JP2006217238A - 情報処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
回線品質を起因とした遅延や揺らぎを抑制したデータ通信を行えるようにした情報処理装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】
送信側ファックス30は、インターネット(WAN70)を介して指定サーバ60と接続され、指定サーバ60で管理された修正パラメータ(最適な通信パラメータ)を手動、若しくは自動で取得する。送信側ファックス30からファックス通信を行う際には、指定サーバ60から取得した修正パラメータの少なくとも一部を適応してファックス通信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネットを利用してデータ通信を行う情報処理装置およびその制御方法に係わり、詳しくは、回線品質を起因とした遅延や揺らぎを抑制したデータ通信を行えるようにした情報処理装置およびその制御方法に関する。
近年、インターネットの急速な普及に伴い、インターネット(IP通信)網を利用した情報処理装置が使用されることが多くなった。
このような情報処理装置、例えばインターネットファックスによると、インターネット網に接続されたパーソナルコンピュータなどから、直接電子メールなどで指定した送信先に文書等を送信することができる。このため、相手先に送信する文書等を一旦用紙などに出力する必要もなくなり、さらに相手先がイントラネット上、すなわち公衆回線網を介さずに通信できるならば通信費もかかることがなく、通信費用の大幅な削減が可能になる。
一方、受信側では電子メールの添付ファイルとして文書等を受信することができるので、必ずしも用紙などに出力する必要がなくなるため、無駄な出力処理を抑え、ペーパレスに貢献できる。
また、インターネットファックスは、2種類に大別され、従来のファックスと外付けのゲートウェイとを用いたインターネットファックスと、もともとインターネットでの通信用に製造されたインターネットファックスとがある。
つまり、図7(a)に示すように、従来のファックスにゲートウェイを接続して、ゲートウェイでAD変換を行うことにより従来のファックスをインターネットファックスとして利用する方法が前者であり、これに対して(b)に示すように、ファックス自身からデジタル信号を送出し、予めインターネットでの利用を目的として製造されたものが後者である。
この前者にあたる従来のファックスにおいて、ファックス送信時の通信効率に考慮した技術としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
この特許文献1の発明では、各宛先に対応し、通信変調方式、通信ボーレート、通信速度の中から必要なパラメータを過去の通信履歴より決定し、最適な通信パラメータを設定するという技術について言及されている。
特開平11−027493号
ところで、インターネットファックスにおいては、インターネット網を利用して通信を行うため、インターネット網を構成するサーバに接続する必要がある。そのため、サーバを持たない、企業や個人がインターネットを利用するためにはプロバイダー、すなわち、インターネット接続サービスを提供する通信サービス事業者を介してインターネット網を利用する必要がある。
このようなプロバイダーと称される通信サービス事業者は数多くあり、またそれぞれの回線特性が異なる。そのために、回線品質を起因とした遅延や揺らぎが発生することがあった。
そして、これら遅延や揺らぎが生じる場合には、その送信先毎にファックス通信時のパラメータを個別に設定して対処する方法がとられていた。しかしながら、このようなパラメータの設定は、顧客からカスタマーエンジニアに依頼し、カスタマーエンジニアにより、送信先毎にパラメータを設定する必要があったため、その作業が煩雑であり、このように決めうちで固定のパラメータを設定するといった対処方法によると、今後のインターネット環境の変化に対応できないものであった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、回線品質を起因とした遅延や揺らぎを抑制するための通信パラメータを手動若しくは自動で取得し、取得した通信パラメータの少なくとも一部を適応してデータ通信を行えるようにした情報処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、インターネットを利用してデータ通信を行う情報処理装置において、前記データ通信時に用いる通信パラメータを前記インターネットを介して接続されたサーバから取得する通信パラメータ取得手段と、データ通信先に応じて前記通信パラメータ取得手段で取得した少なくとも一部の通信パラメータをデータ通信時の通信パラメータに設定するパラメータ設定手段と、前記パラメータ設定手段により設定された通信パラメータを用いてデータ通信を行うデータ通信手