JP2006215114A - 光ファイバケーブルの製造方法、光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用シース - Google Patents
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Abstract
【課題】 集合コアをシースで覆う際に、シース熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させることのない光ファイバケーブルの製造方法、光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用シースを提供する。
【解決手段】 長手方向に切れ目21を有する円筒状のシース20を供給しながら所定位置において切れ目21を開き、光ファイバ34を収容した集合コア35を開いた切れ目21から挿入した後、切れ目21を閉じて接着する。このため、従来のように溶融した樹脂でシース20を形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるのを防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 長手方向に切れ目21を有する円筒状のシース20を供給しながら所定位置において切れ目21を開き、光ファイバ34を収容した集合コア35を開いた切れ目21から挿入した後、切れ目21を閉じて接着する。このため、従来のように溶融した樹脂でシース20を形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるのを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、一本以上の光ファイバを収容した集合コアを収納する光ファイバケーブルの製造方法、光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用シースに関するものである。
従来より、図5に示すような一本以上の光ファイバが収容された集合コアを収納した光ファイバケーブルが知られている(例えば特許文献1参照)。
この光ファイバケーブル100では、外周側に光ファイバテープを収容する光ファイバテープ収容溝101を形成してなるスロットロッド102に、スロットロッド102の軸方向に螺旋状に押え巻回テープ103を巻回して1層設け、さらに押え巻回テープ103の外周面にはスロット102の外周面をスロット102の軸を中心として一巻きで包む包み巻きテープ104を1層設け、包み巻きテープ104の外周側には包み巻きテープ104を固定するシース105を設けてある。
特開2000−98200号公報(図1)
この光ファイバケーブル100では、外周側に光ファイバテープを収容する光ファイバテープ収容溝101を形成してなるスロットロッド102に、スロットロッド102の軸方向に螺旋状に押え巻回テープ103を巻回して1層設け、さらに押え巻回テープ103の外周面にはスロット102の外周面をスロット102の軸を中心として一巻きで包む包み巻きテープ104を1層設け、包み巻きテープ104の外周側には包み巻きテープ104を固定するシース105を設けてある。
ところで、前述したシース105を施すシース工程においては、押し出し機により溶融したシース材料を集合コア上に被覆するが、被覆された直後のシース材料は温度が高い(170〜200℃)ので、被覆直後に水槽に入れるなどして冷却している。ところが、近年、光ケーブルの高密度化によって、光ファイバの本数や光ファイバテープ心線の枚数を多くした光ファイバケーブルが望まれている。この場合、シースの近傍に配置された光ファイバや光ファイバテープ心線はシースの熱により光ファイバの外被や光ファイバテープ心線の一体化樹脂等が好ましくない影響を受けて伝送特性が悪化することがあった。
本発明の目的は、集合コアをシースで覆う際に、シースの熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させることのない光ファイバケーブルの製造方法、光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用シースを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法は、長手方向に切れ目を有する円筒状のシースを供給しながら所定位置において当該切れ目を開き、一本以上の光ファイバを収容した集合コアを開いた前記切れ目から挿入した後、前記切れ目を閉じて接着することを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブルの製造方法においては、予め円筒形状に形成され長手方向に切れ目が設けられているシースに、一本以上の光ファイバを収容した集合コアを切れ目から挿入し、その後、切れ目を閉じて接着する。このため、従来のように溶融した樹脂でシースを形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるという不都合を回避することができる。
