JP2006212871A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 像担持体へのレーザ走査に対してレーザ光量調整が連続的に行えない場合においても、副走査方向に対してレーザ光量を補正することが出来、副走査方向の色ムラを抑圧した、像担持体への潜像を可能にする画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数のレーザ光源から発するレーザ光量値を検出するレーザ光量値検出手段と、前記レーザ光量値検出手段の検出結果に基づいて前記複数のレーザ光源の光量を調整する光量調整手段とを備え、前記光量調整手段による光量調整を前記走査に対し間欠的に行い、前記主走査同期信号を基準とし像担持体上に同時に複数ラインの潜像を形成する画像形成装置において、前記光量調整手段による光量調整とは異なるタイミングにおいてレーザ光量が略一定になるようにレーザ光量値を補正するレーザ光量補正手段と、前記レーザ光量補正手段に用いる補正値を記憶する記憶素子を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数のレーザ光源から発するレーザ光量値を検出するレーザ光量値検出手段と、前記レーザ光量値検出手段の検出結果に基づいて前記複数のレーザ光源の光量を調整する光量調整手段とを備え、前記光量調整手段による光量調整を前記走査に対し間欠的に行い、前記主走査同期信号を基準とし像担持体上に同時に複数ラインの潜像を形成する画像形成装置において、前記光量調整手段による光量調整とは異なるタイミングにおいてレーザ光量が略一定になるようにレーザ光量値を補正するレーザ光量補正手段と、前記レーザ光量補正手段に用いる補正値を記憶する記憶素子を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の光ビームを用いて光書き込みを行うマルチビーム書き込み方式の画像形成装置に関するものである。
近年、LBPでは複数の光ビームを用いて像担持体に光書き込みを行うマルチビーム書き込み方式がよく用いられている。
図3は、複数のレーザ光源を持つマルチビーム半導体レーザを用いたレーザスキャナーユニット110の平面図をレーザスキャナユニットの制御部を追記した形で示している。10は複数のレーザ光源を持つ半導体レーザ、11は半導体レーザ10より発振したレーザ光(LD1〜LD4)を偏向させるポリゴンミラー、12は偏向されたレーザ光の照射を検出するBDセンサ、14、15はポリゴンミラーにより偏向されたレーザ光の走査速度を一定速に補正するfθレンズ、16は速度補正されたレーザ光を像担持体へ反射させる反射ミラー、17は半導体レーザの発光制御を行うレーザドライバ、18はポリゴンミラーの速度制御を行うスキャナモータドライバ、19はレーザドライバ17やスキャナモータドライバ18に対して発光指令及びモータの加減速指令を送信するプリント制御部、22は担持体へ潜像する画像データをレーザドライバ17に送信するビデオコントローラである。プリント制御部19はスキャナモータドライバ18を制御しポリゴンミラー11を所望の速度にて回転させる。更にプリント制御部19はレーザドライバ17を制御し複数のレーザ光源を持つ半導体レーザより所望の光源及びタイミングにてレーザ発振させる。発振したレーザ光はポリゴンミラー11により変更されスキャナユニット内に配置されたBDセンサ12に照射される。BDセンサ12は規定の光量を照射されると主走査同期信号をプリント制御部に出力する。プリント制御部19は主走査同期信号の出力値を基に、主走査方向の画像書き出しタイミングの調整を行ない、タイミング信号をビデオコントローラ22に送信する。ビデオコントローラ22は、タイミング信号に同期してレーザドライバ17へ担持体に潜像する画像データを順次送信する。
レーザドライバ17は、安価でレーザ照射光量が比較的安定して得られる自動光量調整(以下APCと記す)回路の搭載されたものがLBPによく用いられている。APC回路を搭載したレーザドライバでは、APC発光と呼ばれるレーザ発光を行うことによりホールド容量に電荷をチャージする。このホールド容量値によりレーザダイオードのスイッチング電流量を所定値に保持することが出来、安定したレーザの発光を実現することが出来る。LBPではこのAPC発光を像担持体一走査に対し一度行うことによりことによりレーザの照射光量を一定に保っている(以下、ライン間APC発光と記す)。また上記レーザドライバには自動電流調整(以下ACCと記す)発光と呼ばれる強制発光モードが存在する。