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記通信パラメータ取得手段は、予め設定された特定の時刻に前記サーバより通信パラメータを自動取得することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記通信パラメータ取得手段は、ユーザからの指示に基づき前記サーバより通信パラメータを取得することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記パラメータ取得手段で取得した通信パラメータを表示するための表示手段と、前記表示手段に表示された通信パラメータを全て適応するか、若しくはその一部を適応するかのユーザ指示を入力するための操作手段とを更に具備し、前記パラメータ設定手段は、前記操作手段から入力されたユーザ指示に基づいて、前記パラメータ取得手段で取得した通信パラメータの全て若しくは、その一部の通信パラメータをデータ通信時の通信パラメータに設定することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記データ通信手段によるデータ通信結果の内、データ通信時に発生した通信不具合に関する通信ログを記憶する通信ログ記憶手段を更に具備することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記パラメータ取得手段は、前記通信ログ記憶手段に対する前記通信不具合に関する通信ログの記憶に対応して前記サーバより通信パラメータを自動取得することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の発明において、前記データ通信手段によるデータ通信結果の内、回線品質に起因したエラーが発生しなかったデータ通信時の通信先情報と、該データ通信時の通信パラメータとを含む情報を前記サーバに通知する通信パラメータ通知手段を更に具備し、前記サーバは、前記通信パラメータ通知手段により通知された通信先情報と、該データ通信時の通信パラメータとを含む情報を管理することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、インターネットを利用してデータ通信を行う情報処理装置の制御方法において、前記データ通信時に用いる通信パラメータを前記インターネットを介して接続されたサーバから通信パラメータ取得手段で取得し、データ通信先に応じて前記通信パラメータ取得手段で取得した少なくとも一部の通信パラメータをパラメータ設定手段でデータ通信時の通信パラメータに設定し、前記パラメータ設定手段により設定された通信パラメータを用いてデータ通信手段でデータ通信を行うことを特徴とする。
本発明によれば、インターネットを利用したデータ通信時に用いる通信パラメータをインターネットを介して接続されたサーバから取得し、データ通信先に応じて取得した通信パラメータの少なくとも一部の通信パラメータをデータ通信時の通信パラメータに設定し、設定された通信パラメータを用いてデータ通信を行うように構成したため、常に最新でかつ、最適な通信パラメータを用いてデータ通信が行えるので、目まぐるしく進歩するインターネット環境においてもその変化に対応することができ、回線品質を起因とした遅延や揺らぎを抑制したデータ通信が行える。
以下、この発明に係わる情報処理装置およびその制御方法の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる情報処理装置をインターネット網に適用した全体構成を示す図である。なお、本実施例においては、本発明に係わる情報処理装置を送信側ファックス30に適用した場合を示す。
同図に示されるように、WAN(Wide Area Network)70を介して、送信側ファックス30と、受信側ファックス40と、指定サーバ60とがそれぞれ接続されている。なお、ここでは各装置がWAN70を介して接続される場合を説明するが、本発明の機能が実行されるのであれば、特に接続形態は問わない。
送信側ファックス30としてのインターネットファックスは、ファックス10とゲートウェイ20とを具備して構成されており、ファックス10はアナログ式のファックスであり、ゲートウェイ20は、変復調装置であり、デジタル信号をアナログ公衆網にのせるための変調、およびアナログ信号をデジタル網にのせるための復調を行う。
すなわち、ファックス10から出力されたアナログ信号をゲートウェイ20によりデジタル信号に変換することでインターネットを利用したファックス送信が行え一方、ファックス受信の場合には、受信したデジタル信号をゲートウェイ20によりアナログ信号に変換することで、インターネットを利用した外部からのファックス受信が行える。ファックス10とゲートウェイ20とが連携することでインターネットファックスとしての機能を果たすこととなる。なお、同図には図示しないが送信側ファックス30は、WAN70上に複数台接続されている。
