JP2006218711A - プリンタ - Google Patents

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裕之 村山
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Abstract

【課題】記録ユニットに対する用紙負荷を排除するとともに、ロール紙の搬送経路における回収ユニットの上流側における紙詰まりの発生を防止するべく、ロール紙の弛み量を適正に保持することのできるプリンタを提供する。
【解決手段】ロール紙2の搬送経路における最下流に配設された記録ユニット5dの下流側に配設され、第1排紙ローラ31およびアイドルローラ33をロール紙2を介して接離可能に設けた第1排紙ユニット30と、ロール紙2の搬送経路における回収ユニット38の上流側に配設され、第2排紙ローラ34およびアイドルローラ35をロール紙2を介して接離可能に設けた第2排紙ユニット33と、第2排紙ユニット33のロール紙2の搬送経路における上流側に、常にロール紙2に搬送弛みが形成されるように、第1排紙ローラ31および第2排紙ローラ34の少なくとも一方の回転を制御可能とされた弛み形成制御手段40とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明はプリンタに係り、特に、ロール紙を用いて記録を行なうプリンタに関する。
従来より、それぞれ異なる色彩のインクが塗布された複数のインクリボンを用いて記録を行うプリンタにおいて、各インクリボンにそれぞれ対応して設けられた複数の記録ヘッドにより、前記各インクリボンのインクをそれぞれロール紙に転写することによって所望の画像の記録を行うプリンタが知られている。
このようなプリンタにおいては、複数の色彩(本従来例においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色)のインクをロール紙に転写するため、前記各色毎の記録ユニットをロール紙の搬送経路に沿って所定間隔をもって配置させている。前記各記録ユニットは、対応するいずれか1色のインクリボン、記録ヘッド、およびプラテンを備えており、前記用紙の搬送方向における最上流側から、第1記録ユニット、第2記録ユニット、第3記録ユニット、第4記録ユニットとされている。
各記録ユニットにおいて、前記記録ヘッドは、ロール紙の搬送経路に沿って、前記インクリボンを介して搬送経路を搬送されるロール紙に対向するように配置されており、前記インクリボンおよびロール紙を介して前記記録ヘッドに対向する位置には、プラテンが設けられている。そして、前記記録ヘッドと前記プラテンは、前記インクリボンおよびロール紙を介して相対的に圧接可能とされている。
また、各記録ユニットの前記ロール紙の搬送方向における下流側には、一対のドライブローラと、各ドライブローラをロール紙の搬送経路を介してそれぞれ接離可能に支持するドライブローラ移動部材としてのクランクを有する搬送ユニットが、対応する各記録ユニットとセットになるようにして配設されている。
そして、前記プリンタにおいては、搬送されるロール紙の記録開始位置が第1記録ユニットの記録ヘッドとプラテンが対向する位置に到達すると、前記記録ヘッド(第1記録ヘッド)とこの第1記録ヘッドに対向するプラテン(第1プラテン)とをロール紙およびインクリボンを介して圧接させる。そして、前記第1記録ヘッドの発熱素子に選択通電を行ない、前記ロール紙に対して該記録ユニットの備えたインクリボン、例えばイエローYのインクリボンのインクを転写させる。
また、イエローYのインクが転写されたロール紙の先端エッジ部が前記第1搬送ユニットの一対のドライブローラに対向する位置に到達すると、前記ロール紙を介して一対のドライブローラを圧接させ、前記ロール紙を一対のドライブローラで狭持させた状態で回転させることにより、前記ロール紙をその搬送方向における下流側に位置する第2記録ユニットへ搬送する。
