JP2006212500A - 液滴吐出装置、液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

液滴吐出装置、液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】ノズル面を封止する本体内において気泡が残らないようにして、ヘッドのノズル詰まりを無くして、描画品質を向上させることができる液滴吐出装置、液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供すること。
【解決手段】ヘッド11のノズル81〜86から吐出用液体をワークに吐出する液滴吐出装置10であって、ヘッド11のノズル面70を封止する本体221と、本体221内に充填用液体Mを充填して本体221によりノズル面70を封止する前の状態で、ノズル81〜86内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル81〜86内を満たすための吐出用液体充満部410と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出する液滴吐出装置、液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関する。
液滴吐出装置は、描画システムとして用いられることがあり、この描画システムはインクジェット式で液滴をワークに対して吐出するようになっている。この描画システムはたとえばフラットパネルディスプレイのような電気光学素子の製造に用いられることがある。
インクジェット式で液滴を吐出する液滴吐出装置は、液滴を吐出するためのヘッドを有している。
ヘッドのノズルにおける液体の乾燥および液体の目詰まりを防止するために、ヘッドを使用しない時には、ヘッドのノズル面はキャップを用いて封止する構造のものが提案されている(特許文献1)。
特開2002−234174号公報(第1頁、図3)
この種のヘッドは上述したようなキャップにより封止することで、ノズル面の乾燥を防いだり、ノズルの目詰まりを回復させている。この場合に、キャップ内には溶解専用液を溜めてノズル面を封止する構造であるが、キャップ内における溶解専用液の充填が不十分であると、キャップ内に空気(気泡)が残る可能性が高い。
このキャップ内に残った気泡が、キャップによりノズル面の封止をしている状態でノズル側に入り込んでしまい、この結果、ノズル内の液体が固まって、この固化した液体によりノズル詰まりを発生させてしまう。このノズル詰まりが発生してしまうと、キャップによるノズル面の封止を解除した後に、ヘッドのノズルから液滴を吐出する際に、目詰まりを起こしたノズルからは液滴が吐出できず、液滴による描画を行う時にいわゆるドット抜けが生じてしまう恐れがあり、ワークにおける描画品質が低下してしまう。
そこで本発明は上記課題を解消し、ノズル面を封止する本体内において気泡が残らないようにして、ヘッドのノズル詰まりを無くして、描画品質を向上させることができる液滴吐出装置、液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを目的としている。
上述の目的は、第1の発明にあっては、ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出する液滴吐出装置であって、前記ヘッドのノズル面を封止する本体と、前記本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たすための吐出用液体充満部と、を有することを特徴とする液滴吐出装置により、達成される。
第1の発明の構成によれば、本体はヘッドのノズル面を封止する。吐出用液体充満部は、本体内に充填用液体を充填して本体によりノズル面を封止する前の状態で、ノズル内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たす。
これにより、本体内には充填用液体が充填した状態で、本体はノズル面を封止している。しかも、吐出用液体充満部は、ノズル内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たす。
本体がノズル面を封止した状態では、本体内とノズル面の間には充填用液体が充填されていて、気泡が残ることも無い。しかも吐出用液体充満部が、吐出用液体によりノズルを満たすことから、ノズル内には気泡が残らない。この結果、本体内側からノズル側へ気泡が入り込むことは無い。
したがって、ノズル面を封止する本体内において気泡が残らないようにして、ヘッドのノズル詰まりを無くして、ワークにおける描画品質を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記充填用液体は、前記吐出用液体と溶解し合う溶媒であり、前記溶媒は脱気されていることを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、充填用液体は、吐出用液体と溶解し合う溶媒である。この溶媒は脱気されている。
これにより、充填用液体は本体内を満たした状態で、脱気されていることから本体内における充填用液体には気泡が生じないようにさせることができる。また、本体内に気泡が残っている場合、気泡は上へ移動しやすいのでノズル内に入り込む可能性はある。しかし、本体内に充填する溶媒を脱気しておくことで、時間はかかるが本体内の気泡を無くすことができる。
第3の発明は、第1の発明の構成において、前記充填用液体は、前記吐出用液体と同じものであることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、充填用液体は、吐出用液体と同じものである。
これにより、充填用液体と吐出用液体が同じものであると、物性の変化は無いので捨てる必要が無い。
