JP2006217437A - 通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システム - Google Patents

通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006217437A
JP2006217437A JP2005029910A JP2005029910A JP2006217437A JP 2006217437 A JP2006217437 A JP 2006217437A JP 2005029910 A JP2005029910 A JP 2005029910A JP 2005029910 A JP2005029910 A JP 2005029910A JP 2006217437 A JP2006217437 A JP 2006217437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
reception
communication error
network
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005029910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4603899B2 (ja
Inventor
Takuo Mitsuyoshi
拓郎 三吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2005029910A priority Critical patent/JP4603899B2/ja
Publication of JP2006217437A publication Critical patent/JP2006217437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4603899B2 publication Critical patent/JP4603899B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】 ゲートウェイで複数のネットワークを接続して構築した通信システムのどこで通信エラーが生じているかを検知する。
【解決手段】 第1のネットワークCAN1に接続された送信装置2から第2のネットワークCAN2に接続された受信装置3に送信されるメッセージA〜Cが受信装置3で受信されるように第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2とを接続するゲートウェイ装置1に、送信装置2からのメッセージA〜Cを第1のネットワークCAN1を介して受信する受信手段4A〜4Cと、受信手段4A〜4Cで受信したメッセージA〜Cを第2ネットワークCAN2を介して受信装置3に送信する送信手段5A〜5Cと、受信手段4A〜4Cが受信したメッセージA〜Cを計数する受信計数手段と、受信計数手段の計数結果に基づいて送信装置2からのメッセージA〜Cの送信異常を判定する第1通信エラー判定手段とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信エラーの検知が可能な通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システムに関する。
従来、自動車等の車両においては、CAN(Controller Area Network)などを用いた通信システムがしばしば設けられる。このような車両用の通信システムの例としては車載LAN(ローカルエリアネットワーク)などが挙げられ、これは車両や車載機器の制御等に非常に有用である。
しかし、このような通信システムに通信エラーが生じた場合には、その車両や車載機器の制御等に支障をきたす虞がある。したがって、通信エラーが生じた場合には直ちに通信エラーの原因を特定し、それを解決することが要求される。そこで、従来、通信エラーの原因の特定に関して様々な技術が提案されていた(特許文献1、特許文献2参照)。
また、車載LANに限らず、他の通信システムにおいても通信エラーの原因を直ちに特定する技術への要望は大きかった。
特開2004−17676号公報 特開2004−136816号公報
ところで、通信システムを構築する場合には、送受信するメッセージの種類、目的、送受信頻度等に応じて複数のネットワークを用意し、これらのネットワークをゲートウェイで接続して通信システムの構築を行なうことがしばしばなされている。例えば、CANを用いた車載LANを例にすれば、ナビゲーションシステム制御等のための情報系ネットワーク、ヘッドランプ制御等のためのボディ制御系ネットワーク、エアバッグ制御等のための安全系ネットワーク、エンジン制御等のためのエンジン・パワートレン系ネットワークなどをゲートウェイで接続し、通信システムを構築している。
このようにゲートウェイで複数のネットワークを接続して構築した通信システムにおいては、特に通信エラーの原因は速やかに検知されるべきである。しかしながら、従来の技術では複数のネットワークを接続して構築した通信システムにおける通信エラーの原因を検知することが困難であった。特に、ゲートウェイで複数のネットワークが接続された通信システムでは、所定のノード装置から送信されたメッセージの中には、ゲートウェイを中継して他のネットワークのノード装置に送信されるものがある。このような場合で受信側のノード装置で受信エラーが生じると、その原因が送信側のノード装置にあるか、ゲートウェイ装置にあるかを検知することが困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みて創案されたもので、ゲートウェイで複数のネットワークを接続して構築した通信システムで通信エラーが生じた場合に、通信システムのどこで通信エラーが生じているかを検知しうる、通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システムを提案することを目的とする。
本発明のゲートウェイ装置は、第1のネットワークに接続された送信装置から第2のネットワークに接続された受信装置に向けて送信されるメッセージが該受信装置で受信され
るように該第1のネットワークと該第2のネットワークとを接続するゲートウェイ装置であって、送信装置から送信されたメッセージを第1のネットワークを介して受信する受信手段と、受信手段で受信したメッセージを第2のネットワークを介して受信装置に送信する送信手段と、受信手段が受信したメッセージを計数する受信計数手段と、受信計数手段の計数結果に基づいて送信装置からのメッセージの送信異常を判定する第1通信エラー判定手段とを備えたことを特徴とする(請求項1)。これにより、第1のネットワークの送信装置から第2のネットワークの受信装置に向けたメッセージ送信経路において送信装置側に通信エラーが生じた場合に、送信装置からの送信異常が生じたことを検知することができる。