しかしながら、最近ではLBPの高速化、高画質化の要求より、スキャナモータの回転スピードが上昇し、全てのレーザに対して十分なAPC発光が行えなくなる傾向にある、またOFS光学系を用いたスキャナ構成のようにもともとAPC発光を行える領域が狭いものもあり、ライン間APC発光が実現できなくなるといった問題が発生している。
この問題を解決する為に、APC発光の実行を一走査に対して一レーザ分のみ行い、複数のレーザに対して順次APC発光を行うといった方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
図8に従来方式におけるレーザ制御システムの概略構成を、図9に4つのレーザ光源を持つ半導体レーザ使用時において順次APC発光を行った場合のレーザ制御及びレーザ光量を示すタイミングチャート図を示す。図8における、10はレーザスキャナ上に配置された半導体レーザ、12はレーザ光の主走査同期信号を検出するBDセンサ、17は半導体レーザを制御するレーザドライバ、23は半導体レーザより送信されるレーザ発光量を示すアナログ値をディジタル値に変換するA/D変換回路、22は感光ドラム上に潜像する画像情報を送信するビデオコントローラ、21はレーザドライバにレーザ発光の指示を送り、また画像書き出しタイミング信号をビデオコントローラに送信し、更にレーザドライバからレーザ光量を受信するレーザ制御回路、19はレーザ制御回路21など画像形成にかかわる制御を行うプリント制御部である。プリント制御部19は、BDセンサ12から送信される主走査同期信号に同期してレーザドライバに制御信号を送信する。またレーザ制御回路21は、主走査同期信号に同期してビデオコントローラ22に画像書き出しタイミング信号を送信する。
図9における、(a)はBDセンサ12により出力された主走査同期信号、(b)はLD1〜LD4各々のレーザの発光状態を明示する図、(c)(d)(g)(h)はそれぞれLD1、LD2、LD3、LD4におけるレーザ発光を行った場合のレーザ発光量を示す図である。また(e_1)〜(e_5)の領域は非画像領域を、(f_1)〜(f_4) は画像領域をそれぞれ示している。4つのレーザ光源を持つ半導体レーザを用いた場合、LD1〜LD4のAPC発光は、図に示されるように、四走査に一度行なわれる。
特開平2−188277号公報
しかしながら、レーザの発光量はAPC発光を行った直後から次にAPC発光を行うまでの間に徐々に減少してゆく(図9における(c)(d)(g)(h))。その為、上記の様にレーザ走査に対し間欠的にAPC発光を行った場合、副走査方向にレーザ光量の差異が生じるため、画像にムラが生じてしまう問題があった。
本発明は、以上の点に鑑み、間欠APC発光制御における光量調整時以外で生じる光量変動を考慮し、レーザ発光量を補正し、ライン(副走査)間のレーザ光量を一定にし副走査方向にムラのない画像を印字できる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成する為、本出願に係る第一の発明は、複数のレーザスポットが主走査方向にずれた状態で走査するように配置された複数のレーザ光源と、前記レーザ光源から発振したレーザ光を偏向器によって像担持体主走査方向に走査するレーザ偏向手段と、偏向された複数のレーザ光の主走査同期信号を検出する主走査同期信号検出手段と、前記複数のレーザ光源から発するレーザ光量値を検出するレーザ光量値検出手段と、前記レーザ光量値検出手段の検出結果に基づいて前記複数のレーザ光源の光量を調整する光量調整手段とを備え、前記光量調整手段による光量調整を前記走査に対し間欠的に行い、前記主走査同期信号を基準とし像担持体上に同時に複数ラインの潜像を形成する画像形成装置において、前記光量調整手段による光量調整とは異なるタイミングにおいてレーザ光量が略一定になるようにレーザ光量値を補正するレーザ光量補正手段と、前記レーザ光量補正手段に用いる補正値を記憶する記憶素子を備えることを特徴とする。上記構成にすることにより、レーザ走査に対して間欠的にAPC発光を行う画像形成装置においても、副走査間におけるレーザ光量を一定にすることが可能となる。
本出願に係る第二の発明は、補正値は記憶素子に予め保持されていることを特徴とする。上記構成にすることにより、プリント前にレーザ光量の減衰量を検出する必要が無い為、簡素な制御で副走査間におけるレーザ光量を一定にすることが可能となる。