ここで、シースの材料としては、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
ここで、シースの材料としては、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
また、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法は、前記シースは、切れ目のない中空のパイプ状シース(以下、シームレスシースと記載する)を、カッターによって長手方向に沿って切断しながら供給されていることを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブルの製造方法においては、円筒形状に形成され長手方向に切れ目を有するシースは、シームレスシースをカッターによって長手方向に切断しながら供給されるので、製造工程の短時間化および簡略化を図ることができる。例えば、カッターでシームレスシースを切断する際に、カッターを定位置に固定しておいてシームレスシースを送り込むことにより切断することができる。
また、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法は、前記切れ目は、前記シースの肉厚方向に対して傾斜していることを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブルの製造方法においては、シースの切れ目がシースの肉厚方向に対して傾斜しているので、重なり部分の面積を大きくとることができる。このため、集合コア挿入後の切れ目の接着を完全に行うことができ、防水性を確保することができる。また、重なり部分が多少ずれても確実に接着することができる。
また、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法は、前記切れ目は、高温度の空気噴流(以下、ホットジェットと記載する)により融着されることを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブルの製造方法においては、ホットジェットによって切れ目を加熱することにより切れ目を接着することができる。
また、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法は、前記切れ目に接着用の樹脂を挟装し、切れ目を形成する対向面を圧接することを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブルの製造方法においては、切れ目の間に接着用の樹脂を挟んでおくので、その後、例えばホットジェットにより加熱して迅速かつ確実に切れ目を接着し、防水性を確保することができる。
なお、シースの材料によっては、ホットジェットを用いなくても、切れ目を形成する面同士を相互に押し付けるだけで接着することができる。(例えば、シース材料がポリ塩化ビニルの場合等)。
なお、シースの材料によっては、ホットジェットを用いなくても、切れ目を形成する面同士を相互に押し付けるだけで接着することができる。(例えば、シース材料がポリ塩化ビニルの場合等)。
また、本発明にかかる光ファイバケーブルは、一本以上の光ファイバを収容した集合コアと、前記集合コアを収納する切れ目を有するシースとから成り、前記切れ目は接着されていることを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブルにおいては、一本以上の光ファイバを収容した集合コアをシースの切れ目から収納し、その後に切れ目を接着してあるので、従来のように集合コアの外側を溶融した樹脂で覆う工程がない。このため、溶融した樹脂でシースを形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるという不都合を回避することができる。
また、本発明にかかる光ファイバケーブル用シースは、一本以上の光ファイバを収容した集合コアを収納するための長手方向の切れ目が形成されていることを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブル用シースにおいては、シースの長手方向に形成されている切れ目から集合コアをシース内部に導入して容易に収納することができるので、従来のように集合コアの外側を溶融した樹脂で覆う必要がない。このため、溶融した樹脂でシースを形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるという不都合を回避することができる。
また、本発明にかかる光ファイバケーブル用シースは、前記切れ目が、前記シースの肉厚方向に対して傾斜していることを特徴としている。
このように構成された光ファイバケーブル用シースにおいては、シースの切れ目がシースの肉厚方向に対して傾斜しているので、重なり部分の面積を大きくとることができる。このため、集合コア収納後の切れ目の接着を完全に行うことができ、防水性を確保することができる。また、重なり部分が多少ずれても確実に接着することができる。
