JP2006219645A - ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法 - Google Patents

ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006219645A
JP2006219645A JP2005036959A JP2005036959A JP2006219645A JP 2006219645 A JP2006219645 A JP 2006219645A JP 2005036959 A JP2005036959 A JP 2005036959A JP 2005036959 A JP2005036959 A JP 2005036959A JP 2006219645 A JP2006219645 A JP 2006219645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
vinylpyrrolidone
solution
based polymer
heat transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005036959A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Fujise
圭一 藤瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP2005036959A priority Critical patent/JP2006219645A/ja
Priority to TW094146752A priority patent/TWI288151B/zh
Priority to KR20060005476A priority patent/KR100661209B1/ko
Priority to CNA2006100060474A priority patent/CN1821690A/zh
Priority to EP06001550A priority patent/EP1690888A1/en
Priority to MYPI20060344A priority patent/MY137854A/en
Publication of JP2006219645A publication Critical patent/JP2006219645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D139/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D139/04Homopolymers or copolymers of monomers containing heterocyclic rings having nitrogen as ring member
    • C09D139/06Homopolymers or copolymers of N-vinyl-pyrrolidones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
    • C08F6/06Treatment of polymer solutions
    • C08F6/10Removal of volatile materials, e.g. solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/12Powdering or granulating
    • C08J3/14Powdering or granulating by precipitation from solutions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L39/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L39/04Homopolymers or copolymers of monomers containing heterocyclic rings having nitrogen as ring member
    • C08L39/06Homopolymers or copolymers of N-vinyl-pyrrolidones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2339/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen; Derivatives of such polymers
    • C08J2339/04Homopolymers or copolymers of monomers containing heterocyclic rings having nitrogen as ring member
    • C08J2339/06Homopolymers or copolymers of N-vinyl-pyrrolidones

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

【課題】 ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液を、加熱面密着型乾燥機の伝熱面に圧着ロールにて塗布して乾燥させ、乾燥したビニルピロリドン系重合体を剥離手段によって伝熱面から剥離させるビニルピロリドン系重合体の乾燥方法であって、錆除去等のメンテナンスのために頻繁に乾燥作業を止める必要がなく、連続乾燥が可能であってかつ低コストの乾燥方法を提供する。
【解決手段】 圧着ロールとして、鉄製であり、表面がニッケルメッキ処理された後にクロムメッキ処理されたものを使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法に関する。