第4の発明は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、前記吐出用液体充満部は、前記ヘッドの前記ノズルに接続されている吐出用液体の貯留部を上昇させる貯留部の移動部であることを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、吐出用液体充満部は、ヘッドのノズルに接続されている吐出用液体の貯留部を上昇させる貯留部の移動部である。
これにより、貯留部の移動部が、吐出用液体の貯留部を上昇させることで、ヘッドのノズル内における吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たして気泡をノズルから排出することができる。
第5の発明は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、前記吐出用液体充満部は、前記ヘッドの前記ノズルから前記吐出用液体を吐出させるため圧電素子と、前記圧電素子に対して電圧を印加する制御部とにより構成されていることを特徴とする。
第5の発明の構成によれば、吐出用液体充満部は、ヘッドのノズルから吐出用液体を吐出させるための圧電素子と、圧電素子に対して電圧を印加する制御部により構成されている。
これにより、制御部からの指令により圧電素子が作動して、ノズル内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たしてノズルから気泡を排出することができる。
上記目的は、第6の発明にあっては、ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出する液滴吐出装置における前記ノズルの吐出性能を維持するための維持方法であって、本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、吐出用液体充満部が、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たすことを特徴とする液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法により、達成される。
これにより、吐出用液体充満部は、ノズル内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たす。本体内には充填用液体が充填した状態で、本体はノズル面を封止している。本体がノズル面を封止した状態では、本体内とノズル面の間には充填用液体が充填されていて、気泡が残ることも無い。しかも吐出用液体充満部が、吐出用液体によりノズルを満たすことから、ノズル内には気泡が残らない。この結果、本体内側からノズル側へ気泡が入り込むことは無い。
したがって、ノズル面を封止する本体内において気泡が残らないようにして、ヘッドのノズル詰まりを無くして、ワークにおける描画品質を向上させることができる。
第7の発明は、第6の発明の構成において、前記充填用液体は、脱気された溶媒を用いることを特徴とする。
第7の発明の構成によれば、充填用液体は、脱気された溶媒を用いる。
これにより、充填用液体は本体内を満たした状態で、脱気されていることから本体内における充填用液体には気泡が生じないようにさせることができる。
第8の発明は、第7の発明の構成において、前記本体内の前記溶媒を加熱手段により加熱することを特徴とする。
第8の発明の構成によれば、本体内の溶媒を加熱手段により加熱することにより、仮にノズル内に固化した液体がありそれによりノズル詰まりを起こしている場合には、本体内の溶媒が加熱手段により加熱されることにより、固化した液体を再溶解することができるので、ノズル詰まりをより確実に解消することができる。
上述の目的は、第9の発明にあっては、ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出することで電気光学装置を製造する製造方法であって、本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、吐出用液体充満部が、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たし、その後前記本体による前記ノズル面の封止を解除して、前記ワークに対して前記吐出用液体を吐出することで前記電気光学装置を製造することを特徴とする電気光学装置の製造方法により、達成される。
これにより、吐出用液体充満部は、ノズル内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たす。本体内には充填用液体が充填した状態で、本体はノズル面を封止している。本体がノズル面を封止した状態では、本体内とノズル面の間には充填用液体が充填されていて、気泡が残ることも無い。しかも吐出用液体充満部が、吐出用液体によりノズルを満たすことから、ノズル内には気泡が残らない。この結果、本体内側からノズル側へ気泡が入り込むことは無い。
したがって、ノズル面を封止する本体内において気泡が残らないようにして、ヘッドのノズル詰まりを無くして、ワークに対して吐出用液体を吐出することで、ワークにおける描画品質を向上して品質の優れた電気光学装置を製造することができる。
上述の目的は、第10の発明にあっては、ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出することで製造される電気光学装置であって、本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、吐出用液体充満部が、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たし、その後前記本体による前記ノズル面の封止を解除して、前記ワークに対して前記吐出用液体を吐出することで製造されることを特徴とする電気光学装置により、達成される。
これにより、吐出用液体充満部は、ノズル内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たす。本体内には充填用液体が充填した状態で、本体はノズル面を封止している。本体がノズル面を封止した状態では、本体内とノズル面の間には充填用液体が充填されていて、気泡が残ることも無い。しかも吐出用液体充満部が、吐出用液体によりノズルを満たすことから、ノズル内には気泡が残らない。この結果、本体内側からノズル側へ気泡が入り込むことは無い。
