JP2006208066A - 慣性センサ - Google Patents

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和宜 三嶋
Yoshihiro Toda
嘉広 遠田
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Abstract

【課題】 小型化を図りつつ外部の磁気を確実に遮断した慣性センサを得る。
【解決手段】 磁気シールドし得る材料によって一対のリードフレーム26が形成される。一対のリードフレーム26の基端側が平面状に形成され且つ上側に突出した形の素子搭載部32とされ、スピンバルブ型GMR素子22がこの素子搭載部32に搭載されつつ接続される。絞り加工により金属をキャップ状に形成して得られた磁気シールドキャップ30が慣性センサ10の外枠を構成し、スピンバルブ型GMR素子22に被せられた形のこの磁気シールドキャップ30とリードフレーム26とによりスピンバルブ型GMR素子22の全周が囲まれた構造とされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小型化を図りつつ外部の磁気が確実に遮断され得る慣性センサに関し、特に携帯電話やノート型パーソナルコンピュータ等の携帯用機器内に実装される慣性センサに好適なものである。
例えば携帯電話やノート型パーソナルコンピュータ等の携帯用機器では、ハードディスクドライブ(以下HDDと言う)が記憶装置として近年内蔵されるようになった。しかし、携帯用機器中のHDDは、携帯用機器が手振れなどで揺動したり、或いは落下した場合等に故障することがあるので、この時の加速度を初期段階で検出し、HDDの磁気ヘッドの退避や磁気ヘッドに加わる衝撃を打ち消す制御を行なう必要がある。
従って、この携帯用機器に加わる加速度を初期段階で検出する為に小さな加速度を検出し得る慣性センサが必要となるが、例えば、携帯用機器に内蔵されるHDDに付属した回路基板には、この慣性センサを実装する為の実装空間が存在するものの非常に小さいことから、この慣性センサを小型化することが要求されている。
他方、外部ノイズである外部の磁気を遮断する為の金属キャップが装着された従来構造の慣性センサとして、例えば下記の特許文献1が知られているが、この特許文献1には、検出素子が搭載された基板に金属キャップを単に被せただけの構造が開示されている。
特開2004−258005号公報
しかし、特許文献1のように、金属キャップを基板の上から被せた構造の場合には、慣性センサの厚み方向の寸法が大きくなり過ぎて、薄型化が図れない欠点を有していた。この一方、この特許文献1のように、金属キャップを単に基板に被せただけの構造では、慣性センサの検出素子を完全に金属キャップにより被うことが難しく、外部の磁気を十分に遮断できない結果として、検出素子の検出精度が低下する虞を有していた。
本発明は上記事実を考慮し、小型化を図りつつ外部の磁気を確実に遮断し得る慣性センサを提供することを目的とする。
請求項1による慣性センサは、磁気感応素子が例えば加速度を検出する検出素子として用いられる慣性センサであって、
磁気シールドし得る材料で形成されたリードフレームに前記磁気感応素子が搭載されると共に、金属製の金属キャップが前記磁気感応素子に被せられ、
前記磁気感応素子を搭載した前記リードフレームの素子搭載部が前記金属キャップ側に突出した形に、前記リードフレームを曲げて、前記磁気感応素子を前記金属キャップ及び前記リードフレームにより囲んだことを特徴とする。
請求項1に係る慣性センサでは、例えば加速度を検出する検出素子として用いられる磁気感応素子が、磁気シールドし得る材料で形成されたリードフレームに搭載されるだけでなく、金属製の金属キャップがこの磁気感応素子に被せられた構造とされている。また、このリードフレームが曲げられて、磁気感応素子を搭載したリードフレームの素子搭載部が金属キャップ側に突出した形にされることで、磁気感応素子が金属キャップ内に位置しつつ、金属キャップ及びリードフレームにより囲まれた構造ともなっている。
つまり、本請求項によれば、金属キャップによって磁気感応素子に対する磁気シールドを図るだけでなく、磁気シールドし得る例えばNi合金をリードフレームの材質として採用したことで、リードフレーム側から磁気感応素子への外来磁気を遮断することも可能となった。