一方、対向機A(40a)と、対向機B(40b)と、対向機C(40c)は、受信側ファックス40としてのインターネットファックスであり、送信側ファックス30からファックス送信されたデータを受信するファックスを示している。詳細は後述するが、この受信側ファックス40は、それぞれ異なったサービス事業者50を利用してファックス通信を行っており、それぞれのサービス事業者50によって回線品質が異なることで、ファックス通信の受信状況が異なることとなる。
サービス事業者A(50a)と、サービス事業者B(50b)と、サービス事業者C(50c)と、サービス事業者D(50d)は(以下、これらを総称してサービス事業者50という)、インターネット接続サービスを提供する通信サービス事業者である。サービス事業者50は、インターネット網に接続するための回線をそれぞれ保持し、企業や個人がインターネットを利用するためには、かかる回線を利用することとなるが、これら回線は、サービス事業者50によってそれぞれ異なった特性を持つ。
例えば、送信側ファックス30から対向機A(40a)に対しては、問題なくファックス通信が行えた場合でも、同一の通信パラメータを用いて、対向機B(40b)および対向機C(40c)に対して正常にファックス通信が行えるとは限らない。例えば、サービス事業者50それぞれが持ち合わせた回線特性により、ファックス通信した際に遅延や揺らぎなどの現象が生じることとなる。
指定サーバ60は、ファックス通信時に用いる通信パラメータを修正パラメータとして管理し、その情報を送信側ファックス30と授受するサーバである。ここには、送信側ファックス30でなされたファックス通信の中で、回線特性等の影響を受けずに通信が上手く行えた時の通信パラメータが修正パラメータとして管理され、その情報は、図示しない複数台の送信側ファックス30により適宜更新され常に最新の修正パラメータが管理されることとなる。ここで管理された修正パラメータは、送信側ファックス30に提供され、提供を受けた送信側ファックス30では、最適な通信パラメータを用いてファックス通信を行えることとなる。
図2は、送信側ファックス30および指定サーバ60の内部構成を示す図である。
送信側ファックス30は、各種処理機能部として、表示操作部31と、パラメータ設定部32と、ファックス通信部33と、修正パラメータ取得部34と、記憶部35と、通信ログ通知部36とを具備して構成される。
表示操作部31は、LCD(Liquid Crystal Display )などの表示用デバイスと、テンキーなどの入力用デバイスとを具えたユーザインターフェースである。ユーザは、表示操作部31からの手動操作により指定サーバ60で管理された修正パラメータ61aを取得することができる。
パラメータ設定部32は、ファックス通信先に応じて、ファックス通信時に用いる通信パラメータを設定する処理部である。具体的には、後述する修正パラメータ取得部34により指定サーバ60から取得した修正パラメータ61aを、対応するファックス通信先の通信パラメータに設定する。
ファックス通信部33は、パラメータ設定部32により設定された通信パラメータを用いてファックス通信を行う処理部である。ここで、通信した情報は、記憶部35にて通信ログ35aとして保持されることとなる。また、ファックス通信部33は、外部、例えば、対向機A(40a)からファックス受信を行う役割も果たす。
修正パラメータ取得部34は、指定サーバ60で管理された最新の修正パラメータ61aを取得する処理部である。具体的には、該当する修正パラメータ61aが指定サーバ60にあるか否かの問い合わせを行い、該当する修正パラメータ61aがある場合には、かかるパラメータを受信し、記憶部35に通信パラメータ35bとして格納する。
さらに、修正パラメータ取得部34は内部に、カレンダー機能およびタイマー機能を有する計時部34aを備え、定刻取得モード設定時には、特定の時刻になると自動で指定サーバ60に修正パラメータ61aの問い合わせを行い、取得することもできる。
記憶部35は、電気的に消去(書き換え)可能であり、電源を切ってもデータは消えない不揮発性メモリ等の記憶装置である。先に述べた通り、ここには、通信不具合情報などを含む通信ログ35aや、指定サーバ60から受信した通信パラメータ35bを含むデータが記憶される。
この通信ログ35aでは、図3に示されるように、パラメータ番号に対応して、送信先電話番号と、通信モードと、通信スピードと、リトライ回数と、バッファと、タイムアウト時間とを含むデータが管理されている。
送信先電話番号は、ファックス送信先の電話番号を示し、この電話番号からサービス事業者50を特定することができる。具体的には、パラメータ番号001の場合、「050」に続く「1111」により、ファックス送信先のサービス事業者50を特定することができる。
バッファは、揺らぎや遅延を吸収する機能を果たすものである。例えば、バッファを大きくしたならば、揺らぎが吸収できるが遅延は大きくなってしまい、一方、バッファを小さくしたならば、揺らぎの吸収が行えないが遅延は小さくなる。
