JP2010134857A - スケジューラ管理装置、プログラム及びスケジューリングシステム - Google Patents

スケジューラ管理装置、プログラム及びスケジューリングシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 端末と、サービスサーバと、の間の回線における負荷を分散する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 スケジューラ管理装置140は、履歴管理サーバ130で記憶されているサービスサーバへのアクセス履歴を特定するアクセス履歴情報と、回線の利用状況を特定する回線利用履歴情報と、から、特定の期間における回線毎のレスポンスタイムの予測値を算出し、当該予測値が、SLA管理サーバに記憶されているSLA情報に違反しないように、クライアント端末220がサービスサーバ240に接続するための回線を選択して通信スケジュールを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、クライアント端末が接続する回線を選択する技術に関する。
ネットワークの普及により、様々なサービスがネットワーク上で提供されている。これらのサービスの中には、動画配信サービスやテレビ会議サービスなど遅延やパケット損失が発生すると大きな問題となり、QoS(Quality of Service)制御が求められるサービスがある。
例えば、特許文献1には、インターネットで複数のクライアントからサービスサーバに対する多数のリクエストがある環境において、サービスサーバに対するアクセス履歴を参考にし、事前に必要なサービスサーバの数を予測し、その数だけサービスサーバを準備して、準備したサービスサーバにリクエストを適切に振り分けることにより、サービスサーバの負荷を分散する技術が記載されている。
特開2005−141441号公報
特許文献1に記載の技術では、複数のサービスサーバにリクエストを適切に振り分けることにより、サービスサーバの負荷を分散するものであり、端末と、サービスサーバと、の間の回線で遅延やパケット損失が生ずるような場合には、対処することができない。
そこで、本発明は、端末と、サービスサーバと、の間の回線における負荷を分散する技術を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、複数の回線に接続されているクライアント端末の接続先を、過去の履歴からSLA違反とならないように選択する通信スケジュールを生成する。
例えば、本発明は、クライアント端末及びサービスサーバの組合せ毎に、予め定められた期間における通信スケジュールを生成するスケジューラ管理装置であって、レスポンスタイムの要求値を特定する情報を有するSLA情報と、クライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が接続する回線を特定する情報、当該回線の優先順位を特定する情報、当該クライアント端末が接続するサービスサーバを特定する情報、および、当該サービスサーバの優先順位を特定する情報、を有するクライアント情報と、サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバが提供するサービスを特定する情報、および、当該サービスサーバが稼働する日時を特定する情報、を有するサーバ情報と、回線毎に、日付を特定する情報、当該日付における曜日を特定する情報、当該日付における時間を特定する情報、当該日付及び当該時間における帯域の予測値、および、当該日付及び当該時間におけるサービスサーバ毎のレスポンスタイムの予測値を特定する情報、を有する回線状況予測情報と、前記レスポンスタイムの予測値と前記レスポンスタイムの要求値との比率で定まる値の範囲を特定する情報、および、当該値の範囲に対応するSLA違反のレベルを特定する情報、を有するレベル対応情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間を順次選択する処理と、前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働しているか否かを確認する処理と、前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働している場合には、前記クライアント情報より、通信スケジュールを生成する対象となっているクライアント端末が接続する回線のうち、優先順位の高いものから順に回線を特定し、前記回線状況予測情報より、特定した回線における通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバのレスポンスタイムの予測値を特定し、特定したレスポンスタイムの予測値と、前記レスポンスタイムの要求値と、の比率で定まる値が含まれるレベルを前記レベル対応情報より特定し、特定したレベルが予め定められたレベルよりも小さくなる回線を決定し、決定した回線及び当該回線のレベルを前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働していない場合には、使用する回線がないことを示す情報を前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、を行うこと、を特徴とする。
以上のように、本発明によれば、端末と、サービスサーバと、の間の回線における負荷を分散することができる。
図1は、本発明の一実施形態であるスケジューリングシステム100の概略図である。図示するように、スケジューリングシステム100は、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120、履歴管理サーバ130、スケジューラ管理装置140、QoS制御サーバ160、第一ゲートウェイ170A、170B、170C(以下、各々を特に区別しない場合には、第一ゲートウェイ170という)、第一ルータ180A、180B、180C(以下、各々を特に区別しない場合には、第一ルータ180という)、および、第二ルータ190、を備えるサービスプラットフォーム200と、運用管理者端末210と、クライアント端末220A、220B、220C(以下、各々を特に区別しない場合には、クライアント端末220という)と、第二ゲートウェイ230A、230B、230C(以下、各々を特に区別しない場合には、第二ゲートウェイ230という)と、サービスサーバ240A、240B、240Cと、を備える。
そして、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120、履歴管理サーバ130、スケジューラ管理装置140、QoS制御サーバ160、および、運用管理者端末210は、ネットワーク250を介して、相互に情報を送受信することができるようにされている。
また、クライアント端末220Aは、第一回線260A及び第二回線260Bを介して、サービスサーバ240に接続することができるようにされており、クライアント端末220Bは、第二回線260B及び第三回線260Cを介して、サービスサーバ240に接続することができるようにされており、クライアント端末220Cは、第二回線260B及び第三回線260Cを介して、サービスサーバ240に接続することができるようにされている。
なお、図1で示した、クライアント端末220が使用する回線260については、一例に過ぎず、クライアント端末220が複数の回線260を介して、サービスサーバ240に接続することができるようにされていればよい。
図2は、SLA管理サーバ110の概略図である。図示するように、SLA管理サーバ110は、記憶部111と、制御部114と、入力部115と、出力部116と、通信部117と、を備える。
記憶部111は、クライアントSLA情報記憶領域112と、サーバSLA情報記憶領域113と、を備える。
クライアントSLA情報記憶領域112には、クライアント端末220毎に、サービスサーバ240より提供を受けるサービスの品質(通信品質)を特定するクライアントSLA(Service Level Agreement)情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図3(クライアントSLA情報テーブル112aの概略図)に示すようなクライアントSLA情報テーブル112aが、各々のクライアント端末220毎に記憶される(各々のクライアント端末220を特定する情報に対応付けられて記憶される)。
クライアントSLA情報テーブル112aは、SLA項目欄112bと、設定パラメータ欄112cと、を有する。
SLA項目欄112bには、品質を保証するSLAの項目を特定する情報が格納される。
設定パラメータ欄112cには、SLA項目欄12bで特定されるSLA項目に対応する値を特定する情報が格納される。
なお、クライアントSLA情報は、クライアント端末220より予め取得しておけばよい。
図2に戻り、サーバSLA情報記憶領域113には、サービスサーバ240毎に、予め契約で定められたサービスの品質(通信品質)を特定するサーバSLA情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図4(サーバSLA情報テーブル113aの概略図)に示すようなサーバSLA情報テーブル113aが、各々のサービスサーバ240毎に記憶される(各々のサービスサーバ240を特定する情報に対応付けられて記憶される)。
サーバSLA情報テーブル113aは、SLA項目欄113bと、設定パラメータ欄113cと、を有する。
SLA項目欄113bには、品質を保証するSLAの項目を特定する情報が格納される。
設定パラメータ欄113cには、SLA項目欄113bで特定されるSLA項目に対応する値を特定する情報が格納される。
なお、サーバSLA情報は、サービスサーバ240より予め取得しておけばよい。
図2に戻り、制御部114は、SLA管理サーバ110における処理を制御する。
例えば、本実施形態においては、制御部114は、各クライアント端末220より、通信部117を介してクライアントSLA情報を取得し、クライアントSLA情報記憶領域112に記憶する処理、各サービスサーバ240より、通信部117を介してサーバSLA情報を取得し、サーバSLA情報記憶領域113に記憶する処理を行う。
また、制御部114は、スケジューラ管理装置140からの要求を受けた時に、または、予め定められた時に、クライアントSLA情報記憶領域112に記憶されているクライアントSLA情報及びサーバSLA情報記憶領域113に記憶されているサーバSLA情報を、通信部117を介してスケジューラ管理装置140に送信する処理を行う。
入力部115は、情報の入力を受け付ける。
出力部116は、情報を出力する。
通信部117は、ネットワーク250を介して情報を送受信する。
以上に記載したSLA管理サーバ110は、例えば、図5(コンピュータ900の概略図)に示すような、CPU(Central Processing Unit)901と、メモリ902と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置903と、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等の可搬性を有する記憶媒体904に対して情報を読み書きする読書装置905と、キーボードやマウスなどの入力装置906と、ディスプレイなどの出力装置907と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置908と、を備えた一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部111は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部114は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、入力部115は、CPU901が入力装置906を利用することで実現可能であり、出力部116は、CPU901が出力装置907を利用することで実現可能であり、通信部117は、CPU901が通信装置908を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図6は、ユーザ管理サーバ120の概略図である。図示するように、ユーザ管理サーバ120は、記憶部121と、制御部125と、入力部126と、出力部127と、通信部128と、を備える。
記憶部121は、クライアント情報記憶領域122と、サーバ情報記憶領域123と、回線情報記憶領域124と、を備える。
クライアント情報記憶領域122には、クライアント端末220毎に、契約している回線260と、接続するサービスサーバ240と、接続する優先度と、を特定するクライアント情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図7(クライアント情報テーブル122aの概略図)に示すようなクライアント情報テーブル122aが記憶される。
クライアント情報テーブル122aは、クライアント識別子欄122bと、優先順位欄122cと、契約回線欄122dと、通常時接続先欄122gと、接続ポリシ欄122jと、を備える。
そして、契約回線欄122dは、さらに回線識別子欄122eと、優先度欄122fと、を有し、通常時接続先欄122gは、接続先識別子欄122hと、通常時優先度欄122iと、を有し、接続ポリシ欄122jは、優先度欄122kと、利用日欄122lと、開始時間欄122mと、終了時間欄122nと、を有する。
クライアント識別子欄122bには、クライアント端末220を特定する情報が格納される。本実施形態では、クライアント端末220を特定する情報として、各々のクライアント端末220に一意に割り当てられているクライアント識別子が格納される。
優先順位欄122cには、クライアント識別子欄122bで特定されるクライアント端末220の優先順位(スケジュールを組む際の優先順位)を特定する情報が格納される。本実施形態では、優先順位を特定する情報として、優先順位が高いものから順に「1」から連番となる自然数が格納される。
契約回線欄122dの回線識別子欄122eには、クライアント識別子欄122bで特定されるクライアント端末220が接続する回線260を特定する情報が格納される。本実施形態では、回線260を特定する情報として、各々の回線260に一意に割り当てられている回線識別子が格納される。
契約回線欄122dの優先度欄122fには、回線識別子欄122eで特定される回線260を、クライアント識別子欄122bで特定されるクライアント端末220が使用する優先度を特定する情報が格納される。本実施形態では、優先度を特定する情報として、優先度が高いものから順に「1」から連番となる自然数が格納される。
通常時接続先欄122gの接続先識別子欄122hには、クライアント識別子欄122bで特定されるクライアント端末220が接続する接続先のサービスサーバ240を特定する情報が格納される。本実施形態では、サービスサーバ240を特定する情報として、各々のサービスサーバ240に一意に割り当てられている接続先識別子(サービスサーバ識別子)が格納される。
通常時接続先欄122gの通常時優先度欄122iには、通常時接続先欄122gで特定されるサービスサーバ240に、クライアント識別子欄122bで特定されるクライアント端末220が通常時に接続する優先度を特定する情報が格納される。本実施形態では、優先度を特定する情報として、優先度が高いものから順に「1」から連番となる自然数が格納される。
接続ポリシ欄122jには、通常時優先度欄122iで特定される優先度を変更する際の変更後の優先度と、変更する条件と、を特定する情報が格納される。
接続ポリシ欄122jの優先度欄122kには、通常時優先度欄122iで特定される優先度を変更する際の変更後の優先度を特定する情報が格納される。本実施形態では、優先度を特定する情報として、優先度が高いものから順に「1」から連番となる自然数が格納される。
接続ポリシ欄122jの利用日欄122lには、通常時優先度欄122iで特定される優先度を変更する際の条件として、利用日を条件とする場合には、条件となる利用日を特定する情報が格納される。本実施形態では、利用日を特定する情報として、曜日が格納される。
接続ポリシ欄122jの開始時間欄122mには、通常時優先度欄122iで特定される優先度を変更する際の条件として、時間を条件とする場合には、条件となる時間の開始時間を特定する情報が格納される。