したがって、ノズル面を封止する本体内において気泡が残らないようにして、ヘッドのノズル詰まりを無くして、ワークに対して吐出用液体を吐出することで、ワークにおける描画品質を向上して品質の優れた電気光学装置を製造することができる。
第11の発明は、第10の発明に記載の前記電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器である。
これにより、高品質な電気光学装置を有する電子機器を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の液滴吐出装置の好ましい実施形態を示す平面図である。
図1に示す液滴吐出装置10は、描画システムとして用いることができる。この描画システムは、一例としていわゆるフラットパネルディスプレイの一種であるたとえば有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置の製造ラインに組み込まれるものである。この液滴吐出装置10は、たとえば有機EL装置の各画素となる発光素子を形成することができる。
液滴吐出装置10は、たとえばインクジェット式描画装置として用いることができる。液滴吐出装置10は、有機EL装置の発光素子を液滴吐出法(インクジェット法)で形成するためのものである。液滴吐出装置10のヘッド(機能液滴吐出ヘッドとも言う)は、有機EL素子の発光素子を形成できる。具体的には、有機EL素子の製造工程において、バンク部形成工程およびプラズマ処理工程を経て、バンク部が形成された基板(ワークの一例)に対して、発光機能材料を導入したヘッドを相対的に走査することにより、液滴吐出装置10は、基板の画素電極の位置に対応して正孔注入/輸送層および発光層の成膜部を形成することができる。
液滴吐出装置10はたとえば2台用意することにより、1台目の液滴吐出装置10が正孔注入/輸送層を形成し、もう1台の液滴吐出装置10はR(赤),G(緑),B(青)の3色の発光層を形成することができる。
図1の液滴吐出装置10はチャンバ12の中に収容されている。チャンバ12は別のチャンバ13を有している。このチャンバ13の中には、ワーク搬出入テーブル14を収容している。ワーク搬出入テーブル14は、ワークWをチャンバ12内へ搬入したりあるいは処理後のワークWをチャンバ12内のテーブル30の上から搬出するためのテーブルである。
図1に示すチャンバ12の中には、ヘッド11のメンテナンスを行うメンテナンス部15を収容している。またチャンバ12の外側には、回収部16を備えている。
メンテナンス部15は、ノズルの吐出性能維持装置400、ワイピング部600、フラッシングユニット(図示せず)、吐出検査ユニット(図示せず)あるいは重量測定ユニット(図示せず)等を有している。
フラッシングユニットは、ヘッド11から予備的に吐出された吐出用液滴を受けるためのものである。ノズルの性能維持装置400は、ヘッド11のノズル面のノズルを使用しない時に、ノズルの吐出性能を維持できるようにするためのものである。ワイピング部600は、ノズル面を吸引した後に必要に応じて払拭する。
吐出検査ユニットは、ヘッド11から吐出される吐出用液滴の吐出状態を検査する。重量測定ユニットは、ヘッド11から吐出される液滴の重量を測定する。
回収部16は、たとえば吐出用液滴を回収する液滴回収系とワイピングの後に用いる洗浄用の溶剤を供給する洗浄液供給系を有している。
チャンバ12とチャンバ13は、個別にエアー管理されており、チャンバ12とチャンバ13の中の雰囲気に変動が生じないようになっている。このようにチャンバ12とチャンバ13を用いるのは、たとえば有機EL素子を製造する場合には大気中の水分等を嫌うために大気の影響を排除できるようにするためである。チャンバ12とチャンバ13の中にはドライエアーを連続的に導入して排気することで、ドライエアー雰囲気を維持する。
次に、図1に示すチャンバ12内の構成要素について説明する。
チャンバ12の中には、フレーム20、ヘッド11、キャリッジ19、液体貯留部300、第1操作部21、第2操作部22、テーブル30、ガイド基台17を収容している。
図1のフレーム20はX軸方向に沿って水平に設けられている。ガイド基台17はY軸方向に沿って設けられている。フレーム20はガイド基台17の上方にある。X軸は第1移動軸に相当し、Y軸は第2移動軸に相当する。X軸とY軸は直交しており、Z軸に対しても直交している。Z軸は、図1において紙面垂直方向である。
第1操作部21は、フレーム20に沿ってキャリッジ19とヘッド11を、X軸方向に沿って直線往復移動および位置決めするためのものである。
第2操作部22は、テーブル30を有している。このテーブル30は、図1に示すようなワークWを着脱可能に搭載することもできる。この第2操作部22のテーブル30は、ヘッド11からワークWに対して吐出用の液滴を与える際に、ワークWを保持する。そして第2操作部22は、ワークWをY軸方向に沿ってガイド基台17上を直線移動して位置決めすることができる。
第1操作部21は、キャリッジ19とヘッド11をX軸方向に直線移動して位置決めするためのモータ21Aを有している。このモータ21Aは、たとえば送りねじを用いることにより、キャリッジ19とこのヘッド11をX軸方向に直線移動することができる。モータ21Aは、この回転型の電動モータであってもよいし、リニアモータであってもよい。
第2操作部22のモータ22Aは、テーブル30をガイド基台17に沿ってY軸方向に直線移動して位置決め可能である。モータ22Aはたとえば送りねじを回転する回転型の電動モータを用いることができる。モータ22Aとしては回転型のモータの他にリニアモータを用いることも可能である。
