JP5829548B2 - アクティブケーブルおよびアクティブケーブルシステム - Google Patents
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Description
PoCLでは、グラバボードとカメラとがケーブルを介して接続された状態で、グラバボードのセーフパワー(SafePower)機能により、接続されたカメラのタイプを自動的に判定し、その判定結果に応じて、接続されたカメラに対して適切な電源供給(給電)処理を行う。
PoCLでは、グラバボードからカメラに対して電源供給が行われる場合には、当該カメラに電源アダプタを接続して外部の電源を供給する必要が無いという利点がある。
図9は、グラバボード1002とPoCLに対応したカメラ(PoCL対応カメラ)1003とがケーブルであるメタル線1001を介して接続されるシステムを示す。
メタル線1001は、カメラ1003と接続されるコネクタ部(カメラ側コネクタ部)1011と、グラバボード1002と接続されるコネクタ部(グラバ側コネクタ部)1012と、これらのコネクタ部1011、1012の間を接続するケーブル部1013と、から構成される。
ケーブル部1013は複数の配線を有する。図9には、配線として、電源供給に使用される1ピン(Pin)の線および26ピンの線と、クロック供給に使用される線を示してあり、他の配線は省略してある。
グラバボード1002は、セーフパワー機能の処理を実行するセーフパワー機能部(電源供給制御部)1021を備える。
グラバボード1002のセーフパワー機能部1021とPoCL対応カメラ1003の被状態検出部は、メタル線1001の電源供給に使用される1ピンの線および26ピンの線を介して接続される。
図9の例では、PoCL対応カメラ1003がグラバボード1002に接続される。このため、グラバボード1002のセーフパワー機能部1021は、接続されたカメラに被状態検出部が有ることを検出し、接続されたカメラが被状態検出部を備えると判定する。この判定結果に応じて、グラバボード1002のセーフパワー機能部1021は、接続されたカメラがPoCL対応カメラ1003であることを認識し、当該PoCL対応カメラ1003に対して電源供給を行う。
図10の例では、図9の例と比べて、図9に示されるPoCL対応カメラ1003の代わりに、PoCL非対応カメラ1103がメタル線1001のカメラ側コネクタ部1011に接続される点が異なる。
PoCL非対応カメラ1103は、被状態検出部を備えない。また、PoCL非対応カメラ1103には、外部の電源が供給される。カメラ側コネクタ部1011の1ピンおよび26ピンは、PoCL非対応カメラ1103の電源グランドまたはフレームグランドと接続される。
ここで、アクティブケーブルとは、外部からの電源の供給を受けて動作する回路を備えるケーブルのことである。
本発明の実施形態において、アクティブケーブルとは、外部(例えば、グラバなど)からの電源の供給を受けて動作する回路(例えば、P/S(Parallel to Serial)変換、S/P(Serial to Parallel)変換、E/O(Electrical to Optical)変換、O/E(Optical to Electrical)変換などの回路のうちの1つ以上)を備えるケーブルのことである。
本実施形態に係るアクティブケーブルシステムは、アクティブケーブルの一例であるアクティブ光ケーブル(AOC:Active Optical Cable)1と、PoCLに対応したグラバのボードであるグラバボード2と、カメラ3と、を備える。
ここで、グラバボード2は、画像(映像)に関する処理を行う画像処理装置の一例である。また、カメラ3は、画像を取得する画像取得装置の一例である。
カメラ3は、図9に示されるPoCL対応カメラ1003と同様なもの、または、図10に示されるPoCL非対応カメラ1103と同様なもの、である。カメラ3は、例えば、デジタルカメラである。
本実施形態では、アクティブ光ケーブル1は、光カメラリンクケーブルとして使用される。
ケーブル部13は複数の配線を有する。図1には、配線として、電源供給(例えば、直流電圧+12Vの供給)に使用される線(例えば、1ピンの線および26ピンの線)を表す電源供給線14と、画像データの伝送に使用される線を表す画像データ伝送線15を示してあり、他の配線は省略してある。本実施形態では、画像データ伝送線15は光回線(例えば、光ファイバ)であり、電源供給線14はメタルケーブル(メタル線)である。
グラバ側コネクタ部12は、O/E変換部31と、S/P変換部32と、DC/DC変換部33と、を備える。グラバ側コネクタ部12は、これらの回路31〜33を、例えば、当該グラバ側コネクタ部12を構成する基板に備える。
カメラ側コネクタ部11について説明する。
カメラ側コネクタ部11が有する画像データの入力端子と、カメラ3が有する画像データの出力端子と、が接続される。これらの端子は、複数のパラレルな端子である。
カメラ3は、撮像して得られた画像のデータ(画像データ)をパラレル信号として画像データの出力端子から出力する。このパラレル信号は、カメラ側コネクタ部11が有する画像データの入力端子に入力され、P/S変換部21に入力される。