続いて、前記記録開始位置が第2記録ユニットの記録ヘッドとプラテンが対向する位置に到達すると、前記記録ヘッド(第2記録ヘッド)とこの第2記録ヘッドに対向するプラテン(第2プラテン)とをロール紙およびインクリボンを介して圧接させる。そして、前記第2記録ヘッドの発熱素子に選択通電を行ない、前記ロール紙に対して該記録ユニットの備えたインクリボン、例えばマゼンタMのインクリボンのインクを、該ロール紙にすでに転写された前記イエローYのインクの上に転写させる。
また、イエローYのインクおよびマゼンタMのインクが転写されたロール紙の先端エッジ部が前記第2搬送ユニットの一対のドライブローラに対向する位置に到達すると、前記ロール紙を介して一対のドライブローラを圧接させ、前記ロール紙を一対のドライブローラで狭持させた状態で回転させることにより、前記ロール紙をその搬送方向における下流側に位置する第3記録ユニットへ搬送する。
このように、前記ロール紙の搬送方向における上流側の記録ユニットから順次ロール紙にインクを転写させるとともに、搬送ユニットによりロール紙をその搬送方向の下流側へ搬送させることを繰り返すことにより、前記ロール紙上に複数のインクによって所望のカラー画像の記録を行なう。
そして、最後に、記録済みのロール紙を、ロール紙の搬送経路の最下流に設けられた回収ユニットのカッタ部材で所定の長さ寸法に切断し、所望の記録結果を得るようになっている。
特開2004−161443号公報
ところで、このように複数の記録ユニットを有し、各記録ユニット間を複数の搬送ユニットで繋いだ構成のプリンタにおいて、ロール紙の搬送を前記記録ユニットに対して用紙負荷が掛からないように行なうことが、記録結果に記録ずれ(色ズレ)を発生させないためには肝要である。
前記ロール紙の搬送は、前述の搬送ユニットの他に、前記ロール紙の搬送経路における第1記録ユニットの上流側に配設され、前記ロール紙を介して圧接する一対の給紙ローラと、前記第4記録ユニットの下流側に配設され、前記ロール紙を介して圧接する一対の排紙ローラとを用いて行われるが、前述のように、前記記録ユニットに対して用紙負荷が掛からないようにロール紙を搬送するためには、前記記録ユニットに対してロール紙を供給する前記給紙ローラのみならず、前記記録ユニットからロール紙を回収する前記排紙ローラの駆動をも制御し、前記ロール紙の搬送を急ぎすぎて記録ユニットにおいてインクの転写がなされるロール紙にテンションをかけすぎないようにしなければならない。
また、前記排紙ローラにおいては、ロール紙の搬送経路における前記記録ユニットにおいてはインクの転写がなされ、ロール紙が連続的に搬送されてきても、前記排紙ユニットのカッタ部材で記録済みのロール紙を所定の長さ寸法に切断する際には、その回転を一旦停止し、前記ロール紙の前記回収ユニットへの搬送を停止し、ロール紙の搬送経路における前記排紙ローラの上流側に、前記記録ユニットから連続的に搬送されるロール紙を弛ませるようにする。
その際、前記カッタ部材に異常が発生した場合や搬送ローラの駆動に異常が発生した場合などにおいては、ロール紙の搬送経路における前記排紙ローラの上流側に形成される前記ロール紙の弛みは許容範囲を超えて大きく成長してしまい、紙詰まりの原因となり、結局は、記録が施されたロール紙を無駄に消費してしまうことがあった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、前記記録ユニットに対する用紙負荷を排除するとともに、ロール紙の搬送経路における前記回収ユニットの上流側における紙詰まりの発生を防止するべく、ロール紙の弛み量を適正に保持することのできるプリンタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係るプリンタの特徴は、前記ロール紙の搬送経路における最下流に配設された記録ユニットの下流側に配設され、第1排紙ローラおよびアイドルローラをロール紙を介して接離可能に設けた第1排紙ユニットと、前記ロール紙の搬送経路における回収ユニットの上流側に配設され、第2排紙ローラおよびアイドルローラをロール紙を介して接離可能に設けた第2排紙ユニットと、前記前記第2排紙ユニットのロール紙の搬送経路における上流側に常に前記ロール紙に搬送弛みが形成されるように、前記第1排紙ローラおよび第2排紙ローラの少なくとも一方の回転を制御可能とされた弛み形成制御手段とを備える点にある。
