JP4526335B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴をワークに吐出するための液滴吐出装置、液滴吐出装置の液体供給装置、電気光学装置および電子機器に関する。
液滴吐出装置は、描画システムとして用いられることがあり、この描画システムはインクジェット式で液滴をワークに対して吐出するようになっている。この描画システムはたとえばフラットパネルディスプレイのような電気光学素子の製造に用いられることがある。
インクジェット式で液滴を吐出する液滴吐出装置は、液滴を吐出するためのヘッドおよびヘッドに対して液体を供給するためのインクカートリッジを有している。このヘッドとインクカートリッジの間は、インク供給チューブにより接続されているものがある(たとえば特許文献1)。このインク供給チューブは空気などの透過を防ぐために、2重構造のチューブを採用している。これによって、外部環境から空気がチューブ内のインクに侵入するのを防いでいる。
特開昭61−53052号公報(第3頁、第1図)
ところが、この種の2重構造のインク供給チューブでは、次のような問題がある。
外側のチューブと内側のチューブにおいて外部環境からの空気を捉えるのであるが、この外側のチューブと内側のチューブの間における空気の量が増えてくると空気量が飽和してしまうことから、空気が内側のチューブへ入り込む恐れがある。
また、内側のチューブと外側のチューブは、屈曲させる際に、外側のチューブの内周面と内側のチューブの外周面が互いにこすれ合ってしまい、チューブが破損する恐れもある。
そこで本発明は上記課題を解消し、外部環境から侵入してくる気体を積極的に脱気して、内部の液体に気体が入らないようにし、外側の第1チューブと内側の第2チューブが屈曲の際にこすれ合わないようにすることができる液滴吐出装置を提供することを目的としている。
上述の目的は、第1の発明にあっては、液滴をワークに吐出するための液滴吐出装置であって、液体を収容する液体収容部と、移動可能に設けられ、液滴を吐出するヘッドと、前記液体収容部と前記ヘッドの間に配置されて前記液体収容部から前記液体を前記ヘッドへ供給するための液体供給装置と、を有し、前記液体供給装置は、前記液体収容部と前記ヘッドとの間を接続して前記液体を供給する第1チューブと、前記第1チューブに外部環境の気体が入り込むのを防ぐように、前記第1チューブの外周を囲む第2チューブと、前記第1チューブと前記第2チューブとの間に形成されている流路に脱気用の流体を収容して、前記第2チューブを通じて入り込み前記脱気用の流体に含まれる気体を脱気しながら前記脱気用の流体を循環させる流体循環部と、を備え、前記第1チューブと前記第2チューブは、ともに可撓性を有し、前記流体循環部は、前記流路の両端に接続すると共に、可撓性を有する循環チューブと、前記循環チューブに配置されているフィルタと、前記フィルタから前記気体を吸引する吸引部と、を有し、前記脱気用の流体を前記流路から前記循環チューブ及び前記フィルタを通って再び前記流路に循環させ、前記吸引部の吸引により前記フィルタを透過させることにより前記脱気用の流体から前記気体を脱気することを特徴とする液滴吐出装置により、達成される。
第1の発明の構成によれば、液体収容部は液体を収容する。ヘッドは液滴を吐出する。液体供給装置は、液体収容部とヘッドの間に配置されていて、液体収容部から液体をヘッドへ供給する。
この液体供給装置の第1チューブは、液体チューブとヘッドとの間を接続して液体を供給する。第2チューブは、第1チューブの外周を囲むものである。この第1チューブと第2チューブの間に形成されている空間には、脱気用の流体が収容されている。この脱気用の流体は、流体循環部により、第2チューブを通じて入り込み脱気用の流体に含まれる気体を第2チューブの外側に脱気させながら脱気用の流体を積極的に循環させる。
これにより、第1チューブと第2チューブの間の空間の脱気用の流体からは、気体を外部環境に出して、第1チューブ内を流れる液体に対して外部環境の気体が入り込むのを確実に防ぐことができる。
の発明は、第1の発明の構成において、前記第1チューブと前記第2チューブとの間に形成されている前記流路を長さ方向に沿って保持するために、前記流路には一定の空間の流路を保持するための空間保持具が配置されていることを特徴とする。
の発明の構成によれば、第1チューブと第2チューブとの間に形成されている空間内には、空間保持具が配置されている。この空間保持具は、第1チューブと第2チューブの長さ方向に沿って均等に空間を保持している。
これにより、第1チューブと第2チューブが屈曲された場合でも第1チューブと第2チューブの間の空間は確実に保持でき、しかも第1チューブと第2チューブが中でこすり合うような不都合を防ぐことができる。
