JP2006206066A - ケーキ包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器を簡素な構造で実現する。
【解決手段】 ケーキ包装容器100を、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、ベースケーキ200を覆うための上蓋120とで構成し、開封後に下皿110を上蓋120に載置嵌合することによって下皿110が上蓋120に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとした。図1の例では、下皿110が、円形の内底面111と内底面111に連続する略円筒形の内周面122とを有し、上蓋120が、円形の外底面121と外底面121に連続する略円筒形の外周面とを有するものとなっており、下皿110を裏返して上蓋120に載置嵌合した際に、下皿110の内周面112が上蓋120の外周面122に摺接するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器に関する。
バースデーケーキやクリスマスケーキとして、予めデコレーションされた完成品のケーキを購入するのではなく、ベースケーキのみを既製品で購入して、デコレーションを自ら行う消費者も多い。この場合、ベースケーキへのクリームのペーストは各家庭で行うことになるが、使用頻度が少なく収納スペースも必要なケーキ作製用回転台(例えば、特許文献1と特許文献2を参照。)を所有している家庭は少なく、まな板等に載置されたベースケーキに対してクリームをペーストするのが一般的になっていた。このため、ベースケーキの外周面の全周部に亘ってクリームをペーストしようとすると、作業者がその位置を変えるか、まな板等を一旦持ち上げてベースケーキの向きを変えなければならず、非常に煩わしかった。また、ベースケーキの外周面にクリームを均一にペーストすることができず、折角のバースデーケーキやクリスマスケーキの見栄えが悪くなってしまうということも多々あった。
一方、ベースケーキ等のケーキを包装するための包装容器としては、例えば、特許文献3に示すように、ナイフ等の分割手段を所定の方向に案内して収容物(ケーキ等)を所定の大きさに分割せしめる案内溝が収容部の周縁部に形成されてなるカッティング用溝付き食品容器が提案されている。この包装容器は、収容物を等分割してカッティングすることができるものではあったが、ケーキ作製用回転台として利用できるものではなかった。
実公昭44-024551号公報(実用新案登録請求の範囲、第1図) 実登第3042270号公報(実用新案登録請求の範囲、図1、図2) 実開平07-002285号公報(実用新案登録請求の範囲、図1)
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器を簡素な構造で実現するものである。
上記課題は、ベースケーキを載せるための下皿と、ベースケーキを覆うための上蓋とからなるケーキ包装容器であって、開封後に下皿を上蓋に載置嵌合することによって下皿が上蓋に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器を提供することによって解決される。これにより、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器を簡素な構造で実現することが可能になる。このケーキ包装容器をケーキ作製用回転台として利用する際(以下においては、単に「ケーキ作製時」と呼ぶことがある。)には、下皿の外底面がベースケーキ載置面となる。以下においては、このケーキ包装容器を、「下皿回転型のケーキ包装容器」と呼ぶことがある。
下皿回転型のケーキ包装容器についてさらに詳しく説明する。下皿は、上蓋に載置嵌合することによって、該上蓋に回転可能に支持された状態となる構造のものであれば特に限定されない。このような構造は、例えば上蓋の外周面が略円筒形である場合には、下皿の内周面を、略円筒形や正多角筒形(高さ方向に垂直な断面が正多角形を為す筒形)等、上蓋の外周面に外接する形状に形成することで実現できる。下皿が、円形の内底面と該内底面に連続する略円筒形の内周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合した際に、前記内周面が上蓋の外周面に摺接する構造のものであると好ましい。この構造は、上蓋の外周面が略円筒形である場合に採用すると好適である。これにより、下皿を上蓋に載置嵌合した際に、下皿を脱落しにくくすることができる。
下皿が円形の外底面と該外底面に連続する略円筒形の外周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合して回転操作する際に前記外周面がナッペ案内面となることも好ましい。これにより、円柱形のベースケーキの外周面にクリームを均一にペーストすることが可能になる。