このような構成を有するプリンタにおいては、前記弛み形成手段により、前記ロール紙の搬送経路における前記第2排紙ユニットの上流側に常に前記ロール紙に適正量の搬送弛みが形成されるように前記第1排紙ローラと前記第2排紙ローラの少なくとも一方の回転を制御することで、ロール紙にかかるテンションが緩和されるので、記録ユニットに対する用紙負荷を除去することができる。
また、前記第2排紙ユニットのロール紙の搬送経路における上流側には、前記弛み形成制御手段の一部を構成し、前記ロール紙の搬送弛み量を検出する弛みセンサユニットが配設されている点を特徴とする。
このような構成を有するプリンタにおいては、前記制御手段が弛みセンサユニットによって前記ロール紙の弛み量を随時監視することで、前記第1排紙ローラと前記第2排紙ローラの回転を適切に制御することができる。
前記弛みセンサユニットは、搬送弛みが形成されない状態で搬送されるロール紙を検出する下限センサと、形成された搬送弛みが許容範囲内最大となった時の頂部到達予定点に到達したロール紙を検出する上限センサとからなる点を特徴とする。
このような構成を有するプリンタにおいては、前記下限センサにより前記ロール紙の搬送弛み量が無いことを検出し、前記上限センサにより搬送弛み量が過分となることを検出することによって、前記第1給紙ローラと前記第2給紙ローラの回転をより適切に制御することができ、さらには、前記上限センサにより搬送弛み量が過分となったことを検出した場合に、前記カッタ部材や搬送ローラ等の機構の異常発生の可能性を判断し、プリンタの駆動を停止させるような制御に繋げることも可能になる。
本発明に係るプリンタによれば、前記記録ユニットに対する用紙負荷を排除することで、記録ずれの発生を防止し、良好な画像の記録を得ることができるとともに、ロール紙の弛み量を適正に保持することで、ロール紙の搬送経路における前記排紙ローラの上流側における紙詰まりの発生を防止し、ロール紙の無駄な消費を抑えることができる。
以下、本発明に係るプリンタの一実施形態を図を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概念図である。
前記プリンタ1は、給紙部に長尺のロール紙2が巻回された給紙ロール3を有している。
前記給紙ロール3は給紙部に配設された第1給紙ローラ21に配設されており、前記ロール紙3は、前記第1給紙ローラ21の回転に伴って繰り出され、後述する給紙ユニット22の第2給紙ローラ23、第1排紙ユニット30の第1排紙ローラ31、および第2排紙ユニット33の第2排紙ローラ34の駆動回転により、複数の搬送ガイドローラ4に案内されながら、記録済みのロール紙2を回収する排紙ユニット43まで、所定の搬送経路上を搬送されるようになっている。
また、前記プリンタ1は、複数の色彩(本実施形態においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色)のインクをロール紙2に転写するため、前記各色毎の記録ユニット5を前記ロール紙2の搬送経路に沿って所定間隔で配置させている。
前記各記録ユニット5は、対応するいずれか1色のインクリボン6、記録ヘッド9、およびプラテンローラ11を備えており、前記ロール紙2の搬送方向における最上流側から、第1記録ユニット5a、第2記録ユニット5b、第3記録ユニット5c、第4記録ユニット5dとされており、前記給紙部からロール紙2の搬送経路における最上流に配設された第1記録ユニット5aまでの搬送経路上に前記給紙ユニット22が配設されている。
前記給紙ユニット22には、前記第2給紙ローラ23と、その回転に従動回転するアイドルローラ24(図1においては、ロール紙2の搬送経路に沿って、3つのアイドルローラ)がロール紙2をその間に挟持するようにして圧接させて配設されている。そして、本実施形態において、前記第2給紙ローラ23は図示しないクランクに接続されており、前記クランクにより前記アイドルローラ24から離間するアップ動作、およびアイドルローラ24に圧接するダウン動作を行うようになっている。また、本実施形態においては、前記第2給紙ローラ23がアイドルローラ24に圧接した状態で正方向に回転駆動することにより、前記アイドルローラ24も前記第2給紙ローラ23の回転に従動して回転し、両ローラ23、24が挟持したロール紙2をロール紙2の搬送方向における下流側に配設された記録ユニット5へ搬送するようになっている。