E/O変換部22は、P/S変換部21から入力されるシリアル信号を電気信号から光信号へ変換して、当該光信号を画像データ伝送線15に出力する。画像データ伝送線15は、E/O変換部22から出力される光信号を伝送する。
一方、DC/DC変換部23は、グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われない場合には、P/S変換部21およびE/O変換部22に対する電源供給を行わない。この場合には、P/S変換部21およびE/O変換部22は、電源供給を受けず、動作しない。
スイッチ部24は、電源供給線14とカメラ側コネクタ部11が有する電源供給の出力端子とを接続する第1の接続状態と、電源供給線14と被状態検出部の回路とを接続する第2の接続状態と、を切り替える機能を有する。なお、第1の接続状態では、電源供給線14と被状態検出部の回路とは接続されず、また、第2の接続状態では、電源供給線14とカメラ側コネクタ部11が有する電源供給の出力端子とは接続されない。本実施形態では、スイッチ部24は、二者択一のスイッチから構成される。
具体的には、被状態検出部の回路は、抵抗25の一端とコンデンサ26の一端とを接続して、それぞれの他端を接地して、構成される。また、抵抗25の一端とコンデンサ26の一端とを接続した点を、スイッチ部24と接続される場合における当該スイッチ部24との接続点とする。
本実施形態では、カメラ側コネクタ部11の被状態検出部の回路として、図9に示されるPoCL対応カメラ1003が備える被状態検出部の回路と同じ回路を用いている。
カメラ側コネクタ部11のE/O変換部22から出力されて画像データ伝送線15を介して伝送される光信号がO/E変換部31に入力される。
O/E変換部31は、画像データ伝送線15から入力される光信号を電気信号であるシリアル信号へ変換して、当該シリアル信号をS/P変換部32に出力する。
S/P変換部32は、O/E変換部31から入力されるシリアル信号をパラレル信号へ変換して、当該パラレル信号をグラバ側コネクタ部12が有する画像データの出力端子に出力する。このパラレル信号は電気信号である。
このパラレル信号は、グラバ側コネクタ部12が有する画像データの出力端子から出力されて、グラバボード2が有する画像データの入力端子に入力される。そして、このパラレル信号に対応する画像データがグラバボード2により取得されて処理される。
グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われる場合には、グラバボード2が有する電源供給の出力端子から、グラバ側コネクタ部12が有する電源受給の入力端子に対して、電源供給が行われる。この場合には、この電源が、グラバ側コネクタ部12のDC/DC変換部33と電源供給線14に供給され、当該電源供給線14を介してカメラ側コネクタ部11のDC/DC変換部23に供給される。
一方、グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われない場合には、グラバ側コネクタ部12のDC/DC変換部33、電源供給線14、カメラ側コネクタ部11のDC/DC変換部23には電源が供給されない。
一方、DC/DC変換部33は、グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われない場合には、O/E変換部31およびS/P変換部32に対する電源供給を行わない。この場合には、O/E変換部31およびS/P変換部32は、電源供給を受けず、動作しない。
本実施形態に係るアクティブケーブルシステムでは、カメラ3としてPoCL対応カメラまたはPoCL非対応カメラが用いられ、アクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11のスイッチ部24が第1の接続状態または第2の接続状態にある、という点で、4つの状態を取り得る。
これら4つの状態を(状態1)〜(状態4)として説明する。本実施形態では、(状態1)および(状態2)を使用する状態とし、(状態3)および(状態4)を予備の状態とする。
この状態では、電源供給線14とカメラ側コネクタ部11が有する電源供給の出力端子とが接続されることで、当該電源供給線14とカメラ3が有する電源受給の入力端子とが接続される。PoCL対応カメラは、被状態検出部を備える。
グラバボード2のセーフパワー機能部41は、グラバボード2が有する電源供給の出力端子からその接続先に対して微弱な電流を流すことにより、当該接続先が被状態検出部(特に、10kΩの抵抗)を備えるか否かを判定する。
この状態では、この接続先にPoCL対応カメラであるカメラ3が存在する。このため、グラバボード2のセーフパワー機能部41は、接続先に存在するカメラ3に被状態検出部が有ることを検出し、接続先が被状態検出部を備えると判定する。この判定結果に応じて、グラバボード2のセーフパワー機能部41は、接続先に対して電源供給を行う。これにより、グラバボード2からの電源が、PoCL対応カメラであるカメラ3に供給され、また、アクティブ光ケーブル1のグラバ側コネクタ部12のDC/DC変換部33およびカメラ側コネクタ部11のDC/DC変換部23に供給される。
