JP2006211910A - 水生植物除去作業船 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水生植物除去作業船の先端部の破損を防止すること。
【解決手段】 本発明では、一対の船体からなる双胴船の船体間に水生植物を刈取及び搬送するための刈取コンベアを水中に向けて傾倒自在に配設した水生植物除去作業船において、刈取コンベアは、先端部に車輪を配設して、この車輪が刈取コンベアを双胴船の船体間に収容した状態で双胴船の先端部よりも前方に突出するように構成した。また、前記刈取コンベアは、先端側の回動軸と同軸上に刈取コンベアの先端部よりも大径の車輪を左右に配設した。また、前記刈取コンベアは、双胴船の船体間に収容した収容状態と、水中に向けて傾倒して水底の水生植物を刈取及び搬送する刈取作業状態と、鉛直下向きに向けて水中の浮遊物を捕獲及び搬送する捕獲作業状態とに姿勢変更可能に構成した。さらに、前記刈取コンベアは、左右両端部に内側へ向けて水を噴射する複数の噴射ノズルを前後に間隔をあけて配設した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一対の船体からなる双胴船の船体間に水生植物を刈取及び搬送するための刈取コンベアを水中に向けて傾倒自在に配設した水生植物除去作業船に関するものである。
従来より、海や湖などの水域に植生している水生植物を除去して海や湖などの浄化及び美化を図るための作業船として水生植物除去作業船が用いられている。
この従来の水生植物除去作業船は、左右一対の船体からなる双胴船の船体間に水生植物を刈取及び搬送するための刈取コンベアを水中に向けて傾倒自在に配設しており、この刈取コンベアを水平にして双胴船の船体間に収容した状態では、刈取コンベアの先端が双胴船の先端部よりも前方に突出するように構成していた(たとえば、特許文献1参照。)。
この刈取コンベアは、左右一対の回動チェーン間に複数枚の鋸刃状の切断刃を前後に間隔をあけて架設し、回動チェーンの回転に伴って切断刃が移動するように構成していた。
そして、水生植物除去作業船は、海上や湖上において刈取コンベアを水中に向けて傾倒し、海上や湖上を移動しながら刈取コンベアの切断刃を用いて海底や湖底に植生する水生植物を刈り取るとともに船上まで搬送するようにしていた。
しかも、水生植物除去作業船では、刈取コンベアを水平にして双胴船の船体間に収容した状態で刈取コンベアの先端が双胴船の先端部よりも前方に突出するようにしており、これにより、海岸や湖岸の壁面に植生する水生植物をも円滑に刈り取ることができるようにしていた。
特開平7−47989号公報
ところが、上記従来の水生植物除去作業船は、刈取コンベアを水平にして双胴船の船体間に収容した状態において、刈取コンベアの先端が双胴船の先端部よりも前方に突出していたために、刈取作業中や船体移動中に海岸や湖岸の壁面に刈取コンベアの先端が衝突して、刈取コンベアが破損してしまうおそれがあった。
特に、刈取コンベアの先端には、切断刃が突出されていたために、海岸や湖岸との衝突によって切断刃が破損してしまうおそれがあり、破損した切断刃の影響で水生植物の刈取作業において刈取むらが生じたり、刈り取った水生植物を船上まで円滑に搬送できなくなるおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、一対の船体からなる双胴船の船体間に水生植物を刈取及び搬送するための刈取コンベアを水中に向けて傾倒自在に配設した水生植物除去作業船において、刈取コンベアは、先端部に車輪を配設して、この車輪が刈取コンベアを双胴船の船体間に収容した状態で双胴船の先端部よりも前方に突出するように構成することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記刈取コンベアは、先端側の回動軸と同軸上に刈取コンベアの先端部よりも大径の車輪を左右に配設することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記刈取コンベアは、双胴船の船体間に収容した収容状態と、水中に向けて傾倒して水底の水生植物を刈取及び搬送する刈取作業状態と、鉛直下向きに向けて水中の浮遊物を捕獲及び搬送する捕獲作業状態とに姿勢変更可能に構成することにした。