また、前記各記録ユニット5は、それぞれ異なる色彩のインクが塗布された複数のインクリボン6を有している。各インクリボン6は、それぞれ一対のインクリボンロール7に巻回されており、前記ロール紙2の搬送経路に沿って所定の間隔をもって位置し、リボンガイドローラ8に案内されながら、それぞれインクの塗布面がロール紙2に対向して搬送されるように配設されている。
本実施形態においては、前記搬送方向の最上流側から順番に、イエローYのインクリボン6Y、マゼンタMのインクリボン6M、シアンCのインクリボン6C、ブラックBKのインクリボン6BKの4つのインクリボン6が配置されている。
さらに、前記各記録ユニット5は、前記各インクリボン6の数に対応するそれぞれの記録ヘッド9を有しており、各記録ヘッド9は、前記ロール紙2の搬送経路に沿って所定の間隙をもって位置するように配置されている。
各記録ヘッド9は、ロール紙2の幅寸法に対応する長さによって形成されており、各記録ヘッド9における各インクリボン6に対向する位置には、ロール紙2の幅寸法に対応するような複数の発熱素子(図示せず)がライン状に並列配置されており、プリンタ1に入力された記録データに基づき発熱素子を発熱させてインクリボン6のインクをロール紙2上に転写するようになっている。
なお、各記録ヘッド9は、ロール紙2の搬送方向における最上流側に配設された記録ユニット5から順番に、イエローYのインクリボン6Yに対向する第1記録ヘッド9a、マゼンタMのインクリボン6Mに対向する第2記録ヘッド9b、シアンCのインクリボン6Cに対向する第3記録ヘッド9c、ブラックBKのインクリボン6BKに対向する第4記録ヘッド9dとされている。
また、本実施形態において、第1記録ヘッド9aは、イエローYのインクをロール紙2上における画像の記録開始位置の近傍の所定部分に転写して、先頭マークを記録するようになっている。そして、前記ロール紙2の搬送経路における第2記録ヘッド9b、第3記録ヘッド9c、第4記録ヘッド9dの上流側近傍には、前記ロール紙2上に記録された先頭マークを検出するための図示しないセンサが設けられており、前記先頭マークの検出を契機に各記録ヘッド9の通電の制御を行うようになっている。
また、各記録ユニット5におけるインクリボン6およびロール紙2を介して各記録ヘッド9に対向する位置には、各記録ヘッド12の幅寸法に対応する幅寸法のプラテンローラ11がそれぞれ設けられている。各プラテンローラ11は、前記搬送方向の上流側から順番に、第1記録ヘッド9aに対向する第1プラテンローラ11a、第2記録ヘッド9bに対向する第2プラテンローラ11b、第3記録ヘッド9cに対向する第3プラテンローラ11c、第4記録ヘッド9dに対向する第4プラテンローラ11dとされている。
そして、本実施形態において、前記各記録ヘッド9は、それぞれ図示しないクランクに接続されており、前記クランクにより各プラテンローラ11から離間するヘッドアップ動作、および各プラテンローラ11に圧接するヘッドダウン動作を行うようになっている。
また、各記録ユニット5の前記ロール紙2の搬送方向における下流側には、搬送ユニット13を構成するドライブローラ14とこれに対向して配設されたアイドルローラ15が配設されている。前記各ドライブローラ14とアイドルローラ15はロール紙2の搬送経路を介してそれぞれ接離可能に設けられている。そして、各搬送ユニット13は、前記ロール紙2の搬送方向における最上流側から、第1搬送ユニット13a、第2搬送ユニット13b、第3搬送ユニット13c、第4搬送ユニット13dとされている。本実施形態において、前記各搬送ユニット13のドライブローラ14は、それぞれクランク(図示せず)に接続されており、前記クランクにより対応する各アイドルローラ15から離間するアップ動作、および各アイドルローラ15に圧接するダウン動作を行うようになっている。また、本実施形態においては、前記ドライブローラ14、アイドルローラ15は、前記ロール紙の先端部がドライブローラ14とアイドルローラ15の対向位置を通過したときに前記クランクが作動することにより圧接し、前記ロール紙2を挟持し、さらには、前記ドライブローラ14がアイドルローラ15に圧接した状態で正方向に回転駆動することにより、前記アイドルローラ15も前記ドライブローラ14の回転に従動して回転し、両ローラ14、15が挟持したロール紙2を下流側へ搬送するようになっている。
