JP2006205921A - 車両搭載型作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】荷台上に設置した旋回装置の旋回体上に液圧ポンプを設置した車両搭載型作業機において、車両に設けるアウトリガーへの作動液の液圧回路が可及的に簡略化された車両搭載型作業機を提供する。
【解決手段】後部アウトリガー30、31は拡縮式、前部アウトリガー32、33は非拡縮式に取付ける。拡縮用液圧シリンダ36、37に共通の拡縮用コントロール弁44を設ける。上下用液圧シリンダ39〜42に共通の上下用コントロール弁45を設ける。コントロール弁44、45の一方の二次側ポートを共通の回路47、55を通して液圧シリンダ36、37、39〜42のボトム室a、c(ロッド室b、d)に接続する。液圧シリンダ36、37、39〜42のロッド室b、d(ボトム室a、c)に、切換弁49、50、59〜62を介してコントロール弁44、45の他方の二次側ポートに接続する。
【選択図】図4
【解決手段】後部アウトリガー30、31は拡縮式、前部アウトリガー32、33は非拡縮式に取付ける。拡縮用液圧シリンダ36、37に共通の拡縮用コントロール弁44を設ける。上下用液圧シリンダ39〜42に共通の上下用コントロール弁45を設ける。コントロール弁44、45の一方の二次側ポートを共通の回路47、55を通して液圧シリンダ36、37、39〜42のボトム室a、c(ロッド室b、d)に接続する。液圧シリンダ36、37、39〜42のロッド室b、d(ボトム室a、c)に、切換弁49、50、59〜62を介してコントロール弁44、45の他方の二次側ポートに接続する。
【選択図】図4
Description
本発明は、運転室を有するトラック型車両の荷台上に、旋回装置を介して旋回体を設置し、その旋回体に運転室を設置すると共に、作業用フロントを取付けてなる車両搭載型作業機に関する。
一般道路を走行可能な走行用運転室を有するトラック型車両の荷台上に、旋回装置を介して旋回体を設置し、その旋回体上に作業用運転部を搭載すると共に、作業用フロントを取付けた作業機が、例えば特許文献1に記載されている。このようなトラック型車両の荷台上に作業機本体(旋回装置、運転部および作業用フロント)を搭載した作業機は、道路工事、水道工事、ガス工事その他の各種工事の工事現場と作業機の待機場所との間を迅速に往復できることから、比較的所要時間が短い工事に適したものである。
この種の作業機において、従来は、車両に燃料タンクとエンジンを搭載し、エンジンにより駆動される液圧ポンプにより発生させる作動液を、旋回装置に設けたセンタージョイントを介して作業用フロントや旋回体上に設置されている液圧装置(液圧シリンダや液圧モータ)に供給する構成を有していた。
従来の車両搭載型作業機は、前述のように、車両の走行用エンジンにより液圧ポンプを駆動し、その液圧ポンプにより昇圧した作動液を作業機本体の液圧装置に供給して作業機本体を作動させているので、工事等の作業中も車両の走行用エンジンを駆動しなければならない。
ところが、走行用エンジンの出力に比べ、作業に要する出力は小さくてすむので、走行用エンジンを作業に用いるのは過剰設備となり、エネルギー損失が大きく、さらに走行中のみならず作業中もエンジンを作動させるので、エンジンの寿命を短くするという問題点がある。
また、作業現場において、走行用エンジンの作動により近隣への騒音被害を起こし易い上、車両の荷台の後部のマフラー、すなわち車両の下部から排気ガスを飛散させるので、車両の周囲で作業する作業員がその排気ガスによる健康上の被害を受け易いという問題点がある。
そこで本発明者等は、上述の問題点を解決するため、前記車両に走行用エンジンと走行用燃料タンクとを搭載し、前記旋回体に作業用エンジンと作業用燃料タンクとを搭載した車両搭載型作業機を開発している。このように作業用エンジン等を旋回体上に設置した場合、作業用エンジンにより駆動される液圧ポンプを旋回体上に設置し、その液圧ポンプから、車両に設けるアウトリガーの駆動用液圧シリンダへ作動液を供給することになる。この作動液は、旋回装置の部分に設けるセンタージョイント、すなわち旋回動作を行なっても作動液の供給が可能となるように構成された液圧装置を介して行なうことになる。
本発明は、荷台上に設置した旋回装置の旋回体上に作業用エンジンや液圧ポンプを設置した車両搭載型作業機において、車両に設けるアウトリガーへの作動液の液圧回路が可及的に簡略化された車両搭載型作業機を提供することにある。