の発明は、第1の発明の構成において、前記脱気用の流体は、前記液体と同じ液体または前記液体に含まれる溶剤であることを特徴とする。
の発明の構成によれば、脱気用の流体は、液体と同じ液体または液体に含まれる溶剤である。
これにより、脱気用の流体は、液体と同じ液体または液体に含まれる溶剤であるので、液体と異なる異物が流れるのを防ぐことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の液滴吐出装置の好ましい実施形態を示す平面図である。
図1に示す液滴吐出装置10は、描画システムとして用いることができる。この描画システムは、一例としていわゆるフラットパネルディスプレイの一種であるたとえば有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置の製造ラインに組み込まれるものである。この液滴吐出装置10は、たとえば有機EL装置の各画素となる発光素子を形成することができる。
液滴吐出装置10は、たとえばインクジェット式描画装置として用いることができる。液滴吐出装置10は、有機EL装置の発光素子を液滴吐出法(インクジェット法)で形成するためのものである。液滴吐出装置10のヘッド(機能液滴吐出ヘッドとも言う)は、有機EL素子の発光素子を形成できる。具体的には、有機EL素子の製造工程において、バンク部形成工程およびプラズマ処理工程を経て、バンク部が形成された基板(ワークの一例)に対して、発光機能材料を導入したヘッドを相対的に走査することにより、液滴吐出装置10は、基板の画素電極の位置に対応して正孔注入/輸送層および発光層の成膜部を形成することができる。
液滴吐出装置10はたとえば2台用意することにより、1台目の液滴吐出装置10が正孔注入/輸送層を形成し、もう1台の液滴吐出装置10はR(赤),G(緑),B(青)の3色の発光層を形成することができる。
図1の液滴吐出装置10はチャンバ12の中に収容されている。チャンバ12は別のチャンバ13を有している。このチャンバ13の中には、ワーク搬出入テーブル14を収容している。ワーク搬出入テーブル14は、ワークWをチャンバ12内へ搬入したりあるいは処理後のワークWをチャンバ12内のテーブル30の上から搬出するためのテーブルである。
図1に示すチャンバ12の中には、ヘッド11のメンテナンスを行うメンテナンス部15を収容している。またチャンバ12の外側には、回収部16を備えている。
メンテナンス部15は、吸引ユニット400、清掃ユニット(ワイピングユニット)600、フラッシングユニット(図示せず)、吐出検査ユニット(図示せず)あるいは重量測定ユニット(図示せず)等を有している。
フラッシングユニットは、ヘッド11から予備的に吐出された液滴を受けるためのものである。吸引ユニット400は、ヘッド11のノズル面のノズルから液体や気泡を吸引するためのものである。
清掃ユニットはワイピングユニットとも言うが、このワイピングユニット600は、ノズル面に付着する液体などの汚れを清掃部材(ワイピング部材)により払拭するためのものである。吐出検査ユニットは、ヘッド11から吐出される液滴の吐出状態を検査する。重量測定ユニットは、ヘッド11から吐出される液滴の重量を測定する。
回収部16は、たとえば液滴を回収する液滴回収系とワイピングの後に用いる洗浄用の溶剤を供給する洗浄液供給系を有している。
チャンバ12とチャンバ13は、個別にエアー管理されており、チャンバ12とチャンバ13の中の雰囲気に変動が生じないようになっている。このようにチャンバ12とチャンバ13を用いるのは、たとえば有機EL素子を製造する場合には大気中の水分等を嫌うために大気の影響を排除できるようにするためである。チャンバ12とチャンバ13の中にはドライエアーを連続的に導入して排気することで、ドライエアー雰囲気を維持する。
次に、図1に示すチャンバ12内の構成要素について説明する。
チャンバ12の中には、フレーム20、ヘッド11、キャリッジ19、液体貯留部300、第1操作部21、第2操作部22、テーブル30、ガイド基台17を収容している。
図1のフレーム20はX軸方向に沿って水平に設けられている。ガイド基台17はY軸方向に沿って設けられている。フレーム20はガイド基台17の上方にある。X軸は第1移動軸に相当し、Y軸は第2移動軸に相当する。X軸とY軸は直交しており、Z軸に対しても直交している。Z軸は、図1において紙面垂直方向である。
第1操作部21は、フレーム20に沿ってキャリッジ19とヘッド11を、X軸方向に沿って直線往復移動および位置決めするためのものである。
