JP2006220545A - 医療検査用カセット及び該カセットを用いたカセットブロックの製造方法 - Google Patents

医療検査用カセット及び該カセットを用いたカセットブロックの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】標本作製中に検体を移し替える手間が不要で、検体を所定の位置と方向を維持して包埋し、薄切することが可能な、作業の省力化と迅速化を図るとともに、検査精度に優れた医療検査用カセットを提供する。
【解決手段】 上面を開放し、多数の透孔3を有する方形の容器からなるカセット本体1と、多数の透孔7を有し、前記カセット本体1と着脱自在に係合する蓋体2とからなる医療検査用カセットにおいて、前記カセット本体1の底面上に検体載置シート27を配備したことを特徴とする医療検査用カセット。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療検査用顕微鏡標本の作製に使用する医療検査用カセットに関し、更に詳しくは、標本作製中に検体を移し替える手間が不要で、検体を所定の位置と方向を維持したまま包埋し、薄切することが可能な、作業の省力化と迅速化を図るとともに、検査精度に優れた医療検査用カセットに関する。
従来のこの種の医療検査用カセットとしては、例えば、図24、図25に示すように、耐薬品性合成樹脂からなるカセット本体1と蓋体2とを具備してなる(例えば、特許文献1参照)。
カセット本体1は、上面を開放した方形の容器で、底部に多数の透孔3を有し、短辺側の一側壁の外側に底部に向かって末広がり状に傾斜した板状の記録部4を設け、その内側に係止溝5を有し、他の側壁の外側に係止部6を有する。
蓋体2は、着脱可能な板状体で、板面に多数の透孔7を有し、裏面の外周面に沿ってカセット本体1内に嵌合するリブ8を有し、短辺側の一方側には前記係止溝5の記録部4の裏面に沿って嵌入係合する傾斜状係止片9を有し、短辺側の他方側にはカセット本体1よりも僅かに大き目の突縁部10を有し、係合部6と係合する係止片11を有している。
このようなカセットは、例えば、図27〜図29に示すように、複数個の検体を同時に処理する場合には、縦方向及び/又は横方向の仕切壁12により複数個(図27〜図29では6個)の小室を形成したものが使用されている。図示したカセットでは、カセット本体1を区画する仕切壁12が蓋体2の裏面に突出したリブ8a、8bにより挟着されている。
上記の如く、例えば、6個の小室を有するカセットを使用して顕微鏡標本を作製するには、まず、図26に示すように、バット13の底面に濾紙14を敷き、この濾紙の上に採取した検体(組織片)15を所定の方向(例えば、上皮側が上部に向くように等)に載置する。
次いで、図27〜図29に示すように、ピンセットにより検体15を濾紙14から引き離し、検体15をカセット本体1の各小室内に収容して蓋体2を取り付け、記録部4に被検者の氏名等を記録しておく。蓋体2の傾斜状係止片9は、カセット本体1の係止溝5に係合し、また係止片11はカセット本体1の係止部6に係合して蓋体2を固定する。
続いて、透孔7、3を通じて、検体15を水洗し、次いでアルコールにより検体15の水分を除去し、キシレンにより後述する液状パラフィンとの親和性を付与する。
次に、図30に示すように、ステンレス製トレイ16内に液状パラフィン17を少量(図30のラインAの程度まで)入れ、検体15をカセット本体1から取り出して液状パラフィン17中に置いて検体15に液状パラフィンを浸透させる。続いて、トレイ16の段部にカセット本体1を載せ、カセット本体1の底部が液状パラフィン17に浸るまで、液状パラフィン17を検体15上に注ぎ足す。
液状パラフィン17が固化した後トレイ16を取り去ることにより、検体15を包埋したパラフィン17がカセット本体1の底部に付着してなるカセットブロック18(図31参照)を得る。
次に、図31に示すように、ミクロトーム19上に装着したアダプター20の基台21上にカセットブロック18を裏返して載せ、固定する。アダプター20は、レバー22の操作により、基台21に設けた固定腕23と可動腕24との間にカセット本体1を挟持して固定する。その際、カセット本体1が記録部4の傾斜により浮き上がるのを防止するため、両腕23、24の先端に形成した係止爪25がカセット本体1の底部の角に係合する。続いて、パラフィン17の検体15を包埋した部分を矢印a方向にスライスし、図32に示すように、検体15の薄片26が得られる。この得られた薄片26に染色、その他の所定の処理を施すことにより顕微鏡標本を得るのである。