この状態では、電源供給線14と被状態検出部の回路とが接続される。また、電源供給線14とカメラ側コネクタ部11が有する電源供給の出力端子とは接続されないため、当該電源供給線14とカメラ3が有する電源受給の入力端子とは接続されない。PoCL非対応カメラには、外部の電源が供給される。
グラバボード2のセーフパワー機能部41は、グラバボード2が有する電源供給の出力端子からその接続先に対して微弱な電流を流すことにより、当該接続先が被状態検出部(特に、10kΩの抵抗)を備えるか否かを判定する。
この状態では、この接続先にアクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11の被状態検出部が存在する。このため、グラバボード2のセーフパワー機能部41は、接続先に存在するカメラ側コネクタ部11に被状態検出部が有ることを検出し、接続先が被状態検出部を備えると判定する。この判定結果に応じて、グラバボード2のセーフパワー機能部41は、接続先に対して電源供給を行う。これにより、グラバボード2からの電源が、アクティブ光ケーブル1のグラバ側コネクタ部12のDC/DC変換部33およびカメラ側コネクタ部11のDC/DC変換部23に供給される。
この状態では、グラバボード2のセーフパワー機能部41により、グラバボード2からの電源が、アクティブ光ケーブル1のグラバ側コネクタ部12のDC/DC変換部33およびカメラ側コネクタ部11のDC/DC変換部23に供給されるが、PoCL対応カメラであるカメラ3には電源が供給されない。
このため、本実施形態では、この状態を通常は使用しない予備の状態とする。なお、この状態にしても、PoCL対応カメラであるカメラ3に電源が供給されなくてもよいときには支障はないため、この状態にされるときがあってもよい。
この状態では、グラバボード2のセーフパワー機能部41により、グラバボード2からの電源が、PoCL非対応カメラであるカメラ3に供給されないが、アクティブ光ケーブル1のグラバ側コネクタ部12のDC/DC変換部33およびカメラ側コネクタ部11のDC/DC変換部23にも供給されない。
このため、本実施形態では、この状態を通常は使用しない予備の状態とする。なお、この状態にしても、アクティブ光ケーブル1のグラバ側コネクタ部12のDC/DC変換部33およびカメラ側コネクタ部11のDC/DC変換部23に電源が供給されなくてもよいときには支障はないため、この状態にされるときがあってもよい。
また、スイッチ部24は、他の例として、ケーブル部13に含まれる制御のための線(制御線)を使用して、グラバボード2から制御のための信号をスイッチ部24に送信することで、当該スイッチ部24の接続状態(本実施形態では、第1の接続状態、第2の接続状態)を電気的に切り替えることが可能な構成を用いることもできる。この場合、スイッチ部24の切り替えの制御は、例えば、ユーザにより行われる操作に応じてグラバボード2が行ってもよく、または、あらかじめ設定されたプログラムに従ってグラバボード2が自動的に行ってもよい。
図2は、アクティブ光ケーブルのカメラ側コネクタ部の他の構成例を示す機能ブロック図である。
他の構成例に係るカメラ側コネクタ部101は、P/S変換部111と、E/O変換部112と、DC/DC変換部113と、2極相投スイッチ部114と、10kΩの抵抗値を有する抵抗115と、57μFの容量値を有するコンデンサ116と、を備える。他の構成例に係るカメラ側コネクタ部101の構成は、図1に示されるカメラ側コネクタ部11の構成と比べて、スイッチ部(図1ではスイッチ部24、図2では2極相投スイッチ部114)に関する構成部分を他のものにした点で異なっている。
2極相投スイッチ部114は、2つのスイッチ121、122を備える。2極相投スイッチ部114では、2つのスイッチ121、122の両方が同時に切り替えられる。
ここでは、2極相投スイッチ部114における2つのスイッチ121、122が取り得る2つの接続状態を、第2−1の接続状態、第2−2の接続状態と称して説明する。
他方のスイッチ122は、第2−1の接続状態では、グラバボード側の電源供給線と一方のスイッチ121とを接続するように切り替えられ、また、第2−2の接続状態では、グラバボード側の電源供給線と被状態検出部(抵抗115およびコンデンサ116)とを接続するように切り替えられる。
ここで、一定の電位点の電位としては、接地以外に、任意の電位が用いられてもよい。
一方、本実施形態に係るアクティブ光ケーブル1では、カメラ3としてPoCL非対応カメラを用いる場合には、スイッチ部24の接続先をカメラ側コネクタ部11の被状態検出部の側に切り替えた状態を使用する。この場合、グラバボード2が、アクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11が備える被状態検出部を検出することで、PoCLの給電を開始する。
このように、本実施形態に係るアクティブケーブルシステムでは、カメラ3のタイプ(PoCL対応/PoCL非対応)に合わせて、いずれのタイプについても、PoCLの給電を適切に行うことが可能である。