請求項1の車両搭載型作業機は、走行用運転室を有するトラック型車両の荷台上に、旋回装置を介して旋回体を設置し、その旋回体に作業用運転室を設置すると共に、作業用フロントを取付け、
前記車両の後部に、それぞれ拡縮用液圧シリンダにより車両の左右に突没するように伸縮される2つの伸縮フレームを設け、各伸縮フレームの先端にそれぞれ上下用液圧シリンダにより上下方向に伸縮される後部アウトリガーを設け、
前記車両における前記後部アウトリガーより前方の左右に、それぞれ上下用液圧シリンダにより上下方向に伸縮される前部アウトリガーを設けた車両搭載型作業機において、
前記旋回体に液圧ポンプを駆動する作業用エンジンを搭載し、
前記各液圧シリンダに対して、前記液圧ポンプからの作動液を、前記旋回装置に設けたセンタージョイントを介して供給する構成とし、
前記旋回体上に、前記伸縮フレームを伸縮させる2本の拡縮用液圧シリンダに共通の拡縮用コントロール弁を設けると共に、前記後部アウトリガーの2本の上下用液圧シリンダおよび前記前部アウトリガーの2本の上下用液圧シリンダに共通の上下用コントロール弁を設け、
前記拡縮用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に、共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各拡縮用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方にそれぞれ接続し、
前記上下用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各上下用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方にそれぞれ接続した
ことを特徴とする。
前記車両の後部に、それぞれ拡縮用液圧シリンダにより車両の左右に突没するように伸縮される2つの伸縮フレームを設け、各伸縮フレームの先端にそれぞれ上下用液圧シリンダにより上下方向に伸縮される後部アウトリガーを設け、
前記車両における前記後部アウトリガーより前方の左右に、それぞれ上下用液圧シリンダにより上下方向に伸縮される前部アウトリガーを設けた車両搭載型作業機において、
前記旋回体に液圧ポンプを駆動する作業用エンジンを搭載し、
前記各液圧シリンダに対して、前記液圧ポンプからの作動液を、前記旋回装置に設けたセンタージョイントを介して供給する構成とし、
前記旋回体上に、前記伸縮フレームを伸縮させる2本の拡縮用液圧シリンダに共通の拡縮用コントロール弁を設けると共に、前記後部アウトリガーの2本の上下用液圧シリンダおよび前記前部アウトリガーの2本の上下用液圧シリンダに共通の上下用コントロール弁を設け、
前記拡縮用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に、共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各拡縮用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方にそれぞれ接続し、
前記上下用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各上下用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方にそれぞれ接続した
ことを特徴とする。
請求項2の車両搭載型作業機は、請求項1において、
前記切換弁を電磁弁により構成し、前記電磁弁の操作スイッチを前記旋回体上に搭載した運転室に設置した
ことを特徴とする。
前記切換弁を電磁弁により構成し、前記電磁弁の操作スイッチを前記旋回体上に搭載した運転室に設置した
ことを特徴とする。
請求項1の発明は、旋回体上に設ける2本の拡縮用液圧シリンダに共通の拡縮用コントロール弁を設けると共に、4本の上下用液圧シリンダにも共通のコントロール弁を設け、前記拡縮用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各拡縮用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方に接続し、前記上下用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各上下用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方にそれぞれ接続したので、旋回装置に設けるセンタージョイントに必要な液圧回路は8つの本数ですみ、単純に各液圧シリンダごとに液圧回路を設けた場合の本数(6×2本=12本)に比較して液圧回路の数が大幅に減少する。このため、アウトリガー用の液圧回路が簡略化される。さらに、コントロール弁が拡縮用と上下用の2つでよいため、一般の油圧ショベル(例えば車載により不使用となった走行装置用)のコントロール弁をそのまま使用できるので、経済化が達成できる。また、排土版付き油圧ショベル等の旋回装置に従来より用いられている8本の液圧回路を有するセンタージョイントを用いることができ、経済化が達成できる。