下皿にフランジが形成されてなることも好ましい。これにより、ケーキ包装容器を持ち運びし易くするだけでなく、ケーキ作製時に、前記フランジを掴むことによって下皿を回転させることが可能になり、ケーキ作製用回転台の操作性を向上することができる。前記フランジの形状は、特に限定されるものではなく、円形であってもよいが、多角形であると好ましい。これにより、ケーキ作製時に、前記フランジの角部を手で押すことによって下皿を回転させることが可能になり、ケーキ作製用回転台の操作性をさらに向上することができる。
上蓋は、下皿が載置嵌合された際に、該下皿を回転可能に支持できる構造のものであれば特に限定されない。このような構造は、例えば下皿の内周面が略円筒形である場合には、上蓋の外周面を、略円筒形や正多角筒形等、下皿の内周面に内接する形状に形成することで実現できる。上蓋が円形の外底面と該外底面に連続する略円筒形の外周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合した際に前記外周面が下皿の内周面に摺接する構造のものであると好ましい。この構造は、下皿の内周面が略円筒形である場合に採用すると好適である。これにより、下皿を上蓋に載置嵌合した際に、下皿を脱落しにくくすることができる。
摩擦低下手段が、下皿又は上蓋に設けられてなることも好ましい。これにより、ケーキ作製時に、下皿が上蓋から受ける摩擦力を低下させて、下皿をより滑らかに回転させることが可能になり、ケーキ作製時の作業性を向上させることができる。摩擦低下手段は、下皿と上蓋との摩擦を軽減できるものであれば特に限定されない。摩擦低下手段は、摩擦係数を軽減させるための薬剤を下皿や上蓋に塗布する等、化学的な手段を用いてもよいし、下皿と上蓋の接触面積を軽減させるための突起や溝を下皿や上蓋に設ける等の物理的な手段を用いてもよい。摩擦低下手段を設ける場所は、下皿又は上蓋であれば特に限定されず、下皿の内周面や上蓋の外周面等であってもよいが、通常、下皿の内底面又は上蓋の外底面に設けられる。摩擦低下手段は、下皿と上蓋のうちいずれか一方のみに設けてもよいし、双方に設けてもよい。
摩擦低下手段が下皿の内底面又は上蓋の外底面に設けられた突起である場合には、該突起をリング状に設けると好ましい。これにより、下皿を上蓋に載置嵌合した際に、下皿を水平に保つことが可能になり、下皿をより滑らかに操作することができる。ここで、「突起をリング状に設ける」とは、線状(リング状)の突起を切れ目なく連続的に形成する場合だけでなく、複数の点状又は線状の突起を断続的に配置する場合をも含むものとする。摩擦低下手段が下皿の内底面又は上蓋の外底面にリング状に設けられた突起である場合には、該突起を案内するための案内溝を下皿の内底面又は上蓋の外底面にリング状に設けると好ましい。これにより、上蓋に載置嵌合された下皿を回転操作する際に、下皿をさらに脱落しにくくすることができる。前記突起を下皿の内底面に設けた場合には、前記案内溝を上蓋の外底面に設け、前記突起を上蓋の外底面に設けた場合には、前記案内溝を下皿の内底面に設ける。
また、上記課題は、ベースケーキを載せるための下皿と、ベースケーキを覆うための上蓋とからなるケーキ包装容器であって、開封後に上蓋を下皿に載置嵌合することによって上蓋が下皿に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器を提供することによって解決される。このケーキ包装容器をケーキ作製用回転台として利用する際には、上蓋の外底面(上面)がベースケーキ載置面となる。以下においては、このケーキ包装容器を、「上蓋回転型のケーキ包装容器」と呼ぶことがある。
ここで、下皿回転型のケーキ包装容器で採用できる構成は、その構成が上蓋回転型のケーキ包装容器において採用できないことが自明でない限り、上蓋回転型のケーキ包装容器においても採用することができるものとする。例えば、[請求項2]〜[請求項9]や[0007]〜[0012]に記載された下皿回転型のケーキ包装容器の構成は、「下皿」を「上蓋」に読み替えて、「上蓋」(下皿から読み替えられたものを除く)を「下皿」に読み替えることによって、上蓋回転型のケーキ包装容器においても採用することができる。後述する[発明を実施するための最良の形態]に記載された下皿回転型のケーキ包装容器の構成についても同様である。
さらに、上記課題は、ベースケーキを載せるための下皿と、該下皿を載せるための受け皿とからなるケーキ包装容器であって、開封後に受け皿を下皿に載置嵌合することによって受け皿が下皿に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器を提供することによって解決される。このケーキ包装容器をケーキ作製用回転台として利用する際には、受け皿の外底面がベースケーキ載置面となる。以下においては、このケーキ包装容器を、「受け皿回転型のケーキ包装容器」と呼ぶことがある。
ここで、下皿回転型のケーキ包装容器で採用できる構成は、その構成が受け皿回転型のケーキ包装容器において採用できないことが自明でない限り、受け皿回転型のケーキ包装容器においても採用することができるものとする。例えば、[請求項2]〜[請求項9]や[0007]〜[0012]に記載された下皿回転型のケーキ包装容器の構成は、「下皿」を「受け皿」に読み替えて、「上蓋」を「下皿」に読み替えることによって、受け皿回転型のケーキ包装容器においても採用することができる。後述する[発明を実施するための最良の形態]に記載された下皿回転型のケーキ包装容器の構成についても同様である。
