JP2006220075A - 直噴式水素エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定したエンジンの始動性を確保しつつ、水素噴射弁における氷結を解消し得る直噴式水素エンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】 駆動電流の供給により開閉制御され、作動室内へ直接に気体水素を噴射する水素噴射弁を備えた直噴式水素エンジンの制御装置において、該水素エンジンの低温始動時に、水素噴射弁に供給される駆動電流が増大させられる。この駆動電流の増大の度合いは、水素エンジンにおける氷結状態に関するパラメータに応じて補正される。また、増大させられた駆動電流の供給に際して、水素噴射弁の上流側に設けられ、水素噴射弁への気体水素の供給を遮断する遮断弁を閉状態にされる。更に、増大させられた駆動電流の供給に際して、水素エンジンにおける作動室内の混合気への点火が停止される。
【選択図】図9

Description

駆動電流の供給により開閉制御され、作動室内へ直接に気体水素を噴射する水素噴射弁を備えた直噴式水素エンジンを制御する装置に関する。
近年、低公害化を目的として、例えば圧縮天然ガス,液化プロパンガス,圧縮水素等の気体燃料と利用するエンジンを搭載した車両の開発が進められている。かかる気体燃料を使用するエンジンにおいては、燃焼に伴い生じる水分又はもともと気体に含まれる水分が外気温の低下に伴い氷結し、それが気体燃料を噴射する噴射弁に付着して、その動作を妨げるという問題が発生し得る。かかる問題に対処して、例えば特開平11−264334号公報には、低温始動時に、噴射弁に対する駆動電流の供給時間を長く設定し、それに伴う発熱作用により氷結を溶解させる方法が提案されている。
特開平11−264334号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されるように、通電時間を長くした場合には、結果的に噴射量が増え、始動時の空燃比がオーバーリッチとなることから、エンジン動作にも弊害が生じるおそれがある。したがって、安定したエンジンの始動性を確保しつつ、噴射弁における氷結を解消することが切に望まれる。特に燃料として圧縮水素を利用するエンジンにおいては、気体水素の燃焼に伴い水分が発生することからも、これを実現することは非常に有意義である。
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、安定したエンジンの始動性を確保しつつ、水素噴射弁における氷結を解消し得る直噴式水素エンジンの制御装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、駆動電流の供給により開閉制御され、作動室内へ直接に気体水素を噴射する水素噴射弁を備えた直噴式水素エンジンの制御装置において、該水素エンジンの低温始動時に、上記水素噴射弁に供給される駆動電流が増大させられることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記水素噴射弁に供給される駆動電流は、閉状態にある水素噴射弁を開動作させるための起動電流と、該水素噴射弁を開状態に保持するための保持電流とからなり、上記水素エンジンの低温始動時には、該起動電流が増大させられることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、上記水素エンジンにおける氷結状態に関するパラメータに応じて、上記駆動電流の増大の度合いが補正されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1〜3に係る発明のいずれか一において、上記水素噴射弁の上流側に、該水素噴射弁への気体水素の供給を遮断する遮断弁が設けられ、増大させられた上記駆動電流の供給に際し、該遮断弁が閉状態にされることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、増大させられた上記駆動電流の供給に際し、上記水素エンジンにおける作動室内の混合気への点火が停止されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項6に係る発明は、請求項1〜3に係る発明のいずれか一において、上記水素噴射弁の上流側に、該水素噴射弁への水素供給を遮断する遮断弁が設けられ、上記水素エンジンの停止時に、該遮断弁が閉状態にされるとともに、上記水素噴射弁が開状態にされ、また、上記水素エンジンにおける作動室内の混合気への点火が停止されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項7に係る発明は、請求項1〜6に係る発明のいずれか一において、上記水素エンジンの低温始動時に、上記駆動電流の増大が1回に限定されることを特徴としたものである。
