JP2006220924A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006220924A
JP2006220924A JP2005034448A JP2005034448A JP2006220924A JP 2006220924 A JP2006220924 A JP 2006220924A JP 2005034448 A JP2005034448 A JP 2005034448A JP 2005034448 A JP2005034448 A JP 2005034448A JP 2006220924 A JP2006220924 A JP 2006220924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
injection port
substrate
substrates
crystal injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005034448A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Tamura
陽子 田村
Hironori Kikkawa
周憲 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005034448A priority Critical patent/JP2006220924A/ja
Publication of JP2006220924A publication Critical patent/JP2006220924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】液晶注入口における液晶の流れを阻害することなく基板間隔を維持することにより、表示品質を向上させた液晶表示装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】液晶表示装置は、対向配置された2つの基板1,2と、液晶注入口4を除いて、2つの基板の表示領域3を囲って形成され、2つの基板を接着するシール剤と、シール剤により囲まれた基板1,2間に注入された液晶9と、表示領域3および液晶注入口4における基板1,2間に介在する柱状スペーサ6と、液晶注入口4における柱状スペーサ6の配置領域において、柱状スペーサ6と基板1との間に形成された台座膜8とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示装置およびその製造方法に関し、特に、液晶が充填される2つの基板間に柱状スペーサが形成された液晶表示装置およびその製造方法に関する。
液晶表示装置の製造では、2つの基板間を液晶注入口を除いてシール剤で接着し、液晶注入口から液晶を2つの基板間に注入して、最後に、液晶注入口を封止剤で塞いでいる。加圧封止を行う場合には、液晶注入後に外部より2つの基板を加圧して、基板の間隙に充填された液晶を押し出してから、液晶注入口を封止剤で塞いでいる。
近年の液晶表示装置では、有効表示領域における基板間隔を制御するため、球状のシリカ等からなる球状スペーサに代わって、リソグラフィ技術により形成された柱状スペーサを2つの基板間に介在させている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、従来の液晶表示装置の液晶注入口付近の概略断面図である。
第1の基板101と第2の基板102は対向配置されている。第1の基板101には、有効表示領域での形成工程で堆積した層103が存在する。また、第2の基板102上にも、有効表示領域での形成工程で堆積した層104が形成されている。第1の基板101と第2の基板102の間隙には、液晶109が充填されており、液晶注入口は封止剤107で塞がれている。
柱状スペーサを有する液晶表示装置では、有効表示領域での柱状スペーサの形成と同時に、液晶注入口における基板間隙を維持するための柱状スペーサ106を配置している。
しかしながら、有効表示領域外の液晶注入口における第1の基板101上の層103と、第2の基板102上の層104の厚さは、有効表示領域における層よりも薄い。これは、液晶注入口では、有効表示領域における配線やカラーフィルタなどが形成されないからである。
この結果、有効表示領域では、第1の基板101と第2の基板102の間隔が柱状スペーサ106で支持されていても、有効表示領域外の液晶注入口では、柱状スペーサ106により基板間隙が保持できず、すなわち柱状スペーサ106と基板(本例では、第1の基板101)との間に、隙間が生じてしまう(図9(a)参照)。この隙間の高さdは、例えば0.5μm〜1μm程度である。
柱状スペーサ106と第1の基板101との間に隙間が生じていると、液晶109を基板間に注入した後に、2つの基板101,102を外部から加圧した際に、基板が応力によって変形し、液晶注入口における基板間隔が狭まる(図9(b)参照)。この結果、有効表示領域のうち、液晶注入口付近の基板間隔が変わってしまい、表示不良を招くという問題があった。また、外部からいくら加圧しても、基板間隙に充填された余分な液晶が外に押し出されにくくなり、加圧封止のタクト延長にも繋がってしまう。
