JP2006211732A - スピーカーグリル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を向上しかつ低コスト化を促進することができるスピーカーグリル及びその製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のスピーカーグリルは、パンチング加工により形成される複数の小径孔を有し、表層の除去により形成される平滑かつ無垢面を有する金属薄板と、この金属薄板の表面に積層される保護被膜とを備える。本発明のスピーカーグリルの製造方法は、表面処理金属薄板に複数の小径孔を形成するパンチング加工工程(STP1)、金属薄板を所定の形状に成形するプレス加工工程(STP2)、表層の除去により金属薄板の表面を平滑かつ無垢面とする表層除去工程(STP3)及び金属薄板の表面に保護被膜を積層する表面被覆処理工程(STP4)を有している。金属薄板としては亜鉛メッキ処理鋼板が好適である。表層除去手段としては酸洗処理法が好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビ、パーソナルコンピュータ、オーディオ機器、自動車等のスピーカー部に取り付けるためのスピーカーグリル及びその製造方法に関するものである。
今日では、薄型テレビ(液晶テレビ,プラズマテレビ,プロジェクションテレビ等)、パーソナルコンピュータ、オーディオ機器等の家電製品や自動車などが普及しており、これらの製品は高品質及び高級感を維持しつつ低価格化を促進することが社会的に要請されている。これらの家電製品や自動車には音声を出力するための音声出力部が配設されており、この音声出力部の前面にはスピーカー等の保護、家電製品の意匠性等を考慮してスピーカーグリルが配設されている(特開2005−196001号公報等参照)。
従来のスピーカーグリルとしては、ステンレス鋼板にエッチングにより多数の小径孔を形成し、プレス加工により所定形状に形成し、表面に塗装を施したものが知られている。かかる従来のスピーカーグリルは、ステンレス鋼板を用い、精密加工が可能なエッチング加工が採用されているため、強度等の機能性に優れ、高い表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を有しているが、反面材料コスト及び製造コストの上昇を招いている。
一方、低価格化を促進すべく、亜鉛メッキ処理鋼板にパンチングにより多数の小径孔を形成し、プレス加工により所定形状に形成し、表面に塗装を施したスピーカーグリルが開発されている。かかるスピーカーグリルは、低コスト化を促進することができるが、反面表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を高めることが困難である。
特開2005−196001号公報
本発明はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を向上しかつ低コスト化を促進することができるスピーカーグリル及びその製造方法の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされたスピーカーグリルに係る発明は、(A)パンチング加工により形成される複数の小径孔を有し、表層の除去により形成される平滑かつ無垢面を有する金属薄板と、(B)この金属薄板の表面に積層される保護被膜とを備えるスピーカーグリルである。
当該スピーカーグリルは、複数の小径孔がパンチング加工により形成されることから、エッチング加工による従来のスピーカーグリルと比較して、低コスト化を促進することができる。また当該スピーカーグリルは、保護被膜が積層される金属薄板の表面が表層の除去により平滑かつ無垢面とされていることから、小径孔の形成にパンチング加工を施しても、表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を向上することができる。
上記課題を解決するためになされたスピーカーグリルの製造方法に係る発明は、(a)表面処理が施された金属薄板に複数の小径孔を形成するパンチング加工工程と、(b)上記パンチング加工工程後に、金属薄板の表層を除去することで表面を平滑かつ無垢面とする表層除去工程と、(c)上記表層除去工程後に、金属薄板の表面に保護被膜を積層する表面被覆処理工程とを有するスピーカーグリルの製造方法である。
当該スピーカーグリルの製造方法は、上記スピーカーグリルの発明と同様に、表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を高め、かつ低コスト化を促進することができる。具体的には、当該スピーカーグリルの製造方法は、パンチング加工工程により金属薄板に複数の小径孔を形成することから、エッチング加工を採用する従来のスピーカーグリルの製造方法と比較して、低コスト化を促進することができる。また当該スピーカーグリルの製造方法は、表面被覆処理工程前の表層除去工程により金属薄板表面を平滑かつ無垢面としていることから、パンチング加工を採用する従来のスピーカーグリルの製造方法と比較して、表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を向上することができる。