本願の請求項1に係る発明によれば、エンジン停止後、水素燃焼に伴い発生した水分が水素噴射弁の先端付近に氷結した状態からエンジンを再始動する場合に、該水素噴射弁に供給される駆動電流を増大させ、氷結を解消することで、水素噴射弁の開動作が可能となり、エンジンの始動性を確保することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、上記水素噴射弁に供給させられる駆動電流は、その起動電流のみにおいて一時的に増大させられるため、気体水素が作動室内に過剰に供給されることはなく、安定したエンジンの始動性を確保しつつ、水素噴射弁における氷結を解消することができる。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、氷結状態に関するパラメータに応じて駆動電流の増大の度合いが補正されるため、良好なエンジンの始動性をより確実に確保することができ、また、必要最小限の駆動電流の増大分により対処可能となり、エンジン始動時の電源電圧低下を抑制することができる。
また、更に、本願の請求項4に係る発明によれば、上記水素噴射弁の駆動電流の増大に伴い、該水素噴射弁の上流側に配設された遮断弁を閉じることで、気体水素が過剰に供給されることを防止することができる。
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、点火を停止することで、仮に気体水素が過剰に供給された場合にも、作動室内で気体水素が不適切に燃焼することを防止することができる。
また、更に、本願の請求項6に係る発明によれば、エンジン停止時に、遮断弁を閉じ、水素噴射弁を開き、更に、点火を停止することで、遮断弁の下流側での気体水素の掃気が達成され、これにより、増大させられた上記駆動電流の供給に際して、作動室内への気体水素の供給量を抑制し、気体水素が過剰に供給されることを防止することができる。
また、更に、本願の請求項7に係る発明によれば、駆動電流増大の回数が必要最小限に止められることで、エンジン始動時の電源電圧低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るロータリタイプの水素エンジンを概略的にあらわす図である。この水素エンジン1は、外形をなす構成として、トロコイド状の内周面を備えたロータハウジングHと、ロータRの平面方向に沿って広がるほぼ平面状のサイドハウジングHとを有している。これらハウジングH及びHが組み合わせられ、その内部に形成された内部空間にロータRが収納された状態で、ロータRの周囲には、ロータハウジングHの内周面とサイドハウジングHとにより、3つの作動室E,E,Eが規定される。各作動室E,E,Eは、偏心軸CのまわりにおけるロータRの回転に伴い、拡大及び伸縮を繰り返し、ロータRが1回転する間に、各作動室E,E,Eにて吸気行程,圧縮行程,膨張行程,排気行程からなる一連の行程が完了される。
ロータハウジングHには、作動室E,E,E内に気体水素を直接に噴射する気体水素噴射弁(以下、直噴式水素インジェクタという)Iと、作動室E,E,E内に供給された燃料(気体水素又はガソリン)及びエアからなる混合気に点火するための点火プラグ7と、が設けられている。他方、サイドハウジングHには、吸気通路2に連通する吸気ポート2aが形成されるとともに、排気通路3に連通する排気ポート3aが形成されている。
更に、本実施形態では、ロータハウジングHに設けられる直噴式水素インジェクタIに加えて、吸気通路2に取り付けられ、吸気通路2内にガソリンを噴射するガソリン噴射弁I(以下、ポート噴射式ガソリンインジェクタIという)が設けられるとともに、その上流側には、同様に吸気通路2に取り付けられ、吸気通路2内に気体水素を噴射する水素インジェクタI(以下、ポート噴射式水素インジェクタIという)が設けられている。そして、水素エンジン1における作動室内への燃料供給が必要とされる場合には、エンジン回転数,水素又はガソリンの燃料残量等の各種状態に応じて、若しくは、ドライバの要求に応じて、直噴式水素インジェクタI,ポート噴射式ガソリンインジェクタI,ポート噴射式水素インジェクタIの中から適正なものが選択される。
