JP2006206066A - ケーキ包装容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ケーキ包装容器100を、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、ベースケーキ200を覆うための上蓋120とで構成し、開封後に下皿110を上蓋120に載置嵌合することによって下皿110が上蓋120に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとした。図1の例では、下皿110が、円形の内底面111と内底面111に連続する略円筒形の内周面122とを有し、上蓋120が、円形の外底面121と外底面121に連続する略円筒形の外周面とを有するものとなっており、下皿110を裏返して上蓋120に載置嵌合した際に、下皿110の内周面112が上蓋120の外周面122に摺接するようになっている。
【選択図】 図1
Description
まず、下皿回転型のケーキ包装容器について説明する。図1は、下皿回転型のケーキ包装容器100を下皿110と上蓋120とに分解した状態を示した斜視図である。図2は、下皿回転型のケーキ包装容器100における下皿110を外底面114側から見た図(底面図)である。下皿回転型のケーキ包装容器100は、図1に示すように、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、ベースケーキ200を覆うための上蓋120とからなっており、開封後に下皿110を上蓋120に載置嵌合することによって下皿110が上蓋120に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとなっている。
下皿110についてさらに詳しく説明する。下皿110は、上蓋120に載置嵌合でき、その状態で上蓋120に対して回転させることのできる構造のものであれば特に限定されない。本実施態様のケーキ包装容器100において、下皿110は、図1に示すように、円形の内底面111と、内底面111に連続する略円筒形の内周面112とを有する底の浅いトレー状のものとなっており、下皿110を裏返した状態で上蓋120に載置嵌合した際に、内周面112が上蓋120の外周面122に摺接するようになっている。内底面111の径は、通常、ベースケーキ200の径と同じかそれよりも僅かに大きい値に設定される。下皿110の内底面111には、摩擦低下手段となる突起113をリング状に設けている。リング状の突起113の中心は、通常、内底面111の中心に一致する。また、図2に示すように、下皿110の外底面114は円形となっており、下皿110の外周面115は略円筒形となっている。
上蓋120についてより詳しく説明する。上蓋120は、下皿110を載置嵌合して回転可能に支持できる構造のものであれば特に限定されない。本実施態様のケーキ包装容器100において、上蓋120は、図1に示すように、円形の外底面121と、外底面121に連続する略円筒形の外周面122とを有する底の深い鉢状のものとなっており、下皿110が裏返された状態で載置嵌合された際に、外周面122が下皿110の内周面112に摺接するようになっている。上蓋120の外周面122をテーパー状に形成して、その強度を高めてもよい。また、図示してはいないが、上蓋120の内底面(外底面121の裏面)は円形となっており、上蓋120の内周面(外周面122の裏面)は円筒形となっている。
下皿回転型のケーキ包装容器100には、各種のベースケーキ200を包装することができる。本発明のケーキ包装容器100によって包装するベースケーキ200は、デコレーションされることを目的として販売されるケーキであれば特に限定されず、デコレーション用のスポンジケーキやシフォンケーキやチーズケーキ等、各種のものが例示される。
次に、下皿回転型のケーキ包装容器100を用いたケーキ包装方法について説明する。図3は、ケーキ包装時における下皿回転型のケーキ包装容器100を示した斜視図である。下皿回転型のケーキ包装容器100は、図3に示すように、下皿110に載せられたベースケーキ200を上蓋120で覆うことによってベースケーキ200を包装するものとなっており、ベースケーキ200を好適に保護できるものとなっている。ベースケーキ200は、この状態で販売される場合もあるし、ケーキ包装容器100やベースケーキ200の外側を包装袋(図示省略)等で真空パックした状態で販売される場合もある。また、ケーキ包装容器100の外側を包装箱(図示省略)等で梱包した状態で販売される場合もある。さらに、ケーキ包装容器100には、1個のベースケーキ200を収容してもよいし、複数個のベースケーキ200を収容してもよい。後者の場合には、上蓋120の高さが高くなり、より楽な姿勢でケーキを作製することも可能になる。
続いて、下皿回転型のケーキ包装容器100を用いたケーキ作製方法について説明する。まず、ケーキ包装容器100の上蓋120を、図3の状態から持ち上げて下皿110から取り外す。図4は、下皿回転型のケーキ包装容器100において、上蓋120を下皿110から取り外している状態を示した斜視図である。取り外した上蓋120は、キッチンテーブル(図示省略)等に伏せた状態で設置しておく。このとき、上蓋120を粘着テープ(図示省略)等の固定手段によってキッチンテーブル等に固定しておいてもよい。ケーキ作製時に上蓋120が動いてしまうと、ベースケーキ200の外周面にクリームを均一にペーストできなくなるおそれがあるためである。