また、受信手段は、所定の周期で送信されるメッセージを受け取る受信バッファを有しており、受信計数手段は、受信バッファに格納されるメッセージを計数し、第1通信エラー判定手段は、送信装置が正常時に受信手段が受信すべきメッセージ数に基づく第1判定値と、受信計数手段の計数値との比較結果に基づいて送信装置からのメッセージの送信異常を判定するように構成することが好ましい(請求項2)。
さらに、送信手段が送信手段が送信したメッセージを計数する送信計数手段と、送信計数手段の計数結果に基づいて該ゲートウェイ装置のメッセージの送信異常を判定する第2通信エラー判定手段とをさらに備えるように構成することが好ましい(請求項3)。これにより、送信装置からの送信異常に加え、ゲートウェイ装置における送信異常の有無を検知することができる。したがって、通信エラーの原因箇所をより正確に検知することができる。
さらに、送信手段は、受信手段に受信されたメッセージを所定の周期で送信するための送信バッファを有しており、送信計数手段は、送信バッファから送信されるメッセージを計数し、第2通信エラー判定手段は、該ゲートウェイ装置が正常時に送信手段が送信すべきメッセージ数に基づく第2判定値と、送信計数手段の計数値との比較結果に基づいてゲートウェイ装置からのメッセージの送信異常を判定するように構成することが好ましい(請求項4)。
さらに、受信計数手段および送信計数手段がメッセージを計数する時間間隔を設定する計数時間設定手段と、計数時間設定手段が設定した時間を経過した場合、受信計数手段および送信計数手段の計数値をリセットするリセット手段とをさらに備えるように構成することが好ましい(請求項5)。これにより、メッセージの特性に応じた適正な計数時間間隔を利用してメッセージの送信異常箇所を正確に検知することができる。
本発明の別のゲートウェイ装置は、第1のネットワークに接続された送信装置から第2のネットワークに接続された受信装置に向けて送信されるメッセージが受信装置で受信されるように第1のネットワークと第2のネットワークとを接続するゲートウェイ装置であって、送信装置から送信されたメッセージを第1のネットワークを介して受信する受信手段と、受信手段で受信したメッセージを第2のネットワークを介して受信装置に送信する送信手段と、送信手段が送信したメッセージを計数する送信計数手段と、送信計数手段の計数結果に基づいてゲートウェイ装置のメッセージの送信異常を判定する第2通信エラー判定手段とを備えたことを特徴とする(請求項6)。これにより、第1のネットワークの送信装置から第2のネットワークの受信装置に向けたメッセージ送信経路においてゲートウェイ装置で通信エラーが生じた場合に、このゲートウェイ装置で送信異常が生じたことを正確に検知することができる。
送信手段は、受信手段に受信されたメッセージを所定の周期で送信するための送信バッファを有しており、送信計数手段は、送信バッファから送信されるメッセージを計数し、
第2通信エラー判定手段は、ゲートウェイ装置が正常時に送信手段が送信すべきメッセージ数に基づく第2判定値と、送信計数手段の計数値との比較結果に基づいてゲートウェイ装置からのメッセージの送信異常を判定するように構成することが好ましい(請求項7)。
さらに、本発明の通信システムは、送信装置が接続された第1のネットワークと、受信装置が接続された第2のネットワークと、第1のネットワークと第2のネットワークとの間に接続される上記発明のいずれかに係るゲートウェイ装置とを備えたことを特徴とする(請求項8)。これにより、通信システムのどこで通信エラーが生じているかを容易に判定することができる。
本発明の通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システムによれば、通信システムのどこで通信エラーが生じているかを判定することができる。
以下、実施形態を示して本発明について説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意に変形して実施することができる。
図1〜図4は本発明の一実施形態について説明するためのもので、図1は通信システム及びゲートウェイ装置の概要を模式的に表わす図、図2は通信エラー検知部の機能構成を説明するための機能ブロック図、図3は受信カウンタ値及び送信カウンタ値の計数について説明するための図、図4は通信エラー検出要領を説明するフローチャートである。
本実施形態の通信システムは、通信プロトコルとしてCANを用いた車載LANである。ここで、CANは、ネットワークが空いているときにはネットワークに接続された全ての送信装置からメッセージを送信することができるマルチマスタ型の通信プロトコルであり、ネットワークに早くアクセスした送信装置が送信権を得ることができるようになっている。なお、同時に複数の送信装置が送信を始めた場合には、送信されるメッセージがそれぞれ有するIDにより優先順位が判断され、優先順位が高いIDを有するメッセージを送信している送信装置が送信権を得るようになっている。
図1に、本実施形態の通信システムの概要を模式的に示す。なお、図1において、ブロック矢印はメッセージが送信される向きを表わし、実線矢印はメッセージの流れを表わし、破線矢印は受信バッファ及び送信バッファとコントローラとの間の信号の流れを表わす。
図1に示すように、本実施形態の通信システムは、第1のネットワークCAN1と、第2のネットワークCAN2と、ゲートウェイ装置1とを備えている。
第1のネットワークCAN1は、少なくとも1つのノード装置2が、送信装置及び受信装置として接続されたバス型のネットワークであり、CANプロトコルにしたがって通信を行なうことができるように構成されている。また、ノード装置2は、メッセージ(信号)の受信及び送信が可能な通信装置であり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の電子部品により構成されている。さらに、ノード装置2は、第1のネットワークCAN1に接続された他のノード装置(図示省略)及びゲートウェイ装置1と、第1のネットワークCAN1を介してメッセージの送受信ができるようになっている。
一方、第2のネットワークCAN2も、第1のネットワークCAN1と同様に、少なくとも1つのノード装置3が、送信装置及び受信装置として接続されたバス型のネットワークであり、CANプロトコルにしたがって通信を行なうことができるように構成されている。また、ノード装置3も、ノード装置2と同様、メッセージの受信及び送信が可能な通信装置であり、CPU、RAM、ROM等の公知の電子部品により構成されている。さらに、ノード装置3も、第2のネットワークCAN2内の他のノード装置(図示省略)及びゲートウェイ装置1と、第2のネットワークCAN2を介してメッセージの送受信ができるようになっている。