特開2001−324428号公報(図13、図10)
しかしながら、上記方法では、採取した検体を濾紙から引き離して、カセット本体の小室内に収容する必要があり、また、この際に、例えば、検体を上皮側を上に向けるか下に向けるか、又は右に向けるか左に向けるか等を考慮して収容したとしても、続いて行われる薬液処理において方向が変わる虞れがある。
更に、薬液処理が終わると、検体を再びピンセットによりカセット本体の小室内から取り出し、トレイ内に入れられた液状パラフィンの上に置く必要がある。この場合においても、検体の方向等を考慮しながらパラフィン上に置かれる場合がある。
以上のように、従来の方法では、検体採取から標本作製までの間に、検体の移し替えを2度行う必要があるが、微小検体をピンセットを操作して、濾紙からカセット本体内に、カセット本体内からパラフィン上にと2度も移し替える作業は極めて煩雑で、手間と時間を要する。しかも、検体の方向を考慮する場合は尚更煩雑となり、その作業性の低下は避けられない。
また、この移し替えの際に検体の順番、配列を間違えたりした場合には、折角の検査結果が無意味となり、検査の信頼性が大きく損なわれることになる。
更に、検体が濾紙やカセット本体に強く付着している場合には、ピンセットで検体をむりやり引き離すことになり、その結果、検体に濾紙の繊維片が付着したり、また、検体を損傷し、台無しにする虞れもある。
本発明はかかる実情に鑑み、上記従来技術の問題点を解決するもので、検体を検体載置シート上に載置し、検体を該シート上から移し替えることなく、そのままカセット本体内及びトレイ内に置くことにより、上記問題点が一挙に解消され、大巾な省力化と作業の迅速化とが達成されるとともに、検体移し替えの際における並べる順番、配列のミスやピンセットにより濾紙やカセット本体からの引き離しの際の検体の損傷等が防止され、検査精度が向上し信頼性が高められることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、本発明の請求項1は、上面を開放し、多数の透孔を有する方形の容器からなるカセット本体と、多数の透孔を有し、前記カセット本体と着脱自在に係合する蓋体とからなる医療検査用カセットにおいて、前記カセット本体の底面上に検体載置シートを配備したことを特徴とする医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項2は、検体載置シートが液透過性である請求項1記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項3は、液透過性の検体載置シートが多孔性フィルム、発泡樹脂シート、紙、織布、不織布から選ばれるる請求項2記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項4は、検体載置シートが透明の多孔性フィルムからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項5は、検体載置シートが複数個に区画されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項6は、検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートが配備されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項7は、検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートが配備されるとともに、下部に支持シートが配備されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項8は、液透過性の押さえシートが発泡樹脂シート、紙、多孔性シート、織布、不織布から選ばれる請求項6又は7記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項9は、支持シートが紙、多孔性フィルム、織布、不織布、発泡樹脂シートから選ばれる請求項7記載の医療検査用カセットを内容とする。
本発明の請求項10は、請求項1記載の医療検査用カセットのカセット本体内に、検体を載置した検体載置シートを収容した後、蓋体を被着した状態で薬液処理を施し、前記検体を載置した検体載置シートをトレイ内に置き、該トレイにカセット本体を載せ、カセット本体が液状パラフィンに浸るまで液状パラフィンを注ぎ足し固化させることを特徴とするカセットブロックの製造方法を内容とする。
