JP2006208887A - ハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 処理時間を短縮しても感光材料の残留増感色素に起因するステインが低減され、かつ処理組成物の低温保存時において析出沈殿の生ずることなく、更に、処理液成分が感光材料中に残留しても、感光材料の画像保存性に悪影響を与えないハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物を提供する。
【解決手段】 下記一般式(1)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
【化1】
Figure 2006208887

【選択図】 なし

Description

本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物に関する。
通常、ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、感光材料、カラーペーパー、あるいはカラーネガフィルムともいう)を処理して色素画像を形成する方法は、像様露光を与えた後、発色現像液にて発色現像処理し、次いで感光材料中に含まれる銀粒子を銀イオンに酸化する漂白工程と酸化によって生成した銀イオンを感光材料から溶解除去する定着工程の2つの工程を含む脱銀工程を経て、リンス又は色素を安定化させるための安定化工程により処理される。カラーペーパーの処理では迅速化の観点から、漂白工程及び定着工程を漂白定着工程処理として同一浴で処理されている。
ところで、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の現像処理において、一般ユーザーへの迅速なサービスや写真店と大型現像所間での集配輸送の合理化のため、写真店の店頭に設置して写真感光材料の処理を行う、いわゆるミニラボと称する自動現像処理機が普及している。これらミニラボ用自動現像処理機では、現像の依頼を受けたその日の内に現像処理してユーザーに写真を提供することが行われている。近年では、受付から数十分で現像処理を完了する迅速処理サービスも行われるようになり、迅速処理技術の開発に対する要望が益々強まってきている。
一方、最近では、現像処理剤の低コスト化、あるいは回収や処理にコストが掛かる廃液量を少なくし、低公害化を図るため、処理液の補充量を低減する低補充処理が盛んに行われている。しかしながら、処理時間を大幅に迅速化し、かつ低補充化して処理を行うと、写真性能に不具合が生ずる。特に、最終処理工程であるリンスまたは安定化工程の処理時間を短縮し、低補充化を行うと、通常は洗い流されるべき不要物が感光材料中残留したり、画像の安定化処理が十分になされず、特に高湿下での経時保存によってイエロー色素の褪色が顕著になることが判明した。
イエロー色素の褪色を防止する技術に関しては、特定のイエローカプラーを含有する感光材料をN−メチロールアゾール化合物及び/又はアゾリルメチルアミン化合物を含有する処理液で処理する方法が開示(例えば、特許文献1参照。)されている。しかしながら、感光材料に使用できるイエローカプラーが限定されるという問題がある。また、特定のヒドロキシルアミン誘導体を含有する発色現像液と特定のアミノポリカルボン酸第2鉄錯塩を含有する漂白液で処理することにより、迅速処理でも画像保存が劣化しない処理方法が開示(例えば、特許文献2参照。)されている。しかし、より湿度の高い条件で画像保存すると、必ずしも十分でなく、さらなる改良が求められていた。
一方、デジタルカメラやカラープリンターの目覚しい進歩の中で、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理においては、高品質の画像を速やかに顧客に提供することが望まれている。しかし従来の処理方法の単なる時間短縮では、感光材料中の増感色素が十分洗い出される前に処理が終了することになるため、カラープリントの白地部分には残留した多量の増感色素により画像のハイライト部やバックグラウンド部が着色し、鑑賞に耐え難くなる。またカラーネガティブフィルムにおいても最小濃度部の濃度が増加することによりカラーバランスが崩れ、適正なプリントが提供できない事態を生じる。
さらに近年、高感度な撮影用感光材料においては、平板状ハロゲン化銀粒子の使用が重要な基本技術となっているが、この技術によって単位体積あたりに用いる増感色素量を多くできるので感度及び感度−粒状比の向上という利点がもたらされる一方、処理後の感光材料に残留する増感色素量を増加させるという不都合も伴っている。処理条件によっては、残留増感色素量の増加は無視できなくなり、カラーネガティブフィルムの最小濃度部の濃度増加によるカラーバランスのくずれやカラーリバーサルフイルムのハイライト画像部の着色などの現象を生じている。
増感色素に起因する残色を除去する方法の一例として、ビストリアジニルアミノスチルベンジスルホン酸化合物を用いる方法が開示(例えば、非特許文献1参照。)されており、この方法はカラー写真感光材料の処理において広く用いられてきた。また、溶解性に優れかつ時間を短縮した処理でも残色を低減できるビストリアジニルアミノスチルベンジスルホン酸化合物が開示(例えば、特許文献3参照。)されている。
一方、上記した写真感光材料の処理の迅速化とともに、処理剤の廃容器の低減やリサイクル性の向上、処理剤や処理薬品の運搬、保管コストの削減等の理由による処理組成物のさらなる濃縮化も望まれており、したがって上記のような残色低減の目的の添加物は、濃縮化に適応できることが必要である。しかしながら、濃縮化された高塩濃度下でも安定に溶解し、その溶解度以下で用いた場合に時間を短縮した処理においても十分な効果を示す残色低減効果のある化合物は見出されていなかった。
上記の残色改良効果、迅速処理適性、および処理組成物のさらなる濃縮化を両立する手段として、トリアジン骨格を有する蛍光を発しない化合物が開示(例えば、特許文献4〜7参照。)されている。
しかし、これらの化合物を含有する処理液を用いて、時間を短縮した処理を行ったところ、高温高湿下でのイエロー色素の安定性が大幅に劣化するという重大な欠点を有することが明らかとなった。
しかしながら、これらの化合物を用いても、迅速処理した感光材料の高温高湿下におけるイエロー色素の安定性は改善されず、新たな技術が望まれていた。
特開平5−34888号公報 (特許請求の範囲) 特開平11−223910号公報 (特許請求の範囲) リサーチディスクロージャー20733号 特開平6−329936号公報 (特許請求の範囲) 米国特許第6288227号明細書 (特許請求の範囲) 特開2002−139822号公報 (特許請求の範囲) 特開2002−244257号公報 (特許請求の範囲) 特開2002−296744号公報 (特許請求の範囲)
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、本発明の第一の目的は、処理時間を短縮しても感光材料の残留増感色素に起因するステインが低減され、かつ処理組成物の低温保存時において析出沈殿の生じないハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物を提供することである。また、本発明の第二の目的は、処理液成分が感光材料中に残留しても、感光材料の画像保存性に悪影響を与えないハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物を提供することである。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成することができる。
(請求項1)
下記一般式(1)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
Figure 2006208887
〔式中R11〜R18は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。L1はフェニレン基、ナフチレン基を表す。R11〜R18のうち3個以上はアリール基である。R11とR12、R13とR14、R15とR16、R17とR18は互いに結合して環を形成してもよい。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mはアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオンを表す。〕
(請求項2)
下記一般式(2)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
Figure 2006208887
〔式中R21〜R28は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。L2はフェニレン基、ナフチレン基、アルキレン基、ヘテロ環を表す。Raはアルキル基、アリール基、複素環基を表し、Rbは水素原子、アルキル基、アリール基を表す。R21とR22、R23とR24、R25とR26、R27とR28は互いに結合して環を形成してもよい。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
(請求項3)
下記一般式(3)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
Figure 2006208887