液晶注入口付近に、基板固定柱を配置した技術が特許文献2に記載されている。しかしながら、特許文献2に記載の技術では、液晶注入方向と直交する方向に基板固定柱が延在しているため、液晶の注入あるいは加圧封止による余分な液晶の押し出しにおいて、液晶の流れを阻害してしまうという問題がある。
特開2003−215602号公報 特開平8−146441号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液晶注入口における液晶の流れを阻害することなく基板間隔を維持することにより、表示品質を向上させた液晶表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、液晶注入時および封止時に液晶注入口における液晶の流れを阻害することなく、液晶注入口における基板間隔を維持することができる液晶表示装置の製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、対向配置された2つの基板と、液晶注入口を除いて、2つの前記基板の表示領域を囲って形成され、2つの前記基板を接着するシール剤と、前記シール剤により囲まれた前記基板間に注入された液晶と、前記表示領域および前記液晶注入口における前記基板間に介在する柱状スペーサと、前記液晶注入口における前記柱状スペーサの配置領域において、前記柱状スペーサといずれかの前記基板との間に形成された台座膜とを有する。
上記の本発明の液晶表示装置では、表示領域および液晶注入口における基板間には、柱状スペーサを介在させている。表示領域における膜構成は、液晶注入口における膜構成よりも厚い。この結果、液晶注入口における基板間隔は、表示領域における基板間隔よりも大きくなる。本発明では、液晶注入口のうち、特に柱状スペーサの配置領域に台座膜を配置していることから、この台座膜により表示領域と液晶注入口における基板間隔の差を補填することができ、液晶注入口において柱状スペーサと基板との間に隙間が発生することが防止される。
上記の目的を達成するため、本発明は、柱状スペーサを介在させた状態で対向配置された2つの基板間に液晶を注入する液晶表示装置の製造方法であって、一方の基板の液晶注入口となる領域に台座膜を形成する工程と、前記表示領域および前記台座膜が形成された領域に複数の柱状スペーサを介在させた状態で、かつ、前記液晶注入口を除いて2つの前記基板の表示領域を囲うシール剤を介して前記第1の基板と第2の基板とを接着させる工程と、前記液晶注入口を介して液晶を前記基板の間隙に注入する工程と、前記液晶注入口を封止剤により塞ぐ工程とを有する。
上記の本発明の液晶表示装置の製造方法では、一方の基板の液晶注入口となる領域に台座膜を形成する。そして、表示領域および台座膜が形成された領域に複数の柱状スペーサを介在させた状態で、かつ、液晶注入口を除いて2つの基板の表示領域を囲うシール剤を介して第1の基板と第2の基板とを接着させる。柱状スペーサおよびシール剤は、どちらの基板に形成してもよい。
表示領域における膜構成は、液晶注入口における膜構成よりも厚い。この結果、柱状スペーサを介在させた状態で2つの基板を接着させると、表示領域における基板間隔よりも液晶注入口における基板間隔の方が大きくなる。本発明では、液晶注入口のうち、特に柱状スペーサの配置領域に台座膜を配置していることから、この台座膜により表示領域と液晶注入口における基板間隔の差を補填することができ、液晶注入口において柱状スペーサと基板との間に隙間が発生することが防止される。
その後、液晶注入口を介して液晶を2つの基板の間隙に注入し、液晶注入口を封止剤により塞ぐことにより、液晶表示装置が製造される。このとき、液晶注入口において、柱状スペーサの配置領域以外には台座膜が存在しないことから、液晶の流れを阻害することもない。
本発明の液晶表示装置によれば、液晶注入口における液晶の流れを阻害することなく基板間隔を維持することができ、表示品質を向上させた液晶表示装置を実現することができる。
本発明の液晶表示装置の製造方法によれば、液晶注入時および封止時に液晶注入口における液晶の流れを阻害することなく、液晶注入口における基板間隔を維持することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の平面図である。
対向する一対の基板1,2は、画素電極およびカラーフィルタなどが形成された有効表示領域3を備える。一対の基板1,2は、液晶注入口4を除いて有効表示領域3を囲むシール剤5により接着されている。
液晶注入口4には、柱状スペーサ6が配置されている。後述するように、本実施形態に係る液晶表示装置では、有効表示領域3にも柱状スペーサが配置されており、この柱状スペーサにより基板間隔を制御している。また、液晶注入口4は封止剤7により塞がれている。封止剤7は、例えば、熱硬化性樹脂あるいは紫外線硬化性樹脂からなる。
図2は、液晶注入口における拡大平面図である。
