とそのインピーダンスは同じであるため、アンテナ電流は同一となる。従って、この場合も、どちらのアンテナ構造を選ぶかは、高周波アンテナの構造設計の容易性によって判断すればよい。
図8は本発明の第6実施形態を示し、図3に対応する図である。第6実施形態においては、ほぼ円形形状をした外側アンテナ13Bをほぼ半周で分割して第1外側アンテナ13B−H1と第2外側アンテナ13B−H2とし、2つの外側アンテナの中間に内側アンテナ13Aを直列に接続しかつ内側アンテナ13Aの切欠き部(欠如部)13A−3に可変容量コンデンサ31Aを接続した構造を有している。従って高周波アンテナ13自体で見てみると、3つの部分に分割されていることになる。その他の構成は上記の第2実施形態の構成と同じであり、同一要素には同一の符号を付している。この実施形態によれば、内側アンテナ13Aに流れる電流の方向A1と、2つの外側アンテナのそれぞれに流れる電流の方向A2とが反対になるように、内側アンテナ13Aと2つの外側アンテナ13B−H1,13B−H2との間に結線構造が形成される。第6実施形態のアンテナ構造を有する誘導結合型プラズマ発生装置でも上記の各実施形態と同じ作用効果を発揮する。
なお高周波アンテナ13の分割数として、2分割と3分割のどちらの構造を選ぶかは、アンテナの構造設計の容易性によって判断することが望ましい。
図9は本発明の第7実施形態を示し、図3に対応する図である。第7実施形態は第6実施形態の変形例である。第7実施形態においても、外側アンテナ13Bをほぼ半周で分割して第1外側アンテナ13B−H1と第2外側アンテナ13B−H2とし、2つの外側アンテナの中間に内側アンテナ13Aを直列に接続している。ただし、第6実施形態の結線構造に比較して、本実施形態によれば、内側アンテナ13Aに流れる電流の方向A1と、2つの外側アンテナのそれぞれに流れる電流の方向とが同じになるように、内側アンテナ13Aと2つの外側アンテナ13B−H1,13B−H2のそれぞれとの間に結線構造が形成される。その他の構成は上記の第6実施形態等の構成と同じである。第7実施形態のアンテナ構造を有する誘導結合型プラズマ発生装置でも上記の各実施形態と同じ作用効果を発揮する。
本発明の特徴については、単一の高周波電源14を用いた誘導結合型プラズマ発生装置において、さらに他の変形例を考えることができる。例えば、プラズマの面積をさらに大きくする場合には、高周波アンテナ13における直列な接続構造の分割数をさらに増やすことができる。
図10は第8実施形態を示し、前述した第1実施形態の図1に対応する図である。第8実施形態によれば、第1実施形態の構成において、外側アンテナ13Bの外側にさらに径の大きなアンテナ13Cを配置し、高周波アンテナ13を三重にした構成例を示している。その他の構成は第1実施形態の構成と同じであり、実質的に同一要素には同一の符号を付している。3つのアンテナ13A,13B,13Cは直列に接続され、アンテナ13A、アンテナ13Bのそれぞれにはバイパス用の可変容量コンデンサ31A,31Bが接続されている。
本実施形態においても、可変容量コンデンサ31A,31Bの容量を調整することによって均一性の優れた誘導結合型プラズマを生成することができる。また、可変容量コンデンサの個数、電流の方向、高周波電力の供給点等に関しては、前述した各種の変形例を適用することができる。
図11は第9実施形態を示し、前述した第1実施形態の図1に対応する図である。第9実施形態によれば、第1実施形態の構成を基本とし、内側アンテナ113Aと外側アンテナ113Bを共に矩形に形成し、さらにこの例では特に内側および外側の矩形のアンテナ113A,113Bを一本のアンテナ線材を図示の形状に折り曲げるようにして形成している。矩形の内側アンテナ113Aと外側アンテナ113Bは、好ましくは、対応する各辺が平行になる位置関係にて配置されている。なお内側アンテナ113Aと外側アンテナ113Bにおける対応する各辺が平行になること必須ではなく、辺の位置関係は任意に変更することができる。バイパス用の可変容量コンデンサ31A,31Bの接続構成等のその他の構成については第1実施形態等と同じである。なおこの実施形態では、真空容器11および真空窓12は、それぞれ、直方体および矩形板として形成されている。