〔式中R31〜R34は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。L3はフェニレン基、ナフチレン基、アルキレン基、ヘテロ環を表す。A31、A32は、それぞれ独立に複素環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、を表す。R35、R36は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基を表す。R31とR32、R33とR34は互いに結合して環を形成してもよい。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
(請求項4)
下記一般式(4)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
Figure 2006208887
〔式中、L4はフェニレン、ナフチレン、アルキレンを表す。X1は酸素原子または硫黄原子を表し、X2は酸素原子、硫黄原子、または−NH−を表す。A41、A42、A43、A44は、それぞれ独立にアルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、−NR4142(R41、R42は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、複素環基を表し、R41とR42が互いに結合して環を形成してもよい)を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
(請求項5)
下記一般式(5)、一般式(6)及び一般式(7)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
Figure 2006208887
〔式中R51〜R54は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。R55、R56は置換基を表し、m、nは独立に1〜5の整数を表す。L5はフェニレン基、ナフチレン基を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
Figure 2006208887
〔式中R61〜R64は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。R65、R66は、それぞれ独立に水素原子、置換基を表し、L6はフェニレン基、ナフチレン基を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
Figure 2006208887
〔式中R71〜R74は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。ただし、R71〜R74のうち少なくともひとつはアリール基である。R75、R76は、それぞれ独立にアルキル基を表し、L7はフェニレン基、ナフチレン基を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
本発明により、処理時間を短縮しても感光材料の残留増感色素に起因するステインが低減され、かつ処理組成物の低温保存時において析出沈殿の生ずることなく、更に、処理液成分が感光材料中に残留しても、感光材料の画像保存性に悪影響を与えないハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物を提供することができた。
本発明を更に詳しく説明する。
まず、一般式(1)で表されるの化合物について詳しく説明する。一般式(1)において、R11〜R18は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。R11〜R18で表されるアルキル基としては炭素数1〜20、好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜4の置換もしくは無置換のアルキル基であり、例えばメチル基、エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−オクチル基、スルホメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホエチル基、2−メトキシエチル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル基、2−(2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ)エチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、3,4−ジヒドロキシブチル基、2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル基が挙げられる。
11〜R18で表されるアリール基としては炭素数6〜20、好ましくは6〜10、さらに好ましくは6〜8の置換もしくは無置換のアリール基であり、例えばフェニル基、ナフチル基、3−カルボキシフェニル基、4−カルボキシフェニル基、3,5−ジカルボキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−スルホフェニル基、4−スルホフェニル基が挙げられる。
11〜R18で表されるヘテロ環基としては炭素数2〜20の、好ましくは炭素数2〜10、さらに好ましくは炭素数3〜8の置換もしくは無置換の、5または6員の芳香族もしくは非芳香族のヘテロ環化合物から1個の水素原子を取り除いた1価の基であり、例えば2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリミジニル基、2−ベンゾチアゾリル基が挙げられる。
11〜R18は、好ましくは水素原子、アルキル基およびアリール基であり、さらに好ましくは水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、スルホメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホエチル基、2−メトキシエチル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、3,4−ジヒドロキシブチル基、フェニル基、3−カルボキシフェニル基、4−カルボキシフェニル基、3,5−ジカルボキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−スルホフェニル基、4−スルホフェニル基であり、更に好ましくは水素原子、メチル基、エチル基、スルホメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−スルホエチル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、フェニル基、3−カルボキシフェニル基、4−カルボキシフェニル基、2−スルホフェニル基、4−スルホフェニル基であり、また更に好ましくは水素原子、メチル基、スルホメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−スルホエチル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、フェニル基、4−スルホフェニル基である。R11〜R18のうち3個以上はアリール基である。
1で表されるフェニレン基またはナフチレン基としては、炭素数6〜20、好ましくは6〜15、さらに好ましくは6〜11の置換または無置換のフェニレン基またはナフチレン基であり、例えば1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、1,2−フェニレン、1,5−ナフチレン、1,8−ナフチレン、4−カルボキシ−1,2−フェニレン、5−カルボキシ−1,3−フェニレン、3−スルホ−1,4−フェニレン、5−スルホ−1,3−フェニレン、2,5−ジメトキシ1,4−フェニレン、2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンが挙げられる。
1は、好ましくは1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、1,2−フェニレン、1,5−ナフチレン、5−カルボキシ−1,3−フェニレン、5−スルホ−1,3−フェニレンであり、さらに好ましくは1,4−フェニレン、1,3−フェニレンである。
11とR12、R13とR14、R15とR16、R17とR18は互いに結合して環を形成してもよいが、互いに結合して形成する環は、5員環または6員環であることが好ましい。環の例としてはピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環およびモルホリン環が含まれる。
本発明の一般式(1)で表される化合物は分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基をすくなくとも一つ含有する。ここで、Mはアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウム基を表す。Mで表されるアルカリ金属、アルカリ土類金属のなかで特に好ましいのはNaおよびKである。アンモニウム基としては、例えばアンモニウム基、トリエチルアンモニウム基、テトラブチルアンモニウム基、ピリジニウム基が挙げられる。Mとしては最も好ましいものはNaおよびKである。