本実施形態では、各柱状スペーサ6に対応して、個別の台座膜8が配置されている。この台座膜8は、有効表示領域3における層を利用して作製されたものである。なお、台座膜8は、例えば全ての柱状スペーサ6に対応する1つの台座膜が形成されていてもよい。
柱状スペーサ6の直径W1は、例えば、10μm前後である。各柱状スペーサ6に各台座膜8が重なるように、基板の重ね合わせ精度(現在では5μm程度)を考慮して、例えば、台座膜8の直径は、20μm前後に設定する。
図3は、有効表示領域3と、有効表示領域3外の周辺部である液晶注入口4の領域における断面図である。
まず、有効表示領域3の構成について説明する。なお、本実施形態では、反射型表示と透過型表示の双方を可能な半透過型(併用型)の液晶表示装置について説明するが、透過型表示あるいは反射型表示のみを行う液晶表示装置でもよい。
石英基板あるいはガラス基板などからなる第1の基板1上には、ゲート電極10および補助容量電極11が形成されている。ゲート電極10および補助容量電極11は、例えばモリブデン、クロム、モリブデン合金、クロム合金からなる。ゲート電極10および補助容量電極11を被覆するように、第1の基板1上には、ゲート絶縁膜12が形成されている。
ゲート電極10上には、ゲート絶縁膜12を介して例えばポリシリコンからなる半導体層13が形成されている。ゲート絶縁膜12上には、半導体層13を被覆する例えば酸化シリコンからなる保護絶縁膜14が形成されている。保護絶縁膜14上には、ドレイン電極15およびソース電極16が形成されており、ドレイン電極15およびソース電極16は、半導体層13に電気的に接続されている。ドレイン電極15およびソース電極16は、例えばアルミニウム、チタン、アルミニウム合金、チタン合金、銀、銀合金からなる。
ドレイン電極15およびソース電極16上には、感光性樹脂からなる層間絶縁膜17が形成されている。層間絶縁膜17には、ソース電極16に達するコンタクトホール17aが形成されている。
層間絶縁膜17上には反射電極18および透明電極19が形成されている。反射電極18および透明電極19は、コンタクトホール17aを介してソース電極16に接続されている。反射電極18および透明電極19は、対向電極23との間で液晶9に電圧を印加する画素電極として機能する。反射電極18が形成された領域が反射型表示を行う反射領域となり、透明電極19が形成された領域が透過型表示を行う透過領域となる。
反射領域における層間絶縁膜17には、表面凹凸が形成されている。反射電極18は、下地の層間絶縁膜17の表面凹凸を反映させた表面凹凸をもつ。これにより、入射光を拡散反射させて、反射率を高める構成となっている。
透過領域における層間絶縁膜17は、薄膜化されており、反射領域における基板間隔に対して透過領域における基板間隔が略2倍となるように調整されている。透明電極19は、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極材料からなる。
図示はしないが、反射電極18および透明電極19上には、液晶9の配向を制御する配向膜が形成されている。
第2の基板2は、第1の基板1に対して対向配置されており、ガラス基板あるいは石英基板からなる。第2の基板2上には、カラーフィルタ21が形成されており、カラーフィルタ21上に対向電極(共通電極)23が形成されている。対向電極23は、ITOなどの透明電極からなる。
第2の基板2と第1の基板1の間には、柱状スペーサ6が介在している。柱状スペーサ6は、例えば予め第2の基板2側に形成される。ただし、第1の基板1側に形成してもよい。柱状スペーサ6は、例えば感光性樹脂(レジスト)からなり、フォトリソグラフィ技術により感光性樹脂が柱状にパターン加工されて形成されたものである。柱状スペーサ6の高さは、2μm前後であり、柱状スペーサ6の径(幅)は10μm前後である。
図示はしないが、対向電極23および柱状スペーサ6を被覆して、液晶9の配向を制御する配向膜が形成されている。
第1の基板1と第2の基板2の間には、液晶9が充填されている。液晶9は、反射電極18および透明電極19と、対向電極23との間にかかる電圧により配向が変化して、屈折率が変化する。なお、液晶の配向には特に制限はない。
次に、液晶注入口4における構成について説明する。
液晶注入口4においても、第1の基板1と第2の基板2の間には、柱状スペーサ6が形成されており、第1の基板1と第2の基板2の間隙に液晶9が充填されている。
第1の基板1上には、ゲート絶縁膜12および保護絶縁膜14が形成されている。保護絶縁膜14上には、柱状スペーサ6に対応する位置に台座膜8が形成されている。本実施形態では、台座膜8は、ドレイン電極15およびソース電極16と同一の材料からなり、ドレイン電極15およびソース電極16と同時に形成されたものである。台座膜8の膜厚は、例えば0.5μm〜1μm程度である。
保護絶縁膜14および台座膜8上には、層間絶縁膜17が形成されており、層間絶縁膜17上には、透明電極19が形成されている。なお、図示はしないが、透明電極19上には配向膜が形成されている。