当該スピーカーグリルの製造方法において、(d)上記表層除去工程前に、金属薄板を所定の形状に成形するプレス加工工程を有するとよい。このように表層除去工程前にプレス加工工程を有することで、任意形状のスピーカーグリルを高品質に製造することができる。
上記金属薄板としては亜鉛メッキ処理鋼板が好適である。この亜鉛メッキ処理鋼板は、パンチング加工及びプレス加工に対する加工容易性、キズ付き防止性等を有し、かつ比較的良好な廉価性を有していることから、当該スピーカーグリルの製造方法の上記低コスト化及び高品質化をさらに促進することができる。
上記表層除去工程において、除去する金属薄板の表層を表面処理層及び母材金属の表面層とするとよい。このように表層除去工程において金属薄板の表面処理層に加えてその下の母材金属の表面層をも除去することで、パンチング加工工程及びプレス加工工程で金属薄板に付いたキズ、凹み、バリ等の表面欠陥を除去し、金属薄板の表面の平滑かつ無垢面とすることができ、その結果、得られるスピーカーグリルの高品質化をさらに促進することができる。
上記表層除去工程における金属薄板表層の除去手段としては酸洗処理法が好ましい。かかる酸洗処理法によれば、容易かつ確実にしかも比較的均一かつ短時間に金属薄板の表層を除去することができる。
上記表面被覆処理工程において、保護被膜の積層手段としては電着塗装法が好ましい。かかる電着塗装法によれば、塗膜均一性、平滑性、エッジカバーリング性、密着性、透明性、耐候性等に優れた保護被膜の形成が可能であり、得られるスピーカーグリルの高品質化をより促進することができる。
ここで、「スピーカーグリル」とは、スピーカーの保護等を目的としてスピーカーの前面に配設される多孔性プレートを意味するが、スピーカーの前面のみをカバーするものに限定されず、スピーカーが備えられる家電製品(液晶テレビ等)、自動車などの製品の壁面の一部をなし、スピーカー領域に配設されるものも含む概念である。
以上説明したように、本発明のスピーカーグリルは、表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を向上しかつ低コスト化を促進することができる。また本発明のスピーカーグリルの製造方法は、得られるスピーカーグリルの高品質化及び低コスト化を促進することができる。従って、当該スピーカーグリル及びその製造方法は、当該スピーカーグリルが備えられる薄型テレビ(液晶テレビ,プラズマテレビ,プロジェクションテレビ等)、パーソナルコンピュータ、オーディオ機器等の家電製品や自動車などの高品質化及び低価格化という社会的要請に応えることができる。
以下、適宜図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳説する。図1は本発明の一実施形態に係るスピーカーグリルの製造方法を示すフロー図、図2(a)〜(c)は図1のスピーカーグリルの製造方法のパンチング加工工程及びプレス加工工程を説明する模式的斜視図、図3(a)〜(c)は図1のスピーカーグリルの製造方法の表層除去工程及び表面被覆処理工程を説明する模式的断面図である。
図1のスピーカーグリルの製造方法は、パンチング加工工程(STP1)、プレス加工工程(STP2)、表層除去工程(STP3)及び表面被覆処理工程(STP4)を有している。
当該スピーカーグリルの製造方法は、図2(a)に示すように加工原材料として金属薄板1を用いる。この金属薄板1の母材金属2としては、後述する諸加工が可能でかつ製造されるスピーカーグリルが所定の強度等を有すれば特に限定されるものではなく、例えば鉄、鋼、ステンレス鋼、高張力鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等が用いられる。中でも、良好な強度、加工性、廉価性等を有し、製品の低コスト化を促進することができる鋼、特に低炭素鋼が好ましい。従って、金属薄板1としては、加工性等の性状と廉価性とのバランスがよい冷間圧延鋼板(SPC材)が好ましい。
金属薄板1は、表面処理が施されており、図2(a)に示すように母材金属2とその表面に積層される表面処理層3とを有している。金属薄板1に施される表面処理は、耐パンチング加工性及び耐プレス加工性を促進するものであり、例えば電気メッキ処理、化学メッキ処理、溶融メッキ処理、クロメート処理、リン酸塩処理、潤滑性樹脂被覆処理等が適用され、これらの処理層が多層に積層される技術も開発されている(特開平8−252520号公報等参照)。上記メッキ処理で被覆される金属としては例えば亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム、アルミニウム合金、スズ等が挙げられる。上記表面処理の中でも、耐パンチング加工性及び耐プレス加工性に優れ、低コスト性も良好な亜鉛メッキ処理が特に好ましい。金属薄板1は、上述のように表面処理が施されていることから、後述するパンチング加工及びプレス加工の容易性かつ確実性が向上し、ひいては加工後の成型品の精密性やキズ付き防止性を向上することができる。