さらに一般式(1)で表される化合物は分子内に−N=N−で表される基を含有しないものである。
以下に本発明の一般式(1)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
次に、一般式(2)の化合物について詳しく説明する。R21〜R28は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表すが、R21〜R28で表されるアルキル基、アリール基、ヘテロ環基の具体例、および好ましい基としては一般式(1)におけるR11〜R18と同様のものを挙げることができる。
2はフェニレン基、ナフチレン基、アルキレン基、ヘテロ環を表すが、L2で表されるフェニレン基、ナフチレン基の具体例、および好ましいものとしてはL1で表されるフェニレン基、ナフチレン基と同様のものを挙げることができる。
2で表されるアルキレン基としては複数のメチレン基とオキシ基、スルフィド基、イミノ基、スルホニル基等のくみ合わせからなるものである。
2で表されるヘテロ環とはヘテロ原子含む芳香環、非芳香環上の任意の置換し得る位置から2個の結合手が伸びている連結基である。L2で表される二価の連結基となりうるヘテロ環としては具体的にはフラン、チオフェン、ピロール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、キノリン、イソキノリン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、インダゾール、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、テトラヒドロピラン、ジオキサン等が挙げられる。
一般式(2)における、Ra、Rbで表されるアルキル基、アリール基、複素環基の具体例としては、一般式(1)におけるR11〜R18と同様のものを挙げることができる。
21とR22、R23とR24、R25とR26、R27とR28は互いに結合して環を形成してもよいが、互いに結合して形成する環としては一般式(1)中のR11とR12、R13とR14、R15とR16、R17とR18が互いに結合して形成する環と同様のものをあげることが出来る。
一般式(2)は、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。
以下に本発明の一般式(2)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
次に、一般式(3)の化合物について詳しく説明する。一般式(3)において、R31〜R34は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。L3はフェニレン基、ナフチレン基、アルキレン基、ヘテロ環基を表す。R31〜R34の具体例、好ましい例は、一般式(1)におけるR11〜R18と同様のものを挙げることができる。
31、A32は、それぞれ独立に複素環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、を表すが、それぞれの基を形成する複素環基、アルキル基及びアリール基は、一般式(1)におけるR11〜R18で挙げた複素環基、アルキル基及びアリール基と同様のものを挙げることができる。
一般式(3)は、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。
以下に本発明の一般式(3)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
次に、一般式(4)の化合物について詳しく説明する。一般式(4)において、L4は一般式(3)中のL3と同義である。
41、A42、A43、A44は、それぞれ独立にアルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、−NR4142(R41、R42は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、複素環基を表し、R41とR42が互いに結合して環を形成してもよい)を表す。
41、A42、A43、A44で表されるアルコキシ基を構成するアルキル基、アリールオキシ基を構成するアリール基及びヘテロ環オキシ基を構成するヘテロ環基としては、それぞれ独立に、一般式(1)中のR11〜R18で表されるアルキル基、アリール基、ヘテロ環基と同様のものを挙げることができる。
41、R42で表されるアルキル基、アリール基、複素環基としては、それぞれ独立に、一般式(1)中のR11〜R18で表されるアルキル基、アリール基、ヘテロ環基と同様のものを挙げることができる。
1は酸素原子または硫黄原子を表し、X2は酸素原子、硫黄原子、または−NH−を表す。
ただし、一般式(4)は、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。
以下に本発明の一般式(4)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
次に、一般式(5)の化合物について詳しく説明する。一般式(5)において、R51〜R54は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表すが、R51〜R54で表されるアルキル基、アリール基、ヘテロ環基の具体例、および好ましい基としては一般式(1)におけるR11〜R18と同様のものを挙げることができる。
55、R56で表される置換基としてはアルキル基(たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基等)、アリール基(たとえばフェニル基、ナフチル基等)、ヘテロ環基(例えばピリジル基、チエニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、テトラヒドロフリル基、ピペリジル基等)、ハロゲン原子(たとえばフッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、カルボキシル基およびその塩、スルホ基およびその塩、アルコキシ基(たとえばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、t−ブトキシ基等)、アリールオキシ基(たとえばフェノキシ基等)、アミノ基、アシルアミノ基(たとえばアセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基)、カルバモイル基、スルファモイル基、スルホニルアミノ基(たとえばメタンスルホニルアミノ基、ブタンスルホニルアミノ基)、水酸基、アシル基(たとえばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等)アルコキシカルボニル基(たとえばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基等)、アリールオキシカルボニル基(たとえばフェノキシカルボニル基等)等があげられる。さらに該置換基は上述のR55、R56で表される基で置換されていてもよい。
51とR52、R53とR54は互いに結合して環を形成してもよい。R51とR52、R53とR54が互いに結合して形成する環としては、一般式(1)中のR11とR12、R13とR14、R15とR16、R17とR18が互いに結合して形成する環と同様のものをあげることが出来る。
5で表されるフェニレン基、ナフチレン基の具体例、および好ましいものとしてはL2で表されるフェニレン基、ナフチレン基と同様のものを挙げることができる。
本発明の一般式(5)で表される化合物は、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。
以下に本発明の一般式(5)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006208887
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次に、一般式(6)の化合物について詳しく説明する。一般式(6)において、R61〜R64で表されるアルキル基、アリール基、ヘテロ環基の具体例、および好ましい基としては一般式(1)におけるR11〜R18で表されるものと同様のものを挙げることができる。
65、R66で表される置換基としては一般式(5)中のR55、R56と同様のものを挙げることができる。
6で表されるフェニレン基、ナフチレン基の具体例、および好ましいものとしてはL2で表されるフェニレン、ナフチレン、アルキレン、ヘテロ環と同様のものを挙げることができる。
本発明の一般式(6)で表される化合物は、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。
以下に本発明の一般式(6)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006208887
Figure 2006208887
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次に、一般式(7)の化合物について詳しく説明する。一般式(7)において、R71〜R74で表されるアルキル基、アリール基、ヘテロ環基の具体例、および好ましい基としては、一般式(1)におけるR11〜R18で表されるものと同様のものを挙げることができる。ただし、R71〜R74のうちすくなくともひとつはアリール基である。
