JP2006206470A - 3−オキソ−プロピオン酸エステル類およびそれを用いた1,2−ジアリールエタノンの製造方法 - Google Patents

3−オキソ−プロピオン酸エステル類およびそれを用いた1,2−ジアリールエタノンの製造方法 Download PDF

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Koji Fujita
浩司 藤田
Mikio Yamamoto
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Abstract

【課題】 医薬や農薬等の中間体である1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンをより安全で容易に製造する方法を提供すること。
【解決手段】 式
Figure 2006206470

(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類、およびこれを用いて1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンを製造する方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、医薬中間体として有用な3−オキソプロピオン酸エステル類およびその製造方法並びにそれを用いた1,2−ジアリールエタノンの製造方法に関する。
医薬等の重要な中間体として使用される1,2−ジアリールエタノンのうち、1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造方法として、種々の方法が知られている。例えば、6−メチルニコチンアミド化合物と(4−メチルチオ)ベンジルマグネシウムハライドとを反応させる方法(特許文献1参照)、
Figure 2006206470
(4−メチルチオ−フェニル)アセトニトリルと6−メチルニコチン酸エステルとを用いて得られる3−[2−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−シアノアセチル](6−メチル)−ピリジンを加水分解し脱炭酸した後、酸化させる方法(特許文献2参照)、
Figure 2006206470
N,N−ジアルキルアミノ−(6−メチルピリジン−3−イル)アセトニトリルと4−(メチルスルホニル)ベンジルハロゲナイドとを用いる方法(特許文献3参照)
Figure 2006206470
などが知られている。
しかしながら、これらの製造方法には種々の不具合な点がある。例えば、特許文献1に記載の製造方法によると、原料である6−メチルニコチンアミド化合物を製造するために用いるアミン化合物およびそのアミン化合物をアミド化するために用いるグリニア試薬が高価であり、さらにはその製造に多数の工程を必要とすること、並びに(4−メチルチオ)ベンジルマグネシウムハライドが高価であることから、生産性が悪く、高コストになるという問題がある。また、特許文献2に記載の製造方法によると、(4−メチルチオ−フェニル)アセトニトリルを製造する際に毒性の強い青酸ソーダ等を使用すること、および収率が不十分であるといった問題がある。さらに、特許文献3に記載の製造方法によると、原料であるN,N−ジアルキルアミノ−(6−メチルピリジン−3−イル)アセトニトリルを製造するに際して、メチルビニルピリジンのオゾン酸化という特殊な設備を要する工程があることや、毒性の強い青酸化合物を使用する必要がある、といった問題がある。
特表2001−517654号公報 特表2003−505449号公報 特表2003−518002号公報
本発明の課題は、1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンをより安全で容易に製造する方法を提供することにある。
本発明は、下記に示す通りの、3−オキソプロピオン酸エステル類およびその製造方法並びにそれを用いた1,2−ジアリールエタノンの製造方法に関する。
項1. 一般式(1);
Figure 2006206470
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類。
項2. 一般式(2);
Figure 2006206470
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表されるフェニル酢酸類と、一般式(3);
Figure 2006206470
(式中、Zは炭素数1〜4のアルキル基またはアリール基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸エステル類とを、塩基の存在下で反応させることを特徴とする一般式(1);
Figure 2006206470
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類の製造方法。
項3. 6−メチルニコチン酸エステル類が、一般式(4);
Figure 2006206470
(式中、R〜Rはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシル基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸フェニルエステル類である項2に記載の2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類の製造方法。
項4. 塩基が、アルカリ金属ハイドライドおよび/またはアルカリ土類金属ハイドライドである項2または3に記載の2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類の製造方法。
項5. 一般式(1);
Figure 2006206470
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を加水分解、脱炭酸および酸化することを特徴とする式(5);
Figure 2006206470
で表される1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造方法。
項6. 一般式(2);
Figure 2006206470
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表されるフェニル酢酸類と、一般式(3);
Figure 2006206470
(式中、Zは炭素数1〜4のアルキル基またはアリール基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸エステル類とを、塩基の存在下で反応させ、得られた一般式(1);
Figure 2006206470