また、タイムアウト時間は、その値を小さくしたならば、リトライ回数が増えることとなり、一方、タイムアウト時間を大きくしたならば、リトライ回数が減少するが接続時間が長くなってしまう等の問題がある。すなわち、バッファの大きさやタイムアウト時間等の通信パラメータを調整し最適な通信パラメータを設定することで、安定したファックス通信が行えることとなる。
図2に戻り、通信ログ通知部36は、上述した記憶部35の通信ログ35aに保持された通信記録の中から、回線特性等の影響を受けずに通信が上手く行えた時の通信パラメータを取得し、指定サーバ60に通知する処理部である。この通信ログ通知部36から、最適な通信パラメータが指定サーバ60に通知されることによって、指定サーバ60では、常に最新でかつ、最適な修正パラメータ61aが管理されることとなる。
指定サーバ60は、内部に修正パラメータ61aを記憶するための記憶部61を有し、送信側ファックス30と通信を行うことで、かかるパラメータを最新のものに更新したり、送信側ファックス30に修正パラメータ61aを送信する役割を果たすサーバである。
この記憶部61には、送信側ファックス30でなされたファックス通信の中で、回線特性等の影響を受けずに通信が上手く行えた時の通信パラメータが修正パラメータ61aとして管理されており、ここには、図4に示されるように、パラメータ番号に対応して、サービス事業者と、通信モードと、通信スピードと、リトライ回数と、バッファと、タイムアウト時間とを含むデータが管理されている。
上述した送信側ファックス30の修正パラメータ取得部34により、指定サーバ60から修正パラメータ61aを取得する場合には、大項目としてサービス事業者の一致、中項目として通信モードの一致、小項目として通信スピードやリトライ回数により最適な修正パラメータ61aを取得し、適応することとなる。以上が送信側ファックス30および指定サーバ60の内部構成を示す各機能ブロック図の説明である。
なお、送信側ファックス30は、先に述べた通り、ファックス10とゲートウェイ20とを具備して構成されたものであるが、本発明の機能が実行されるのであれば、上述した送信側ファックス30を構成する各種処理機能(機能ブロック)は、ファックス10およびゲートウェイ20のいずれに備わっていてもよく、例えば、ファックス10に全ての各種処理機能が備わっていてもよいし、ゲートウェイ20に全ての各種処理機能が備わっていてもよい。
図5は、本発明に係わる送信側ファックス30における制御処理(修正パラメータ取得処理)の動作を説明するフローチャートである。
送信側ファックス30の動作設定で、自動取得モードが設定されている場合には(ステップS101でYES)、通信不具合に関する通信ログ35aが記憶されたか否かの判断が修正パラメータ取得部34にてなされる(ステップS102)。この通信不具合に関する通信ログ35aとは、例えば、所定の回数を上回るリトライ回数を行ってファックス通信がなされた通信記録である。
通信不具合に関する通信ログ35aが記憶された場合には(ステップS102でYES)、修正パラメータ取得部34から指定サーバ60へと修正パラメータ61aの問い合わせが行われることとなるが一方、通信不具合に関する通信ログ35aが記憶されてない場合には(ステップS102でNO)、定刻取得モードであるか否かの判断が修正パラメータ取得部34にてなされる(ステップS103)。
ここで、定刻取得モードでない場合には(ステップS103でNO)、再び、ステップS101に戻ることとなるが一方、定刻取得モードである場合には(ステップS103でYES)、定刻か否かの判断がなされる(ステップS104)。これは、予めユーザにより特定の時刻が設定され、その時刻になったか否かが修正パラメータ取得部34により判断される。
この判断により、定刻になったと判断された場合は(ステップS104でYES)、修正パラメータ取得部34から指定サーバ60へと修正パラメータ61aの問い合わせが行われることとなるが一方、定刻でないと判断された場合は(ステップS104でNO)、再び、ステップS101に戻る。
また、ステップS101で自動取得モードでない場合には(ステップS101でNO)、ユーザによる手動設定要求があるか否かの判断が行われる(ステップS105)。すなわち、ユーザが表示操作部31を操作して、指定サーバ60から修正パラメータ61aを取得するようにユーザ指示を入力したか否かの判断である。
ここで、ユーザにより手動設定要求がなされていない場合には(ステップS105でNO)、再び、ステップS101に戻ることとなるが一方、ユーザにより手動設定要求がなされた場合には(ステップS105でYES)、修正パラメータ取得部34から指定サーバ60へと修正パラメータ61aの問い合わせが行われる。
このようにして送信側ファックス30から指定サーバ60へと修正パラメータ61aの問い合わせがなされると(ステップS106)、その結果が、指定サーバ60より応答として返送され、修正パラメータ取得部34では、適応可能な修正パラメータ61aがあるか否かが判断される(ステップS107)。先に述べた通り、サービス事業者の一致、通信モードの一致、通信スピードやリトライ回数といった優先順位により適応可能な修正パラメータ61aがあるか否かの判断がなされる。