さらに、リードフレームを例えば絞り加工して、リードフレームの素子搭載部を金属キャップ側に一段突出した構造とすることで、金属キャップとリードフレームとの接触によるショートを防ぎつつ、磁気感応素子を金属キャップ及びリードフレームで囲むことができるようになった。すなわち、磁気感応素子を金属キャップ及びリードフレームで囲む構造としたことで、従来構造のように金属キャップを基板の上から単に被せた構造と異なって、慣性センサの厚み方向の寸法を小さくして薄型化を図ることも可能となった。
以上より、本請求項によれば、磁気シールドし得る材料でリードフレームを形成し、このリードフレームの素子搭載部を金属キャップ側に一段突出させて、磁気感応素子を金属キャップ及びリードフレームで囲む構造としたことで、小型化を図りつつ外部の磁気を確実に遮断した慣性センサとなった。
請求項2に係る慣性センサによれば、請求項1の慣性センサと同様の構成の他に、金属キャップが絞り加工によりキャップ状に形成されると共に、金属キャップの開口端周辺に接着剤が配置され、金属キャップ内が封止されるように、開口端周辺に配置された接着剤で金属キャップをリードフレーム側に接着するという構成を有している。
つまり、封止を考慮して絞り加工により一体形状のキャップ状に金属キャップが製作されるだけでなく、この金属キャップの開口端周辺に配置された接着剤によって金属キャップとリードフレーム側との間が接着されている。これに伴って金属キャップ内が確実に封止されることで、請求項1の作用効果をより確実に達成できるようになる。
請求項3に係る慣性センサによれば、請求項1及び請求項2の慣性センサと同様の構成の他に、リードフレームの基端側が合成樹脂材によるパッケージ内に封入され、金属キャップから離れる側に向かってリードフレームの先端側が曲げられる曲げ部をリードフレームが有するという構成を有している。
つまり、リードフレームが曲げ部を有し、この曲げ部により金属キャップから離れる側に向かってリードフレームの先端側が曲げられたことで、金属キャップとリードフレームとの間の接触によるショートを防ぎつつ、金属キャップで磁気感応素子を確実に被う構造にできる結果として、請求項1の作用効果をより確実に達成できるようになる。
本発明によれば、小型化を図りつつ外部の磁気を確実に遮断し得る慣性センサが得られることになる。つまり、本発明は、携帯用機器の揺動又は落下による±1G程度の小さな加速度を検出する必要のある慣性センサを携帯用機器内に実装する際に好適なものである。
以下、本発明に係る慣性センサの一実施の形態を図1から図4に示し、これらの図面に基づき本実施の形態を説明する。本実施の形態に係る慣性センサ10の内部に配置されたフレームとされる図1及び図2に示すベースプレート14は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂等の合成樹脂材によりU字形に形成されている。
このベースプレート14には、弾性変形し得る弾性部材であるゴム材16の基端側が連結されているが、このゴム材16には、延びる方向を直角に変化させて図1(A)における下方とする変曲部16Aが一箇所設けられて、ゴム材16がL字形状に形成された片持ち梁構造とされている。尚、本実施の形態では、変形し易いようにこのゴム材16を低硬度でヤング率の小さいシリコンゴム製としている。
そして、変曲部16Aを有するのに伴って、長く形成されたこのゴム材16の先端側には、錘18が取り付けられている。従って、このL字形状に形成されたゴム材16の弾性変形に伴い、図1に示す相互に直交するX軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って、この錘18が変位可能となっている。
図1及び図2の錘18には、周囲に磁場を生じさせる磁場発生部材20が配置されており、これに対応して、磁場発生部材20から生じる磁束Mの向きの変化を検出し得る磁気感応素子とされるスピンバルブ型GMR素子22が設けられている。すなわち、本実施の形態では、磁束方向の変化でインピーダンスが変化するスピンバルブ型GMR素子22が、加速度を検出する検出素子である磁気感応素子とされており、また、錘18のスピンバルブ型GMR素子22と対向する側にスリット28が設置され、このスリット28内に磁場発生部材20が配置された構造になっている。