第2操作部22は、テーブル30を有している。このテーブル30は、図1に示すようなワークWを着脱可能に搭載することもできる。この第2操作部22のテーブル30は、ヘッド11からワークWに対して液滴を与える際に、ワークWを保持する。そして第2操作部22は、ワークWをY軸方向に沿ってガイド基台17上を直線移動して位置決めすることができる。
第1操作部21は、キャリッジ19とヘッド11をX軸方向に直線移動して位置決めするためのモータ21Aを有している。このモータ21Aは、たとえば送りねじを用いることにより、キャリッジ19とこのヘッド11をX軸方向に直線移動することができる。モータ21Aは、この回転型の電動モータであってもよいし、リニアモータであってもよい。
第2操作部22のモータ22Aは、テーブル30をガイド基台17に沿ってY軸方向に直線移動して位置決め可能である。モータ22Aはたとえば送りねじを回転する回転型の電動モータを用いることができる。モータ22Aとしては回転型のモータの他にリニアモータを用いることも可能である。
第2操作部22のテーブル30は、搭載面30Aを有している。この搭載面30Aは、図1のZ軸方向に垂直な面である。搭載面30Aは、吸着部30Bを有している。この吸着部30Bは、ワークWを真空吸着により吸着することができるものである。これにより、ワークWは、搭載面30Aに対してずれることなく確実に着脱可能に固定することができる。
次に、図2と図3を参照して、キャリッジ19とヘッド11の構造例について説明する。
図2はキャリッジ19とヘッド11の周りの形状例を示す斜視図であり、図3は、図2のE方向から見た正面図の例である。
キャリッジ19は、図1に示すモータ21AによりX軸方向に移動して位置決め可能である。キャリッジ19はヘッドホルダ61を用いてヘッド11を着脱可能に保持している。
図3に示すように、制御部200の指令によりモータ62が作動すると、ヘッドホルダ61とヘッド11のユニットがZ軸方向に沿って上下動して位置決め可能である。そして、制御部200の指令により、もう1つのモータ63が作動することにより、ヘッド11は、U軸を中心としてθ方向に回転可能になっている。
図2と図3に示すように、ヘッド11はノズルプレート64を有している。ノズルプレート64の下面はノズル面70である。このノズル面70は、複数のノズルのノズル開口121乃至126を有している。ヘッド11は、液体貯留部300に接続されている。この液体貯留部300は、ワークWに吐出するための液体を貯留するものであり、液体貯留部300は機能液貯蔵部ともいう。液体貯留部300内の液体は、ノズル開口121乃至126からたとえば図4(A)に示す圧電振動子789の作動によりインクジェット式で吐出させることができるのである。
図4(A)は、ヘッド11内に配置されている複数の圧電振動子789の例を示している。この圧電振動子789は、図2に示すヘッド11の各ノズルに対応して1つずつ配列されている。図4(A)の制御部200は、駆動部201に信号を与えることにより、駆動部201は、複数の圧電振動子789の中の任意の圧電振動子を動作させることで、動作された圧電振動子789に対応するノズルの図2に示すノズル開口121乃至126からはインクジェット式で液滴を吐出させることができるようになっている。
次に、液体貯留部300について、図5と図6および図4(B)を参照して説明する。
液体貯留部300は、たとえば図4(B)に示すように複数の液体パック111乃至116と、これらの液体パックを収容している収容体301を有している。液体パック111乃至116は、この例では6つ示しているが、液体パックの数は特に限定されず1つあるいは2つ以上乃至5つ、あるいは7つ以上であっても勿論構わない。
各液体パック111乃至116は、可撓性を有する材料により作られていて、各液体パックには同じ種類もしくは異なる種類の液体が収容されている。収容体301内は、外部から圧縮空気を入れることにより、液体パック111乃至116を加圧して、各液体パック111乃至116から液体を別々に吐出させることができるようになっている。
図5の各液体パック111乃至116は、ヘッド11の対応するノズル81乃至86に対して、第1チューブ91乃至96によりそれぞれ着脱可能に接続されている。
第1チューブ91の一端部は、液体パック111の接続部111Aに対して着脱可能に接続されている。第1チューブ91の他端部は、ヘッド11の接続部81Aに対して着脱可能に接続されている。
同様にして、第1チューブ92乃至96の一端部は、各液体パック112乃至116の接続部112A乃至116Aに対して着脱可能に接続されている。第1チューブ92乃至96の他端部は、ヘッド11側の接続部82A乃至86Aに対してそれぞれ着脱可能に接続されている。