これに対して、本実施形態に係るアクティブケーブルシステムでは、アクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11の被状態検出部によりグラバボード2に対してPoCLの給電の許可を与えることができるため、グラバボード2からアクティブ光ケーブル1に給電することができ、アクティブ光ケーブル1はPoCLでの動作を行うことができる。
また、本実施形態のようにアクティブ光ケーブルによりグラバボードに対してPoCLの給電の許可を与えることを考えると、仮に、アクティブ光ケーブルのカメラ側コネクタ部に被状態検出部を備える構成を採用するだけでは、誤ってPoCL非対応カメラに給電してしまい、当該PoCL非対応カメラの電源グランドに短絡してしまう恐れが考えられる。そして、これを防ぐためには、PoCL非対応カメラへの給電線を外部で切断する必要がある。
これに対して、本実施形態に係るアクティブケーブルシステムでは、アクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11にスイッチ部24を備えており、PoCL非対応カメラにグラバボード2から給電してしまう事故が発生し得ない。つまり、アクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11のスイッチ部24により電源供給線14と被状態検出部とを接続した状態では、電源供給線14とPoCL非対応カメラとの接続が物理的に切断されるため、PoCL非対応カメラへの給電を回避して、PoCL非対応カメラの破損を回避することができる。
図3は、アクティブ光ケーブル201(図1に示されるアクティブ光ケーブル1に相当するもの)の概略的な外観の一例を示す図である。
この例に係るアクティブ光ケーブル201は、カメラ側コネクタ部211(図1に示されるカメラ側コネクタ部11に相当するもの)と、グラバ側コネクタ部212(図1に示されるグラバ側コネクタ部12に相当するもの)と、1本のベース(Base)ケーブルから構成されるケーブル部213(図1に示されるケーブル部13に相当するもの)から構成される。
カメラ側コネクタ部211は、カメラ203(図1に示されるカメラ3に相当するもの)と接続される。
グラバ側コネクタ部212は、グラバボード202(図1に示されるグラバボード2に相当するもの)と接続される。
ケーブル部213は、1本のベースケーブルの中に、画像データ伝送線(図1に示される画像データ伝送線15に相当するもの)や電源供給線(図1に示される電源供給線14に相当するもの)など、様々な線を有する。
図4は、ケーブル301を介してPoCLの給電を行うグラバ302(図1に示されるグラバボード2のグラバに相当するもの)およびPoCLの受電を行うPoCL対応カメラ303(図1に示されるカメラ3として用いられるPoCL対応カメラに相当するもの)の構成例を示す機能ブロック図である。
ここで、図4および図5の説明では、グラバ302およびカメラ303の動作の例を説明するため、ケーブル301は、アクティブ光ケーブルであってもよく、または、他のものであってもよい。
また、グラバ302は、接地のためのグランド(GND)、開閉式のスイッチ314を接続し、当該開閉式のスイッチ314と1ピンの線を接続するとともに、当該開閉式のスイッチ314と26ピンの線を接続した構成部を備える。
また、グラバ302は、52μAの電流源、開閉式のスイッチ315を接続し、当該開閉式のスイッチ315と1ピンの線を接続するとともに、当該開閉式のスイッチ315と26ピンの線を接続した構成部を備える。
また、グラバ302は、セーフパワーの制御ロジックを実現する機能を有するセーフパワー制御ロジック部(電源供給制御部)317を備える。セーフパワー制御ロジック部317は、各スイッチ313〜315の開閉状態を制御する機能を有する。
また、グラバ部302は、セーフパワー制御ロジック部317、増幅器316を接続し、当該増幅器316と1ピンの線を接続するとともに、当該増幅器316と26ピンの線を接続した構成部を備える。
また、グラバ部302は、セーフパワー制御ロジック部317とクロックの線(XCLKの線)を接続した構成部を備える。
また、グラバ部302は、接地のためのグランド(GND)と13ピンの線を接続するとともに、当該グランド(GND)と14ピンの線を接続した構成部を備える。
PoCL対応カメラ303は、グランド側の線(13ピンの線および14ピンの線)とカメラ電源回路321を接続した構成部を備える。
PoCL対応カメラ303は、+12V側の線(1ピンの線および26ピンの線)とグランド側の線(13ピンの線および14ピンの線)との間に、10kΩの抵抗値を有する抵抗(Rs)323、57μFの容量値を有するコンデンサ(Cs)324を備える。この抵抗323とこのコンデンサ324とから、PoCLの被状態検出部が構成される。
PoCL対応カメラ303は、カメラクロック部322とクロックの線(XCLKの線)を接続した構成部を備える。