本出願に係る第三の発明は、前記補正値は前記レーザ光量値検知手段にて、異なるタイミングで検知された2つ以上のレーザ光量値に基づきレーザ光量値の補正量を算出するレーザ光量補正値算出手段により算出されることを特徴とする。上記構成にすることにより、プリント要求時のエンジン状態におけるレーザ光量の減衰量をリアルタイムで算出することが出来る為、正確にレーザ光量の補正が可能となる。
本出願に係る第四の発明は、前記レーザの光量値を補正するタイミングは、前記レーザ光が前記像担持体に照射されない非画像領域であることを特徴とする。上記構成にすることにより、補正サンプル数を最小限に抑えながら副走査方向のレーザ光量の補正が可能となる。
本出願に係る第五の発明は、前記レーザの光量値を補正するタイミングは、前記光量調整手段による光量調整時とは異なる領域で前記光量調整時とは異なる領域を任意に分割した時点であることを特徴とする。上記構成にすることにより、副走査方向のみならず主走査方向に対する光量補正もまた可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、レーザ走査に対してAPC発光を間欠的に行う場合においても、APC発光−APC発光間のレーザ光量を一定にすることが出来、印字画像の副走査方向のムラを抑圧することが出来る。
以下、本発明を図示の実施例に基いて詳細に説明する。
本実施例では、予めレーザ補正値が記憶素子上に記憶されている場合におけるレーザ光量の補正方法について説明する。
まず始めに、本発明の実施例に係る画像形成装置の構成を図2に示す。
図より、101は静電潜像を形成する感光ドラム(Y、M、C、Kはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックを示す)、104は各感光ドラムを駆動するモータ、110は画像信号に応じて露光を行い感光ドラム101上に静電潜像を形成するレーザスキャナ、111はトナーを格納する現像器、103は現像器111より排出されたトナーを感光ドラム101上に排出する現像ローラ、100は用紙を各色の画像形成部に順次搬送する無端状の搬送ベルト、115はモータとギア等でなる駆動手段と接続され搬送ベルト100を駆動する駆動ローラ、116は駆動ローラ115を駆動するモータ、117は用紙に転写されたトナーを溶融、固着させる定着器、102は感光ドラムの基準位置を検出する基準位置センサ、112は用紙カセットから用紙を搬送するピックアップローラ、113,114は用紙を搬送ベルト100に導く搬送ローラである。
不図示の外部機器、例えばPCからプリントすべきデータがプリンタに送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了しプリント可能状態となると、用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルト100に到達し、搬送ベルト100により用紙が各色の画像形成部に順次搬送される。搬送ベルト100による用紙搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナ110に送られ、感光ドラム101上に静電潜像が形成され、現像器111及び現像ローラ103により、静電潜像がトナーで現像され、図示しない転写部で用紙上に転写される。同図においては、K、C、M、Yの順に順次画像形成される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、定着器117で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排出される。上記工程を経て、外部機器から指示された画像情報は用紙上に印刷される。
次に本発明に係る主要部について説明する。図1は、レーザ制御システムの概略構成を示している。