以上のように、本発明のケーキ包装容器によって、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器を簡素な構造で実現することができる。このため、使用頻度が少なく収納スペースも必要なケーキ作製用回転台を別途購入することなく、質の高いデコレーションケーキ作りを各家庭で手軽に楽しむことが可能になる。
本発明のケーキ包装容器の好適な実施態様を、図面を用いてより具体的に説明する。本発明のケーキ包装容器には、下皿回転型のケーキ包装容器と、上蓋回転型のケーキ包装容器と、受け皿回転型のケーキ包装容器との3つの形態がある。
[下皿回転型のケーキ包装容器]
まず、下皿回転型のケーキ包装容器について説明する。図1は、下皿回転型のケーキ包装容器100を下皿110と上蓋120とに分解した状態を示した斜視図である。図2は、下皿回転型のケーキ包装容器100における下皿110を外底面114側から見た図(底面図)である。下皿回転型のケーキ包装容器100は、図1に示すように、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、ベースケーキ200を覆うための上蓋120とからなっており、開封後に下皿110を上蓋120に載置嵌合することによって下皿110が上蓋120に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとなっている。
[下皿]
下皿110についてさらに詳しく説明する。下皿110は、上蓋120に載置嵌合でき、その状態で上蓋120に対して回転させることのできる構造のものであれば特に限定されない。本実施態様のケーキ包装容器100において、下皿110は、図1に示すように、円形の内底面111と、内底面111に連続する略円筒形の内周面112とを有する底の浅いトレー状のものとなっており、下皿110を裏返した状態で上蓋120に載置嵌合した際に、内周面112が上蓋120の外周面122に摺接するようになっている。内底面111の径は、通常、ベースケーキ200の径と同じかそれよりも僅かに大きい値に設定される。下皿110の内底面111には、摩擦低下手段となる突起113をリング状に設けている。リング状の突起113の中心は、通常、内底面111の中心に一致する。また、図2に示すように、下皿110の外底面114は円形となっており、下皿110の外周面115は略円筒形となっている。
下皿110の内周面112の上端部には、図1に示すように、略正方形のフランジ116が外向して設けられている。フランジ116の周縁部には、ケーキ包装時に上蓋120に係合するための係合溝が設けられている。フランジ116の裏面側には、図2に示すように、目盛S1〜S10を設けており、下皿110の外底面114に載置されたベースケーキ200を正確に等分してカッティングすることができるようになっている。目盛S1〜S10の配置は、特に限定されるものではないが、本実施態様のケーキ包装容器100においては、0°(外底面114の中心を角の中心とする角度。以下同じ。)と180°の位置に数字が記載されていない目盛S1,S2を配置し、120°と240°の位置に「3」と記された目盛S3,S4を配置し、72°と114°と216°と288°の位置に「5」と記された目盛S5〜S8を配置し、60°と320°の位置に「6」と記された目盛S9,S10を配置している。このため、ベースケーキ200を正確に2等分、3等分、5等分又は6等分してカッティングすることができるようになっている。ベースケーキ200を4等分又は8等分してカッティングしたい場合には、目盛S1,S2に加えて、略正方形に形成されたフランジ116の角部や各辺の中央部を目安にするとよい。
下皿110の素材は、ケーキ包装容器に使用するものとして適したものであれば特に限定されないが、通常、成形が容易で軽量な合成樹脂が採用される。下皿110の素材として好適な合成樹脂としては、ポリスチレンや、ポリプロピレンや、ポリエチレンテレフタレートや、塩化ビニル等が例示される。なかでも、ポリスチレンや、ポリプロピレンや、ポリエチレンテレフタレートは、焼却処分する際にダイオキシンが発生しないために、好適である。本実施態様のケーキ包装容器においては、強度が高く安価なポリスチレンを下皿110の素材として採用している。
[上蓋]
上蓋120についてより詳しく説明する。上蓋120は、下皿110を載置嵌合して回転可能に支持できる構造のものであれば特に限定されない。本実施態様のケーキ包装容器100において、上蓋120は、図1に示すように、円形の外底面121と、外底面121に連続する略円筒形の外周面122とを有する底の深い鉢状のものとなっており、下皿110が裏返された状態で載置嵌合された際に、外周面122が下皿110の内周面112に摺接するようになっている。上蓋120の外周面122をテーパー状に形成して、その強度を高めてもよい。また、図示してはいないが、上蓋120の内底面(外底面121の裏面)は円形となっており、上蓋120の内周面(外周面122の裏面)は円筒形となっている。