ビニルピロリドン系重合体は、安全性が高いことや水溶性であることから、化粧品分野、医療分野等を始めとする幅広い分野で用いられている。
ビニルピロリドン系重合体を含有する溶液を乾燥する方法として、いわゆるドラムドライヤー等の加熱面密着型乾燥機の伝熱面に圧着ロールにてその溶液を塗布し、その後スクレーパーによって乾燥物を剥離する方法が用いられている(特開2002−146033号公報)。このような加熱面密着型乾燥機の圧着面は、従来、ステンレス、鉄、チタンなどで形成されていた。
しかしながら、加熱面密着型乾燥機の圧着面がステンレス、鉄、チタンである場合、それぞれ次のような問題点があった。すなわち、ステンレスは熱膨張が大きく、熱変形もし易いため、装置の大型化(工業化)が困難である。また、圧着面はビニルピロリドン系重合体を含有する溶液と常に接触しているため鉄であると錆びやすく、ある一定時間ごとに乾燥作業を止めて錆を除去する必要があった。さらに、チタンは高価なため、大型の装置に使用するには不向きである。
また、鉄にクロムメッキによる表面処理を施した場合、ビニルピロリドン系重合体乾燥物が硬い樹脂であるため、スクレーパーでの掻き取り残しがあったときに、これが伝熱面と圧着ロールとの間に挟まり、クロムメッキ層が割れてしまい、その割れ目からビニルピロリドン系重合体を含有する溶液が入り込み、鉄を腐食させて鉄錆を生じ、やはり一定時間ごとに乾燥作業を止めて錆を除去する必要があった。
上記のように一定時間ごとに乾燥作業を止め、メンテナンスをする場合、そのメンテナンスをするためには一旦加熱した乾燥機を冷却し、作業終了後、また加熱するという作業が必要であるので、このメンテナンスが頻繁であると、かなりの時間と費用の無駄を生じるという問題があった。
特開2002−146033号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ビニルピロリドン系重合体及び水を含有する溶液をドラムドライヤー等の加熱面密着型乾燥機にて乾燥する場合において、頻繁に乾燥作業を止める必要がなく、連続した作業が可能であり、従来の時間と費用の無駄を解消できる乾燥方法を提供することを目的とする。
本発明の乾燥方法は、ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液を、加熱面密着型乾燥機の伝熱面に圧着ロールにて塗布して乾燥させ、乾燥したビニルピロリドン系重合体を剥離手段によって前記伝熱面から剥離させるビニルピロリドン系重合体の乾燥方法において、上記の課題を解決するために、前記圧着ロールとして、鉄製であり、表面がニッケルメッキ処理された後にクロムメッキ処理されたものを使用するものとする(請求項1)。
上記乾燥方法において、前記加熱面密着型乾燥機として伝熱面が鉄により形成されたものを用いることが好ましい(請求項2)。
また、ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液を前記伝熱面に2回以上重ねて塗布して乾燥させることが好ましい(請求項3)。
本発明のビニルピロリドン系重合体の乾燥方法によれば、従来のように頻繁に乾燥作業を止めてメンテナンスをする必要がなく、長期連続乾燥が可能となるので、作業が効率化でき、従来技術における時間と費用の無駄が解消できる。
加熱面密着型乾燥機の伝熱面が鉄により形成されたものにした場合、スクレーパーの消耗を抑えることができる。
また、ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液を前記伝熱面に2回以上重ねて塗布し、乾燥させることにより、さらに乾燥速度を上げることができる。
本発明でいうビニルピロリドン系重合体とは、ビニルピロリドン重合体及び/又はビニルピロリドン共重合体である。ここでビニルピロリドン重合体とは、N−ビニル−2−ピロリドンの単独重合体であり、ビニルピロリドン共重合体とは、N−ビニル−2−ビニルピロリドンと、これと共重合可能なコモノマーとから構成されたものである。これらビニルピロリドン系重合体は従来公知の重合方法により得ることができ、市販もされている。
また、「ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液」とは、後述するビニルピロリドン系重合体の重合反応後の反応液、あるいはビニルピロリドン系重合体の乾燥物等を溶媒に溶解させて得られる溶液を意味し、以下、これをビニルピロリドン系重合体含有溶液と称する。この溶液において、乾燥物等は全量溶解している必要はなく、一部溶け残りがあってもよい。ビニルピロリドン系重合体含有溶液のビニルピロリドン系重合体含有量は、特に限定されないが5〜50重量%が好ましく、より好ましくは10〜40重量%である。5%未満では生産効率が悪く、コスト高になり、50重量%を超えると粘度が高くなり、作業性が悪くなる。また、水は錆の原因物質であるが、ビニルピロリドン系重合体含有溶液に1重量%以上含有されているときに、本発明の効果が期待できる。
本発明で使用する加熱面密着型乾燥機とは、熱媒体により加熱された面、すなわち伝熱面からの熱伝導によって材料を加熱して乾燥を行う装置であり、伝熱面に送液ポンプ等の原料供給装置によりビニルピロリドン系重合体含有溶液を供給して、圧着ロールにより塗布することにより、伝熱面上にビニルピロリドン系重合体の乾燥物が得られる。
加熱面密着型乾燥機の具体例としてはドラムドライヤーが挙げられ、シングルドラムドライヤー、ダブルドラムドライヤー、ツインドラムドライヤーのいずれも使用可能である。
これらドラムドライヤーにおいては、水蒸気その他の熱媒体で内側より加熱された回転ドラムの表面に、上記ビニルピロリドン系重合体含有溶液を薄い膜状に塗布して1回転する間に乾燥させ、ドクターナイフ等の掻取装置(スクレーパー)で乾燥物を掻き取るようになされている。掻き取られた乾燥物は、必要に応じて、シート状、リボン状、棒状、粉末等の種々の形状に加工される。