図5に示すようにヘッド11は、複数のノズル81乃至86を有している。ノズル81乃至86は、それぞれノズル開口121乃至126を有している。各ノズル81は、たとえば図5の紙面垂直方向に沿って数10個若しくは数1000個配列されていて、ノズル列を形成している。その他のノズル82乃至86も、紙面垂直方向に関してノズル列を形成している。ノズル開口121乃至126は、ノズルプレート64のノズル面70に面して形成されている。
このノズル面70は、図5の例ではZ軸方向の下方向Z2に向いている。このように、ノズル面70には、たとえば6つのノズル列(ノズル開口列)が図5の紙面垂直方向に配列されている。
図5は、ヘッド11および液体貯留部300の他に、液滴吐出装置の液体供給装置610の構造例を示している。
この液体供給装置610は、第1チューブ91乃至96と、第2チューブ401乃至406、および流体循環部430を有している。
この流体循環部430は、第1チューブ91乃至96と、これらの第1チューブ91乃至96に対応する第2チューブ401乃至406との間にそれぞれ形成されている空間に収容された脱気用の流体を積極的に循環させて、脱気用の流体から空気を第2チューブの外側へ出すためのものである。
図6は、液体供給装置610の第1チューブ91および第2チューブ401の2重構造体431、流体循環部430、ヘッド11および液体パック111の構造例を示している。
図6に示す構造例は、図5に示す他の第1チューブ92と第2チューブ402の組み合わせによる2重構造体、第1チューブ93と第2チューブ403の2重構造体、第1チューブ94と第2チューブ404の2重構造体、第1チューブ95と第2チューブ405の2重構造体、そして第1チューブ96と第2チューブ406の2重構造体と同じである。
このために、図6を用いて第1チューブ91と第2チューブ401の2重構造体431を代表して図示し、そしてその構造および作用などについて代表して説明する。
図6に示すヘッド11の接続部81Aは、第1チューブ91の一端部に接続されている。第1チューブ91の他端部は、液体パック111の接続部111Aに接続されている。液体パックはインクタンクあるいはインクパックとも呼ぶことができる。
図6に示すブロック体433は、上述した接続部81Aを接続して固定している。もう1つのブロック体434は、液体パック111の接続部111Aを接続して固定している。第1チューブ91の一端部は、ブロック体433の中を通っているとともに、第1チューブ91の他端部はブロック体434の中を通っている。
第1チューブ91と第2チューブ401は、ともに可撓性を有する材料、たとえばナイロンにより作られた長手方向に異なる内径を有するチューブである。第2チューブ401の内径は第1チューブ91の外径よりも大きい。この第1チューブ91の外周面の外側には、第2チューブ401が第1チューブ91に対して同軸状に配置されている。第2チューブ401の一端部は、ブロック体433に接続して固定されているとともに、第2チューブ401の他端部はブロック体434に対して接続して固定されている。
図7(A)は、第1チューブ91と第2チューブ401の断面構造例を別々に示している。第1チューブ91は第2チューブ401の中に同軸状に入っていて、図7(B)のように同軸状になっている。第1チューブ91の外周面91Aは、第2チューブ401の内周面401Aと対面している。第1チューブ91の内側には、塗布用のインク298が通るようになっている。第1チューブ91の外周面91Aと第2チューブ401の内周面401Aの間には、脱気用の流体660が通るようになっている。この脱気用の流体660は、塗布用のインク298に対して外部環境から空気が入り込まないようにするために、空気を脱気用の流体660に含ませた状態で、流体循環部430は脱気用の流体を積極的に循環させて脱気用の流体中の空気を脱気するようになっている。
脱気用の流体660は、描画用もしくは塗布用のインク298そのままを使うかあるいはインク298に含まれている溶剤を用いることができる。この溶剤としては、たとえばキシレン、アセトン、デカン、ブチルカルビトールアセテート(BCTAC)などを使用することができる。
このように、脱気用の流体660としては、インク298そのまま、あるいはそのインクに主成分として含まれている溶剤を使用することにより、他の異物がこの外周面91Aと内周面401Aの間を通らないようにすることができ、しかもすでに用いている材質を用いるので、コストダウンを図ることができる。
次に、図5と図6に示す流体循環部430の構造について、説明する。
流体循環部430は、図6に示すように、循環チューブ441、吸引部としての真空ポンプ443、フィルタ機構部444を有している。
