JP2006221743A - 記憶システムと半導体記憶装置の書き込み方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多値データを記憶する際、既に書き込んだページのデータの破壊を回避することがあった。
【解決手段】1つのメモリセルは、ページアドレスを変えて2ビット以上のデータを記憶することが可能である。メモリセルアレイ3は、複数のブロックを有し、各ブロックは、複数のメモリセルが配置されている。コントローラ4は、メモリセルアレイ2の第1のブロックAに含まれる複数のメモリセルの第1のページにデータを書き込み、所定のタイミングにおいて、第1のブロックAの第1のページ書き込まれたデータを、第2のブロックBに含まれる複数のメモリセルの第1、第2のページにコピーし、第1のブロックAを解放する
【選択図】 図1
【解決手段】1つのメモリセルは、ページアドレスを変えて2ビット以上のデータを記憶することが可能である。メモリセルアレイ3は、複数のブロックを有し、各ブロックは、複数のメモリセルが配置されている。コントローラ4は、メモリセルアレイ2の第1のブロックAに含まれる複数のメモリセルの第1のページにデータを書き込み、所定のタイミングにおいて、第1のブロックAの第1のページ書き込まれたデータを、第2のブロックBに含まれる複数のメモリセルの第1、第2のページにコピーし、第1のブロックAを解放する
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば多値データを記憶することが可能な半導体記憶装置を用いた記憶システムと半導体記憶装置の書き込み方法に関する。
例えばEEPROMを用いたNAND型フラッシュメモリなどの不揮発性半導体記憶装置を用いたメモリカードは、デジタルカメラや携帯電話器等のホスト機器に使用されている。このメモリカードに記憶されたデータは、例えばメモリカードの引き抜きやホスト機器の落下、電源の遮断等の理由により、破壊されることがある。
上記電源遮断等によりデータが破壊されたセクタの修復を可能とし、データの破壊に伴うカードのメモリ空間の実記憶容量の減少を防止した技術が開発されている(例えば特許文献1参照)。
また、データ格納部に格納されているデータから巡回符号を生成し、この生成した巡回符号が対応するブロックに格納されている巡回符号と比較して当該ブロックの正常性を試験することにより、フラッシュメモリの書き込み済みのデータを誤って破壊することを防止した技術が開発されている(例えば特許文献2参照)。
ところで、上記メモリカードに使用されているNAND型フラッシュメモリは、書き込まれた値を不揮発的に記憶するメモリセル(EEPROMセル)の集合体で構成されている。また、NAND型フラッシュメモリに対するデータの書き込み、及び読み出しは、複数のメモリセルの集合からなるページと呼ばれる単位で行われる。さらに、データの消去は、複数のページの集合からなるブロックと呼ばれる単位で行われる。このように、NAND型フラッシュメモリは、メモリセル、ページ、ブロックと言う階層構造の集合体と見る事ができる。
また、メモリセルの構造に着目すると、NAND型フラッシュメモリは、1つのメモリセルに、論理“0”と論理“1”の2通りの1ビットの値しか記憶できない2値メモリと、2値以上の複数ビットを記憶できる多値メモリに区別することができる。
現状の多値メモリは、1つのメモリセルに2ビットの値を記憶するものを指している。1つのメモリセルに記憶できる2ビットの値は、通常、2つの異なるページアドレスが割り当てられている。下位アドレスに割り当てられたページをロアーページ、上位アドレスに割り当てられたページをアッパーページと呼ぶ事にすると、1つのメモリセルは、ロアーページアドレスに対応する値の書き込みと、アッパーページアドレスに対応する値の書き込みの2度の書き込みがある。
現在の多値メモリの書き込み規則は、ロアーページを書き込んだ後に、アッパーページを書き込むことを原則とし、アッパーページを書き込んだ後に、ロアーページを書き込むことは禁止されている。この規則に従うと、ロアーページの書き込み時に、何らかの異常事態が発生して、メモリセルの記憶データを破壊した場合、そのページの書き込み失敗のみで済む。しかし、アッパーページの書き込みに失敗し、メモリセルの記憶データを破壊した場合、アッパーページのデータばかりでなくロアーページのデータも破壊してしまう。
つまり、あるページの書き込みの失敗が、他のページのデータも破壊することになる。この書き込みの失敗は、現在NAND型フラッシュメモリに書き込もうとしているデータとは、関連のない過去のデータを破壊することがある。例えば電源投入直後にアッパーページの書き込みを失敗した場合、電源投入前にロアーページに書き込まれていた過去のデータを破壊することとなる。したがって、このようなデータの破壊を防止することが望まれている。