接続ポリシ欄122jの終了時間欄122nには、通常時優先度欄122iで特定される優先度を変更する際の条件として、時間を条件とする場合には、条件となる時間の終了時間を特定する情報が格納される。
なお、クライアント情報は、クライアント端末220より予め取得しておけばよい。
図6に戻り、サーバ情報記憶領域123には、サービスサーバ240毎に、提供するサービスと、稼働日時と、通信条件と、を特定するサーバ情報が格納される。例えば、本実施形態においては、図8(サーバ情報テーブル123aの概略図)に示すようなサーバ情報テーブル123aが記憶される。
サーバ情報テーブル123aは、サービスサーバ識別子欄123bと、サービス識別子欄123cと、通常稼働時間欄123dと、通常稼働日欄123eと、必要最低通信速度欄123fと、最高通信速度欄123gと、を有する。
サービスサーバ識別子欄123bには、サービスサーバ240を特定する情報が格納される。本実施形態では、サービスサーバ240を特定する情報として、各々のサービスサーバ240に一意に割り当てられているサービスサーバ識別子が格納される。
サービス識別子欄123cには、サービスサーバ識別子欄123bで特定されるサービスサーバ240が提供するサービスを特定する情報が格納される。本実施形態では、サービスを特定する情報として、各々のサービスに一意に割り当てられているサービス識別子が格納される。
通常稼働時間欄123dには、サービスサーバ識別子欄123bで特定されるサービスサーバ240が、サービス識別子欄123cで特定されるサービスを提供する際の通常の稼働時間を特定する情報が格納される。本実施形態では、稼働時間を特定する情報として、稼働開始時間(時分)及び稼働終了時間(時分)が格納される。
通常稼働日欄123eには、サービスサーバ識別子欄123bで特定されるサービスサーバ240が、サービス識別子欄123cで特定されるサービスを提供する際の通常の稼働日を特定する情報が格納される。本実施形態では、稼働日を特定する情報として、「平日」、「休日」、「毎日」等といったように曜日を特定することができる情報が格納される。
必要最低通信速度欄123fには、サービスサーバ識別子欄123bで特定されるサービスサーバ240が、サービス識別子欄123cで特定されるサービスを提供する際に必要とされる最低の通信速度を特定する情報が格納される。
最高通信速度欄123gには、サービスサーバ識別子欄123bで特定されるサービスサーバ240が、サービス識別子欄123cで特定されるサービスを提供する際に必要とされる最高の通信速度を特定する情報が格納される。
なお、サーバ情報は、サービスサーバ240より予め取得しておけばよい。
図6に戻り、回線情報記憶領域124には、回線260毎の帯域(通信速度)を特定する回線情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図9(回線情報テーブル124aの概略図)に示すような回線情報テーブル124aが記憶される。
回線情報テーブル124aは、回線識別子欄124bと、通信速度欄124cと、を備える。
回線識別子欄124bには、スケジューリングシステム100で使用する回線260を特定する情報が格納される。本実施形態では、回線260を特定する情報として、各々の回線260に一意に割り当てられている回線識別子が格納される。
通信速度欄124cには、回線識別子欄124bで特定される回線260の帯域(通信速度)を特定する情報が格納される。
図6に戻り、制御部125は、ユーザ管理サーバ120での処理を制御する。
例えば、本実施形態においては、制御部125は、通信部128を介して、クライアント端末220よりクライアント情報を取得し、クライアント情報記憶領域122に記憶し、また、サービスサーバ240よりサーバ情報を取得し、サーバ情報記憶領域123に記憶する処理を行う。
また、制御部125は、スケジューラ管理装置140からの要求があった時に、または、予め定められた時に、クライアント情報記憶領域122に記憶されているクライアント情報及びサーバ情報記憶領域123に記憶されているサーバ情報を、通信部128を介してスケジューラ管理装置140に送信する処理を行う。
入力部126は、情報の入力を受け付ける。
出力部127は、情報を出力する。
通信部128は、ネットワーク250を介して情報を送受信する。
以上に記載したユーザ管理サーバ120は、例えば、図5に示すような一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部121は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部125は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、入力部126は、CPU901が入力装置906を利用することで実現可能であり、出力部127は、CPU901が出力装置907を利用することで実現可能であり、通信部128は、CPU901が通信装置908を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図10は、履歴管理サーバ130の概略図である。図示するように、履歴管理サーバ130は、記憶部131と、制御部134と、入力部135と、出力部136と、通信部137と、を備える。
記憶部131は、アクセス履歴情報記憶領域132と、回線利用履歴情報記憶領域133と、を備える。
アクセス履歴情報記憶領域132には、サービスサーバ240毎に、特定の期間における、アクセス元のクライアント端末220と、使用した回線260と、アクセス数と、レスポンスタイムと、を特定するアクセス履歴情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図11(アクセス履歴情報テーブル132aの概略図)に示すようなアクセス履歴情報テーブル132aが記憶される。
アクセス履歴情報テーブル132aは、サービスサーバ識別子欄132bと、月曜欄132c〜日曜欄132cのように、各々の曜日の欄からなる曜日欄132cと、が設けられており、各々の曜日欄132cには、特定の時間間隔(本実施形態では1時間)による時間欄132d〜132d24(特定の時間を示さない場合には時間欄132dという)が設けられており、各々の時間欄132dには、アクセス元欄132eと、回線欄132fと、平均アクセス数欄132gと、平均レスポンスタイム欄132hと、が設けられている。
サービスサーバ識別子欄132bには、サービスサーバ240を特定する情報が格納される。本実施形態では、サービスサーバ240を特定する情報として、各々のサービスサーバ240に一意となるように割り振られているサービスサーバ識別子が格納される。
アクセス元欄132eには、曜日欄132cで特定される曜日における時間欄132dで特定される時間において、サービスサーバ識別子欄132bで特定されるサービスサーバ240にアクセスしたアクセス元のクライアント端末220を特定する情報が格納される。本実施形態では、クライアント端末220を特定する情報として、各々のクライアント端末220に一意となるように割り振られたクライアント識別子が格納される。
回線欄132fには、曜日欄132cで特定される曜日における時間欄132dで特定される時間において、サービスサーバ識別子欄132bで特定されるサービスサーバ240に、アクセス元欄132eで特定されるクライアント端末220がアクセスした回線260を特定する情報が格納される。本実施形態では、回線260を特定する情報として、各々の回線260に一意となるように割り振られた回線識別子が格納される。
平均アクセス数欄132gには、曜日欄132cで特定される曜日における時間欄132dで特定される時間において、サービスサーバ識別子欄132bで特定されるサービスサーバ240に、アクセス元欄132eで特定されるクライアント端末220がアクセスした回数を特定する情報が格納される。ここで、平均アクセス数欄132gを更新する際には、既に格納されている値との平均値を格納する。
平均レスポンスタイム欄132hには、曜日欄132cで特定される曜日における時間欄132dで特定される時間において、サービスサーバ識別子欄132bで特定されるサービスサーバ240に、アクセス元欄132eで特定されるクライアント端末220がアクセスした際の平均レスポンスタイムを特定する情報が格納される。ここで、平均レスポンスタイム欄132hを更新する際には、既に格納されている値との平均値を格納する。
図10に戻り、回線利用履歴情報記憶領域133には、回線260毎に、特定の期間における、アクセス先のサービスサーバ240と、アクセス数と、使用帯域と、を特定する回線利用履歴情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図12(回線利用履歴情報テーブル133aの概略図)に示すような回線利用履歴情報テーブル133aが記憶される。
回線利用履歴情報テーブル133aは、回線識別子欄133bと、月曜欄133c〜日曜欄133cのように、各々の曜日の欄からなる曜日欄133cと、が設けられており、各々の曜日欄133cには、特定の時間間隔(本実施形態では1時間)による時間欄133d〜133d24(特定の時間を示さない場合には時間欄133dという)が設けられており、各々の時間欄133dには、アクセス先欄133eと、平均アクセス数欄133fと、平均使用帯域欄133gと、が設けられている。
回線識別子欄133bには、各々の回線260を特定する情報が格納される。本実施形態では、回線260を特定する情報として、各々の回線260に一意となるように割り振られた回線識別子が格納される。
平均アクセス数欄133fには、曜日欄133cで特定される曜日における時間欄133dで特定される時間において、回線識別子欄133bで特定される回線260を介して、アクセス先欄133eで特定されるサービスサーバ240にアクセスされた回数を特定する情報が格納される。ここで、平均アクセス数欄133fを更新する際には、既に格納されている値との平均値を格納する。
平均使用帯域欄133gには、曜日欄133cで特定される曜日における時間欄133dで特定される時間において、回線識別子欄133bで特定される回線260を介して、アクセス先欄133eで特定されるサービスサーバ240にアクセスされた際の平均使用帯域を特定する情報が格納される。ここで、平均使用帯域欄133gを更新する際には、既に格納されている値との平均値を格納する。
図10に戻り、制御部134は、履歴管理サーバ130での処理を制御する。
例えば、本実施形態においては、制御部134は、第二ゲートウェイ230より、アクセス先のサービスサーバ240と、アクセス元のクライアント端末220と、アクセスに使用した回線260と、レスポンスタイムと、を特定する情報を含むアクセス情報を取得すると、アクセス履歴情報テーブル132aの対応するレコードを更新する。ここで、平均アクセス数欄132gについては、時間欄132dで特定される時間におけるアクセス情報の取得数を計数してアクセス数を算出して、平均アクセス数欄132gに既に値が格納されている場合には、格納されている値との平均値を格納する。
また、制御部134は、平均レスポンスタイム欄132hには、アクセス情報に含まれるレスポンスタイム(既に値が格納されている場合には、格納されている値との平均値)を格納する。
さらに、制御部134は、第一ゲートウェイ170より、使用した回線260と、アクセス先のサービスサーバ240と、使用帯域と、を特定する情報を含む回線利用情報を取得すると、回線利用履歴情報テーブル133aの対応するレコードを更新する。ここで、平均アクセス数欄133fについては、時間欄133dで特定される時間における回線利用情報の取得数を計数してアクセス数を算出して、平均アクセス数欄133fに既に値が格納されている場合には、格納されている値との平均値を格納する。
また、制御部134は、平均使用帯域欄133gには、回線利用情報に含まれる使用帯域(既に値が格納されている場合には、格納されている値との平均値)を格納する。
そして、制御部134は、スケジューラ管理装置140からの要求があった時に、または、予め定められた時に、アクセス履歴情報記憶領域132に記憶されているアクセス履歴情報及び回線利用履歴情報記憶領域133に記憶されている回線利用履歴情報を、通信部137を介してスケジューラ管理装置140に送信する処理を行う。
入力部135は、情報の入力を受け付ける。
出力部136は、情報を出力する。
通信部137は、ネットワーク250を介して情報を送受信する。
以上に記載した履歴管理サーバ130は、例えば、図5に示すような一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部131は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部134は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、入力部135は、CPU901が入力装置906を利用することで実現可能であり、出力部136は、CPU901が出力装置907を利用することで実現可能であり、通信部137は、CPU901が通信装置908を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図13は、スケジューラ管理装置140の概略図である。図示するように、スケジューラ装置140は、記憶部141と、制御部148と、入力部154と、出力部155と、通信部156と、を備える。
記憶部141は、取得情報記憶領域142と、レベル対応情報記憶領域143と、回線状況予測情報記憶領域144と、サーバスケジュール情報記憶領域145と、クライアントスケジュール情報記憶領域146と、通信スケジュール情報記憶領域147と、を備える。
取得情報記憶領域142は、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120、履歴管理サーバ130より取得したクライアントSLA情報、サーバSLA情報、クライアント情報、サーバ情報、回線情報、アクセス履歴情報及び回線利用履歴情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、クライアントSLA情報テーブル112a、サーバSLA情報テーブル113a、クライアント情報テーブル122a、サーバ情報テーブル123a、回線情報テーブル124a、アクセス履歴情報テーブル132a及び回線利用履歴情報テーブル133aが記憶されており、後述する情報管理部150は、適時、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120、履歴管理サーバ130より前回取得した情報との差分情報を取得して、これらのテーブルを更新する。
レベル対応情報記憶領域143には、SLA違反の起こる可能性を示すレベルと、当該レベルに対応する通信状況の値の範囲を特定するレベル対応情報と、が記憶される。例えば、本実施形態においては、図14(レベル対応情報テーブル143aの概略図)に示すようなレベル対応情報テーブル143aが記憶される。
レベル対応情報テーブル143aは、レベル欄143bと、値欄143cと、を有する。
レベル欄143bには、SLA違反の起こる可能性を示すレベルを特定する情報が格納される。ここで、SLA違反の起こる可能性を示すレベルは、数値が大きくなる程SLA違反の起こる可能性が高いことを示すものとし、本実施形態においては、「0」〜「3」を超えて、「99」のレベルで回線260の切り替えが必要なレベルであると判断するようにしている。
値欄143cには、レベル欄143bで特定されるレベルに対応して、SLA違反の起こる可能性を判断するための通信状況を特定する値の範囲を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、後述する回線状況予測部151が算出したレスポンスタイム(予測値)を、SLAで定められたレスポンスタイムで除算した値の範囲が、各レベルに対応して格納される。
図13に戻り、回線状況予測情報記憶領域144には、回線260毎に、予め定められた期間における使用帯域の予測値と、レスポンスタイムの予測値と、を特定する回線状況予測情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図15(回線状況予測情報テーブル144aの概略図)に示すような回線状況予測情報テーブル144aが回線260毎に記憶される。