(式中、Rは前記と同様である。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を、さらに加水分解、脱炭酸および酸化することを特徴とする式(5);
Figure 2006206470
で表される1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造方法。
項7. 6−メチルニコチン酸エステル類が、一般式(4);
Figure 2006206470
(式中、R〜Rはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシル基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸フェニルエステル類である項6に記載の1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造方法。
以下、本発明を詳細に説明する。
下記一般式(1)で表される本発明の2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類は、後述する1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造中間体として有用な新規物質である。
Figure 2006206470
一般式(1)中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。
で示される炭素数1〜4のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基およびtert−ブチル基等を挙げることができる。これらの中で、1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造に用いる場合には、工業的生産性の観点から、メチル基、エチル基、イソプロピル基およびtert−ブチル基が好ましい。
一般式(1)で表される本発明の2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類は、下記一般式(2)で表されるフェニル酢酸類と下記一般式(3)で表される6−メチルニコチン酸エステル類とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
前記フェニル酢酸類は下記一般式(2)で表される。
Figure 2006206470
一般式(2)中、Rは前記一般式(1)におけるRと同様である。
前記フェニル酢酸類は、公知の方法により製造することができ、例えば、チオアニソールとエチルオキサリルクロライドを出発原料とする方法(米国特許第006127545号)等により容易に得ることができる。
前記6−メチルニコチン酸エステル類は下記一般式(3)で表される。
Figure 2006206470
一般式(3)中、Zは炭素数1〜4のアルキル基またはアリール基を示す。
炭素数1〜4のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基およびtert−ブチル基等を挙げることができる。
アリール基としては、例えば、フェニル基、メチルフェニル基、ジメチルフェニル基およびクロロフェニル基等の置換基を有するフェニル基やナフチル基等を挙げることができる。一般式(3)の6−メチルニコチン酸エステル類の中では、下記一般式(4)で表される6−メチルニコチン酸フェニルエステル類が好ましく用いられる。
Figure 2006206470
一般式(4)中、R〜Rはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシル基を示す。
ハロゲン原子としては、例えば、塩素原子および臭素原子等を挙げることができる。
炭素数1〜4のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基およびtert−ブチル基等を挙げることができる。
炭素数1〜4のアルコキシル基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基およびブトキシ基等を挙げることができる。
これらの中で、R〜Rの好ましい例としては、水素原子、塩素原子、メチル基を挙げることができる。
一般式(3)で表される6−メチルニコチン酸エステル類の具体例としては、例えば、6−メチルニコチン酸メチルエステル、6−メチルニコチン酸エチルエステル、6−メチルニコチン酸イソプロピルエステル、6−メチルニコチン酸イソブチルエステル、6−メチルニコチン酸フェニルエステル、6−メチルニコチン酸(2−クロロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(4−クロロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3−クロロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2−ニトロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(4−ニトロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3−ニトロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2−メチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(4−メチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3−メチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,3−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,4−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,5−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,6−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3,4−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3,5−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2−メトキシフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(4−メトキシフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3−メトキシフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,3−ジメトキシフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,4−ジメトキシフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,5−ジメトキシフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,6−ジメトキシフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3,4−ジメトキシフェニル)エステルおよび6−メチルニコチン酸(3,5−ジメトキシチルフェニル)エステル等を挙げることができる。