金属薄板1の平均厚さは、後述する諸加工が可能で加工後に得られるスピーカーグリルが要求される強度等を有すれば特に限定されるものではなく、素材に応じて適宜選定される。具体的な金属薄板1の平均厚さとしては、0.1mm以上1mm以下が好ましく、0.2mm以上0.6mm以下が特に好ましい。金属薄板1の平均厚さが上記下限より小さいと、得られるスピーカーグリルの強度が小さくなるおそれがある。一方、金属薄板1の平均厚さが上記上限を超えると、加工性が低下し、得られるスピーカーグリルの軽量化の要請に反することとなる。
パンチング加工工程(STP1)は、パンチング装置を用い、図2(b)に示すように金属薄板1に貫通した多数の小径孔4を形成する工程である。多数の小径孔4は、スピーカーから発せられる音声をできるだけ遮蔽せず、かつ得られるスピーカーグリルの強度が要求される強度を下回らない程度に近接して配設され、通常規則的かつ稠密充填的に配設される。小径孔4の径としては、特に限定されず、強度、配設密度等を勘案して設計される。なお、パンチング装置としては、特に限定されず、例えば特開2004−82154号公報等に開示される公知のものが用いられる。
プレス加工工程(STP2)は、プレス加工機を用いて裁断加工、曲げ加工等を行い、図2(c)に示すように金属薄板1を所定のスピーカーグリルの形状に成形する工程である。プレス加工工程(STP2)で行われる具体的な加工は、形成するスピーカーグリルの形状に応じて適宜選択される。なお、使用されるプレス加工機としては、特に限定されず、形成するスピーカーグリルの形状に応じて適宜選定され、例えば特開平5−123756号公報等に開示される3次元曲面加工装置が好適に使用される。
表層除去工程(STP3)は、図3(a)に示すパンチング加工工程(STP1)及びプレス加工工程(STP2)の金属薄板1の表層5を除去する工程である。上記パンチング加工工程(STP1)及びプレス加工工程(STP2)を経た金属薄板1の表面には、図3(a)に示すようにパンチング加工及びプレス加工によるキズ、凹み等の表面欠陥6が形成されている。この表層除去工程(STP3)により金属薄板1の表層5を除去することで、金属薄板1の表面欠陥6を除去し、図3(b)に示すように金属薄板1の表面を平滑かつ無垢面とすることができる。
表層除去工程(STP3)で金属薄板1の表層5を除去する手段としては、特に限定されるものではなく、公知の手段、例えば研磨法、バフ研磨法、サンドブラスト等のブラスト法、電解研磨法、化学研磨法、酸洗処理法等を用いることができる。これらの表層の除去手段の中でも、特に処理容易性、低コスト性等に優れる酸洗処理法が好ましい。
上記酸洗処理法は、硫酸、塩酸等の水溶液を用いて金属薄板1の表層5を除去する操作をいい、ピックリング、酸浸漬及び酸洗浄の作業方法がある。水溶液の種類及び作業方法としては、金属薄板1の表面処理や除去する表層5の厚さ等に応じて適宜選択される。かかる酸洗処理法により、金属薄板1の表層5を容かつ迅速に除去することができる。
表層除去工程(STP3)において、除去する金属薄板1の表層5としては表面処理層3とその下面の母材金属2の表面層とするとよい。このように表層除去工程(STP3)において金属薄板1の表面処理層3に加えてその下の母材金属2の表面層を除去することで、金属薄板1の表面欠陥6の除去の完全性が増し、金属薄板1の表面の平滑性及び無垢性を向上することができる。
表面被覆処理工程(STP4)は、図3(c)に示すように表層除去工程(STP3)後の金属薄板1の表面に保護被膜7を積層する工程である。この表面被覆処理工程(STP4)における保護被膜7の積層手段としては、例えば物理蒸着法(PVD)、化学蒸着法(CVD)、電気メッキ法、化学メッキ法、溶融メッキ法、化成処理法、溶射法、有機質被覆法等が挙げられる。中でも、上記表層除去工程(STP3)により平滑かつ無垢面とされた金属薄板1の表面状態を活かし、得られるスピーカーグリルに金属感、高級感等を出すことができる透明(無色透明、有色透明及び半透明を含む)塗料を用いた有機質被覆法が特に好ましい。また、保護被膜7を多層構造(例えばメッキ法等により金属薄板1の表面に積層される金属系被膜及びその金属系被膜の表面に有機質被覆法により積層される有機質被膜の2層構造)とすることが好ましく、防錆性、光沢性等を飛躍的に促進することができる。
上記有機質被覆法としては、例えば刷毛塗装法、浸漬塗装法、スプレー塗装法、ローラー塗装法、カーテンフロー塗装法、静電塗装法、電着塗装法等がある。中でも、塗膜均一性、平滑性、エッジカバーリング性、密着性、透明性、耐候性等に優れた保護被膜7の形成が可能で、多孔質の金属薄板1にも目詰まりなく均一塗装が可能な電着塗装法が特に好ましい。