特開平11−306091号公報
特開平11−306800号公報
本発明は、多値データを記憶する際、既に書き込んだページのデータの破壊を回避することが可能な記憶システムと半導体記憶装置の書き込み方法を提供しようとするものである。
本発明の記憶システムの態様は、複数のブロックを有し、各ブロックは複数の前記メモリセルが配置されたメモリセルアレイを有し、第1及び第2のページが割り当てられた2ビット以上のデータを1つのメモリセルに記憶することが可能な半導体記憶装置と、前記メモリセルアレイの第1のブロックに含まれる複数の前記メモリセルの第1のページにデータを書き込み、所定のタイミングにおいて、前記第1のブロックの第1のページに書き込まれたデータを、第2のブロックに含まれる複数の前記メモリセルの第1及び第2のページにコピーするコントローラとを具備している。
本発明の半導体記憶装置の書き込み方法の態様は、1つのメモリセルにページアドレスを変えて2ビット以上のデータを記憶することが可能な半導体記憶装置の書き込み方法であって、メモリセルアレイの第1のブロックに含まれる複数のメモリセルの第1のページにデータを書き込み、所定のタイミングにおいて、前記第1のブロックに含まれる複数のメモリセルの第1のページに書き込まれたデータを第2のブロックに含まれる複数のメモリセルの第1、第2のページにコピーし、前記第1のブロックを解放することを特徴としている。
本発明によれば、多値データを記憶する際、既に書き込んだページのデータの破壊を回避することが可能な記憶システムと半導体記憶装置の書き込み方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図2は、ホスト機器とメモリカードの構成を示している。メモリカード1は、NAND型フラッシュメモリ3及びコントローラ4を有している。コントローラ4は、CPU(Central Processing Unit)8やROM(Read-Only Memory)9などの機能ブロックを含んでいる。このコントローラ4は、メモリカード内部の物理状態(何処の物理ブロックアドレスに、何番目の論理セクタアドレスデータが含まれているか、或いは、何処のブロックが消去状態であるか)を管理している。NAND型フラッシュメモリ3は、1つのメモリセルに複数のビット、例えば2ビットを記憶する多値メモリである。
ホスト機器20は、接続されるメモリカードをアクセスするためのハードウェア及びソフトウェア(システム)を備えている。
メモリカード1は、ホスト機器20に接続されたとき、ホスト機器20から電源供給を受けて動作し、ホスト機器20からのアクセスに応じた処理を行う。
NAND型フラッシュメモリ3は、消去時の消去ブロックサイズ(消去単位のブロックサイズ)が256kByteに定められている不揮発性メモリである。このNAND型フラッシュメモリ3は、例えば0.09μmプロセス技術を用いて製作される。即ち、NAND型フラッシュメモリ3のデザインルールは、0.1μm未満となっている。
コントローラ4は、前述したCPU8及びROM9の他に、メモリインタフェース(I/F)部5、ホストインタフェース(I/F)部6、バッファ7、及びRAM(Random Access Memory)10を搭載している。
メモリインタフェース部5は、コントローラ4とNAND型フラッシュメモリ3との間のインタフェース処理を行う。ホストインタフェース部6は、コントローラ4とホスト機器20との間のインタフェース処理を行う。
バッファ7は、ホスト機器20から送られてくるデータをNAND型フラッシュメモリ3へ書き込む際、一定量のデータ(例えば1ページ分)を一時的に記憶したり、NAND型フラッシュメモリ3から読み出されたデータをホスト機器20へ送り出す際、一定量のデータを一時的に記憶したりする。
CPU8は、メモリカード1全体の動作を司る。このCPU8は、例えばメモリカード1が電源供給を受けた際、ROM9の中に格納されているファームウェア(制御プログラム)をRAM10上にロードして所定の処理を実行する。これにより、CPU8は、各種のテーブルをRAM10上に作成したり、ホスト機器20から書込コマンド,読出コマンド,消去コマンドを受けてNAND型フラッシュメモリ3上の該当領域にアクセスしたり、バッファ7を通じたデータ転送処理を制御したりする。
ROM9は、CPU8により使用される制御プログラムなどを格納するメモリである。RAM10は、CPU8の作業エリアとして使用され、制御プログラムや各種のテーブルを記憶する揮発性メモリである。