図5は、グラバ302のセーフパワー機能により行われるPoCLの給電の動作におけるグラバ302の状態S1〜S7を示す。
図4および図5を参照して、グラバ302のセーフパワー機能により行われるPoCLの給電の動作の例を示す。
次に、グラバ302では、セーフパワー制御ロジック部317が、スイッチ315を閉じた状態とし、52μAの微弱な電流を1ピンの線および26ピンの線に流して送ることで、被状態検出部の10kΩの抵抗323による電圧値0.52Vが増幅器316を介して得られるか否かを判定するセンスモードの状態となる(状態S2)。この状態では、スイッチ313およびスイッチ314が開いた状態にあり、スイッチ315が閉じた状態にある。
初期モードであるセンスモードの状態は、グラバ302のセーフパワー制御ロジック部317が、接続先がPoCLに対応しているか否かを把握していない状態である。
PoCL対応カメラ303は、グラバ302からPoCLの給電(この例では、+12Vの電源)を受けると、カメラクロック部322からクロック信号を出力する。
グラバ302では、セーフパワー制御ロジック部317が、所定の期間(例えば、状態S3へ移行してから3秒(s))以内に、PoCL対応カメラ303からのクロック信号に対応する電圧信号を受信しなった場合には、初期モードであるセンスモードの状態へ移行する(状態S2)。
また、状態S4および状態S5において、グラバ302では、セーフパワー制御ロジック部317が、所定の期間(例えば、20ms)以上、増幅器316を介して得られる電圧値+12Vの電圧が降下(ドロップ)した場合には、初期モードであるセンスモードの状態へ移行する(状態S2)。
前記したセンスモードにおける判定の結果(状態S2における判定の結果)、グラバ302では、セーフパワー制御ロジック部317が、電圧値0.52Vが得られなかったことを判定した場合には、PoCLに対応しない状態(非PoCLの状態)へ移行する(状態S6)。この状態では、スイッチ313およびスイッチ315が開いた状態にあり、スイッチ314が閉じた状態にある。
グラバ302では、セーフパワー制御ロジック部317が、所定の期間(例えば、状態S6へ移行してから3秒(s))以内に、PoCL非対応カメラからのクロック信号に対応する電圧信号を受信しなった場合には、初期モードであるセンスモードの状態へ移行する(状態S2)。
状態S7において、グラバ302では、セーフパワー制御ロジック部317が、所定の期間(例えば、1s)以上、PoCL非対応カメラからのクロック信号に対応する電圧信号の受信が欠落した場合には、初期モードであるセンスモードの状態へ移行する(状態S2)。
本実施形態に係る電気光複合ケーブルは、従来のカメラリンクケーブル内にある配線の数を減らすことによるケーブルの細径化、および高速な画像データの光化による長距離化(耐ノイズ化)を目的としたものである。
本実施形態に係る電気光複合ケーブルは、カメラと接続されるコネクタ部(カメラ側コネクタ部)501と、グラバボードと接続されるコネクタ部(グラバ側コネクタ部)502と、これらのコネクタ部501、502の間を接続するケーブル部503と、を備える。
ケーブル部503は、複数の配線を有し、具体的には、シールド線551、552と、マルチモード光ファイバ553と、差動線554〜560を有する。
グラバ側コネクタ部502は、受光部531と、電流電圧変換部532と、制御用MCU533と、LVDSデシリアライザ534と、DC/DC変換器535と、コンデンサ536、537と、を備える。
また、本実施形態に係る電気光複合ケーブルのグラバ側コネクタ部502における、受光部531および電流電圧変換部532、LVDSデシリアライザ534、DC/DC変換器535は、それぞれ、図1に示されるアクティブ光ケーブル1のグラバ側コネクタ部12における、O/E変換部31、S/P変換部32、DC/DC変換部33に対応する。
ここで、図6において、カメラ側コネクタ部501の左端とグラバ側コネクタ部502の右端には、それぞれ、“信号名(1以上のピン番号)”の形式で、26ピンについて信号名とピン番号を示してある。
Xが付されたものは画像(映像)信号を表し、XCLKが付されたものはクロック信号を表し、Serが付されたものはシリアル信号を表し、CCが付されたものは制御信号を表す。
本実施形態に係るアクティブケーブルシステムは、アクティブケーブルの一例である電気ケーブルから構成されるアクティブケーブル51と、PoCLに対応したグラバのボードであるグラバボード2と、カメラ3と、を備える。
ここで、グラバボード2およびカメラ3は図1に示されるものと同様なものであり、ここでは、詳しい説明を省略し、図1に示されるものと同じ符号を用いて説明する。
本実施形態では、アクティブケーブル51は、カメラリンクケーブルとして使用される。
ケーブル部63は複数の配線を有する。図7には、配線として、電源供給(例えば、直流電圧+12Vの供給)に使用される線(例えば、1ピンの線および26ピンの線)を表す電源供給線64と、画像データの伝送に使用される線を表す画像データ伝送線65を示してあり、他の配線は省略してある。本実施形態では、画像データ伝送線65および電源供給線64はメタルケーブル(メタル線)である。