また、請求項4に係る本発明では、前記請求項1〜請求項3に係る本発明において、前記刈取コンベアは、左右両端部に内側へ向けて水を噴射する複数の噴射ノズルを前後に間隔をあけて配設することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る本発明では、一対の船体からなる双胴船の船体間に水生植物を刈取及び搬送するための刈取コンベアを水中に向けて傾倒自在に配設した水生植物除去作業船において、刈取コンベアの先端部に車輪を配設して、この車輪が刈取コンベアを双胴船の船体間に収容した状態で双胴船の先端部よりも前方に突出するようにしているために、海岸や湖岸などの壁面近傍において刈取コンベアを双胴船の船体間に収容した状態で刈取作業をするときや移動するときに、双胴船の前端が壁面に誤って衝突してしまう前に車輪のほうが先に壁面に衝突することになるので、車輪によって衝撃を緩和することができるとともに、双胴船の破損を未然に防止することができる。
また、請求項2に係る本発明では、刈取コンベアの先端側の回動軸と同軸上に刈取コンベアの先端部よりも大径の車輪を左右に配設しているために、刈取コンベアの先端部で車輪が水底面に接地することになり、刈取コンベアの傾倒角度にかかわらず刈取作業を行う水底と刈取コンベアの先端部との間隔を常に一定に保持することができ、刈り取りむらをなくすことができる。
また、請求項3に係る本発明では、刈取コンベアを双胴船の船体間に収容した収容状態と、刈取コンベアを水中に向けて傾倒して水底の水生植物を刈取及び搬送する刈取作業状態と、刈取コンベアを鉛直下向きに向けて水中の浮遊物を捕獲及び搬送する捕獲作業状態とに姿勢変更できるようにしているために、刈取コンベアの姿勢を変更することによって様々な作業を円滑に行うことができる。
また、請求項4に係る本発明では、刈取コンベアの左右両端部に内側へ向けて水を噴射する複数の噴射ノズルを前後に間隔をあけて配設しているために、刈取コンベアによって刈取後の水生植物を搬送するときに噴射ノズルから噴射した水で水生植物を刈取コンベアの中央側に寄せることができ、搬送途中で水生植物が刈取コンベアから離脱してしまうのを防止でき、刈り取った水生植物を円滑に搬送することができる。
以下に、本発明に係る水生植物除去作業船の具体的な構造について図面を参照しながら説明する。
水生植物除去作業船1は、図1〜図3に示すように、左右一対の船体2,3で構成した双胴船4と、この双胴船4の船体2,3の間に設けた刈取コンベア5とで構成している。
まず、双胴船4の構造について説明すると、双胴船4は、左右の船体2,3の前端部と前側中途部と後端部とに連結体6,7,8をそれぞれ着脱自在に架設するとともに、前端部と前側中途部の連結体6,7の中央部間に床板9を着脱自在に架設し、この床板9の上部に運転操作台10と運転席11とを載設し、この運転操作台10の上部に運転操作レバー12〜15を配置している。
また、双胴船4は、前端部の連結体6の左側前端部に載置台16を取付け、この載置台16の上部に刈取コンベア5の先端部を昇降させるための先端昇降用ウインチ17を取付け、一方、前側中途部の連結体7の左側上部に載置台18を取付け、この載置台18の上部に刈取コンベア5の後端部を昇降させるための後端昇降用ウインチ19を取付けている。これらの昇降用ウインチ17,19は、運転操作レバー14,15を傾倒操作することによってそれぞれ独立して駆動できるようになっている。