本発明の請求項11は、検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートを配置して薬液処理を行う請求項10記載のカセットブロックの製造方法を内容とする。
本発明の請求項12は、検体載置シートの下部に支持シートを配置して薬液処理を行う請求項10又は11記載のカセットブロックの製造方法を内容とする。
本発明の請求項13は、検体を載置した検体載置シートをトレイ内に置く前に、予め少量の液体パラフィンをトレイ内に入れておく請求項10〜12のいずれか1項に記載のカセットブロックの製造方法を内容とする。
本発明の請求項14は、検体を載置した検体載置シートを押さえシートとともにトレイ内に置く請求項11〜13のいずれか1項に記載のカセットブロックの製造方法を内容とする。
本発明によれば、検体を検体載置シート上に載置したままの状態でカセット本体内で薬液処理し、また、薬液処理後、カセット作成用のトレイ内に置くので、検体のカセット本体内への移し替え、及び検体のパラフィン上への移し替えが全く不要となり、大巾な省力化と迅速性が達成される。
また、ピンセットで検体を移し替える際における検体を並べる順番、配列のミスや検体の損傷等の虞れが全く無くなるので、検査精度が向上し、検査の信頼性が大巾に高められる。
検体載置シートは、液透過性であることが好ましく、例えば、多孔性フィルム、発泡樹脂シート、紙、織布、不織布が挙げられ、特に透明の多孔性フィルムが好ましく、また、検体載置シートは複数個に区画されているものが好ましい。また、複数個の区画は混同しないように番号や記号が付されているのが好ましい。
また、検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートを配することにより、薬液処理の際に検体の移動や、検体の方向が変わるのが確実に抑制されるので好ましい。
更に、検体載置シートの下部に支持シートを配すると、検体載置シートを薄くすることができるので、ミクロトームでの検体の薄切時に、無駄な該検体載置シートのみの薄切作業を最小限にとどめることができるので好ましい。
本発明に用いられる検体載置シートとしては、アルコール、キシレン等に対する耐薬品性を有するものであれば特に制限されないが、アルコール、キシレン等の薬液や液状パラフィンを透過させるものが好ましく、また、該シート上に検体を安定的に載置させるには、表面に微小な凹凸を有するものが好ましい。
このような検体載置シートとしては、樹脂からなるフィルム、多孔性フィルム、発泡樹脂シート、濾紙等の紙、織布、不織布等が挙げられ、また必要に応じ、これらの積層体(ラミネート)でもよい。樹脂としては特に制限されず、天然樹脂、合成樹脂、半合成樹脂が用いられ、また生分解性樹脂も使用可能である。検体載置シートとしては、透明なものがミクロトームで薄切する際に検体の位置や状態を視認し易い点で好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。織布、不織布もこれらの樹脂からなるものが挙げられる。
検体載置シートは、複数の検体を載置して同時に処理できるように、複数個の小面積に区画されていることが好ましい。区画は、例えば、上記した薬品に対して耐薬品性を有するインクを用いて印刷したり、成形時に又は後加工により突条筋や凹状溝により形成することができる。区画される小面積の数は2〜9個程度が好ましい。区画には番号や記号等を施して、検体を識別できるようにするのが好ましい。検体載置シートは、カセット本体内に収容できるサイズに予め設定しておくのが望ましい。
本発明に用いられる液透過性の押さえシートは、検体を載置した検体載置シートの上部に配され、薬液を透過させるとともに、上方から検体を押さえて薬液処理時に検体が移動するのを防止するためのもので、上記した検体載置シートと同じ材料でよい。区画は不要である。
本発明に用いられる支持シートは、検体を載置した検体載置シートの下部に配され、検体載置シートを下方から支持するもので液透過性を有するものが好ましく、上記した押さえシートと同じ材料のものが使用できる。支持シートを検体載置シートとともに包埋してカセットブロックを作製する場合は、検体の視認性の点から、透明の多孔性フィルムが好ましい。この支持シートを用いる場合には、検体載置シートの厚みを小さくすることができる。検体載置シートの厚みが大きいと、後述するミクロトームで薄切する際に、検体載置シートを薄切するという無駄な薄切作業量が多くなるのに対し、検体載置シートの厚みが小さいと、この無駄な薄切作業が少なくなるので効率的に薄切することが可能である。