これらの中で、工業的生産性の観点から、6−メチルニコチン酸フェニルエステル、6−メチルニコチン酸(2−クロロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(4−クロロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3−クロロフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2−メチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(4−メチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3−メチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,3−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,4−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,5−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(2,6−ジメチルフェニル)エステル、6−メチルニコチン酸(3,4−ジメチルフェニル)エステルおよび6−メチルニコチン酸(3,5−ジメチルフェニル)エステルが好ましく用いられる。
前記6−メチルニコチン酸エステル類を製造する方法としては、特に限定されるものではない。例えば、6−メチルニコチン酸エステル類が、前記一般式(4)で表される6−メチルニコチン酸フェニルエステル類の場合、下記の方法により製造することができる。すなわち、一般式(6);
Figure 2006206470
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基またはアリ−ル基を示す。)で表されるクロロギ酸エステル類と6−メチルニコチン酸とをトリエチルアミン等の塩基の存在下で反応し、引き続き一般式(7);
Figure 2006206470
(式中、R〜Rはそれぞれ、前記一般式(4)におけるR〜Rと同じ。)で表されるフェノール類と反応させることにより、目的とする6−メチルニコチン酸エステル類を容易に得ることができる。
本発明において、フェニル酢酸類と6−メチルニコチン酸エステル類とを反応させて2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を得る際に用いられる6−メチルニコチン酸エステル類の使用量は、反応収率および経済性の観点から、フェニル酢酸類1モルに対して、0.5〜2.0モルであることが好ましい。
前記反応に用いられる塩基は、特に限定されないが、例えば、リチウムハイドライド、ナトリウムハイドライドおよびカリウムハイドライド等のアルカリ金属ハイドライド、カルシウムハイドライド等のアルカリ土類金属ハイドライド、並びにナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウムブトキシドおよびカリウムブトキシド等のアルカリ金属アルコラート等を挙げることができる。これらの中で、工業的生産性の観点から、アルカリ金属ハイドライドおよびアルカリ土類金属ハイドライドが好ましく用いられ、中でもナトリウムハイドライドが特に好ましく用いられる。なお、これら塩基は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。
前記塩基の使用量は、使用量に見合うだけの効果を得る観点から、フェニル酢酸類1モルに対して、1〜8モルであることが好ましく、1〜4モルであることがより好ましい。
前記反応に用いられる溶媒は、当該反応に対して不活性であるなら特に限定されず、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、1,2−ジクロロエタン、塩化メチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類およびジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルtert−ブチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類等を挙げることができる。これらの中では、工業的生産性の観点から、炭化水素類およびエーテル類が好ましく用いられる。
溶媒の使用量は、反応操作の容易性の観点から、フェニル酢酸類100重量部に対して、300〜5000重量部であることが好ましく、500〜2000重量部であることがより好ましい。
前記反応の温度は、反応速度の低下を防ぐ観点および副反応を抑える観点から、−20〜150℃であるのが好ましく、0〜100℃であるのがより好ましい。反応時間は、反応温度により異なるために一概には言えないが、0.5〜24時間であるのが好ましい。
上記のようにして得られる反応混合物から、目的とする2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を単離および精製する方法としては、特に限定されるものではなく、常法通り、そのまま晶析させる方法や抽出して再結晶させる方法等を挙げることができる。
本発明において、下記式(5)で表される1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンは、上記した反応により得られる一般式(1)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を加水分解、脱炭酸および酸化することにより製造することができる。
Figure 2006206470