第2の基板2上には、光を遮光するブラックレジスト22が形成されており、ブラックレジスト22上には、対向電極23が形成されている。対向電極23上には、柱状スペーサ6が形成されている。なお、図示はしないが、対向電極23および柱状スペーサ6を被覆して、配向膜が形成されている。
上記の液晶表示装置では、有効表示領域3には、ドレイン電極15、ソース電極16などの配線が形成される一方で、液晶注入口4には、これらの配線は形成されない。
このため、有効表示領域3における柱状スペーサ6の配置領域(基本的には、反射領域に配置される)と、液晶注入口4との間では、第1の基板1側には高低差が存在する。しかしながら、本実施形態では、液晶注入口4の領域のうち、特に柱状スペーサ6の配置領域には、台座膜8を配置していることから、柱状スペーサ6が配置される部分については、有効表示領域3と液晶注入口4とで高低差を略一致させることができる。
従って、液晶注入口4における第1の基板1と第2の基板2との間に柱状スペーサ6を介在させた場合に、柱状スペーサ6とこれらの基板との間に隙間が発生することを防止でき、柱状スペーサ6により双方の基板を支持することができる。これにより、基板が撓むことを防止することができる。液晶注入口4において基板が撓むことを防止できることから、液晶注入口4付近の有効表示領域の基板間隔の変動を防止でき、表示性能を向上させることができる。
また、各柱状スペーサ6に対応する個別の台座膜8を配置させることにより、柱状スペーサ6の配置領域以外の領域では、第1の基板1と第2の基板2の間隔が広くなる。このため、液晶の注入等を阻害することがない。
以上のように、第1の基板1と第2の基板2との間への液晶9の注入が良好となり、かつ、液晶注入口4においても第1の基板1と第2の基板2とを柱状スペーサ6により支持できることから、表示性能が良好な表示装置を実現することができる。
次に、上記の本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法について、図4〜図8を参照して説明する。
まず、第1の基板1側の製造プロセスについて説明する。図4(a)に示すように、有効表示領域3における第1の基板1上に、ゲート電極10および補助容量電極11を形成する。
次に、図4(b)に示すように、有効表示領域3における第1の基板1上に、ゲート電極10および補助容量電極11を被覆する例えば酸化シリコンからなるゲート絶縁膜12を形成する。なお、有効表示領域3の透過領域におけるゲート絶縁膜12は除去する。このとき、液晶注入口4における第1の基板1上にもゲート絶縁膜12を形成する。
次に、図4(c)に示すように、ゲート電極10上に、ゲート絶縁膜12を介して例えばポリシリコンからなる半導体層13を形成する。
次に、図5(a)に示すように、有効表示領域3において、半導体層13およびゲート絶縁膜12上に、例えば酸化シリコンからなる保護絶縁膜14を形成する。同時に、液晶注入口4においてゲート絶縁膜12上に保護絶縁膜14を形成する。さらに、リソグラフィ技術およびエッチング技術により、保護絶縁膜14に半導体層13に達するコンタクトホール14aを形成する。
次に、図5(b)に示すように、有効表示領域3において、保護絶縁膜14上にドレイン電極15およびソース電極16を形成する。ドレイン電極15およびソース電極16は、コンタクトホール14aを介して半導体層13と接続される。このとき、液晶注入口4における保護絶縁膜14上に、台座膜8を形成する。基板の重ね合わせ精度(現在では5μm程度)を考慮して、例えば、台座膜8の直径は、柱状スペーサ6(例えば、直径10μm)よりも片側5μmずつ大きく設定し、すなわち20μm前後に設定する。
次に、図6(a)に示すように、有効表示領域3および液晶注入口4の全面に、感光性樹脂からなる層間絶縁膜17を形成する。そして、露光および現像により、有効表示領域3のうち反射領域における層間絶縁膜17にコンタクトホール17aを形成し、さらに当該層間絶縁膜17に表面凹凸を形成する。また、有効表示領域3のうち透過領域における層間絶縁膜17を薄膜化する。
次に、図6(b)に示すように、有効表示領域3の反射領域における層間絶縁膜17上に、反射電極18を形成する。有効表示領域3に形成された反射電極18には、下地の層間絶縁膜17の表面凹凸を反映させた表面凹凸が形成される。また、有効表示領域3の透過領域および液晶注入口4における層間絶縁膜17上に、透明電極19を形成する。その後、図示はしないが、有効表示領域3および液晶注入口4の全面に配向膜を形成する。
次に、第2の基板2側の製造プロセスについて説明する。図7(a)に示すように、第2の基板2の有効表示領域3に、カラーフィルタ21をする。
次に、図7(b)に示すように、第2の基板2の液晶注入口4に、ブラックレジスト22を形成する。有効表示領域3と液晶注入口4とで第2の基板2側の表面高さを揃える観点から、ブラックレジスト22の膜厚は、カラーフィルタ21と略同じにすることが好ましい。
次に、図8(a)に示すように、カラーフィルタ21およびブラックレジスト22上に、ITOなどの透明電極からなる対向電極23を形成する。