75、R76で表されるアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−スルホエチル基、2−メトキシエチル基等が挙げられる。
さらにR75、R76で表されるアルキル基は置換基を有してもよく、該置換基の例としてはR55、R56で表される置換基と同様のものをあげることができる。
7で表されるフェニレン基、ナフチレン基の具体例、および好ましいものとしてはL2で表されるフェニレン、ナフチレン、アルキレン、ヘテロ環と同様のものを挙げることができる。
本発明の一般式(7)で表される化合物は分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。
以下に本発明の一般式(7)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006208887
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一般式(1)〜(7)で表される化合物は、例えば松井弘次著有機合成化学協会誌第17巻528頁(1959年刊)及び特許第2,618,748号を参考にして合成することができる。すなわち、塩化シアヌルにまずフェニレンジアミン誘導体またはナフタレンジアミン誘導体を反応させ、次いでアミン類を順次反応させる方法が好ましい。あるいはフェニレンジアミン誘導体またはナフタレンジアミン誘導体を第二段階または最後に反応させることも好ましい。この反応に用いる溶媒としては、例えば水およびアルコール類、ケトン類、エーテル類、アミド類などの有機溶媒が挙げられるが、水および水溶性の有機溶媒が好ましく、これらの混合溶媒でもよい。なかでも水とアセトンの混合溶媒系が最も好ましい。また用いる塩基としてはトリエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセンなどの有機塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの無機塩基が挙げられる。これらのうち、無機塩基が好ましく、中でも水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムが好ましい。反応温度は−20℃〜150℃の範囲で可能であり、好ましくは−10℃〜100℃の範囲である。更に詳しく述べると第一段階は−10℃〜10℃が好ましく、第二段階は0℃〜40℃が好ましく、第三段階は40℃〜100℃が好ましい。
以下に本発明の化合物の合成例を示す。
Figure 2006208887
中間体1の合成
アセトン280ml中にシアヌルクロライド37.6gを加え、0〜−5℃に温度を保ちながらp−フェニレンジアミン10.8gをアセトン50mlに溶解した溶液を10分かけて滴下した。さらに0〜−5℃を維持しながら炭酸ナトリウム10.6gを水100mlに溶解した溶液を10分かけて滴下した。滴下終了後、反応液を室温まで昇温し、1時間攪拌した。析出した結晶をロ取することにより、中間体1の粗生成物を得た。さらなる精製は行わず次工程に用いた。
例示化合物1−20の合成
3−アミノベンゼンスルホン酸143.0g、炭酸ナトリウム85.5gを水500mlに溶解し、上記の如く合成した中間体1を加え、80℃で16時間加熱しながら撹拌した。反応液を室温まで冷却し、エタノールを500ml加えて、析出した結晶をロ取し、さらにメタノールで再結晶し例示化合物1−20を119.7g得た。高速液体クロマトグラフィーを用いた純度は79%であった(収率91%)。
Figure 2006208887
中間体2の合成
アセトン280ml中にシアヌルクロライド37.6gを加え、0〜−5℃に温度を保ちながらp−フェニレンジアミン10.8gをアセトン50mlに溶解した溶液を10分かけて滴下した。さらに0〜−5℃を維持しながら炭酸ナトリウム10.6gを水100mlに溶解した溶液を10分かけて滴下した。滴下終了後、反応液を室温まで昇温し、1時間攪拌した。析出した結晶をロ取することにより、中間体1の粗生成物を得た。さらなる精製は行わず次工程に用いた。
中間体3の合成
2−アミノエタンスルホン酸25.0g、炭酸ナトリウム21.2gを水250mlに溶解し、上記の如く合成した中間体2を加え、85℃で6時間加熱しながら撹拌した。反応液を室温まで冷却し、析出した結晶をロ取し、さらにエタノール−水混合溶媒で再結晶することにより、中間体3を31.3g得た。高速液体クロマトグラフィーを用いた純度は98%であった。
例示化合物3−4の合成
メルカプト酢酸9.2g、炭酸ナトリウム10.6gを水160mlに溶解し、上記の如く合成した中間体3を加え、85℃で6時間加熱しながら撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、エタノールを加えて析出した固体をロ取し、さらにエタノール−水で再結晶し25.8gの例示化合物3−4を得た。高速液体クロマトグラフィーを用いた純度は94%であった(収率66%)。
Figure 2006208887
中間体6の合成
アセトン280ml中にシアヌルクロライド37.6gを加え、0〜−5℃に温度を保ちながらレゾルシノール11.0gをアセトン50mlに溶解した溶液を10分かけて滴下した。さらに0〜−5℃を維持しながら炭酸ナトリウム10.6gを水100mlに溶解した溶液を10分かけていて気化した。滴下終了後、反応液を室温まで昇温したのち、1時間攪拌した。析出した結晶をロ取することにより、中間体6の粗生成物を得た。さらなる精製は行わず次工程に用いた。
中間体7の合成
2−アミノエタンスルホン酸25.0g、炭酸ナトリウム21.2gを水250mlに溶解し、上記の如く合成した中間体6を加え、85℃で6時間加熱しながら撹拌した。反応液を室温まで冷却し、析出した結晶をロ取し、中間体7の粗生成物を得た。さらなる精製は行わず次工程に用いた。
例示化合物4−3の合成
上記の如く合成した中間体7、ジエタノールアミン45.6gを水200ml中で内温85℃で10次間撹拌した。反応液を−減圧下で濃縮し、エタノール500mlを加えることにより析出する固体をロ取し、さらにメタノールで再結晶し目的とする例示化合物4−3を107.5g得た。高速液体クロマトグラフィーを用いた純度は69%であった(収率98%)。
Figure 2006208887
中間体の合成
エタノール100ml、水25mlに炭酸水素ナトリウム33.6gを懸濁し、シアヌルクロライド36.9gを加え30℃で1時間撹拌した。その後、水を200ml加え、析出した結晶をロ取し、中間体4の粗生成物を得た。さらなる精製は行わず次工程に用いた。
上記の如く合成した中間4をアセトン100mlに溶解し、m−フェニレンジアミン10.5gを加え、氷冷下で炭酸ナトリウム10.6gを水100mからなる水溶液を滴下した。滴下終了後、反応液を室温で5時間撹拌し、アセトン100ml加え析出した固体をロ取し、中間体5の粗生成物を得た。さらなる精製は行わず次工程に用いた。
例示化合物6−22の合成
前述の如く合成した中間体5の粗生成物をアミノエタンスルホン酸ナトリウム塩25.0gと炭酸ナトリウム25.0gとともに水250mlに溶解し、85℃で7時間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、エタノールを500ml加えて析出する固形物をロ取し、さらにメタノールで再結晶し、目的の例示化合物6−22を53.4g得た。高速液体クロマトグラフィーを用いた純度は90%であった。
本発明に係わるハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法においては、露光を施したハロゲン化銀カラー写真感光材料を、発色処理工程(発色現像液)に続いて、漂白工程(漂白液)、定着工程(定着液)あるいは漂白定着工程(漂白定着液)、安定化工程(安定化液)を経て、乾燥する。また、それぞれ補充用発色現像液、補充用漂白液、補充用定着液、あるいは補充用漂白定着液、補充用安定化液等を補充しながら連続的に現像処理することができる。以下に本発明で用いられる発色現像液、漂白液、漂白定着液、定着液、安定液、リンス液について説明する。
本発明に係る発色現像液に用いられる発色現像主薬として好ましい例は、公知の芳香族第1級アミン発色現像主薬、特にp−フェニレンジアミン誘導体であり、代表例を以下に示すがこれらに限定されるものではない。
1)N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン
2)4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン
3)4−アミノ−N−(β−ヒドロキシエチル)−N−メチルアニリン
4)4−アミノ−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)アニリン
5)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)アニリン
6)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(3−ヒドロキシプロピル)アニリン
7)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(4−ヒドロキシブチル)アニリン