なお、図1においてはノード装置2,3をそれぞれ1つのみ描画して示すが、通常は、第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2には、それぞれノード装置2,3以外にもノード装置が設けられる。さらに、ノード装置2,3は、それぞれの目的に応じた車両制御等を行なうための電子制御装置(ECU)として構成されている。
また、本実施形態では、ノード装置2からノード装置3へはメッセージA〜Cが送信され、ノード装置3からノード装置2へはメッセージD〜Fが送信されるようになっているものとする。ただし、メッセージは6種類に限定されるものではなく、任意の数のメッセージを用いることができ、通常はさらに多数のメッセージが各ノード装置2,3間を送受信されるようになっている。すなわち、第1のネットワークCAN1および第2のネットワークCAN2に伝送されるメッセージには一定の周期で定期的に送信されるメッセージと、ある事象の発生によって不定期に発生するメッセージとが含まれている。そして、本実施例で説明するメッセージA〜Fの各々は、一定の周期で定期的に送信される複数のメッセージ群であり、このメッセージA〜Fを利用してノード装置、あるいはゲートウェイ装置1のエラー判定が行なわれる。
さらに、ゲートウェイ装置1は第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2間を接続する通信装置であり、したがって、送信側のネットワークCAN1,CAN2に接続されたノード装置2,3から受信側のネットワークCAN2,CAN1に接続されたノード装置3,2に向けて送信されるメッセージA〜C,D〜Fは、上記受信側のノード装置3,2に受信されるようになっている。なお、ゲートウェイ装置1も、CPU、RAM、ROM等の電子部品により構成されている。
ゲートウェイ装置1の構成について具体的に説明すると、このゲートウェイ装置1は、各メッセージA〜F毎に用意された受信バッファ(受信手段)4A〜4Fと、各メッセージA〜F毎に用意された送信バッファ(送信手段)5A〜5Fと、ゲートウェイ装置1の各制御を行なうコントローラ6とを備えている。これにより、受信バッファ4A〜4Fに受信された各メッセージA〜Fはそれぞれコントローラ6の制御にしたがって対応する送信バッファ5A〜5Fに送られるようになっている。さらに、送信バッファ5A〜5F内の各メッセージは、コントローラ6の制御にしたがって、送信先のノード装置2,3に第1又は第2のネットワークCAN1,CAN2を介して送信されるようになっている。なお、受信手段及び送信手段は、それぞれ、上記の受信バッファ4A〜4F、送信バッファ5A〜5F以外の構成を備えていても良い。
本実施形態では、受信バッファ4A〜4C及び送信バッファ5A〜5Cがノード装置2からノード装置3へ向けて送信されるメッセージA〜Cに対応している。したがって、ノード装置2から送信されたメッセージA〜Cは、第1のネットワークCAN1を介して受信バッファ4A〜4Cに受信され、受信バッファ4A〜4Cに格納されて、受信バッファ4A〜4Cから送信バッファ5A〜5Cに送られ、送信バッファ5A〜5Cから第2のネットワークCAN2を介してノード装置3に送信され、ノード装置3で受信されるようになっている。
一方、受信バッファ4D〜4F及び送信バッファ5D〜5Fはノード装置3からノード装置2へ向けて送信されるメッセージD〜Fに対応している。したがって、ノード装置3から送信されたメッセージD〜Fは、第2のネットワークCAN2を介して受信バッファ4D〜4Fに受信され、受信バッファ4D〜4Fに格納されて、受信バッファ4D〜4Fから送信バッファ5D〜5Fに送られ、送信バッファ5D〜5Fから第1のネットワークCAN1を介してノード装置2に送信され、ノード装置2で受信されるようになっている。
なお、本実施形態ではメッセージA〜Fが6種類であるために受信バッファ4A〜4F及び送信バッファ5A〜5Fをそれぞれ6個用意したが、メッセージの種類の数が変わった場合には受信バッファ及び送信バッファの数もメッセージの種類の数に応じて変えるようにする。
コントローラ6は、受信バッファ4A〜4F及び送信バッファ5A〜5F間のメッセージの受け渡しの制御や、送信バッファ5A〜5Fから送信先のノード装置2,3へのメッセージA〜Fの送信の制御等のメッセージ送受信制御を行なうことができるようになっている。また、コントローラ6は、本実施形態の通信システムで通信エラーが生じた場合に通信システムのどこで通信エラーが生じているかを検知できるようになっており、そのエラー検知を実現するための通信エラー検知部7を備えている。
以下、図2に通信エラー検知部7の制御ブロック図を示し、本実施形態における通信エラーの検知について説明する。
図2に示すように、通信エラー検知部7は、受信計数手段としての受信カウンタ8、送信計数手段としての送信カウンタ9、第1判定値記憶部10、第2判定値記憶部11、第1通信エラー判定手段及び第2通信エラー判定手段としての通信エラー判定部12、リセット手段としてのカウンタリセット部13、エラー処理部14、及び、計数時間設定手段としての判定制御部15を備えている。なお、これらはハードウェア的には、コントローラ6を構成するCPU、メモリ等がその機能を発揮するように構成されている。
受信カウンタ8は、受信バッファ4A〜4Fがメッセージを受信すると、各受信バッファ4A〜4F毎に受信し格納されたメッセージを計数するカウンタである。また、受信カウンタ8は、カウンタリセット部13により受信カウンタ値(計数結果,計数値)をリセットされるまで、メッセージ毎に受信カウンタ値を記憶し続けるものとする。
また、送信カウンタ9は、送信バッファ5A〜5Fがメッセージを送信すると、各送信バッファ5A〜5F毎に送信したメッセージを計数するカウンタである。さらに、送信カウンタ9は、カウンタリセット部13により送信カウンタ値(計数結果,計数値)をリセットされるまで、メッセージ毎に送信カウンタ値を記憶し続けるものとする。
さらに、第1判定値記憶部10は、通信エラー判定部12での判定に用いられる第1判定値を記憶する記憶部である。第1判定値は、メッセージA〜Fの送信元であるノード装置2,3から当該送信元ノード装置2,3が接続された側のネットワークCAN1,CAN2までに通信エラーが生じたと判定するために用いられる判定値であり、各メッセージA〜F毎に決められる。また、第1判定値は、送信元であるノード装置2,3が正常時に受信バッファ4A〜4Fが受信すべきメッセージ数に基づいて定められる。本実施形態では、第1判定値として、下記式(1)で算出される値を用いるものとする。なお、式(1)において、リセット周期時間とは、受信カウンタ8が計数を開始してから、又は、受信カウンタ値が一度リセットされてから、受信カウンタ値が次にリセットされるまでの時間であり、受信カウンタ8及び送信カウンタ9がメッセージを計数する時間間隔でもある。
第1判定値 = (リセット周期時間)/(メッセージの送信周期) ・・・式(1)