回線状況予測情報テーブル144aは、月日欄144bと、曜日欄144cと、時間欄144dと、予測値欄144eと、を備える。
月日欄144bには、使用帯域の予測値と、レスポンスタイムの予測値と、を算出する月日を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、月及び日を4桁の数字で格納するようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
曜日欄144cには、月日欄144bで特定される月日に対応する曜日を特定する情報が格納される。
時間欄144dには、使用帯域の予測値と、レスポンスタイムの予測値と、を算出する時間帯を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、時間帯を特定する情報として、当該時間帯の開始時刻を特定する情報が格納される。
予測値欄144eは、平均使用帯域欄144fと、利用可能帯域欄144iと、レスポンスタイム欄144jと、を有する。
平均使用帯域欄144fには、月日欄144bで特定される月日の時間欄144dで特定される時間帯において予測される使用帯域を特定する情報が格納される。
ここで、本実施形態においては、平均使用帯域欄144fは、履歴欄144gと、追加スケジュール欄144hと、を有する。
履歴欄144gには、アクセス履歴情報及び回線利用履歴から予測される回線の使用帯域を特定する情報が格納される。
追加スケジュール欄144hには、サーバスケジュール情報及びクライアントスケジュール情報から予測される回線の使用帯域を特定する情報が格納される。
利用可能帯域欄144iには、月日欄144bで特定される月日の時間欄144dで特定される時間帯において予測される利用可能な帯域(空いている帯域)を特定する情報が格納される。
レスポンスタイム欄144jには、各々のサービスサーバ240毎に月日欄144bで特定される月日の時間欄144dで特定される時間帯において予測されるレスポンスタイムを特定する情報が格納される。
サーバスケジュール情報記憶領域145には、サービスサーバ240が提供するサービスの停止、新規サービスの提供開始等、サービスサーバ240が通常提供するサービス以外で、回線260の帯域に変動を生ずる計画(スケジュール)を特定するサーバスケジュール情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図16(サーバスケジュール情報テーブル145aの概略図)に示すようなサーバスケジュール情報テーブル145aが記憶される。
サーバスケジュール情報テーブル145aは、月日欄145bと、開始時間欄145cと、終了時間欄45dと、サービスサーバ識別子欄145eと、スケジュールメニュー識別子欄145fと、スケジュールメニュー欄145gと、表示内容欄145hと、を有する。
月日欄145bには、回線260の帯域に変動を生ずる計画(スケジュール)を行う月日を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、月と日とを4桁の数字で格納するようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
開始時間欄145cには、回線260の帯域に変動を生ずる計画(スケジュール)を開始する時間を特定する情報が格納される。
終了時間欄145dには、回線260の帯域に変動を生ずる計画(スケジュール)を終了する時間を特定する情報が格納される。
サービスサーバ識別子欄145eには、月日欄145bで特定される月日の、開始時間欄145c及び終了時間欄145dで特定される時間帯における計画(スケジュール)を行うサービスサーバ240を特定する情報が格納される。本実施形態においては、サービスサーバ240を特定する情報として、各々のサービスサーバ240に一意に割り振られているサービスサーバ識別子が格納される。
スケジュールメニュー識別子欄145fには、月日欄145bで特定される月日の、開始時間欄145c及び終了時間欄145dで特定される時間帯における計画(スケジュール)を特定する情報が格納される。本実施形態においては、計画(スケジュール)を特定する情報として、各々の計画(スケジュール)に一意に割り振られているスケジュールメニュー識別子が格納される。
スケジュールメニュー欄145gには、スケジュールメニュー識別子欄145fで特定される計画(スケジュール)の内容を特定する情報が格納される。
表示内容欄145hには、スケジュールメニュー識別子欄145fで特定される計画(スケジュール)の内容を出力する際の表示内容を特定する情報が格納される。
クライアントスケジュール情報記憶領域146には、クライアント端末220が、提供を受けているサービスの停止や、通常提供を受けるサービス以外のサービスの提供を受ける際の計画(スケジュール)を特定するクライアントスケジュール情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図17(クライアントスケジュール情報テーブル146aの概略図)に示すようなクライアントスケジュール情報テーブル146aが記憶される。
クライアントスケジュール情報テーブル146aは、月日欄146bと、開始時間欄146cと、終了時間欄146dと、クライアント識別子欄146eと、接続先欄146fと、サービス利用/停止欄146gと、回線欄146gと、加減帯域欄146iと、を有する。
月日欄146bには、クライアント端末220の計画(スケジュール)を行う月日を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、月及び日を4桁の数字で格納するようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
開始時間欄146cには、クライアント端末220の計画(スケジュール)を開始する時間を特定する情報が格納される。
終了時間欄146dには、クライアント端末220の計画(スケジュール)を終了する時間を特定する情報が格納される。
クライアント識別子欄146eには、月日欄146bで特定される月日の、開始時間欄146c及び終了時間欄146dで特定される時間帯における計画(スケジュール)を行うクライアント端末220を特定する情報が格納される。本実施形態においては、クライアント端末220を特定する情報として、各々のクライアント端末220に一意に割り振られているクライアント識別子が格納される。
接続先欄146fには、月日欄146bで特定される月日の、開始時間欄146c及び終了時間欄146dで特定される時間帯における計画(スケジュール)の対象となっているサービスサーバ240を特定する情報が格納される。本実施形態においては、サービスサーバ240を特定する情報として、各々のサービスサーバ240に割り振られているサービスサーバ識別子が格納される。
サービス利用/停止欄146gには、月日欄146bで特定される月日の、開始時間欄146c及び終了時間欄146dで特定される時間帯における計画(スケジュール)において、サービスの利用を行うのか利用を停止するのかの別を特定する情報が格納される。
回線欄146hには、月日欄146bで特定される月日の、開始時間欄146c及び終了時間欄146dで特定される時間帯における計画(スケジュール)の対象となる回線260を特定する情報が格納される。本実施形態では、回線260を特定する情報として、各々の回線260に一意になるように割り振られている回線識別子が格納される。
加減帯域欄146iには、月日欄146bで特定される月日の、開始時間欄146c及び終了時間欄146dで特定される時間帯における計画(スケジュール)で、回線欄146hで特定される回線260に変動が生ずる帯域を特定する情報が格納される。ここで、計画(スケジュール)において、回線260を利用する場合には、+(プラス)の値が格納され、回線260の利用を停止する場合には、−(マイナス)の値が格納される。
通信スケジュール情報記憶領域147には、クライアント端末220と、当該クライアント端末220が接続するサービスサーバ240と、の組合せ毎に、当該クライアント端末220が当該サービスサーバ240に接続する際に使用する回線を特定する通信スケジュール情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図18(通信スケジュール情報テーブル147aの概略図)に示すような通信スケジュール情報テーブル147aが記憶される。
通信スケジュール情報テーブル147aは、月日欄147bと、曜日欄147cと、時間欄147dと、使用回線欄147eと、レベル欄17fと、備考欄147gと、を有する。
月日欄147bには、通信スケジュールの月日を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、月と日とを4桁の数字で格納するようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
曜日欄147cには、月日欄147bで特定される月日の曜日を特定する情報が格納される。
時間欄147dには、通信スケジュールの時間帯(本実施形態では、一時間)を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、時間帯を特定する情報として、当該時間帯の開始時刻を特定する情報が格納される。
使用回線欄147eには、月日欄147bで特定される月日の時間欄147dで特定される時間帯で使用される回線260を特定する情報が格納される。本実施形態では、回線260を特定する情報として、各々の回線260に一意に割り振られている回線識別子が格納される。
レベル欄17fには、月日欄147bで特定される月日の時間欄147dで特定される時間帯で、使用回線欄147eを介して通信を行った際にSLA違反となる可能性を示すレベルを特定する情報が格納される。
備考欄147gには、サーバスケジュール情報テーブル145aの表示内容欄145hに格納された情報のうち、クライアント端末220、サービスサーバ240、月日及び時間の対応するものが格納される。
図13に戻り、制御部148は、全体制御部149と、情報管理部150と、回線状況予測部151と、スケジュール処理部152と、スケジュール生成部153と、を備える。
全体制御部149は、スケジューラ管理装置140での処理の全体を制御する。
例えば、本実施形態においては、スケジュール生成部153が生成した通信スケジュール情報を、通信部156を介して、QoS制御サーバ160に送信する処理を行う。
情報管理部150は、通信部156を介して、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120及び履歴管理サーバ130より、クライアントSLA情報、サーバSLA情報、クライアント情報、サーバ情報、回線情報、アクセス履歴情報及び回線利用履歴情報を取得して、取得情報記憶領域142に記憶する処理を行う。
回線状況予測部151は、アクセス履歴情報及び回線利用履歴情報に記憶されている履歴と、サーバスケジュール情報及びクライアントスケジュール情報に記憶されているスケジュールと、から特定の期間における回線の使用帯域の予測値と、回線の利用可能帯域の予測値と、レスポンスタイムの予測値と、を算出して、回線状況予測情報記憶領域144に記憶する処理を行う。
また、回線状況予測部151は、サーバスケジュール情報及びクライアントスケジュール情報が更新されると、更新されたスケジュールを回線状況予測情報に反映する処理を行う。
スケジュール処理部152は、入力部154又は通信部156を介して、サービスサーバ240のサーバスケジュール情報又はクライアント端末220のクライアントスケジュール情報を取得し、サーバスケジュール情報テーブル146a又はクライアントスケジュール情報テーブル146aに登録する処理を行う。
スケジュール生成部153は、クライアント情報テーブル122a、サーバ情報テーブル113a、回線状況予測情報テーブル144、サーバスケジュール情報テーブル145a及びクライアントスケジュール情報テーブル146aに基づいて通信スケジュール情報を生成し、通信スケジュール情報記憶領域147に記憶する処理を行う。
入力部154は、情報の入力を受け付ける。
出力部155は、情報を出力する。
通信部156は、ネットワーク250を介した情報の送受信を行う。
以上に記載したスケジューラ管理装置140は、例えば、図5に示すような一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部141は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部148は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、入力部154は、CPU901が入力装置906を利用することで実現可能であり、出力部155は、CPU901が出力装置907を利用することで実現可能であり、通信部156は、CPU901が通信装置908を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図19は、第一ゲートウェイ170の概略図である。第一ゲートウェイ170は、記憶部171と、制御部172と、第一IF部175と、第二IF部176と、を備える。
記憶部171には、第一ゲートウェイ170での処理を行うために必要な情報が格納される。例えば、本実施形態においては、後述する全体制御部173がプロトコル変換を行うための変換テーブル等が格納される。
制御部172は、全体制御部173と、帯域処理部174と、を備える。
全体制御部173は、第一ゲートウェイ170での処理の全体を制御する。
例えば、本実施形態においては、後述する第一IF部175が接続されている回線260と、第二IF部176が接続されているネットワーク250と、の間で送受信する情報のプロトコル変換を行う。
帯域処理部174は、第一ゲートウェイ170が接続されている回線260を用いてクライアント端末220が、サービスサーバ240との間で情報の送受信を行うと、使用した回線260と、アクセス先のサービスサーバ240と、使用帯域と、を特定する情報を含む回線利用情報を、第二IF部176を介して履歴管理サーバ130に送信する処理を行う。なお、使用帯域については、特定の時間間隔における平均値であってもよく、また、特定の時間における瞬時値であってもよい。
第一IF部175は、回線260を介した情報の送受信を行う。
第二IF部176は、ネットワーク250を介した情報の送受信を行う。
以上に記載した第一ゲートウェイ170は、例えば、図5に示すような一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部171は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部172は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、第一IF部175及び第二IF部176は、CPU901が通信装置908を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図20は、第二ゲートウェイ230の概略図である。第二ゲートウェイ230は、記憶部231と、制御部232と、第一IF部235と、第二IF部236と、を備える。
記憶部231には、第二ゲートウェイ230での処理を行うために必要な情報が格納される。例えば、本実施形態においては、後述する全体制御部233がプロトコル変換を行うための変換テーブル等が格納される。
制御部232は、全体制御部233と、帯域処理部234と、を備える。
全体制御部233は、第二ゲートウェイ230での処理の全体を制御する。
例えば、本実施形態においては、後述する第一IF部235が接続されている回線260と、第二IF部230が接続されているクライアント端末220と、の間で送受信する情報のプロトコル変換を行う。
また、全体制御部233は、QoS制御サーバ160より送られてくる通信スケジュール情報テーブル147aを記憶部231に記憶し、この通信スケジュール情報テーブル147aに従って、回線260の切り替え処理を行う。