また、本実施形態においては、前記第4記録ユニット5dのロール紙2の搬送経路における下流側には、第1排紙ユニット30が配設されている。
前記第1排紙ユニット30には、第1排紙ローラ31と、その回転に従動回転するアイドルローラ32(図1においては、ロール紙2の搬送経路に沿って、3つのアイドルローラ)がロール紙2をその間に挟持するようにして圧接させて配設されている。そして、本実施形態において、前記第1排紙ローラ31は図示しないクランクに接続されており、前記クランクにより前記アイドルローラ32から離間するアップ動作、およびアイドルローラ32に圧接するダウン動作を行うようになっている。また、本実施形態においては、前記第1排紙ローラ31がアイドルローラ32に圧接した状態で正方向に回転駆動することにより、前記アイドルローラ32も前記第1排紙ローラ31の回転に従動して回転し、両ローラ31、32が挟持したロール紙2をその搬送方向における下流側へ搬送するようになっている。
そして、前記ロール紙2の搬送方向の最下流部には、前記各記録ユニット5により記録が施されたロール紙2を適当長に切断するカッタ部材39を有する回収ユニット38が配設されている。前記カッタ部材39はその刃をロール紙2に当接させた状態で、図示しない駆動手段により前記ロール紙2の幅方向に走査可能に制御されており、前記カッタ部材39が走査することにより、所望の用紙長で前記ロール紙2を切断可能とされている。
また、前記回収ユニット38のロール紙2の搬送方向における上流側は、第2排紙ユニット33が配設されている。
前記第2排紙ユニット33は、第2排紙ローラ34と、その回転に従動回転するアイドルローラ35がロール紙2をその間に挟持するようにして圧接させて配設されている。そして、本実施形態において、前記第2排紙ローラ34は図示しないクランクに接続されており、前記クランクにより前記アイドルローラ35から離間するアップ動作、およびアイドルローラ35に圧接するダウン動作を行うようになっている。また、本実施形態においては、前記第2排紙ローラ34がアイドルローラ35に圧接した状態で正方向に回転駆動することにより、前記アイドルローラ35も前記第2排紙ローラ34の回転に従動して回転し、両ローラ34、35が挟持したロール紙2をロール紙2の搬送方向における下流側に配設された回収ユニット38へ搬送するようになっている。
ここで、本実施形態においては、前記第1排紙ローラ31および第2排紙ローラ34は、その回転を弛み形成制御手段を構成する図示しない制御部により、前記第2排紙ユニット33のロール紙2の搬送経路における上流側に、常に、前記ロール紙2に搬送弛みを形成するように、それぞれの駆動源としての制御モータ(図示せず)の回転を制御されている。
具体的には、前記第1排紙ローラ31は、その駆動源としての制御モータの回転を記録ユニット5の記録速度に合わせ、ロール紙2の搬送量を同量として駆動するように制御されている。また、前記第2排紙ローラ34は、前記回収ユニット38のカッタ部材39の駆動と交互に駆動し、かつ、ロール紙2の搬送量を、常に前記第2排紙ユニット33のロール紙2の搬送経路における上流側に前記ロール紙2の搬送弛みが形成されるように前記第1排紙ローラ31のロール紙の搬送量との関係を調整しつつ駆動するように制御されている。すなわち、前記カッタ部材39が駆動してロール紙2を切断しているときは、前記第2排紙ローラ34の回転を停止させる。また、前記カッタ部材39が駆動を停止しているときには、前記第2排紙ローラ34を回転させて、記録長分のロール紙を回収ユニット38へ搬送するように制御されている。なお、各排紙ローラ31、34のロール紙2の搬送量の制御は、制御モータの時間あたりの駆動ステップ数を変更させることで行うことができる。