加水分解する方法としては、常法通り、中性水、アルカリ水および酸性水等を用いる方法が挙げられるが、工業的生産性の観点から、酸性水を用いる方法が好ましい。
酸性水に用いる酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸等の鉱酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、安息香酸、フタル酸等の有機カルボン酸およびメタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機スルホン酸等並びにそれらの塩等が挙げられる。
酸の使用量は、特に限定はされないが、収率を向上させる観点および経済性の観点から、通常、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類1モルに対して、1〜30モルであるのが好ましく、1〜20モルであるのがより好ましい。
加水分解および脱炭酸する温度としては、特に限定されないが、操作性や反応速度の低下を防ぐ観点および副反応の発生を防ぎ、収率の低下を抑制する観点から、0〜150℃であるのが好ましく、20〜120℃であることがより好ましい。
脱炭酸は、通常、加水分解した際に速やかに実現されるが、必要に応じて、銅およびキノリン等を適当量加えることにより、反応を促進させることができる。
酸化する方法としては、特に限定はされないが、例えば、過酸化水素、メタクロロ過安息香酸および過酢酸等の酸化剤と反応させる方法を挙げることができる。
酸化剤の使用量は、収率を向上させる観点および経済性の観点から、通常、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類1モルに対して、1〜10モルであるのが好ましく、1〜4モルであるのがより好ましい。
酸化反応に用いられる溶媒は、当該反応に対して不活性であるなら特に限定されず、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、1,2−ジクロロエタン、塩化メチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類およびアセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類等を挙げることができる。これらの中では、工業的生産性の観点から、アルコール類およびケトン類が好ましく用いられる。
酸化反応に用いられる溶媒の使用量は、反応操作の容易性の観点から、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類100重量部に対して、300〜5000重量部であることが好ましく、500〜2000重量部であることがより好ましい。
酸化反応の温度としては、特に限定されないが、操作性や反応速度の低下を防ぐ観点および副反応の発生を防ぎ、収率の低下を抑制する観点から、0〜100℃であるのが好ましく、20〜70℃であることがより好ましい。
本発明の酸化反応において、より反応を促進させることを目的として、タングステン酸ナトリウム等の触媒を用いることができる。触媒の使用量としては、通常、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類100重量部に対して0.1〜10重量部であることが好ましい。
本発明において、前記加水分解および脱炭酸と前記酸化とは、どちらを先に実施してもよい。すなわち、一般式(1)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を加水分解および脱炭酸した後、酸化してもよいし、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を酸化した後、加水分解、脱炭酸してもよい。
かくして、得られた1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンは、濾過等の常法により単離することができる。
本発明において、上述したのと同様に、前記一般式(2)で表されるフェニル酢酸類と、前記一般式(3)で表される6−メチルニコチン酸エステル類とを、塩基の存在下で反応させることにより前記一般式(1)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を得て、これを単離および精製することなく、さらにこの2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を加水分解、脱炭酸および酸化することにより前記式(5)で表される1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンを得るまでの工程を、ワンポットで行うことにより1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンを製造することができる。この方法によると、きわめて効率的に1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンを製造することができる。
本発明によれば、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を高収率で効率よく得ることができ、さらにはこれを用いることにより医薬等の中間体として有用な1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンをより安全で容易に製造することができる。
以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例によってなんら限定されるものではない。
実施例1
攪拌機、温度計および冷却管を備えた四つ口フラスコに、60重量%ナトリウムハイドライド鉱油分散体32.0g(0.8モル)およびテトラヒドロフラン800gを仕込み、60℃に昇温保持して、攪拌しながら6−メチルニコチン酸フェニル44.8g(0.21モル)と4−メチルチオフェニル酢酸メチル39.3g(0.20モル)のテトラヒドロフラン溶液を2時間かけて滴下した後、さらに同温度で2時間攪拌した。得られた反応液を常法により処理することにより、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸メチル49.2gを得た。得られた2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸メチルの収率は、4−メチルチオフェニル酢酸メチルに対して78%であった。
なお、得られた2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸メチルは下記の物性により同定した。