上蓋120の外底面121には、図1に示すように、下皿110に設けられた突起113(摩擦低下手段)を案内するための案内溝123をリング状に設けている。リング状の案内溝123の中心は、通常、外底面121の中心に一致する。本実施態様のケーキ包装容器100において、案内溝123は、突起113よりも浅く設けており、下皿110を上蓋120に載置嵌合した際に、下皿110の内底面111と上蓋120の外底面121との間に隙間を生じさせて、下皿110と上蓋120との接触面積を減少させることができるようになっている(図7を参照。)。下皿110と上蓋120との接触面積は、案内溝123と突起113との形状に差を設けることによっても減少させることができる。例えば、案内溝123を形成する一対の内側壁がなす傾斜角度を、突起113を形成する一対の外側壁がなす傾斜角度よりも小さく設定しておいてもよい。
上蓋120の外周面122の下端部には、図1に示すように、略正方形のフランジ124が外向して設けられている。フランジ124の周縁部には、下皿110のフランジ116に設けられた係合溝に係合するための係合凸部が設けられている。前記係合凸部は、その幅が前記係合溝の幅よりも僅かに大きくなるように形成されており、前記係合溝を両側に押し広げながら前記係合溝に係合するようになっている。このため、ケーキ包装容器100は、容易に開封できるものでありながら、ケーキ包装時に気密性を保つこともできるものとなっている。
上蓋120の素材は、ケーキ包装容器に使用するものとして適したものであれば特に限定されないが、通常、成形が容易で軽量な合成樹脂が採用される。上蓋120の素材として好適な合成樹脂としては、ポリエチレンテレフタレートや、ポリスチレンや、ポリプロピレンや、塩化ビニル等が例示される。なかでも、ポリエチレンテレフタレートや、ポリスチレンや、ポリプロピレンは、焼却処分する際にダイオキシンが発生しないために、好適である。本実施態様のケーキ包装容器においては、特に強度に優れているポリエチレンテレフタレートを上蓋120の素材として採用している。
[ベースケーキ]
下皿回転型のケーキ包装容器100には、各種のベースケーキ200を包装することができる。本発明のケーキ包装容器100によって包装するベースケーキ200は、デコレーションされることを目的として販売されるケーキであれば特に限定されず、デコレーション用のスポンジケーキやシフォンケーキやチーズケーキ等、各種のものが例示される。
[ケーキ包装方法]
次に、下皿回転型のケーキ包装容器100を用いたケーキ包装方法について説明する。図3は、ケーキ包装時における下皿回転型のケーキ包装容器100を示した斜視図である。下皿回転型のケーキ包装容器100は、図3に示すように、下皿110に載せられたベースケーキ200を上蓋120で覆うことによってベースケーキ200を包装するものとなっており、ベースケーキ200を好適に保護できるものとなっている。ベースケーキ200は、この状態で販売される場合もあるし、ケーキ包装容器100やベースケーキ200の外側を包装袋(図示省略)等で真空パックした状態で販売される場合もある。また、ケーキ包装容器100の外側を包装箱(図示省略)等で梱包した状態で販売される場合もある。さらに、ケーキ包装容器100には、1個のベースケーキ200を収容してもよいし、複数個のベースケーキ200を収容してもよい。後者の場合には、上蓋120の高さが高くなり、より楽な姿勢でケーキを作製することも可能になる。
[ケーキ作製方法]
続いて、下皿回転型のケーキ包装容器100を用いたケーキ作製方法について説明する。まず、ケーキ包装容器100の上蓋120を、図3の状態から持ち上げて下皿110から取り外す。図4は、下皿回転型のケーキ包装容器100において、上蓋120を下皿110から取り外している状態を示した斜視図である。取り外した上蓋120は、キッチンテーブル(図示省略)等に伏せた状態で設置しておく。このとき、上蓋120を粘着テープ(図示省略)等の固定手段によってキッチンテーブル等に固定しておいてもよい。ケーキ作製時に上蓋120が動いてしまうと、ベースケーキ200の外周面にクリームを均一にペーストできなくなるおそれがあるためである。
次に、下皿110に載せられているベースケーキ200を持ち上げて下皿110から取り除く。図5は、下皿回転型のケーキ包装容器100において、下皿110に載せられていたベースケーキ200を下皿110から取り除いている状態を示した斜視図である。
次に、下皿110を裏返して、キッチンテーブル等に伏せた状態に設置しておいた上蓋120の上側に載置嵌合する。図6は、下皿回転型のケーキ包装容器100において、下皿110を裏返して、伏せた状態に設置しておいた上蓋120に載置嵌合している状態を示した斜視図である。