検体載置シートの厚みは概ね8μm〜2mm、押さえシート及び支持シートは0.5〜5mm程度が好ましい。検体載置シートの厚みが8μm未満では薄くなり過ぎて検体の載置及び薬液処理の際の検体の保持、保護が困難となりやすく、一方、2mmを越えると、上述したように、無駄な薄切作業が多くなるので好ましくない。
また、押さえシートが0.5mm未満では、薬液処理中における検体の移動を防止する効果が十分でなく、一方、5mmを越えると薬液の透過性が低下し、薬液処理が長くなる傾向があるので好ましくない。
更に、支持シートが0.5mm未満では、検体載置シートを支持する効果が十分でなく、一方、5mmを越えると薬液の透過性が低下し、薬液処理が長くなる傾向があるので好ましくない。
本発明に用いられるカセットとしては、蓋体とカセット本体とからなるカセットが全て用いられる。
本発明では、検体を検体載置シート上に載置した状態でカセット本体内に収容し、蓋体を被着して薬液処理が施される。この場合、必要に応じ、検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートを配することにより、薬液を検体上に透過させるとともに、検体を上方から押さえて薬液処理中に検体が動いたり移動するのを防ぐことができる。また、更に検体載置シートの下部に支持シートを配することにより、検体載置シートを薄くしても該シートを下方から支えるので、薬液処理中に検体が動いたり移動するのを防ぐことができるばかりでなく、支持シートと重ね合わせて検体載置シートを持ち運ぶこともでき、取り扱い性や作業性が高められる。また、検体載置シートに検体を採取する際に、検体載置シートと支持シートとを重ねておけば、カセット本体内への収容も容易である。
薬液処理が終了すると、検体を載置した検体載置シートは、カセットブロックを作製するためにトレイ内に移される。トレイ内には予め少量(液深1〜3mm程度)の液状パラフィンを入れておいてもよいし、また、いきなり検体載置シートをトレイ内に置いてもよい。また、検体載置シートを支持シートとともに重ね合わせた状態でトレイ内に置いてもよい。特に、上記したように、検体載置シートが薄い場合、検体載置シートのみでは取り扱いにくいので、支持シートとともに重ね合わせた状態でカセット本体からトレイ内に移すと取り扱いが容易となる。
尚、検体を載置した検体載置シートは、必要に応じ、トレイ内に予め少量の液状パラフィンを入れておき、検体を下向きにして検体載置シートを配することも可能である。
次いで、検体を載置した検体載置シートの上から液状パラフィンを注ぎ足す。この場合、トレイの段部にカセット本体を置いて、カセット本体が液状パラフィンに浸るまで(カセット本体の底面よりも数mm上まで)注ぎ足してもよいが、液状パラフィンが冷却固化してカセット本体の透孔を塞ぎ、液状パラフィンの注ぎ足しが困難になる場合がある。従って、先ず、トレイの段部付近まで検体載置シートの上から液状パラフィンを注ぎ足し、次にカセット本体を段部に載せてカセット本体を下方に押圧して液状パラフィンを透孔が埋まる程度に上昇させた後、カセット本体が液状パラフィンに浸るまで注ぎ足し、液状パラフィンを冷却固化させるのが好ましい。
次いで、トレイを加温するか液体窒素等で冷却することにより、検体を載置した検体載置シート又は検体載置シートと支持シートとをパラフィン中に包埋したカセットブロックがトレイから分離される。
次いで、カセットブロックは、ミクロトームにより薄切して薄片とされる。この場合、カセットブロックの先端から本来のやり方で薄切してもよいが、検体載置シート付近までは大雑把に薄切し、検体付近又は検体からは本来のやり方に従って薄切すると作業性が高められる。
以上の如くして得られる薄片には、検体がその位置や方向が採取されたときの状態のままで含まれている。薄片は、染色、その他所定の処理が施されて顕微鏡標本とされる。
以下、本発明の実施例を示す図面に基づいて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されないことは云うまでもない。
実施例1
(検体の採取)