融点:88℃
元素分析:C64.8;H5.3;N4.5(計算値 C64.7;H5.4;N4.4)
赤外吸収スペクトル(ATRcm−1):1735,1677,1590,1299,1143cm−1
H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl溶媒、TMS基準)δ(ppm):2.45(3H,s,−CH),2.60(3H,s,−CH),3.75(3H,s,−CH),5.41(1H,s,−CH−),7.22−7.33(5H,m,芳香環),8.10(1H,dd,J8Hz,J2Hz,芳香環)、9.05(1H,d,J2Hz,芳香環)
実施例2
攪拌機、温度計および冷却管を備えた四つ口フラスコに、60重量%ナトリウムハイドライド鉱油分散体32.0g(0.8モル)およびテトラヒドロフラン800gを仕込み、60℃に昇温保持して、攪拌しながら6−メチルニコチン酸フェニル44.8g(0.21モル)と4−メチルチオフェニル酢酸イソプロピル44.9g(0.20モル)のテトラヒドロフラン溶液を2時間かけて滴下した後、さらに同温度で1時間攪拌した。得られた反応液を常法により処理することにより、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸イソプロピル54.9gを得た。得られた2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸イソプロピルの収率は、4−メチルチオフェニル酢酸イソプロピルに対して80%であった。
なお、得られた2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸イソプロピルは下記の物性により同定した。
融点:110℃
元素分析:C66.5;H6.1;N4.0(計算値 C66.5;H6.2;N4.1)
赤外吸収スペクトル(ATRcm−1):1735,1670,1591,1309,1143cm−1
H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl溶媒、TMS基準)δ(ppm):1.23(6H,m,J6Hz,−CH),2.44(3H,s,−CH),2.60(3H,s,−CH),5.09(1H,m,J6Hz,−CH−),5.38(1H,s,−CH−),7.20−7.32(5H,m,芳香環),8.11(1H,dd,J8Hz,J2Hz,芳香環)、9.06(1H,d,J2Hz,芳香環)
実施例3
攪拌機、温度計および冷却管を備えた四つ口フラスコに、60重量%ナトリウムハイドライド鉱油分散体32.0g(0.8モル)およびテトラヒドロフラン800gを仕込み、60℃に昇温保持して、攪拌しながら6−メチルニコチン酸フェニル44.8g(0.21モル)と4−メチルチオフェニル酢酸tert−ブチル47.7g(0.20モル)のテトラヒドロフラン溶液を2時間かけて滴下した後、さらに同温度で6時間攪拌した。得られた反応液を常法により処理することにより、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸tert−ブチル60.7gを得た。得られた2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸tert−ブチルの収率は、4−メチルチオフェニル酢酸tert−ブチルに対して85%であった。
なお、得られた2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸tert−ブチルは下記の物性により同定した。
融点:122℃
元素分析:C67.3;H6.6;N3.8(計算値 C67.2;H6.5;N3.9)
赤外吸収スペクトル(ATRcm−1):1738,1672,1591,1309,1143cm−1
H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl溶媒、TMS基準)δ(ppm):1.44(9H,s,−CH),2.45(3H,s,−CH),2.60(3H,s,−CH),5.38(1H,s,−CH−),7.21−7.31(5H,m,芳香環),8.11(1H,dd,J8Hz,J2Hz,芳香環)、9.05(1H,d,J2Hz,芳香環)
実施例4
攪拌機、温度計および冷却管を備えた四つ口フラスコに、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸tert−ブチル35.7g(0.10モル)、水1000gおよび硫酸98.0g(1.00モル)を仕込み、100℃に加熱した。引き続き、メタノール1000gおよびタングステン酸ナトリウム0.5gを添加し、50℃に保持して、過酸化水素水19.4g(0.2モル)を2時間かけて滴下した後、水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、析出した結晶を濾過、乾燥することにより1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノン26.6gを得た。得られた1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの収率は、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸tert−ブチルに対して92%であった。
実施例5
攪拌機、温度計および冷却管を備えた四つ口フラスコに、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸メチル31.5g(0.10モル)、水1000gおよび硫酸98.0g(1.00モル)を仕込み、50℃に加熱した。引き続き、メタノール1000gおよびタングステン酸ナトリウム0.5gを添加し、50℃に保持して、過酸化水素水19.4g(0.2モル)を2時間かけて滴下した後、100℃に加熱して同温度で2時間攪拌した。その後、水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、析出した結晶を濾過、乾燥することにより1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノン23.7gを得た。得られた1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの収率は、2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸メチルに対して82%であった。
実施例6