帯域処理部234は、第二ゲートウェイ230が接続されている回線260を用いてクライアント端末220が、サービスサーバ240との間で情報の送受信を行うと、アクセス先のサービスサーバ240と、使用した回線260と、レスポンスタイムと、を特定する情報を含むアクセス情報を、第一IF部235を介して履歴管理サーバ130に送信する処理を行う。なお、レスポンスタイムについては、特定の時間間隔における平均値であってもよく、また、特定の時間における瞬時値であってもよい。
第一IF部235は、回線260を介した情報の送受信を行う。
第二IF部236は、クライアント端末220との間で情報の送受信を行う。
以上に記載した第二ゲートウェイ230は、例えば、図5に示すような一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部231は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部232は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、第一IF部235及び第二IF部236は、CPU901が通信装置908を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
QoS制御サーバ160は、スケジューラ管理装置140が生成したQoS制御の為の通信スケジュール情報テーブル147aを受信し、第二ゲートウェイ230に転送することで、第二ゲートウェイ230と協調して回線260の切替やQoS制御を行う。
運用管理者端末210は、サービスプラットフォーム200の全体を管理する管理者が使用する端末であり、各種指示の入力や、各種情報の入力及び取得を行う。
クライアント端末220は、サービスサーバ240に接続して各種サービスの提供を受ける。また、本実施形態においては、スケジューラ管理装置140から通信スケジュール情報テーブル147aを取得して、取得した通信スケジュール情報テーブル147aを出力部(図示せず)に出力して、クライアントスケジュール情報の入力を入力部(図示せず)を介して受け付ける。入力されたクライアントスケジュール情報は、通信部(図示せず)を介して、スケジューラ管理装置140に送信する。
図21は、スケジューラ管理装置140での処理を示すフローチャートである。
まず、スケジューラ管理装置140の情報管理部150は、通信部156を介して、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120及び履歴管理サーバ130より、クライアントSLA情報、サーバSLA情報、クライアント情報、サーバ情報、回線情報、アクセス履歴情報及び回線利用履歴情報を取得して、取得情報記憶領域142に記憶する(S10)。
例えば、情報管理部150は、予め定められた時に、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120及び履歴管理サーバ130に、クライアントSLA情報、サーバSLA情報、クライアント情報、サーバ情報、回線情報、アクセス履歴情報及び回線利用履歴情報の取得要求を送信し、その応答として、これらの情報を取得する。
なお、これらの情報を取得する際には、クライアントSLA情報テーブル112a、サーバSLA情報テーブル113a、クライアント情報テーブル122a、サーバ情報テーブル123a、回線情報テーブル124a、アクセス履歴情報テーブル132a及び回線利用履歴情報テーブル133aの全レコードの情報を取得してもよく、また、前回取得した情報(レコード)からの差分(レコード)を取得するようにしてもよい。
次に、回線状況予測部151は、取得情報記憶領域142に記憶されているアクセス履歴情報テーブル132a及び回線利用履歴情報テーブル133aに格納されている履歴と、サーバスケジュール情報テーブル145a及びクライアントスケジュール情報テーブル146aに格納されているスケジュールと、から特定の期間における回線の使用帯域の予測値と、回線の利用可能帯域の予測値と、レスポンスタイムの予測値と、を算出して、回線状況予測情報テーブル144aに格納する処理を行う(S11)。なお、ステップS11の回線状況予測情報テーブル144aの作成処理については、図23及び図24を用いて詳細に説明する。
ここで、回線状況予測部151は、例えば、通信部156を介して、運用管理者端末210より回線状況予測情報テーブル144aの作成対象となる特定の期間の入力を受け付けて、入力を受け付けた特定の期間における回線状況予測情報を生成する。
次に、スケジュール生成部153は、クライアント情報テーブル122a、サーバ情報テーブル123a、回線状況予測情報テーブル144、サーバスケジュール情報テーブル145a及びクライアントスケジュール情報テーブル146aに基づいて、各々のクライアント端末220及びサービスサーバ240の組合せ毎の通信スケジュール情報テーブル147aを生成して、通信スケジュール情報記憶領域147に記憶する(S12)。なお、ステップS12の通信スケジュール情報テーブル147aの作成処理については、図27及び図28を用いて詳細に説明する。
そして、スケジューラ管理装置140の全体制御部149は、クライアント端末220からの要求に応じて、要求のあったクライアント端末220用の通信スケジュール情報テーブル147aに対応する通信スケジュール表示画面をクライアント端末220に送信し、スケジュール処理部152が、クライアント端末220からクライアントのスケジュール情報の入力を受け付けて、クライアントスケジュール情報テーブル146aの更新を行う(S13)。ステップS13の、クライアントスケジュール情報テーブル146aの更新処理については、図25及び図26を用いて詳細に説明する。
図22は、スケジューラ管理装置140が、クライアント端末220に送信する通信スケジュール表示画面270の概略図である。
通信スケジュール表示画面270は、日にち欄270aと、曜日欄270bと、時間欄270cと、を有し、日にち欄270aには、通信スケジュール情報テーブル147aの月日欄147bに対応する情報が、曜日欄270bには、通信スケジュール情報テーブル147aの曜日欄147cに対応する情報が、時間欄147dには、通信スケジュール情報テーブル147aの時間欄147dに対応させて、通信スケジュール情報テーブル147aのレベル欄147f及び備考欄147gに格納された情報が、表示される。
例えば、通信スケジュール表示画面270の時間欄147dは、横軸方向に通信スケジュール情報テーブル147aの時間欄147dに対応した時間を特定する情報を示し、当該時間におけるサービスを利用する際のSLA違反の起こりやすさ(レベル)を、その時間毎に色もしくは印で分けて表示し、備考欄147gに格納された文字列を時間に対応させて表示している。
このような通信スケジュール表示画面270を受信したクライアント端末220では、出力部に表示することで、クライアント端末220のユーザは、クライアントのスケジュールを登録したい対象のサービスの通信スケジュール表示画面270を選択し、スケジュールを登録したい日時、サービスを利用したいのか停止したいのかを該通信スケジュール表示画面270を用いて登録することができる。
この際、SLA違反が起きそうなレベル、つまりサービスにアクセスする際の混み具合等が色や印で示されているため、サービス利用/停止の日時を決定するための有効な判断材料となる。
次に、回線状況予測部151は、クライアントスケジュール情報テーブル146aが更新されると、更新されたスケジュールを回線状況予測情報テーブル144aに反映し、スケジュール生成部153は、スケジュールを更新したクライアント端末220に対応する通信スケジュールテーブル147aを更新する(S14)。ステップS14の通信スケジュールテーブル147aの更新処理については、図29を用いて詳細に説明する。
図23は、回線状況予測情報テーブル144aの作成処理を示すフローチャートである。ここで、回線状況を予測する期間については、入力部154を介して、または、通信部210を介して、予め指示されているものとする。
まず、回線状況予測部151は、取得情報記憶領域142に記憶されている回線履歴情報テーブル133aから、回線260毎に、回線状況予測情報テーブル144aの曜日欄144c及び時間欄144dに対応する平均使用帯域欄133gに格納されている平均使用帯域を取得し、各回線260の回線状況予測情報テーブル144aの対応する履歴欄144gに格納する(S20)。
次に、回線状況予測部151は、サーバスケジュール情報記憶領域145にサーバスケジュール情報テーブル145aが記憶されているか否かを確認し(S21)、記憶されている場合には(ステップS21でYes)ステップS22に進み、記憶されていない場合には(ステップS21でNo)ステップS26に進む。
ステップS22では、回線状況予測部151は、サーバスケジュール情報記憶領域145に記憶されているサーバスケジュール情報テーブル145aを参照し、回線状況予測情報テーブル144aの作成対象となっている月日に該当し、後述するステップS23〜S25の処理が行われていないレコードがあるか否かを確認し、ある場合には(ステップS22でYes)ステップS23に進み、ない場合には(ステップS22でNo)ステップS26に進む。
ステップS23では、回線状況予測部151は、ステップS22で確認された未処理のレコードのサービスサーバ識別子欄145eからサービスサーバ識別子を取得する(S23)。
次に、回線状況予測部151は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aの通常時接続先欄122gの接続先識別子欄122hから、ステップS23で取得したサービスサーバ識別子が格納されているレコードを特定し、特定したレコードのクライアント識別子欄122bより、ステップS23で取得したサービスサーバ識別子で特定されるサービスサーバ240に接続するクライアント端末220のクライアント識別子を取得するとともに、取得したクライアント識別子で特定されるクライアント端末220が接続する回線260を特定する回線識別子を、特定したレコードの回線識別子欄122eより取得する(S24)。
次に、回線状況予測部151は、ステップS24で取得した回線識別子で特定される回線260の回線状況予測情報テーブル144aを回線状況予測情報記憶領域144より取得し、ステップS22で確認したサーバスケジュール情報テーブル145aのレコードの月日欄145b、開始時間欄145c及び終了時間欄145dに対応する回線状況予測情報テーブル144aのレコードに、サーバスケジュール情報テーブル145aのスケジュールメニュー識別子に対応する使用帯域(スケジュールメニュー識別子に対応付けられてその使用帯域が記憶部141に記憶されているものとする。また、スケジュールメニュー識別子がサービスの停止を示すものであれば、使用帯域をマイナスの値にする)を格納して(S25)、ステップS22に戻る。なお、既に値が入力されている場合は、入力されている値に使用帯域を加算する。
なお、スケジュールメニュー識別子に対応する使用帯域が記憶部141に記憶されていない場合には、例えば、取得情報記憶領域142に記憶されているサーバ情報テーブル123aにおいて、ステップS23で特定したサービスサーバ識別子がサービスサーバ識別子欄123bに格納されているレコードの必要最低通信速度欄123fに格納されている値と、最高通信速度欄123gに格納されている値と、の間の任意の値(例えば、これらの中間値)を使用帯域とすればよい。
ステップS26では、回線状況予測部151は、クライアントスケジュール情報記憶領域146にクライアントスケジュール情報テーブル146aが記憶されているか否かを確認する。そして、記憶されている場合には(ステップS26でYes)ステップS27に進み、記憶されていない場合には(ステップS26でNo)ステップS30に進む。
ステップS27では、回線状況予測部151は、クライアントスケジュール情報記憶領域146に記憶されているクライアントスケジュール情報テーブル146aを参照し、回線状況予測情報テーブル144aの作成対象となっている月日に該当し、後述するステップS28及びS29の処理が行われていないレコードがあるか否かを確認し、ある場合には(ステップS27でYes)ステップS28に進み、ない場合には(ステップS27でNo)ステップS30に進む。
ステップS28では、回線状況予測部151は、ステップS27で確認された未処理のレコードの回線欄146hから回線識別子を取得する。
次に、回線状況予測部151は、ステップS28で取得した回線識別子で特定される回線260用の回線状況予測情報テーブル144aを回線状況予測情報記憶領域144から取得し、取得した回線状況予測情報テーブル144aの追加スケジュール欄144hに、ステップS27で確認された未処理のレコードの加減帯域欄146iに格納されている値を格納して(S29)、ステップS27に戻る。なお、既に値が格納されている場合には、加減帯域欄146iに格納されている値を加算する。
ステップS30では、回線状況予測部151は、回線状況予測情報テーブル144aの利用可能帯域欄144iの値を更新する。
具体的には、回線状況予測部151は、回線260毎の帯域を取得情報記憶領域142に記憶されている回線情報テーブル124aから特定し、各々の回線260用の回線状況予測情報テーブル144aの各々のレコードの履歴欄144g及び追加スケジュール欄144hに格納されている値(空欄の場合の値は「0」)の加算値を、特定した回線260毎の帯域から減算した値を、各々のレコードの利用可能帯域欄144iの値とする。
また、回線状況予測部151は、サービスサーバ240毎にレスポンスタイムを算出して、レスポンスタイム欄144jに格納する(S31)。なお、ステップS31の処理については、図24を用いて詳細に説明する。
なお、図23のフローでは、ステップS24においてクライアント端末220が接続する回線を全て取得しているが、例えば、クライアント情報テーブル122aの優先度欄122fを参照して、最も優先度の高い回線260の回線識別子を取得するようにしてもよい。
図24は、レスポンスタイムを算出する処理を示すフローチャートである。
まず、回線状況予測部151は、レスポンスタイムを未算出の回線260を選択し、選択した回線260に対応する回線状況予測情報テーブル144aを取得する(S40)。
次に、回線状況予測部151は、レスポンスタイムを未算出のサービスサーバ240から、レスポンスタイムを算出するサービスサーバ240を選択する(S41)。
そして、回線状況予測部151は、取得情報記憶領域142に記憶されているサーバ情報テーブル123aより、ステップS41で選択したサービスサーバ240に対応するレコードの通常稼働時間欄123d及び通常稼働日欄123e、および、サーバスケジュール情報記憶領域145に記憶されているサーバスケジュール情報テーブル145aより、ステップS41で選択したサービスサーバ240に対応するレコードがある場合には、当該レコードの月日欄145b、開始時間欄145c及び終了時間欄145d、に格納されている情報から、ステップS41で選択したサービスサーバ240の稼働日時を特定する(S42)。
次に、回線状況予測部151は、取得情報記憶領域142に記憶されているアクセス履歴情報テーブル132aのサービスサーバ識別子欄132bより、ステップS41で選択されたサービスサーバ240のレコードを特定し、ステップS42で特定した稼働日時に対応する曜日及び時間において、ステップS40で選択した回線260を利用してアクセスした際の平均レスポンスタイムの平均値を計算する(S43)。
そして、回線状況予測部151は、ステップS40で取得した回線状況予測情報テーブル144aにおいて、ステップS42で特定した稼働日時に対応するレコードにおいて、追加スケジュールがあるか否かを判断する(S44)。追加スケジュールがない場合には(ステップS44でNo)ステップS45に進み、追加スケジュールがある場合には(ステップS44でYes)ステップS46に進む。
ステップS45では、回線状況予測部151は、ステップS43で算出した平均値をレスポンスタイムとして、レスポンスタイム欄144jの対応するレコードに格納して、ステップS47に進む。