図1に示すように、バット13内に敷いた透明の多孔性フィルム(ポリエチレン)からなる検体載置シート27上に、採取した検体15を載置する。検体載置シート27は予めカセット本体内に収容できるサイズに調整され、また耐薬品性のインクを用い、縦線、横線28で複数個(図では6個)の小面積に区画され、各区画内にそれぞれ1個の検体が載置される。
(薬液処理)
図2〜4に示すように、検体15を載置した検体載置シート27は、そのままカセット本体1内に収容された後、検体載置シート27の上部にポリウレタンからなる押さえシート29を配した後、蓋体2を取り付け、記録部4に被検者の氏名等を記録しておく。蓋体2の傾斜状係止片9は、カセット本体1の係止溝5に係合し、また係止片11はカセット本体1の係止部6に係合して蓋体2を固定する。
続いて、透孔7、3を通じて、検体15を水洗し、次いでアルコールにより検体15の水分を除去し、キシレンにより後述する液状パラフィンとの親和性を付与する。
この場合は、検体15を載置した検体載置シートが上部から押さえシート29により押さえられているので、薬液の流れにより検体15が移動したり、方向を変えたりすることが確実に防止される。
(カセットブロックの作製)
次に、図5に示すように、ステンレス製トレイ16内に液状パラフィン17を少量(図5のラインAの1mm程度まで)入れ、検体載置シート27をカセット本体1から取り出して液状パラフィン17中に置いて検体15に液状パラフィンを浸透させる。続いて、トレイ16の段部よりも少し上まで液状パラフィンを注ぎ該段部にカセット本体1を載せ、カセット本体1を下方に押圧して液状パラフィンで透孔3が隠れる程度となるまでパラフィンを上昇させた後、カセット本体1の底部が液状パラフィン17に浸るまで(底部よりも3mm程度上まで)、液状パラフィン17を注ぎ足す。
液状パラフィン17が冷却固化した後トレイ16を加温又は液体窒素で冷却することにより取り去り、検体15を載置した検体載置シート27を包埋したパラフィン17がカセット本体1の底部に付着してなるカセットブロック18(図6参照)を得る。
(薄片の作製)
次に、図6に示すように、ミクロトーム19上に装着したアダプター20の基台21上にカセットブロック18を裏返して載せ、固定する。アダプター20は、レバー22の操作により、基台21に設けた固定腕23と可動腕24との間にカセット本体1を挟持して固定する。その際、カセット本体1が記録部4の傾斜により浮き上がるのを防止するため、両腕23、24の先端に形成した係止爪25がカセット本体1の底部の角に係合する。続いて、パラフィン17の検体15を包埋した部分を矢印a方向にスライスし、検体載置シート27をスライスした後、目的とする検体15をスライスした薄片26を得る(図7)。この場合、検体載置シート27付近までは大雑把に薄切し、検体付近又は検体からは本来のやり方で薄切することもできる。得られた薄片26に染色、その他の所定の処理を施すことにより顕微鏡標本を得る。
実施例2
(検体の採取)
図8に示すように、バット13内に透明の多孔性フィルム(ポリエチレン)からなる検体載置シート27とポリウレタンからなる支持シート30を重ね合わせ、該検体載置シート27の各区画内にそれぞれ1個の検体15が載置される。
(薬液処理)
図9〜11に示すように、検体15を載置した検体載置シート27を支持シート30と重ね合わせたままカセット本体1内に収容し、該検体載置シート27の上部にポリウレタンからなる押さえシート29が配された状態とした他は実施例1と同様にして薬液処理される。
この場合は、検体15を載置した検体載置シートが上部から押さえシート29により押さえられているので、薬液の流れにより検体15が移動したり、方向を変えたりすることが確実に防止されるとともに、下部から支持シート30により支えられているので、検体載置シート27の厚みを小さくしても検体をしっかりと保持し、薬液処理中に検体が移動したり方向を変えたりするのを防止することができる。
(カセットブロックの作製)(薄片の作製)
図12、図13に示すように、押さえシート29と支持シート30とを取り去り、検体を載置した検体載置シート27を、検体15を下に向けてトレイ16内に配した他は実施例1と同様にして、検体15を載置した検体載置シート27を包埋したカセットブロックを作成し、これをミクロトームでスライスして薄片26を得る(図14)。支持シート30の使用により、検体載置シート27の厚みを小さくできるので、検体載置シート27を薄切するという無駄な作業を最小限とすることができるので薄切の作業効率が高められる。また、この場合、検体15がカセットブロック18の表面に位置するので無駄な薄切がなく、効率的な薄切が可能である。得られた薄片26は、染色、その他所定の処理が施されて顕微鏡標本とされる。