8)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)アニリン
9)4−アミノ−N,N−ジエチル−3−(β−ヒドロキシエチル)アニリン
10)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メトキシエチル)アニリン
11)4−アミノ−3−メチル−N−(β−エトキシエチル)−N−エチルアニリン
12)4−アミノ−3−メチル−N−(3−カルバモイルプロピル)−N−n−プロピル−アニリン
13)4−アミノ−N−(4−カルバモイルブチル)−N−n−プロピル−3−メチルアニリン
14)N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−ヒドロキシピロリジン
15)N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−(ヒドロキンメチル)ピロリジン
16)N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−ピロリジンカルボキサミド
上記p−フェニレンジアミン誘導体のうち、特に好ましくは例示化合物5)、6)、7)、8)及び12)であり、その中でも例示化合物5)と8)が好ましい。また、これらのp−フェニレンジアミン誘導体は、硫酸塩、塩酸塩、亜硫酸塩、ナフタレンジスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの塩の形、或いは遊離塩基型(フリー体ともいう)である。上記芳香族第1級アミン現像主薬の使用液中の濃度は、現像液1L当たり2mmol〜200mmolが好ましく、より好ましくは6mmol〜100mmolであり、特に10mmol〜40mmolが好ましい。
本発明に用いられる発色現像液においては、発色現像主薬の酸化による消失を減じるため、保恒剤を含有することが好ましい。代表的な保恒剤としては、ヒドロキシルアミン誘導体が挙げられる。本発明で用いることのできるヒドロキシルアミン誘導体としては、硫酸ヒドロキシルアミン、塩酸ヒドロキシルアミン等のヒドロキシルアミン塩の他、例えば、特開平1−97953号、同1−186939号、同1−186940号、同1−187557号公報などに記載されているヒドロキシルアミン誘導体を用いることができるが、特に、下記一般式〔A〕で表されるヒドロキシルアミン誘導体が好ましい。
一般式〔A〕 HO−N(−R)−L−A
上記一般式〔A〕において、Lはアルキレン基を表し、Aはカルボキシル基、スルホ基、ホスホノ基、ホスフィン基、ヒドロキシル基、アミノ基、アンモニオ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、アルコキシル基、水素原子または−O−(B−O)n−R′を表し、R、R′は各々水素原子、アルキル基を表す。Bはアルキレン基を表し、nは1〜4の整数を表す。
上記一般式〔A〕において、Lは炭素数1〜10の直鎖または分岐鎖の置換してもよいアルキレン基が好ましく、炭素数1〜5が更に好ましい。具体的には、メチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン等の基が好ましい例として挙げられる。置換基としては、カルボキシル基、スルホ基、ホスホノ基、ホスフィン基、ヒドロキシル基、アルキル置換してもよいアンモニオ基を表し、カルボキシル基、スルホ基、ホスフィン基、ヒドロキシル基が好ましい例として挙げられる。Aはカルボキシル基、スルホ基、ホスホノ基、ホスフィン基、ヒドロキシル基、または、それぞれアルキル置換してもよいアミノ基、アンモニオ基、カルバモイル基またはスルファモイル基を表し、カルボキシル基、スルホ基、ヒドロキシル基、ホスホノ基、アルキル置換してもよいカルバモイル基が好ましい例として挙げられる。−L−Aの例として、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基、スルホエチル基、スルホプロピル基、スルホブチル基、ホスホノメチル基、ホスホノエチル基、ヒドロキシエチル基を好ましい例として挙げることができ、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、スルホエチル基、スルホプロピル基、ホスホノメチル基、ホスホノエチル基が特に好ましい例として挙げることができる。Rは水素原子、炭素数1〜10の直鎖または分岐鎖の置換してもよいアルキル基が好ましく、特に、炭素数1〜5が好ましい。置換基としては、カルボキシル基、スルホ基、ホスホノ基、ホスフィン酸基、ヒドロキシル基、または、それぞれアルキル置換してもよいアミノ基、アンモニオ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルコキシル基、−O−(B−O)n−R′等が挙げられる。なお、B及びR′は前記Aの説明に記載のそれらと同義である。置換基は二つ以上あってもよい。Rとして水素原子、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基、スルホエチル基、スルホプロピル基、スルホブチル基、ホスホノメチル基、ホスホノエチル基、ヒドロキシエチル基が好ましい例として挙げることができ、水素原子、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、スルホエチル基、スルホプロピル基、ホスホノメチル基、ホスホノエチル基が特に好ましい例として挙げることができる。LとRが連結して環を形成してもよい。
以下に、一般式〔A〕で表される化合物のうち、その代表的な化合物例としては特願2004−313636号明細書の例示化合物(X−1)〜(X−45)を挙げることができるが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
また、保恒剤として亜硫酸塩を使用することも好ましく、その濃度は、カラーネガフィルム用発色現像液においては、0.005〜1.0mol/Lが好ましく、カラーペーパー用は色現像液においては、0〜0.1mol/Lが好ましい。本発明で用いることのできる亜硫酸塩としては、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウムなどを挙げることができる。
発色現像液には、上記説明した本発明に係る保恒剤の他に、下記に示す保恒剤の使用を制限するものではない。ヒドロキサム酸類、ヒドラジド類、フェノール類、α−ヒドロキシケトン類、α−アミノケトン類、糖類、モノアミン類、ジアミン類、ポリアミン類、四級アンモニウム塩類、ニトロキシラジカル類、アルコール類、オキシム類、ジアミド化合物類、縮環式アミン類などを挙げることができる。これらは、特開昭63−4235号、同63−30845号、同63−21647号、同63−44655号、同63−53551号、同63−43140号、同63−56654号、同63−58346号、同63−43138号、同63−146041号、同63−44657号、同63−44656号、米国特許第3,615,503号、同2,494,903号、特開昭52−143020号、特公昭4830496号などの各公報または明細書に開示されている。
その他、特開昭57−44148号及び同57−53749号公報に記載の各種金属類、特開昭59−180588号公報に記載のサリチル酸類、トリエタノールアミンやトリイソパノールアミンの如き特開昭54−3532号公報に記載のアルカノールアミン類、米国特許第3,746,544号明細書等に記載の芳香族ポリヒドロキシ化合物等を必要に応じて含有しても良い。
本発明に用いられる発色現像液は9.0以上、13.5以下であることが好ましく、更に好ましく9.5以上、12.0以下であり、そのpH値を維持できるようにアルカリ剤、緩衝剤及び必要によっては酸を含ませることができる。
発色現像処理液を作製したときに、上記pHを保持する観点からは、下記に示す緩衝剤を用いるのが好ましい。緩衝剤としては、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、グリシル塩、N,N−ジメチルグリシン塩、ロイシン塩、ノルロイシン塩、グアニン塩、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン塩、アラニン塩、アミノ酪酸塩、2−アミノ−2−メチル−1、3−プロバンジオール塩、バリン塩、プロリン塩、トリスヒドロキンアミノメタン塩、リシン塩などを用いることができる。特に炭酸塩、リン酸塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩は、pH10.0以上の高pH領域での緩衝能に優れ、発色現像液に添加しても写真性能面への悪影響(カプリなど)がなく、安価であるといった観点から好ましい緩衝剤である。
上記緩衝剤の例示化合物としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、四ホウ酸カリウム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウム)、o−ヒドロキシ安息香酸カリウム、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(5−スルホサリチル酸ナトリウム)、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸カリウム(5−スルホサリチル酸カリウム)などを挙げることができる。しかしながら本発明は、これらの化合物に限定されるものではない。