また、双胴船4は、左右の船体2,3の外側中央部に外方へ向けてステー20,21をそれぞれ突設し、各ステー20,21の外側先端部に推進モータ22,23をそれぞれ水平方向へ回動自在に取付けている。これらの推進モータ22,23は、運転操作レバー12,13を傾倒操作することによって、それぞれ独立して所定の方向へ向けて姿勢変更でき、また、それぞれ独立して所定の出力で駆動できるようになっている。
また、双胴船4は、左右の船体2,3の後側中途部間に支持軸24を着脱自在に架設し、この支持軸24で刈取コンベア5を前後方向へ向けて回動自在に支持している。
さらに、双胴船4は、前側中途部の連結体7の右側中央上部に矩形板状の載置台25を着脱自在に取付け、この載置台25の上部に矩形箱型状の発電機26を取付けている。
この発電機26は、刈取コンベア5や昇降用ウインチ17,19や推進モータ22,23に駆動用の電源を供給するものであり、双胴船4の船体2,3の間で、しかも、刈取コンベア5の上方に配置され、図1に示すように双胴船4の左右中央部で、しかも、図2に示すように双胴船4の前後中央部に配置されている。
このように、水生植物除去作業船1は、双胴船4の船体2,3の間に刈取コンベア5を配設するとともに、各船体2,3に推進モータ22,23を配設し、さらには、双胴船4の船体2,3の間に発電機26を配設している。
そのため、上記水生植物除去作業船1では、重量の重い発電機26が正面視で双胴船4の略中央部に位置することになり、水生植物除去作業船1の左右の重量バランスを略均等なものとすることができるので、水生植物除去作業船1の重心が左右中央部に位置することになり、水生植物除去作業船1の安定性を向上させることができるとともに、各船体2,3に設けた推進モータ22,23を略同一の出力で駆動することによって水生植物除去作業船1を良好に直進させることができ、これにより、水生植物除去作業船1の操行操作を容易なものとすることができる。
しかも、広い設置スペースが必要な発電機26を双胴船4の船体2,3の上部に配置しなくてよくなり、双胴船4の船体2,3の上部の作業スペースや移動スペースを広げることができるので、水生植物除去作業船1での作業性を向上させることができる。
また、上記水生植物除去作業船1では、発電機26を側面視で双胴船4の中央部に配設しているために、水生植物除去作業船1の前後の重量バランスを略均等なものとすることができるので、水生植物除去作業船1の重心が前後中央部に位置することになり、水生植物除去作業船1の安定性をより一層向上させることができる。
また、上記水生植物除去作業船1では、刈取コンベア5の上方に発電機26を配置しているために、刈取コンベア5の上方が発電機26で被覆されることになるので、発電機26(載置台25)が刈取コンベア5の上方側のカバーとして機能し、刈取コンベア5による搬送作業時に搬送物や水滴などが船体2,3の上部に飛散するのを防止することができる。
さらに、上記水生植物除去作業船1では、双胴船4の船体2,3に連結体6,7,8を着脱自在に取付け、この連結体6,7に床板9を着脱自在に取付け、また、連結体7に発電機26を着脱自在に取付け、さらに、船体2,3に支持軸24を着脱自在に取付け、この支持軸24に刈取コンベア5を取付けているために、左右の船体2,3と連結体6,7,8と床板9と発電機26と刈取コンベア5とに分解することができるので、水生植物除去作業船1を分解して搬送や収納することができ、水生植物除去作業船1の搬送や収納を容易なものとすることができる。
次に、刈取コンベア5の構造について説明すると、刈取コンベア5は、図4〜図6に示すように、支持軸24に軸受27を介して矩形箱枠状の前側フレーム28を上下へ向けて回動自在に取付け、この前側フレーム28の左右前端部に矩形板状の支持体29,29を前方に向けて取付け、各支持体29,29の前端部に軸受30,30を取付け、これら左右の軸受30,30に回動軸31を回動自在に取付け、この回動軸31の軸受30,30よりも内側位置に左右一対の従動スプロケット32,32を取付けている。