第2操作部22のテーブル30は、搭載面30Aを有している。この搭載面30Aは、図1のZ軸方向に垂直な面である。搭載面30Aは、吸着部30Bを有している。この吸着部30Bは、ワークWを真空吸着により吸着することができるものである。これにより、ワークWは、搭載面30Aに対してずれることなく確実に着脱可能に固定することができる。
次に、図2と図3を参照して、キャリッジ19とヘッド11の構造例について説明する。
図2はキャリッジ19とヘッド11の周りの形状例を示す斜視図であり、図3は、図2のE方向から見た正面図の例である。
キャリッジ19は、図1に示すモータ21AによりX軸方向に移動して位置決め可能である。キャリッジ19はヘッドホルダ61を用いてヘッド11を着脱可能に保持している。
図3に示すように、制御部200の指令によりモータ62が作動すると、ヘッドホルダ61とヘッド11のユニットがZ軸方向に沿って上下動して位置決め可能である。そして、制御部200の指令により、もう1つのモータ63が作動することにより、ヘッド11は、U軸を中心としてθ方向に回転可能になっている。
図2と図3に示すように、ヘッド11はノズルプレート64を有している。ノズルプレート64の下面はノズル面70である。このノズル面70は、複数のノズルのノズル開口121ないし126を有している。ヘッド11は、液体貯留部300に接続されている。この液体貯留部300は、ワークWに吐出するための液体を貯留するものであり、液体貯留部300は機能液貯蔵部ともいう。液体貯留部300内の吐出用液体は、ノズル開口121ないし126からたとえば図4(A)に示す圧電振動子789の作動によりインクジェット式で吐出させることができるのである。
図4(A)は、ヘッド11内に配置されている複数の圧電振動子789の例を示している。この圧電振動子789は、図2に示すヘッド11の各ノズルに対応して1つずつ配列されている。図4(A)の制御部200は、駆動部201に信号を与えることにより、駆動部201は、複数の圧電振動子789の中の任意の圧電振動子を動作させることで、動作された圧電振動子789に対応するノズルの図2に示すノズル開口121ないし126からはインクジェット式で液滴を吐出させることができるようになっている。
制御部200と、駆動部201および各圧電振動子789は、後で説明するように吐出用液体充満部650を構成している。
次に、液体貯留部300について、図5と図4(B)を参照して説明する。
液体貯留部300は、たとえば図4(B)に示すように複数の液体パック111ないし116と、これらの液体パックを収容している収容体301を有している。液体パック111ないし116は、この例では6つ示しているが、液体パックの数は特に限定されず1つあるいは2つ以上ないし5つ、あるいは7つ以上であっても勿論構わない。
各液体パック111ないし116は、可撓性を有する材料により作られていて、各液体パックには同じ種類もしくは異なる種類の吐出用液体が収容されている。収容体301内は、外部から圧縮空気を入れることにより、液体パック111ないし116を加圧して、各液体パック111ないし116から液体を別々に吐出させることができるようになっている。
図5の各液体パック111ないし116は、ヘッド11の対応するノズル81ないし86に対して、液体供給チューブ91ないし96によりそれぞれ着脱可能に接続されている。液体供給チューブ91の一端部は、液体パック111の接続部111Aに対して着脱可能に接続されている。液体供給チューブ91の他端部は、ヘッド11の接続部81Aに対して着脱可能に接続されている。
同様にして、液体供給チューブ92ないし96の一端部は、各液体パック112ないし116の接続部112Aないし116Aに対して着脱可能に接続されている。液体供給チューブ92ないし96の他端部は、ヘッド11側の接続部82Aないし86Aに対してそれぞれ着脱可能に接続されている。
図5に示すようにヘッド11は、複数のノズル81ないし86を有している。ノズル81ないし86は、それぞれノズル開口121ないし126を有している。各ノズル81は、たとえば図5の紙面垂直方向に沿って数10個若しくは数1000個配列されていて、ノズル列を形成している。その他のノズル82ないし86も、紙面垂直方向に関してノズル列を形成している。ノズル開口121ないし126は、ノズルプレート64のノズル面70に面して形成されている。
このノズル面70は、図5の例ではZ軸方向の下方向Z2に向いている。このように、ノズル面70には、たとえば6つのノズル列(ノズル開口列)が図5の紙面垂直方向に配列されている。
図5は、さらにノズルの吐出性能維持装置400を示している。このノズルの吐出性能維持装置400は、キャップ221、吸引ポンプ19、廃液タンク100、昇降手段250、大気開放バルブ251、そして貯留部の移動部410を有している。
キャップ221は本体の一例であり、貯留部の移動部410は、吐出用液体充満部の一例である。
図6は、キャップ221の構造例を示している。キャップ221は、底面部221A、4つの側面部21Bおよび上部開口21Cを有している。上部開口21Cは、弾性部材29により囲まれたたとえば長方形状の開口である。弾性部材29は、キャップ221の4つの側面部21Bの上端部分に設けられていて、ノズル面70に対して密着する部材である。
キャップ221は、略箱形状の部材であり、キャップ221の中には、吸収材23が収容されている。この吸収材23は、吐出用液体4を吸収するために、たとえば発泡プラスチックのような材質により作られている。
底面部221Aは、接続部21D,21Eを有している。接続部21Dは、チューブ19Aを通じて吸引ポンプ19に接続されている。この吸引ポンプ19が作動することにより、キャップ221内を大気圧状態から負圧状態にして、キャップ221内に収容されている後で説明する充填用液体および吐出用液体を廃液タンク100側に排出することができる。接続部21Eは、大気開放バルブ251を通じて大気開放口252に接続されている。大気開放バルブ251を開けることにより、負圧状態になっているキャップ221内を、大気圧状態に戻すことができる。
図7は、図5に示す貯留部の移動部410の構造例を示している。