図2は、水素エンジン1及びそれに関連する構成を概念的にあらわす図である。この図から分かるように、直噴式水素インジェクタI,ポート噴射式ガソリンインジェクタI及びポート噴射式水素インジェクタIには、それぞれ、電磁弁V,V及びVが付属させられ、各インジェクタにおける燃料噴射は、各電磁弁の開閉動作に基づき制御される。なお、図2では、各インジェクタI,I,Iに対して、電磁弁V,V,Vが別個に設けられるように示されるが、実際には、直噴式水素インジェクタIの断面構造をあらわす図3A及び3Bに示すように、電磁弁が各インジェクタ内部に組み込まれている。
また、図2に示すように、本実施形態では、水素エンジン1の本体に対して、エンジン1の冷却水の水温を検出するための水温センサ18と、エンジン回転数を検出するためのエンジン回転数センサ19とが設けられている。また、吸気通路2には、吸気通路2内に流れる空気の温度を検出する吸気温センサ21が設けられ、他方、排気通路3には、作動室内の空燃比を算出すべく酸素濃度を検出するための酸素濃度センサ(所謂λセンサ)22が設けられている。
更に、図2に示すように、エンジン本体をなすロータハウジングHに設けられた直噴式水素インジェクタIと、吸気通路2に取り付けられたポート噴射式水素インジェクタIとは、水素供給管9を介して、気体水素を貯留する水素貯留タンク14に接続されている。また、一方、吸気通路2に取り付けられたポート噴射式ガソリンインジェクタIは、ガソリン供給管13を介して、ガソリン貯留タンク(不図示)に接続されている。水素貯留タンク14の排出口には、水素貯留タンク14から水素供給管9への水素排出を制御すべく開閉制御される停止弁15が設けられている。更に、水素供給管9内には、直噴式水素インジェクタI及びポート噴射式水素インジェクタIの各インジェクタに対する水素供給を制御するための遮断弁16が設けられている。また、更に、水素供給管9内には、遮断弁16と直噴式水素インジェクタIとの間に、水素貯留タンク14内の水素残量を算出すべく水素供給管9内の残圧を検出するための圧力センサ17が設けられている。
なお、特に図示しないが、水素エンジン1に関連する構成としては、吸気通路2内に設けられるエアクリーナ,吸入エア量を検出するエアフローセンサと、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて開閉されてエアを絞るスロットル弁,該スロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサ,エアの流れを安定化させるサージタンク等、及び、排気通路3内に設けられる排気ガス浄化触媒,排気温センサ等、並びに、水素供給通路9又はガソリン供給通路13内に設けられ、各種インジェクタへ供給される燃料の流量を検出する燃料流量計等、上記以外の構成が設けられる。
更に、図2に示すように、以上のような水素エンジン1及びそれに関連する構成を制御するコントロールユニット10が設けられている。このコントロールユニット10は、コンピュータからなる、水素エンジン1の総合的な制御装置であって、エアフローセンサによって検出される吸入エア量,水温センサ18によって検出されるエンジン水温,スロットル開度センサやアイドルスイッチ(アクセルペダル全閉時にオンされるスイッチであるが、ここでは不図示)によって検出されるスロットル開度,エンジン回転数センサ19によって検出されるエンジン回転数,排気温センサによって検出される排気温度,燃料流量計によって検出されるインジェクタへの燃料流量等の各種制御情報に基づいて、エンジン1の燃料噴射制御や点火時期調整制御などの各種制御を行うとともに、後で説明するインジェクタI,I,Iの駆動制御処理を行うようになっている。なお、このコントロールユニット10は、その内部に、マイクロコンピュータ(不図示)を有しており、各インジェクタI,I,Iの駆動制御を含む各種制御を行うに際して実行される補正,演算,判定等の処理は、そのマイクロコンピュータによってなされる。