また、前記第2排紙ユニット33のロール紙2の搬送経路における上流部には、弛み形成制御手段の一部を構成し、前記ロール紙2の搬送弛み量を検出する弛みセンサユニット40が配設されている。本実施形態の前記弛みセンサユニット40は、接触感知式の下限センサ41と上限センサ42とからなる。前記下限センサ41は、搬送弛みが形成されない状態で搬送されるロール紙2の搬送経路に沿って配設され、前記搬送経路上に搬送されるロール紙2が接触することにより、前記ロール紙2の搬送弛み量が無いことを検出するようになされている。また、前記上限センサ42は、前記下限センサ41と、ロール紙2の搬送経路を介し、前記搬送弛みが許容範囲内最大となったときの頂部到達予定点に配設されており、前記頂部到達予定点に到達したロール紙2の頂点部分が接触することにより、搬送弛み量が過分となること(弛み量の上限値)を検出するようになされている。
そして、前記弛み形成制御手段の図示しない制御部は、前記下限センサ41と上限センサ42の検出結果に基づいて、前記第2排紙ローラ34の回転速度を調整するように構成されている。例えば、前記下限センサ41により前記ロール紙2の搬送弛み量が無いことを検出した場合には、ロール紙2の搬送弛みを形成するべく、前記第1排紙ローラ31のロール紙2の搬送量よりも少なめにロール紙2を搬送するように前記第2排紙ローラ34の制御モータの駆動を制御し、逆に、ロール紙2の搬送弛みが許容範囲内最大となったことを検出した場合には、ロール紙の弛みを少なめにセーブするべく、前記第1排紙ローラ31のロール紙2の搬送量よりも多めにロール紙2を送り出すように前記第2排紙ローラ34の制御モータの駆動を制御することで実現される。また、前記下限センサ41により前記ロール紙2の搬送弛み量が無いことを検出した場合、ロール紙2の搬送弛みを形成するべく、前記第2排紙ローラ34の制御モータの駆動タイミングを通常の設定より遅らせる制御としてもよい。
続いて、本実施形態のプリンタの具体的な作用について説明する。なお、記録ユニット及び搬送ユニットにおける作用については、前述の従来例と同様であるためその説明は省略し、所望の記録がなされた後の排紙動作に関する作用を説明する。
本実施形態のプリンタ1においては、前記第4記録ユニット5dにおいて前記ロール紙2に記録がなされると、前記ロール紙2は第4搬送ユニット13d、第1排紙ユニット30および第2排紙ユニット33を経て、前記回収ユニット38へ搬送される。
その際、前記弛み形成制御手段により、前記回収ユニット38の直前に配設された第2排紙ユニット33のロール紙2の搬送経路における上流部に常に前記ロール紙2の搬送弛みが形成されるように、前記第1排紙ローラ31と前記第2排紙ローラ34の回転を制御する。すなわち、前記弛み形成制御手段が弛みセンサユニット40によって前記ロール紙2の弛み量を随時監視することで、前記第1給紙ローラ21と前記第2給紙ローラ22の回転を適切に制御することができる。具体的には、本実施形態においては、前記ロール紙2の搬送弛み量が無い場合には、前記ロール紙2が前記下限センサ41に接触するので、前記下限センサ41が前記ロール紙2の搬送弛み量が無いことを検出することができる。そして、この場合には、前記第1排紙ローラ31よりも少ないロール紙2の搬送量となるように、前記第2排紙ローラ34の制御モータの駆動を制御し、ロール紙2の搬送弛みを形成する。あるいは、前記第2排紙ローラ34の制御モータの駆動タイミングを通常の設定より遅らせるように制御し、前記第1排紙ローラ31から搬送されるロール紙2を溜めて搬送弛みを形成する。
また、前記ロール紙2の搬送弛み量が過分となる場合には、搬送弛み部分のロール紙2が前記上限センサ4226に接触するので、前記上限センサ4226が搬送弛み量が過分となることを検出することができる。 そして、この場合には、前記第1排紙ローラ31よりも多いロール紙2の搬送量となるように、前記第2排紙ローラ34の制御モータの駆動を制御し、ロール紙2の搬送弛みを少なくする。
このような制御を常に繰り返し行うことにより、前記第2排紙ユニット33のロール紙2の搬送経路における上流部に、常に、前記ロール紙2の搬送弛みを適正量で形成することで、それよりも前記ロール紙2の搬送経路における上流側に配設された記録ユニット5に対する用紙負荷を除去しながら、記録ずれの発生を防止し、良好な画像の記録を得ることができる、