請求項2の発明によれば、前記切換弁を電磁弁により構成し、その操作スイッチを運転室に設けたので、アウトリガーの上げ下げが運転室で行なえ、操作が容易となる。
図1は本発明による車両搭載型作業機の一実施の形態を示す側面図、図2はその平面図である。この作業機は、車輪1aを有する車体1と走行用運転室2と荷台3とを有するトラック型車両4における荷台3上に、旋回装置5を介して作業機本体6を搭載する。作業機本体6は、旋回装置5の旋回体7に、作業用運転室9を設置すると共に、作業用フロント10を取付ける。この例の作業用フロント10は、旋回体7に揺動用シリンダ11により揺動フレーム12を水平揺動させる水平揺動装置13と、この揺動フレーム12にブームシリンダ14により起伏可能に取付けられたブーム15と、ブーム15の先端にアームシリンダ16により回動可能に取付けたアーム17と、アーム17の先端にバケットシリンダ19により回動可能に取付けたバケット20とからなる。
21は車両4の車体1における走行用運転室2の下方に搭載した走行用エンジン21、22は車両4の車体1における荷台3の下方に搭載した走行用燃料タンクである。23はこの走行用燃料タンク22に給油を行なうための給油口であり、この給油口23は車両の片側(本例では右側)に設ける。
24は旋回体7における作業用運転室9の下方に搭載した作業用エンジン、25はこの作業用エンジン24に燃料油を供給するために旋回体7における運転室9の側方に搭載した作業用燃料タンクである。
26はこの作業用燃料タンク25に給油を行なうための給油口であり、この給油口26は、図示のような作業機本体6の走行時の姿勢、すなわちアーム17を折り曲げて支持フレーム29上に載せた姿勢の時に、前記走行用燃料タンク22の給油口23と同じ片側(本例では右側)に設ける。これにより、給油所において、車両の同じ側面を給油スタンドに向けて給油できるようにしている。すなわち、2つの給油口23、26が車両4の同じ側の側面部にあるので、2つの給油口23、26から給油するときに、車両をターンする必要がない。
前記作業用エンジン24は、液圧ポンプ43(図4参照)や、バッテリー68(図5参照)を充電する不図示の発電機を駆動するものである。液圧ポンプ43は、旋回装置5に用いる液圧モータや、揺動用シリンダ11、ブームシリンダ14、アームシリンダ16およびバケットシリンダ19の油圧源となる。このような作業用エンジン24を設ければ、従来のように走行用エンジン21のみを設けて作業時も走行用エンジン21を駆動させるものに比較し、走行用エンジン21よりも小型の作業用エンジン24を作動させて作業を行なうことにより、省エネルギー、騒音の低減、走行用エンジン21の寿命の延長の面で有利となる。
27は作業用エンジン24の排気ガスを排出する排気管であって、作業員の頭部より高い位置で上方に向けて排気ガスを排気するように構成されている。
次にアウトリガーについて説明する。車体1には、拡幅機能を有する左右の後部アウトリガー30、31が取付けられている。また、車体1におけるこれらの後部アウトリガー30、31より荷台3の構成部分の前部には、左右の非拡縮式前部アウトリガー32、33が車体1に固定して非拡縮式に取付けられている。
図3はアウトリガーの平面的構成を示す。後部アウトリガー30、31はそれぞれ車体1の後部に取付けられた伸縮フレーム34、35の先端に取付けられている。伸縮フレーム34、35には拡縮用液圧シリンダ36、37をそれぞれ内蔵する。これらの後部アウトリガー30、31は伸縮筒により構成されるもので、上下用液圧シリンダ39、40をそれぞれ内蔵する。前部アウトリガー32、33もそれぞれ伸縮筒からなるもので、それぞれ上下用液圧シリンダ41、42を内蔵する。