次に、コントロールユニット10により駆動制御される直噴式水素インジェクタIの構造について説明する。図3A及び3Bは、それぞれ、閉状態及び開状態にある直噴式水素インジェクタIを示す縦断面説明図である。この水素インジェクタIは、軸方向に沿って延びる気体通路4aを備えたインジェクタ本体4と、該インジェクタ本体4の気体通路4c内に設けられ、同じく軸方向に沿って延びる気体通路5aを備えたニードルバルブ5とを有している。
インジェクタ本体4は、その一端側(図3A及び3Bにおける上端側)で水素供給管9に連通する一方、その他端側(図3A及び3Bにおける下端側)で噴射孔4bを構成しつつ水素エンジン1の内部空間に対向している。また、気体通路4a内に設けられるニードルバルブ5は、その一端側(図3A及び3Bにおける上端側)で気体通路4aの内周面に沿って摺動するように保持される一方、その他端側(図3A及び3Bにおける下端側)で、シール部5bを構成するとともに、該シール部5bの上流側に、気体通路5aから分岐しニードルバルブ5の側面で開口するように形成された複数の分岐通路5cを備えている。ニードルバルブ5のシール部5bに対応して、インジェクタ本体4の気体通路4a内には、噴射孔4bの上流側に弁座面4cが形成されている。ニードルバルブ5のシール部5bが弁座面4cに着座することで、インジェクタ本体4の噴射孔4bからの水素噴射が妨げられ、直噴式水素インジェクタIから水素エンジン1の作動室内への水素供給が停止される。
また、ニードルバルブ5には、磁性体(不図示)が取り付けられる一方、インジェクタ本体4には、気体通路4aの周囲に、ニードルバルブ5とともに電磁弁Vを構成するソレノイドコイル6が組み込まれている。かかる構成を備えることにより、直噴式水素インジェクタIでは、ソレノイドコイル6への駆動電流の供給に際して、ニードルバルブ5が、該インジェクタ本体4の気体通路4cに沿って上方へシフトさせられる。ニードルバルブ5の移動範囲内においては、駆動電流を大きくなるにつれ、ニードルバルブ5の上方へのシフト量が大きくなる。
すなわち、駆動電流がソレノイドコイル6に供給されていない状態では、ニードルバルブ5のシール部5bが、インジェクタ本体4の気体通路4a内に形成された弁座面4cに着座することで、電磁弁Vが閉じ(図3A参照)、他方、駆動電流がソレノイドコイル6に供給されている状態では、ニードルバルブ5のシール部5bが弁座面4cから離間することで、電磁弁Vが開く(図3B参照)。電磁弁Vが開いた状態では、図3B中の破線の矢印で示すように、気体水素が、インジェクタ本体4の気体通路4a,ニードルバルブ5の気体通路5a,ニードルバルブ5の分岐通路5c,インジェクタ本体4の気体通路4a,インジェクタ本体4の噴射孔4bの順に流れ、インジェクタ本体4の噴射孔4bから噴射されることとなる。
かかる構成を備えた直噴式水素インジェクタIにおける気体水素の噴射タイミング及び噴射量は、マイクロコンピュータを含むコントロールユニット10によって制御される。より詳しくは、コントロールユニット10は、エアフローメータ,スロットルセンサ,圧力センサ17,水温センサ18及びエンジン回転数センサ19等の各種センサから検出される信号に基づき、直噴式水素インジェクタIへ出力するパルスのタイミング及びそのバルス幅、つまり、電磁弁Vの開弁タイミング及び開弁時間を算出するようにして、気体水素の噴射タイミング及び噴射量を制御する。
なお、ここでは、ロータハウジングHに設けられた直噴式水素インジェクタIを取り上げて説明したが、本実施形態では、吸気通路2に取り付けられるポート噴射式水素インジェクタIとしても、同じ構成を有するものが用いられている。
続いて、水素エンジン1において、前述した構造を備えた水素インジェクタ(直噴式水素インジェクタI及びポート噴射式水素インジェクタI)がエンジン回転数センサ19により検出されるエンジン回転数に応じて使い分けられ、また、その噴射タイミングが変更される、コントロールユニット10による制御について説明する。図4は、各エンジン回転数に応じて採用される水素インジェクタ及びその噴射タイミングをあらわす説明図である。まず、低回転領域(800〜2500rpm程度)では、直噴式水素インジェクタIが採用され、圧縮行程での噴射が実行される。ここでは、吸気行程中に体積が大きい気体水素を供給すると、水素のボリュームでエアが吸気ポート2aを介して作動室に十分に入らないという問題に対処して、吸気行程が済んだ後、圧縮行程時に、気体水素が供給され、燃料の充填効率の低下が抑制される。