次に、図8(b)に示すように、有効表示領域3および液晶注入口4における対向電極23上に、複数の柱状スペーサ6をする。柱状スペーサ6の形成では、対向電極23上に感光性樹脂を塗布し、露光および現像することにより、柱状スペーサ6のパターンを形成する。続いて、図示はしないが、有効表示領域3および液晶注入口4の全面に、配向膜を形成する。
以降の工程については、図1および図3を参照して説明する。
例えば、第1の基板1あるいは第2の基板2上に、液晶注入口4を除いて有効表示領域3を取り囲むシール剤5を形成する。シール剤5のパターンは、スクリーン印刷法あるいはディスペンサーによる描画により形成される。
次に、第1の基板1および第2の基板2を対向配置させる。2つの基板1,2は、シール剤5により接着される。このとき、双方の基板の間に介在する柱状スペーサ6により、有効表示領域3および液晶注入口4において双方の基板が支持される。
そして、液晶注入口4から液晶9を注入して、有効表示領域3および液晶注入口4における基板1,2の間隙に液晶9を充填させる。
続いて、例えば2つの基板1,2を外部より加圧して、基板間の余分な液晶9を液晶注入口4から押し出した後、熱硬化性樹脂あるいは紫外線硬化性樹脂からなる封止剤7により液晶注入口4を塞ぐ。このとき、有効表示領域3および液晶注入口4の双方において、2つの基板1,2が柱状スペーサ6により支持されていることから、圧力による基板の撓みの発生が防止される。
以上のようにして、液晶表示装置が完成する。
上記の本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法によれば、液晶注入口4における柱状スペーサ6の配置領域に、台座膜8を形成することにより、液晶注入口4において柱状スペーサ6により両基板を支持することができる。また、台座膜8の径を柱状スペーサ6の径よりも大きく形成しておくことにより、基板1,2の重ね合わせずれが発生しても、柱状スペーサ6と台座膜8とを重ね合わせることができる。
このため、液晶の加圧封止などの工程において、液晶注入口4における基板が撓むことを防止することができ、液晶注入口4の付近における有効表示領域3に表示不良が発生することを防止することができる。
また、例えば、各柱状スペーサ6に対応する個別の台座膜8を形成することにより、柱状スペーサ6の配置領域以外は基板間隔が狭まることはないため、液晶9の注入時および加圧封止時における液晶9の流れを阻害することもなく、タクト短縮に寄与することができる。
さらに、有効表示領域3を形成する際の層(本実施形態では、ドレイン電極15およびソース電極16)を利用して、台座膜8を形成することにより、製造工程を増加させることもない。
以上のようにして、本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法によれば、液晶注入時および封止時に液晶注入口における液晶の流れを阻害することなく、液晶注入口における基板間隔を維持することができる。
本発明は、上記の実施形態の説明に限定されない。
例えば、本実施形態では、柱状スペーサ6を第2の基板2側に形成したが、第1の基板1側に形成してもよい。また、液晶9の流れを良好にする観点からは、各柱状スペーサ6に対応する個別の台座膜8を形成することが好ましいが、液晶注入口4に配置された複数の柱状スペーサ6に対応する台座膜8を形成してもよい。また、シール剤5は、第1の基板1側および第2の基板2側のどちらに形成してもよい。また、本実施形態では、液晶注入口にブラックレジスト22を設けた例について説明したが、液晶注入口にブラックレジスト22を設けなくてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本実施形態に係る液晶表示装置の平面図である。 液晶注入口の拡大平面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置の断面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置における工程断面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置における工程断面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置における工程断面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置における工程断面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置における工程断面図である。 従来例に係る液晶表示装置の概略断面図である。
符号の説明
1…第1の基板、2…第2の基板、3…有効表示領域、4…液晶注入口、5…シール剤、6…柱状スペーサ、7…封止剤、8…台座膜、9…液晶、10…ゲート電極、11…補助容量電極、12…ゲート絶縁膜、13…半導体層、14…保護絶縁膜、14a…コンタクトホール、15…ドレイン電極、16…ソース電極、17…層間絶縁膜、17a…コンタクトホール、18…反射電極、19…透明電極、21…カラーフィルタ、22…ブラックレジスト、23…対向電極、101…第1の基板、102…第2の基板、103…層、104…層、106…柱状スペーサ、107…封止剤、109…液晶