循環チューブ441の一端部は、ブロック体433に接続して固定されている。循環チューブ441の途中には、フィルタ機構部444が直列に配置されている。循環チューブ441の他端部は、ブロック体434に対して接続して固定されている。循環チューブ441は、可撓性を有する材料を用いて作られている
この循環チューブ441の一端部は、第1チューブ91と第2チューブ401の間の空間に対してブロック体433を通じて直列に接続されている。同様にして循環チューブ441の他端部は、第1チューブ91と第2チューブ401の間の空間に対してブロック体434を通じて直列に接続されている。
これによって循環チューブ441の流路と第2チューブ401と第1チューブ91の間の空間の流路は、脱気用の流体660の循環経路となっている。
図8と図6に示すフィルタ機構部444は、ケース445と複数枚のフィルタ450を有している。各フィルタ450は、脱気用の流体660の流れ方向と平行になるように配置されている。ケース445は、フィルタ450を密封していて、ケース445内には循環チューブ441を流れる脱気用の流体660が流れるようになっている。
真空ポンプ443は、このケース445に接続されていて、真空ポンプ443が制御部200の指令により動作することで、脱気用の流体660に溶存する気体である空気を、機能膜透過ガスとして、フィルタ機構部444の中から外部環境に排出することができる。
このフィルタ機構部444および循環チューブ441は、たとえば図5に示すように各第1チューブ91乃至96と第2チューブ401乃至406のそれぞれを含む2重構造体に対して共通して1組設けることができる。
しかし、これに限らず、各第1チューブと第2チューブの2重構造体に対して、それぞれ別々に流体循環部430を設けるようにしても勿論構わない。
図8は、フィルタ機構部444と真空ポンプ443などを拡大して示している。フィルタ450は少なくとも1枚好ましくは複数枚平行に配置することができる。このフィルタ450は、溶存気体を含む脱気用の流体660から溶存気体のみを透過するたとえば中空糸により作られたフィルタである。図9は、この中空糸により作られたフィルタ450が溶存気体(溶存ガスともいう)を含む脱気用の流体660から溶存気体のみをフィルタ450の外部へ透過する様子を示している。
脱気用の流体660からは溶存気体のみが真空ポンプ443の吸引により脱気される。
脱気用の流体660は強制的に循環されながらかつ強制的に脱気用の流体660中の溶存気体のみを外部環境へ脱気することができる。
図10と図11は、第1チューブ91乃至96と第2チューブ401乃至406の2重構造体431の構造例を示している。第1チューブ91乃至96と第2チューブ401乃至406は、上述したように同軸状に配置されているが、これらの第1チューブと第2チューブは、複数個の空間保持具470により一定の空間の流路480が保持できるように配置されている。
この空間保持具470は、第1チューブの長手方向に沿って好ましくは等間隔に配置されている。これにより、第1チューブと第2チューブが屈曲された場合においても、第1チューブと第2チューブは互いにこすれることが無く、しかも第1チューブと第2チューブの間の空間を長さ方向に沿って確実に保持でき、脱気用の流体660の流路480は確実に均等になるように保持することができる。
図11は、空間保持具470と第1チューブ91乃至96および第2チューブ401乃至406の分解斜視図である。図12は、空間保持具470の構造例を示している。
空間保持具470は、円形状の通し穴476と、複数個の突起部477を有している。図示例では突起部477は、90度ごとに4つ半径方向に形成されている。円形状の通し穴476は、第1チューブ91乃至96の外周面を通して保持するためのものである。突起部477の先端部は、第2チューブ401乃至406の内周面を保持している。
これによって、第1チューブ91乃至96は、第1チューブと第2チューブの間の流路480を確実に保持することができる。また第1チューブと第2チューブが屈曲された場合であっても、第1チューブの流路481の形状を保持することができるとともに第1チューブと第2チューブの間の流路480の形状も保持することができる。これによって塗布用のインクの流れを確保し、脱気用の流体の流れも確保することができる。
第1チューブ91乃至96は、インナーチューブとも呼ぶこともでき、第2チューブ401乃至406は、アウターチューブとも呼ぶことができる。空間保持具470は、流路用切り欠き付きリングと呼ぶこともできる。
次に、図6を参照しながら液体供給装置610の動作例について説明する。
図6に示す液体パック111から第1チューブ91を通じて、ヘッド11側にインク298が供給される。ヘッド11はインク298をノズル開口121乃至126からインク滴299として吐出させる。