また、中回転領域(2500〜5000rpm程度)では、直噴式水素インジェクタIが採用され、吸気行程での噴射が実行される。ここでは、気体水素とエアとが分離したまま点火が行われると、異常燃焼が生じるという問題に対処して、吸気行程の早い段階で直噴式水素インジェクタIから気体水素が噴射され、ミキシング時間が確保されることで、気体水素とエアとのミキシング性が向上させられる。
最後に、高回転領域(5000〜7000rpm程度)では、直噴式水素インジェクタI及びポート噴射式水素インジェクタIが併用される。ここでは、気体水素とエアとのミキシング性を向上させるべく、ポート噴射式水素インジェクタIが用いられ、予混合噴射が実行されると同時に、トルク低下を抑制すべく、直噴式水素インジェクタIが用いられ、圧縮行程での噴射が実行される。一例として、水素供給量の割合は、ポート噴射式水素インジェクタIからの供給量が80%であり、直噴式水素インジェクタIからの供給量が20%である。
ところで、従来の直噴式水素インジェクタを備えたエンジンでは、気体水素の燃焼に伴い生じる水分が外気温の低下に伴い氷結し、該直噴式水素インジェクタに付着して、その動作を妨げるおそれがあったが、本実施形態では、氷結の可能性のある水素エンジン1の低温始動時に、直噴式水素インジェクタIへ出力するパルスに対応して直噴式水素インジェクタIへ供給される駆動電流として、通常時(低温始動時以外)に供給される電流よりも大きな駆動電流が用いられることで、かかる問題が回避される。
より具体的に、直噴式水素インジェクタIに対して、通常時に供給されるパルス及びそれに対応する駆動電流の波形と、低温始動時に供給される氷結解消用のパルス及びそれに対応する駆動電流の波形とを比較する。まず、図5A及び5Bは、それぞれ、通常時に供給される噴射指示信号及び駆動電流の波形をあらわす図である。図5Aから分かるように、通常時には、噴射指示信号として、パルス幅WのパルスPが電磁弁Vのソレノイドコイル6に供給される。
パルス幅WのパルスPに対応する駆動電流は、図5Bに示すように、噴射指示信号の供給直後に大きく立ち上がり、ピークを形成している。本実施形態では、電磁弁Vの操作電源として交流が用いられており、このピークは、操作電源として交流が用いられる電磁弁Vに関し、ソレノイドコイル6に通電した瞬間に大きな電流が流れる特性に基づき発生するものである。つまり、このピークに対応する電流iは、閉状態にある電磁弁Vを開動作させるための電流(所謂起動電流)である。駆動電流はそのピーク以降で起動電流よりも低いレベルに安定して保持される。この安定した電流iは、電磁弁Vを開状態に保持するための電流(所謂保持電流)である。
パルス幅WのパルスPに対応して、図5Bに示すような駆動電流が供給される間、直噴式水素インジェクタIにおける電磁弁Vが開状態に保持され、直噴式水素インジェクタIから水素エンジン1の作動室内への水素供給が継続される。
また、一方、図6A及び6Bは、それぞれ、低温始動時に供給される氷結解消用の噴射指示信号及び駆動電流の波形をあらわす図である。図6Aから分かるように、低温始動時には、噴射指示信号として、まず、比較的短いパルス幅WのパルスPが電磁弁Vのソレノイドコイル6に供給され、その後、所定の時間間隔を隔てて、図6Aに示す通常時と同様のパルス幅WのパルスPが供給される。
まず、パルス幅WのパルスPに対応する駆動電流は、図6Bに示すように、パルス幅WのパルスPの供給直後に大きく立ち上がり、電流iに対応するピークを形成している。その後、パルスPのパルス幅Wが短いため、電流が安定する前に、その供給が停止される。また、所定の時間間隔を隔てて供給されるパルス幅WのパルスPに対応する駆動電流については、図6Bを参照して説明した場合と同様である。図6Bからよく分かるように、ここでは、低温始動時に供給される駆動電流のピークに対応する電流iが、それ以降に供給される駆動電流のピークに対応する電流iよりも大きくなるように、各パルスP及びPに対応する駆動電流が制御される。一例として、気温−8℃において、ピークに対応する電流iは7アンペア(A)、電流iが9アンペア(A)になるように、駆動電流が制御される。
パルス幅WのパルスP及びパルス幅WのパルスPに対応して、図6Bに示すような駆動電流が供給されると、まず、パルスPに対応して、通常時より大きい駆動電流が供給されることにより発熱作用がもたらされ、氷結の溶解が促進される。この場合、パルスPのパルス幅Wが短く、電磁弁Vは一旦開状態になるものの、即時に閉じられるため、直噴式水素インジェクタIから水素エンジン1の作動室内への水素供給は抑制される。その後、パルスPに対応して、駆動電流が供給される間、通常時と同様に、直噴式水素インジェクタIの電磁弁Vが開状態に保持され、直噴式水素インジェクタIから水素エンジン1の作動室内への水素供給が継続される。