グラバ側コネクタ部62は、S/P変換部81と、DC/DC変換部82と、を備える。グラバ側コネクタ部62は、これらの回路81〜82を、例えば、当該グラバ側コネクタ部62を構成する基板に備える。
カメラ側コネクタ部61について説明する。
なお、概略的には、本実施形態に係るカメラ側コネクタ部61の構成は、図1に示されるアクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11の構成と比べて、E/O変換部(図1の例では、E/O変換部22)を備えていない点で異なっており、他は同様である。
カメラ3は、撮像して得られた画像のデータ(画像データ)をパラレル信号として画像データの出力端子から出力する。このパラレル信号は、カメラ側コネクタ部61が有する画像データの入力端子に入力され、P/S変換部71に入力される。
画像データ伝送線65は、P/S変換部71から出力される電気信号を伝送する。
一方、DC/DC変換部72は、グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われない場合には、P/S変換部71に対する電源供給を行わない。この場合には、P/S変換部71は、電源供給を受けず、動作しない。
スイッチ部73は、電源供給線64とカメラ側コネクタ部61が有する電源供給の出力端子とを接続する第1の接続状態と、電源供給線64と被状態検出部の回路とを接続する第2の接続状態と、を切り替える機能を有する。なお、第1の接続状態では、電源供給線64と被状態検出部の回路とは接続されず、また、第2の接続状態では、電源供給線64とカメラ側コネクタ部61が有する電源供給の出力端子とは接続されない。本実施形態では、スイッチ部73は、二者択一のスイッチから構成される。
具体的には、被状態検出部の回路は、抵抗74の一端とコンデンサ75の一端とを接続して、それぞれの他端を接地して、構成される。また、抵抗74の一端とコンデンサ75の一端とを接続した点を、スイッチ部73と接続される場合における当該スイッチ部73との接続点とする。
本実施形態では、カメラ側コネクタ部61の被状態検出部の回路として、図9に示されるPoCL対応カメラ1003が備える被状態検出部の回路と同じ回路を用いている。
グラバ側コネクタ部62が有する画像データの出力端子と、グラバボード2が有する画像データの入力端子と、が接続される。これらの端子は、複数のパラレルな端子である。
カメラ側コネクタ部61のP/S変換部71から出力されて画像データ伝送線65を介して伝送される電気信号がS/P変換部81に入力される。
S/P変換部81は、画像データ伝送線65から入力される電気信号であるシリアル信号をパラレル信号へ変換して、当該パラレル信号をグラバ側コネクタ部62が有する画像データの出力端子に出力する。このパラレル信号は電気信号である。
このパラレル信号は、グラバ側コネクタ部62が有する画像データの出力端子から出力されて、グラバボード2が有する画像データの入力端子に入力される。そして、このパラレル信号に対応する画像データがグラバボード2により取得されて処理される。
グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われる場合には、グラバボード2が有する電源供給の出力端子から、グラバ側コネクタ部62が有する電源受給の入力端子に対して、電源供給が行われる。この場合には、この電源が、グラバ側コネクタ部62のDC/DC変換部82と電源供給線64に供給され、当該電源供給線64を介してカメラ側コネクタ部61のDC/DC変換部72に供給される。
一方、グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われない場合には、グラバ側コネクタ部62のDC/DC変換部82、電源供給線64、カメラ側コネクタ部61のDC/DC変換部72には電源が供給されない。
一方、DC/DC変換部82は、グラバボード2のセーフパワー機能部41により電源供給が行われない場合には、S/P変換部81に対する電源供給を行わない。この場合には、S/P変換部81は、電源供給を受けず、動作しない。
すなわち、本実施形態に係るアクティブケーブルシステムでは、カメラ3としてPoCL対応カメラまたはPoCL非対応カメラが用いられ、アクティブケーブル51のカメラ側コネクタ部61のスイッチ部73が第1の接続状態または第2の接続状態にある、という点で、4つの状態を取り得る。
これら4つの状態は、図1に示されるアクティブケーブルシステムにおける電源供給について説明した場合における(状態1)〜(状態4)と同様である。本実施形態では、(状態1)および(状態2)を使用する状態とし、(状態3)および(状態4)を予備の状態とする。
本実施形態に係る電気ケーブルは、従来のカメラリンクケーブル内にある配線の数を減らすことによるケーブルの細径化のみを目的としたものである。
本実施形態に係る電気ケーブルは、カメラと接続されるコネクタ部(カメラ側コネクタ部)601と、グラバボードと接続されるコネクタ部(グラバ側コネクタ部)602と、これらのコネクタ部601、602の間を接続するケーブル部603と、を備える。