図7は、上蓋120と、上蓋120に載置嵌合された下皿110とを下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。図7を見ると、下皿110の内周面112が上蓋120の外周面122に摺接しており、下皿110が容易には脱落しにくいようになっていることが分かる。また、下皿110の内底面111に設けられた突起113(摩擦低下手段)が、下皿110の内底面111を上蓋120の外底面121から浮かせることによって下皿110と上蓋120との接触面積を少なくしており、下皿110が、上蓋120の上側で滑らかに回転できるようになっていることも分かる。さらに、上蓋120の外底面121に設けられた案内溝123に突起113が嵌合しており、下皿110がより脱落しにくくなっていることも分かる。このとき、下皿110は上蓋120に回転可能に支持された回転盤となっており、ケーキ包装容器110はケーキ作製用回転台として機能し得る状態となっている。
次に、上蓋120に載置嵌合されている下皿110の外底面114にベースケーキ200を載置する。図8は、下皿回転型のケーキ包装容器100において、下皿110の外底面114にベースケーキ200を載置している状態を示した斜視図である。このとき、ベースケーキ200の中心軸が下皿110の中心軸から大きくずれていると、ベースケーキ200の外周面にクリームを均一にペーストできなくなるおそれがあるので、ベースケーキ200の中心軸は、高い精度で下皿110の中心軸に一致させておく。本実施態様のケーキ包装容器100においては、ベースケーキ200の底面が下皿110の外底面114と略一致(実際には、外底面114の径は、ベースケーキ200の径よりも僅かに大きく設定されている。)するようにベースケーキ200を載置すると、ベースケーキ200の中心軸と下皿110の中心軸を高い精度で一致させることができるようになっている。ベースケーキ200が複数層に分割されたものであり、各層の間にクリームやフルーツを挟み込んでおく必要がある場合には、このときまでに済ませておく。
この後、下皿110を操作して、ベースケーキ200を回転させながら、ベースケーキ200の外周面にクリームをペーストする。図9は、下皿回転型のケーキ包装容器100において、下皿110を操作して、ベースケーキ200を回転させている状態を示した斜視図である。クリームのペーストは、通常、ナッペ(図示省略)と呼ばれるヘラを用いて行うが、ナッペを持っている手とは反対側の手でフランジ116を押すと、下皿110を容易に回転させることができる。このとき、ナッペの先端を下皿110の外周面115(ナッペ案内面)に当接させながら行うと好ましい。クリームのペースト中にナッペがベースケーキ200の径方向に動いてしまうと、ベースケーキ200の外周面にクリームを均一にペーストできなくなるおそれがあるためである。
最後に、ベースケーキ200にその他の所望のデコレーションを施すと、デコレーションケーキは完成する。このとき得られるデコレーションケーキは、ベースケーキ200の外周面にクリームが均一に塗布されたものとなっており、見た目が美しく、質の高いものとなっている。デコレーションケーキのカッティングは、下皿110に設けられた目盛S1〜S10(図2を参照。)を目安に行うとよい。
[上蓋回転型のケーキ包装容器]
次に、上蓋回転型のケーキ包装容器について説明する。図10は、ケーキ包装時における上蓋回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。図11は、ケーキ作製時における上蓋回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。上蓋回転型のケーキ包装容器100は、図10と図11に示すように、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、ベースケーキ200を覆うための上蓋120とからなっており、開封後に上蓋120を下皿110に載置嵌合することによって上蓋120が下皿110に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとなっている。本実施態様の上蓋回転型のケーキ包装容器100において、下皿110は、下皿回転型のケーキ包装容器100における上蓋120(図1を参照。)の上下をひっくり返した形状となっており、上蓋120は、下皿回転型のケーキ包装容器100における下皿110(図1を参照。)の上下をひっくりかえした形状となっている。
[受け皿回転型のケーキ包装容器]
最後に、受け皿回転型のケーキ包装容器について説明する。図12は、ケーキ包装時における受け皿回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。図13は、ケーキ作製時における受け皿回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。受け皿回転型のケーキ包装容器100は、図12と図13に示すように、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、下皿110を載せるための受け皿130とからなっており、開封後に受け皿130を下皿110に載置嵌合することによって受け皿130が下皿110に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとなっている。本実施態様の受け皿回転型のケーキ包装容器100において、下皿110は、下皿回転型のケーキ包装容器100における上蓋120(図1を参照。)の上下をひっくり返した形状となっており、受け皿130は、下皿回転型のケーキ包装容器100における下皿110(図1を参照。)と同様な形状となっている。