Claims (7)

  1. 対向配置された2つの基板と、
    液晶注入口を除いて、2つの前記基板の表示領域を囲って形成され、2つの前記基板を接着するシール剤と、
    前記シール剤により囲まれた前記基板間に注入された液晶と、
    前記表示領域および前記液晶注入口における前記基板間に介在する柱状スペーサと、
    前記液晶注入口における前記柱状スペーサの配置領域において、前記柱状スペーサといずれかの前記基板との間に形成された台座膜と
    を有する液晶表示装置。
  2. 各柱状スペーサに対応する個別の前記台座膜を複数有する
    請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記台座膜が形成された基板側の表示領域には、複数の層が形成されており、当該台座膜は、いずれかの前記層と同一の材料により形成されている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 柱状スペーサを介在させた状態で対向配置された2つの基板間に液晶を注入する液晶表示装置の製造方法であって、
    一方の基板の液晶注入口となる領域に台座膜を形成する工程と、
    前記表示領域および前記台座膜が形成された領域に複数の柱状スペーサを介在させた状態で、かつ、前記液晶注入口を除いて2つの前記基板の表示領域を囲うシール剤を介して前記第1の基板と第2の基板とを接着させる工程と、
    前記液晶注入口を介して液晶を2つの前記基板の間隙に注入する工程と、
    前記液晶注入口を封止剤により塞ぐ工程と
    を有する液晶表示装置の製造方法。
  5. 前記台座膜を形成する工程において、各柱状スペーサに対応する個別の前記台座膜を複数形成する
    請求項4記載の液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記一方の基板の表示領域に複数の層を形成する工程を有し、いずれかの層の形成時に同時に前記台座膜を形成する
    請求項4記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記液晶注入口を封止剤により塞ぐ工程において、2つの前記基板に圧力をかけて、2つの基板間の余分な液晶を前記液晶注入口より押し出した後に、前記液晶注入口を封止剤で塞ぐ
    請求項4記載の液晶表示装置の製造方法。
JP2005034448A 2005-02-10 2005-02-10 液晶表示装置およびその製造方法 Pending JP2006220924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005034448A JP2006220924A (ja) 2005-02-10 2005-02-10 液晶表示装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005034448A JP2006220924A (ja) 2005-02-10 2005-02-10 液晶表示装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006220924A true JP2006220924A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36983290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005034448A Pending JP2006220924A (ja) 2005-02-10 2005-02-10 液晶表示装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006220924A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054554A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置およびその製造方法
CN110471200A (zh) * 2018-05-09 2019-11-19 群创光电股份有限公司 电子调制装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001117107A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP2002328373A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Casio Comput Co Ltd 液晶セルおよび液晶セル集合体
JP2002350863A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Seiko Epson Corp 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器