この第1判定値は、送信元のノード2,3が正常である場合にリセット周期時間で送信元であるノード装置2,3から送信されているはずのメッセージA〜Fの数を表わしている。例えば、リセット周期時間が100msecで、メッセージAの送信周期が10msecであれば、第1判定値は10となる。ノード装置2が正常であれば、ノード装置2からは100msecの間に10msec間隔で10個のメッセージAが送信されるため、第1判定値は受信カウンタに一致するはずである。但し、実際には通信状況によって多少の誤差が生じる。
また、第2判定値記憶部11は、通信エラー判定部12での判定に用いられる第2判定値を記憶する記憶部である。第2判定値は、ゲートウェイ装置1でエラーが生じたと判定するために用いられる判定値であり、各メッセージA〜F毎に決められる。また、第2判定値は、ゲートウェイ装置1が正常時に送信バッファ5A〜5Fが送信すべきメッセージ数に基づいて定められる。本実施形態では、第2判定値として、下記式(2)で算出される値を用いるものとする。なお、式(2)において、リセット周期時間とは、送信カウンタ9が計数を開始してから、又は、送信カウンタ値が一度リセットされてから、送信カウンタ値が次にリセットされるまでの時間である。
第2判定値 = (リセット周期時間)/(メッセージの送信周期) ・・・式(2)
また、この第2判定値は、ゲートウェイ装置1が正常である場合に、リセット周期時間の間にゲートウェイ装置1が送信しているはずのメッセージA〜Fの数を表わしている。ゲートウェイ装置1が正常であれば、この第2判定値は送信カウンタ値に一致するはずである。なお、本実施形態では、受信カウンタ8と送信カウンタ9とのリセット周期時間は同じに設定しているため、式(1)と式(2)のリセット周期時間が等しく、したがって、第1判定値と第2判定値とは等しくなるようになっている。
さらに、通信エラー判定部12は、受信カウンタ8で計数した受信カウンタ値に基づいて、第1通信エラーが生じているかどうかを判定するための判定部であり、また、上記受信カウンタ8で計数した受信カウンタ値と、送信カウンタ9で計数した送信カウンタ値とに基づいて、第2通信エラーが生じているかどうかを判定するための判定部である。ここで、第1通信エラーとは、メッセージA〜Fの送信元であるノード装置2,3から当該送信元ノード装置2,3が接続された側のネットワークCAN1,CAN2までに生じた通信エラーのことを指し、主としてノード装置2,3からのメッセージの送信異常を指す。また、第2通信エラーとは、ゲートウェイ装置1で生じた通信エラーのことを指し、主としてゲートウェイ装置1からのメッセージの送信異常を指す。
詳しくは、通信エラー判定部12は、判定制御部15の制御によって、受信カウンタ8、送信カウンタ9、第1判定値記憶部10及び第2判定値記憶部11から、各メッセージA〜Fに対応した受信カウンタ値、送信カウンタ値、第1判定値及び第2判定値をそれぞれ読み出し、受信カウンタ値と第1判定値とを比較した比較結果に基づいて第1通信エラーを判定し、更に、受信カウンタ値と第1判定値とを比較した比較結果、並びに、送信カウンタ値及び第2判定値を比較した比較結果に基づいて第2通信エラーが生じているか否かを判定するようになっている。
具体的には、通信エラー判定部12では、メッセージA〜F毎に受信カウンタ値と第1判定値との差の絶対値(以下適宜、「受信比較結果値」という)を算出し、当該受信比較結果値が、第1許容値よりも大きければ第1通信エラーが生じているものと判定するようになっている。
受信比較結果値は通信システムが正常であれば第1許容値以下となるはずの値である。
したがって、受信比較結果値が第1許容値より大きくなるということは、メッセージA〜Fの送信元であるノード装置2,3から当該送信元ノード装置2,3が接続された側のネットワークCAN1,CAN2までに通信エラーが生じていることを示しているに他ならない。
また、通常、通信エラー判定部12で上記比較を行なう際には設定値と実測値との間で所定の誤差が生じるが、このような誤差がエラー判定に影響を及ぼさないように考慮した第1許容値を用いることによって誤判定を生じさせることなくエラー判定を行なうことができる。なお、第1許容値は、第1通信エラーを適切に判定できるように、各メッセージA〜F毎に実験的に求められる値である。
さらに、通信エラー判定部12は、メッセージA〜F毎に送信カウンタ値と第2判定値との差の絶対値(以下適宜、「送信比較結果値」という)を算出するようになっている。そして、当該送信比較結果値が第2許容値よりも大きく、且つ、当該受信比較結果値が第1許容値以下である場合(即ち、第1通信エラーが発生したと判定されていない場合)に、第2通信エラーが生じていると判定するようになっている。
送信比較結果値は通信システムが正常であれば第2許容値以下となるはずの値である。したがって、送信比較結果値が第2許容値より大きくなるということはメッセージA〜Fの送信元であるノード装置2,3からゲートウェイ装置1の送信バッファ5A〜5Fまでに通信エラーが生じていることを示しているに他ならない。また、第1通信エラーが発生したと判定されていない場合には、ゲートウェイ装置1がメッセージA〜Fの送信元であるノード装置2,3から正常にメッセージA〜Fを受信できていることになる。よって、ゲートウェイ装置1で通信エラーが生じていることになるのである。
また、第1通信エラーの判定の場合と同様に、通常は、第2通信エラーの判定のために上記比較を行なう際にも所定の誤差が生じるが、第2許容値を用いることにより、誤差の影響を受けることなく判定を行なうことができる。なお、第2許容値も、第1許容値と同様に、第2通信エラーを適切に判定できるように、各メッセージA〜F毎に実験的に求められるものである。
本実施形態では、通信エラー判定部12は、第1判定部16と第2判定部17とを備えている。
第1判定部16は、読み込んだ受信カウンタ値、送信カウンタ値、第1判定値及び第2判定値から、受信比較結果値が第1許容値以下であり、且つ、送信比較結果が第2許容値以下である場合に通信が正常に行なわれていると判定するようになっている。
また、第2判定部17は、第1判定部16で通信が正常に行なわれていると判定されなかった場合に、受信比較結果値が第1許容値よりも大きいか否かの比較を行ない、受信比較結果値が第1許容値よりも大きい場合は第1通信エラーが生じていると判定し、それ以外の場合(即ち、受信比較結果値が第1許容値以下である場合)は第2通信エラーが生じていると判定するようになっている。
また、通信エラー判定部12での判定結果は、エラー処理部14に送られるようになっている。
さらに、カウンタリセット部13は、判定制御部15の制御にしたがって所定のリセット周期時間毎に受信カウンタ値及び送信カウンタ値を全てリセットし、受信カウント値及び送信カウント値がゼロになるようになっている。したがって、図3(a)に示すように、受信バッファ4A〜4FがメッセージA〜Fを受信する度に受信カウンタ8は当該メッセージA〜Fを計数するが、リセット周期時間が経過すると受信カウンタ値はリセットさ