本実施形態においても、可変容量コンデンサ31A,31Bの容量を調整することによって均一性の優れた誘導結合型プラズマを生成することができる。また、可変容量コンデンサの個数、電流の方向、高周波電力の供給点等に関しては、前述した各種の変形例を適用することができる。
上記の各実施形態で説明した、内側アンテナと外側アンテナを用いた場合に考えられる高周波アンテナの構造例について、まとめて以下の表1に示す。
Figure 2006221852
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、基板を処理する真空容器内に均一性のよいプラズマを生成する高周波アンテナを用いたプラズマ源により、表面処理、クリーニング、エッチング等の基板処理プロセスに利用される。
本発明に係る誘導結合型プラズマ発生装置の基本的アンテナ構成を有する第1実施形態を示す外観斜視図である。 第1実施形態に係る真空容器の内部構造を示す縦断面図である。 第1実施形態における高周波アンテナの平面図である。 本発明の第2実施形態における高周波アンテナの平面図である。 本発明の第3実施形態における高周波アンテナの平面図である。 本発明の第4実施形態における高周波アンテナの平面図である。 本発明の第5実施形態における高周波アンテナの平面図である。 本発明の第6実施形態における高周波アンテナの平面図である。 本発明の第7実施形態における高周波アンテナの平面図である。 本発明に係る誘導結合型プラズマ発生装置の第8実施形態を示す外観斜視図である。 本発明に係る誘導結合型プラズマ発生装置の第9実施形態を示す外観斜視図である。
符号の説明
11 真空容器
12 真空窓
13 高周波アンテナ
13A 内側アンテナ
13B 外側アンテナ
13C アンテナ
14 高周波電源
15 整合回路
21 被処理基板
22 基板ホルダ
25 排気装置
26 プラズマ

Claims (8)

  1. 真空容器と、この真空容器の壁部に設けられる真空窓と、この真空窓の外側に配置される2以上のアンテナ部分から成る高周波アンテナと、この高周波アンテナに高周波を供給する高周波電源と、前記真空容器内で被処理基板を保持する基板ホルダとを備える誘導結合型プラズマ発生装置において、
    前記2以上のアンテナ部分は直列に接続され、
    前記2以上のアンテナ部分の少なくとも1つのアンテナ部分に対して並列にコンデンサを接続し、
    前記コンデンサの容量値を、前記2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率を調整するように設定した、
    ことを特徴とする誘導結合型プラズマ発生装置。
  2. 前記2以上のアンテナ部分は、一部が開いたループ状の1つまたは複数の内側アンテナと、一部が開いたループ状の1つまたは複数の外側アンテナであることを特徴とする請求項1記載の誘導結合型プラズマ発生装置。
  3. 前記内側アンテナと前記外側アンテナは共に略円形であり、前記内側アンテナと前記外側アンテナは同心円の位置関係で配置されることを特徴とする請求項2記載の誘導結合型プラズマ発生装置。
  4. 前記内側アンテナと前記外側アンテナは共に矩形であることを特徴とする請求項2記載の誘導結合型プラズマ発生装置。
  5. 前記内側アンテナに流れる電流の方向と前記外側アンテナに流れる電流の方向とが逆方向になるように、前記内側アンテナと前記外側アンテナは接続されることを特徴とする請求項2記載の誘導結合型プラズマ発生装置。
  6. 前記内側アンテナに流れる電流の方向と前記外側アンテナに流れる電流の方向とが同じ方向になるように、前記内側アンテナと前記外側アンテナは接続されることを特徴とする請求項2記載の誘導結合型プラズマ発生装置。
  7. 前記コンデンサは可変容量コンデンサであり、前記2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率を調整するようにその容量値が設定されることを特徴とする請求項1記載の誘導結合型プラズマ発生装置。
  8. 前記コンデンサは、前記2以上のアンテナ部分に流れる高周波電流の比率を調整するように予めその容量値が決定された固定容量コンデンサであることを特徴とする請求項1記載の誘導結合型プラズマ発生装置。
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