本発明によれば、予め円筒形状に形成され、長手方向に切れ目が設けられているシースに、一本以上の光ファイバを収容した集合コアを切れ目から挿入し、その後切れ目を接着して光ファイバケーブルを製造する。このため、従来のような溶融した樹脂でシースを形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるという問題を解消できるという効果が得られる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の光ファイバケーブルの製造方法を実施することができる製造装置の斜視図、図2は本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法に用いる光ファイバケーブル用シースを示す断面図、図3は光ファイバケーブルの1例を示す断面図、図4は光ファイバケーブルの長手方向の断面図である。
図2に示すように、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法に用いられる光ファイバケーブル用シース20は、予め内部空間20aを有する円筒形状に形成されており、集合コアを収納すべく長手方向に切れ目21が形成されている。この切れ目21は、シース20の肉厚方向(すなわち径方向)に対して傾斜している。なお、切れ目21に接着用の樹脂23を挟装しておいて、加熱や押圧により切れ目21を迅速に接着するようにしてもよい。
以上説明したような光ファイバケーブル用シース20によれば、シース20に切れ目21を設けこの切れ目21がシース20の肉厚方向に対して傾斜しているので、重なり部分の面積を大きくとることができる。このため、切れ目21の接着を完全に行うことができ、防水性を確保することができる。また、重なり部分が多少ずれても確実に接着することができる。
図3には、上述したシース20を用いた光ファイバケーブル30の一例が示されている。この光ファイバケーブル30では、シース20の内部空間20aに集合コア31を収納している。例えば、集合コア31は、中心にテンションメンバ32を有し、外周面に螺旋状のスロット33を有していて、このスロット33に4心テープ心線等のテープ心線34を積層して収納したスロットロッド35を用いることができる。なお、テープ心線34を収納したスロットロッド35の外側には、上巻きテープ36が巻回されている。そして、シース20の切れ目21を閉じて接着し、光ファイバケーブル30が形成されている。
なお、図4に示すように、シース20の内面20aに突起22を設けて、集合コア31がシース20に対して相対的に移動しないようにすることが望ましい。この場合には、突起22の幅Lをスロット33の溝幅Iよりも大きくするとともに突起22をスロット33と同じ螺旋状に形成することができる。この場合、突起22とスロットロッド35のリブ37が互いに押し合うことでシース20と集合コア31との間の移動が抑制できる、また、幅Lは溝幅Iよりも大きく形成してあるので、万が一シース21が移動したときでも、突起22がスロット33に落ち込んでテープ心線34を圧迫することが無い。
また、突起22の形状をスロット33の螺旋方向とは異なる方向に形成してもよい。例えば、スロット33の螺旋の向きと反対の螺旋状としたり、突起22を単に長手方向に沿って設けるようにしてもよい。なお、シース20の内径が集合コア31の外径よりも小さめとなるようにし、突起22によりスロットロッド35のリブ37を押圧するようにして、集合コア31がシース20に対して相対的に動きにくくなるようにするのが望ましい。
例えば、螺旋状の突起22は、押し出し成型してシース20を形成するクロスヘッド部を回転可能にしておき、シース20を押し出し成型する際に、上面に凹部を設けたニップルを回転させることにより形成することができる。
例えば、螺旋状の突起22は、押し出し成型してシース20を形成するクロスヘッド部を回転可能にしておき、シース20を押し出し成型する際に、上面に凹部を設けたニップルを回転させることにより形成することができる。
以上説明したような光ファイバケーブル30によれば、複数のテープ心線34を収容したスロットロッド35より成る集合コア31をシース20の切れ目21から収納し、その後に切れ目21を接着して形成してあるので、従来のように集合コアの外側を溶融した樹脂で覆う工程がない。このため、溶融した樹脂でシース20を形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるという不都合を回避することができる。
次に、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造装置と製造方法について説明する。
まず、図1に示した、本製造方法に用いることができる製造装置10について説明する。なお、図2〜図4において前述したものと同じ部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
まず、図1に示した、本製造方法に用いることができる製造装置10について説明する。なお、図2〜図4において前述したものと同じ部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