この貯留部の移動部410は、図5と図7に示す液体貯留部300をZ1方向に上昇させることで、図5に示すノズル81ないし86内に吐出用液体を充満させるための装置である。貯留部の移動部410は、液体貯留部300を搭載している搭載台415、ベース416、シリンダ417を有している。制御部200がシリンダ417に対して指令することにより、シリンダ417のロッド418が図7(A)の状態から図7(B)の状態に伸びる。これによって、搭載台415は、ベース416に対してZ1方向に上昇する。
この搭載台415は液体貯留部300をZ1方向に上昇することで、液体パック111ないし116の接続部111Aないし116Aを上昇距離H1だけ上昇させることができる。これによって、ヘッド11における各ノズル81ないし86内での吐出用液体の水頭圧力をノズル内において上昇させて、各ノズル内に吐出用液体を充満させて、各ノズル内における気泡をノズル開口121ないし126から強制的に外部に排出させることができる。
図5に戻ると、昇降手段250は、キャップ221をノズル面70に対して上昇させることにより、図6に示すキャップ221の弾性部材29をノズル面70に対して密着して、キャップ221はノズル面70の各ノズル開口81ないし86を封止することができる。
図5に示すノズル吐出性能維持装置400は、この他に充填用液体の充填装置470を有している。この充填装置470は、キャップ221内に上部開口21Cを通じて充填用液体を充填するための装置である。
図8は、この充填用液体の充填装置470の構造例を示している。充填用液体の充填装置470は、溶媒タンク471とディスペンサ472およびチューブ473を有している。ディスペンサ472はチューブ473に対して溶媒タンク471に接続されている。溶媒タンク471は、充填用液体の一例としての溶媒を収容している。この溶媒タンク471内に収容されている溶媒は、たとえば吐出用液体に使用されていて、吐出用液体と溶解し合う溶媒、一例を挙げれば脱気されたデカンを使用することができる。このような脱気されたデカンのような脱気溶媒を使用することにより、溶媒Mがキャップ221内に収容された状態では、キャップ221内には気泡が混入する恐れが無くなる。
溶媒タンク471内の溶媒Mは、チューブ473とディスペンサ472と上部開口21Cを通じてキャップ221内に充填される。溶媒Mはキャップ221内において、弾性部材29の上端部までいっぱいに充填することで、キャップ221内に気泡が混入するのを防ぐ。この溶媒は、デカンの他に純水やγ―ブチロラクトンなどであってもよい。
次に、図5、図7、図8および図9を参照しながら、液滴吐出装置10におけるノズルの吐出性能維持方法の実施形態について説明する。
まず図8に示すように、キャップ221内に、充填用液体の充填装置470のディスペンサ472を通じて溶媒Mが充填される。溶媒Mは、弾性部材29の上端部までいっぱいに充填される。これによって、キャップ221内の上端部側に隙間が生じず、キャップ221内に気泡が混入するのを防ぐ。溶媒Mは脱気したものを用いるので、特に気泡の侵入が防げる。
次に、図1に示すモータ21Aが作動して、キャリッジ19とともにヘッド11がX(−)方向に移動して、ヘッド11が図9に示すようにキャップ221の上方位置に達する。
図7の貯留部の移動部410が、図7(B)に示すように上昇距離H1だけ液体貯留部300を上昇することで、液体パック111ないし116からの吐出用液体の圧力がノズル81ないし86内において圧力が高まる。
ノズル面70はキャップ221に対面していて、キャップ221はたとえば昇降手段250の作動により、図9(B)に示すようにノズル面70の各ノズル開口81ないし86を封止する。この封止した状態では、ノズル面70とキャップ221の間には、充填用の溶媒Mが完全に満たされた状態になり、気泡が混入するのを防いでいる。
このように吐出用液体の圧力を高めた後に、キャップ221がノズル面70を封止した場合には、たとえば図10に示すように、キャップ221の弾性部材29の押し当て部分29Dが、ノズル面70に対してある程度の押し圧力で圧接されている。この時に、キャップ221内の充填用の溶媒Mは、ノズル81ないし86側に入り込む現象が生じる。この時に、万が一キャップ221内に気泡が存在している場合には、図11(A)の状態から図11(B)に示すように気泡ABがノズル面70のノズル開口81ないし86を通じて内部に入り込むことが考えられる。しかし溶媒Mを脱気しておけば、時間はかかるがキャップ内の気泡は無くすことができる。
このように、ノズル面をキャップした後に吐出用液体の加圧はせずに、吐出用液体を加圧した後にノズル面のキャップをする。この理由としては、メニスカスがノズル面よりもノズル内側に形成されているため、そのまま吐出用液体を加圧する前にキャッピングすると、気泡がノズル内に入り込むためである。
図7の例では、貯留部の移動部410が液体貯留部300を上昇することで、ノズル81ないし86内の吐出用液体を上昇した物理水頭によって加圧している。また図8においては、充填用液体の充填装置470は、いわゆる滴化方式でディスペンサ472から溶媒Mをキャップ221内に充填させる構造を採用している。
図12(A)は、図7(B)に示すように、液体貯留部300が上昇距離H1だけ上昇した場合に、ノズル開口121ないし126から吐出用液体4が下方に、より高い圧力により加圧されている状態を示している。図12(B)は、そうではなく図7(A)に示すように液体貯留部300が上昇されておらず、液体パック111ないし116の接続部111Aないし116Aの高さが、ノズル面70の高さと一致した場合の例である。
この場合には、ノズル開口111ないし116内には、Z1方向に凹形状となる吐出用液体4のメニスカス4Mが形成されている。