この判断の結果、適応可能な修正パラメータ61aがない場合には(ステップS107でNO)、再び、ステップS101に戻ることとなるが一方、適応可能な修正パラメータ61aがある場合には(ステップS107でYES)、修正パラメータ取得部34は、該当する修正パラメータ61aを取得する(ステップS108)。
修正パラメータ61aを取得すると、次に、この修正パラメータ取得処理がユーザによる手動設定要求をトリガーとして行われたか否かを判断し(ステップS109)、ユーザによる手動設定要求によりなされた場合には(ステップS109でYES)、その一部を通信パラメータとして適応するのか、その全てを通信パラメータとして適応するのかを、ユーザに選択させるための選択画面を表示操作部31に表示する(ステップS110)。
ここで、取得した修正パラメータ61aの値をそのまま全て適応するようにユーザ指示が入力された場合には(ステップS111で全て)、パラメータ設定部32は、かかる指示に従って修正パラメータ61aの値全てを該当する通信先の通信パラメータに適応し、その通信パラメータ35bを記憶部35に格納するが(ステップS113)、一方、取得した修正パラメータ61aの一部の値を適応するようにユーザ指示が入力された場合には(ステップS111で一部)、パラメータ設定部32は、修正パラメータ61aの内、ユーザに選択された一部の修正パラメータ61aの値のみを該当する通信先の通信パラメータに適応し、その通信パラメータ35bを記憶部35に格納して(ステップS112)、この処理を終了する。
また、上記ステップS109でユーザによる手動設定要求以外、すなわち、自動取得モード若しくは、定刻取得モードにより、この修正パラメータ取得処理がなされた場合には(ステップS109でNO)、パラメータ設定部32は、修正パラメータ61aの値全てを該当する通信先の通信パラメータに適応し、その通信パラメータ35bを記憶部35に格納して(ステップS114)、この処理を終了する。なお、自動取得モードおよび定刻取得モードであっても、予め動作設定しておくことで、修正パラメータ61aの一部の値を通信パラメータに適応することもできる。
図6は、本発明に係わる送信側ファックス30における制御処理の動作の一例を示す図である。なお、上記図1と同一のものには同一の符号を付してある。
同図には、送信側ファックス30から対向機40bに対して、ファックス通信を行った状態が示されている。
通信パラメータには、適応前パラメータ(同図下側)に示された値が設定され、この場合、パラメータ番号:001、通信モード:Super G3(01)、通信スピード:22.4Kbpsが設定され、ファックス通信が行われた旨が示されている。そして、そのリトライ処理が6回行われている。これらのデータは、通信ログ35aとして送信側ファックス30の記憶部35に記憶されることとなる。
この場合、リトライ回数が多く通信結果が思わしくなく最適な通信パラメータではないため、送信側ファックス30では、通信パラメータの修正を行うこととなる。
通信パラメータの修正では、まず、送信側ファックス30からWAN70を介して接続された指定サーバ60に問い合わせが行われ、その結果が、指定サーバ60より応答として返送される。
ここで、適応可能な修正パラメータが指定サーバ60にあるときは、その修正パラメータを取得して適応することとなる。この場合、指定サーバ60に適応可能な修正パラメータが存在し、適応後パラメータ(同図下側)が適応されることとなる。
以上説明したように本発明においては、指定サーバ60で管理された修正パラメータ(最適な通信パラメータ)61aを手動、若しくは自動で取得して、取得した修正パラメータ61aの少なくとも一部を適応してファックス通信を行うように構成したため、常に最新でかつ、最適な通信パラメータを用いてデータ通信が行えるので、目まぐるしく進歩するインターネット環境においてもその変化に対応することができ、回線品質を起因とした遅延や揺らぎを抑制したファックス通信が行える。
なお、上記実施例においては、本発明に係わる情報処理装置を送信側ファックス30に適用する場合を説明したが、これに限られず、インターネットを利用してデータ通信を行う機器であれば、OA(Office Automation)機器、家電を問わず適用可能である。
本発明の情報処理装置およびその制御方法は、インターネットを利用してデータ通信を行う情報処理装置全般に適用可能であり、特に、インターネットを利用したデータ通信時に発生する、回線品質を起因とした遅延や揺らぎを抑制する場合に有効利用することができる。