図における、10はレーザスキャナ上に配置された半導体レーザ、12はレーザ光の主走査同期信号を検出するBDセンサ、17は半導体レーザを制御するレーザドライバ、23は半導体レーザより送信されるレーザ発光量を示すアナログ値をディジタル値に変換するA/D変換回路、24はレーザドライバのバイアス電流値を任意に変更させるために用いるD/A変換回路、25はレーザ光量の補正量を示すデータが記憶されたROM、22は感光ドラム上に潜像する画像情報を送信するビデオコントローラ、21はレーザドライバにレーザ発光の指示を送り、また画像書き出しタイミング信号をビデオコントローラに送信し、更にレーザドライバからレーザ光量を受信するレーザ制御回路、19はレーザ制御回路21、スキャナモータの駆動制御など画像形成にかかわる制御を行うプリント制御部である。プリント制御部19は、BDセンサ12から送信される主走査同期信号に同期してレーザドライバに制御信号を送信する、また同時にROM25からレーザ光量の補正値を読み出し、D/A変換回路にレーザ光量の補正値を送信し、所望のバイアス電流値となるよう調整する。またレーザ制御回路21は、主走査同期信号に同期してビデオコントローラ22に画像書き出しタイミング信号を送信する。
次に本実施例におけるレーザ光量補正制御に関して図4を用いて説明する。尚、本実施例は4ビームレーザを使用している。また本実施例に係る画像形成装置の主要部(図3)に関しては、従来例に同様であるため説明を省略する。
図4はレーザ制御及び補正方法を明示するタイミングチャート図である。図4における(a)はBDセンサ12により出力された主走査同期信号、(b)はLD1〜LD4のレーザの発光状態を明示する図、(c)はLD1におけるレーザ発光を行った場合の光量未補正時のレーザ発光量と補正サンプル点(s_1)〜(s_4)と補正量(g_1)〜(g_3)を明示した図、(d)はLD1における光量補正処理後のレーザ発光量を示す図である。また(e_1)〜(e_5)の領域は非画像領域を、(f_1)〜(f_4) は画像領域をそれぞれ示している。尚、LD2〜LD4における光量未補正時のレーザ発光量、及び光量補正後のレーザ発光量は、波形遷移のタイミングこそ異なるものの、LD1と同様の振る舞い及び補正処理を行う為、割愛している。(b)に示されるように、非画像領域(e)では、主走査同期信号検出用のレーザ発光(ACC発光)とLD1〜LD4の何れかに対応するAPC発光が行われる。APC発光はレーザ一走査ごとにLD1→LD2→LD3→LD4→LD1と順次行われる。この時のレーザ発光量(c)は、図示のとおり、APC発光が行われた直後から時間の経過と共に徐々に減少してゆく。本実施形態では、この光量の減衰量を工場出荷前の工程にて予め測定し、それを基に光量補正量(g_1)〜(g_3)を算出しROM25内に補正値を格納する。プリント制御部19は、補正を行うタイミング(s_1),(s_2),(s_3)にてROM25に保持された補正量に基づきレーザ発光量を制御する(図4における(d))。
以上のように、本実施制御を行うことにより、レーザ一走査に対して全てのレーザ光でAPC発光を行うことが出来ない場合において、副走査方向のレーザ光量ムラを抑圧し、副走査方向に画像ムラの生じない感光ドラムへの潜像を可能にすることができる。
尚、本実施例では、レーザ光源の本数を4本として制御例を示したが、2本以上であれば、同様の制御を行うことは無論可能である。また、補正値のサンプル数は任意の数であって無論かまわない。また本実施例では、APC発光をLD1→LD2…→LD4→LD1と順次行ったが、特に同不順でも構わない、更にLD1→LD1→LD2→LD2…→LD4→LD4と行ったように同レーザのAPC発光が連続して続いたとしても無論問題はない。また、本実施例では、サンプル点(s_4)での光量値を基準とし補正を行っているが、基準とするサンプル点は(s_1)〜(s_4)のいずれでも良い。
本発明の第2の実施の形態を説明する。
本発明の実施例に係る画像形成装置の構成(図2)、及び画像形成時のレーザ制御(図1)に関しては、実施例1に同様であるため説明を省略する。また本実施例に係る画像形成装置の主要部(図3)に関しては、従来例に同様であるため説明を省略する。
本実施例では、レーザの光量補正を行う補正サンプル点及び補正値をレーザ制御回路内で算出する点が実施例1と異なる。
本実施例におけるレーザ光量補正制御に関して図5、6を用いて説明する。尚、本実施例は4ビームレーザを使用している。
図5は本実施例におけるレーザ制御回路21を機能ごとに分割したブロック図である。図5における30はレーザドライバに制御信号を送信する制御信号送出ブロック、31は半導体レーザのバイアス電流値を変更するための補正データをD/A変換回路に送信する補正値送信ブロック、32はA/D変換回路より送信されたレーザ光量から補正値を算出する補正値算出ブロック、33はビデオコントローラ22に画像の書き出しタイミングを報知するタイミング信号生成ブロックである。図の示されるように、補正値算出ブロック32と補正値送信ブロック31は、プリント制御部19内に存在するEEPROM25と接続されている。補正値算出ブロック32は、補正値算出シーケンス時において、補正値を算出し得られた補正値をEEPROM25に書き込む。補正値送信ブロックは画像形成時においてEEPROM25内の補正値を読み込みD/A変換回路に転送する。