れてゼロなる。また、図3(b)に示すように、送信バッファ5A〜5FがメッセージA〜Fを送信する度に送信カウンタ9は当該メッセージA〜Fを計数するが、リセット周期時間が経過すると送信カウンタ値もリセットされてゼロになる。
また、エラー処理部14は通信エラー判定部12で第1通信エラー又は第2通信エラーが生じていると判定された場合に、その通信エラーに応じたエラー処理を行なうものである。ここでは、エラー処理部14は車両のインジケータ(図示省略)に接続され、第1通信エラー又は第2通信エラーが生じていると判定された場合に、インジケータに当該通信エラーが検知されたことを表示させるようになっている。
さらに、判定制御部15は、通信エラー判定部12及びカウンタリセット部13を制御するものである。また、判定制御部15は上記判定を行なうタイミングを決定するための時間(以下適宜、「リセット時間」)を計測することができるようになっていて、このリセット時間が上記リセット周期時間を経過するたびに周期的に通信エラー判定部12に判定を行なわせ、また、カウンタリセット部13に受信カウンタ値及び送信カウンタ値のリセットを行なわせるようになっている。さらに、判定制御部15は、リセット周期時間を任意に設定できるようになっている。
本実施形態の通信システム及びゲートウェイ装置1は以上のように構成されている。したがって、使用時には、判定制御部15がリセット周期時間を設定した上で、以下のようにして通信エラーの検知を行なう。
図4に示すように、まず、通信システムが起動すると、通信エラー検知部7は通信エラーの検知を開始する(ステップs1)。また、通信システムの起動に伴い、受信カウンタ8及び送信カウンタ9は、それぞれのメッセージA〜Fの計数を開始し、メッセージA〜Fが送受信されるたびに各メッセージA〜Fをカウントする。
次に、ステップs2では、判定制御部15がリセット時間の初期化を行なう。
続いて、ステップs3では、判定制御部15がリセット時間の初期化後リセット周期時間が経過したか否かの判定を行なう。判定制御部15は、リセット周期時間が経過していなければこのステップs3の判定を繰り返し、経過していれば次にステップs4に進む。
ステップs4では、判定制御部15は、通信エラー判定部12に所定のメッセージのカウンタ値と判定値とを取り込ませる。なお、本実施形態では、通信エラー検知部7はメッセージA、B・・・Fの順に通信エラー検出を行なうようになっているものとする。
したがって、判定制御部15の制御により、通信エラー判定部12は、まず、受信カウンタ8からメッセージAの受信カウント値を読み込み、送信カウンタ9からメッセージAの送信カウント値を読み込み、また、第1判定値記憶部10からメッセージAに対応した第1判定値を読み込み、第2判定値記憶部11からメッセージAに対応した第2判定値を読み込む。なお、読み込まれた受信カウント値は、受信バッファ4Aで受信したメッセージAの数に等しく、読み込まれた送信カウント値は、送信バッファ5Aから送信されたメッセージAの数に等しい。
カウント値及び判定値の読み込みの後、ステップs5に進む。
ステップs5では、第1判定部16が、受信カウンタ値と第1判定値との比較をして受信比較結果値の算出を行ない、また、送信カウンタ値と第2判定値との比較をして送信比較結果値の算出を行なう。そして、受信比較結果値が第1許容値以下であり、且つ、送信比較結果が第2許容値以下である場合にはステップs6に進み、通信が正常であると判定し、次いでステップs11に進む。一方、それ以外であれば、即ち、受信比較結果値が第1許容値より大きいか、又は、送信比較結果が第2許容値より大きい場合には、ステップ
s5のNOルートを通ってステップs7に進む。
ステップs7では、第2判定部17が受信カウンタ値と第1判定値との比較を行なう。具体的には、受信カウンタ値と第1判定値との差の絶対値である受信比較結果が第1許容値よりも大きいか否かの判定を行なう。そして、当該受信比較結果が第1許容値よりも大きければ、ステップs7のYESルートを通ってステップs8に進み、それ以外であればステップs7のNOルートを通ってステップs9に進む。そして、ステップs8では、第2判定部17は、本通信システムで第1通信エラーが生じていると判定する。一方、ステップs9では、当該受信比較結果値が第1許容値以下であり、且つ、送信比較結果値が第2許容値よりも大きいと判定されたことになるため、第2判定部17は、本通信システムで第2通信エラーが生じていると判定する。
ステップs8,s9の後、処理はステップs10に進む。
ステップs10では、エラー処理が行なわれる。具体的には、エラー処理部14が車両のインジケータを制御し、生じていると判定された第1通信エラー又は第2通信エラーの発生を表示させる。その後、ステップs11に進む。
ステップs11では、判定制御部15が、全メッセージA〜Fの通信エラー検知を行なったか否かの判定を行なう。全メッセージA〜Fの検知を行なった場合にはステップs12に進むが、全メッセージの検知が完了していない場合にはステップs4に戻り、次のメッセージB,C・・・Fのカウンタ値及び判定値をそれぞれ順に通信エラー判定部12に読み込ませて、ステップs4〜s11を繰り返して通信エラーの検知を行なう。
ステップs12では、全メッセージA〜Fの通信エラー検知が完了しているため、判定制御部15がカウンタリセット部13を制御して受信カウンタ8内の受信カウンタ値及び送信カウンタ部11の送信カウンタ値をリセットし、それぞれゼロに戻す。
そして、ステップs2に戻り、上記の通信エラー検知を繰り返す。
以上のようにして、ゲートウェイ装置1は、第1通信エラー及び第2通信エラーが発生しているか否かの判定を行ない、通信エラーを検知するのである。
このように、本実施形態のゲートウェイ装置1及び通信システムは、通信システムのどこで通信エラーが生じているかを検知することができる。
即ち、第1通信エラーが生じているか否かを判定することで、通信システムにおいて、上記ノード装置2,3から上記第1のネットワークCAN1,CAN2までに生じる通信エラーを検知することができる。また、第2通信エラーが生じているか否かを判定することで、通信システムにおいて、ゲートウェイ装置1で通信エラーで生じる通信エラーを検知することができる。
特に、CANのようなマルチマスタ型のネットワークにおいては、従来、通信エラーの発生位置を特定することが著しく困難であったため、本実施形態のゲートウェイ装置1及び通信システムのような構成により通信システムのどこで通信エラーが生じているかを検知できるようになることは、非常に大きな利点である。
さらに、本実施形態のゲートウェイ装置1及び通信システムによれば、通信システムのネットワークCAN1,CAN2間で2以上のメッセージA〜Fを送受信する場合でも、各メッセージA〜F毎に通信エラーの検出を行なうことができる。
また、本実施形態のように通信システム全体で同一のリセット周期時間を設けるようにすれば、ゲートウェイ装置1に接続されたネットワークCAN1,CAN2上の全てのノード装置2,3、即ち、ゲートウェイ装置1を介してメッセージA〜Fの送受信を行なう全てのノード装置2,3を、同じタイミングで監視することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