この製造装置10では、上流側(図1中右側)に円筒形状をしたシームレスシース19を供給する例えばシームレスシース19が巻き取られているリール等の供給手段(図示省略)が設けられている。供給手段の下流側には、シームレスシース19に長手方向に切れ目21を設けるためのカッター11が定位置において斜めに設置されており、供給されるシームレスシース19に長手方向に沿って厚み方向に対して斜めの切れ目21を設けることができるようになっている。
カッター11の下流側には、切れ目の設けられたシース20を切れ目21から拡げて開口するための開口装置12が、シース20の供給方向の左右両側に各々設けられている。この開口装置12は、例えば所定位置に固定された支持ポスト12aと、この支持ポスト12aの上端部からシース20に向かって水平方向に設けられた梁12bと、この梁12bの先端に下向きに設けられてシース20の切れ目21を左右に拡げるためのガイド部12cとを備えている。左右のガイド部12cは、少なくともシース20の切れ目21から集合コア31を挿入することができる幅に、切れ目21を開口することができるように離して設けられている。このガイド部12cは、一度切れ目21を引っ掛けておけば、外れることなく供給されるシース20の切れ目21を拡げることができるようになっている。
開口装置12の下流側には、集合コア31を挿入したシース20を閉じて切れ目21を重ねるための押えローラ13が左右両側に対向して各々回転可能に設けられている。この押えローラ13は、中央部が略円形状にくぼんだ形状をしており、円形断面のシース20の外周面を押圧している。これにより、シース20を左右両側から挟んで元の円形断面にする際に、シース20が上下方向に逃げるのを防止することができる。なお、押えローラ13は、図1に示すように1対設けるようにしてもよいが、搬入方向に複数組設けるようにしてもよい。この場合には、左右の押えローラ13の間隔を徐々に狭めて、最終的に光ファイバケーブル30の外径と略等しい間隔とするのが望ましい。
押えローラ13の下流側には、押えローラ13によって切れ目21が重ねられたシース20を上側から加熱して融着するためのホットジェット14が設けられている。シース20は、例えばポリエチレンで製造されているため、切れ目21を加熱することにより融着することができるが、切れ目21に接着用の樹脂23を挟装することができるノズル40を設け、この樹脂23をホットジェットにより加熱して接着するようにしてもよい。
そして、下流端には、シース20の切れ目21が接着され冷却された光ファイバケーブル30を巻き取る巻取リール(図示省略)が設けられている。
そして、下流端には、シース20の切れ目21が接着され冷却された光ファイバケーブル30を巻き取る巻取リール(図示省略)が設けられている。
次に、本発明にかかる光ファイバケーブルの製造方法について説明する。
図1に示すように、円筒状のシームレスシース19を供給しながらカッター11によって切断して切れ目21を設け、この切れ目21から切れ目の設けられたシース20の内部に開口装置12のガイド部12cを挿入して切れ目21を開口する。開口された切れ目21からシース20の内部空間20aに集合コア31を挿入し、シース20と集合コア31を一体で搬送するとともに、広げられている切れ目21を左右の押えローラ13により押えて切れ目21を閉じる。閉じられた切れ目21をホットジェット14により加熱して、切れ目21を融着する。切れ目21が閉じられる前、或いは閉じられるときに、ノズル40から供給される接着用樹脂23を切れ目21に挟装しておくと、大きな接着強度でもって切れ目21を接合することができる。このようにして製造された光ファイバケーブル30は、冷却された後に巻き取られる。
図1に示すように、円筒状のシームレスシース19を供給しながらカッター11によって切断して切れ目21を設け、この切れ目21から切れ目の設けられたシース20の内部に開口装置12のガイド部12cを挿入して切れ目21を開口する。開口された切れ目21からシース20の内部空間20aに集合コア31を挿入し、シース20と集合コア31を一体で搬送するとともに、広げられている切れ目21を左右の押えローラ13により押えて切れ目21を閉じる。閉じられた切れ目21をホットジェット14により加熱して、切れ目21を融着する。切れ目21が閉じられる前、或いは閉じられるときに、ノズル40から供給される接着用樹脂23を切れ目21に挟装しておくと、大きな接着強度でもって切れ目21を接合することができる。このようにして製造された光ファイバケーブル30は、冷却された後に巻き取られる。
以上、前述した光ファイバケーブルの製造方法によれば、切れ目の設けられたシース20を供給するとともにこのシース20の切れ目21から集合コア31を挿入するので、従来のように溶融した樹脂でシースを形成する際の熱によって光ファイバの伝送特性を悪化させるのを防止することができる。
また、長手方向に切れ目を有するシース20は、シームレスシース19をカッター11によって長手方向に切断しながら供給されるので、製造工程の短時間化および簡略化を図ることができる。
さらに、シース20の切れ目21がシース20の肉厚方向に対して斜めに切断されているので、重なり部分の面積を大きくとることができる。このため、集合コア31挿入後の切れ目21の接着を完全に行うことができ、防水性を確保することができる。また、重なり部分が多少ずれても確実に接着することができる。