図6は各レーザに対するレーザ制御及び補正方法を明示するタイミングチャート図である。図6における(a)はBDセンサ12により出力された主走査同期信号、(b)はLD1〜LD4のレーザの発光状態を明示する図、(c)はLD1におけるレーザ発光を行った場合の光量未補正時のレーザ発光量と補正サンプル点(s_1)〜(s_9)と補正量(g_1)〜(g_9)を明示した図、(d)はLD1における光量補正処理後のレーザ発光量を示す図である。また(e_1)〜(e_5)の領域は非画像領域を、(f_1)〜(f_4) は画像領域をそれぞれ示している。尚、LD2〜LD4における光量未補正時のレーザ発光量、及び光量補正後のレーザ発光量は、波形遷移のタイミングこそ異なるものの、LD1と同様の振る舞い及び補正処理を行う為、割愛している。まず始めに、補正値の算出方法について説明する。プリント要求前の前回転時にAPC発光開始直後(s_1)と終了直後(s_2)のレーザ発光量を検出する。補正値算出ブロック32は、前記2値よりAPC発光−APC発光間の光量変動を算出し、補正ポイント(s_1)〜(s_9)に対する補正値を算出する(図5における(g_1)〜(g_9))。補正値算出ブロック32は、得られた補正値をEEPROM25に書き込む。画像形成時において、プリント制御部19は、前記補正値算出ブロック32により得られた補正値を用い、レーザドライバに所望の制御信号、及び補正データを送信する。本実施例では記憶素子にEEPROMを用いたが、RAMを用いても無論構わない。
以上のように、本実施制御を行うことにより、レーザ一走査に対して全てのレーザ光でAPC発光を行うことが出来ない場合において、副走査方向のレーザ光量ムラを抑圧し、副走査方向に画像ムラの生じない感光ドラムへの潜像を可能にすることができる。また、補正値をプリント制御部19にて算出することができるため、環境が変動した場合や、耐久による特性変動が生じた場合においても正確にレーザ光量を補正することが出来る。更にレーザ光量補正のポイント数を増やすことにより、副走査方向に対する光量補正だけでなく、主走査方向に対しても補正を行うことが出来る。
尚、本実施例では、レーザ光源の本数を4本として制御例を示したが、2本以上であれば、同様の制御を行うことは無論可能である。また、補正値のサンプル数は任意の数であっても無論かまわない。また本実施例では、APC発光をLD1→LD2…→LD4→LD1と順次行ったが、特に同不順でも構わない、更にLD1→LD1→LD2→LD2…→LD4→LD4のように同レーザのAPC発光が連続して続いたとしても無論問題はない。
更に本実施例ではレーザ光量の減衰に対する補正を行なっているが、無論レーザ光量が増幅するような場合でもよい。
本発明の第3の実施の形態を説明する。
本発明の実施例に係る画像形成装置の構成(図2)、及び画像形成時のレーザ制御(図1)に関しては、実施例1に同様であるため説明を省略する。また本実施例に係る画像形成装置の主要部(図3)に関しては、従来例に同様であるため説明を省略する。
本実施例では、記憶素子に保持されるレーザ補正値にOFS光学系で生じるドラム面上の光量ムラを補正する光学補正値が重畳されている点が実施例1と異なる。
次に本実施例におけるレーザ光量補正制御に関して図7を用いて説明する。尚、本実施例では4ビームレーザを使用している。
図7は各レーザに対するレーザ制御及び補正方法を明示するタイミングチャート図である。図7における(a)はBDセンサ12により出力された主走査同期信号、(b)はLD1〜LD4のレーザの発光状態を明示する図、(c)はLD1におけるレーザ発光を行った場合の光量未補正時のレーザ発光量を明示した図、(h)はAPC発光−APC発光間で生じる光量減衰を補正する補正量、(i)はOFS光学系により生じる光学補正量、(d)の実線はLD1における光量補正処理後のレーザ発光量を示す図、(d)の破線はLD1におけるOFS光学系により生じる光学補正のみ行った場合のレーザ発光量を示す図である。また(e_1)〜(e_5)の領域は非画像領域を、(f_1)〜(f_4) は画像領域をそれぞれ示している。