例えば、上記の実施形態では第1通信エラーと第2通信エラーとの両方を判定可能に構成したが、適宜、これらのいずれか一方だけを判定するように構成しても良い。
また、通信エラーの検出要領は上記実施形態のものに限定されず、第1通信エラー又は第2通信エラーを検出できる限り任意に変形して実施することができる。例えば、図5のフローチャートに示すようにして通信エラーの検出を行なっても良い。即ち、図5の要領では、ステップs5′で受信比較結果値と第1許容値とを比較し、受信比較結果値が第1許容値以下であればステップs7′に進み、それ以外ではステップs8に進んで第1通信エラーを判定する。また、ステップs7′では送信比較結果値と第2許容値とを比較し、送信比較結果値が第2許容値以下であればステップs6に進んで通信が正常であると判定し、それ以外ではステップs9に進んで第2通信エラーを判定する。このような検知要領でも、第1通信エラー及び第2通信エラーを判定して、通信システムのどこで通信エラーが生じているかを検知することができる。なお、図5において図4と同様の符号を用いて示すステップは、図4と同様のものを表わす。
さらに、上記実施形態ではCANを用いた車載LANを例に挙げて説明したが、本発明は、CAN以外のプロトコルを用いた通信システムや、車載LAN以外のネットワークを用いた通信システムにも用途も適用することができる。
また、上記の実施形態ではノード装置がメッセージを周期的に送信する場合を例にして説明したが、メッセージが周期的に送信されない場合においても上記通信エラーの検出を行なうことができる。例えば、上記の第1判定値、第2判定値、第1許容値及び第2許容値を実験的或いは経験的に設定したり、フィードバックにより適合値として設定したりすれば、システムの変更などによってさまざまな通信状態が変化しても柔軟に対応することができる。
さらに、リセット周期時間は全通信システムで一定とせず、メッセージ毎、送信元ノード装置毎などによって別々のリセット周期時間を用いるようにしても良い。
また、エラー処理部14での具体的なエラー処理方法は任意であり、例えば、通信エラーが生じたこと及びその通信エラーの内容などを記録しておくようにしても良い。その場合、修理時に通信エラーの発生位置を簡単に特定できるため、修理を効率的に行なうことができる。
さらに、本発明のゲートウェイ装置で接続する第1及び第2のネットワークは、バス型以外にのものでもよい、スター型、リング型等、公知のものを任意に用いることができる。
本発明の通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システムは、FA(ファクトリーオートメーション)、船舶、医療機器、産業機器などをはじめ、通信システムを用いる任意の分野で広く用いることができるが、特に、車両用通信システムなど、CANを用いた通信システムに用いて好適である。
本発明の一実施形態について説明するもので、通信システム及びゲートウェイ装置の概要を模式的に表わす図である。 本発明の一実施形態について説明するもので、通信エラー検知部の機能構成を説明するための機能ブロック図である。 本発明の一実施形態について説明するもので、(a),(b)はそれぞれ、受信カウンタ値及び送信カウンタ値の計数について説明するための図である。 本発明の一実施形態について説明するもので、通信エラー検出の要領を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例を説明するもので、通信エラー検出の要領を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 ゲートウェイ装置
2,3 ノード装置(送信装置、受信装置)
4A〜4F 受信バッファ
5A〜5F 送信バッファ
6 コントローラ
7 通信エラー検知部
8 受信カウンタ
9 送信カウンタ
10 第1判定値記憶部
11 第2判定値記憶部
12 通信エラー判定部(第1通信エラー判定手段,第2通信エラー判定手段)
13 カウンタリセット部
14 エラー処理部
15 判定制御部
16 第1判定部
17 第2判定部

Claims (8)

  1. 第1のネットワークに接続された送信装置から第2のネットワークに接続された受信装置に向けて送信されるメッセージが該受信装置で受信されるように該第1のネットワークと該第2のネットワークとを接続するゲートウェイ装置であって、
    前記送信装置から送信された前記メッセージを前記第1のネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したメッセージを前記第2のネットワークを介して前記受信装置に送信する送信手段と、
    前記受信手段が受信したメッセージを計数する受信計数手段と、
    前記受信計数手段の計数結果に基づいて前記送信装置からのメッセージの送信異常を判定する第1通信エラー判定手段とを備えた
    ことを特徴とする、通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置。
  2. 前記受信手段は、所定の周期で送信されるメッセージを受け取る受信バッファを有しており、
    前記受信計数手段は、前記受信バッファに格納される前記メッセージを計数し、
    前記第1通信エラー判定手段は、
    前記送信装置が正常時に前記受信手段が受信すべきメッセージ数に基づく第1判定値と、前記受信計数手段の計数値との比較結果に基づいて前記送信装置からのメッセージの送信異常を判定する
    ことを特徴とする、請求項1記載の通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置。
  3. 前記送信手段が送信したメッセージを計数する送信計数手段と、
    前記送信計数手段の計数結果に基づいて該ゲートウェイ装置のメッセージの送信異常を判定する第2通信エラー判定手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置。
  4. 前記送信手段は、前記受信手段に受信された前記メッセージを所定の周期で送信するための送信バッファを有しており、
    前記送信計数手段は、前記送信バッファから送信される前記メッセージを計数し、
    前記第2通信エラー判定手段は、
    該ゲートウェイ装置が正常時に前記送信手段が送信すべきメッセージ数に基づく第2判定値と、前記送信計数手段の計数値との比較結果に基づいて該ゲートウェイ装置からのメッセージの送信異常を判定する
    ことを特徴とする、請求項3記載の通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置。
  5. 前記受信計数手段および前記送信計数手段が前記メッセージを計数する時間間隔を設定する計数時間設定手段と、