本発明に係わる情報処理装置をインターネット網に適用した全体構成を示す図である。 送信側ファックス30および指定サーバ60の内部構成を示す図である。 記憶部35に記憶された通信ログ35aの一例を示す図である。 指定サーバ60で管理された修正パラメータ61aの一例を示す図である。 本発明に係わる送信側ファックス30における制御処理(修正パラメータ取得処理)の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係わる送信側ファックス30における制御処理の動作の一例を示す図である。 インターネットファックスの概要を示す図である。
符号の説明
10 ファックス
20 ゲートウェイ
30 送信側ファックス
31 表示操作部
32 パラメータ設定部
33 ファックス通信部
34 修正パラメータ取得部
34a 計時部
35 記憶部
35a 通信ログ
35b 通信パラメータ
36 通信ログ通知部
40 受信側ファックス
50 サービス事業者
60 指定サーバ
61 記憶部
61a 修正パラメータ
70 WAN(Wide Area Network)

Claims (8)

  1. インターネットを利用してデータ通信を行う情報処理装置において、
    前記データ通信時に用いる通信パラメータを前記インターネットを介して接続されたサーバから取得する通信パラメータ取得手段と、
    データ通信先に応じて前記通信パラメータ取得手段で取得した少なくとも一部の通信パラメータをデータ通信時の通信パラメータに設定するパラメータ設定手段と、
    前記パラメータ設定手段により設定された通信パラメータを用いてデータ通信を行うデータ通信手段と
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通信パラメータ取得手段は、
    予め設定された特定の時刻に前記サーバより通信パラメータを自動取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記通信パラメータ取得手段は、
    ユーザからの指示に基づき前記サーバより通信パラメータを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記パラメータ取得手段で取得した通信パラメータを表示するための表示手段と、
    前記表示手段に表示された通信パラメータを全て適応するか、若しくはその一部を適応するかのユーザ指示を入力するための操作手段と
    を更に具備し、
    前記パラメータ設定手段は、
    前記操作手段から入力されたユーザ指示に基づいて、前記パラメータ取得手段で取得した通信パラメータの全て若しくは、その一部の通信パラメータをデータ通信時の通信パラメータに設定する
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記データ通信手段によるデータ通信結果の内、データ通信時に発生した通信不具合に関する通信ログを記憶する通信ログ記憶手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記パラメータ取得手段は、
    前記通信ログ記憶手段に対する前記通信不具合に関する通信ログの記憶に対応して前記サーバより通信パラメータを自動取得する
    ことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記データ通信手段によるデータ通信結果の内、回線品質に起因したエラーが発生しなかったデータ通信時の通信先情報と、該データ通信時の通信パラメータとを含む情報を前記サーバに通知する通信パラメータ通知手段
    を更に具備し、
    前記サーバは、
    前記通信パラメータ通知手段により通知された通信先情報と、該データ通信時の通信パラメータとを含む情報を管理する
    ことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の情報処理装置。
  8. インターネットを利用してデータ通信を行う情報処理装置の制御方法において、
    前記データ通信時に用いる通信パラメータを前記インターネットを介して接続されたサーバから通信パラメータ取得手段で取得し、
    データ通信先に応じて前記通信パラメータ取得手段で取得した少なくとも一部の通信パラメータをパラメータ設定手段でデータ通信時の通信パラメータに設定し、
    前記パラメータ設定手段により設定された通信パラメータを用いてデータ通信手段でデータ通信を行う
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008131146A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Ricoh Co Ltd 構内交換機
JP2020136808A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 株式会社リコー 画像通信装置、画像通信方法、及びプログラム

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