図1及び図2は、シングルドラムドライヤー及びその周辺装置の例の概略を示す模式断面図である。これらの図において、符号1,11は加熱ドラム、1a、11aはその伝熱面、2,12はスクレーパー、3,4,13,14,15は圧着ロール、6,16は送液ポンプ、7,17は送液ライン、8,18は剥離された乾燥物を示す。これらの装置においては、送液ポンプ6,16から送液ライン7,17を経て供給されたビニルピロリドン系重合体含有溶液が圧着ロール3,4,13,14,15により加熱ドラムの伝熱面1a、11aに塗布され、乾燥物8,18がスクレーパー2,12によって剥離される。なお、これらの図では圧着ロールが2個と3個の場合を示しているが、これに限定されず、1個であっても4個以上であってもよい。
本発明においては、上記圧着ロールとして、鉄製であって、鉄の表面がまずニッケルメッキ処理され、次いでクロムメッキ処理されたものを使用する。ニッケルメッキ層の厚さは約1〜1000μmが好ましく、クロムメッキ層の厚さも約1〜1000μmが好ましい。このような圧着ロールを使用することによって、たとえビニルピロリドン系重合体乾燥物が圧着ロールと伝熱面との間にはさまれても、ニッケルの展性のため、割れが生じて内部の鉄がビニルピロリドン系重合体含有溶液による腐食を受けることはなく、円滑に乾燥作業を進めることが可能となる。また、基材が鉄であるので、費用的にも有利である。
乾燥機の伝熱面は、内部に熱媒体が存在し、材料の加熱源となるものであればよい。熱媒体は、特に限定されるものではなく、従来公知の種々のものが使用でき、その具体例としては、有機熱媒油、温水、水蒸気、シリコンオイル、電気ヒーター等が挙げられる。伝熱面の材質は、特に限定されるものではなく、ステンレス、鉄、チタン、テフロン(登録商標)、ゴム等の任意のものを適用できるが、鉄により形成されたものにすることによりスクレーパーの消耗を抑えることができる。
伝熱面の面積(ドラム加熱面積)は、生産効率の点から5m以上であることが好ましい。
伝熱面の温度は特に限定されないが、ビニルピロリドン系重合体含有溶液の溶媒の沸点以上が好ましく、沸点より10℃以上高い温度がより好ましい。かつ、ビニルピロリドン系重合体含有溶液を重ね塗りする場合は、この伝熱面の温度が、溶液に含まれるビニルピロリドン系重合体のガラス転移温度より10℃以上低いことが好ましい。これにより、ポリマーの皮膜形成性が良好となるため、重ね塗りが容易となる。具体的には、用いるビニルピロリドン系重合体、その溶液温度、溶液の供給方法にもよるが、好ましくは80℃〜180℃、より好ましくは100℃〜170℃、更に好ましくは120℃〜160℃の範囲とする。また、乾燥雰囲気は通常、大気中でよいが、ビニルピロリドン重合体の高吸湿性を考慮すると、相対湿度0〜60%の範囲内が好ましい。
乾燥物を剥離するための剥離手段具についても同様に特に限定されるものではなく、従来公知のドクターナイフ等のスクレーパーを用いることができる。
本発明においては、ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液を前記伝熱面に2回以上重ねて塗布し、乾燥させることにより、さらに乾燥速度を上げることができる。すなわち、ドラムドライヤーであれば、ドラムが一回転する間に、溶液の供給(塗布)・乾燥を繰り返せばよい。ここで、2回目以降の溶液の供給において、それ以前に供給した皮膜は完全に乾燥している必要はなく、2回目以降の溶液の供給に支障がない程度に実質的に乾燥していればよい。
一回目の溶液塗布から剥離までの乾燥時間については、用いるビニルピロリドン系重合体、その溶液濃度、溶液の供給方法、乾燥機等により任意の時間を設定できるが、通常0.1分〜60分の範囲である。溶液の塗布厚みについても、用いるビニルピロリドン系重合体、その溶液濃度、溶液の供給方法、乾燥機等にもよるが、0.05mm〜10mm程度にすることが好ましく、0.1mm〜5mm程度にすることがより好ましい。塗布厚みを調整する方法は特に制限されるものではなく、圧着ロールと伝熱面とのクリアランスを調整したり、溶液の粘度を調整したり、溶液の供給速度を調整する等、任意の方法を適用できる。溶液の供給速度については任意の設定値で行うことができるが、生産性と乾燥物の品質(水分)とのバランスを考慮して設定するのがよい。
本発明の乾燥方法により得られる乾燥物の水分量は、湿潤物ベースで10%以下であり、5%以下への低減も可能である。また、更に条件等を最適化することにより、1%以下にすることも可能である。製品皮膜の膜厚については、用いるビニルピロリドン系重合体、その溶液濃度、溶液の供給方法等にもよるが、0.01mm〜5mm程度のものを得ることができる。
以下に、本発明の実施例を示すが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
直径1.0m、幅2.0m(ドラム加熱面積6m)の鉄製加熱ドラムを有するシングルドラムドライヤーに、鉄の表面がニッケルメッキ処理(厚さ50μm)され、次いでクロムメッキ処理(厚さ50μm)された圧着ロール(直径30cm)を、図1に示したように、上記加熱ドラムとのクリアランスがそれぞれ0.3mm、0.1mmになるようにして2ヶ所にセットした。さらにSUS304製のスクレーパーを取り付けた。加熱ドラムに蒸気を導入し、加熱ドラムの加熱面を140℃にした後、加熱ドラムを1rpmの速度で定速回転させ、圧着ロールの外周部の周速を加熱ドラムの外周部の周速となるように圧着ロールを回転させた。ビニルピロリドン系重合体含有溶液(第一工業製薬(株)製、ピッツコールK−90L、ビニルピロリドン系重合体含有量:20重量%、水分含有量:80重量%)を送液ポンプによって50kg/hrにて2つの圧着ロールに供給し、乾燥後、スクレーパーにより剥離させてシート状乾燥物を得た。
[実施例2]