一方、ステップS46では、回線状況予測部151は、追加スケジュールの値に対応した補正値(値に対応する補正値が予め記憶部141に記憶されているものとする)を、ステップS43で算出した平均値のうち、追加スケジュールの値が格納されているレコードに対応するものに加算(追加スケジュールが正の値の場合)又は減算(追加スケジュールが負の値の場合)して、レスポンスタイム欄144jの対応するレコードに格納して、ステップS47に進む。なお、追加スケジュールがないレコードにおいては、ステップS43で算出した平均値をレスポンスタイムとして、レスポンスタイム欄144jの対応するレコードに格納する。
ステップS47では、回線状況予測部151は、レスポンスタイムを未算出のサービスサーバ240があるか否かを確認し、ある場合には(ステップS47でYes)ステップS41に戻り処理を繰り返し、ない場合には(ステップS47でNo)ステップS48に進む。
ステップS48では、回線状況予測部151は、レスポンスタイムを未算出の回線260があるか否かを確認し、ある場合には(ステップS48でYes)ステップS40に戻り処理を繰り返し、ない場合には(ステップS48でNo)処理を終了する。
図25は、クライアントスケジュール情報を登録する際の処理を示すフローチャートである。
まず、スケジュール処理部152は、クライアント端末220より、通信部156を介して、「クライアント識別子」、「スケジュールを実行したい日時」、「サービスを利用するのか、停止するのか」、「対象とするサービスのサービス識別子」を特定する情報を含むスケジュール登録リクエストを受信すると(S50)、以降の処理を行う。
次に、スケジュール処理部152は、受信したスケジュール登録リクエストが、サービスを利用するものであるか否かを判断する(S51)。サービスを利用するものである場合には(ステップS51でYes)ステップS52に進み、サービスを利用するものではない場合には(ステップS51でNo)図26のAに進む。
ステップS52では、スケジュール処理部152は、取得情報記憶領域142に記憶されているサーバ情報テーブル123aのサービス識別子欄123cを参照して、スケジュール登録リクエストに含まれているサービス識別子が格納されているレコードを特定し、特定したレコードからサービスサーバ識別子、通常稼働時間及び通常稼働日を取得する(S52)。
次に、スケジュール処理部152は、受信したスケジュール登録リクエストに含まれている「スケジュールを実行したい日時」が、ステップS52で取得した通常稼働時間及び通常稼働日に含まれるか否かを判断する(S53)。そして、通常稼働時間及び通常稼働日に含まれる場合には(ステップS53でYes)ステップS54に進み、通常稼働時間及び通常稼働日に含まれない場合には(ステップS53でNo)ステップS60に進み、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220にエラー通知を行う(S60)。
ステップS54では、スケジュール処理部152は、スケジュール登録リクエストに含まれる「サービス識別子」で特定されるサービスに必要と予測される帯域を予め決められた方法等で決定する(S54)。例えば、スケジュール処理部152は、サーバ情報テーブル123aにおいて、スケジュール登録リクエストに含まれる「サービス識別子」に対応するレコードの必要最低通信速度欄123f及び最高通信速度欄123gの間の任意の帯域(例えば、これらの中間の値)を必要と予測される帯域とする。
次に、スケジュール処理部152は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aにおいて、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220が接続可能な回線260のうち、優先度が最も高いものを契約回線欄122dより選択する(S55)。
次に、スケジュール処理部152は、選択された回線260の回線状況予測情報テーブル144を参照して、スケジュール登録リクエストに含まれている「スケジュールを実行したい日時」における利用可能帯域を参照して、当該利用可能帯域がステップS54で特定された予測帯域よりも大きいか否かを確認する(S56)。利用可能帯域が予測帯域よりも大きい場合には(ステップS56でYes)ステップS57に進み、利用可能帯域が予測帯域よりも大きくない場合には(ステップS56でNo)ステップS59に進む。
ステップS57では、スケジュール処理部152は、選択された回線260の回線状況予測情報テーブル144を参照して、スケジュール登録リクエストに含まれている「スケジュールを実行したい日時」における平均使用帯域欄144fに格納されている帯域(履歴欄144g及び追加スケジュール欄144hに格納されている値の合計値)に、ステップS54で特定された予測帯域の値を加算した使用帯域において、予め決められた方法で予測されるレスポンスタイムを算出する(S57)。
例えば、スケジュール処理部152は、加算する予測帯域に対応して、予め定められたレスポンスタイムの加算値(予め、予測帯域に対応させて記憶部141に記憶されているものとする)をレスポンスタイム144j欄に格納されているレスポンスタイムの値に加算すればよい。または、スケジュール処理部152は、平均使用帯域欄144fに格納されている帯域とレスポンスタイムとの比と、平均使用帯域欄144fに格納されている帯域にステップS54で特定された予測帯域の値を加算した使用帯域と予測されるレスポンスタイムの比と、が等しくなるように、予測されるレスポンスタイムの値を算出すればよい。
次に、スケジュール処理部152は、ステップS57で算出したレスポンスタイムに対応するレベルを、レベル対応情報記憶領域143に記憶されているレベル対応情報テーブル143aより特定して、特定したレベルが「99」であるか否かを確認する(S58)。
ここで、ステップS57で算出したレスポンスタイムに対応するレベルは、スケジュール処理部152が、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220に対応するクライアントSLA情報テーブル112aのSLA項目欄112bのレスポンスタイムに対応するレコードの設定パラメータ欄112cに格納されている値を取得し、ステップS57で算出したレスポンスタイムを、取得した値で除算した除算値を算出する。そして、スケジュール処理部152は、算出した除算値が、レベル対応情報テーブル143aの値欄143cに格納されている値の範囲に含まれるレコードを特定し、特定したレコードのレベル欄143bより取得すればよい。
そして、スケジュール処理部152は、特定したレベルが「99」である場合には(ステップS58でYes)ステップS59に進み、特定したレベルが「99」ではない場合には(ステップS58でNo)ステップS62に進む。
ステップS59では、スケジュール処理部152は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aにおいて、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220が接続可能な回線260のうち、選択されている回線260の次に優先度が高いものがあるか否かを確認する(S59)。そして、選択されている回線260の次に優先度が高いものがある場合には(ステップS59でYes)ステップS61に進み、選択されている回線260の次に優先度が高いものがない場合には(ステップS59でNo)ステップS60に進み、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220にエラー通知を行う(S60)。
ステップS61では、スケジュール処理部152は、ステップS59で確認された次に優先度が高い回線260を選択して、ステップS56に戻り処理を繰り返す。
一方、ステップS62では、スケジュール処理部152は、ステップS54で受信したスケジュール登録リクエストに対応する情報を、クライアントスケジュール情報テーブル146aに登録する。ここで、クライアントスケジュール情報テーブル146aの回線欄146hには、選択された回線260の回線識別子を格納し、加減帯域欄146iには、ステップS54で算出した予測帯域を格納する。
なお、スケジュール処理部152は、クライアントスケジュール情報テーブル146aへの登録を行うと、通信部156を介して、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220にリクエストの成功応答を通知する。
次に、スケジュール処理部152は、回線状況予測部151に指示を出し、回線状況予測部151が、回線状況予測情報テーブル144aの更新を行う(S63)。なお、回線状況予測情報テーブル144aの更新処理については、図23に示すステップS27〜S31の処理を行えばよいため、詳細な説明は省略する。
図26は、図25のステップS51で、スケジュール登録リクエストが、サービスを利用するものでない場合の処理を示すフローチャートである。
まず、スケジュール処理部152は、通信部156を介して、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220にリクエストの成功応答を通知する(S70)。
次に、スケジュール処理部152は、取得情報記憶領域142に記憶されているサーバ情報テーブル123aのサービス識別子欄123cを参照して、スケジュール登録リクエストに含まれているサービス識別子が格納されているレコードを特定し、特定したレコードからサービスサーバ識別子を取得する(S71)。
次に、スケジュール処理部152は、取得情報記憶領域142に記憶されているアクセス履歴情報テーブル132aにおいて、ステップS71で取得されたサービスサーバ識別子がサービスサーバ識別子欄132bに格納されているレコードを特定し、特定したレコードのうち、スケジュール登録リクエストを送信してきたクライアント端末220が、サービスを停止したい日時を対応する曜日及び時間においてアクセスした平均アクセス数とその回線識別子を全て取得する(S72)。
次に、スケジュール処理部152は、ステップS72で取得した回線識別子で特定される回線260毎に、ステップS72で取得した平均アクセス数に応じて、予め決められた方法で減算する帯域をそれぞれ決定する(S73)。
例えば、スケジュール処理部152は、平均アクセス数に対応して予め記憶部141に記憶されている帯域を、減算する帯域として決定する。
そして、スケジュール処理部152は、ステップS54で受信したスケジュール登録リクエストに対応する情報を、クライアントスケジュール情報テーブル146aに登録する(S74)。ここで、クライアントスケジュール情報テーブル146aの回線欄146hには、ステップS73で取得された回線260の回線識別子を格納し、加減帯域欄146iには、ステップS74で決定した帯域(マイナスの値)を格納する。
次に、スケジュール処理部152は、回線状況予測部151に指示を出し、回線状況予測部151が、回線状況予測情報テーブル144aの更新を行う(S75)。なお、回線状況予測情報テーブル144aの更新処理については、図23に示すステップS27〜S31の処理を行えばよいため、詳細な説明は省略する。
図27は、通信スケジュール情報の作成処理を示すフローチャートである。ここで、通信スケジュール情報を生成する期間については、図23で説明した回線状況予測情報テーブル144aの作成処理における期間と同様であり、入力部154を介して、または、通信部210を介して、予め指示されているものとする。
まず、スケジュール生成部153は、クライアント端末220とサービスサーバ240との組み合わせの分だけ、通信スケジュール情報テーブル147aを作成して、通信スケジュール情報記憶領域147aに記憶するとともに、各々の通信スケジュール情報テーブル147の月日欄147b、曜日欄147c及び時間欄147dに、通信スケジュールを生成する期間に対応する月日、曜日及び時間を格納する(S80)。
次に、スケジュール生成部153は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aにおいて、クライアント識別子欄122b及び優先順位欄122cに格納されている情報により、未だ通信スケジュール情報テーブル147aに必要な情報が格納されていないクライアント端末220のうち、最も優先順位の高いものを特定する(S81)。
次に、スケジュール生成部153は、スケジュールを作成する月日、曜日及び時間(通信スケジュール情報テーブル147aの一つのレコードに対応するもの)を、例えば、時系列の順に選択する(S82)。
次に、スケジュール生成部153は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aにおいて通常時接続先欄122g及び接続ポリシ欄122jを参照することにより、ステップS83で選択された曜日及び時間において、ステップS81で特定されたクライアント端末220が接続するサービスサーバ240のうち、最も優先度の高いサービスサーバ240を特定する(S83)。
次に、スケジュール生成部153は、ステップS81で特定したクライアント端末220及びステップS83で特定したサービスサーバ240の組合せに対応する通信スケジュール情報テーブル147aを通信スケジュール情報記憶領域147から選択する(S84)。
次に、スケジュール生成部153は、取得情報記憶領域142に記憶されているサーバ情報テーブル123a及びサーバスケジュール情報テーブル145aを参照して、ステップS82で選択した月日、曜日及び時間において、ステップS83で特定されたサービスサーバ240が稼働しているか否かを確認する(S85)。サービスサーバ240が稼働している場合には(ステップS85でYes)ステップS86に進み、サービスサーバ240が稼働していない場合には(ステップS85でNo)ステップS87に進む。
ステップS86では、スケジュール生成部153は、使用回線とレベルを決定し、ステップS84で選択した通信スケジュール情報テーブル147aのステップS82で選択した月日、曜日及び時間に対応するレコードの使用回線欄147e及びレベル欄147fに格納する。なお、ステップS86における使用回線とレベルの決定処理については、図28を用いて詳細に説明する。
一方、ステップS87では、スケジュール生成部153は、ステップS84で選択した通信スケジュール情報テーブル147aのステップS82で選択した月日、曜日及び時間に対応するレコードの使用回線欄147eは空欄とし、当該レコードのレベル欄147fに「4」を格納する。
次に、スケジュール生成部153は、サーバスケジュール情報テーブル145aにおいて、ステップS82で選択した月日、曜日及び時間に対応するレコードの表示内容欄145hに情報が格納されている場合には、当該情報を、ステップS84で選択した通信スケジュール情報テーブル147aのステップS82で選択した月日、曜日及び時間に対応するレコードの備考欄147gに格納する(S88)。
そして、スケジュール生成部153は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aにおいて通常時接続先欄122gを参照することにより、ステップS81で特定されたクライアント端末220が接続するサービスサーバ240のうち、スケジュールを作成していないサービスサーバ220があるか否かを確認する(S89)。そして、スケジュールを作成していないサービスサーバ220がある場合には(ステップS89でYes)、ステップS83に戻り処理を繰り返し、スケジュールを作成していないサービスサーバ220がない場合には(ステップS89でNo)、ステップS90に進む。
ステップS90では、スケジュール生成部153は、スケジュールを作成する期間のうち、スケジュールを作成していない月日、時間、曜日があるか否かを確認する。スケジュールを作成していない月日、時間、曜日がある場合には(ステップS90でYes)ステップS82に戻り処理を繰り返し、スケジュールを作成していない月日、時間、曜日がない場合には(ステップS90でNo)ステップS91に進む。
ステップS91では、スケジュール生成部153は、スケジュールを作成していないクライアント端末220があるか否かを確認する。そして、スケジュールを作成していないクライアント端末220がある場合には(ステップS91でYes)ステップS81に戻り処理を繰り返し、スケジュールを作成していないクライアント端末220がない場合には(ステップS91でNo)処理を終了する。
図28は、使用回線とレベルを決定する処理を示すフローチャートである。