上述した液滴吐出装置10におけるノズルの吐出性能維持方法を実施する他に、図5に示すノズルの吐出性能維持装置400は、ノズル面からの吐出用液体の通常の吸引動作も行うことができる。図5に示すように、ノズル面70がキャップ221の上方位置に位置決めされた後に、キャップ221が昇降手段250により上昇してキャップ221の上方位置に位置決めされた後に、キャップ221が昇降手段250により上昇してキャップ221がノズル面を封止した状態で、吸引ポンプ19が作動することにより、ノズル81ないし86内の吐出用液体を、廃液タンク100側に排出することができる。これによって、ノズル81ないし86内のノズル詰まりおよび気泡を完全に排出することができる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
図13は、本発明の別の実施形態を示している。図13の実施形態では、キャップ221内に対して充填用の溶媒Mが図8の例とは異なり弾性部材29よりも表面張力により盛り上げた状態で充填されている。この状態で、図13(A)の状態から図13(B)に示すようにキャップ221がノズル面70を封止することによりキャップ221とノズル面の間には気泡が入らないようにして封止できる。
図14は、本発明のさらに別の実施形態を示している。
図14の実施形態では、キャップ221の底面部221Aに対して加熱手段としてのヒータ480が内蔵されている。このヒータ480は、ヒータ電源481からの通電により、キャップ221内に充填されている充填用液体としての溶媒Mを加熱することができる。ヒータ480を設けることによって次のようなメリットがある。仮にノズル81ないし86のいずれかが、固化された吐出用液体によりノズル詰まりを起こしている場合には、単純に液体貯留部を上昇させてノズル内の吐出用液体の圧力を上げても、ノズルから固化した液体を吸い出して排出することができないので、ノズル内に気泡が残ってしまう恐れがある。
しかし、脱気した溶媒Mがその気泡を徐々に吸収するために、溶媒が固化した吐出用液体と接触する。この溶媒により固化した吐出用液体が再溶解することで、ノズル詰まりを解消することができる。この時に、キャップ221にヒータ480が設けられていることにより、このような溶媒Mによる固化した吐出用液体の再溶解の溶解速度を高めて、素早く溶かすことができる。
図15は、本発明のさらに別の実施形態を示している。
図15の実施形態のキャップ221は、図8の充填用液体の充填装置470の別の実施形態を示している。図15に示す充填用液体の充填装置470は、溶媒タンク471が、チューブ473を介して、キャップ221の底面部221Aの接続部21Fに接続されている。溶媒タンク471は、溶媒Mを本体221の底面部221Aの接続部21Fを通じて内部に充填することができる。
この他に、チューブ473は底面部221Aではなく1つの側面部21Bに接続して溶媒Mをキャップ221内に充填する構造を採用しても勿論構わない。
本発明の実施形態では、吐出用液体充満部は、ノズル内の吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たす。本体内には充填用液体が充填した状態で、本体はノズル面を封止している。これにより、本体がノズル面を封止した状態では、本体内とノズル面の間には充填用液体が充填されていて、気泡が残ることも無い。しかも吐出用液体充満部が、吐出用液体によりノズルを満たすことから、ノズル内には気泡が残らない。この結果、本体内側からノズル側へ気泡が入り込むことは無い。
したがって、ノズル面を封止する本体内において気泡が残らないようにして、ヘッドのノズル詰まりを無くして、ワークにおける描画品質を向上させることができる。
本発明の実施形態では、充填用液体は本体内を満たした状態で、脱気されていることから本体内における充填用液体には気泡が生じない。充填用液体と吐出用液体が同じものであると、物性の変化が無いので充填用液体と吐出用液体を捨てる必要が無い。貯留部の移動部が、吐出用液体の貯留部を上昇させることで、ヘッドのノズル内における吐出用液体の圧力を上げて吐出用液体によりノズル内を満たして気泡をノズルから排出することができる。
上述した実施形態では、図7に示すようにノズル81ないし86内における吐出用液体980のノズル内における圧力を高めるために、貯留部の移動部410が液体貯留部300を上昇させる構造を採用している。
しかしこれに限らず、たとえば図4に示す吐出用液体充満部650を使用してもよい。この吐出用液体充満部650は、複数の圧電振動子789と駆動部201により構成されている。駆動部201が制御部200の指令により、各圧電振動子789に対して通常の吐出用液体のノズルからの吐出の際に与える電圧よりも小さい電圧を付与する。これにより、各ノズル81ないし86内における吐出用液体のノズル内における圧力を高めることができる。
本発明の実施形態は、電気光学装置(デバイス)を製造するのに用いることができる。この電気光学装置(デバイス)としては液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)装置、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置および電気泳動表示装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する各種装置が考えられる。本発明の実施形態が電気光学装置の製造に用いられることにより、ヘッドのノズル目詰まりを無くして、ワークに対して吐出用液体を吐出することで、ワークにおける描画品質を向上して、優れた電気光学装置が得られる。
図16は、本発明の液滴吐出装置を描画装置として用いて、フラットパネルディスプレイの一種類である有機EL装置の製造に用いる場合の有機EL装置の構造例を示している。有機EL装置701は、基板711、回路素子部721、画素電極731、バンク部741、発光素子751、陰極761(対向電極)、および封止用基板771から構成された有機EL素子702に対して、フレキシブル基板(図示省略)の配線および駆動IC(図示省略)を接続したものである。
有機EL素子702の基板711上には、回路素子部721が形成され、回路素子部721上には、複数の画素電極731が整列している。そして、各画素電極731間には、バンク部741が格子状に形成されており、バンク部741により生じた凹部開口744に、発光素子751が形成されている。バンク部741および発光素子751の上部全面には、陰極761が形成され、陰極761の上には、封止用基板771が積層されている。