また、長手方向に切れ目を有するシース20は、シームレスシース19をカッター11によって長手方向に切断しながら供給されるので、製造工程の短時間化および簡略化を図ることができる。
さらに、シース20の切れ目21がシース20の肉厚方向に対して斜めに切断されているので、重なり部分の面積を大きくとることができる。このため、集合コア31挿入後の切れ目21の接着を完全に行うことができ、防水性を確保することができる。また、重なり部分が多少ずれても確実に接着することができる。
なお、本発明の光ファイバケーブルの製造方法、光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用シースは、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した光ファイバケーブルの製造方法の実施形態においては、シームレスシース19を供給しながらカッター11により切れ目21を設けて集合コア31を挿入する場合について説明したが、予め長手方向に切れ目21が設けられているシース20を用いることも可能である。この場合には、カッター11は設ける必要がない。
また、前述した集合コア31に用いるものとして、複数のテープ心線34をスロット33に収納したスロットロッド35を例示したが、これに限るものではない。なお、スロットロッド35は、一方向に撚られたスロット33を有するものでもよいし、SZ型のスロット33を有するものであっても適用できる。
例えば、前述した光ファイバケーブルの製造方法の実施形態においては、シームレスシース19を供給しながらカッター11により切れ目21を設けて集合コア31を挿入する場合について説明したが、予め長手方向に切れ目21が設けられているシース20を用いることも可能である。この場合には、カッター11は設ける必要がない。
また、前述した集合コア31に用いるものとして、複数のテープ心線34をスロット33に収納したスロットロッド35を例示したが、これに限るものではない。なお、スロットロッド35は、一方向に撚られたスロット33を有するものでもよいし、SZ型のスロット33を有するものであっても適用できる。
また、長手方向に真っ直ぐなスロット33や、SZ型スロット33のように一方向に撚らないスロットロッド35を用いる場合には、スロットロッド35をシース20に挿入する際に、同時に光ファイバを収納する集合を行うことができる。これにより、製造工程の短縮化を図ることができる。
11 カッター
14 ホットジェット
20 シース
21 切れ目
30 光ファイバケーブル
31 集合コア
34 テープ心線
14 ホットジェット
20 シース
21 切れ目
30 光ファイバケーブル
31 集合コア
34 テープ心線
Claims (8)
- 長手方向に切れ目を有する円筒状のシースを供給しながら所定位置において当該切れ目を開き、一本以上の光ファイバを収容した集合コアを開いた前記切れ目から挿入した後、前記切れ目を閉じて接着することを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
- 前記シースは、カッターによって長手方向に沿ってシームレスシースを切断しながら供給されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブルの製造方法。
- 前記切れ目は、前記シースの肉厚方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバケーブルの製造方法。
- 前記切れ目は、ホットジェットにより融着されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光ファイバケーブルの製造方法。
- 前記切れ目に接着用の樹脂を挟装し、切れ目を形成する対向面を圧接することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光ファイバケーブルの製造方法。
- 一本以上の光ファイバを収容した集合コアと、前記集合コアを収容する切れ目を有するシースとから成り、前記切れ目は接着されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
- 一本以上の光ファイバを収容した集合コアを収納するための長手方向に切れ目が形成されていることを特徴とする光ファイバケーブル用シース。
- 前記切れ目が、前記シースの肉厚方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項7に記載の光ファイバケーブル用シース。
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JP2013061524A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Fujikura Ltd | 光ユニット、光ファイバケーブルの製造方法及び光ユニットと光ファイバケーブル |
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