下皿回転型のケーキ包装容器を上蓋と下皿とに分解した状態を示した斜視図である。 下皿回転型のケーキ包装容器における下皿を外底面側から見た図(底面図)である。 ケーキ包装時における下皿回転型のケーキ包装容器を示した斜視図である。 下皿回転型のケーキ包装容器において、上蓋を下皿から取り外している状態を示した斜視図である。 下皿回転型のケーキ包装容器において、下皿に載せられていたベースケーキを下皿から取り除いている状態を示した斜視図である。 下皿回転型のケーキ包装容器において、下皿を裏返して、伏せた状態に設置されていた上蓋に載置嵌合している状態を示した斜視図である。 下皿回転型のケーキ包装容器において、上蓋と該上蓋に載置嵌合された下皿とを下皿の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。 下皿回転型のケーキ包装容器において、下皿の外底面にベースケーキを載置している状態を示した斜視図である。 下皿回転型のケーキ包装容器において、下皿を操作して、ベースケーキを回転させている状態を示した斜視図である。 ケーキ包装時における上蓋回転型のケーキ包装容器を、下皿の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。 ケーキ作製時における上蓋回転型のケーキ包装容器を、下皿の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。 ケーキ包装時における受け皿回転型のケーキ包装容器を、下皿の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。 ケーキ作製時における受け皿回転型のケーキ包装容器を、下皿の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。
符号の説明
100 ケーキ包装容器
110 下皿
111 下皿の内底面
112 下皿の内周面
113 突起(摩擦低下手段)
114 下皿の外底面
115 下皿の外周面
116 下皿のフランジ
120 上蓋
121 上蓋の外底面
122 上蓋の外周面
123 案内溝
124 上蓋のフランジ
130 受け皿
200 ベースケーキ
S1〜S10 目盛

Claims (11)

  1. ベースケーキを載せるための下皿と、ベースケーキを覆うための上蓋とからなるケーキ包装容器であって、開封後に下皿を上蓋に載置嵌合することによって下皿が上蓋に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器。
  2. 下皿が円形の内底面と該内底面に連続する略円筒形の内周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合した際に前記内周面が上蓋の外周面に摺接する請求項1記載のケーキ包装容器。
  3. 下皿が円形の外底面と該外底面に連続する略円筒形の外周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合して回転操作する際に前記外周面がナッペ案内面となる請求項2記載のケーキ包装容器。
  4. 上蓋が円形の外底面と該外底面に連続する略円筒形の外周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合した際に前記外周面が下皿の内周面に摺接する請求項1〜3いずれか記載のケーキ包装容器。
  5. ケーキ作製用回転台として利用する際に下皿が上蓋から受ける摩擦力を低下させるための摩擦低下手段が、下皿又は上蓋に設けられてなる請求項1〜4いずれか記載のケーキ包装容器。
  6. 摩擦低下手段が、下皿の内底面又は上蓋の外底面に設けられた突起である請求項5記載のケーキ包装容器。
  7. 前記突起がリング状に設けられてなる請求項6記載のケーキ包装容器。
  8. 前記突起を案内するための案内溝が下皿の内底面又は上蓋の外底面にリング状に設けられてなる請求項7記載のケーキ包装容器。
  9. 下皿にフランジが形成されてなる請求項1〜8いずれか記載のケーキ包装容器。
  10. ベースケーキを載せるための下皿と、ベースケーキを覆うための上蓋とからなるケーキ包装容器であって、開封後に上蓋を下皿に載置嵌合することによって上蓋が下皿に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器。
  11. ベースケーキを載せるための下皿と、該下皿を載せるための受け皿とからなるケーキ包装容器であって、開封後に受け皿を下皿に載置嵌合することによって受け皿が下皿に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器。
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