直径2.0m、幅4.0m(ドラム加熱面積25m)の表面がクロムメッキ処理(厚さ100μm)された鉄製加熱ドラムを有するシングルドラムドライヤーに、鉄の表面がニッケルメッキ処理(厚さ10μm)され、次いでクロムメッキ処理(厚さ100μm)された圧着ロール(直径50cm)を、図2に示したように、上記加熱ドラムとのクリアランスが、それぞれ0.3mm、0.3mm、0.1mmになるようにして3ヶ所にセットした。さらにSUS304製のスクレーパーを取り付けた。加熱ドラムに蒸気を導入し、加熱ドラムの加熱面を140℃にした後、加熱ドラムを1rpmの速度で定速回転させ、圧着ロールの外周部の周速を加熱ドラムの外周部の周速となるように圧着ロールを回転させた。実施例1で用いたのと同じビニルピロリドン系重合体含有溶液(第一工業製薬(株)製、ピッツコールK−90L)を送液ポンプによって300kg/hrにて3つの圧着ロールに供給し、乾燥後、スクレーパーにより剥離させてシート状乾燥物を得た。
[比較例1]
圧着ロールを鉄製に変更した以外は実施例1と同様にして乾燥を行なった。
[比較例2]
圧着ロールをクロムメッキ処理(厚さ100μm)した鉄製に変更した以外は実施例1と同様にして乾燥を行なった。
[比較例3]
比較例2にて錆が発生した圧着ロールを洗浄し、実施例2と同様にして乾燥を行なった。
上記各乾燥方法につき、作業に支障が生じるまで乾燥作業を継続して連続乾燥可能な時間の上限を調べ、下記の基準で評価した。結果を表1に示す。
連続乾燥可能時間: 0時間 〜 120時間未満 ×
120時間 〜 ○
Figure 2006219645
本発明は、化粧品分野、医療分野等、種々の分野で原料として使用されるビニルピロリドン重合体の乾燥方法として利用可能である。
実施例1で用いたシングルドラムドライヤーの模式断面図である。 実施例2で用いたシングルドラムドライヤーの模式断面図である。
符号の説明
1,11……加熱ドラム
1a,11a……伝熱面
2,12……スクレーパー
3,4,13,14,15……圧着ロール
6,16……送液ポンプ
7,17……送液ライン
8,18……乾燥物

Claims (3)

  1. ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液を、加熱面密着型乾燥機の伝熱面に圧着ロールにて塗布して乾燥させ、乾燥したビニルピロリドン系重合体を剥離手段によって前記伝熱面から剥離させるビニルピロリドン系重合体の乾燥方法において、
    前記圧着ロールとして、鉄製であり、表面がニッケルメッキ処理された後にクロムメッキ処理されたものを使用することを特徴とする乾燥方法。
  2. 前記加熱面密着型乾燥機として伝熱面が鉄により形成されたものを用いることを特徴とする、請求項1に記載の乾燥方法。
  3. ビニルピロリドン系重合体および水を含有する溶液を前記伝熱面に2回以上重ねて塗布して乾燥させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の乾燥方法。
JP2005036959A 2005-02-14 2005-02-14 ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法 Pending JP2006219645A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005036959A JP2006219645A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法
TW094146752A TWI288151B (en) 2005-02-14 2005-12-27 Method of drying a vinyl pyrrolidone type polymer
KR20060005476A KR100661209B1 (ko) 2005-02-14 2006-01-18 비닐피롤리돈계 중합체의 건조 방법
CNA2006100060474A CN1821690A (zh) 2005-02-14 2006-01-24 乙烯基吡咯烷酮系聚合物的干燥方法
EP06001550A EP1690888A1 (en) 2005-02-14 2006-01-25 Method of drying a vinyl pyrrolidone type polymer
MYPI20060344A MY137854A (en) 2005-02-14 2006-01-25 Method of drying a vinyl pyrrolidone type polymer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005036959A JP2006219645A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006219645A true JP2006219645A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36077643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005036959A Pending JP2006219645A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1690888A1 (ja)
JP (1) JP2006219645A (ja)
KR (1) KR100661209B1 (ja)
CN (1) CN1821690A (ja)
MY (1) MY137854A (ja)
TW (1) TWI288151B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095047A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ビニルピロリドン系重合体乾燥物の製造方法
JP2008120982A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Nippon Shokubai Co Ltd ビニルピロリドン系重合体粉末およびその製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101492511B (zh) * 2009-02-20 2011-06-22 上海宇昂化工科技发展有限公司 超高分子量pvp分子链保护性干燥方法