この場合に、第1チューブ91の流路481内にはインク298が流れるのであるが、このインク298に対して外側の環境から第2チューブ401を通じて(透過して)脱気用の流体660に空気が侵入する。
この空気は、脱気用の流体660によりトラップされて、フィルタ機構部440のフィルタ450を通ることにより、真空ポンプ443の吸引により脱気用の流体660に含まれる溶存気体は機能膜透過ガスとして外部環境へ脱気することができる。
これによって、外から侵入する空気は、第1チューブ91では透過せずに第1チューブ91と第2チューブ401の間の流路480を流れる脱気用の流体660により必ず捕まえて循環させながら外部へ積極的に脱気することができる。このために流路481を流れるインクには空気が混入するのを防ぐことができる。
なお、図6に示す真空ポンプ443の吸引力を制御部200の指令により調整することで、循環される脱気用の流体660の圧力を調整できる。この圧力調整により、インク298の圧力の制御も行える。
また、第1チューブ91と第2チューブ401は、フレキシブルチューブで作られているので、ヘッド11が移動することにより第1チューブ91と第2チューブ401が屈曲する場合がある。この場合には、図10乃至図12に示す空間保持具470が、流路480、流路481にそれぞれ形状変化の無いように好ましくは等間隔で保持することができる。そして第1チューブの外周面が第2チューブの内周面に対してこすれるような不都合が防げるので、ヘッドが移動を繰り返しても第1チューブと第2チューブの損傷を防ぐことができる。
このようにしてインクがインクパック111乃至116からそれぞれの対応するノズル開口へインクを供給することができ、このようなインク供給を行う本発明の液滴吐出装置10により製造される図1に示すワークWは、その製造精度を上げることができ、電気光学装置の製造品質を向上させることができる。このような電気光学装置を備える電子機器の製品品質はさらに向上させることができるのである。
本発明の液滴吐出装置の実施形態は、電気光学装置(デバイス)を製造するのに用いることができる。この電気光学装置(デバイス)としては液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)装置、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置および電気泳動表示装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する各種装置が考えられる。
図13は、本発明の液滴吐出装置を描画装置として用いて、フラットパネルディスプレイの一種類である有機EL装置の製造に用いる場合の有機EL装置の構造例を示している。有機EL装置701は、基板711、回路素子部721、画素電極731、バンク部741、発光素子751、陰極761(対向電極)、および封止用基板771から構成された有機EL素子702に対して、フレキシブル基板(図示省略)の配線および駆動IC(図示省略)を接続したものである。
有機EL素子702の基板711上には、回路素子部721が形成され、回路素子部721上には、複数の画素電極731が整列している。そして、各画素電極731間には、バンク部741が格子状に形成されており、バンク部741により生じた凹部開口744に、発光素子751が形成されている。バンク部741および発光素子751の上部全面には、陰極761が形成され、陰極761の上には、封止用基板771が積層されている。
有機EL素子702の製造プロセスは、バンク部741を形成するバンク部形成工程と、発光素子751を適切に形成するためのプラズマ処理工程と、発光素子751を形成する発光素子形成工程と、陰極761を形成する対向電極形成工程と、封止用基板771を陰極761上に積層して封止する封止工程とを備えている。
すなわち、有機EL素子702は、予め回路素子部721および画素電極731が形成された基板711(ワークW)の所定位置にバンク部741を形成した後、プラズマ処理、発光素子751および陰極761(対向電極)の形成を順に行い、さらに、封止用基板771を陰極761上に積層して封止することにより製造される。なお、有機EL素子702は、大気中の水分等の影響を受けて劣化しやすいため、有機EL素子702の製造は、ドライエアーまたは不活性ガス(窒素、アルゴン、ヘリウム等)雰囲気で行うことが好ましい。
また、各発光素子751は、正孔注入/輸送層752およびR(赤)・G(緑)・B(青)のいずれかの色に着色された発光層753から成る成膜部で構成されており、発光素子形成工程には、正孔注入/輸送層752を形成する正孔注入/輸送層形成工程と、3色の発光層753を形成する発光層形成工程と、が含まれている。