ケーブル部603は、複数の配線を有し、具体的には、シールド線651、652と、差動線653〜660を有する。
グラバ側コネクタ部602は、LVDSデシリアライザ621と、DC/DC変換器622と、を備える。
本実施形態に係る電気ケーブルのカメラ側コネクタ部601では、10kΩの抵抗614と57μFのコンデンサ615とからPoCLの被状態検出部が構成される。また、DC/DC変換器612から、LVDSシリアライザ611に対して、電源を供給する。また、LVDSシリアライザ611は、差動線654を介して、所定のLOCK信号を受信する。
また、本実施形態に係る電気ケーブルのグラバ側コネクタ部602における、LVDSデシリアライザ621、DC/DC変換器622は、それぞれ、図7に示されるアクティブケーブル51のグラバ側コネクタ部62における、S/P変換部81、DC/DC変換部82に対応する。
本実施形態に係る電気ケーブルのグラバ側コネクタ部602では、DC/DC変換器622から、LVDSデシリアライザ621に対して、電源を供給する。LVDSデシリアライザ621は、差動線654を介して、所定のLOCK信号を送信する。
ここで、図8において、カメラ側コネクタ部601の左端とグラバ側コネクタ部602の右端には、それぞれ、“信号名(1以上のピン番号)”の形式で、26ピンについて信号名とピン番号を示してある。
Xが付されたものは画像(映像)信号を表し、XCLKが付されたものはクロック信号を表し、Serが付されたものはシリアル信号を表し、CCが付されたものは制御信号を表す。
ここで、以上の実施形態では、PoCLのセーフパワー機能により検出される被状態検出部の回路として、10kΩの抵抗と57μFのコンデンサとを組み合わせた回路を用いたが、被状態検出部の回路としては、様々な回路が用いられてもよい。具体的には、PoCLのセーフパワー機能により検出する対象とする被状態検出部の回路(例えば、その回路が接続されているときに受信される信号の状態など)をあらかじめ設定しておくことで、PoCLのセーフパワー機能が、その回路が接続されているか否かを判定する。
例えば、カメラの代わりに、ラインスキャナなど、様々な、画像を取得する画像取得装置が用いられてもよい。
また、例えば、グラバの代わりに、様々な、画像に関する処理を行う画像処理装置が用いられてもよい。画像処理装置は、所定の被状態検出部の回路が接続されているか否かを判定して、所定の被状態検出部の回路が接続されていると判定した場合には電源を供給する機能を有する。
アクティブケーブルとしては、様々な構成のものが用いられてもよい。アクティブケーブルとして、例えば、図1ではアクティブ光ケーブル1を例示し、図6ではその具体例である電気光複合ケーブルを例示し、図7では電気ケーブルからなるアクティブケーブル51を例示し、図8ではその具体例である電気ケーブルを例示した。
<構成例1>
第1の装置(例えば、グラバなど)の側と第2の装置(例えば、カメラなど)の側とを接続するアクティブケーブルであって、前記第1の装置が電源を供給するか否かを決めるために検出する対象となる回路(例えば、抵抗およびコンデンサから構成される回路など)と、前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記第2の装置の側の電源の出力端子とを接続する第1の接続状態と、前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記回路とを接続する第2の接続状態と、を切り替えるスイッチ部と、を備えることを特徴とするアクティブケーブル、である。
ここで、第1の装置や第2の装置としては、それぞれ、様々な装置が用いられてもよい。
<構成例1>に記載のアクティブケーブルにおいて、当該アクティブケーブルは、前記第1の装置の側のコネクタ部(例えば、グラバ側コネクタ部など)と、前記第2の装置の側のコネクタ部(例えば、カメラ側コネクタ部)と、これらのコネクタ部を接続するケーブル部と、から構成され、前記ケーブル部は、少なくとも、前記第1の装置の側から前記第2の装置の側へ電源を供給するための線(例えば、電源供給線)と、前記第2の装置の側から前記第1の装置の側へ信号を伝送するための線(例えば、画像データ伝送線など)と、を有し、前記第2の装置の側のコネクタ部に、前記回路と前記スイッチ部とを備える、ことを特徴とする。
<構成例1>または<構成例2>に記載のアクティブケーブルにおいて、前記第1の装置は、PoCLのセーフパワー機能を有する電源供給制御部を備える画像処理装置(例えば、グラバなど)であり、前記第2の装置は、PoCLに対応した画像取得装置(例えば、PoCL対応カメラなど)またはPoCLに対応していない画像取得装置(例えば、PoCL非対応カメラなど)である、ことを特徴とする。
<構成例1>から<構成例3>のいずれか1つに記載のアクティブケーブルにおいて、前記スイッチ部により切り替えられる前記第2の接続状態において前記第2の装置の側の電源の出力端子を一定の電位点に接続する回路部(例えば、図2に示される2極相投スイッチ部114のスイッチ121により一定の電位点の一例である接地点に接続する回路部)を備える、ことを特徴とする。