さらに、磁気シールドし得る材料の内の最大透磁率μmax が3万以上とされる高透磁率の例えばNi合金とされる42アロイによって、図1及び図2に示すように端子電極である一対のリードフレーム26が形成されている。これら一対のリードフレーム26の基端側が、平面状に形成された素子搭載部32とされていて、上記のスピンバルブ型GMR素子22が、この素子搭載部32に搭載されつつ接続されるような構造とされている。この結果、スピンバルブ型GMR素子22の近傍でこのリードフレーム26が外部磁界からの影響を防止する構造となっている。
そして、この素子搭載部32の両端には、リードフレーム26を絞るように二段に曲げた形の屈曲部26Aがそれぞれ存在していて、この素子搭載部32の外側のリードフレーム26の部分が素子搭載部32と平行に延びた構造とされるのに伴い、素子搭載部32が図1及び図2における上側に突出した形になっている。
さらに、これらスピンバルブ型GMR素子22及びリードフレーム26の素子搭載部32は、エポキシ樹脂等の合成樹脂材によるパッケージ24内に封入されていて、一対のリードフレーム26の先端側を構成する端子部34がパッケージ24外にそれぞれ突出した構造となっている。このパッケージ24外に突出したリードフレーム26の先端側部分には、図1及び図2における下側にリードフレーム26の端子部34を曲げる曲げ部26Bが存在している。
以上より、スピンバルブ型GMR素子22が一対のリードフレーム26の素子搭載部32に接続されると共に、外部の図示しない回路が一対のリードフレーム26の端子部34に接続されることになり、これに伴い必要な検出データがこのリードフレーム26を介して外部の図示しない回路に取り出せるようになっている。
一方、図1及び図2に示すように、絞り加工により金属をキャップ状に形成して得られた金属キャップである磁気シールドキャップ30が慣性センサ10の外枠を構成している。そして、この磁気シールドキャップ30内の奥側に、ゴム材16及び錘18が取り付けられたベースプレート14が配置されている。
また、この磁気シールドキャップ30の開口端30Aに蓋のようにパッケージ24が取り付けられて、開口端30A周辺に配置された図示しない接着剤によりこの磁気シールドキャップ30をリードフレーム26側のパッケージ24に接着して固定することで、磁気シールドキャップ30内が封止されている。この結果、本実施の形態では、ベースプレート14、ゴム材16、錘18、磁場発生部材20及びスピンバルブ型GMR素子22が、磁気シールドキャップ30に内蔵された構造になっている。
上記のような構造となるのに伴い、本実施の形態ではリードフレーム26が屈曲部26Aで曲げられて、素子搭載部32が図1及び図2における上側に突出していることから、この素子搭載部32が磁気シールドキャップ30側に突出した形となる。また、曲げ部26Bによりリードフレーム26が曲げられて図1及び図2における下側にリードフレーム26の端子部34が延びていることから、磁気シールドキャップ30から離れる側に向かってリードフレーム26が延びた形になる。
以上より、本実施の形態に係る慣性センサ10は磁気シールドキャップ30を装着した構造とされているが、この磁気シールドキャップ30の材質としては、例えばアモルファス材或いはパーマロイ材等の内の例えばNi合金である42アロイが採用されている。
さらに、磁場発生部材20と空隙を有しつつ対向して、スピンバルブ型GMR素子22がこの磁気シールドキャップ30内に配置されていて、スピンバルブ型GMR素子22に被せられた形の磁気シールドキャップ30とリードフレーム26とによりスピンバルブ型GMR素子22の全周が囲まれた構造とされることで、外部の磁気が遮断されてスピンバルブ型GMR素子22が外部の磁気による影響を受け難くなっている。
従って、本実施の形態では外部の磁気による影響を受け難くなることから、磁場発生部材20とスピンバルブ型GMR素子22との間の相対変位による磁束Mの向きの変化をより正確に検出可能になる。尚、図1に示すように、例えばこの慣性センサ10の長さ寸法Lは約3.1mmとされ、横寸法Hは約2.1mmとされ、厚み寸法Wは約0.8mmとされている。
次に、磁気シールドキャップ30及び一対のリードフレーム26の作製について、説明する。磁気シールドキャップ30の作製の際には、プレス順送加工により、42アロイ製の長尺材を絞ってキャップ状に形成すると共にこの長尺材から打ち抜くことで、図2に示すような磁気シールドキャップ30を作製する。