まず、スケジュール生成部153は、クライアントスケジュール情報テーブル146aのサービス利用/停止欄146gの値が「利用」になっているレコードがあるか否かを確認する(S100)。このようなレコードがある場合には(ステップS100でYes)、ステップS101に進み、このようなレコードがない場合には(ステップS100でNo)、ステップS104に進む。
ステップS101では、スケジュール生成部153は、クライアントスケジュール情報テーブル146aのサービス利用/停止欄146gの値が「利用」になっているレコードの月日欄146b、開始時間欄146c、終了時間欄146d、クライアント識別子欄146e、接続先欄146f、および、回線欄146g、に格納されている情報を取得する(S101)。
次に、スケジュール生成部153は、ステップS101で取得したクライアント識別子欄146eに格納されている情報で特定されるクライアント端末220が、接続先欄146fに格納されている情報で特定されるサービスサーバ240にアクセスする際の通信スケジュール情報テーブル147aを取得する(S102)。
次に、スケジュール生成部153は、ステップS102で取得した通信スケジュール情報テーブル147aにおいて、ステップS101で取得した月日欄146b、開始時間欄146c及び終了時間欄146dで特定される日時に対応するレコードに、ステップS101で取得した回線欄146gで特定される回線識別子を格納する(S103)。
また、ステップS104では、スケジュール生成部153は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aの契約回線欄122dより、図27のステップS81で特定されたクライアント端末220が接続することのできる回線260のうち、最も優先度の高い回線260に対応する回線識別子を選択する。
次に、スケジュール生成部153は、ステップS104で選択した回線識別子に対応する回線状況予測情報テーブル144aを回線状況予測情報記憶領域144から取得し、図27のステップS82で選択された月日、曜日及び時間に対応するレコードのレスポンスタイム欄144jから、図27のステップS83で特定されたサービスサーバ240のレスポンスタイムを取得する(S105)。
次に、スケジュール生成部153は、図27のステップS83で特定されたサービスサーバ240に対応するサーバSLA情報テーブル113aが取得情報記憶領域142に記憶されているか否かを確認する(S106)。記憶されている場合には(ステップS106でYes)ステップS107に進み、記憶されていない場合には(ステップS106でNo)ステップS108に進む。
ステップS107では、スケジュール生成部153は、図27のステップS83で特定されたサービスサーバ240に対応するサーバSLA情報テーブル113aのSLA項目欄113bのレスポンスタイムに対応するレコードの設定パラメータ欄113cに格納されている値(レスポンスタイム)を取得する。
ステップS108では、スケジュール生成部153は、図27のステップS81で特定されたクライアント端末220に対応するクライアントSLA情報テーブル112aのSLA項目欄112bのレスポンスタイムに対応するレコードの設定パラメータ欄112cに格納されている値(レスポンスタイム)を取得する。
次に、スケジュール生成部153は、ステップS107又はステップS108で取得されたレスポンスタイムで、ステップS105で取得されたレスポンスタイムを除算した除算値が、レベル対応情報テーブル143aの値欄143cに格納されている値の範囲に含まれるレコードを特定し、特定したレコードのレベル欄143bよりレベルを特定し、特定したレベルが「99」であるか否かを確認する(S109)。
そして、スケジュール生成部153は、特定したレベルが「99」ではない場合には(ステップS109でNo)ステップS110に進み、特定したレベルが「99」である場合には(ステップS109でYes)ステップS111に進む。
ステップS110では、スケジュール生成部153は、選択した回線及びステップS109で特定したレベルを、通信スケジュール情報テーブル147aに格納する使用回線及びレベルとして決定する。
一方、ステップS111では、スケジュール生成部153は、取得情報記憶領域142に記憶されているクライアント情報テーブル122aの契約回線欄122dより、図27のステップS81で特定されたクライアント端末220が接続することのできる回線260のうち、既に選択されている回線260の次に優先度の高い回線260があるか否かを確認する。このような回線260がある場合には(S111でYes)ステップS112に進み、このような回線260がない場合には(S111でNo)ステップS113に進む。
ステップS112では、スケジュール生成部153は、ステップS111で確認された次に優先度の高い回線260を選択して、ステップS105に戻り処理を繰り返す。
一方、ステップS113では、スケジュール生成部153は、選択した回線及びレベル「3」を、通信スケジュール情報テーブル147aに格納する使用回線及びレベルとして決定する。
図29は、通信スケジュール情報テーブル147aを更新する処理を示すフローチャートである。
まず、スケジュール生成部153は、クライアントスケジュール情報テーブル146aに新たに追加されたスケジュール(追加されたレコード)があるか否かを確認する(S120)。新たに追加されたスケジュールがある場合には(ステップS120でYes)ステップS121に進み、新たに追加されたスケジュールがない場合には(ステップS120でNo)ステップS124に進む。
ステップS121では、スケジュール生成部153は、クライアントスケジュール情報テーブル146aにおいて、ステップS121で確認された新たに追加されたスケジュールに対応するレコードのサービス利用/停止欄146gに格納されている情報が利用であるか否かを確認する。利用である場合には(ステップS121でYes)ステップS122に進み、利用ではない場合には(ステップS121でNo)ステップS124に進む。
ステップS122では、スケジュール生成部153は、クライアントスケジュール情報テーブル146aにおいて、ステップS121で確認された新たに追加されたスケジュールに対応するレコードより、月日、開始時間、終了時間、クライアント識別子、接続先(サービスサーバ識別子)及び回線(回線識別子)を特定する。
次に、スケジュール生成部153は、ステップS122で特定した、クライアント識別子及び接続先(サービスサーバ識別子)に対応する通信スケジュール情報テーブル147aを取得し、ステップS122で特定した月日、開始時間及び終了時間に対応するレコードの使用回線欄147eに、ステップS122で特定した回線識別子を格納する(S123)。
ステップS124では、スケジュール生成部153は、サーバスケジュール情報テーブル145aに新たに追加されたスケジュール(追加されたレコード)があるか否かを確認する。新たに追加されたスケジュールがある場合には(ステップS124でYes)ステップS125に進み、新たに追加されたスケジュールがない場合には(ステップS124でNo)ステップS130に進む。
ステップS125では、スケジュール生成部153は、サーバスケジュール情報テーブル145aにおいて、ステップS124で確認された新たなスケジュールに対応するレコードのスケジュールメニュー識別子欄145fに格納されている識別子が、サービスの開始を示す識別子であるか否かを確認する。なお、この判断については、サービスの開始を示す識別子を予め記憶部141に記憶しておく、または、スケジュールメニュー欄145gに「開始」を特定する情報がある、等により判断すればよい。
そして、サービスの開始を示す識別子である場合には(ステップS125でYes)ステップS126に進み、サービスの開始を示す識別子ではない場合には(ステップS125でNo)ステップS128に進む。
ステップS126では、スケジュール生成部153は、サーバスケジュール情報テーブル145aにおいて、ステップS124で確認された新たに追加されたスケジュールに対応するレコードより、月日、開始時間、終了時間及びサービスサーバ識別子を特定して、通信スケジュール情報記憶領域147から、特定したサービスサーバ識別子に対応する通信スケジュール情報テーブル147aを取得して、取得した通信スケジュール情報テーブル147aの月日欄147b、曜日欄147c及び時間欄147dが、サーバスケジュール情報テーブル145aより特定した月日、開始時間、終了時間に含まれるレコードから、レベルの値を特定する。
そして、スケジュール生成部153は、ステップS126で特定したレベルのうちで、レベルが「4」になっているものを削除して(S127)、ステップS130に進む。
一方、ステップS128では、スケジュール生成部153は、サーバスケジュール情報テーブル145aにおいて、ステップS124で確認された新たなスケジュールに対応するレコードのスケジュールメニュー識別子欄145fに格納されている識別子が、サービスの停止を示す識別子であるか否かを確認する。なお、この判断については、サービスの停止を示す識別子を予め記憶部141に記憶しておく、または、スケジュールメニュー欄145gに「停止」を特定する情報がある、等により判断すればよい。
そして、サービスの停止を示す識別子である場合には(ステップS128でYes)ステップS129に進み、サービスの開始を示す識別子ではない場合には(ステップS128でNo)ステップS130に進む。
ステップS129では、スケジュール生成部153は、サーバスケジュール情報テーブル145aにおいて、ステップS124で確認された新たに追加されたスケジュールに対応するレコードより、月日、開始時間、終了時間及びサービスサーバ識別子を特定して、通信スケジュール情報記憶領域147から、特定したサービスサーバ識別子に対応する通信スケジュール情報テーブル147aを取得して、取得した通信スケジュール情報テーブル147aの月日欄147b、曜日欄147c及び時間欄147dが、サーバスケジュール情報テーブル145aより特定した月日、開始時間、終了時間に含まれるレコードにおいて、レベルの値を「4」に更新して、ステップS130に進む。
ステップS130では、ステップS127又はステップS129において更新された通信スケジュール情報テーブル147aにおいて、レベル欄147fに「4」の値が格納されているレコードを除き、全てのレコードのレベルを再計算して格納する。
なお、レベルの再計算については、図28のフローチャートで行った計算と同様に、通信スケジュール情報テーブル147aの使用回線欄147eに格納されている回線260の回線状況予測情報テーブル144aにおいて、通信スケジュール情報テーブル147aの対象となっているサービスサーバ220のレスポンスタイムをレスポンスタイム欄144jから取得して、サーバSLA情報テーブル112a又はクライアントSLA情報テーブル113aに格納されているレスポンスタイムで除算した除算値が含まれるレベルを、レベル対応情報テーブル143aから特定すればよい。
なお、本発明のスケジューリングシステム100を用いて回線260の負荷分散を行う為に回線切り替えを行った結果は、例えば、運用管理者端末210等からクライアント端末220に対して、定期的に、使用回線のレポートなどで提示する。
このレポートには、例えば、スケジューリングシステム100を用いずにクライアント端末220が登録している回線260の優先度に沿って、もし優先度が高い回線260のみを利用した場合に予測されるレスポンスタイムと、スケジューリングシステム100を用いて実際に回線260の切り替えを行った時に使用した回線名とそのレスポンスタイムなどを記載し、比較出来るようにすることが望ましい。
また、通信スケジュール表示画面270を用いて、ある日時を選択すると、その日時に利用する回線260として割り当てられている回線名を表示するなどの方法でも良い。
以上に記載した実施形態においては、スケジューラ管理装置140の取得情報記憶領域142に、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120、履歴管理サーバ130より取得したクライアントSLA情報テーブル112a、サーバSLA情報テーブル113a、クライアント情報テーブル122a、サーバ情報テーブル123a、回線情報テーブル124a、アクセス履歴情報テーブル132a及び回線利用履歴情報テーブル133aを記憶するようにしているが、このような態様に限定されず、これらのテーブルに格納されている情報が必要となる度に、スケジューラ管理装置140の情報管理部150が、SLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120または履歴管理サーバ130にアクセスして、必要な情報を取得するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、サービスプラットフォーム200にSLA管理サーバ110、ユーザ管理サーバ120、履歴管理サーバ130、スケジューラ管理装置140及びQoSサーバ160が設けられているが、このような態様に限定されず、これらのサーバ及び装置で記憶している情報及び行っている処理を一つ又は複数の装置、サーバにまとめたり、分割したりすることも可能である。
スケジューリングシステムの概略図。 SLA管理サーバの概略図。 クライアントSLA情報テーブルの概略図。 サーバSLA情報テーブルの概略図。 コンピュータの概略図。 ユーザ管理サーバの概略図。 クライアント情報テーブルの概略図。 サーバ情報テーブルの概略図。 回線情報テーブルの概略図。 履歴管理サーバの概略図。 アクセス履歴情報テーブルの概略図。 回線利用履歴情報テーブルの概略図。 スケジューラ管理装置の概略図。 レベル対応情報テーブルの概略図。 回線状況予測情報テーブルの概略図。 サーバスケジュール情報テーブルの概略図。 クライアントスケジュール情報テーブルの概略図。 通信スケジュール情報テーブルの概略図。 第一ゲートウェイの概略図。 第二ゲートウェイの概略図。 スケジューラ管理装置での処理を示すフローチャート。 通信スケジュール表示画面の概略図。 回線状況予測情報テーブルの作成処理を示すフローチャート。 レスポンスタイムを算出する処理を示すフローチャート。 クライアントスケジュール情報を登録する際の処理を示すフローチャート。 スケジュール登録リクエストがサービスを利用するものでない場合の処理を示すフローチャート。 通信スケジュール情報の作成処理を示すフローチャート。 使用回線とレベルを決定する処理を示すフローチャート。 通信スケジュール情報テーブルを更新する処理を示すフローチャート。
符号の説明
100 スケジューリングシステム
110 SLA管理サーバ
120 ユーザ管理サーバ
130 履歴管理サーバ
140 スケジューラ管理装置
141 記憶部
142 取得情報記憶領域
143 レベル対応情報記憶領域
144 回線状況予測情報記憶領域
145 サーバスケジュール情報記憶領域
146 クライアントスケジュール情報記憶領域
147 通信スケジュール情報記憶領域
148 制御部
149 全体制御部
150 情報管理部
151 回線状況予測部
152 スケジュール処理部
153 スケジュール生成部
154 入力部
155 出力部
156 通信部
160 QoS制御サーバ
170 第一ゲートウェイ
180 第一ルータ
190 第二ルータ
210 運用管理者端末
220 クライアント端末
230 第二ゲートウェイ
240 サービスサーバ

Claims (21)

  1. クライアント端末及びサービスサーバの組合せ毎に、予め定められた期間における通信スケジュールを生成するスケジューラ管理装置であって、
    レスポンスタイムの要求値を特定する情報を有するSLA情報と、
    クライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が接続する回線を特定する情報、当該回線の優先順位を特定する情報、当該クライアント端末が接続するサービスサーバを特定する情報、および、当該サービスサーバの優先順位を特定する情報、を有するクライアント情報と、
    サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバが提供するサービスを特定する情報、および、当該サービスサーバが稼働する日時を特定する情報、を有するサーバ情報と、