これら緩衝剤は、発色現像液1リットルあたり0.01〜2モルが好ましく、より好ましくは0.1〜0.5モルである。
本発明に用いられる発色現像液には、その他の成分として、例えばカルシウムやマグネシウムの沈澱防止剤や、安定性向上剤でもある各種キレート剤を添加することもできる。例えば、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン四酢酸、N,N,N−トリメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−N,N,N′,N′−テトラメチレンスルホン酸、トランスシロヘキサシジアミン四酢酸、1,2−ジアミノプロバン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミンオルトヒドロキシフェニル酢酸、エチレンジアミンジ琥珀酸(SS体)、N−(2−カルボキシラートエチル)−L−アスパラギン酸、β−アラニンジ酢酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、N,N′−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N′−ジ酢酸、1,2−ジヒドロキシベンゼン−4,6−ジスルホン酸等が挙げられる。これらのキレート剤は必要に応じて2種以上併用しても良い。また、これらのキレート剤の量は、発色現像液処理中の金属イオンを封鎖するのに充分な量であれば良い。例えば、1リットル当り0.lg〜10g程度になるように添加する。
本発明に用いられる発色現像液には、必要により任意の現像促進剤を添加することもできる。現像促進剤としては、特公昭37−16088号、同37−5987号、同38−7826号、同44−12380号、同45−9019号及び米国特許第3,813,247号等の各公報または明細書に表されるネオエーテル系化合物、特開昭52−49829号及び同50−15554号公報に表されるp−フェニレンジアミン系化合物、特開昭50−137726号、特公昭44−30074号、特開昭56−156826号及び同52−43429号公報等に表される4級アンモニウム塩類、米国特許第2,494,903号、同3,128,182号、同4,230,796号、同3,253,919号、特公昭41−11431号、米国特許第2,482,546号、同2,596,926号及び同3,582,346号等の各公報または明細書に記載のアミン系化合物、特公昭37−16088号、同42−25201号、米国特許第3,128,183号、特公昭41−11431号、同42−23883号及び米国特許第3,532,501号等の各公報または明細書に表されるポリアルキレンオキサイド、その他1−フェニル−3−ビラゾリトン類またはイミダゾール類を必要に応じて添加することができる。それらの濃度は、発色現像液1リットルあたり0.001〜0.2モルが好ましく、より好ましくは0.01〜0.05モルである。
発色現像液には、必要に応じて、ハロゲンイオンのほかに、任意のカブリ防止剤を添加できる。有機カブリ防止剤としては、例えばベンゾトリアゾール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−ニトロイソインダゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−チアゾリル−ベンズイミダゾール、2−チアゾリルメチル−ベンズイミダゾール、インダゾール、ヒドロキシアザインドリジン、アデニンの如き含窒素ヘテロ環化合物を代表例として挙げられる。
また、本発明に用いられる発色現像液には、必要に応じて、蛍光増白剤を使用することができる。蛍光増白剤としては、ビス(トリアジニルアミノ)スチルベンスルホン酸化合物が好ましい。ビス(トリアジニルアミノ)スチルベンスルホン酸化合物としては、公知もしくは市販のジアミノスチルベン系増自剤を用いることができる。公知のビス(トリアジニルアミノ)スチルベンスルホン酸化合物としては、例えば、特開平6−329936号、同7−140625号、同10−140849号などの公報に記載の化合物が好ましい。市販の化合物としては、例えば、「染色ノート」第9版(色染社),165〜168頁に記載されており、その中に記載されている化合物の中でも、Blankophor BSU liq.及びHakkol BRKが好ましい。
また、その他のビス(トリアジニルアミノ)スチルベンスルホン酸化合物としては特開2001−281823号公報の段落番号〔0038〕〜同〔0049〕に記載の化合物I−1〜I−48及び特開2001−281823号公報の段落番号〔0050〕〜同〔0052〕に記載の化合物II−1〜II−16を挙げることもできる。上記した蛍光増白剤の添加量としては、発色現像液1リットルあたり0.1ミリモル〜0.1モルが好ましい。
また、カラーネガフィルム用の発色現像液では、臭素イオンを0.2×10-2〜15.0×10-2モル/リットル含有することが好ましく、より好ましくは0.5×10-2〜5.0×10-2モル/リットルであるが、臭素イオンは、通常現像の副生成物として発色現像処理現像液に放出されるので補充液には添加不要のこともある。また、沃素イオンを0.2×10-3〜15.0×10-3モル/リットル含有することが好ましく、より好ましくは0.5×10-3〜5.0×10-3モル/リットルであるが、沃素イオンは、通常現像の副生成物として現像液に放出されることもあり、逆に未現像ハロゲン化銀に吸着して消費されることもあるので、発色現像処理液中の沃素イオン濃度を維持するために補充液には添加不要のこともあり、または補充液にも添加することもある。また、カラーペーパー用の発色現像処理液中に臭素イオンが含まれる場合は、1.0×10-3モル/リットル以下であることが好ましい。カラーペーパー用の発色現像処理液では、塩素イオンを3.5×10-2〜1.5×10-1モル/リットル含有することが好ましいが、塩素イオンは、通常現像の副生成物として現像液に放出されるので補充液には添加不要のこともある。
また、本発明において、処理方法で適用されうる発色現像の処理温度は、現像処理される感光材料がカラーペーパーの場合は、30〜55℃が好ましく、より好ましくは35〜55℃であり、より好ましくは38〜45℃である。発色現像処理時間は、5〜90秒が好ましく、より好ましくは、15〜60秒である。補充量は少ない方が好ましいが、感光材料1m2当たり15〜600mlが適当であり、好ましくは15〜120ml、特に好ましくは30〜60mlである。一方、カラーネガの発色現像処理の場合は、現像温度は20〜55℃が好ましく、より好ましくは30〜55℃であり、更に好ましくは38〜45℃である。発色現像処理時間は、20秒〜6分が好ましく、より好ましくは30〜200秒である。補充量は少ない方が好ましいが、感光材料1m2当たり100〜800mlが適当であり、好ましくは200〜500ml、特に好ましくは250〜400mlである。なお、本発明でいう発色現像時間とは、感光材料が発色現像液中に入ってから次の処理工程(例えば漂白定着液)に入るまでの時間をいう。自動現像機などで処理される場合には、感光材料が発色現像液中に浸漬されている時間(いわゆる液中時間)と、感光材料が発色現像液を離れ、次の処理工程に向けて液外を搬送される時間(いわゆるクロスオーバータイム)との両者の合計を発色現像時間という。また、クロスオーバータイムは10秒以下が好ましく、より好ましくは5秒以下である。
本発明において、漂白液あるいは漂白定着液において用いられる漂白剤としては、いかなる漂白剤も用いることができるが、特に鉄(III)の有機錯塩(例えば、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ニトリロ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、エチレンジアミンジコハク酸などのアミノポリカルボン酸類、アミノポリホスホン酸、ホスホノカルボン酸および有機ホスホン酸などの錯塩)もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸;過硫酸塩;過酸化水素などが好ましい。
これらのうち、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、エチレンジアミンジコハク酸(SS体)、メチルイミノ二酢酸、N−(2−カルボキシラートエチル)−L−アスパラギン酸、β−アラニンジ酢酸の鉄(III)錯塩が漂白力が高いことから好ましい。これらの第二鉄イオン錯塩は錯塩の形で使用してもよいし、第二鉄塩、例えば硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄、硫酸第二鉄アンモニウム、燐酸第二鉄などとアミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸、ホスホノカルボン酸などのキレート剤とを用いて溶液中で第二鉄イオン錯塩を形成させてもよい。また、キレート剤を第二鉄イオン錯塩を形成する以上に過剰に用いてもよい。鉄錯体のなかでもアミノポリカルボン酸鉄錯体が好ましく、その添加量は0.01〜1.0モル/リットルが好ましく、より好ましくは0.05〜0.50モル/リットルである。