    前記計数時間設定手段が設定した時間を経過した場合、前記受信計数手段および前記送信計数手段の計数値をリセットするリセット手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載のゲートウェイ装置。
  6. 第1のネットワークに接続された送信装置から第2のネットワークに接続された受信装置に向けて送信されるメッセージが該受信装置で受信されるように該第1のネットワークと該第2のネットワークとを接続するゲートウェイ装置であって、
    前記送信装置から送信された前記メッセージを前記第1のネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したメッセージを前記第2のネットワークを介して前記受信装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段が送信したメッセージを計数する送信計数手段と、
    前記送信計数手段の計数結果に基づいて該ゲートウェイ装置のメッセージの送信異常を判定する第2通信エラー判定手段とを備えた
    ことを特徴とする、通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置。
  7. 前記送信手段は、前記受信手段に受信された前記メッセージを所定の周期で送信するための送信バッファを有しており、
    前記送信計数手段は、前記送信バッファから送信される前記メッセージを計数し、
    前記第2通信エラー判定手段は、
    該ゲートウェイ装置が正常時に前記送信手段が送信すべきメッセージ数に基づく第2判定値と、前記送信計数手段の計数値との比較結果に基づいて該ゲートウェイ装置からのメッセージの送信異常を判定する
    ことを特徴とする、請求項6に記載の通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置。
  8. 送信装置が接続された第1のネットワークと、
    受信装置が接続された第2のネットワークと、
    前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間に接続される請求項1〜7のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置とを備えた
    ことを特徴とする、通信エラー検知機能付の通信システム。
JP2005029910A 2005-02-07 2005-02-07 通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システム Expired - Fee Related JP4603899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029910A JP4603899B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029910A JP4603899B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006217437A true JP2006217437A (ja) 2006-08-17
JP4603899B2 JP4603899B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=36980249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005029910A Expired - Fee Related JP4603899B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4603899B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010494A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Hitachi Ltd ノード装置および障害検知方法
JP2012124747A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Mitsubishi Electric Corp サイクリック通信システム、受信装置、サイクリック通信システムのサイクリック通信方法、受信装置の受信方法および受信プログラム
WO2018180518A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 住友電気工業株式会社 中継装置、検知方法および検知プログラム
JP2019012899A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 富士通株式会社 攻撃検知装置および攻撃検知方法
JP2019126004A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 富士通株式会社 攻撃検知装置および攻撃検知方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05110566A (ja) * 1991-10-14 1993-04-30 Nec Corp Macブリツジバツフア解放方式
JPH05260063A (ja) * 1992-03-12 1993-10-08 Hitachi Ltd ネットワーク中継装置およびネットワークシステムの監視方法
JPH08186592A (ja) * 1994-12-29 1996-07-16 Nec Eng Ltd Lanシステム及びlan間フレーム監視装置
JPH11177549A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Fujitsu Ltd トラフィック監視装置及びトラフィック監視方法
JPH11234280A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Nec Corp Mpoaクライアント装置とmpoaネットワークシステム
JP2000295267A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Nec Corp 集線装置
JP2001186127A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 疎通状況測定装置、疎通状況測定方法及び記憶媒体
JP2004086367A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Toshiba Corp プラントネットワーク健全性診断装置とその方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05110566A (ja) * 1991-10-14 1993-04-30 Nec Corp Macブリツジバツフア解放方式