    回線毎に、日付を特定する情報、当該日付における曜日を特定する情報、当該日付における時間を特定する情報、当該日付及び当該時間における帯域の予測値、および、当該日付及び当該時間におけるサービスサーバ毎のレスポンスタイムの予測値を特定する情報、を有する回線状況予測情報と、
    前記レスポンスタイムの予測値と前記レスポンスタイムの要求値との比率で定まる値の範囲を特定する情報、および、当該値の範囲に対応するSLA違反のレベルを特定する情報、を有するレベル対応情報と、
    を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間を順次選択する処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働しているか否かを確認する処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働している場合には、前記クライアント情報より、通信スケジュールを生成する対象となっているクライアント端末が接続する回線のうち、優先順位の高いものから順に回線を特定し、前記回線状況予測情報より、特定した回線における通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバのレスポンスタイムの予測値を特定し、特定したレスポンスタイムの予測値と、前記レスポンスタイムの要求値と、の比率で定まる値が含まれるレベルを前記レベル対応情報より特定し、特定したレベルが予め定められたレベルよりも小さくなる回線を決定し、決定した回線及び当該回線のレベルを前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働していない場合には、使用する回線がないことを示す情報を前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューラ管理装置。
  2. 請求項1に記載のスケジューラ管理装置であって、
    前記記憶部には、
    前記サービスサーバが停止する日時を特定する情報を有するサーバスケジュール情報が記憶されており、
    前記制御部は、前記サーバ情報及び前記サーバスケジュール情報より、前記選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働しているか否かを確認すること、
    を特徴とするスケジューラ管理装置。
  3. 請求項1に記載のスケジューラ管理装置であって、
    前記記憶部には、
    サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバにアクセスしたクライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が使用した回線を特定する情報、アクセスした際のレスポンスタイムを特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有するアクセス履歴情報と、
    回線を特定する情報、当該回線を使用してアクセスしたサービスサーバを特定する情報、アクセスに使用した帯域を特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有する回線利用履歴情報と、が記憶されており、
    前記制御部は、
    前記予め定められた期間に含まれる日付に対応する曜日における各々の時間において、回線毎に、当該曜日及び時間に対応する帯域を前記回線利用履歴情報から特定する処理と、
    サービスサーバ及び回線の組合せ毎に、前記予め定められた期間に含まれる日付に対応する曜日における各々の時間でのレスポンスタイムを前記アクセス履歴情報から特定する処理と、
    特定した帯域を、前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間における帯域の予測値、特定したレスポンスタイムを、前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間におけるレスポンスタイムの予測値、とする前記回線状況予測情報を生成する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューラ管理装置。
  4. 請求項3に記載のスケジューラ管理装置であって、
    前記記憶部には、前記サービスサーバが通常のサービスとは異なる処理を行う日時を特定する情報を有するサーバスケジュール情報が記憶されており、
    前記制御部は、
    前記サーバスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時において、通常のサービスとは異なる処理を行うサービスサーバを特定する処理と、
    前記クライアント情報より、特定したサービスサーバに接続するクライアント端末が接続する回線を特定する処理と、
    前記サーバスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時において前記サービスサーバが行う通常のサービスとは異なる処理に使用する予め定められた帯域を、特定した回線に対応する前記回線状況予測情報における前記予め定められた期間に含まれる日時の帯域の予測値に追加する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューラ管理装置。
  5. 請求項3に記載のスケジューラ管理装置であって、
    前記記憶部には、前記クライアント端末が前記サービスサーバより通常のサービスの提供を停止し、または、前記クライアント端末が前記サービスサーバより通常のサービスの提供とは異なるサービスの提供を受ける際の日時を特定する情報、回線を特定する情報、および、当該回線に加減される帯域を特定する情報、を有するクライアントスケジュール情報が記憶されており、
    前記制御部は、
    前記クライアントスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時に対応する回線及び当該回線に加減される帯域を特定する処理と、
    特定した回線に対応する前記回線状況予測情報における前記予め定められた期間に含まれる日時の帯域の予測値に、特定した回線に加減される帯域を加減する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューラ管理装置。
  6. 請求項1に記載のスケジューラ管理装置であって、
    前記回線状況予測情報には、さらに、回線の帯域から帯域の予測値を差し引いた利用可能帯域を特定する情報が含まれており、
    前記制御部は、
    入力部又は通信部を介して、クライアント端末、スケジュールを実行する日時、利用するサービス、を特定する情報を含むスケジュール登録リクエストを取得する処理と、
    前記サーバ情報より、前記利用するサービスを提供する前記サービスサーバが、前記スケジュールを実行する日時に稼働しているか否かを確認する処理と、
    前記サービスサーバが、前記スケジュールを実行する日時に稼働している場合には、
    前記利用するサービスに必要な帯域を予測帯域として決定する処理と、
    前記クライアント情報より、前記スケジュール登録リクエストで特定されるクライアント端末が接続する回線のうち、優先順位の高いものから順に回線を選択し、選択した回線の回線状況予測情報より、前記スケジュールを実行する日時に対応する利用可能帯域が、前記予測帯域よりも大きな回線であって、前記予測帯域に対応する補正値で補正されたレスポンスタイムの予測値と、前記レスポンスタイムの要求値と、の比率で定まる値が含まれるレベルを前記レベル対応情報より特定し、特定したレベルが予め定められたレベルよりも小さくなる回線がある場合には、前記スケジュール登録リクエスト、選択した回線及び予測帯域をクライアントスケジュール情報として前記記憶部に記憶する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューラ管理装置。
  7. 請求項1に記載のスケジューラ管理装置であって、
    前記記憶部には、サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバにアクセスしたクライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が使用した回線を特定する情報、アクセスした回数を特定する情報、アクセスした際のレスポンスタイムを特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有するアクセス履歴情報が記憶されており、
    前記制御部は、
    入力部又は通信部を介して、クライアント端末、スケジュールを実行する日時、利用を停止するサービス、を特定する情報を含むスケジュール登録リクエストを取得する処理と、
    前記サーバ情報より、前記利用するサービスを提供する前記サービスサーバを特定する処理と、
    前記アクセス履歴情報より、前記スケジュール登録リクエストで特定されるクライアント端末が、前記スケジュールを実行する日に対応する曜日において、特定した前記サービスサーバにアクセスした回線及び回数を特定する処理と、
    特定した回数に対応する帯域を減算する帯域として特定する処理と、
    前記スケジュール登録リクエスト、特定した回線及び減算する帯域をクライアントスケジュール情報として前記記憶部に記憶する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューラ管理装置。
  8. コンピュータを、クライアント端末及びサービスサーバの組合せ毎に、予め定められた期間における通信スケジュールを生成するスケジューラ管理装置として機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    レスポンスタイムの要求値を特定する情報を有するSLA情報と、
    クライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が接続する回線を特定する情報、当該回線の優先順位を特定する情報、当該クライアント端末が接続するサービスサーバを特定する情報、および、当該サービスサーバの優先順位を特定する情報、を有するクライアント情報と、
    サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバが提供するサービスを特定する情報、および、当該サービスサーバが稼働する日時を特定する情報、を有するサーバ情報と、
    回線毎に、日付を特定する情報、当該日付における曜日を特定する情報、当該日付における時間を特定する情報、当該日付及び当該時間における帯域の予測値、および、当該日付及び当該時間におけるサービスサーバ毎のレスポンスタイムの予測値を特定する情報、を有する回線状況予測情報と、
    前記レスポンスタイムの予測値と前記レスポンスタイムの要求値との比率で定まる値の範囲を特定する情報、および、当該値の範囲に対応するSLA違反のレベルを特定する情報、を有するレベル対応情報と、
    を記憶する記憶手段、制御手段、として機能させ、
    前記制御手段に、
    前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間を順次選択する処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働しているか否かを確認する処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働している場合には、前記クライアント情報より、通信スケジュールを生成する対象となっているクライアント端末が接続する回線のうち、優先順位の高いものから順に回線を特定し、前記回線状況予測情報より、特定した回線における通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバのレスポンスタイムの予測値を特定し、特定したレスポンスタイムの予測値と、前記レスポンスタイムの要求値と、の比率で定まる値が含まれるレベルを前記レベル対応情報より特定し、特定したレベルが予め定められたレベルよりも小さくなる回線を決定し、決定した回線及び当該回線のレベルを前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働していない場合には、使用する回線がないことを示す情報を前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューラ管理装置
  9. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段に、
    前記サービスサーバが停止する日時を特定する情報を有するサーバスケジュール情報を記憶させ、
    前記制御手段に、前記サーバ情報及び前記サーバスケジュール情報より、前記選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働しているか否かを確認させること、
    を特徴とするプログラム。
  10. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段に、
    サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバにアクセスしたクライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が使用した回線を特定する情報、アクセスした際のレスポンスタイムを特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有するアクセス履歴情報と、
    回線を特定する情報、当該回線を使用してアクセスしたサービスサーバを特定する情報、アクセスに使用した帯域を特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有する回線利用履歴情報と、を記憶させ、
    前記制御手段に、
    前記予め定められた期間に含まれる日付に対応する曜日における各々の時間において、回線毎に、当該曜日及び時間に対応する帯域を前記回線利用履歴情報から特定する処理と、
    サービスサーバ及び回線の組合せ毎に、前記予め定められた期間に含まれる日付に対応する曜日における各々の時間でのレスポンスタイムを前記アクセス履歴情報から特定する処理と、
    特定した帯域を前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間における帯域の予測値、特定したレスポンスタイムを前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間におけるレスポンスタイムの予測値、とする前記回線状況予測情報を生成する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段に、前記サービスサーバが通常のサービスとは異なる処理を行う日時を特定する情報を有するサーバスケジュール情報を記憶させ、
    前記制御手段に、
    前記サーバスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時において、通常のサービスとは異なる処理を行うサービスサーバを特定する処理と、
    前記クライアント情報より、特定したサービスサーバに接続するクライアント端末が接続する回線を特定する処理と、
    前記サーバスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時において前記サービスサーバが行う通常のサービスとは異なる処理に使用する予め定められた帯域を、特定した回線に対応する前記回線状況予測情報における前記予め定められた期間に含まれる日時の帯域の予測値に追加する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  12. 請求項10に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段に、前記クライアント端末が前記サービスサーバより通常のサービスの提供を停止し、または、前記クライアント端末が前記サービスサーバより通常のサービスの提供とは異なるサービスの提供を受ける際の日時を特定する情報、回線を特定する情報、および、当該回線に加減される帯域を特定する情報、を有するクライアントスケジュール情報を記憶させ、