また、このようにしてロール紙2の弛み量を適正に保持することで、ロール紙2の搬送経路の前記第2排紙ユニット33の上流側における紙詰まりの発生を防止することができ、ロール紙2の無駄な消費を抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
例えば、搬送弛みの量を調整すべく、前記第1排紙ローラの回転速度を調整することも可能である。但し、その場合においては、各記録ユニットにおけるロール紙の搬送量を前記第1排紙ローラのロール紙の搬送量と等しくするような制御を要することとなるため、本実施形態のように、第2排紙ローラの駆動源としての制御モータの回転速度を可変させて、ロール紙の搬送量を変化させることが機構的には単純であって好ましい。また、前記第1排紙ユニットは、前記第4記録ユニットの直下流に配設される第4搬送ユニットと兼用することも可能である。また、前記弛みセンサユニットを構成する接触感知式のセンサはボタン型、レバー型を問わない。さらに、各インクリボンのインクの数や色彩、配置順等は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、本実施形態におけるブラックBKのインクリボンBKの代わりにオーバーコート用のインクリボンOPを用いてもよい。さらに、本実施形態のプリンタは、前記上限センサが搬送されるロール紙の搬送弛みを検出した場合に、例えば、一定時間経過後においても、前記上限センサが搬送弛みを検出し続けるような場合に、ロール紙搬送やカッタ部材の駆動等にトラブルが発生したと判断して、ロール紙の供給を停止するような制御を備えることも可能である。
本発明に係るプリンタの一実施形態を示す概念図
符号の説明
1 プリンタ
2 ロール紙
3 給紙ロール
4 搬送ガイドローラ
5 記録ユニット
6 インクリボン
7 インクリボンロール
8 リボンガイドローラ
9 記録ヘッド
11 プラテンローラ
13 搬送ユニット
14 ドライブローラ
15 アイドルローラ
19 排紙ローラ
20 カッタ部材
21 第1給紙ローラ
22 給紙ユニット
23 第2給紙ローラ
24 アイドルローラ
30 第1排紙ユニット
31 第1排紙ローラ
32 アイドルローラ
33 第2排紙ユニット
34 第2排紙ローラ
35 アイドルローラ
38 回収ユニット
39 カッタ部材
40 弛みセンサユニット
41 下限センサ
42 上限センサ

Claims (3)

  1. 複数の搬送ガイドローラによって搬送されるロール紙の搬送経路に沿って記録ヘッドおよびプラテンをインクリボンおよびロール紙を介して接離可能に設けた少なくとも1つの記録ユニットが配設され、前記ロール紙の搬送経路の最下流に前記記録ユニットにより記録が施されたロール紙を適当長に切断するカッタ部材を有する回収ユニットが配設されたプリンタであって、
    前記ロール紙の搬送経路における最下流に配設された記録ユニットの下流側に配設され、第1排紙ローラおよびアイドルローラをロール紙を介して接離可能に設けた第1排紙ユニットと、
    前記ロール紙の搬送経路における回収ユニットの上流側に配設され、第2排紙ローラおよびアイドルローラをロール紙を介して接離可能に設けた第2排紙ユニットと、
    前記第2排紙ユニットのロール紙の搬送経路における上流側に常に前記ロール紙に搬送弛みが形成されるように、前記第1排紙ローラおよび第2排紙ローラの少なくとも一方の回転を制御可能とされた弛み形成制御手段とを備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記第2排紙ユニットのロール紙の搬送経路における上流側には、前記弛み形成制御手段の一部を構成し、前記ロール紙の搬送弛み量を検出する弛みセンサユニットが配設されていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記弛みセンサユニットは、搬送弛みが形成されない状態で搬送されるロール紙を検出する下限センサと、形成された搬送弛みが許容範囲内最大となった時の頂部到達予定点に到達したロール紙を検出する上限センサとからなることを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
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