一方、刈取コンベア5は、支持軸24に軸受33を介して後端を下方へ屈曲させた矩形箱枠状の後側フレーム34を上下へ向けて回動自在に取付け、この後側フレーム34の後端部に回動軸35を回動自在に取付け、この回動軸35に左右一対の駆動スプロケット36,36を取付けている。この駆動スプロケット36,36は、減速機37を介して駆動モータ38に連動連結している。なお、これら減速機37と駆動モータ38は、後側フレーム34に支持体39を介して取付けられている。
そして、刈取コンベア5は、前側フレーム28の先端部に設けた従動スプロケット32,32と後側フレーム34の後端部に設けた駆動スプロケット36,36との間に左右一対の回動チェーン40,40を懸架し、これらの回動チェーン40,40の内側部に複数個の断面L字状の支持体41を所定の間隔をあけて取付け、左右の回動チェーン40,40に取付けた支持体41の間に櫛歯状の切断刃42を取付け、さらには、各支持体41の下部に回動チェーン40,40に沿って設けたネット43の左右側端部を取付けている。
また、刈取コンベア5は、前側フレーム28の中途下部に矩形板状の左右一対の支持体44,44を取付け、これら左右の支持体44,44の間に回動軸45を回動自在に架設し、この回動軸45の左右端部に一対の転動スプロケット46,46を取付けており、この転動スプロケット46,46を回動チェーン40,40の下方側に噛合させて回動チェーン40,40が下方へ撓むのを防止している。
一方、刈取コンベア5は、後側フレーム34の中途上下部に矩形板状の前後一対の支持体47,47をそれぞれ取付け、これら前後の支持体47,47の間にガイドレール48,48を取付けており、これらのガイドレール48,48に沿って回動チェーン40,40が円滑に移動するようにしている。
そして、刈取コンベア5は、駆動モータ38を駆動することによって駆動スプロケット36,36が回転し、それに伴って回動チェーン40,40及び切断刃42が前側フレーム28及び後側フレーム34に沿って移動し、前側フレーム28の前端部において切断刃42で水生植物49の根元部分を切断するとともに、切断した水生植物49を切断刃42及びネット43によって前側フレーム28の前端部から後側フレーム34の後端部まで搬送し、後側フレーム34の後端部において水生植物49を回収できるようにしている。
また、刈取コンベア5は、双胴船4に取付けた先端昇降用ウインチ17に巻回したワイヤー50の先端部を前側フレーム28の前端部に連結する一方、双胴船4に取付けた後端昇降用ウインチ19に巻回したワイヤー51の先端部を後側フレーム34の後端部に連結している。
そして、刈取コンベア5は、図7に示すように、先端昇降用ウインチ17によってワイヤー50を巻き上げたり或いは繰り出したりすることによって、刈取コンベア5を双胴船4の船体2,3の間に収容した収容状態で岸壁52の近傍で作業や移動を行うための収容姿勢(図7中に符号Aで示す。)と、刈取コンベア5を水中に向けて傾倒して水底53の水生植物49を刈取及び搬送する刈取作業状態での刈取作業姿勢(図7中に符号Bで示す。)と、刈取コンベア5を鉛直下向きに向けて水中54の浮遊物を捕獲及び搬送する捕獲作業状態での捕獲作業姿勢(図7中に符号Cで示す。)とに姿勢変更できるようになっている。
このように、上記水生植物除去作業船1では、刈取コンベア5を収容姿勢と刈取作業姿勢と捕獲作業姿勢とに姿勢変更できるようにしているために、刈取コンベア5の姿勢を変更することによって様々な作業を円滑に行うことができる。
特に、上記水生植物除去作業船1では、刈取コンベア5を鉛直下向きにまで回動させた状態にすることができるので、刈取作業を行うことができる最大の水深を増大させることができるとともに、浮遊物を捕獲する際の実質的な捕獲面積を最大限に増大させることができ、これにより捕獲作業の効率を向上させることができる。