漂白液あるいは漂白定着液には、漂白促進剤として種々の化合物を用いることができる。例えば、リサーチディスクロージヤー17129号(1978年7月号)に記載のメルカプト基またはジスルフイド結合を有する化合物や、チオ尿素系化合物、あるいは沃素、臭素イオン等のハロゲン化物が漂白力に優れる点で好ましい。
その他、漂白液あるいは漂白定着液には、臭化物(例えば、臭化カリウム)または塩化物(例えば、塩化カリウム)または沃化物(例えば、沃化アンモニウム)等の再ハロゲン化剤を含むことができる。必要に応じ硼砂、メタ硼酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、コハク酸、マレイン酸、グリコール酸などのpH緩衝能を有する一種類以上の無機酸、有機酸およびこれらのアルカリ金属またはアンモニウム塩または、硝酸アンモニウム、グアニジンなどの腐蝕防止剤などを添加することができる。
定着液あるいは漂白定着液に使用される定着剤は、公知の定着剤、即ちチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムなどのチオ硫酸塩;チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムなどのチオシアン酸塩;エチレンビスチオグリコール酸、3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールなどのチオエーテル化合物およびチオ尿素類などの水溶性のハロゲン化銀溶解剤であり、これらを一種あるいは二種以上混合して使用することができる。本発明においては、チオ硫酸特にチオ硫酸アンモニウム塩の使用が好ましい。1リットルあたりの定着剤の量は、0.1〜5.0モルが好ましく、更に好ましくは0.3〜2.0モルの範囲である。漂白定着液または定着液のpH領域は、3〜10が好ましく、更には5〜9が特に好ましい。
また、漂白液、定着液、漂白定着液には、その他各種の蛍光増白剤や消泡剤あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリドン、メタノール等の有機溶媒を含有させることができる。
漂白液、定着液、漂白定着液は、保恒剤として亜硫酸塩、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸アンモニウム等などの添加が一般的であるが、その他、アスコルビン酸や、カルボニル重亜硫酸付加物、あるいは、カルボニル化合物等を添加してもよい。また、p−トルエンスルフィン酸、m−カルボキシベンゼンスルフィン酸などのアリ−ルスルフィン酸などを含有させてもよい。
更には緩衝剤、蛍光増白剤、キレート剤、消泡剤、防カビ剤等を必要に応じて添加してもよい。また、漂白液、定着液、漂白定着液のアンモニウムカチオン濃度は作業性の点からは全カチオンに対して50mol%以下であること好ましいが、処理性の点からはアンモニウムカチオン濃度が50mol%以上であること好ましい。
また、本発明の処理方法に適用されうる、漂白定着工程に要する時間は90秒以下であることが好ましく、より好ましくは45秒以下である。ここでいう漂白定着工程に要する時間とは、該工程が複数槽を有する場合は、第1槽に感光材料が浸漬してから最終槽を出るまでの時間を指し、1槽の場合は、例えば後続するリンスまたは安定化液へ感光材料が浸漬するまでの時間を指し、その間のクロスオーバータイムを含むものとする。クロスオーバータイムは10秒以下が好ましく、より好ましくは5秒以下である。また。漂白定着液の温度は20〜70℃が好ましく、望ましくは25〜50℃である。また、漂白定着液の補充量は200ml/m2以下が好ましく、より好ましくは20ml/m2〜100ml/m2である。
漂白処理液の補充量は、200ml/m2以下が好ましく、より好ましくは50ml/m2〜200ml/m2である。また、漂白工程の処理時間の合計は、15秒〜90秒であることが好ましい。ここでいう漂白工程に要する時間とは、該工程が複数槽を有する場合は、第1槽に感光材料が浸漬してから最終槽を出るまでの時間を指し、1槽の場合は、例えば後続するリンスまたは安定化液へ感光材料が浸漬するまでの時間を指し、その間のクロスオーバータイムを含むものとする。クロスオーバータイムは10秒以下が好ましく、より好ましくは5秒以下である。また、処理温度は25℃〜50℃であることが好ましい。定着処理液の補充量は、600ml/m2以下が好ましく、より好ましくは20ml/m2〜500ml/m2である。また、定着工程の処理時間の合計は、15秒〜90秒であることが好ましい。ここでいう定着工程に要する時間とは、該工程が複数槽を有する場合は、第1槽に感光材料が浸漬してから最終槽を出るまでの時間を指し、1槽の場合は、例えば後続するリンスまたは安定化液へ感光材料が浸漬するまでの時間を指し、その間のクロスオーバータイムを含むものとする。クロスオーバータイムは10秒以下が好ましく、より好ましくは5秒以下である。また、処理温度は25℃〜50℃であることが好ましい。
次に、リンスまたは安定化工程及びそこで用いる処理液について説明する。
安定化工程で用いるリンスまたは安定化液には、キレート剤(エチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸等)、緩衝剤(炭酸カリウム、硼酸塩、酢酸塩、リン酸塩等)、蛍光増白剤(トリアジニルスチルベン系化合物等)、酸化防止剤(アスコルビン酸塩等)、水溶性金属塩(亜鉛塩、マグネシウム塩等)等、通常安定液に含有せしめる成分を適宜用いることができる。
更にリンスまたは安定化液には、液保存性の点からp−トルエンスルフィン酸、m−カルボキシベンゼンスルフィン酸などのアリールスルフィン酸などを含有させてもよく、亜硫酸塩、重亜硫酸塩またはメタ重亜硫酸塩も含有させることが好ましい。亜硫酸イオンを放出するものであれば、有機物、無機物いかなるものでもよいが、好ましくは無機塩である。好ましい具体的化合物としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸アンモニウム等が挙げられる。これらの塩は安定液中に少なくとも1×10-3モル/L以上になるような量が添加されることが好ましく、更に好ましくは5×10-3モル/L〜5×10-2モル/Lになるようなに添加されることである。
安定化工程の好ましいpHは4〜10が好ましく、更に好ましくは5〜8である。
安定化工程の温度は、処理するハロゲン化銀カラー写真感光材料の用途・特性等で種々設定し得るが、一般には15〜45℃が好ましく、より好ましくは20〜40℃である。時間は任意に設定できるが短い方が処理時間の低減の見地から望ましい。好ましくは5秒〜1分45秒、更に好ましくは10秒〜1分であるが、ハロゲン化銀カラー写真感光材料がカラーペーパーである場合には、安定化処理工程に要する時間が8〜26秒であることが好ましく、またハロゲン化銀カラー写真感光材料がカラーネガフィルムである場合には、安定化処理工程に要する時間が10〜40秒であることが好ましい。
補充量は、少ない方がランニングコスト、排出量減、取扱い性等の観点で好ましい。
具体的な好ましい補充量は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料、単位面積あたり前浴からの持込み量の0.5〜50倍が好ましく、より好ましくは3倍〜40倍である。またはハロゲン化銀カラー写真感光材料1m2当たり1リットル以下が好ましく、より好ましくは500ml以下である。また補充は連続的に行っても間欠的に行ってもよい。
本発明の処理方法においては、安定化液を用いた安定化工程の構成としては、1槽で構成されていても、あるいは2槽以上で構成されていても良いが、好ましくは2槽以上で構成された多段向流方式を用いることが好ましい。
多段向流方式とは、複数に分割された安定化槽において、感光材料の搬送方向の下流から上流にかけて安定化液が多段の各分割安定化槽にオーバーフローしながらハロゲン化銀写真感光材料の搬送路に沿って流れ、安定化処理がなされる方式である。
実施例1
以下に記す処理液を用い、下記処理工程にしたがって、コニカミノルタフォトイメージング(株)製「コニカミノルタ QAペーパー タイプA9」の現像処理を行った。
処理工程
処理温度 処理時間
発色現像 45.0℃ 20秒
漂白定着 42.5℃ 10秒
安 定 化−(1) 40.0℃ 10秒
安 定 化−(2) 40.0℃ 10秒
安 定 化−(3) 40.0℃ 10秒
乾 燥 60〜80℃ 30秒
発色現像液:1L当たり
ジエチレングリコール 10.0g
p−トルエンスルホン酸ナトリウム 10.0g
塩化カリウム 4.0g
ジエチレントリアミン五酢酸 6.0g
ビス(トリアジニルアミノ)スチルベン系蛍光増白剤 1.0g
N,N−ビス(スルホエチル)ヒドロキシルアミンジナトリウム塩 5.0g
炭酸カリウム 28.0g
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)アニリン・2/3硫酸塩 6.0g
本発明の化合物(表1〜5記載) 表1〜5記載量
pH 10.00
水を加えて1Lとし、pHは水酸化カリウム溶液または硫酸により調整した。
漂白定着液:1L当たり
エチレンジアミン四酢酸第2鉄アンモニウム 0.20mol
チオ硫酸アンモニウム 0.54mol
亜硫酸アンモニウム 0.15mol
コハク酸 20.0g
本発明の化合物(表1〜5記載) 表1〜5記載量
硝酸(67%) 10.0g
pH 6.0
水を加えて1Lとし、pHは水酸化カリウム溶液または硫酸を用いて調整した。
安定化液:1L当たり