図3は、メモリカード1内のNAND型フラッシュメモリ3のデータ配置を示している。
NAND型フラッシュメモリ3において、各ページは528Byte(512Byte分のデータ記憶部+16Byte分の冗長部)を有しており、32ページ分が1つの消去単位(即ち、16kByte+0.5kByte(ここで、kは1024))となる。なお、以下の説明においては、このNAND型フラッシュメモリ3の消去単位を256kByteと呼ぶ。
一方、実際に使用するフラッシュメモリ3において、各ページは2112Byte(例えば512Byte分のデータ記憶部×4+10Byte分の冗長部×4+24Byte分の管理データ記憶部)を有しており、128ページ分が1つの消去単位(即ち、256kByte+8kByte)となる。
また、NAND型フラッシュメモリ3は、フラッシュメモリへのデータ入出力を行うためのページバッファを備えている。ホスト機器20が想定しているフラッシュメモリに備えられるページバッファの記憶容量は、528Byte(512Byte+16Byte)である。一方、実際に使用するフラッシュメモリ3に備えられるページバッファの記憶容量は、2112Byte(2048Byte+64Byte)である。データ書込などにおいて、各ページバッファは、フラッシュメモリに対するデータ入出力処理を、自身の記憶容量に相当する1ページ分の単位で実行する。
メモリカード1を実用上有効な製品とするためには、図3に示したフラッシュメモリ3の記憶容量は1Gビット以上であることが望ましい。フラッシュメモリ3の記憶容量が例えば1Gビットである場合、256kByteブロック(消去単位)の数は、512個となる。
また、図3は、消去単位が256kByteブロックである場合を例示しているが、消去単位が例えば128kByteブロックとなるように構築することも実用上有効である。この場合、128kByteブロックの数は、1024個となる。
また、図3に示す例は、実際に使用するフラッシュメモリ3の消去ブロックサイズが、ホスト機器20が想定しているフラッシュメモリの消去ブロックサイズよりも大きい場合を示している。しかし、これに限定されるものではなく、実際に使用するフラッシュメモリ3の消去ブロックサイズを、ホスト機器20が想定しているフラッシュメモリの消去ブロックサイズよりも小さく構成することも可能である。
図4は、1つのメモリセルに2値(1ビット)のデータを記憶する従来のNAND型フラッシュメモリの構成を示している。このメモリは、消去単位としての複数のブロックを有している。各ブロックは、複数のページを有し、各ページは、複数のメモリセルを有している。
図5は、本実施形態に適用されるNAND型フラッシュメモリ3を示すものであり、1つのブロックのみを示している。このNAND型フラッシュメモリ3は、図4に示すメモリと異なり、1つのメモリセルに多値(例えば2ビット)のデータを記憶する。このため、前述したように、各メモリセルは、ロアーページとアッパーページの2ページのデータを記憶する。
また、隣接するメモリセルにデータを書き込む際、セル間の閾値電圧の影響により既に書き込んだメモリセルの閾値電圧が変化してしまう。これを回避するため、各メモリセルにデータを書き込む順序が定められている。
図6(a)(b)は、その一例を示している。図6(a)は、コントローラ4側からみた1ブロックのメモリ空間を示し、図6(b)は、NAND型フラッシュメモリ3における1ブロックのメモリ空間を示している。
図6(a)に示すように、コントローラ4側からみた1ブロックのメモリ空間は、例えば128ページ×(2048+64Byte)であり、各ページの各カラムに記憶されるデータは、そのページのデータのみにより構成されている。すなわち、例えばページ0のカラム0、ページ0のカラム1…ページ0のカラム2111に、それぞれページ0のデータが記憶される。
一方、図6(b)に示すように、NAND型フラッシュメモリ3における1ブロックのメモリ空間は、64ページ×(2048+64Byte)であり、1ページに2ページ分のデータが記憶される。すなわち、例えばページ0とページ4のデータが1つのページのロアーページとアッパーページに記憶される。つまり、ページ0のカラム0とページ4のカラム0、ページ0のカラム1とページ4のカラム1…ページ0のカラム2111とページ4のカラム2111が1つのページに記憶される。つまり、1つのカラムに2ビット、“00”、“01”、“10”、“11”のデータが記憶される。