図4は前記液圧シリンダ36、37、39〜42を駆動するための液圧回路を示す。43は前記作業用エンジン24により駆動される液圧ポンプである。44は前記拡縮用液圧シリンダ36、37に共通に設けた拡縮用コントロール弁である。45は前記上下用液圧シリンダ39〜42に共通に設けた上下用コントロール弁である。これらのコントロール弁44、45は作業用運転室9上のオペレータにより不図示の操作回路を介して切換え操作されるものである。
前記拡縮用コントロール弁44の一方の二次側ポート44aは、拡縮用液圧シリンダ36、37に共通の回路47により、旋回装置5に設けられたセンタージョイント69を通して拡縮用液圧シリンダ36、37のボトム室aに接続される。前記拡縮用コントロール弁44の他方の二次側ポート44bは、拡縮用液圧シリンダ36、37に共通の回路48と、拡縮用液圧シリンダ36、37に対応してそれぞれ設けられた電磁弁からなる切換弁49、50と、各電磁弁49、50にそれぞれ接続された回路51、52により、センタージョイント69を通して拡縮用液圧シリンダ36、37の各ロッド室bに接続する。
前記上下用コントロール弁45の一方の二次側ポート45aは、上下用液圧シリンダ39〜42に共通の回路55により、センタージョイント69を通して上下用液圧シリンダ39〜42のボトム室cに接続される。前記上下用コントロール弁45の他方の二次側ポート45bは、上下用液圧シリンダ39〜42に共通の回路56と、上下用液圧シリンダ39〜42に対応してそれぞれ設けられた電磁弁からなる切換弁59〜62と、各切換弁59〜62にそれぞれ接続された回路63〜66により、センタージョイント69を通して上下用液圧シリンダ39〜42の各ロッド室dに接続する。
67は前記各液圧シリンダ36、37、39〜42にそれぞれ設けられたパイロットチェック弁であり、この弁は各液圧シリンダ36、37、39〜42のボトム室a、cとロッド室b、dのそれぞれに順方向(作動液供給方向)に接続された一対のチェック弁を有し、これらのチェック弁のいずれか一方に供給される液圧が存在すると、対をなすチェック弁のうち、他方のチェック弁の逆方向の流れを許容するものであり、非操作時のボトム室a、c、ロッド室b、dのコントロール弁44、45等からの液漏れを防止するものである。
図5は前記切換弁49、50、59〜62の操作を行なう電気回路の一例図である。68は旋回体7に搭載したバッテリーであり、作業用エンジン24により駆動される不図示の発電機により充電されるものである。70〜75はそれぞれ前記切換弁(電磁弁)49、50、59〜62のソレノイド49a、50a、59a〜62aへの通電をオンオフさせることにより、切換弁49、50、59〜62の切換えを行なう操作スイッチである。
前記操作スイッチ70〜75は、前記作業用運転室9に設置されるもので、図6に示すように、操作盤76上に配列される。
このように、この車両搭載型作業機は、各液圧シリンダ36、37、39〜42のロッド室b、dにつながる液圧回路51、52、63〜66に、その連通、遮断を行なう切換弁49、50、59〜62を設けることにより、各液圧シリンダ36、37、39〜42のボトム室a、cに接続される回路47、55は共通化したので、旋回装置5に設けるセンタージョイント69に必要な液圧回路は8つの本数ですみ、単純に各液圧シリンダごとに液圧回路を設けた場合の本数(2本×6=12本)に比較して液圧回路の数が大幅に減少する。このため、アウトリガーのための液圧回路が大幅に減少し液圧回路が簡略化される。さらに、コントロール弁が拡縮用と上下用の2つでよいため、一般の油圧ショベル(例えば車載により不使用となった走行装置用)のコントロール弁をそのまま使用できるので、経済化が達成できる。また、排土版付き油圧ショベル等の旋回装置に従来より用いられている8本の液圧回路を有するセンタージョイントを用いることができ、経済化が達成できる。
すなわち、例えば従来の排土板付き油圧ショベルは、旋回体上に設置された液圧ポンプからの作動液を、旋回装置のセンタージョイントを通して走行体に設ける2台の走行モータ、排土板の上下動のための液圧シリンダ、排土板の左右の高さを変えて傾斜させる液圧シリンダの合計4つの液圧装置に作動液を供給する必要があり、このため、センタージョイントには8本(2本×4=8本)の液圧回路が設けられているが、このような既存のセンタージョイントをそのまま流用して作業機を構成することができる。
また、本実施の形態では、切換弁49、50、59〜62を電磁弁により構成し、その操作スイッチ70〜75を作業用運転室9に設けたので、アウトリガーの上げ下げが運転室で行なえ、操作が容易となる。