このように、低温始動時には、直噴式水素インジェクタIに供給する駆動電流として、低温始動時以外の通常時に用いる駆動電流よりも大きな駆動電流を用いることで、発熱作用をもたらし、氷結の溶解を促進することができる。また、駆動電流を一時的に大きくすることで、作動室への気体水素の供給が抑制され、作動室内の空燃比が不安定になることはなく、低温始動時に、安定したエンジン始動性を確保しつつ、直噴式水素インジェクタIにおける氷結を解消することができる。
また、本実施形態では、低温始動時に駆動電流を制御する際に、直噴式水素インジェクタIの氷結状態に関するパラメータ、例えば吸気温度や外気温度を考慮する。図7に、吸気温度と低温始動時に用いられる駆動電流との相対関係をあらわすマップの一例を示す。低温始動時には、このマップに基づき、すなわち、検出された吸気温度に対応する駆動電流(増大分を含む)が抽出されることで、駆動電流の増大の度合いが補正される。この図から明らかなように、曲線をなすマップに基づき、吸気温度が低いほど、直噴式水素インジェクタIの氷結状態が厳しいとして、駆動電流が大きくなるように、他方、吸気温度が高いほど、直噴式水素インジェクタIの氷結状態が軽いとして、駆動電流が小さくなるように、駆動電流の増大の度合いが補正される。
このように、直噴式水素インジェクタIの氷結状態に関するパラメータに応じて駆動電流の増大の度合いが補正されるため、良好なエンジンの始動性をより確実に確保することができる。また、各パラメータに応じた駆動電流の増大を必要最小限に抑制するようなマップを用いることにより、エンジン始動時の電源電圧低下を抑制し、例えばエンジンスターター用の電圧等のエンジン始動時に電源電圧を要する他の構成への電圧を確保することができる。
更に、本実施形態では、直噴式水素インジェクタIへ増大させられた駆動電流を供給するに際して、その水素インジェクタIの上流側に配設された遮断弁16が閉状態にされることで、気体水素が過剰に供給されることが防止される。また、直噴式水素インジェクタIへ増大させられた駆動電流を供給するに際して、点火が停止されることで、仮に気体水素が過剰に供給された場合にも、作動室E,E,E内で混合気が異常燃焼することが防止される。これに関連して、図8には、低温始動時に供給される氷結解消用の噴射指示信号,遮断弁開閉指示信号及び点火指示信号のタイムチャートを示す。なお、ここで、氷結解消用の噴射指示信号とは、図6Aに示す信号と同じものである。
図8に示すように、直噴式水素インジェクタIの上流側に配設された遮断弁16の開閉を指示する遮断弁開閉指示信号は、直噴式水素インジェクタIに対する噴射指示信号としてパルスPが出力される間に、すなわち、直噴式水素インジェクタIに増大させられた駆動電流が供給される間に、遮断弁16を閉じるようにオフされる。そして、遮断弁開閉指示信号は、直噴式水素インジェクタIに対する噴射指示信号としてパルスPが出力される前に、遮断弁16を開くようにオンされる。これにより、増大させられた駆動電流が供給される間に、気体水素が作動室内に過剰に供給されることが防止される。
他方、点火プラグ7の点火を指示する点火指示信号は、直噴式水素インジェクタIに増大させられた駆動電流が供給される間に、点火が停止されるようにオフされる。そして、点火指示信号は、直噴式水素インジェクタIに対する噴射指示信号としてパルスPが出力される前に、点火が行われるようにオンされる。これにより、仮に気体水素が作動室内に過剰に供給された場合にも、作動室内で混合気が異常燃焼することが防止される。
なお、ここでは、水素エンジン1の低温始動時に、遮断弁16が閉じられ、また、点火が抑制されることで、作動室内への気体水素の供給が抑制され、また、混合気の異常燃焼が防止されたが、これに限定されることなく、例えば、水素エンジン1の停止時に、遮断弁16を閉状態にするとともに、水素エンジン1における作動室内の混合気に対する点火を停止することで、遮断弁16の下流側での気体水素の掃気を達成するようにしてもよい。これによれば、その後の水素エンジン1の低温始動時に、増大させられた駆動電流の供給に際して、作動室内への気体水素の供給量が抑制され、気体水素が過剰に供給されることが防止される。