上記のように、メモリセルにデータを書き込む理由は次の通りである。メモリセルの微細化が進むと、ワード線が隣接するメモリセル間の容量カップリングが顕著となる。この場合、隣接するメモリセルの一方にプログラムを行うと、他方のメモリセルも閾値がシフトする可能性がある。この容量カップリングによる閾値変動を避けるため、図6(b)では、アッパーページにデータを書き込む前に、隣接するメモリセルのロアーページにデータを書き込んでいる。つまり、ページ0のデータが書き込まれたメモリセルのアッパーページにデータを書き込む前に、隣接するメモリセルのロアーページにページ1〜3のデータをそれぞれ書き込み、その後にメモリセルのアッパーページにページ4のデータを書き込んでいる。このように、隣接するメモリセルのロアーページにデータを書き込んでからアッパーページにデータを書き込むことにより、容量カップリングによる閾値変動を抑制することができる。
各メモリセルに書き込まれるページアドレスの関係は次の通りである。
ロアーページ =0,1、及び4n+2,4n+3(n=0〜30)
アッパーページ=4n,4n+1,及び126、127(n=1〜32)
しかし、上記ページの割り当て方では、アッパーページのデータ書き込みに失敗すると、4ページ前に書き込まれたロアーページのデータが失われ、従来のページの割り当て方よりも過去のデータが失われてしまう。
アッパーページ=4n,4n+1,及び126、127(n=1〜32)
しかし、上記ページの割り当て方では、アッパーページのデータ書き込みに失敗すると、4ページ前に書き込まれたロアーページのデータが失われ、従来のページの割り当て方よりも過去のデータが失われてしまう。
そこで、本実施形態では次のような制御を行なっている。
すなわち、ホスト機器20からNAND型フラッシュメモリ3にデータが書き込まれる際、一旦、特定のブロックのロアーページにのみデータを書き込み、適切な時期に、前記ブロックのロアーページに記憶されたデータを、別のブロックのロアーページとアッパーページにコピーすることによりデータの破壊を回避する。
以下、図1に示すブロック図及び図7に示すフローチャートを参照して動作について説明する。
先ず、データを書き込む際、メモリセルアレイ内からデータが書き込まれていないブロックAが用意される(S11)(図1(a))。このブロックAのアドレスが、データの一時的な物理アドレスとなる。このブロックAは、予め準備してあるものを使用してもよいし、未使用ブロックを、新たに消去して用意してもよい。
次に、書き込むべきデータを、ブロックAのロアーページだけに書き込む(S12)(図1(b))。この後、所定のタイミング、例えばブロックAの最終アドレスにデータを書き込んだかどうかが判別される(S13)。この結果、まだ、最終アドレスではない場合、電源が切られたかどうかが判別され(S14)、電源が切られていない場合、書き込むべきデータがあるかどうかが判別される(S15)。この結果、書き込むべきデータがある場合、このデータが次のロアーページアドレスに書き込まれる(S12)。
一方、前記ステップS13において、ブロックAの最終アドレスにデータを書き込んだことが判別された場合、ブロックAとは別の未使用のブロックBが選択され、このブロックBのデータが消去される(S16)。この後、ブロックAのロアーページのデータがブロックBのロアーページとアッパーページにコピーされる(S17、S18)(図1(c))。このコピー動作は、例えば図6(b)に示す書き込み順序に従って実行される。このコピー終了後、コピーされたデータの物理アドレスがブロックAからブロックBに書き換えられる(S19)。ブロックAからブロックBへのコピー時に書き込みを失敗した場合においても、ブロックAにデータが残っている。このため、ブロックBとは別のブロックを用意して、再度コピーし直すことができる。この後、ブロックAが解放され、ブロックAは別の用途に使用される(S20)(図1(d))。
上記実施形態によれば、書き込みデータを先ず、ブロックAのロアーページのみに書き込み、所定のタイミング、例えばブロックAの最終ページにデータを書き込んだことが検出された場合、空きのブロックBを用意し、このブロックBのロアーページとアッパーページにブロックAのロアーページに記憶されたデータを書き込んでいる。このように、ブロックAに対する書き込みは、ロアーページのみであるため、後から書き込まれるデータにより既に書き込まれているデータが破壊されることを防止できる。
しかも、ブロックAに対する書き込みは、ロアーページのみである。ロアーページの書き込みの後、アッパーページの書き込みを行なうNAND型フラッシュメモリの場合、ロアーページの書き込みは、アッパーページの書き込みに比べて、データの閾値分布が広い。すなわち、ロアーページの書き込みは、アッパーページの書き込みに比べて、閾値の制御が簡単であるため、アッパーページの書き込みより高速である。したがって、ブロックAに対する書き込みを高速化することが可能である。