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸3ナトリウム 3.0g
エチレンジアミン四酢酸 1.5g
亜硫酸ナトリウム 0.5g
ベンゼンスルフィン酸ナトリウム 0.8g
本発明の化合物(表1〜5記載) 表1〜5記載量
pH 7.5
水を加えて1Lとし、pHはアンモニア水溶液または硫酸を用いて調整した。
画像保存性評価
常法に従いウェッジ露光した上記作製感材を処理し、画像保存性について次のように評価した。最高濃度部DmaxのBlue反射濃度をX−rite社製濃度計にて測定後、70℃、90%RHの恒温室で7日間保存し、保存後のBlue濃度を保存前と比較し、イエロー色素の残存率を下式により評価した。
残存率(%)=(保存前の濃度−保存後の濃度)/保存前の濃度×100
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
上記の結果が示すように本発明の化合物を用いることにより、イエロー色素の高湿化での安定性を改良することができることわかる。
実施例2
以下に記す処理液を用い、下記処理工程にしたがって、コニカミノルタフォトイメージング(株)製のカラーネガフィルム「コニカミノルタ センチュリアスーパー 400」の現像処理を行った。
処理条件工程
処理温度 処理時間
発色現像 2分10秒 42.0℃
漂 白 30秒 40.0℃
定 着−(1) 30秒 40.0℃
定 着−(2) 30秒 40.0℃
安 定 化−(1) 15秒 40.0℃
安 定 化−(2) 15秒 40.0℃
安 定 化−(3) 15秒 40.0℃
乾 燥 1分00秒 50〜60℃
発色現像液:1Lあたり
亜硫酸ナトリウム 5.5g
炭酸カリウム 35.0g
ジエチレントリアミン五酢酸5ナトリウム 4.0g
臭化ナトリウム 1.5g
エチレングリコール 10.0g
硫酸ヒドロキシルアミン 2.5g
ビス(2−スルホエチル)ヒドロキシルアミン2ナトリウム塩 4.0g
N−エチル−N−(ヒドロキシエチル)−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩
5.5g
本発明の化合物(表6〜10記載) 表6〜10記載
pH 10.02
水を加えて1Lとし、pHは水酸化カリウム溶液または硫酸を用いて調整した。
漂白液:1Lあたり
1,3−プロピレンジアミン四酢酸第2鉄アンモニウム 133g
1,3−プロピレンジアミン四酢酸 13g
臭化アンモニウム 40g
コハク酸 53g
マレイン酸 13g
イミダゾール 6.6g
本発明の化合物(表6〜10記載) 表6〜10記載
pH 4.5
水を加えて1Lとし、pHはアンモニア水溶液又は硫酸を用いて調整した。
定着液:1Lあたり
チオ硫酸アンモニウム 200g
亜硫酸ナトリウム 15.0g
エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム 2.0g
本発明の化合物(表6〜10記載) 表6〜10記載
pH 7.0
水を加えて1Lとし、pHはアンモニア水溶液または硫酸を用いて調整した。
安定液タンク液:1Lあたり
m−ヒドロキシベンズアルデヒド 1.0g
エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム 0.6g
β−シクロデキストリン 0.2g
炭酸カリウム 0.2g
本発明の化合物(表6〜10記載) 表6〜10記載
pH 8.5
水を加えて1Lとし、pHは水酸化ナトリウム溶液または硫酸を用いて調整した。
画像保存性評価
常法に従いウェッジ露光した上記作製感材を処理し、画像保存性について次のように評価した。最高濃度部DmaxのBlue透過濃度をX−rite社製濃度計にて測定後、70℃、90%RHの恒温室で7日間保存し、保存後のBlue濃度を保存前と比較し、イエロー色素の残存率を下式により評価した。
残存率(%)=(保存前の濃度−保存後の濃度)/保存前の濃度×100
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
Figure 2006208887
上記の結果が示すように本発明の化合物を用いることにより、イエロー色素の高湿化での安定性を改良することができることわかる。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
    Figure 2006208887
    〔式中R11〜R18は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。L1はフェニレン基、ナフチレン基を表す。R11〜R18のうち3個以上はアリール基である。R11とR12、R13とR14、R15とR16、R17とR18は互いに結合して環を形成してもよい。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mはアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオンを表す。〕
  2. 下記一般式(2)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
    Figure 2006208887
    〔式中R21〜R28は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。L2はフェニレン基、ナフチレン基、アルキレン基、ヘテロ環を表す。Raはアルキル基、アリール基、複素環基を表し、Rbは水素原子、アルキル基、アリール基を表す。R21とR22、R23とR24、R25とR26、R27とR28は互いに結合して環を形成してもよい。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
  3. 下記一般式(3)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
    Figure 2006208887
    〔式中R31〜R34は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。L3はフェニレン基、ナフチレン基、アルキレン基、ヘテロ環を表す。A31、A32は、それぞれ独立に複素環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、を表す。R35、R36は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基を表す。R31とR32、R33とR34は互いに結合して環を形成してもよい。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
  4. 下記一般式(4)で表される化合物を少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
    Figure 2006208887
    〔式中、L4はフェニレン、ナフチレン、アルキレンを表す。X1は酸素原子または硫黄原子を表し、X2は酸素原子、硫黄原子、または−NH−を表す。A41、A42、A43、A44は、それぞれ独立にアルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、−NR4142(R41、R42は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、複素環基を表し、R41とR42が互いに結合して環を形成してもよい)を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
  5. 下記一般式(5)、一般式(6)及び一般式(7)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理組成物。
    Figure 2006208887
    〔式中R51〜R54は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。R55、R56は置換基を表し、m、nは独立に1〜5の整数を表す。L5はフェニレン基、ナフチレン基を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
    Figure 2006208887
    〔式中R61〜R64は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。R65、R66は、それぞれ独立に水素原子、置換基を表し、L6はフェニレン基、ナフチレン基を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
    Figure 2006208887
    〔式中R71〜R74は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。ただし、R71〜R74のうち少なくともひとつはアリール基である。R75、R76は、それぞれ独立にアルキル基を表し、L7はフェニレン基、ナフチレン基を表す。ただし、分子内に−SO3M、−CO2M、−OHで表される基を少なくとも一つ含有し、−N=N−で表される基を含有しない。尚、Mは上記一般式(1)と同義の基を表す。〕
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