有機EL装置701は、有機EL素子702を製造した後、有機EL素子702の陰極761にフレキシブル基板の配線を接続するとともに、駆動ICに回路素子部721の配線を接続することにより製造される。
次に、本発明の実施形態の液滴吐出装置10を液晶表示装置の製造に適用した場合について説明する。
図14は、液晶表示装置801の断面構造を表している。液晶表示装置801は、カラーフィルタ802と、対向基板803と、カラーフィルタ802と対向基板803との間に封入された液晶組成物804と、バックライト(図示省略)と、で構成されている。対向基板803の内側の面には、画素電極805と、TFT(薄膜トランジスタ)素子(図示省略)とがマトリクス状に形成されている。画素電極805に対向する位置に、カラーフィルタ802の赤、緑、青の着色層813が配列するようになっている。カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ内側の面には、液晶分子を一定方向に配列させる配向膜806が形成されており、カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ外側の面には、偏光板807が接着されている。
カラーフィルタ802は、透光性の透明基板811と、透明基板811上にマトリクス状に並んだ多数の画素(フィルタエレメント)812と、画素812上に形成された着色層813と、各画素812を仕切る遮光性の仕切り814と、を備えている。着色層813および仕切り814の上面には、オーバーコート層815および電極層816が形成されている。
液晶表示装置801の製造方法について説明すると、先ず、透明基板811に仕切り814を作り込んだ後、画素812部分にR(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813を形成する。そして、透明アクリル樹脂塗料とスピンコートしてオーバーコート層815を形成し、さらに、ITO(Indium Tin Oxide)から成る電極層816を形成して、カラーフィルタ802を作成する。
対向基板803には、画素電極805とTFT素子を作り込んでおく。次に、作成したカラーフィルタ802および画素電極805が形成された対向基板803に配向膜806の塗布を行った後、これらを貼り合わせる。そして、カラーフィルタ802および対向基板803との間に液晶組成物804を封入した後、偏光板807およびバックライトを積層する。
本発明の液滴吐出装置の実施形態は、上記カラーフィルタのフィルタエレメント(R(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813)の形成に用いることができる。また、画素電極805に対応する液体材料を用いることにより、画素電極805の形成にも用いることが可能である。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の他、プレパラート形成を包含する装置が考えられる。上記した液滴吐出装置を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
本発明の電子機器は、上記電気光学装置を搭載している。この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
図15は、電子機器の一例である携帯電話1000の形状例を示している。携帯電話1000は、本体部1001と表示部1002を有している。表示部1002は、上述したような電気光学装置であるたとえば有機EL装置701や液晶表示装置801を用いている。
図16は、電子機器の他の例であるコンピュータ1100を示している。コンピュータ1100は本体部1101と表示部1102を有している。表示部1102は、上述したような電気光学装置の一例である有機EL装置701や液晶表示装置801を使用することができる。
本発明の液滴吐出装置の実施形態は、ワークの一例である印刷対象に対して、白黒もしくはカラー印刷(印字)することにも使用できる。この場合には、液体貯留部は、インクカートリッジであり、このインクカートリッジは、1種類もしくは複数種類のインク(たとえばブラック、イエロー、マゼンダ、シアン、ライトシアン、ライトマゼンダ等)を別々に貯留しておく。各インクは液体の一例である。
図6に示す流体循環部430は、脱気用の流体660を循環用のポンプにより強制的に循環させる。フィルタ450は、交換可能にするのが望ましい。
たとえばインクの溶剤に耐える材質や、ガスバリア性の高い材質を複数層に組み合わせたインクチューブが用いられることも考えられるが、インク溶剤の種類によってチューブ材質が変わるため、その都度ごとに専用の高価な多層チューブを製作しなければならない。