CN110085451A (zh) * 2018-01-25 2019-08-02 东莞东阳光科研发有限公司 一种提高超级电容器电芯干燥均匀性的方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0119477B2 (ja) * 1985-02-27 1989-04-11 Nomura Tokin Kk
JPH01254357A (ja) * 1987-12-17 1989-10-11 Kawasaki Steel Corp 急冷薄帯製造用の冷却ロール
JP2002146033A (ja) * 2000-11-17 2002-05-22 Nippon Shokubai Co Ltd ビニルピロリドン系重合体粉体の製造方法
JP2003211258A (ja) * 2002-01-22 2003-07-29 Sumitomo Metal Ind Ltd ストリップキャスティング用冷却ロールとその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553432A (en) * 1978-06-23 1980-01-11 Nitto Chem Ind Co Ltd Drying method of hydrous gel of acrylamide polymer
DE2911549C2 (de) * 1979-03-23 1981-10-01 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Dünnschichtkontakttrockner

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0119477B2 (ja) * 1985-02-27 1989-04-11 Nomura Tokin Kk
JPH01254357A (ja) * 1987-12-17 1989-10-11 Kawasaki Steel Corp 急冷薄帯製造用の冷却ロール
JP2002146033A (ja) * 2000-11-17 2002-05-22 Nippon Shokubai Co Ltd ビニルピロリドン系重合体粉体の製造方法
JP2003211258A (ja) * 2002-01-22 2003-07-29 Sumitomo Metal Ind Ltd ストリップキャスティング用冷却ロールとその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095047A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ビニルピロリドン系重合体乾燥物の製造方法
JP2008120982A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Nippon Shokubai Co Ltd ビニルピロリドン系重合体粉末およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1821690A (zh) 2006-08-23
EP1690888A1 (en) 2006-08-16
KR100661209B1 (ko) 2006-12-22
MY137854A (en) 2009-03-31
TWI288151B (en) 2007-10-11
KR20060091229A (ko) 2006-08-18
TW200628517A (en) 2006-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006219645A (ja) ビニルピロリドン系重合体の乾燥方法
CN104587851B (zh) 一种复合纳滤膜的制备方法
CN101879781A (zh) 以钢辊为模板制备聚合物超疏水表面的方法
CN104422981A (zh) 光学膜的制造方法
JP4573998B2 (ja) ビニルピロリドン系重合体粉体の製造方法
JP2008095048A (ja) ビニルピロリドン系重合体乾燥物の製造方法
JP2008095047A (ja) ビニルピロリドン系重合体乾燥物の製造方法
CN202716550U (zh) 一种节能匀温镜面辊
JPS6320B2 (ja)
CN204429239U (zh) 一种带喷淋设备的双筒结片机
JP2010070707A (ja) 重合体乾燥物の製造方法
WO2009096149A1 (ja) 長尺ゴム凝析体製造方法及びシート状ゴム凝析体製造方法
JP4071721B2 (ja) 乾燥固形物の製造方法
NO139931B (no) Fremgangsmaate til fremstilling av et formet, glatt polymert belegg paa et arksubstrat
JP5092527B2 (ja) セルロースエステルフィルムの製造方法およびその製造装置
JP4395755B2 (ja) ドラムドライヤー
CN106632749A (zh) 一种氯磺化聚乙烯胶液脱除溶剂的新方法及专用装置
JP2007231047A (ja) ビニルピロリドン重合体の取扱い方法
JP5467812B2 (ja) 高分子含水ゲルシートの切断方法
JP2009249473A (ja) ビニルピロリドン系重合体粉体の製造方法
JP2002347211A (ja) オフセット輪転印刷機のひじわ除去装置
CN207170157U (zh) 一种自搅拌涂布装置
JP2007222837A (ja) 塗布膜の製造方法およびこれを用いた塗布装置
JP2001080230A (ja) ドクター、グラビア印刷機およびこれらを用いた印刷方法
JP2017065219A (ja) グラビア印刷機およびグラビア印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101109