上記電着塗装法とは、水中に溶解若しくは分散させた塗料を入れた槽内に金属製の被塗装物を浸漬し、被塗装物と槽内に設置した電極との間に直流電圧をかけて被塗装物上に水に不溶性の塗膜を析出させ、槽外に引き上げ後に未電着塗料を水洗し、乾燥炉で加熱硬化させて塗膜を形成する方法である。この電着塗装法には、被塗装物を陽極とするアニオン型電着塗装法と被塗装物を陰極とするカチオン型電着塗装法とがある。カチオン型電着塗装法は、金属イオンの溶出がなく被塗装物の変色が生じない点で好ましい。アニオン型電着塗装法は、色の変化を付けやすい点、及び水素ガスの発生が比較的少ないために保護被膜7表面の平滑性が向上する点で好ましい。
当該スピーカーグリルの製造方法によれば、パンチング加工工程(STP1)により金属薄板1に多数の小径孔4を穿設し、プレス加工工程(STP2)により金属薄板1を任意のスピーカーグリル形状に成形し、表層除去工程(STP3)による表層5の除去により金属薄板1表面を平滑かつ無垢面とし、表面被覆処理工程(STP4)により金属薄板1の表面に保護被膜7を積層することで、スピーカーグリルを得ることができる。
当該製造方法により得られるスピーカーグリルは、図3(c)に示すように、パンチング加工で形成される複数の小径孔4を有し、表層除去により形成される平滑かつ無垢面を有する金属薄板1と、この金属薄板1の表面に積層される保護被膜7とを備えている。従って、当該製造方法で得られるスピーカーグリルは、高い表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を有し、かつ良好な低コスト性を有している。
当該スピーカーグリルの製造方法は、パンチング加工工程(STP1)により金属薄板1に複数の小径孔4を形成することから、小径孔の形成にエッチング加工を採用する従来のスピーカーグリルの製造方法と比較して、低コスト化を促進することができる。また当該スピーカーグリルの製造方法は、表面被覆処理工程(STP4)前の表層除去工程(STP3)により金属薄板1表面を平滑かつ無垢面としていることから、パンチング加工を採用する従来のスピーカーグリルの製造方法と比較して、得られるスピーカーグリルの表面平滑性、光沢性、金属感、高級感等の品質を向上することができる。
なお、本発明のスピーカーグリルの製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えばスピーカーグリルが平板状のものであればプレス加工工程(STP2)を有しなくてもよく、パンチング加工工程(STP1)とプレス加工工程(STP2)との順序が逆の場合も可能である。また、本発明のスピーカーグリルの製造方法は、上記加工工程以外に、例えば溶接加工工程、樹脂部材等の取付工程等を含んでもよい。
以上のように、本発明のスピーカーグリルは、例えば薄型テレビ(液晶テレビ,プラズマテレビ,プロジェクションテレビ等)、パーソナルコンピュータ、オーディオ機器等の家電製品や自動車などのスピーカーグリルとして有用であり、特に高品質かつ低コストが要求される薄型テレビのスピーカーグリルに適している。
本発明の一実施形態に係るスピーカーグリルの製造方法を示すフロー図 図1のスピーカーグリルの製造方法のパンチング加工工程及びプレス加工工程を説明する模式的斜視図 図1のスピーカーグリルの製造方法の表層除去工程及び表面被覆処理工程を説明する模式的断面図
符号の説明
1 金属薄板
2 母材金属
3 表面処理層
4 小径孔
5 表層
6 表面欠陥
7 保護被膜

Claims (7)

  1. パンチング加工により形成される複数の小径孔を有し、表層の除去により形成される平滑かつ無垢面を有する金属薄板と、
    この金属薄板の表面に積層される保護被膜と
    を備えるスピーカーグリル。
  2. 表面処理が施された金属薄板に複数の小径孔を形成するパンチング加工工程と、
    上記パンチング加工工程後に、金属薄板の表層を除去することで表面を平滑かつ無垢面とする表層除去工程と、
    上記表層除去工程後に、金属薄板の表面に保護被膜を積層する表面被覆処理工程と
    を有するスピーカーグリルの製造方法。
  3. 上記表層除去工程前に、金属薄板を所定の形状に成形するプレス加工工程を有する請求項2に記載のスピーカーグリルの製造方法。
  4. 上記金属薄板が亜鉛メッキ処理鋼板である請求項2又は請求項3に記載のスピーカーグリルの製造方法。
  5. 上記表層除去工程において、除去する金属薄板の表層が表面処理層及び母材金属の表面層である請求項2、請求項3及び請求項4に記載のスピーカーグリルの製造方法。
  6. 上記表層除去工程において、金属薄板の表層の除去手段として酸洗処理法が採用されている請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のスピーカーグリルの製造方法。
  7. 上記表面被覆処理工程において、保護被膜の積層手段として電着塗装法が採用されている請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のスピーカーグリルの製造方法。
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