しかし、本発明の実施形態によれば、使用するインク等の液体に対する耐溶剤性だけを考慮したチューブの材質を選定すればよい。
また、外層である第2チューブと内層である第1チューブとの空間の脱気用の流体が外部雰囲気から透過してくるガスを積極的に取り込むため、たとえば塗布用インクに対するガスバリア性は非常に高く、インクジェット描画の安定性が向上できると同時に、塗布された液体の機能特性も安定する。
多層チューブは一体成形されているため、使用後には複数の材質で構成されたチューブをそのまま廃棄せざるをえないが、本発明の実施形態であれば、第1チューブと第2チューブを別々にして各チューブごとに適切な廃棄やリサイクルが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の液滴吐出装置の好ましい実施形態を示す平面図。 図1の液滴吐出装置のキャリッジ、ヘッド等を示す斜視図。 図2のキャリッジおよびヘッド等を示す図2におけるE方向から見た正面図。 ヘッドの圧電振動子の例と液体貯留部の構造例を示す図。 液体供給装置、液体パックおよびノズルなどを示す斜視図。 液体供給装置の液体循環部、第1チューブ、第2チューブなどを示す図。 第1チューブと第2チューブの構造例を示す断面図。 フィルタ機構部と真空ポンプを拡大して示す図。 フィルタによる脱気用の流体から溶存気体を脱気する原理の例を示す図。 第1チューブと第2チューブおよび空間保持具の例を示す一部切り欠き斜視図。 第1チューブと第2チューブおよび空間保持具を示す分解斜視図。 第1チューブと第2チューブおよび空間保持具を示す断面図。 本発明の液滴吐出装置により製造される有機EL装置の形状例を示す断面図。 本発明の液滴吐出装置により製造される液晶表示装置の構造例を示す断面図。 本発明の実施形態により製造された表示装置を備える電子機器の一例である携帯電話を示す斜視図。 電子機器の別の例であるコンピュータを示す斜視図。
符号の説明
10・・・液滴吐出装置、11・・・ヘッド、70・・・ノズル面、91乃至96・・・第1チューブ、111乃至116・・・液体パック(インクタンクとも呼ぶ)、121乃至126・・・ノズル開口、401乃至406・・・第2チューブ、430・・・流体循環部、441・・・循環チューブ、443・・・真空ポンプ(吸引部の一例)、444・・・フィルタ機構部、450・・・フィルタ、480・・・脱気用の流体の流路、481・・・描画用のインクの流路、610・・・液体供給装置、660・・・脱気用の流体

Claims (3)

  1. 液滴をワークに吐出するための液滴吐出装置であって、
    液体を収容する液体収容部と、
    移動可能に設けられ、液滴を吐出するヘッドと、
    前記液体収容部と前記ヘッドの間に配置されて前記液体収容部から前記液体を前記ヘッドへ供給するための液体供給装置と、
    を有し、
    前記液体供給装置は、
    前記液体収容部と前記ヘッドとの間を接続して前記液体を供給する第1チューブと、
    前記第1チューブに外部環境の気体が入り込むのを防ぐように、前記第1チューブの外周を囲む第2チューブと、
    前記第1チューブと前記第2チューブとの間に形成されている流路に脱気用の流体を収容して、前記第2チューブを通じて入り込み前記脱気用の流体に含まれる気体を脱気ながら前記脱気用の流体を循環させる流体循環部と、
    を備え、
    前記第1チューブと前記第2チューブは、ともに可撓性を有し、
    前記流体循環部は、
    前記流路の両端に接続すると共に、可撓性を有する循環チューブと、
    前記循環チューブに配置されているフィルタと、
    前記フィルタから前記気体を吸引する吸引部と、
    を有し、
    前記脱気用の流体を前記流路から前記循環チューブ及び前記フィルタを通って再び前記流路に循環させ、前記吸引部の吸引により前記フィルタを透過させることにより前記脱気用の流体から前記気体を脱気することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記第1チューブと前記第2チューブとの間に形成されている前記流路を長さ方向に沿って保持するために、前記流路には一定の空間の流路を保持するための空間保持具が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記脱気用の流体は、前記液体と同じ液体または前記液体に含まれる溶剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の液滴吐出装置。
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