    前記制御手段に、
    前記クライアントスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時に対応する回線及び当該回線に加減される帯域を特定する処理と、
    特定した回線に対応する前記回線状況予測情報における前記予め定められた期間に含まれる日時の帯域の予測値に、特定した回線に加減される帯域を加減する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  13. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記回線状況予測情報には、さらに、回線の帯域から帯域の予測値を差し引いた利用可能帯域を特定する情報が含まれており、
    前記制御手段に、
    入力手段又は通信手段を介して、クライアント端末、スケジュールを実行する日時、利用するサービス、を特定する情報を含むスケジュール登録リクエストを取得する処理と、
    前記サーバ情報より、前記利用するサービスを提供する前記サービスサーバが、前記スケジュールを実行する日時に稼働しているか否かを確認する処理と、
    前記サービスサーバが、前記スケジュールを実行する日時に稼働している場合には、
    前記利用するサービスに必要な帯域を予測帯域として決定する処理と、
    前記クライアント情報より、前記スケジュール登録リクエストで特定されるクライアント端末が接続する回線のうち、優先順位の高いものから順に回線を選択し、選択した回線の回線状況予測情報より、前記スケジュールを実行する日時に対応する利用可能帯域が、前記予測帯域よりも大きな回線であって、前記予測帯域に対応する補正値で補正されたレスポンスタイムの予測値と、前記レスポンスタイムの要求値と、の比率で定まる値が含まれるレベルを前記レベル対応情報より特定し、特定したレベルが予め定められたレベルよりも小さくなる回線がある場合には、前記スケジュール登録リクエスト、選択した回線及び予測帯域をクライアントスケジュール情報として前記記憶部に記憶する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  14. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段に、サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバにアクセスしたクライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が使用した回線を特定する情報、アクセスした回数を特定する情報、アクセスした際のレスポンスタイムを特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有するアクセス履歴情報を記憶させ、
    前記制御手段に、
    入力手段又は通信手段を介して、クライアント端末、スケジュールを実行する日時、利用を停止するサービス、を特定する情報を含むスケジュール登録リクエストを取得する処理と、
    前記サーバ情報より、前記利用するサービスを提供する前記サービスサーバを特定する処理と、
    前記アクセス履歴情報より、前記スケジュール登録リクエストで特定されるクライアント端末が、前記スケジュールを実行する日に対応する曜日において、特定した前記サービスサーバにアクセスした回線及び回数を特定する処理と、
    特定した回数に対応する帯域を減算する帯域として特定する処理と、
    前記スケジュール登録リクエスト、特定した回線及び減算する帯域をクライアントスケジュール情報として前記記憶部に記憶する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  15. レスポンスタイムの要求値を特定する情報を有するSLA情報を記憶するSLA管理サーバと、
    クライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が接続する回線を特定する情報、当該回線の優先順位を特定する情報、当該クライアント端末が接続するサービスサーバを特定する情報、および、当該サービスサーバの優先順位を特定する情報、を有するクライアント情報と、サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバが提供するサービスを特定する情報、および、当該サービスサーバが稼働する日時を特定する情報、を有するサーバ情報と、を記憶するユーザ管理サーバと、
    回線毎に、日付を特定する情報、当該日付における曜日を特定する情報、当該日付における時間を特定する情報、当該日付及び当該時間における帯域の予測値、および、当該日付及び当該時間におけるサービスサーバ毎のレスポンスタイムの予測値を特定する情報、を有する回線状況予測情報と、前記レスポンスタイムの予測値と前記レスポンスタイムの要求値との比率で定まる値の範囲を特定する情報、および、当該値の範囲に対応するSLA違反のレベルを特定する情報、を有するレベル対応情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、クライアント端末及びサービスサーバの組合せ毎に、予め定められた期間における通信スケジュールを生成するスケジューラ管理装置と、
    前記スケジューラ管理装置が生成した通信スケジュールに従って、クライアント端末の接続する回線を選択するゲートウェイと、を有するスケジューリングシステムであって、
    前記スケジューラ管理装置の制御部は、
    前記SLA情報、前記クライアント情報及び前記サーバ情報、を前記SLAサーバ及び前記ユーザ管理サーバより取得する処理と、
    前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間を順次選択する処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働しているか否かを確認する処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働している場合には、前記クライアント情報より、通信スケジュールを生成する対象となっているクライアント端末が接続する回線のうち、優先順位の高いものから順に回線を特定し、前記回線状況予測情報より、特定した回線における通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバのレスポンスタイムの予測値を特定し、特定したレスポンスタイムの予測値と、前記レスポンスタイムの要求値と、の比率で定まる値が含まれるレベルを前記レベル対応情報より特定し、特定したレベルが予め定められたレベルよりも小さくなる回線を決定し、決定した回線及び当該回線のレベルを前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、
    前記サーバ情報より、選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働していない場合には、使用する回線がないことを示す情報を前記選択された日付及び時間における通信スケジュールとする処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューリングシステム。
  16. 請求項15に記載のスケジューリングシステムであって、
    前記スケジューラ管理装置の記憶部には、前記サービスサーバが停止する日時を特定する情報を有するサーバスケジュール情報が記憶されており、
    前記スケジューラ管理装置の制御部は、前記サーバ情報及び前記サーバスケジュール情報より、前記選択された日付及び時間において、通信スケジュールを生成する対象となっているサービスサーバが稼働しているか否かを確認すること、
    を特徴とするスケジューリングシステム。
  17. 請求項15に記載のスケジューリングシステムであって、
    サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバにアクセスしたクライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が使用した回線を特定する情報、アクセスした際のレスポンスタイムを特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有するアクセス履歴情報と、回線を特定する情報、当該回線を使用してアクセスしたサービスサーバを特定する情報、アクセスに使用した帯域を特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有する回線利用履歴情報と、を記憶する履歴管理サーバをさらに有し、
    前記スケジューラ管理装置の制御部は、
    前記アクセス履歴情報と、前記回線利用履歴情報と、を前記履歴管理サーバより取得する処理と、
    前記予め定められた期間に含まれる日付に対応する曜日における各々の時間において、回線毎に、当該曜日及び時間に対応する帯域を前記回線利用履歴情報から特定する処理と、
    サービスサーバ及び回線の組合せ毎に、前記予め定められた期間に含まれる日付に対応する曜日における各々の時間でのレスポンスタイムを前記アクセス履歴情報から特定する処理と、
    特定した帯域を、前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間における帯域の予測値、特定したレスポンスタイムを、前記予め定められた期間に含まれる日付及び時間におけるレスポンスタイムの予測値、とする前記回線状況予測情報を生成する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューリングシステム。
  18. 請求項17に記載のスケジューリングシステムであって、
    前記スケジューラ管理装置の記憶部には、前記サービスサーバが通常のサービスとは異なる処理を行う日時を特定する情報を有するサーバスケジュール情報が記憶されており、
    前記スケジューラ管理装置の制御部は、
    前記サーバスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時において、通常のサービスとは異なる処理を行うサービスサーバを特定する処理と、
    前記クライアント情報より、特定したサービスサーバに接続するクライアント端末が接続する回線を特定する処理と、
    前記サーバスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時において前記サービスサーバが行う通常のサービスとは異なる処理に使用する予め定められた帯域を、特定した回線に対応する前記回線状況予測情報における前記予め定められた期間に含まれる日時の帯域の予測値に追加する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューリングシステム。
  19. 請求項17に記載のスケジューリングシステムであって、
    前記スケジューラ管理装置の記憶部には、前記クライアント端末が前記サービスサーバより通常のサービスの提供を停止し、または、前記クライアント端末が前記サービスサーバより通常のサービスの提供とは異なるサービスの提供を受ける際の日時を特定する情報、回線を特定する情報、および、当該回線に加減される帯域を特定する情報、を有するクライアントスケジュール情報が記憶されており、
    前記スケジューラ管理装置の制御部は、
    前記クライアントスケジュール情報より、前記予め定められた期間に含まれる日時に対応する回線及び当該回線に加減される帯域を特定する処理と、
    特定した回線に対応する前記回線状況予測情報における前記予め定められた期間に含まれる日時の帯域の予測値に、特定した回線に加減される帯域を加減する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューリングシステム。
  20. 請求項15に記載のスケジューリングシステムであって、
    前記回線状況予測情報には、さらに、回線の帯域から帯域の予測値を差し引いた利用可能帯域を特定する情報が含まれており、
    前記スケジューラ管理装置の制御部は、
    入力部又は通信部を介して、クライアント端末、スケジュールを実行する日時、利用するサービス、を特定する情報を含むスケジュール登録リクエストを取得する処理と、
    前記サーバ情報より、前記利用するサービスを提供する前記サービスサーバが、前記スケジュールを実行する日時に稼働しているか否かを確認する処理と、
    前記サービスサーバが、前記スケジュールを実行する日時に稼働している場合には、
    前記利用するサービスに必要な帯域を予測帯域として決定する処理と、
    前記クライアント情報より、前記スケジュール登録リクエストで特定されるクライアント端末が接続する回線のうち、優先順位の高いものから順に回線を選択し、選択した回線の回線状況予測情報より、前記スケジュールを実行する日時に対応する利用可能帯域が、前記予測帯域よりも大きな回線であって、前記予測帯域に対応する補正値で補正されたレスポンスタイムの予測値と、前記レスポンスタイムの要求値と、の比率で定まる値が含まれるレベルを前記レベル対応情報より特定し、特定したレベルが予め定められたレベルよりも小さくなる回線がある場合には、前記スケジュール登録リクエスト、選択した回線及び予測帯域をクライアントスケジュール情報として前記記憶部に記憶する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューリングシステム。
  21. 請求項15に記載のスケジューリングシステムであって、
    サービスサーバを特定する情報、当該サービスサーバにアクセスしたクライアント端末を特定する情報、当該クライアント端末が使用した回線を特定する情報、アクセスした回数を特定する情報、アクセスした際のレスポンスタイムを特定する情報、アクセスした曜日を特定する情報、および、アクセスした時間を特定する情報、を有するアクセス履歴情報を記憶する履歴管理サーバをさらに有し、
    前記スケジューラ管理装置の制御部は、
    前記アクセス履歴情報を前記履歴管理サーバより取得する処理と、
    入力部又は通信部を介して、クライアント端末、スケジュールを実行する日時、利用を停止するサービス、を特定する情報を含むスケジュール登録リクエストを取得する処理と、
    前記サーバ情報より、前記利用するサービスを提供する前記サービスサーバを特定する処理と、
    前記アクセス履歴情報より、前記スケジュール登録リクエストで特定されるクライアント端末が、前記スケジュールを実行する日に対応する曜日において、特定した前記サービスサーバにアクセスした回線及び回数を特定する処理と、
    特定した回数に対応する帯域を減算する帯域として特定する処理と、
    前記スケジュール登録リクエスト、特定した回線及び減算する帯域をクライアントスケジュール情報として前記記憶部に記憶する処理と、を行うこと、
    を特徴とするスケジューリングシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013206075A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nec Corp 配信システム
JP2014518480A (ja) * 2011-06-27 2014-07-28 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー カレンダデータに基づくアップリンク帯域幅およびダウンリンク帯域幅の動的な最適化
WO2017136715A1 (en) * 2016-02-05 2017-08-10 Intel Corporation Creating and managing optimal routes for users' day

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