実施例3
(検体の採取)
図15に示すように、バット13内に透明の多孔性フィルム(ポリエチレン)からなる検体載置シート27とポリウレタンからなる支持シート30を重ね合わせ、該検体載置シート27の各区画内にそれぞれ1個の検体15が載置される。
(薬液処理)
図16〜18に示すように、検体15を載置した検体載置シート27を支持シート30と重ね合わせたままカセット本体1内に収容し、該検体載置シート27の上部にポリウレタンからなる押さえシート29が配された状態とした他は実施例1と同様にして薬液処理される。
この場合は、検体15を載置した検体載置シートが上部から押さえシート29により押さえられているので、薬液の流れにより検体15が移動したり、方向を変えたりすることが確実に防止されるとともに、下部から支持シート30により支えられているので、検体載置シート27の厚みを小さくしても検体をしっかりと保持し、薬液処理中に検体が移動したり方向を変えたりするのを防止することができる。
(カセットブロックの作製)(薄片の作製)
図19、図20に示すように、押さえシート29を取り去り、検体を載置した検体載置シート27と支持シート30とを重ね合わせた状態で、予めトレイ16内に液状パラフィンを少量入れなかった他は実施例1と同様にして、検体15を載置した検体載置シート27と支持シート30とを包埋したカセットブロックを作成し、これをミクロトームでスライスして薄片26を得る(図21)。支持シート30の使用により、検体載置シート27の厚みを小さくできるので、検体載置シート27を薄切するという無駄な作業を最小限とすることができるので薄切の作業効率が高められる。また、検体載置シート27を支持シート30と重ね合わせたままでカセット本体1内及びトレイ16内に移すので検体載置シート27が薄くても取り扱い易く、作業性が良好である。更に、予めトレイ16内に液状パラフィンを入れておかなかったので、支持シート30の上部にはパラフィンが存在せず、無駄な薄切が避けられる。得られた薄片26は、染色、その他所定の処理が施されて顕微鏡標本とされる。
上記実施例では、インクで区画された検体載置シートを使用した例を示したが、図22(a)、(b)に示すように、突条筋31により区画したものでもよい。また、図示しないが、逆に凹条溝により区画したものでもよい。更に、図23に示すように、複数個の区画が1列に設けられたものでもよいことは勿論である。
叙上のとおり、本発明によれば、検体を液透過性の検体載置シート上に載置したままの状態でカセット本体内で薬液処理し、また、パラフィン上に置くので、検体のカセット本体内への移し替え、及び検体のパラフィン上への移し替えが不要となり、大巾な省力化と迅速性が達成される。
また、ピンセットで検体を移し替える際における検体を並べる順番、配列のミスや検体の損傷等の虞れが無くなるので、検査精度が向上し、検査の信頼性が大巾に高められ、その有用性は頗る大である。
実施例1における検体の採取の状態を説明するための上面図である。 実施例1における薬液処理の説明をするためのカセットの縦方向断面図である。 実施例1における薬液処理の説明をするためのカセットの横方向断面図である。 実施例1における薬液処理の説明をするための蓋体を取り去ったカセット本体の上面図である。 実施例1におけるカセットブロックを作製する状態を説明するための断面図である。 実施例1におけるミクロトームで薄切する状態を示す概略図である。 実施例1における薄片を示す上面図である。 実施例2における検体の採取の状態を説明するための上面図である。 実施例2における薬液処理の説明をするためのカセットの縦方向断面図である。 実施例2における薬液処理の説明をするためのカセットの横方向断面図である。 実施例2における薬液処理の説明をするための蓋体を取り去ったカセット本体の上面図である。 実施例2におけるカセットブロックを作製する状態を説明するための断面図である。 実施例2におけるミクロトームで薄切する状態を示す概略図である。 実施例2における薄片を示す上面図である。 実施例3における検体の採取の状態を説明するための上面図である。 実施例3における薬液処理の説明をするためのカセットの縦方向断面図である。 実施例3における薬液処理の説明をするためのカセットの横方向断面図である。 実施例3における薬液処理の説明をするための蓋体を取り去ったカセット本体の上面図である。 