尚、LD2〜LD4における光量未補正時のレーザ発光量、及び補正後のレーザ発光量は、波形遷移のタイミングこそ異なるものの、LD1と同様の振る舞い及び補正処理を行う為、割愛している。OFS光学系では、ポリゴンミラー11へのレーザ照射角により、感光ドラム101面へ到達するレーザ光量が変動する。その為、感光ドラム101面でのレーザ光量値が一定になるように、図7(i)の波形ようにレーザ発光量を補正する必要がある。本実施形態では、不図示の補正サンプル点における、APC発光−APC発光間で生じる光量減衰を補正する補正値とOFS光学系により生じる光学補正値を工場出荷前の工程にて予め測定し、それら2つの補正値を重畳したものをROM25に記憶させる。
以上のように、本実施制御を行うことにより、レーザ一走査に対して全てのレーザ光でAPC発光を行うことが出来ないOFS光学系エンジン場合において、副走査方向のレーザ光量ムラを抑圧し、副走査方向に画像ムラの生じない感光ドラムへの潜像を可能にすることができる。
尚、本実施例では、レーザ光源の本数を4本として制御例を示したが、2本以上であれば、同様の制御を行うことは無論可能である。また本実施例では、APC発光をLD1→LD2…→LD4→LD1と順次行ったが、特に同不順でも構わない、更にLD1→LD1→LD2→LD2…→LD4→LD4と行ったように同レーザのAPC発光が連続して続いたとしても無論問題はない。また本実施例では、APC発光−APC発光間の光量減衰を補正する補正値は、工場出荷時に測定したが、エンジン内部に演算回路も設置し算出しても無論構わない。
10 半導体レーザ
12 BDセンサ
17 レーザドライバ
21 レーザ制御回路
22 ビデオコントローラ
23 A/D変換回路
24 D/A変換回路
25 記憶素子
12 BDセンサ
17 レーザドライバ
21 レーザ制御回路
22 ビデオコントローラ
23 A/D変換回路
24 D/A変換回路
25 記憶素子
Claims (5)
- 複数のレーザスポットが主走査方向にずれた状態で走査するように配置された複数のレーザ光源と、前記レーザ光源から発振したレーザ光を偏向器によって像担持体主走査方向に走査するレーザ偏向手段と、偏向された複数のレーザ光の主走査同期信号を検出する主走査同期信号検出手段と、前記複数のレーザ光源から発するレーザ光量値を検出するレーザ光量値検出手段と、前記レーザ光量値検出手段の検出結果に基づいて前記複数のレーザ光源の光量を調整する光量調整手段とを備え、前記光量調整手段による光量調整を前記走査に対し間欠的に行い、前記主走査同期信号を基準とし像担持体上に同時に複数ラインの潜像を形成する画像形成装置において、前記光量調整手段による光量調整とは異なるタイミングにおいてレーザ光量が略一定になるようにレーザ光量値を補正するレーザ光量補正手段と、前記レーザ光量補正手段に用いる補正値を記憶する記憶素子を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記補正値は記憶素子に予め保持されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記補正値は前記レーザ光量値検知手段にて、異なるタイミングで検知された2つ以上のレーザ光量値に基づきレーザ光量値の補正量を算出するレーザ光量補正値算出手段により算出されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記レーザの光量値を補正するタイミングは、前記レーザ光が前記像担持体に照射されない非画像領域であることを特徴とする請求項1から請求項3いずれかに記載の画像形成装置。
- 前記レーザの光量値を補正するタイミングは、前記光量調整手段による光量調整時とは異なる領域で、且つ前記光量調整時とは異なる領域を任意に分割した時点であることを特徴とする請求項1から請求項3いずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
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2005
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013148668A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 光走査装置 |
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