攪拌機、温度計および冷却管を備えた四つ口フラスコに、60重量%ナトリウムハイドライド鉱油分散体48.0g(1.20モル)およびテトラヒドロフラン1200gを仕込み、60℃に昇温保持して、攪拌しながら6−メチルニコチン酸フェニル67.2g(0.32モル)と4−メチルチオフェニル酢酸メチル59.0g(0.30モル)のテトラヒドロフラン溶液を2時間かけて滴下した後、さらに同温度で5時間攪拌した。得られた反応液を酸を用いて酸性化した後、95℃に加熱してメタノール3000gおよびタングステン酸ナトリウム1.5gを添加し、50℃に保持して、過酸化水素水58.2(0.6モル)を2時間かけて滴下した後、同温度で2時間攪拌した。その後、水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、析出した結晶を濾過、乾燥して1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノン34.7gを得た。得られた1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの収率は、4−メチルチオフェニル酢酸メチルに対して40%であった。
実施例7
攪拌機、温度計および冷却管を備えた四つ口フラスコに、60重量%ナトリウムハイドライド鉱油分散体48.0g(1.20モル)およびテトラヒドロフラン1200gを仕込み、60℃に昇温保持して、攪拌しながら6−メチルニコチン酸フェニル67.2g(0.32モル)と4−メチルチオフェニル酢酸イソプロピル67.3g(0.30モル)のテトラヒドロフラン溶液を2時間かけて滴下した後、さらに同温度で6時間攪拌した。得られた反応液に水3000gおよび硫酸294.6g(3.0モル)を加えて酸性化した。引き続き、テトラヒドロフランを留去後、メタノール3000gおよびタングステン酸ナトリウム1.5gを添加し50℃に保持して、過酸化水素水58.2g(0.6モル)を2時間かけて滴下した後、同温度で2時間攪拌した。その後、100℃に加熱し、水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和して、析出した結晶を濾過、乾燥して1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノン57.3gを得た。得られた1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの収率は、4−メチルチオフェニル酢酸イソプロピルに対して66%であった。
本発明によれば、医薬や農薬等の中間体である1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンをより安全で容易に製造することができる。


Claims (7)

  1. 一般式(1);
    Figure 2006206470
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類。
  2. 一般式(2);
    Figure 2006206470
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表されるフェニル酢酸類と、一般式(3);
    Figure 2006206470
    (式中、Zは炭素数1〜4のアルキル基またはアリール基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸エステル類とを、塩基の存在下で反応させることを特徴とする一般式(1);
    Figure 2006206470
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類の製造方法。
  3. 6−メチルニコチン酸エステル類が、一般式(4);
    Figure 2006206470
    (式中、R〜Rはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシル基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸フェニルエステル類である請求項2に記載の2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類の製造方法。
  4. 塩基が、アルカリ金属ハイドライドおよび/またはアルカリ土類金属ハイドライドである請求項2または3に記載の2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類の製造方法。
  5. 一般式(1);
    Figure 2006206470
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を加水分解、脱炭酸および酸化することを特徴とする式(5);
    Figure 2006206470
    で表される1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造方法。
  6. 一般式(2);
    Figure 2006206470
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表されるフェニル酢酸類と、一般式(3);
    Figure 2006206470
    (式中、Zは炭素数1〜4のアルキル基またはアリール基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸エステル類とを、塩基の存在下で反応させ、得られた一般式(1);
    Figure 2006206470
    (式中、Rは前記と同様である。)で表される2−[(4−メチルチオ)−フェニル]−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソ−プロピオン酸エステル類を、さらに加水分解、脱炭酸および酸化することを特徴とする式(5);
    Figure 2006206470
    で表される1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造方法。
  7. 6−メチルニコチン酸エステル類が、一般式(4);
    Figure 2006206470
    (式中、R〜Rはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシル基を示す。)で表される6−メチルニコチン酸フェニルエステル類である請求項6に記載の1−(6−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4−メチルスルホニル)−フェニル]エタノンの製造方法。

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