有機EL素子702の製造プロセスは、バンク部741を形成するバンク部形成工程と、発光素子751を適切に形成するためのプラズマ処理工程と、発光素子751を形成する発光素子形成工程と、陰極761を形成する対向電極形成工程と、封止用基板771を陰極761上に積層して封止する封止工程とを備えている。
すなわち、有機EL素子702は、予め回路素子部721および画素電極731が形成された基板711(ワークW)の所定位置にバンク部741を形成した後、プラズマ処理、発光素子751および陰極761(対向電極)の形成を順に行い、さらに、封止用基板771を陰極761上に積層して封止することにより製造される。なお、有機EL素子702は、大気中の水分等の影響を受けて劣化しやすいため、有機EL素子702の製造は、ドライエアーまたは不活性ガス(窒素、アルゴン、ヘリウム等)雰囲気で行うことが好ましい。
また、各発光素子751は、正孔注入/輸送層752およびR(赤)・G(緑)・B(青)のいずれかの色に着色された発光層753から成る成膜部で構成されており、発光素子形成工程には、正孔注入/輸送層752を形成する正孔注入/輸送層形成工程と、3色の発光層753を形成する発光層形成工程と、が含まれている。
有機EL装置701は、有機EL素子702を製造した後、有機EL素子702の陰極761にフレキシブル基板の配線を接続するとともに、駆動ICに回路素子部721の配線を接続することにより製造される。
次に、本発明の実施形態の液滴吐出装置10を液晶表示装置の製造に適用した場合について説明する。
図17は、液晶表示装置801の断面構造を表している。液晶表示装置801は、カラーフィルタ802と、対向基板803と、カラーフィルタ802と対向基板803との間に封入された液晶組成物804と、バックライト(図示省略)と、で構成されている。対向基板803の内側の面には、画素電極805と、TFT(薄膜トランジスタ)素子(図示省略)とがマトリクス状に形成されている。画素電極805に対向する位置に、カラーフィルタ802の赤、緑、青の着色層813が配列するようになっている。カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ内側の面には、液晶分子を一定方向に配列させる配向膜806が形成されており、カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ外側の面には、偏光板807が接着されている。
カラーフィルタ802は、透光性の透明基板811と、透明基板811上にマトリクス状に並んだ多数の画素(フィルタエレメント)812と、画素812上に形成された着色層813と、各画素812を仕切る遮光性の仕切り814と、を備えている。着色層813および仕切り814の上面には、オーバーコート層815および電極層816が形成されている。
液晶表示装置801の製造方法について説明すると、先ず、透明基板811に仕切り814を作り込んだ後、画素812部分にR(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813を形成する。そして、透明アクリル樹脂塗料とスピンコートしてオーバーコート層815を形成し、さらに、ITO(Indium Tin Oxide)から成る電極層816を形成して、カラーフィルタ802を作成する。
対向基板803には、画素電極805とTFT素子を作り込んでおく。次に、作成したカラーフィルタ802および画素電極805が形成された対向基板803に配向膜806の塗布を行った後、これらを貼り合わせる。そして、カラーフィルタ802および対向基板803との間に液晶組成物804を封入した後、偏光板807およびバックライトを積層する。
本発明の液滴吐出装置の実施形態は、上記カラーフィルタのフィルタエレメント(R(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813)の形成に用いることができる。また、画素電極805に対応する液体材料を用いることにより、画素電極805の形成にも用いることが可能である。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の他、プレパラート形成を包含する装置が考えられる。上記した液滴吐出装置を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
本発明の電子機器は、上記電気光学装置を搭載している。この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
図18は、電子機器の一例である携帯電話1000の形状例を示している。携帯電話1000は、本体部1001と表示部1002を有している。表示部1002は、上述したような電気光学装置であるたとえば有機EL装置701や液晶表示装置801を用いている。
図19は、電子機器の他の例であるコンピュータ1100を示している。コンピュータ1100は本体部1101と表示部1102を有している。表示部1102は、上述したような電気光学装置の一例である有機EL装置701や液晶表示装置801を使用することができる。
本発明の実施形態においては、充填用液体Mは、吐出用液体と同じ材質のものを使用してもよい。これにより、ヘッドのノズル内には吐出用液体とは異なる材質のものが混入しない。
本発明の液滴吐出装置の実施形態は、ワークの一例である印刷対象に対して、白黒もしくはカラー印刷(印字)することにも使用できる。この場合には、液体貯留部は、インクカートリッジであり、このインクカートリッジは、1種類もしくは複数種類のインク(たとえばブラック、イエロー、マゼンダ、シアン、ライトシアン、ライトマゼンダ等)を別々に貯留しておく。各インクは液体の一例である。