JP2004317756A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Sony Corp 液晶パネルおよび液晶パネルの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001117107A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP2002328373A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Casio Comput Co Ltd 液晶セルおよび液晶セル集合体
JP2002350863A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Seiko Epson Corp 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器
JP2004317756A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Sony Corp 液晶パネルおよび液晶パネルの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054554A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置およびその製造方法
CN110471200A (zh) * 2018-05-09 2019-11-19 群创光电股份有限公司 电子调制装置
CN110471200B (zh) * 2018-05-09 2022-07-12 群创光电股份有限公司 电子调制装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4772791B2 (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP3768367B2 (ja) 液晶表示装置
US6262783B1 (en) Liquid crystal display device with reflective electrodes and method for fabricating the same
JP5108091B2 (ja) 液晶表示パネル
US8169569B2 (en) Method of making liquid crystal display and liquid crystal display thereof
JP4235576B2 (ja) カラーフィルタ基板及びそれを用いた表示装置
JP2009139672A (ja) 液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法
US20140118656A1 (en) Liquid crystal display and manufacturing method thereof
US7463327B2 (en) Liquid crystal display
JP2003172946A (ja) 液晶表示装置用基板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2007328210A (ja) 液晶表示装置
JP2008292640A (ja) 表示装置及びその製造方法
KR101937771B1 (ko) 액정표시장치 및 그 제조방법
JP3938680B2 (ja) 液晶表示装置用基板及びその製造方法及びそれを備えた液晶表示装置
JP2005004206A (ja) 反射−透過型アレー基板とこの製造方法及びこれを有する液晶表示装置
US6808868B2 (en) Method for manufacturing a substrate for a display panel
JP4367161B2 (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置及びその製造方法
KR101033459B1 (ko) 씨오티 구조 액정표시장치 및 그 제조방법
JP2006220924A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP3987522B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR20060070873A (ko) 액정표시장치와 그 제조방법
WO2010079540A1 (ja) 液晶表示パネル
JP3929409B2 (ja) 液晶表示装置
JP2009169162A (ja) 液晶表示装置
JP2010032765A (ja) Tftアレイ基板およびそれを用いた液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110408

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108