本発明において、複数の液圧シリンダ36、37、39〜42に共通の回路47、55は液圧シリンダ36、37、39〜42のロッド室b、dに接続し、個別の回路51、52や63〜66を液圧シリンダ36、37、39〜42のボトム室a、cに接続する構成としてもよい。また、旋回体7に取付ける作業用フロント10としては前記多関節アームを用いたもの以外に伸縮式アームを用いたもの等がある。また、バケット20以外に他の掘削具、破砕具、解体具、把持具あるいは農業用、園芸用等の各種作業具を用いることができる。
1a:車輪、1:車体、2:走行用運転室、3:荷台、4:車両、5:旋回装置、6:作業機本体、7:旋回体、9:作業用運転室、10:作業用フロント、11:揺動用シリンダ、12:揺動フレーム、13:水平揺動装置、14:ブームシリンダ、15:ブーム、16:アームシリンダ、17:アーム、19:バケットシリンダ、20:バケット、21:走行用エンジン、22:走行用燃料タンク、23:給油口、24:作業用エンジン、25:作業用燃料タンク、26:給油口、27:排気管、29:支持フレーム、30、31:後部アウトリガー、32、33:前部アウトリガー、34、35:伸縮フレーム、36、37:拡縮用液圧シリンダ、39〜42:上下用液圧シリンダ、43:液圧ポンプ、44:拡縮用コントロール弁、44a、44b、45a、45b:二次側ポート、45:上下用コントロール弁、47、48、55、56:共通の液圧回路、49、50、59〜62:切換弁、51、52、63〜66:液圧シリンダ毎の液圧回路、67:パイロットチェック弁、68:バッテリー、69:センタージョイント、70〜75:操作スイッチ、76:操作盤
Claims (2)
- 走行用運転室を有するトラック型車両の荷台上に、旋回装置を介して旋回体を設置し、その旋回体に作業用運転室を設置すると共に、作業用フロントを取付け、
前記車両の後部に、それぞれ拡縮用液圧シリンダにより車両の左右に突没するように伸縮される2つの伸縮フレームを設け、各伸縮フレームの先端にそれぞれ上下用液圧シリンダにより上下方向に伸縮される後部アウトリガーを設け、
前記車両における前記後部アウトリガーより前方の左右に、それぞれ上下用液圧シリンダにより上下方向に伸縮される前部アウトリガーを設けた車両搭載型作業機において、
前記旋回体に液圧ポンプを駆動する作業用エンジンを搭載し、
前記各液圧シリンダに対して、前記液圧ポンプからの作動液を、前記旋回装置に設けたセンタージョイントを介して供給する構成とし、
前記旋回体上に、前記伸縮フレームを伸縮させる2本の拡縮用液圧シリンダに共通の拡縮用コントロール弁を設けると共に、前記後部アウトリガーの2本の上下用液圧シリンダおよび前記前部アウトリガーの2本の上下用液圧シリンダに共通の上下用コントロール弁を設け、
前記拡縮用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に、共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各拡縮用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記2本の拡縮用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方にそれぞれ接続し、
前記上下用コントロール弁の2つの二次側ポートのうちの一方の二次側ポートは、前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの一方に共通の液圧回路を介して接続し、他方の二次側ポートは、各上下用液圧シリンダごとに設けた切換弁および液圧回路を介して前記4本の上下用液圧シリンダのボトム室またはロッド室のうちの他方にそれぞれ接続した
ことを特徴とする車両搭載型作業機。 - 請求項1に記載の車両搭載型作業機において、
前記切換弁を電磁弁により構成し、前記電磁弁の操作スイッチを前記旋回体上に搭載した運転室に設置した
ことを特徴とする車両搭載型作業機。
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Citations (2)
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2005
- 2005-01-28 JP JP2005021568A patent/JP2006205921A/ja active Pending
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