さらに、ブロックAのデータをブロックBのロアーページとアッパーページにコピーするとき、アッパーページの書き込みに失敗した場合においても、ブロックAにデータが残っている。このため、この残っているデータを用いて再度ブロックAのデータをコピーすることが可能である。したがって、確実に既に書き込んだデータを保護することが可能である。
尚、上記実施形態において、データを書き込む際に1つのブロックAを用意し、このブロックAのロアーページのみを使用している。このため、ブロックAで使用できるデータのサイズは、書き込むべきデータサイズの半分になる。したがって、ロアーページのみの書き込みの際において、本来のデータサイズを確保するため、ブロックAを2つ用意してもよい。
また、上記実施形態において、ブロックAに対する書き込みは、ロアーページのみを使用している。しかし、これに限定されるものではなく、例えばアッパーページの次にロアーページを書き込む方式のメモリの場合、選択されたブロックのアッパーページのみにデータを書き込み、この後、別に選択されたブロックのアッパーページ及びロアーページにデータを書き込むことも可能である。
さらに、上記実施形態において、ブロックAのデータをブロックBへコピーするタイミングは、ブロックAの最終アドレスにデータを書き込んだ場合とした。しかし、これに限定されるものではない。例えば1つのファイルのデータを書き込む場合において、ホスト機器から供給される書き込みアドレスに連続性が無くなった時、あるいは、あるファイルのデータの書き込みから、別のファイルのデータの書き込みへ移行される場合のように、ホスト機器から供給される書き込みアドレスに連続性が無くなった時等が考えられる。
また、上記実施形態は、図1、図7に示す動作をNAND型フラッシュメモリのコントローラ4により、制御する場合について説明した。しかし、これに限定されるものではなく、図1、図7に示す動作をホスト機器により制御することも可能である。
さらに、上記実施形態は、1つのメモリセルに4値(2ビット)のデータを記憶する場合について説明した。しかし、これに限定されるものではなく、例えば1つのメモリセルに3値以上のデータを記憶するメモリに本実施形態を適用することも可能である。
その他、本発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
1…メモリカード、3…NAND型フラッシュメモリ、4…コントローラ、20…ホスト機器。
Claims (6)
- 複数のブロックを有し、各ブロックは複数の前記メモリセルが配置されたメモリセルアレイを有し、第1及び第2のページが割り当てられた2ビット以上のデータを1つのメモリセルに記憶することが可能な半導体記憶装置と、
前記メモリセルアレイの第1のブロックに含まれる複数の前記メモリセルの第1のページにデータを書き込み、所定のタイミングにおいて、前記第1のブロックの第1のページに書き込まれたデータを、第2のブロックに含まれる複数の前記メモリセルの第1及び第2のページにコピーするコントローラと
を具備することを特徴とする記憶システム。 - 前記所定のタイミングは、前記第1のブロックの最終アドレスにデータを書き込んだときであることを特徴とする請求項1記載の記憶システム。
- 前記所定のタイミングは、書き込むべきデータのアドレスに連続性がなくなったときであることを特徴とする請求項1記載の記憶システム。
- 1つのメモリセルにページアドレスを変えて2ビット以上のデータを記憶することが可能な半導体記憶装置の書き込み方法であって、
メモリセルアレイの第1のブロックに含まれる複数のメモリセルの第1のページにデータを書き込み、
所定のタイミングにおいて、前記第1のブロックに含まれる複数のメモリセルの第1のページに書き込まれたデータを第2のブロックに含まれる複数のメモリセルの第1、第2のページにコピーし、
前記第1のブロックを解放する
ことを特徴とする半導体記憶装置の書き込み方法。 - 前記所定のタイミングは、前記第1のブロックの最終アドレスにデータを書き込んだときであることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置の書き込み方法。
- 前記所定のタイミングは、書き込むべきデータのアドレスに連続性がなくなったときであることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置の書き込み方法。
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