この一方、一対のリードフレーム26の作製の際には、図3に示すように42アロイ製の長尺材40に位置決め用の丸穴42及び角穴44を形成するだけでなく、この42アロイ製の長尺材40を打ち抜くと共に絞り加工して、素子搭載部32及び端子部34を形成する。
この後、スピンバルブ型GMR素子22を素子搭載部32上に搭載してから、図示しない成形金型内において、丸穴42及び角穴44で位置決めしつつ合成樹脂材によるパッケージ24を成形して、図4に示すように、スピンバルブ型GMR素子22及びリードフレーム26の素子搭載部32をパッケージ24内に封入する。そして、一対のリードフレーム26を長尺材40から切り取ると共に必要な箇所を曲げ加工して、一対のリードフレーム26を図2に示すような構造とする。
最後に、図2に示すようにゴム材16及び錘18等が取り付けられたベースプレート14を磁気シールドキャップ30内に挿入してから、磁気シールドキャップ30の開口端30A周辺の全周にわたって接着剤を塗布して配置した状態で、スピンバルブ型GMR素子22が内蔵されたパッケージ24を磁気シールドキャップ30の開口端30Aに取り付ける。
この結果、接着剤により磁気シールドキャップ30がパッケージ24に接着されて、磁気シールドキャップ30内が封止されるのに伴い、図1に示すように慣性センサ10が完成される。尚この際、磁気シールドキャップ30の開放端にパッケージ24の段部が当接することで、磁気シールドキャップ30内にベースプレート14が位置決めされることになる。
次に、本実施の形態に係る慣性センサ10の作用を説明する。
本実施の形態に係る慣性センサ10では、加速度を検出する検出素子として用いられるスピンバルブ型GMR素子22が、磁気シールドし得る材料で形成されたリードフレーム26に搭載されるだけでなく、金属製で絞り加工によりキャップ状に形成された磁気シールドキャップ30が、このスピンバルブ型GMR素子22に被せられた構造とされている。
そして、磁気シールドキャップ30の開口端30A周辺に配置された接着剤で磁気シールドキャップ30をリードフレーム26側のパッケージ24に接着して、磁気シールドキャップ30内が封止されている。
また、このリードフレーム26が屈曲部26Aで曲げられて、スピンバルブ型GMR素子22を搭載したリードフレーム26の素子搭載部32が磁気シールドキャップ30側に突出した形にされることで、スピンバルブ型GMR素子22が磁気シールドキャップ30内に位置しつつ、磁気シールドキャップ30及びリードフレーム26により囲まれた構造ともなっている。
つまり、本実施の形態によれば、磁気シールドキャップ30によってスピンバルブ型GMR素子22に対する磁気シールドを図るだけでなく、磁気シールドし得る例えばNi合金をリードフレーム26の材質として採用したことで、リードフレーム26側からスピンバルブ型GMR素子22への外来磁気を遮断することも可能となった。
さらに、リードフレーム26を絞り加工して、素子搭載部32を磁気シールドキャップ30側に一段突出した構造とすることで、磁気シールドキャップ30とリードフレーム26との接触によるショートを防ぎつつ、スピンバルブ型GMR素子22を磁気シールドキャップ30及びリードフレーム26で囲むことができるようになった。すなわち、スピンバルブ型GMR素子22を磁気シールドキャップ30及びリードフレーム26で囲む構造としたことで、従来構造のように磁気シールドキャップ30を基板の上から単に被せた構造と異なって、慣性センサ10の厚み方向の寸法を小さくして薄型化を図ることも可能となった。
以上より、本実施の形態によれば、磁気シールドし得る材料でリードフレーム26を形成し、このリードフレーム26の素子搭載部32を磁気シールドキャップ30側に一段突出させて、スピンバルブ型GMR素子22を磁気シールドキャップ30及びリードフレーム26で囲む構造としたことで、小型化を図りつつ外部の磁気を確実に遮断した慣性センサ10となった。
一方、本実施の形態では、封止を考慮して絞り加工により一体形状のキャップ状に磁気シールドキャップ30が製作されるだけでなく、この磁気シールドキャップ30の開口端30A周辺の全周にわたって配置された接着剤によって、磁気シールドキャップ30とリードフレーム26側のパッケージ24との間が接着されていることから、磁気シールドキャップ30内が確実に封止されるようになる。