また、刈取コンベア5は、図7に示すように、後端昇降用ウインチ19によってワイヤー51を巻き上げたり或いは繰り出したりすることによって、刈取コンベア5の後端部分の高さを昇降させることができるようになっている。
特に、上記水生植物除去作業船1では、刈取コンベア5の後端部を最も前方へ傾倒させたときに、刈取コンベア5の後端部が双胴船4の後端よりも突出しないようにして、刈取コンベア5の後端部分の破損を防止できるようにしている。
また、刈取コンベア5は、前側フレーム28の左右端上部に横長矩形板状のガイド板55,55を取付け、このガイド板55,55の上端部に終端(前端)を閉塞した中空パイプ56,56を取付け、この中空パイプ56,56の内側部に内側下方へ向けて円形開口した複数個の噴射ノズル57を前後に間隔をあけて形成している。この噴射ノズル57は、左側の船体2の中央上部に配設した揚水ポンプ58に連通パイプ59,60を介して中空パイプ56,56の始端(後端)を接続することによって揚水ポンプ58に連通連結しており、揚水ポンプ58の揚水パイプ61で海水を汲み上げ、その海水を揚水ポンプ58によって噴射ノズル57から刈取コンベア5の内側下方へ向けて噴射するようにしている。
このように、上記水生植物除去作業船1では、刈取コンベア5の左右両端部に内側へ向けて海水を噴射する複数の噴射ノズル57を前後に間隔をあけて配設しているために、刈取コンベア5によって刈取後の水生植物49を搬送するときに噴射ノズル57から噴射した海水の作用で水生植物49を刈取コンベア5の中央側に寄せることができるので、搬送途中で水生植物49が刈取コンベア5から離脱してしまうのを防止でき、刈り取った水生植物49を円滑に搬送することができ、また、噴射ノズル57から噴射した海水の水勢によって櫛歯状の切断刃42に詰まった水生植物49を除去することができ、切断刃42の目詰まりを防止して刈取むらの発生を防止することができる。
また、刈取コンベア5は、前側フレーム28の前端部に取付けた軸受30,30の外側部に外方へ向けて軸支持体62,62を回動軸31と同軸上に取付け、各軸支持体62に車輪軸63を回動自在に取付け、この車輪軸63に車輪64を取付けている。
この車輪64は、刈取コンベア5の先端部において切断刃42の先端部が描く回転軌跡の半径よりも大きな半径のものを使用している。
これにより、車輪64は、刈取コンベア5を双胴船4の船体2,3の間に収容した収容状態において双胴船4の先端部よりも前方側に突出するようにしている。
このように、上記水生植物除去作業船1では、刈取コンベア5の先端部に車輪64を配設するとともに、この車輪64が刈取コンベア5を双胴船4の船体2,3の間に収容した収容状態で双胴船4の先端部よりも前方に突出するようにしているために、海岸や湖岸などの壁面近傍において刈取コンベア5を双胴船4の船体2,3の間に収容した収容状態で刈取作業をするときや移動するときに、双胴船4の前端が壁面に誤って衝突してしまう前に車輪64のほうが先に壁面に衝突することになるので、車輪64によって衝撃を緩和することができるとともに、双胴船4の先端部の破損を未然に防止することができる。
しかも、上記水生植物除去作業船1では、刈取コンベア5の先端側の回動軸31と同軸上に刈取コンベア5の先端部よりも大径の車輪64を左右に配設しているために、刈取コンベア5の先端部で車輪64が水底面に接地することになり、刈取コンベア5の傾倒角度にかかわらず刈取作業を行う水底面と刈取コンベア5の先端部との間隔を常に一定に保持することができ、水生植物49の根元部分の刈取位置(長さ)を一定にすることができるので、刈り取りむらをなくすことができる。
水生植物除去作業船1は、上記のように構成しており、双胴船4の船体2,3にそれぞれ取付けた推進モータ22,23のスクリュー65,66を所定の方向へ向けて所定の出力で駆動することによって、前後進、旋回、さらには、真横へ向けて進むことができる。