また上述した実施形態の液滴吐出装置は、インクパックである液体パックがヘッド11とは別の位置に配置されているいわゆるオフキャリッジタイプのものである。しかしこれに限らずヘッド11が搭載されているキャリッジに対して液体パックを搭載するいわゆるオンキャリッジタイプの液滴吐出装置であっても勿論構わない。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の液滴吐出装置の好ましい実施形態を示す平面図。 図1の液滴吐出装置のキャリッジ、ヘッド等を示す斜視図。 図2のキャリッジおよびヘッド等を示す図2におけるE方向から見た正面図。 ヘッドの圧電振動子の例と液体貯留部の構造例を示す図。 液体貯留部、ヘッドおよびノズルの吐出性能維持装置を示す図。 ノズルの吐出性能維持装置のキャップおよびその周辺部分の構造例を示す図。 貯留部の移動部(吐出用液体充満部)の構造例などを示す図。 キャップ内に溶媒が滴化方式で充填される様子を示す図。 溶媒が充填されたキャップがノズル面に対面した状態からノズル面を封止した状態を示す図。 キャップの弾性部材がノズル面に対して押し当てられた状態を示す図。 図10においてキャップがノズル面に押し当てられた時に仮に気泡がノズル内に進入した状態の例を示す図。 図7の貯留部の移動部によりノズル内の吐出用液体が加圧された状態および加圧されていない状態を示す図。 本発明の別の実施形態でありキャップ内により多くの溶媒が充填されている例を示す図。 本発明の別の実施形態を示す図。 本発明のさらに別の実施形態を示す図。 本発明の液滴吐出装置により製造される有機EL装置の形状例を示す断面図。 本発明の液滴吐出装置により製造される液晶表示装置の構造例を示す断面図。 本発明の実施形態により製造された表示装置を備える電子機器の一例である携帯電話を示す斜視図。 電子機器の別の例であるコンピュータを示す斜視図。
符号の説明
10・・・液滴吐出装置、11・・・ヘッド、221・・・キャップ(本体の一例)、70・・・ノズル面、81ないし86・・・ノズル、111ないし116・・・ノズル開口、410・・・貯留部の移動部(吐出用液体の充満部の一例)、470・・・充填用液体の充填装置、M・・・充填用液体の一例

Claims (11)

  1. ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出する液滴吐出装置であって、
    前記ヘッドのノズル面を封止する本体と、
    前記本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たすための吐出用液体充満部と、を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記充填用液体は、前記吐出用液体と溶解し合う溶媒であり、前記溶媒は脱気されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記充填用液体は、前記吐出用液体と同じものであることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記吐出用液体充満部は、前記ヘッドの前記ノズルに接続されている吐出用液体の貯留部を上昇させる貯留部の移動部であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記吐出用液体充満部は、前記ヘッドの前記ノズルから前記吐出用液体を吐出させるため圧電素子と、前記圧電素子に対して電圧を印加する制御部とにより構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出する液滴吐出装置における前記ノズルの吐出性能を維持するための維持方法であって、
    本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、吐出用液体充満部が、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たすことを特徴とする液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法。
  7. 前記充填用液体は、脱気された溶媒を用いることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法。
  8. 前記本体内の前記溶媒を加熱手段により加熱することを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出装置におけるノズルの吐出性能維持方法。
  9. ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出することで電気光学装置を製造する製造方法であって、
    本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、吐出用液体充満部が、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たし、その後前記本体による前記ノズル面の封止を解除して、前記ワークに対して前記吐出用液体を吐出することで前記電気光学装置を製造することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  10. ヘッドのノズルから吐出用液体をワークに吐出することで製造される電気光学装置であって、
    本体内に充填用液体を充填して前記本体により前記ノズル面を封止する前の状態で、吐出用液体充満部が、前記ノズル内の前記吐出用液体の圧力を上げて前記吐出用液体により前記ノズル内を満たし、その後前記本体による前記ノズル面の封止を解除して、前記ワークに対して前記吐出用液体を吐出することで製造されることを特徴とする電気光学装置。
  11. 請求項10に記載の前記電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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