実施例3におけるカセットブロックを作製する状態を説明するための断面図である。 実施例3におけるミクロトームで薄切する状態を示す概略図である。 実施例3における薄片を示す上面図である。 検体載置シートの他の例を示すもので、(a)は上面図、(b)は側面図である。 検体載置シートの更に他の例を示す上面図である。 医療検査用カセットの1例を示す縦方向断面図である。 図24の医療検査用カセットの横方向断面図である。 従来の検体の採取の状態を説明するための上面図である。 従来の薬液処理の説明をするためのカセットの縦方向断面図である。 従来の薬液処理の説明をするためのカセットの横方向断面図である。 従来の薬液処理の説明をするための蓋体を取り去ったカセット本体の上面図である。 従来のカセットブロックを作製する状態を説明するための断面図である。 従来のミクロトームで薄切する状態を示す概略図である。 従来の薄片を示す上面図である。
符号の説明
1 カセット本体
2 蓋体
3 透孔
4 記録部
5 係止溝
6 係止部
7 透孔
8 リブ
8a、8b リブ
9 傾斜状係止片
10 突縁部
11 係止片
12 仕切壁
13 バット
14 濾紙
15 検体
16 トレイ
17 パラフィン
18 カセットブロック
19 ミクロトーム
20 アダプター
21 基台
22 レバー
23 固定腕
24 可動腕
25 係止爪
26 薄片
27 検体載置シート
28 縦線、横線
29 押さえシート
30 支持シート
31 突条筋

Claims (14)

  1. 上面を開放し、多数の透孔を有する方形の容器からなるカセット本体と、多数の透孔を有し、前記カセット本体と着脱自在に係合する蓋体とからなる医療検査用カセットにおいて、前記カセット本体の底面上に検体載置シートを配備したことを特徴とする医療検査用カセット。
  2. 検体載置シートが液透過性である請求項1記載の医療検査用カセット。
  3. 液透過性の検体載置シートが多孔性フィルム、発泡樹脂シート、紙、織布、不織布から選ばれるる請求項2記載の医療検査用カセット。
  4. 検体載置シートが透明の多孔性フィルムからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療検査用カセット。
  5. 検体載置シートが複数個に区画されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療検査用カセット。
  6. 検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートが配備されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療検査用カセット。
  7. 検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートが配備されるとともに、下部に支持シートが配備されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療検査用カセット。
  8. 液透過性の押さえシートが発泡樹脂シート、紙、多孔性シート、織布、不織布から選ばれる請求項6又は7記載の医療検査用カセット。
  9. 支持シートが紙、多孔性フィルム、織布、不織布、発泡樹脂シートから選ばれる請求項7記載の医療検査用カセット。
  10. 請求項1記載の医療検査用カセットのカセット本体内に、検体を載置した検体載置シートを収容した後、蓋体を被着した状態で薬液処理を施し、前記検体を載置した検体載置シートをトレイ内に置き、該トレイにカセット本体を載せ、カセット本体が液状パラフィンに浸るまで液状パラフィンを注ぎ足し固化させることを特徴とするカセットブロックの製造方法。
  11. 検体載置シートの上部に液透過性の押さえシートを配置して薬液処理を行う請求項10記載のカセットブロックの製造方法。
  12. 検体載置シートの下部に支持シートを配置して薬液処理を行う請求項10又は11記載のカセットブロックの製造方法。
  13. 検体を載置した検体載置シートをトレイ内に置く前に、予め少量の液体パラフィンをトレイ内に入れておく請求項10〜12のいずれか1項に記載のカセットブロックの製造方法。
  14. 検体を載置した検体載置シートを支持シートとともにトレイ内に置く請求項11〜13のいずれか1項に記載のカセットブロックの製造方法。
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