すなわち、水生植物除去作業船1は、左右の推進モータ22,23を同一の出力で正転させると、前方へ向けて直進し、左右の推進モータ22,23を同一の出力で逆転させると、後方へ向けて直進し、一方の推進モータ22,23を他方よりも大きな出力で回転させると、出力の大きい側へ向けて旋回する。
さらに、水生植物除去作業船1は、図8に示すように、それぞれの推進モータ22,23を各船体2,3と直交する方向へ向けて互いに逆向きに姿勢変更するとともに、それぞれの推進モータ22,23を互いに逆向きに回転させると、真横方向へ向けて進むことができる。
このように、上記水生植物除去作業船1では、推進モータ22,23を各船体2,3の外側中央部に配設し、それぞれの推進モータ22,23を各船体2,3と直交する方向へ向けて互いに逆向きに姿勢変更するとともに、それぞれの推進モータ22,23を互いに逆回転させることによって双胴船4を真横方向へ移動できるようにしているために、海岸や湖岸などの壁面近傍において壁面に沿って刈取作業や移動を良好に行うことができ、これによっても水生植物除去作業船1の操行操作を容易なものとすることができる。
本発明に係る水生植物除去作業船を示す平面図。 同左側面図。 同正面図。 刈取コンベアを示す左側面図。 同拡大側面断面図。 同拡大正面図。 刈取コンベアの姿勢を示す説明図。 推進モータを示す説明図。
符号の説明
1 水生植物除去作業船 2,3 船体
4 双胴船 5 刈取コンベア
6,7,8 連結体 9 床板
10 運転操作台 11 運転席
12〜15 運転操作レバー 16 載置台
17 先端昇降用ウインチ 18 載置台
19 後端昇降用ウインチ 20,21 ステー
22,23 推進モータ 24 支持軸
25 載置台 26 発電機
27 軸受 28 前側フレーム
29 支持体 30 軸受
31 回動軸 32 従動スプロケット
33 軸受 34 後側フレーム
35 回動軸 36 駆動スプロケット
37 減速機 38 駆動モータ
39 支持体 40 回動チェーン
41 支持体 42 切断刃
43 ネット 44 支持体
45 回動軸 46 転動スプロケット
47 支持体 48 ガイドレール
49 水生植物 50 ワイヤー
51 ワイヤー 52 岸壁
53 水底 54 水中
55 ガイド板 56 中空パイプ
57 噴射ノズル 58 揚水ポンプ
59,60 連通パイプ 61 揚水パイプ
62 軸支持体 63 車輪軸
64 車輪 65,66 スクリュー

Claims (4)

  1. 一対の船体からなる双胴船の船体間に水生植物を刈取及び搬送するための刈取コンベアを水中に向けて傾倒自在に配設した水生植物除去作業船において、
    刈取コンベアは、先端部に車輪を配設して、この車輪が刈取コンベアを双胴船の船体間に収容した状態で双胴船の先端部よりも前方に突出するように構成したことを特徴とする水生植物除去作業船。
  2. 前記刈取コンベアは、先端側の回動軸と同軸上に刈取コンベアの先端部よりも大径の車輪を左右に配設したことを特徴とする請求項1に記載の水生植物除去作業船。
  3. 前記刈取コンベアは、双胴船の船体間に収容した収容状態と、水中に向けて傾倒して水底の水生植物を刈取及び搬送する刈取作業状態と、鉛直下向きに向けて水中の浮遊物を捕獲及び搬送する捕獲作業状態とに姿勢変更可能に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水生植物除去作業船。
  4. 前記刈取コンベアは、左右両端部に内側へ向けて水を噴射する複数の噴射ノズルを前後に間隔をあけて配設したことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の水生植物除去作業船。
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