JPH05260063A (ja) * 1992-03-12 1993-10-08 Hitachi Ltd ネットワーク中継装置およびネットワークシステムの監視方法
JPH08186592A (ja) * 1994-12-29 1996-07-16 Nec Eng Ltd Lanシステム及びlan間フレーム監視装置
JPH11177549A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Fujitsu Ltd トラフィック監視装置及びトラフィック監視方法
JPH11234280A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Nec Corp Mpoaクライアント装置とmpoaネットワークシステム
JP2000295267A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Nec Corp 集線装置
JP2001186127A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 疎通状況測定装置、疎通状況測定方法及び記憶媒体
JP2004086367A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Toshiba Corp プラントネットワーク健全性診断装置とその方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010494A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Hitachi Ltd ノード装置および障害検知方法
JP2012124747A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Mitsubishi Electric Corp サイクリック通信システム、受信装置、サイクリック通信システムのサイクリック通信方法、受信装置の受信方法および受信プログラム
WO2018180518A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 住友電気工業株式会社 中継装置、検知方法および検知プログラム
JP2018174480A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 住友電気工業株式会社 中継装置、検知方法および検知プログラム
JP2019012899A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 富士通株式会社 攻撃検知装置および攻撃検知方法
US11057400B2 (en) 2017-06-29 2021-07-06 Fujitsu Limited Device and method for detecting attack in network
JP2019126004A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 富士通株式会社 攻撃検知装置および攻撃検知方法
JP7172043B2 (ja) 2018-01-19 2022-11-16 富士通株式会社 攻撃検知装置および攻撃検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4603899B2 (ja) 2010-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11539727B2 (en) Abnormality detection apparatus and abnormality detection method
KR101575547B1 (ko) 캔 통신 시스템의 에러 분산감지 방법 및 캔 통신 시스템
JP2006222649A (ja) ネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置
JP6451546B2 (ja) 通信ネットワーク及び中継装置
WO2013094072A1 (ja) 通信システム及び通信方法
US10404721B2 (en) Communication device for detecting transmission of an improper message to a network
WO2016080421A1 (ja) 通信システム及び通信装置
CN110546921B (zh) 不正当检测方法、不正当检测装置以及程序
JP2008236408A (ja) 車載用多重通信装置
US11431579B2 (en) Anomaly detection device, anomaly detection system, and control method
JP4603899B2 (ja) 通信エラー検知機能付のゲートウェイ装置及び通信システム
JP2014039085A (ja) 車載通信システム及び中継装置
JP2006287739A (ja) ゲートウェイ装置
JP2009202720A (ja) 通信システム、その異常推定方法、及び情報読出装置
US11394726B2 (en) Method and apparatus for transmitting a message sequence over a data bus and method and apparatus for detecting an attack on a message sequence thus transmitted
JP2016074355A (ja) ゲートウェイ装置
JP2006191404A (ja) ショート故障検出装置及びノード装置
US9499174B2 (en) Method and apparatus for isolating a fault-active controller in a controller area network
JP2009302783A (ja) 通信ネットワークの故障検知方法及び故障検知システム
JP2008227591A (ja) 車載用の中継接続ユニット
JP2019097088A (ja) シリアル通信システム
JP6527647B1 (ja) 不正検知方法、不正検知装置及びプログラム
JP2006222800A (ja) 多重通信装置
JP2020096319A (ja) 通信システム
JP2010095134A (ja) 通信中継装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080201

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees