JP2006209219A - 電子機器、中継機器、および通信方法、並びに通信システム - Google Patents

電子機器、中継機器、および通信方法、並びに通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】光信号によるUSB通信等を、容易に実現する。
【解決手段】 USBコントローラ16が、通信信号を送受信する制御を行うとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する。そして、送信部120は、その制御信号に従って、電気的な通信信号を光通信信号に変換してクレードル20に送信する。一方、受信部130は、クレードル20から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、USBコントローラ16に供給する。さらに、制御信号送信部110が、電気的な制御信号を光信号である光制御信号に変換してクレードル20に送信する。本発明は、例えば、USB通信を行うことができるディジタルカメラに適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器、中継機器、および通信方法、並びに通信システムに関し、特に、光信号を使用して、USBプロトコル等に準拠した通信を行う電子機器、中継機器、および通信方法、並びに通信システムに関する。
例えば、USB(Universal Serial Bus)の規格に準拠した通信(USB通信)を行う場合、USBホストとしてのパーソナルコンピュータと、USBデバイス(ファンクション)としての(パーソナルコンピュータの)周辺機器とが、ケーブルを介して接続される。ここで、近年においては、周辺機器の他、ディジタルスチルカメラやPDA(Personal Digital Assistance)などのモバイル機器もUSBデバイスとして動作するようになってきている。
USB通信は、USBプロトコルに従った通信信号(D+,D−の差動信号)を、2本の信号線を使用して送受信する双方向通信である。USB通信では、この2本の信号線のそれぞれにおいて、USBホストからUSBデバイスに通信信号が送信され、逆に、USBデバイスからUSBホストに通信信号が送信されて、USB通信のコマンドなどのやり取りや、データ転送が行われる。
USBホストとUSBデバイスとは、USBプロトコルに従った通信信号の送受信を処理するためのUSBコントローラ(トランシーバ)を備える。また、USBの規格では、ケーブルやコネクタの仕様などのインタフェース(USBインタフェース)が定められている。USBホストとUSBデバイスとがUSB通信を行うためには、USBプロトコルを処理するUSBコントローラと、USBインタフェースとの両方が、USBホストとUSBデバイスとの両方に備えられる必要がある。
ところで、上述したように、USBデバイスとUSBホストとがUSB通信を行うには、USBデバイスとUSBホストとをケーブルで接続する必要があり、特に、USB通信を行おうとするたびに、USBデバイスとしてのモバイル機器とUSBホストとを、ケーブルで接続するのは面倒である。このような接続の手間を解消する方法としては、無線によってUSB通信を行う方法がある。
例えば、特許文献1には、USBコントローラを備え、光(光信号)を利用した無線によるUSB通信を行う装置が記載されている。
特開2000−200123号公報
しかしながら、USB通信は、上述したように、2本の信号線を使用した双方向通信であるのに対し、光信号を利用した無線による通信は、光信号の送信部(発光部)から受信部(受光部)へ一方向にのみ送信が行われる単方向通信であるので、単純に電気的な通信信号を光信号に変換して送受信するだけでは、双方向通信と単方向通信との違いにより、無線によるUSB通信を行うことは困難である。
また、特許文献1には、双方向通信と単方向通信との違いに対処して、無線によるUSB通信を行う方法について、具体的な記載がされていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、光信号によるUSB通信等を、容易に実現することを目的としている。
本発明の電子機器は、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段と、制御信号に従って、電気的な通信信号を光通信信号に変換し、光通信信号を中継機器に送信する送信手段と、中継機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を制御手段に供給する受信手段と、制御手段が生成した電気的な制御信号を光信号である光制御信号に変換し、光制御信号を中継機器に送信する制御信号送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第1の通信方法は、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段において、制御信号を生成する生成ステップと、制御信号に従って、電気的な通信信号を光通信信号に変換し、光通信信号を中継機器に送信する送信ステップと、中継機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を制御手段に供給する受信ステップと、電気的な制御信号を光信号である光制御信号に変換し、光制御信号を中継機器に送信する制御信号送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の中継機器は、電子機器から送信される、制御信号を光信号に変換した光制御信号を受信し、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号に変換する制御信号受信手段と、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号を光信号である光通信信号に変換し、光通信信号を電子機器に送信する送信手段と、電子機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を情報処理装置に供給する受信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の通信方法は、電子機器から送信される、制御信号を光信号に変換した光制御信号を受信し、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号に変換する制御信号受信ステップと、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号を光信号である光通信信号に変換し、光通信信号を電子機器に送信する送信ステップと、電子機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を情報処理装置に供給する受信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の通信システムは、電子機器が、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段と、制御信号に従って、電気的な通信信号を光通信信号に変換し、光通信信号を中継機器に送信する第1の送信手段と、中継機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を制御手段に供給する第1の受信手段と、制御手段が生成した電気的な制御信号を光信号である光制御信号に変換し、光制御信号を中継機器に送信する制御信号送信手段とを備え、中継機器が、電子機器から送信される光制御信号を受信し、電気的な制御信号に変換する制御信号受信手段と、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号を光信号である光通信信号に変換し、光通信信号を電子機器に送信する第2の送信手段と、電子機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を情報処理装置に供給する第2の受信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の電子機器および第1の通信方法においては、制御手段において、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御が行われるとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号が生成される。そして、送信手段において、その制御信号に従って、電気的な通信信号が光通信信号に変換されて、中継機器に送信される。一方、受信手段において、中継機器から送信される光通信信号が受信され電気的な通信信号に変換され、制御信号に従って、制御手段に供給される。さらに、制御信号送信手段において、電気的な制御信号が光信号である光制御信号に変換され、中継機器に送信される。
本発明の中継機器および第2の通信方法においては、制御信号受信手段において、電子機器から送信される、制御信号を光信号に変換した光制御信号が受信され、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号に変換される。そして、送信手段において、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号が光信号である光通信信号に変換され、電子機器に送信される。一方、受信手段において、電子機器から送信される光通信信号が受信され、電気的な通信信号に変換され、制御信号に従って、情報処理装置に供給される。
本発明の通信システムにおいては、電子機器の制御手段において、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御が行われるとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号が生成される。そして、電子機器の制御信号送信手段において、電気的な制御信号が光信号である光制御信号に変換され、中継機器に送信されるとともに、中継機器の制御信号受信手段において、電子機器から送信される光制御信号が受信され、電気的な制御信号に変換される。また、電子機器の送信手段において、制御信号に従って、電気的な通信信号が光通信信号に変換されて、中継機器に送信されるとともに、中継機器の受信手段において、電子機器から送信される光通信信号が受信され、電気的な通信信号に変換され、制御信号に従って、情報処理装置に供給される。一方、中継機器の送信手段において、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号が光信号である光通信信号に変換され、電子機器に送信されるとともに、電子機器の受信手段において、中継機器から送信される光通信信号が受信され電気的な通信信号に変換され、制御信号に従って、制御手段に供給される。
本発明によれば、光信号によるUSB通信等を、容易に実現することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の電子機器(例えば、図2のディジタルスチルカメラ10)は、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段(例えば、図2のUSBコントローラ16)と、制御信号に従って、電気的な通信信号を光通信信号に変換し、光通信信号を中継機器(例えば、図2のクレードル20)に送信する送信手段(例えば、図2の送信部120)と、中継機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を制御手段に供給する受信手段(例えば、図2の受信部130)と、制御手段が生成した電気的な制御信号を光信号である光制御信号に変換し、光制御信号を中継機器に送信する制御信号送信手段(例えば、図2の制御信号送信部110)とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の通信方法は、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段において、制御信号を生成する生成ステップ(例えば、図6のステップS11、または図7のステップS21)と、制御信号に従って、電気的な通信信号を光通信信号に変換し、光通信信号を中継機器に送信する送信ステップ(例えば、図7のステップS25)と、中継機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を制御手段に供給する受信ステップ(例えば、図6のステップS16)と、電気的な制御信号を光信号である光制御信号に変換し、光制御信号を中継機器に送信する制御信号送信ステップ(例えば、図6のステップS12、または図7のステップS22)とを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の中継機器(例えば、図2のクレードル20)は、電子機器から送信される、制御信号を光信号に変換した光制御信号を受信し、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号に変換する制御信号受信手段(例えば、図2の制御信号受信部210)と、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号を光信号である光通信信号に変換し、光通信信号を電子機器に送信する送信手段(例えば、図2の送信部220)と、電子機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を情報処理装置に供給する受信手段(例えば、図2の受信部230)とを備えることを特徴とする。
請求項10に記載の通信方法は、電子機器から送信される、制御信号を光信号に変換した光制御信号を受信し、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号に変換する制御信号受信ステップ(例えば、図6のステップS13、または図7のステップS23)と、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号を光信号である光通信信号に変換し、光通信信号を電子機器に送信する送信ステップ(例えば、図6のステップS15)と、電子機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を情報処理装置に供給する受信ステップ(例えば、図7のステップS26)とを含むことを特徴とする。
請求項11に記載の通信システムは、電子機器(例えば、図2のディジタルスチルカメラ10)は、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段(例えば、図2のUSBコントローラ16)と、制御信号に従って、電気的な通信信号を光通信信号に変換し、光通信信号を中継機器に送信する第1の送信手段(例えば、図2の送信部120)と、中継機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を制御手段に供給する第1の受信手段(例えば、図2の受信部130)と、制御手段が生成した電気的な制御信号を光信号である光制御信号に変換し、光制御信号を中継機器に送信する制御信号送信手段(例えば、図2の制御信号送信部110)とを備え、中継機器(例えば、図2のクレードル20)は、電子機器から送信される光制御信号を受信し、電気的な制御信号に変換する制御信号受信手段(例えば、図2の制御信号受信部210)と、制御信号に従って、情報処理装置から供給される電気的な通信信号を光信号である光通信信号に変換し、光通信信号を電子機器に送信する第2の送信手段(例えば、図2の送信部220)と、電子機器から送信される光通信信号を受信して電気的な通信信号に変換し、制御信号に従って、通信信号を情報処理装置に供給する第2の受信手段(例えば、図2の受信部230)とを備えることを特徴とする。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した光信号によるUSB通信を行う通信システムの一実施の形態の概略的な構成例を示している。
この通信システムは、USBデバイスとしてのディジタルスチルカメラ(撮像装置)10、クレードル(中継機器)20、USBケーブル30、およびUSBホストとしてのパーソナルコンピュータ40から構成され、クレードル20とパーソナルコンピュータ40とが、USBケーブル30を介して接続されている。なお、クレードル20は、そこにディジタルスチルカメラ10を載置することができるようになっている。
ディジタルスチルカメラ10は、制御信号送信部110、送信部120、および受信部130を有しており、クレードル20と光信号の送受信を行うことができるようになっている。
クレードル20は、制御信号受信部210、送信部220、および受信部230を有しており、クレードル20に載置されたディジタルスチルカメラ10との間で光信号の送受信を行い、これにより、ディジタルスチルカメラ10とパーソナルコンピュータ40との通信を中継する。
即ち、クレードル20は、そこに載置されたディジタルスチルカメラ10から送信される、USB信号を光信号に変換した光通信信号を受信(受光)して、電気的なUSBの通信信号に変換し、USBケーブル30を介してパーソナルコンピュータ40に供給する。さらに、クレードル20は、パーソナルコンピュータ40からUSBケーブル30を介して供給される電気的なUSBの通信信号を、光通信信号に変換してディジタルスチルカメラ10に送信する。
USBケーブル30は、USBの規格に準拠したケーブルで、クレードル20とパーソナルコンピュータ40とを接続し、電気的なUSBの通信信号を伝送する。
パーソナルコンピュータ40は、図示せぬUSBコントローラを有しており、ディジタルスチルカメラ10との間で、クレードル20およびUSBケーブル30を介してUSBの通信信号を送受信し、USBプロトコルに従った通信を行う。パーソナルコンピュータ40のUSBコントローラは、USBの通信信号(USBプロトコルに従った通信信号)、つまり差動信号を送受信するD+端子およびD−端子、電源を供給するVBUS端子、並びにグランドに接続されるGND端子の4つの端子を有している。
次に、図2は、図1のディジタルスチルカメラ10とクレードル20との構成例を示すブロック図である。
ディジタルスチルカメラ10は、撮影部11、表示部12、操作部13、記録媒体14、制御部15、USBコントローラ16、インタフェース17、および通信部100から構成される。撮影部11、表示部12、操作部13、記録媒体14、制御部15、およびUSBコントローラ16は、インタフェース17によって互いに接続されている。また、USBコントローラ16は、インタフェース17の他、通信部100にも接続されている。
撮影部11は、図示せぬレンズ、および光電変換素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ)などから成り、撮影対象(被写体)を撮像し、その撮像によって得られる画像の画像データをインタフェース17に供給する。
表示部12は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などから成り、インタフェース17から供給される画像データに応じた画像を表示する。
操作部13は、図示せぬ操作ボタンまたは操作レバーなどから成り、ユーザが、撮影を行うときや、ディジタルスチルカメラ10からパーソナルコンピュータ40に画像データを送信するときなどに操作される。操作部13が操作された場合、その操作に対応する指令が、操作部13からインタフェース17を介して制御部15に供給される。
記録媒体14は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などのフラッシュメモリであり、ディジタルスチルカメラ10に内蔵され、または着脱可能とされている。記録媒体14には、インタフェース17から供給される画像データなどが記録される。また、記録媒体14に記録された画像データは、記録媒体14から読み出され、インタフェース17を介して表示部12やUSBコントローラ16に供給される。
制御部15は、例えば、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、および記憶部(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory))などから成り、記憶部に記憶されているプログラムやデータに基づく各種の処理を実行する。
USBコントローラ16は、USBケーブル30、クレードル20、および通信部100を介して、パーソナルコンピュータ40との間で、USBの通信信号の送受信を制御する。即ち、USBコントローラ16は、パーソナルコンピュータ40からのUSBの通信信号を受信し、例えば、インタフェース17を介して制御部15に供給する制御を行う。
また、USBコントローラ16は、記録媒体14から読み出されて、インタフェース17を介して供給される画像データなどを、USBの通信信号に変換し、通信部100、クレードル20、およびUSBケーブル30を介してパーソナルコンピュータ40に送信する制御を行う。
その他、USBコントローラ16は、パーソナルコンピュータ40からのUSBの通信信号を解析して、USBの通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す制御信号を生成する機能を有している。
インタフェース17は、制御部15の制御に従って、表示部12、記録媒体14、USBコントローラ16の各部に画像データなどを供給する。
通信部100は、制御信号送信部110、送信部120、および受信部130などから成り、USBコントローラ16から供給されるUSBの通信信号を光信号に変換し、その光信号である光通信信号をクレードル20に送信する。また、通信部100は、クレードル20から送信されてくる光通信信号を受信し、電気的なUSBの通信信号に変換してUSBコントローラ16に供給する。なお、通信部100の詳細については、図3を参照して後述する。
クレードル20は、コネクタ21および通信部200から構成され、コネクタ21と通信部200とは、互いに接続されている。
コネクタ21は、USBの規格に準拠した接続部(コネクタ)であり、そのコネクタ21には、USBケーブル30を抜き差しすることができるようになっている。図2(図1)では、コネクタ21にUSBケーブル30が差し込まれている。パーソナルコンピュータ40からUSBケーブル30を介して送信されるUSBの通信信号は、コネクタ21を介して通信部200に供給される。また、通信部200から供給されるUSBの通信信号は、コネクタ21、さらには、USBケーブル30を介してパーソナルコンピュータ40に送信される。
通信部200は、制御信号受信部210、送信部220、および受信部230などから成り、コネクタ21から供給されるUSBの通信信号を光通信信号に変換してディジタルスチルカメラ10の通信部100に送信する。また、通信部200は、ディジタルスチルカメラ10の通信部100から送信されてくる光通信信号を受信し、電気的なUSBの通信信号に変換してコネクタ21に供給する。なお、通信部200の詳細については、図4を参照して後述する。
次に、図3は、図2のディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16と通信部100との構成例を示している。通信部100には、図示せぬ電源から所定のレベルの電圧Vcc(Vcc>0)が印加されている。
USBコントローラ16は、DIR端子、D+端子、およびD−端子を備え、また、図示せぬVBUS端子およびGND端子も備える。USBコントローラ16は、そのD+端子およびD−端子を介してUSBの通信信号の送受信を行う。また、USBコントローラ16は、例えば、D+端子およびD−端子を介して受信したUSBの通信信号を解析する等して、USBの通信信号の送信方向を示す制御信号を生成し、この制御信号に基づいてUSBコントローラ16のDIR端子の電圧を制御する。
例えば、USBコントローラ16は、USBの通信信号をディジタルスチルカメラ10からクレードル20に送信する場合、L(Low)レベルの制御信号(DIR=L)を生成し、DIR端子から出力する。即ち、USBコントローラ16は、そのDIR端子の電圧(電位)をLレベルとしての、例えば、GNDレベルにする。
また、USBコントローラ16は、USBの通信信号をクレードル20からディジタルスチルカメラ10に送信する場合、H(High)レベルの制御信号(DIR=H)を生成し、DIR端子から出力する。即ち、USBコントローラ16は、そのDIR端子の電圧(電位)をHレベルとしての、例えば、所定のレベルの電圧Vccにする。
通信部100は、制御信号送信部110、送信部120、受信部130、およびインバータ140から構成される。
通信部100では、制御信号送信部110が、USBコントローラ16のDIR端子から出力される制御信号(DIR=L、またはDIR=H)を、光信号である光制御信号(点灯、または消灯)に変換してクレードル20に送信する。
また、通信部100では、制御信号がLレベルである場合に、送信部120がアクティブとなって、USBコントローラ16のD+端子およびD−端子から供給されるUSBの通信信号(D+,D−の差動信号)を光通信信号に変換してクレードル20に送信するとともに、受信部130が非アクティブとなる。
逆に、通信部100では、制御信号がHレベルである場合に、送信部120が非アクティブとなるとともに、受信部130がアクティブとなって、クレードル20から送信される光通信信号を受信してUSBの通信信号に変換し、そのUSBの通信信号をUSBコントローラ16のD+端子およびD−端子に供給する。
また、USBコントローラ16のDIR端子、D+端子、およびD−端子と、制御信号送信部110、送信部120、および受信部130とのそれぞれを接続するために、制御信号送信部110は端子110aを有し、送信部120は端子120a乃至120dを有し、受信部130は端子130a乃至130dを有している。
USBコントローラ16のDIR端子には、制御信号送信部110の端子110a、送信部120の端子120aおよび120c、並びにインバータ140の入力端子が接続されており、インバータ140の出力端子には、受信部130の端子130aおよび130cが接続されている。
また、USBコントローラ16のD+端子には、送信部120の端子120bおよび受信部130の端子130bが接続されており、USBコントローラ16のD−端子には、送信部120の端子120dおよび受信部130の端子130dが接続されている。
制御信号送信部110は、フォトダイオード111と抵抗112とを備える。例えば、フォトダイオード111には、約650nmの波長を中心とした赤色の光を発光するフォトダイオードを使用することができる。
フォトダイオード111のカソードは、制御信号送信部110の端子110aに接続されており、フォトダイオード111のアノードは、抵抗112の一端に接続されている。また、抵抗112の他端には、電圧Vccが印加されている。従って、フォトダイオード111のカソードは、制御信号送信部110の端子110aを介して、USBコントローラ16のDIR端子に接続されており、フォトダイオード111のアノードには、抵抗112を介して電圧Vccが印加されている。
その結果、USBコントローラ16がLレベルの制御信号(DIR=L)を生成し、そのDIR端子から出力すると、即ち、USBコントローラ16のDIR端子の電圧がGNDレベルとされると、制御信号送信部110の端子110aを介して、フォトダイオード111のカソードの電圧はGNDレベルとなる。従って、フォトダイオード111のアノードに抵抗112を介して印加されている電圧Vccによって、フォトダイオード111に電流が流れ、フォトダイオード111は点灯(発光)する。
逆に、USBコントローラ16がHレベルの制御信号(DIR=H)を生成し、そのDIR端子から出力すると、即ち、USBコントローラ16のDIR端子の電圧が電圧Vccとされると、制御信号送信部110の端子110aを介して、フォトダイオード111のカソードに電圧Vccが印加される。従って、フォトダイオード111の両端の電圧は電圧Vccとなり、フォトダイオード111に電流は流れず、フォトダイオード111は消灯する(点灯しない)。
このように、フォトダイオード111が、制御信号に従って、点灯または消灯することによって、制御信号送信部110では、USBコントローラ16が生成する制御信号が光信号である光制御信号に変換され、クレードル20(の制御信号受信部210)に送信される。即ち、制御信号送信部110は、USBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合、点灯したフォトダイオード111によって光制御信号を送信し、制御信号がHレベルのとき、消灯したフォトダイオード111によって光制御信号を送信する。
送信部120は、フォトダイオード121および122、抵抗123および124、並びにトライステートインバータ125および126を備える。例えば、フォトダイオード121および122には、約780nmの波長を中心とした近赤外の光を発光するフォトダイオードを使用することができる。
フォトダイオード121のカソードは、トライステートインバータ125の出力端子に接続されており、フォトダイオード121のアノードは、抵抗123の一端に接続されている。抵抗123の他端には、所定のレベルの電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ125の入力端子は、送信部120の端子120bに接続されており、トライステートインバータ125の制御端子は、送信部120の端子120aに接続されている。
従って、フォトダイオード121のカソードは、トライステートインバータ125と送信部120の端子120bとを介して、USBコントローラ16のD+端子に接続されており、フォトダイオード121のアノードには、抵抗123を介して電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ125の制御端子は、送信部120の端子120aを介して、USBコントローラ16のDIR端子に接続されている。
フォトダイオード122のカソードは、トライステートインバータ126の出力端子に接続されており、フォトダイオード122のアノードは、抵抗124の一端に接続されている。抵抗124の他端には、所定のレベルの電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ126の入力端子は、送信部120の端子120dに接続されており、トライステートインバータ126の制御端子は、送信部120の端子120cに接続されている。
従って、フォトダイオード122のカソードは、トライステートインバータ126および送信部120の端子120dを介して、USBコントローラ16のD−端子に接続されており、フォトダイオード122のアノードには、抵抗124を介して電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ126の制御端子は、送信部120の端子120cを介して、USBコントローラ16のDIR端子に接続されている。
送信部120では、フォトダイオード121が、トライステートインバータ125と送信部120の端子120bとを介して、USBコントローラ16のD+端子から供給されるUSBの通信信号を光通信信号に変換するとともに、フォトダイオード122が、トライステートインバータ126と送信部120の120dとを介してUSBコントローラ16のD−端子から供給されるUSBの通信信号を光通信信号に変換し、クレードル20の受信部230(の後述する図4のフォトディテクタ231および232)に送信する。
トライステートインバータ125および126は、USBコントローラ16が生成する制御信号(DIR=L、またはDIR=H)に従って、トライステートインバータ125および126の入力端子に供給されるUSBの通信信号を反転して、トライステートインバータ125および126の出力端子から出力し、または、USBの通信信号の出力を停止する(出力端子側のインピーダンスをハイインピーダンスとする)。
例えば、USBコントローラ16がLレベルの制御信号(DIR=L)を生成し、そのDIR端子から出力すると、送信部120の端子120aおよび端子120cを介して、Lレベルの制御信号(DIR=L)が、トライステートインバータ125および126の制御端子に供給される。この場合、トライステートインバータ125および126は、その入力端子に供給される信号を、出力端子から反転して出力する。
従って、制御信号がLレベルである場合には、USBコントローラ16のD+端子から、送信部120の端子120bを介して、トライステートインバータ125の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子から反転して出力される。同様に、USBコントローラ16のD−端子から、送信部120の端子120dを介して、トライステートインバータ126の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子から反転して出力される。
また、USBコントローラ16がHレベルの制御信号(DIR=H)を生成し、そのDIR端子から出力すると、送信部120の端子120aおよび端子120cを介して、Hレベルの制御信号(DIR=H)が、トライステートインバータ125および126の制御端子に供給される。この場合、トライステートインバータ125および126は、USBの通信信号の出力を停止する(出力端子側を開放状態とする)。
このように、USBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合には、送信部120はアクティブ(送信状態)、即ち、トライステートインバータ125および126が、USBの通信信号(D+,D−の差動信号)をフォトダイオード121および122に供給する状態となる。その結果、フォトダイオード121および122が、電気的なUSBの通信信号に従って点灯または消灯し、これにより、USBの通信信号は光通信信号に変換されて、クレードル20に送信される。
逆に、USBコントローラ16による制御信号がHレベルである場合には、送信部120は非アクティブ(停止状態)、即ち、トライステートインバータ125および126が、USBの通信信号をフォトダイオード121および122に供給しない状態となる。その結果、フォトダイオード121および122は、USBの通信信号に応じて点灯または消灯せず、消灯したままとなり、USBの通信信号に対応した、光通信信号の送信は行われない。
受信部130は、フォトディテクタ131および132、アンプ133および134、並びにトライステートバッファ135および136を備える。フォトディテクタ131および132は、後述するクレードル20の送信部220のフォトダイオード221および222(図4)が発光する約780nmの波長を中心とした近赤外の光を受光するものを使用する必要がある。
フォトディテクタ131は、アンプ133に接続されており、アンプ133の出力端子は、トライステートバッファ135の入力端子に接続されている。トライステートバッファ135の出力端子は、受信部130の端子130bに接続されており、トライステートバッファ135の制御端子は、受信部130の端子130aに接続されている。
従って、アンプ133の出力端子は、トライステートバッファ135と受信部130の端子130bとを介して、USBコントローラ16のD+端子に接続されており、トライステートバッファ135の制御端子は、受信部130の端子130aとインバータ140とを介して、USBコントローラ16のDIR端子に接続されている。
フォトディテクタ132は、アンプ134に接続されており、アンプ134の出力端子は、トライステートバッファ136の入力端子に接続されている。トライステートバッファ136の出力端子は、受信部130の端子130dに接続されており、トライステートバッファ136の制御端子は、受信部130の端子130cに接続されている。
従って、アンプ134の出力端子は、トライステートバッファ136と受信部130の端子130dとを介して、USBコントローラ16のD−端子に接続されており、トライステートバッファ136の制御端子は、受信部130の端子130cとインバータ140とを介して、USBコントローラ16のDIR端子に接続されている。
受信部130では、フォトディテクタ131および132が、そこに入射する光信号、例えば、クレードル20の送信部220(の後述する図4のフォトダイオード221および222)が送信する光通信信号を受光(受信)し、電気的なUSBの通信信号に変換して、アンプ133および134に供給する。アンプ133および134は、フォトディテクタ131および132から供給されたUSBの通信信号を、増幅してトライステートバッファ135および136に供給する。
トライステートバッファ135および136は、USBコントローラ16が生成する制御信号(DIR=L、またはDIR=H)に従って、アンプ133および134から供給されるUSBの通信信号を出力し、または、USBの通信信号の出力を停止する(出力端子側のインピーダンスをハイインピーダンスとする)。
トライステートバッファ135および136が出力したUSBの通信信号は、それぞれ受信部130の端子130bおよび130dを介して、USBコントローラ16のD+端子およびD−端子に供給される。
例えば、USBコントローラ16がLレベルの制御信号(DIR=L)を生成し、そのDIR端子から出力すると、インバータ140は、その入力端子に供給されるLレベルの制御信号(DIR=L)を反転して、その出力端子からHレベルの制御信号を出力する。このHレベルの制御信号は、受信部130の端子130aおよび130cを介して、トライステートバッファ135および136の制御端子に供給される。この場合、トライステートバッファ135および136は、その出力が開放状態となり、その入力端子に供給される信号は、出力端子から出力されない。
また、USBコントローラ16がHレベルの制御信号(DIR=H)を生成し、そのDIR端子から出力すると、インバータ140は、その入力端子に供給されるHレベルの制御信号(DIR=H)を反転して、その出力端子からLレベルの制御信号を出力する。このLレベルの制御信号は、受信部130の端子130aおよび130cを介して、トライステートバッファ135および136の制御端子に供給される。この場合、トライステートバッファ135および136は、その入力端子に供給される信号を、そのまま出力端子から出力する。
従って、制御信号がHレベルである場合には、アンプ133からトライステートバッファ135の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子からそのまま出力され、USBコントローラ16のD+端子に供給される。同様に、アンプ134からトライステートバッファ136の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子からそのまま出力され、USBコントローラ16のD−端子に供給される。
このように、USBコントローラ16による制御信号がHレベルである場合には、受信部130はアクティブ(受信状態)となり、即ち、トライステートバッファ135が、アンプ133とUSBコントローラ16との間を導通させる状態となるとともに、トライステートバッファ136が、アンプ134とUSBコントローラ16との間を導通させる状態となり、その結果、フォトディテクタ131および132によって光通信信号から電気的なUSBの通信信号に変換され、アンプ133および134によって増幅されたUSBの通信信号は、トライステートバッファ135および136を介して、USBコントローラ16のD+端子およびD−端子に供給される。
逆に、USBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合には、受信部130は非アクティブ(停止状態)となり、即ち、トライステートバッファ135および136が開放状態となり、アンプ133および134の出力は、USBコントローラ16に供給されない。
以上のように通信部100は構成されており、制御信号送信部110、送信部120、および受信部130は、USBコントローラ16が生成する制御信号に従って動作する。
即ち、USBコントローラ16が、例えば、Lレベルの制御信号(DIR=L)を生成し、そのDIR端子から出力した場合、制御信号送信部110では、USBコントローラ16が生成したLレベルの制御信号(DIR=L)に従って、フォトダイオード111が点灯することにより、光制御信号が送信される。
また、送信部120では、USBコントローラ16が生成したLレベルの制御信号(DIR=L)に従って、トライステートインバータ125および126は、USBコントローラ16のD+端子およびD−端子から供給されるUSBの通信信号を反転して、フォトダイオード121および122に供給し、フォトダイオード121および122は、供給されたUSBの通信信号を光通信信号に変換して、クレードル20に送信する。
なお、このとき、後述するようにクレードル20の受信部230(図4)はアクティブとなっており、フォトダイオード121および122が送信した光通信信号は、受信部230で受信される。
また、受信部130には、USBコントローラ16が出力したLレベルの制御信号(DIR=L)が、インバータ140によって反転されて、Hレベルの制御信号が供給され、トライステートバッファ135および136は、それぞれの入力端子に供給される電気的な信号の出力を停止する。
このように、USBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合、制御信号送信部110のフォトダイオード111が点灯することにより光制御信号が送信される。さらに、送信部120はアクティブとなり、受信部130は非アクティブとなる。従って、制御信号がLレベルである場合には、USBの通信信号は、ディジタルスチルカメラ10からクレードル20に送信される。
一方、USBコントローラ16が、Hレベルの制御信号(DIR=H)を生成し、そのDIR端子から出力した場合、制御信号送信部110では、USBコントローラ16が生成したHレベルの制御信号(DIR=H)に従って、フォトダイオード111が消灯することにより、光制御信号が送信される。
また、送信部120では、USBコントローラ16が出力したHレベルの制御信号(DIR=H)に従って、トライステートインバータ125および126は、それぞれの入力端子に供給されるUSBの通信信号の出力を停止する。
また、受信部130には、USBコントローラ16が出力したHレベルの制御信号(DIR=H)が、インバータ140によって反転されて、Lレベルの制御信号が供給され、トライステートバッファ135および136は、アンプ133および134から、それぞれの入力端子に供給されるUSBの通信信号を出力する。
このように、USBコントローラ16による制御信号がHレベルである場合、制御信号送信部110のフォトダイオード111は消灯したままとなって、送信部120は非アクティブとなり、受信部130はアクティブとなる。従って、制御信号がHレベルである場合には、USBの通信信号は、クレードル20からディジタルスチルカメラ10の方向に送信される。
次に、図4は、図2のクレードル20のコネクタ21と通信部200との構成例を示している。通信部200には、コネクタ21の図示せぬVBUS端子から、所定のレベルの電圧Vccが印加されている。
コネクタ21は、D+端子およびD−端子を備え、また、図示せぬVBUS端子およびGND端子も備える。コネクタ21のD+端子およびD−端子は、USBケーブル30を介して、パーソナルコンピュータ40の図示せぬUSBコントローラのD+端子およびD−端子に、それぞれ接続されている。
通信部200は、制御信号受信部210、送信部220、受信部230、およびインバータ240から構成される。
通信部200では、ディジタルスチルカメラ10から送信される、制御信号(DIR=L、またはDIR=H)を光信号に変換した光制御信号(点灯、または消灯)を、制御信号受信部210が受信し、電気的な制御信号に変換して、制御信号受信部210から受信制御信号が出力される。
また、通信部200では、受信制御信号がLレベルである場合に、送信部220がアクティブとなって、パーソナルコンピュータ40から供給されるUSBの通信信号(D+,D−の差動信号)を光通信信号に変換してディジタルスチルカメラ10に送信するとともに、受信部230が非アクティブになる。
逆に、通信部200では、受信制御信号がHレベルである場合に、送信部220が非アクティブになるとともに、受信部230がアクティブとなって、ディジタルスチルカメラ10から送信される光通信信号を受信してUSBの通信信号に変換し、そのUSBの通信信号をパーソナルコンピュータ40に供給する。
また、制御信号受信部210と、送信部220および受信部230とを接続するとともに、コネクタ21のD+端子およびD−端子と、送信部220および受信部230とを接続するために、制御信号受信部210は端子210aを有し、送信部220は端子220a乃至220dを有し、受信部230は端子230a乃至230dを有している。
制御信号受信部210の端子210aには、送信部220の端子220aおよび220c、並びにインバータ240の入力端子が接続されており、インバータ240の出力端子には、受信部230の端子230aおよび230cが接続されている。
また、コネクタ21のD+端子には、送信部220の端子220bおよび受信部230の端子230bが接続されており、コネクタ21のD−端子には、送信部220の端子220dおよび受信部230の端子230dが接続されている。
制御信号受信部210は、フォトディテクタ211とアンプ212とを備える。フォトディテクタ211はアンプ212に接続されており、アンプ212の出力端子は制御信号受信部210の端子210aに接続されている。フォトディテクタ211は、制御信号送信部110のフォトダイオード111(図2)が発光する約650nmの波長を中心とした赤色の光を受光するものを使用する必要がある。
例えば、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16がLレベルの制御信号(DIR=L)を生成すると、上述したように、ディジタルスチルカメラ10の制御信号送信部110のフォトダイオード111が点灯し、これにより、光制御信号(点灯)が送信される。フォトディテクタ211は、この光制御信号を受光し、電気的な制御信号に変換してアンプ212に供給する。アンプ212は、フォトディテクタ211から供給された制御信号を増幅して出力し、これにより、制御信号受信部210の端子210aの電圧がHレベルとしての電圧Vccとなる。即ち、制御信号受信部210からHレベルの受信制御信号が出力される。
逆に、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16がHレベルの制御信号(DIR=H)を生成すると、上述したように、ディジタルスチルカメラ10の制御信号送信部110のフォトダイオード111は消灯する(点灯しない)。つまり、光制御信号(消灯)が送信される。そして、フォトディテクタ211は、その光制御信号を受光し、電気的な制御信号に変換してアンプ212に出力する。
つまり、この場合、フォトダイオード111は消灯しているので、フォトディテクタ211は、LレベルとしてのGNDレベルの制御信号をアンプ212に出力する。この場合、アンプ212は、フォトディテクタ211からのLレベルとしてのGNDレベルの制御信号を出力し、これにより、制御信号受信部210の端子210aの電圧がGNDレベルとなる。即ち、制御信号受信部210からLレベルの受信制御信号が出力される。
このように、制御信号受信部210は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合、制御信号送信部110からの光制御信号(点灯)を受信し、Hレベルの受信制御信号を出力するとともに、USBコントローラ16による制御信号がHレベルである場合、制御信号送信部110からの光制御信号(消灯)を受信し、Lレベルの受信制御信号を出力する。
送信部220は、フォトダイオード221および222、抵抗223および224、並びにトライステートインバータ225および226を備える。例えば、フォトダイオード221および222には、約780nmの波長を中心とした近赤外の光を発光するフォトダイオードを使用することができる。
フォトダイオード221のカソードは、トライステートインバータ225の出力端子に接続されており、フォトダイオード221のアノードは、抵抗223の一端に接続されている。抵抗223の他端には、電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ225の入力端子は、送信部220の端子220bに接続されており、トライステートインバータ225の制御端子は、送信部220の端子220aに接続されている。
従って、フォトダイオード221のカソードは、トライステートインバータ225と送信部220の端子220bとを介して、コネクタ21のD+端子に接続されており、フォトダイオード221のアノードには、抵抗223を介して電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ225の制御端子は、送信部220の端子220aを介して、制御信号受信部210の端子210aに接続されている。
フォトダイオード222のカソードは、トライステートインバータ226の出力端子に接続されており、フォトダイオード222のアノードは、抵抗224の一端に接続されている。抵抗224の他端には、所定のレベルの電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ226の入力端子は、送信部220の端子220dに接続されており、トライステートインバータ226の制御端子は、送信部220の端子220cに接続されている。
従って、フォトダイオード222のカソードは、トライステートインバータ226および送信部220の端子220dを介して、コネクタ21のD−端子に接続されており、フォトダイオード222のアノードには、抵抗224を介して電圧Vccが印加されている。また、トライステートインバータ226の制御端子は、送信部220の端子220cを介して、制御信号受信部210の端子210aに接続されている。
送信部220では、フォトダイオード221が、トライステートインバータ225および送信部220の端子220bを介して、コネクタ21のD+端子から供給されるUSBの通信信号を光通信信号に変換するとともに、フォトダイオード222が、トライステートインバータ226および送信部220の220dとを介してコネクタ21のD−端子から供給されるUSBの通信信号を光通信信号に変換し、それぞれ上述したディジタルスチルカメラ10の受信部130のフォトディテクタ131および132(図3)に送信する。
トライステートインバータ225および226は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成する制御信号(DIR=L、またはDIR=H)に従って、トライステートインバータ225および226の入力端子に供給されるUSBの通信信号を反転して、トライステートインバータ225および226の出力端子から出力し、または、USBの通信信号の出力を停止する(出力端子側のインピーダンスをハイインピーダンスとする)。
例えば、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16がLレベルの制御信号(DIR=L)を生成すると、上述したように、制御信号受信部210がHレベルの受信制御信号を出力し、送信部220の端子220aおよび220cを介して、Hレベルの受信制御信号が、トライステートインバータ225および226の制御端子に供給される。この場合、トライステートインバータ225および226は、その入力端子に供給される信号の出力を停止する(出力端子側を開放状態とする)。
また、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16がHレベルの制御信号(DIR=H)を生成すると、上述したように、制御信号受信部210がLレベルの受信制御信号を出力し、送信部220の端子220aおよび220cを介して、Lレベルの受信制御信号が、トライステートインバータ225および226の制御端子に供給される。この場合、トライステートインバータ225および226は、その入力端子に供給される信号を、出力端子から反転して出力する。
即ち、コネクタ21のD+端子から、送信部220の端子220bを介して、トライステートインバータ225の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子から反転して出力される。同様に、コネクタ21のD−端子から、送信部220の端子220dを介して、トライステートインバータ226の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子から反転して出力される。
このように、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合には、制御信号受信部210がHレベルの受信制御信号を出力し、送信部220は非アクティブ(停止状態)、即ち、トライステートインバータ225および226が、USBの通信信号(D+,D−の差動信号)をフォトダイオード221および222に供給しない状態となる。その結果、フォトダイオード221および222は、USBの通信信号に応じて点灯または消灯せず、消灯したままとなり、USBの通信信号に対応した、光通信信号の送信は行われない。
逆に、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16による制御信号がHレベルである場合には、制御信号受信部210がLレベルの受信制御信号を出力し、送信部220はアクティブ(送信状態)、即ち、トライステートインバータ225および226が、USBの通信信号をフォトダイオード221および222に供給する状態となる。その結果、フォトダイオード221および222が、電気的なUSBの通信信号に従って点灯または消灯し、これにより、USBの通信信号は光通信信号に変換されて、ディジタルスチルカメラ10に送信される。
受信部230は、フォトディテクタ231および232、アンプ233および234、並びにトライステートバッファ235および236を備える。フォトディテクタ231および232は、ディジタルスチルカメラ10の送信部120のフォトダイオード121および122(図3)が発光する約780nmの波長を中心とした近赤外の光を受光するものを使用する必要がある。
フォトディテクタ231は、アンプ233に接続されており、アンプ233の出力端子は、トライステートバッファ235の入力端子に接続されている。トライステートバッファ235の出力端子は、受信部230の端子230bに接続されており、トライステートバッファ235の制御端子は、受信部230の端子230aに接続されている。
従って、アンプ233の出力端子は、トライステートバッファ235と受信部230の端子230bとを介して、コネクタ21のD+端子に接続されており、トライステートバッファ235の制御端子は、受信部230の端子230aとインバータ240とを介して、制御信号受信部210の端子210aに接続されている。
フォトディテクタ232は、アンプ234に接続されており、アンプ234の出力端子が、トライステートバッファ236の入力端子に接続されている。トライステートバッファ236の出力端子は、受信部230の端子230dに接続されており、トライステートバッファ236の制御端子は、受信部230の端子230cに接続されている。
従って、アンプ234の出力端子は、トライステートバッファ236と受信部230の端子230dとを介して、コネクタ21のD−端子に接続されており、トライステートバッファ236の制御端子は、受信部230の端子230cとインバータ240とを介して、制御信号受信部210の端子210aに接続されている。
受信部230では、フォトディテクタ231および232が、そこに入射する光信号、例えば、上述したディジタルスチルカメラ10の送信部120のフォトダイオード121および122(図3)が送信する光通信信号を受光(受信)し、電気的なUSBの通信信号に変換して、アンプ233および234に供給する。アンプ233および234は、フォトディテクタ231および232から供給されたUSBの通信信号を、増幅してトライステートバッファ235および236に供給する。
トライステートバッファ235および236は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成する制御信号(DIR=L、またはDIR=H)に従って、それぞれアンプ233および234から供給されるUSBの通信信号を出力し、または、USBの通信信号の出力を停止する(出力端子側のインピーダンスをハイインピーダンスとする)。
トライステートバッファ235および236が出力したUSBの通信信号は、それぞれ受信部230の端子230bおよび230dを介して、コネクタ21のD+端子およびD−端子に供給される。
例えば、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16がHレベルの制御信号(DIR=H)を生成すると、上述したように、制御信号受信部210がLレベルの受信制御信号を出力する。インバータ240は、その入力端子に供給されるLレベルの受信制御信号を反転して、その出力端子からHレベルの受信制御信号を出力する。このHレベルの受信制御信号は、受信部230の端子230aおよび230cを介して、トライステートバッファ235および236の制御端子に供給される。この場合、トライステートインバータ225および226は、その入力端子に供給される信号の出力を停止する(出力端子側を開放状態とする)。
また、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16がLレベルの制御信号(DIR=L)を生成すると、上述したように、制御信号受信部210がHレベルの受信制御信号を出力する。インバータ240は、その入力端子に供給されるHレベルの受信制御信号を反転して、その出力端子からLレベルの受信制御信号を出力する。このLレベルの受信制御信号は、受信部230の端子230aおよび230cを介して、トライステートバッファ235および236の制御端子に供給される。この場合、トライステートバッファ235および236は、その入力端子に供給される信号を、そのまま出力端子から出力する。
即ち、アンプ233からトライステートバッファ235の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子からそのまま出力され、コネクタ21のD+端子に供給される。同様に、アンプ234からトライステートバッファ236の入力端子に供給されるUSBの通信信号は、その出力端子からそのまま出力され、コネクタ21のD−端子に供給される。
このように、USBコントローラ16による制御信号がHレベルである場合には、制御信号受信部210がLレベルの受信制御信号を出力し、受信部230は非アクティブ(停止状態)となり、即ち、トライステートバッファ235および236が開放状態となり、アンプ233および234の出力は、コネクタ21に供給されない。
逆に、USBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合には、制御信号受信部210がHレベルの受信制御信号を出力し、受信部230はアクティブ(受信状態)となり、即ち、トライステートバッファ235が、アンプ233とコネクタ21との間を導通させる状態となるとともに、トライステートバッファ236が、アンプ234とコネクタ21との間を導通させる状態となり、その結果、フォトディテクタ231および232によって光通信信号から電気的なUSBの通信信号に変換され、アンプ233および234によって増幅されたUSBの通信信号は、トライステートバッファ235および236を介して、コネクタ21のD+端子およびD−端子に供給される。
以上のように通信部200は構成されており、制御信号受信部210、送信部220、および受信部230は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成する制御信号に従って動作する。
即ち、USBコントローラ16が、例えば、Lレベルの制御信号(DIR=L)を生成し、そのDIR端子から出力した場合、上述したように、ディジタルスチルカメラ10の制御信号送信部110のフォトダイオード111が点灯し、このフォトダイオード111からの光をフォトディテクタ211が受光し、制御信号受信部210がHレベルの受信制御信号を出力する。
また、送信部220では、制御信号受信部210が出力したHレベルの受信制御信号が供給され、トライステートインバータ225および226は、コネクタ21のD+端子およびD−端子から、それぞれの入力端子に供給されるUSBの通信信号の出力を停止する。即ち、送信部220は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成したLレベルの制御信号(DIR=L)に従って、USBの通信信号の出力を停止する。
また、受信部230には、制御信号受信部210が出力したHレベルの受信制御信号がインバータ240によって反転されて、Lレベルの受信制御信号が供給され、トライステートバッファ235および236が、アンプ233および234から、それぞれの入力端子に供給されるUSBの通信信号を出力する。即ち、受信部230は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成したLレベルの制御信号(DIR=L)に従って、USBの通信信号を出力する。
このように、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16による制御信号がLレベルである場合、制御信号受信部210はHレベルの受信制御信号を出力し、送信部220は停止状態となり、受信部230はアクティブとなる。従って、制御信号がLレベルである場合には、USBの通信信号は、ディジタルスチルカメラ10からクレードル20に送信される。
一方、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が、Hレベルの制御信号(DIR=H)を生成した場合、上述したように、ディジタルスチルカメラ10の制御信号送信部110のフォトダイオード111は消灯し、制御信号受信部210では、フォトダイオード111からの光をフォトディテクタ211が受光せず、制御信号受信部210の端子210aの電圧がGNDレベルとなり、即ち、制御信号送信部210がLレベルの受信制御信号を出力する。
また、送信部220では、制御信号受信部210が出力したLレベルの受信制御信号が供給され、トライステートインバータ225および226は、コネクタ21のD+端子およびD−端子から供給されるUSBの通信信号を、それぞれフォトダイオード221および222に反転して供給し、フォトダイオード221および222は、供給されたUSBの通信信号を光通信信号に変換して、ディジタルスチルカメラ10に送信する。即ち、送信部220は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成したHレベルの制御信号(DIR=H)に従って、USBの通信信号を出力する。
なお、このとき、上述したようにディジタルスチルカメラ10の受信部130(図3)はアクティブとなっており、フォトダイオード221および222が送信した光通信信号は、受信部130で受信される。
また、受信部230では、制御信号受信部210が出力したLレベルの受信制御信号がインバータ240によって反転されて、Hレベルの受信制御信号が供給され、トライステートバッファ235および236は、それぞれの入力端子に供給されるUSBの通信信号の出力を停止する。即ち、受信部230は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成したHレベルの制御信号(DIR=H)に従って、USBの通信信号の出力を停止する。
このように、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16による制御信号がHレベルである場合、制御信号受信部210はLレベルの受信制御信号を出力し、送信部220はアクティブとなり、受信部230は非アクティブとなる。従って、制御信号がHレベルである場合には、USBの通信信号は、クレードル20からディジタルスチルカメラ10の方向に送信される。
次に、図5乃至図8のフローチャートを参照して、図1のディジタルスチルカメラ10と、USBケーブル30を介してクレードル20が接続されたパーソナルコンピュータ40とが、USBの通信信号を送受信する際の、ディジタルスチルカメラ10およびクレードル20の動作を説明する。
図5は、ディジタルスチルカメラ10とクレードル20との間で、光通信信号を送受信する動作を説明するフローチャートである。
ステップS1において、ディジタルスチルカメラ10は、光通信信号(USBの通信信号)を待機する状態とし、クレードル20からの光通信信号を受信し、ステップS2に進む。なお、ステップS1の動作の詳細は、図6を参照して後述する。
ステップS2において、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16は、ステップS1で受信したUSBの通信信号を、USBプロトコルに従って解析し、ステップS3に進む。
ステップS3において、USBコントローラ16は、ステップS2における解析結果に基づいて、ディジタルスチルカメラ10からパーソナルコンピュータ40にUSBの通信信号を送信する(返信する)か否かを判定する。ステップS3において、USBコントローラ16が、ディジタルスチルカメラ10からパーソナルコンピュータ40にUSBの通信信号を送信すると判定した場合、ステップS4に進む。
ステップS4において、ディジタルスチルカメラ10は、クレードル20に光通信信号を送信し、クレードル20がディジタルスチルカメラ10からの光通信信号を受信する。なお、ステップS4の動作の詳細は、図7を参照して後述する。
一方、ステップS3において、USBコントローラ16が、ディジタルスチルカメラ10からパーソナルコンピュータ40にUSBの通信信号を送信しない(返信する必要がない)と判定した場合、即ち、ステップS2における解析結果が、パーソナルコンピュータ40からディジタルスチルカメラ10にUSBの通信信号がさらに続けて送信されてくることを表している場合、ステップS6に進む。
ステップS6において、ディジタルスチルカメラ10は、クレードル20からの光通信信号を受信し、ステップS5に進む。なお、ステップS6の動作の詳細は、図8を参照して後述する。
ステップS4またはS6の後、ステップS5において、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16は、ステップS2における解析結果に基づいて、通信を終了するか否かの判定を行う。通信を終了しないと判定された場合、即ち、継続して光通信信号の送受信(USB通信)が行われる場合、ステップS1に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、通信を終了すると判定された場合、処理を終了する。
次に、図6は、図5のステップS1における、クレードル20がディジタルスチルカメラ10に光通信信号を送信する詳細な動作を説明するフローチャートである。
ステップS11において、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16は、初期状態として、USBの通信信号の送信方向がクレードル20からディジタルスチルカメラ10である旨を表すHレベルの制御信号(DIR=H)を生成し、そのDIR端子から出力する。
ディジタルスチルカメラ10の通信部100では、USBコントローラ16のDIR端子からHレベルの制御信号(DIR=H)が出力されると、ステップS12において、制御信号送信部110が、Hレベルの制御信号(DIR=H)を光制御信号に変換して、その光制御信号(消灯)を送信する(つまり、図3のフォトダイオード111が点灯しない)。
なお、Hレベルの制御信号に対応する光制御信号は、次にLレベルの制御信号が供給されるまで、維持される。即ち、Lレベルの制御信号が供給されるまで、フォトダイオード111の消灯が維持される。また、Hレベルの制御信号によって、上述したように、送信部120が非アクティブとなり、受信部130がアクティブとなる。
即ち、通常のUSB通信における初期状態と同様に、ディジタルスチルカメラ10(USBデバイス)は、クレードル20およびUSBケーブル30を介して送信される、パーソナルコンピュータ40(USBホスト)からのUSBの通信信号を待機する状態となる。
クレードル20の通信部200では、ディジタルスチルカメラ10の通信部100から光制御信号(消灯)が送信されると、ステップS13において、その光制御信号を受信した制御信号受信部210が、Lレベルの受信制御信号を出力し、このLレベルの受信制御信号によって、上述したように、送信部220はアクティブとなり、受信部230は非アクティブとなる。
ステップS14において、パーソナルコンピュータ40が、USBの通信信号を、USBケーブル30を介してクレードル20に供給すると、ステップS15に進み、クレードル20の、アクティブとなっている送信部220がUSBの通信信号を光通信信号に変換し、ディジタルスチルカメラ10に送信する。
クレードル20から光通信信号が送信されると、ステップS16において、アクティブとなっている受信部130は、光通信信号を受信し、電気的なUSBの通信信号に変換する。このUSBの通信信号が、受信部130からUSBコントローラ16に供給され、図5のステップS2で解析される。
次に、図7は、図5のステップS4における、ディジタルスチルカメラ10がクレードル20に光通信信号を送信する詳細な動作を説明するフローチャートである。
ステップS21において、USBコントローラ16は、USBの通信信号の送信方向がディジタルスチルカメラ10からクレードル20である旨を表すLレベルの制御信号(DIR=L)を生成し、USBコントローラ16のDIR端子から出力する。
ディジタルスチルカメラ10の通信部100では、USBコントローラ16からLレベルの制御信号(DIR=L)が出力されると、ステップS22において、制御信号送信部110が、Lレベルの制御信号(DIR=L)を光制御信号に変換して、その光制御信号(点灯)を送信する。
なお、Lレベルの制御信号に対応する光制御信号は、次にHレベルの制御信号が供給されるまで、維持される。即ち、Hレベルの制御信号が供給されるまで、フォトダイオード111の点灯が維持される。また、Lレベルの制御信号によって、上述したように、送信部120がアクティブとなり、受信部130が非アクティブとなる。
クレードル20の通信部200では、ディジタルスチルカメラ10の通信部100から光制御信号(点灯)が送信されると、ステップS23において、その光制御信号を受信した制御信号受信部210がHレベルの受信制御信号を出力し、このHレベルの受信制御信号によって、上述したように、送信部220は非アクティブとなり、受信部230はアクティブとなる。
ステップS23の後、ステップS24に進み、USBコントローラ16が、USBコントローラ16のD+端子およびD−端子から、通信部100にUSBの通信信号を出力する。
USBコントローラ16からUSBの通信信号が供給されると、ステップS25において、ディジタルスチルカメラ10の、アクティブになっている送信部120は、このUSBの通信信号を光通信信号に変換し、クレードル20に送信する。
ディジタルスチルカメラ10から光通信信号が送信されると、ステップS26において、クレードル20の、アクティブになっている受信部230は、光通信信号を受信し、電気的なUSBの通信信号に変換する。このUSBの通信信号が、クレードル20からUSBケーブル30を介してパーソナルコンピュータ40に送信される。
次に、図8は、図5のステップS6における、クレードルが20ディジタルスチルカメラ10に光通信信号を送信する詳細な動作を説明するフローチャートである。
ステップS31において、パーソナルコンピュータ40が、USBの通信信号を、USBケーブル30を介してクレードル20に供給すると、ステップS32に進む。
ステップS32において、クレードル20の、アクティブとなっている送信部220が、パーソナルコンピュータ40から供給されるUSBの通信信号を光通信信号に変換し、ディジタルスチルカメラ10に送信する。
ディジタルスチルカメラ10の通信部100では、上述した図5のステップS1(図6のステップS12)の処理により、光通信信号を待機する状態となっているので、クレードル20から光通信信号が送信されると、ステップS33において、ディジタルスチルカメラ10の、アクティブとなっている受信部130は、光通信信号を受信し、電気的なUSBの通信信号に変換する。このUSBの通信信号が、受信部130からUSBコントローラ16に供給される。
以上のように、USBの通信信号の送信方向を示す制御信号を生成し、この制御信号で、ディジタルスチルカメラ10からクレードル20への光通信信号の送信と、クレードル20からディジタルスチルカメラ10への光通信信号の送信とを制御する(切り替える)ので、双方向通信であるUSB通信を、単方向通信である光通信で実現することができる。
また、ディジタルスチルカメラ10の通信部100が、USBの通信信号の送信方向を示す制御信号を光制御信号に変換してクレードル20に送信し、この光制御信号がクレードル20において電気的な制御信号に変換され、この制御信号によってクレードル20の通信部200が制御されるので、容易に光信号によるUSB通信を実現することができる。
即ち、光信号によるUSB通信を実現するためには、少なくとも、USBホストとUSBデバイスとの両方において、光通信信号の送信方向に従って、それぞれの送信部(発光部)および受信部(受光部)を制御する仕組みが必要となる。しかし、それだと、USBホストとUSBデバイスとの両方のUSBコントローラが、送信部および受信部を制御可能な、従来と異なる新規なものでなければならない。この場合、従来のUSBコントローラが組み込まれたコンピュータをUSBホストとすると、光信号によるUSB通信を行うことができない。また、そのようなUSBホストにおいて、従来のUSBコントローラを、新規なUSBコントローラに変更するには、コストや手間が掛かり、容易でない。
本実施の形態においては、パーソナルコンピュータ50(USBホスト)に組み込まれているUSBコントローラは、送信部および受信部を制御可能なものでないが、ディジタルスチルカメラ10(USBデバイス)のUSBコントローラ16が生成する制御信号によって、上述のようにクレードル20の通信部200を制御することができ、これにより、パーソナルコンピュータ50に組み込まれているUSBコントローラを変更することなく、容易に光信号によるUSB通信を実現することができる。
また、クレードル20においても、制御信号を生成する必要がなく、USBコントローラをクレードル20に備えることなく、簡易的な構成で、容易に光信号によるUSB通信を実現することができる。即ち、USBコントローラよりも簡易的なハードウエア(図4の制御信号受信部210やインバータ240など)を備えるだけでよいので、容易に光信号によるUSB通信を実現することができる。また、さらに、USBコントローラを備えるクレードルよりも、低コストでクレードル20を製造することができる。
そして、光信号によるUSB通信を実現することにより、ユーザは、クレードル20にディジタルスチルカメラ10を載置するだけで、USB通信により、パーソナルコンピュータ40とディジタルスチルカメラ10との間のデータ転送を行うことができる。
また、上述したように、制御信号送信部110のフォトダイオード111として、例えば、約650nmの波長を中心とした赤色の光を発光するフォトダイオードを使用し、送信部120のフォトダイオード121および122と、送信部220のフォトダイオード221および222として、例えば、約780nmの波長を中心とした近赤外の光を発光するフォトダイオードを使用している。
このように、制御信号送信部110が送信する光制御信号の波長と、送信部120および220が送信する光通信信号の波長とが異なっているので、制御信号受信部210は光制御信号を確実に受信することができ、受信部130および230は、光通信信号を確実に受信することができる。
次に、図9は、本発明を適用した光信号によるUSB通信を行う通信システムの他の一実施の形態の概略的な構成例を示している。
このUSB通信の通信システムは、USBデバイスとしてのディジタルスチルカメラ10、USBホストとしてのパーソナルコンピュータ40、および変換アダプタ50(中継機器)から構成され、図1におけるクレードル20およびUSBケーブル30に代えて、変換アダプタ50が設けられている他は、図1における場合と同様に構成されている。
図9において、変換アダプタ50は、パーソナルコンピュータ40の図示せぬUSBの規格に準拠した接続部(USBコネクタ)に装着されている。また、変換アダプタ50は、クレードル20の制御信号受信部210、送信部220、および受信部230と同様の機能を備えた制御信号受信部、送信部、および受信部を備えており、クレードル20と同様に、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成する制御信号に従って、ディジタルスチルカメラ10と光通信信号の送受信を行うことができる。
つまり、図1では、ディジタルスチルカメラ10がクレードル20に載置されて、クレードル20と光通信信号の送受信を行うのに対し、図9では、ディジタルスチルカメラ10は、変換アダプタ50に近接した位置で、変換アダプタ50と光通信信号の送受信を行う。従って、ユーザは、パーソナルコンピュータ40に装着された変換アダプタ50の近くにディジタルスチルカメラ10を置くだけで、ディジタルスチルカメラ10とパーソナルコンピュータ40との間で、光通信信号を使用したUSB通信によるデータ転送を行わせることができる。
即ち、変換アダプタ50によれば、USBケーブルを使用することなくUSB通信を行うことができる。さらに、ユーザが、ディジタルスチルカメラ10をクレードル20に載置するという手間を省くことができる。
また、上述したように、変換アダプタ50は、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16が生成する制御信号に従って、通信を行うので、制御信号を生成するためのUSBコントローラを備えて変換アダプタを構成する場合と比べて、変換アダプタ50は、簡易的なハードウエアで容易に構成することができるとともに、低コストで製造することができる。
また、ディジタルスチルカメラ10と変換アダプタ50とが送受信する光制御信号の波長と、光通信信号の波長とは、異なるようにすることができ、これにより、変換アダプタ50の制御信号受信部は、光制御信号を確実に受信することができるとともに、ディジタルスチルカメラ10の受信部130、および変換アダプタ50の受信部は、光通信信号を確実に受信することができる。
なお、本実施の形態において、ディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16のD+端子およびD−端子のそれぞれに入出力されるUSBの制御信号(差動信号)を、それぞれフォトダイオード121および122で発光し、それぞれフォトディテクタ131および132で受光する構成としたが、例えば、USBコントローラ16のD+端子およびD−端子のそれぞれに入出力される制御信号(差動信号)をマルチプレクスして、一つのフォトダイオードで発光し、一つのフォトディテクタで受光する構成とすることができる。
また、ディジタルスチルカメラ10の送信部120のフォトダイオード121および122が発光する光の波長と、クレードル20の送信部220のフォトダイオード221および222が発光する光の波長とは、互いに異なっていてもよい。また、ディジタルスチルカメラ10の送信部120のフォトダイオード121と122とが発光する光の波長が、互いに異なっていてもよく、クレードル20の送信部220のフォトダイオード221と222とが発光する光の波長が、互いに異なっていてもよい。
なお、制御信号受信部210のフォトディテクタ211が、光制御信号を確実に受光することができ、受信部130のフォトディテクタ131および132と、受信部230のフォトディテクタ231および232とが、光通信信号を確実に受光することができれば、全てのフォトダイオードが同一の波長の光を発光する構成としてもよい。
また、電気的な通信信号や制御信号を、光通信信号や光制御信号に変換するために、フォトダイオード以外の発光素子を使用してもよい。
さらに、USBプロトコル以外の所定のプロトコルに従った通信信号を光通信信号に変換し、この光通信信号によるデータ転送を行ってもよい。
なお、H/Lレベルの論理は、上述した場合と逆であってもよい。
本発明を適用した光信号によるUSB通信を行う通信システムの一実施の形態の概略的な構成例を示す図である。 図1のディジタルスチルカメラ10とクレードル20との構成例を示す図である。 図2のディジタルスチルカメラ10のUSBコントローラ16と通信部100との構成例を示すブロック図である。 図2のクレードル20のコネクタ21と通信部200との構成例を示す図である。 ディジタルスチルカメラ10とクレードル20との間で、光通信信号を送受信する動作を説明するフローチャートである 図5のステップS1の詳細な動作を説明するフローチャートである。 図5のステップS4の詳細な動作を説明するフローチャートである。 図5のステップS6の詳細な動作を説明するフローチャートである。 本発明を適用した光信号によるUSB通信を行う通信システムの他の一実施の形態の概略的な構成例を示す図である。
符号の説明
10 ディジタルスチルカメラ, 16 USBコントローラ, 20 クレードル, 21 コネクタ, 30 USBケーブル, 40 パーソナルコンピュータ, 50 変換アダプタ, 100 通信部, 110 制御信号送信部, 111 フォトダイオード, 112 抵抗, 120 送信部, 121および122 フォトダイオード, 123および124 抵抗, 125および126 トライステートバッファ, 130 受信部, 131および132 フォトディテクタ, 133および134 アンプ, 135および136 トライステートバッファ, 140 インバータ, 200 通信部, 210 制御信号受信部, 211 フォトダイオード, 212 抵抗, 220 送信部, 221および222 フォトダイオード, 223および224 抵抗, 225および226 トライステートバッファ, 230 受信部, 231および232 フォトディテクタ, 233および234 アンプ, 235および236 トライステートバッファ, 240 インバータ

Claims (11)

  1. 情報処理装置に接続可能な中継機器を介して、前記情報処理装置と所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する電子機器において、
    前記所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、前記通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段と、
    前記制御信号に従って、電気的な前記通信信号を前記光通信信号に変換し、前記光通信信号を前記中継機器に送信する送信手段と、
    前記中継機器から送信される前記光通信信号を受信して電気的な前記通信信号に変換し、前記制御信号に従って、前記通信信号を前記制御手段に供給する受信手段と、
    前記制御手段が生成した電気的な前記制御信号を光信号である光制御信号に変換し、前記光制御信号を前記中継機器に送信する制御信号送信手段と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記光通信信号の波長と、前記光制御信号の波長とが異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記所定のプロトコルは、USB(Universal Serial Bus)プロトコルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 撮像装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 情報処理装置に接続可能な中継機器を介して、前記情報処理装置と所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する電子機器の通信方法において、
    前記所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、前記通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段において、前記制御信号を生成する生成ステップと、
    前記制御信号に従って、電気的な前記通信信号を前記光通信信号に変換し、前記光通信信号を前記中継機器に送信する送信ステップと、
    前記中継機器から送信される前記光通信信号を受信して電気的な前記通信信号に変換し、前記制御信号に従って、前記通信信号を前記制御手段に供給する受信ステップと、
    電気的な前記制御信号を光信号である光制御信号に変換し、前記光制御信号を前記中継機器に送信する制御信号送信ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  6. 電子機器と所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する情報処理装置に接続可能な中継機器において、
    前記電子機器から送信される、制御信号を光信号に変換した光制御信号を受信し、前記通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な前記制御信号に変換する制御信号受信手段と、
    前記制御信号に従って、前記情報処理装置から供給される電気的な前記通信信号を光信号である前記光通信信号に変換し、前記光通信信号を前記電子機器に送信する送信手段と、
    前記電子機器から送信される前記光通信信号を受信して電気的な前記通信信号に変換し、前記制御信号に従って、前記通信信号を前記情報処理装置に供給する受信手段と
    を備えることを特徴とする中継機器。
  7. 前記光通信信号の波長と、前記光制御信号の波長とが異なる
    ことを特徴とする請求項6に記載の中継機器。
  8. 前記所定のプロトコルは、USB(Universal Serial Bus)プロトコルである
    ことを特徴とする請求項6に記載の中継機器。
  9. クレードルである
    ことを特徴とする請求項6に記載の中継機器。
  10. 電子機器と所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する情報処理装置に接続可能な中継機器の通信方法において、
    前記電子機器から送信される、制御信号を光信号に変換した光制御信号を受信し、前記通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な前記制御信号に変換する制御信号受信ステップと、
    前記制御信号に従って、前記情報処理装置から供給される電気的な前記通信信号を光信号である前記光通信信号に変換し、前記光通信信号を前記電子機器に送信する送信ステップと、
    前記電子機器から送信される前記光通信信号を受信して電気的な前記通信信号に変換し、前記制御信号に従って、前記通信信号を前記情報処理装置に供給する受信ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  11. 光信号を使用して、電子機器と、情報処理装置に接続可能な中継機器とが、所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する通信システムにおいて、
    前記電子機器は、
    前記所定のプロトコルに従った通信信号を送受信する制御を行うとともに、前記通信信号を光信号に変換した光通信信号の送信方向を示す電気的な制御信号を生成する制御手段と、
    前記制御信号に従って、電気的な前記通信信号を前記光通信信号に変換し、前記光通信信号を前記中継機器に送信する第1の送信手段と、
    前記中継機器から送信される前記光通信信号を受信して電気的な前記通信信号に変換し、前記制御信号に従って、前記通信信号を前記制御手段に供給する第1の受信手段と、
    前記制御手段が生成した電気的な前記制御信号を光信号である光制御信号に変換し、前記光制御信号を前記中継機器に送信する制御信号送信手段とを備え、
    前記中継機器は、
    前記電子機器から送信される前記光制御信号を受信し、電気的な前記制御信号に変換する制御信号受信手段と、
    前記制御信号に従って、前記情報処理装置から供給される電気的な前記通信信号を光信号である前記光通信信号に変換し、前記光通信信号を前記電子機器に送信する第2の送信手段と、
    前記電子機器から送信される前記光通信信号を受信して電気的な前記通信信号に変換し、前記制御信号に従って、前記通信信号を前記情報処理装置に供給する第2の受信手段とを備える
    ことを特徴とする通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010521111A (ja) * 2007-03-13 2010-06-17 ルケオ テクノロジーズ ゲーエムベーハー インターフェースユニットおよび作動方法

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