図9は、コントロールユニット10により実行されるインジェクタ駆動制御処理についてのフローチャートである。この処理では、まず、例えば図2に示す水素エンジン1に関連する構成により検出された各種信号が読み込まれ(#11)、それらの信号に基づき、水素エンジン1が停止されたか否か、すなわちイグニションがオフされたか否かが判断される(#12)。その結果、水素エンジン1が停止されていないと判断された場合には、ステップ#20へ進み、他方、水素エンジン1が停止されたと判断された場合には、ステップ#13へ進む。
ステップ#13においては、遮断弁16が閉じられ、また、その後、直噴式水素インジェクタIがその開状態が継続されるように制御され(#14)、更に、点火プラグ7による点火が停止される(#15)。ステップ#13〜15によれば、遮断弁16の下流側での気体水素の掃気が達成され、これにより、直噴式水素インジェクタIに増大させられた駆動電流が供給されるに際して、作動室内への気体水素の供給量が抑制され、気体水素が過剰に供給されることが防止される。かかる一連の制御ステップの後、カウンタが1だけ増大させられる(C→C+1)(#16)。
続いて、カウンタCは所定値αより大きいか否かが判断され(#17)、その結果、Cがα以下であると判断された場合には、即時にリターンされ、他方、カウンタCがαより大きいと判断された場合には、引き続き、直噴式水素インジェクタIが閉じられ(#18)、カウンタCがリセットされる(C→0)(#19)。以上、ステップ#13〜#19の処理により、水素エンジン1の停止から所定時間にわたって遮断弁16下流の気体水素の掃気が行われる。
また、一方、ステップ#12の結果、水素エンジン1が停止されていないと判断された場合には、ステップ#20において、エンジン始動時であるか否かが判断される。その結果、エンジン始動時でないと判断された場合には、ステップ#28へ進む。ステップ#28以降では、噴射式水素インジェクタIが通常時の駆動電流(図5B参照)により制御されることとなる。他方、エンジン始動時であると判断された場合には、引き続き、吸気温度が所定値未満であるか否かが判断される(#21)。その結果、吸気温度が所定値以上であると判断された場合には、ステップ#21へ進み、他方、吸気温度が所定値未満であると判断された場合には、直噴式水素インジェクタI用の駆動電流が、図7に示すマップに基づき、吸気温度に応じた駆動電流に設定される(#22)。
ステップ#22の後、直噴式水素インジェクタI用の駆動電流の増大がエンジン始動後に既に1回実行されたか否かをあらわすフラグ(FLAG)が確認され、フラグが1であると判断された場合には、駆動電流の増大が既に1回実行されたとして、ステップ#28へ進み、他方、フラグが0であると判断された場合には、駆動電流の増大が未だ実行されていないとして、引き続き、遮断弁16が閉じられる(#24)。
ステップ#24の後、直噴式水素インジェクタI用の駆動電流が増大させられ(#25)、更に、点火プラグ7の点火が停止される(#26)。ステップ#25及び26の後、直噴式水素インジェクタI用の駆動電流の増大がエンジン始動後に既に実行されたか否かをあらわすフラグが1とされる(#27)。以上で処理がリターンされる。
ステップ#28以降においては、まず、遮断弁16が閉じられ(#28)、直噴式水素インジェクタI用の駆動電流が、通常時の駆動電流に設定され(#29)、更に、点火プラグ7の点火が実行される(#30)ことにより、噴射式水素インジェクタIが通常の駆動電流で制御されることとなる。以上で処理がリターンされる。
以上の説明から明らかなように、水素エンジン1の停止後に、気体水素の燃焼に伴い発生した水分が直噴式水素インジェクタIの先端付近に氷結した状態からエンジン1を再始動する場合に、直噴式水素インジェクタIに供給される駆動電流を増大させ、発熱作用をもたらし、氷結を解消することで、直噴式水素インジェクタIを正常に開動作させることができ、エンジンの始動性を確保することができる。また、駆動電流を一時的に大きくすることで、作動室への気体水素の供給が抑制され、作動室内の空燃比が不安定になることはなく、低温始動時に、安定したエンジン始動性を確保しつつ、直噴式水素インジェクタIにおける氷結を解消することができる。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、図6A及び6Bに示すように、エンジン始動時の電源電圧低下を抑制すべく、増大させられた駆動電流の供給回数が1回に止められたが、これに限定されることなく、外気温度や吸気温度が極めて低い場合には、氷結状態が極めて厳しいと判断されるため、増大させられた駆動電流を複数回供給するようにしてもよい。また、前述した実施形態では、水素エンジン1として、ロータリエンジンが取り上げられたが、これに限定されることはなく、本発明は、レシプロエンジンにも適用可能である。