次に、上蓋回転型のケーキ包装容器について説明する。図10は、ケーキ包装時における上蓋回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。図11は、ケーキ作製時における上蓋回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。上蓋回転型のケーキ包装容器100は、図10と図11に示すように、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、ベースケーキ200を覆うための上蓋120とからなっており、開封後に上蓋120を下皿110に載置嵌合することによって上蓋120が下皿110に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとなっている。本実施態様の上蓋回転型のケーキ包装容器100において、下皿110は、下皿回転型のケーキ包装容器100における上蓋120(図1を参照。)の上下をひっくり返した形状となっており、上蓋120は、下皿回転型のケーキ包装容器100における下皿110(図1を参照。)の上下をひっくりかえした形状となっている。
最後に、受け皿回転型のケーキ包装容器について説明する。図12は、ケーキ包装時における受け皿回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。図13は、ケーキ作製時における受け皿回転型のケーキ包装容器100を、下皿110の中心軸を含む平面で切断した状態を示した断面図である。受け皿回転型のケーキ包装容器100は、図12と図13に示すように、ベースケーキ200を載せるための下皿110と、下皿110を載せるための受け皿130とからなっており、開封後に受け皿130を下皿110に載置嵌合することによって受け皿130が下皿110に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるものとなっている。本実施態様の受け皿回転型のケーキ包装容器100において、下皿110は、下皿回転型のケーキ包装容器100における上蓋120(図1を参照。)の上下をひっくり返した形状となっており、受け皿130は、下皿回転型のケーキ包装容器100における下皿110(図1を参照。)と同様な形状となっている。
110 下皿
111 下皿の内底面
112 下皿の内周面
113 突起(摩擦低下手段)
114 下皿の外底面
115 下皿の外周面
116 下皿のフランジ
120 上蓋
121 上蓋の外底面
122 上蓋の外周面
123 案内溝
124 上蓋のフランジ
130 受け皿
200 ベースケーキ
S1〜S10 目盛
Claims (11)
- ベースケーキを載せるための下皿と、ベースケーキを覆うための上蓋とからなるケーキ包装容器であって、開封後に下皿を上蓋に載置嵌合することによって下皿が上蓋に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器。
- 下皿が円形の内底面と該内底面に連続する略円筒形の内周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合した際に前記内周面が上蓋の外周面に摺接する請求項1記載のケーキ包装容器。
- 下皿が円形の外底面と該外底面に連続する略円筒形の外周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合して回転操作する際に前記外周面がナッペ案内面となる請求項2記載のケーキ包装容器。
- 上蓋が円形の外底面と該外底面に連続する略円筒形の外周面とを有してなり、下皿を上蓋に載置嵌合した際に前記外周面が下皿の内周面に摺接する請求項1〜3いずれか記載のケーキ包装容器。
- ケーキ作製用回転台として利用する際に下皿が上蓋から受ける摩擦力を低下させるための摩擦低下手段が、下皿又は上蓋に設けられてなる請求項1〜4いずれか記載のケーキ包装容器。
- 摩擦低下手段が、下皿の内底面又は上蓋の外底面に設けられた突起である請求項5記載のケーキ包装容器。
- 前記突起がリング状に設けられてなる請求項6記載のケーキ包装容器。
- 前記突起を案内するための案内溝が下皿の内底面又は上蓋の外底面にリング状に設けられてなる請求項7記載のケーキ包装容器。
- 下皿にフランジが形成されてなる請求項1〜8いずれか記載のケーキ包装容器。
- ベースケーキを載せるための下皿と、ベースケーキを覆うための上蓋とからなるケーキ包装容器であって、開封後に上蓋を下皿に載置嵌合することによって上蓋が下皿に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器。
- ベースケーキを載せるための下皿と、該下皿を載せるための受け皿とからなるケーキ包装容器であって、開封後に受け皿を下皿に載置嵌合することによって受け皿が下皿に回転可能に支持された回転盤となり、ケーキ作製用回転台として利用することもできるケーキ包装容器。
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