第1の装置と、第2の装置と、アクティブケーブルと、を備え、前記第1の装置の側と前記第2の装置の側とを前記アクティブケーブルにより接続し、前記第1の装置は、前記第1の装置の電源の出力端子にあらかじめ定められた回路(例えば、抵抗およびコンデンサから構成される回路など)が接続されているか否かを判定して、当該電源の出力端子に当該回路が接続されていると判定した場合には当該電源の出力端子に電源を供給する電源供給制御部を備え、前記アクティブケーブルは、前記第1の装置が電源を供給するか否かを決めるために検出する対象となる前記回路に対応する回路(例えば、抵抗およびコンデンサから構成される前記回路と同じ回路など)と、前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記第2の装置の側の電源の出力端子とを接続する第1の接続状態と、前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記回路に対応する回路とを接続する第2の接続状態と、を切り替えるスイッチ部と、を備える、ことを特徴とするアクティブケーブルシステム、である。
スイッチ部の代わりに0Ω抵抗を使用する構成例を示す。
ここでは、図1に示されるアクティブケーブルシステムにおけるアクティブ光ケーブル1に適用した場合を例として説明する。なお、他のアクティブケーブルに適用することも可能である。
0Ω抵抗を使用する構成例では、図1に示されるアクティブケーブルシステムにおけるアクティブ光ケーブル1のカメラ側コネクタ部11に、スイッチ部24を備えない。そして、このスイッチ部24があった場合に切り替えることが可能である2つの接続状態のうちの1つの接続状態を、0Ω抵抗で経路を接続することで実現する。
このような0Ω抵抗を使用する構成例では、カメラ側コネクタ部11において、第1の接続状態と第2の接続状態とのうちのいずれか一方が固定的に実現される。そして、これらの接続状態を変更する(切り替える)場合には、そのときに実装されている0Ω抵抗を取り除いて、反対の接続状態となるように0Ω抵抗を実装する。
Claims (5)
- 第1の装置の側と第2の装置の側とを接続するアクティブケーブルであって、
前記第1の装置が電源を供給するか否かを決めるために検出する対象となる回路と、
前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記第2の装置の側の電源の出力端子とを接続する第1の接続状態と、前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記回路とを接続する第2の接続状態と、を切り替えるスイッチ部と、
を備えることを特徴とするアクティブケーブル。 - 当該アクティブケーブルは、前記第1の装置の側のコネクタ部と、前記第2の装置の側のコネクタ部と、これらのコネクタ部を接続するケーブル部と、から構成され、
前記ケーブル部は、少なくとも、前記第1の装置の側から前記第2の装置の側へ電源を供給するための線と、前記第2の装置の側から前記第1の装置の側へ信号を伝送するための線と、を有し、
前記第2の装置の側のコネクタ部に、前記回路と前記スイッチ部とを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のアクティブケーブル。 - 前記第1の装置は、PoCLのセーフパワー機能を有する電源供給制御部を備える画像処理装置であり、
前記第2の装置は、PoCLに対応した画像取得装置またはPoCLに対応していない画像取得装置である、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアクティブケーブル。 - 前記スイッチ部により切り替えられる前記第2の接続状態において前記第2の装置の側の電源の出力端子を一定の電位点に接続する回路部を備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアクティブケーブル。 - 第1の装置と、第2の装置と、アクティブケーブルと、を備え、
前記第1の装置の側と前記第2の装置の側とを前記アクティブケーブルにより接続し、
前記第1の装置は、前記第1の装置の電源の出力端子にあらかじめ定められた回路が接続されているか否かを判定して、当該電源の出力端子に当該回路が接続されていると判定した場合には当該電源の出力端子に電源を供給する電源供給制御部を備え、
前記アクティブケーブルは、前記第1の装置が電源を供給するか否かを決めるために検出する対象となる前記回路に対応する回路と、前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記第2の装置の側の電源の出力端子とを接続する第1の接続状態と、前記第1の装置の側の電源の入力端子と前記回路に対応する回路とを接続する第2の接続状態と、を切り替えるスイッチ部と、を備える、
ことを特徴とするアクティブケーブルシステム。
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