本発明に係る直噴式水素エンジンの制御装置は、自動車等の車両を含み、駆動電流の供給により開閉制御され、作動室内へ直接に気体水素を噴射する水素インジェクタを備えたエンジンが搭載されるものであれば、いかなるものにも適用可能である。
本発明の実施形態に係る水素エンジンを概略的にあらわす図である。 上記水素エンジン及びそれに関連する構成を概念的にあらわす図である。 閉状態にある水素インジェクタを示す縦断面説明図である。 開状態にある水素インジェクタを示す縦断面説明図である。 各エンジン回転数に応じて採用される水素インジェクタ及びその噴射タイミングをあらわす説明図である。 通常時に供給される噴射指示信号をあらわす図である。 図5Aの噴射指示信号に対応した駆動電流波形をあらわす図である。 低温始動時に供給される氷結解消用の噴射指示信号をあらわす図である。 図6Aの噴射指示信号に対応した駆動電流波形をあらわす図である。 吸気温度と駆動電流との相対関係をあらわすマップである。 低温始動時に供給される氷結解消用の噴射指示信号,遮断弁開閉指示信号及び点火指示信号のタイムチャートである。 水素エンジンの制御装置により実行されるインジェクタ駆動制御処理についてのフローチャートである。
符号の説明
1…エンジン本体,2…吸気通路,3…排気通路,4…インジェクタ本体,5…ニードルバルブ,6…ソレノイドコイル,7…点火プラグ,9…水素供給通路,10…コントロールユニット,13…ガソリン供給通路,14…水素貯留タンク,15…停止弁,16…遮断弁,17…圧力センサ,18…水温センサ,19…エンジン回転数センサ,21…吸気温センサ,22…酸素濃度センサ,I…直噴式水素インジェクタ,I…ポート噴射式ガソリンインジェクタ,I…ポート噴射式水素インジェクタ,V,V,V…電磁弁。

Claims (7)

  1. 駆動電流の供給により開閉制御され、作動室内へ直接に気体水素を噴射する水素噴射弁を備えた直噴式水素エンジンの制御装置において、
    上記水素エンジンの低温始動時に、上記水素噴射弁に供給される駆動電流が増大させられることを特徴とする直噴式水素エンジンの制御装置。
  2. 上記水素噴射弁に供給される駆動電流は、閉状態にある水素噴射弁を開動作させるための起動電流と、該水素噴射弁を開状態に保持するための保持電流とからなり、上記水素エンジンの低温始動時には、該起動電流が増大させられることを特徴とする請求項1記載の直噴式水素エンジンの制御装置。
  3. 上記水素エンジンにおける氷結状態に関するパラメータに応じて、上記駆動電流の増大の度合いが補正されることを特徴とする請求項1又は2に記載の直噴式水素エンジンの制御装置。
  4. 上記水素噴射弁の上流側に、該水素噴射弁への気体水素の供給を遮断する遮断弁が設けられ、増大させられた上記駆動電流の供給に際し、該遮断弁が閉状態にされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の直噴式水素エンジンの制御装置。
  5. 更に、増大させられた上記駆動電流の供給に際し、上記水素エンジンにおける作動室内の混合気への点火が停止されることを特徴とする請求項4記載の直噴式水素エンジンの制御装置。
  6. 上記水素噴射弁の上流側に、該水素噴射弁への水素供給を遮断する遮断弁が設けられ、上記水素エンジンの停止時に、該遮断弁が閉状態にされるとともに、上記水素噴射弁が開状態にされ、また、上記水素エンジンにおける作動室内の混合気への点火が停止されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の直噴式水素エンジンの制御装置。
  7. 上記水素エンジンの低温始動時に、上記駆動電流の増大が1回に限定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の直噴式水素エンジンの制御装置。
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