さらに、本実施の形態では、リードフレーム26の基端側が合成樹脂材によるパッケージ24内に封入されているだけでなく、パッケージ24から突き出したリードフレーム26の先端側が、曲げ部26Bにより磁気シールドキャップ30から離れる側に向かって曲げられている。
つまり、リードフレーム26が曲げ部26Bを有し、この曲げ部26Bにより磁気シールドキャップ30から離れる側に向かってリードフレーム26の先端側が曲げられたことで、磁気シールドキャップ30とリードフレーム26との間の接触によるショートを一層確実に防ぎつつ、磁気シールドキャップ30でスピンバルブ型GMR素子22を確実に被う構造にできるようになる。
次に、本実施の形態に係る慣性センサ10の動作を説明する。
本実施の形態に係る慣性センサ10は、L字形状の片持ち梁構造とされるゴム材16を有していて、このゴム材16の基端側がベースプレート14に連結されると共に、このゴム材16の先端側に、必要な大きさの質量を有した錘18が取り付けられた構造とされている。
従って、本実施の形態では、ゴム材16の先端側に支持された状態の錘18に、微小な加速度が加わった場合、錘18の重量との関係で生じることになる力によって、容易にゴム材16が弾性変形し、これに伴って錘18及びこの錘18の表面に配置される磁場発生部材20が変位することになる。
また、この磁場発生部材20がその周囲に磁場を生じさせているが、この磁場発生部材20と対向して配置されたスピンバルブ型GMR素子22が、これら錘18及び磁場発生部材20の変位に伴う磁場発生部材20の磁束方向の変化を検出できるようになる。この結果、本実施の形態の慣性センサ10によれば、磁束方向の変化の形で微小な加速度を検出できるようになった。
尚、上記実施の形態では、磁気シールドキャップ及びリードフレームの材質として、それぞれ42アロイを採用したが、磁気シールド効果を有するような材料であれば、他の材料であっても良い。
本発明の一実施の形態に係る慣性センサを示す図であって、(A)は正面から見た断面図であり、(B)は(A)の1B−1B矢視線断面図である。 本発明の一実施の形態に係る慣性センサを示す分解図である。 本発明の一実施の形態に係る慣性センサに適用されるリードフレームの製作を示す図であって、(A)は長尺材を打ち抜いた状態を示す平面図であり、(B)は(A)の3B−3B矢視線断面図である。 本発明の一実施の形態に係る慣性センサに適用されるリードフレームの製作を示す図であって、(A)はパッケージを成形した状態を示す平面図であり、(B)は(A)の4B−4B矢視線断面図である。
符号の説明
10 慣性センサ
20 磁場発生部材
22 スピンバルブ型GMR素子(磁気感応素子)
24 パッケージ
26 リードフレーム
26B 曲げ部
30 磁気シールドキャップ(金属キャップ)
30A 開口端
32 素子搭載部
34 端子部

Claims (3)

  1. 磁気感応素子を検出素子として用いた慣性センサであって、
    磁気シールドし得る材料で形成されたリードフレームに前記磁気感応素子が搭載されると共に、金属製の金属キャップが前記磁気感応素子に被せられ、
    前記磁気感応素子を搭載した前記リードフレームの素子搭載部が前記金属キャップ側に突出した形に、前記リードフレームを曲げて、前記磁気感応素子を前記金属キャップ及び前記リードフレームにより囲んだことを特徴とする慣性センサ。
  2. 前記金属キャップが絞り加工によりキャップ状に形成されると共に、前記金属キャップの開口端周辺に接着剤が配置され、
    前記金属キャップ内が封止されるように、開口端周辺に配置された接着剤で前記金属キャップを前記リードフレーム側に接着することを特徴とする請求項1記載の慣性センサ。
  3. 前記リードフレームの基端側が合成樹脂材によるパッケージ内に封入され、
    前記金属キャップから離れる側に向かって前記リードフレームの先端側が曲げられる曲げ部を前記リードフレームが有することを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の慣性センサ。
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